電卓が普及している今日では,大きな桁数の筆算を必要としません。したがって,計算技能としては基本的な アルゴリズムがすべて含まれている3位数の計算程度までを身につけていることが妥当です。そのうち,2年で は,2位数どうしの加減及び簡単な場合の3位数の加減の筆算を扱い,3年で3位数の加減について扱うことに なります。
啓林館の教科書で,「たし算と ひき算の ひっ算(2)」としている単元では,それまでの学習を生かし,十の位で 繰り上がりがある筆算(繰り上がり1回),一の位と十の位で繰り上がりのある筆算(繰り上がり2回)の計算を見出 せるかがポイントになります。
また,2年で扱う3桁を含む筆算は,(3位数)±(1,2位数)で,百の位へ繰り上がりのない計算と百の位から繰 り下がりのない計算とに限定されています。これらの計算を指導することで,2位数までの計算が確実に理解でき ることを目的としていますので,前後の学習の範囲を確認しながら指導するようにしましょう。
たし算とひき算の指導上の系統
6 たしざん(1) 7 ひきざん(1)
12 たしざん(2) 14 ひきざん(2)
15 0の たしざんと ひきざん
●(1位数,0)+(1位数,0),逆のひき算
1年
4 たし算と ひき算の ひっ算(1)
●(2位数)+(2位数)<100,
逆のひき算の筆算
2 たし算と ひき算
●(2位数)±(1位数)●(2位数)+(何十)<100,
逆のひき算
5 1000までの 数
●(何十)+(何十)>100と (何百)+(何百)≦1000,逆のひき算
7 たし算と ひき算の ひっ算(2)
●(2位数)+(2位数)≧100,
逆のひき算の筆算 ●3口のたし算
●簡単な(3位数)±(2位数)の筆算
2年
4 たし算とひき算の筆算
●(3位数)±(3位数)の筆算
6 たし算とひき算
●(2位数)±(2位数)の暗算
3年
小学算数 2 年 2−1①
さらにくわしくお知りになりたい場合 教授用資料
啓林館教師用指導書 2 年上 指導資料集 p96,165 / 啓林館教師用指導書 2 年上 朱註 p96,102
7 たし算と ひき算の ひっ算(2)
指導範囲
「=」のことを等号といい,「=」の両側の表すものが等しいという関係(相等関係)を表します。
また,「>,<」のことを不等号といい,左辺と右辺の値の大小関係を表します。
等号を使って表した式(150=90+60 等)を等式といいます。不等号を使って表した式(150<90+70 等)
を不等式といいます。ただし,等号や不等号の用語は3年の指導内容で,等式や不等式の用語は指導内容ではあ りません。
等号は,1年から指導しますが,下のように左から順に計算して,その結果を示すときに「=」を使うといった意味 で扱ってきています。
等号を相等関係を表す意味で使うのは,2年からであり,下のように指導します。
不等号は,下のような数の大小を比べる場面で導入し,記号の意味を知らせます。その後,上のような数量の 関係を式に表す場面で,等号と同時に扱い,等号や不等号を用いて数量の関係を正しく表すことができるように するのです。
等号・不等号
小学算数 2 年 2−1②
さらにくわしくお知りになりたい場合 教授用資料
啓林館教師用指導書 2 年上 指導資料集 p205
8 計算の じゅんじょ
等号・不等号