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第1節 はじめに

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(1)

改訂経緯と今後の展望

福島昌則

目次

第1節はじめに

第2節第43条過不足の許容 第3節第44条分割使用・分割積出 第4節第45条分割使用・分割積出と不履行 第5節第46条有効期限

第6節第47条運送書類の皇示期限

第7節第48粂有効期限,呈示期限の自動延長 第8節第49条銀行への営業時間外の書類の呈示 第9節第50粂積込,発送,受取

第10節第51条日付用語 第11節第52条月のhalfの解釈

第12節第53条月のbeginning,middle,endの解釈 第13節おわりに

第1節 はじめに

本稿においては,信用状統一規則の「雑則」の各条項について,創設時の 1933年規則にさかのぼり現在に至る改訂経緯を考察し,加えて今後の展望を 試みることとする。

「雑則」という用語自体,重要度において一段劣るという印象を与えがち

(2)

22 

経 営 と 経 済

であるが,内容は,過不足の許容問題,分割使用・分割積出の問題,有効期 限の問題,日付用語の問題等であり,その重要度において軽視することがで きない分野である。「雑則」の邦訳に代え,むしろ「その他の重要事項」と

、う表題を与えるべきであろう。

次節以降,

1983

年規則の条文を軸として検討を加えることとする。

なお,

1933

年規則と

1951

年規則の邦訳は,伊津孝平『商業信用状論

J

附録

l

に収載の訳文であり,

1962

年規則以降のそれは,

C

日本国内委員会発 表の訳文であることを記しておく。

2節 第43

条 過 不 足 の 許 容

Arti

c 1

43 

a.  The words  about" 

circa" or similar expressions used in connection  with the amount of the credit or the quantity or the unit price stated in the  credit are to be construed as al10wing a difference not to exceed 10% more  or 10% less than the amount or the quantity or the unit price to which they  refer. 

b.  Unless a credit stipulates that the quantity of the goods specified  rnust not be exceeded or reduced, tolerance of  5 more or  5 less will  be permissible

, 

even if partial shipments are not permitted

, 

always provided  that the amount of the drawings does not exceed the amount of the credit.  This tolerance does not apply when the credit stipulates the quantity in  terms of a stated number of packing units or individual items. 

43

a. 

信用状の金額または信用状に明記された数量もしくは単価について使 用される

abou

t ' ¥

circa"

またはこれらと類似の語は,それが関係する金額 または数量もしくは単価より

10%

を超えない過不足もしくは増減を許容して

、るものとして解釈される。

b. 

定められた物品の数量に過不足があってはならないと信用状が明示

(3)

していないかぎり,

5%

の過不足は,たとえ分割積出が許容されていなくて も認められる。ただし,使用金額

(theamount of the drawings)

が信用状金 額を超えないことを常に条件とする。この過不足は,信用状が包装単位また は個々の品目の数を記載することによって数量を明示しているときには適用

されない。

本 条

a

項 は , 信 用 状 面 の 金 額 , 数 量 , 単 価 に 使 用 さ れ る

about'¥

circa"

またはこれらの類似用語に関する解釈規定であり,

10%

を超えない 過不足もしくは増減を許容するとしている。

b

項は,信用状が過不足禁止を明示していない限りと L 、う条件付で,物品 の数量について

5%

の過不足は認める。ただし使用金額が信用状金額を超え ないことを常に条件とすると規定している。

「約」ある L 、は「およそ」と L 、う用語につし、ては,その解釈をめぐり紛争 発生の危険を包含しており,このような争いを未然に防止するため,統一規 則制定前の段階において,アメリカ,ドイツ,フランスの各関係規則は,

f

約 」 もしくは類似の文言について

10%

を超えない過不足を許したものと解釈する と L 、う規定を有していた。この目的は,紛争を未然、に防止して信用状取引の 円滑化を図るということにあった

(¥1

創設当初の

1933

年統一規則は,この精神を承継し第

35

条に次の規定をおい た 。

1933

年規則

D.

文言の解釈

Environ"f

約」若しくは之と類似の文言 第

35

右の文言は,指図中に於けるその用法に従い信用状の金額又は商品の数量

若しくは各個の商品の価額に関して,

10

パーセントを出でざる過不足を許し

(4)

24 

経 営 と 経 済

たるものと解釈す。

商品がその性質上指定せられたる数量を精密に引渡すことを得ざるものな るときは(例へば樽入の油,荷造を為さざる鏡物,荷造を為さざる若しくは 園筒中に容れられたる化学製品その他)限令信用状の開設に当り重量又は数 量が確定せられたるときと難も

3

パーセント以内の過不足は許容せらるべ

きものとす。

この第

2

項は,たとえば樽入りの油等として商品を主体とし,信用状が重 量,数量を確定していても

3

パーセント以内の過不足は許さるべきであると しみ思いきった規定をおいている。しかし,この第

2

項は第

l

次改訂の

1951

年規則において,信用状にとくに定めた数量に過不足があってはならないと L  、う明示の定めがある場合は認められないという修正が行なわれた。

1951

年規則

D.

用語の解釈

35

about" 

circa"

又は同様な文言は,過不足が

l

割を超えない差額であ るときは,その差額が指図中におけるその用語の位置如何により,或いは信 用状金額或いは貨物の数量又は単価に適用されることを許容する意と了解す べきものである。

信用状に,包装単位又は容器若しくは個々の品目による数量が特記されて

、ないときは,たとえ信用状が一定の重量又は容積を要求している場合と難 も,信用状に記載の総量につき,過不足

3

パーセントの差額は認められる。

但し信用状において,特に定めた数量に過不足があってはならない旨の明示 の定めがある場合はこの限りでない。

2

次改訂の

1962

年規則においては,第

32

条第

l

項,第

2

項として規定さ

れている。第

l

項 は

1951

年規則の第

l

項をほとんどそのまま継承している。

(5)

2

項については,

I

ただし振出手形

(drawings)

の総額が信用状金額を超 えないことを必須条件とする」とし、う文言がつけ加えられた。これは,たと えば数量が

3

パーセント超過の場合,信用状金額がこのことを配慮して決定 されていない場合は,振出手形の総額が信用状金額を超過することもおこり 得るわけで,紛争防止のためにこの文言をつけ加えたものである。

3

次改訂の

1974

年規則においては,第

34

条(

a)

項 , ( b ) 項に規定されている。

条文を簡明化するために一部表現の修正が行なわれているが実質的変化はな い

[21

。邦訳全文は次のとおりである。

1974

年規則第

34

( a )   信 用 状 の 金 額 ま た は 物 品 の 数 量 も し く は 単 価 に つ い て 使 用 さ れ る

about" 

circa"

またはこれと類似の語は,

10%

を超えない過不足を許容し ているものとして解釈される。

( b )   記載された物品の数量に過不足があってはならないと信用状で定めら れていないかぎり,

3%

を超えない過不足があっても差支えない。ただし,

振出手形

(drawings)

の総額が信用状金額を超えないことを必須条件とする。

この過不足は,信用状に包装単位または個々の品目の個数によって数量が明 記されているときは適用されない。

[1983

年規則の特徴〕

1.条文の位置が第

43

条となり, ( a ) 項 ( b ) 項が

a

b

項となっている。

2.  a

項が加筆修正された。すなわち,

I

それが関係する金額または数量も

しくは単価より

10%

を超えなし、過不足もしくは増減」と

L

、う文言が登場して

い る 。 「 そ れ が 関 係 す る 」 と い う 文 言 の 意 義 は , た と え ば 信 用 状 金 額 が

about US$ 100

, 

000

で発行された場合,

about

の語は信用状金額のみについ

てであり,数量,単価は関係しないということである。すべてに関係させよ

うとする場合は,数量,単価双方にも

about

の語を使用しなければならない

ということを意味している

[31

。従来,ともすれば金額に

about

が付けられて

おれば自動的に数量,単価にスライドするとし、う考え方に陥りがちであった

(6)

26 

経 営 と 経 済

が,今回の加筆修正によりこのような疑念が払拭されることとなった。

3.  b項の過不足が1974年規則までは3%であったが, 1983年規則において

5%に引上げられている。この引上措置は貿易業界の要求により実現した。

いわゆる数量過不足認容条件 moreor less 

c 1

ause"であるが,国際商取引の 慣習に適合させるためにとられた措置で・ある。

4.  b項に, Iたとえ分割積出が許容されていなくても」の文言が付加され ている。これは,いわゆる shortdrawing" (送り状金額が信用状金額を下 回る)の問題に関連するものであるが,信用状金額についての許容幅の定め がないことから生じてくる。197710月の ICCBankingCommission

「信用状金額に upto"あるいはこれと同意義の語が付されていなければ信 用状金額を下回る金額の送り状は受理されなし、」との決定があり,この見解 は今なお持続されている(4) Iたとえ分割積出が許容されていなくても」の文 言追加は,この問題の解決にはなっていないこととなる。これはなお今後の 問題点と考えられる(第13節おわりにの冒頭部分参照)。

3

節 第

44

条 分 割 使 用 ・ 分 割 積 出

Arti

c 1

44 

a.  Partial drawings and/or shipments are allowed

, 

un1ess the credit  stipulates otherwise. 

b.  Shipments by sea

, 

or by more than one mode of transport but in

c 1

uding carriage by sea

, 

made on the same vessel and for the same voyage

, 

will not be regarded as partial shipments

, 

even if the transport documents in dicating loading on board bear different dates of issuance and/or indicate dif ferent ports of 10ading on board. 

c.  Shipments made by post wi11 not be regarded as partial shipments if  the post receipts or certificates of posting appear to have been stamped or  otherwise authenticated in  the place from which the credit stipulates the  goods are to be dispatched

, 

and on the same date. 

d.  Shipments made by modes of transport other than those referred to 

(7)

in  paragraphs  (b)  and (c)  of this article will not be regarded as partial  shipments

, 

provided the transport documents are issued by one and the  same carrier or his agent and indicate the same date of issuance, the same  place of dispatch or taking in charge of the goods

, 

and the same destination. 

44

a. 

分割使用および/または分割積出は,信用状がほかに異なることを定 めていないかぎり許容される。

b. 

同一船舶によりかつ同一航海のためになされた,海上による複数の 積出または海上運送を含む

2

以上の運送方法による複数の積出は,たとえ積 込を示している運送書類に異なった発行日および/または異なった積込港が 示されていても,分割積出とはみなされな L 。 、

c. 

郵便によってなされた複数の積出は,郵便小包受領書または郵送証明 占が信用状に定める物品発送地において,かつ同ーの日に,スタンプされも しくはその他の方法により証明されたとみられる場合には,分割積出とはみ なされない。

d.

本条の

b

項および

C

項にし、ぅ運送方法以外の運送方法による複数の積 出は,運送書類が同ーの運送人またはその代理人によって発行され,かつ同 ーの発行日,同ーの物品発送地もしくは物品受取地および同ーの仕向地を示

していることを条件として分割積出とはみなされない。

本条は分割使用・分割積出について規定している。分割使用の語は

1983

年 規則においてはじめて登場した。

a

項は,分割使用・分割積出は状用状にほかに異なる定めのないかぎり許 容されるとして,基本的な考え方を明示している。

b

項は,同一船舶,同一航海の複数の積出は運送書類の発行日,積込港が 異なっていても分割積出ではないとしている。

C

項および

d

項は

1983

年規則ではじめて登場した条項で

c

項は郵送の場

合 ,

d

項は船舶による輸送と,郵送以外の運送方法による輸送の場合につい

(8)

28 

経 営 と 経 済

て規定している。

創設当初の1933年規則においては, ドイツ,フランスの規則およびアメリ カのcommercialletterof credit agreement6条「依頼人銀行間の約定内 容として,書面による明示の反対指図がなければ,銀行は一部船積に関して 発行された証券を受領することができる」の趣旨をとり入れ,分割発送につ いて原則的には受領権限があるが,銀行の裁量により拒絶することもできる

とし、う簡単な規定をおいていた。

1933年規則 分割発送

36 銀行は,時宜に適するものと考へたるときは,一部支払を拒絶す ることを得。

仏原文の英訳文は次のとおりであった。

Banks may refuse to  pay for partial  shipments if  they think it  ad visable. " 

1933年規則においては,銀行は安全性をおもんじるあまり,分割積出につ いて疑義を感じる場合は支払を拒絶するとし、う方向へ走りがちとなった。そ こで第l次改訂の1951年規則において,銀行に選択権を認めつつも受益者か ら申込があれば分割積出に対して支払をなし得る方向へ重点を移すという修 正提案が行なわれている。さらに検討が行なわれた結果,他に明示の定めが ないかぎり銀行は分割積出に対して支払,引受又は買取をすることができる とし、う規定となった。条文の位置は1933年規則と同じく第36条である。

1951年規則 Arti

c 1

36 

Unless otherwise expressly stipulated

, 

Banks may pay

, 

accept or  negotiate for partial shipments

, 

even though the credit mentions the name  of a vessel and when partial shipment is  made by that vessel (5) 

(9)

36

他に異なった明示の定めがない限り,銀行は,分割積出に対して支払,引 受又は買取をすることができる。しかもたとえ信用状に船名の記載があろう

とも,その船により分割積出がなされるならば,同様の取扱をなすことがで

きる。

2

次改訂の

1962

年規則において,従来の分割積出に対する支払の許容が,

分割積出の許容と L 、う表現に修正され,信用状に船名の記載が云々の文言が 削除された。さらに信用状に異なる記載のないかぎりと L 、う信用状の語が登 場している。条文の位置は第

33

条第

1

項となった。この規定は

1974

年規則第

35

条件)項へそのまま引継がれている。

1962

年規則第

33

条第

l

1974

年規則第

35

条第 ( a ) 項

Article 35 

(a)  Partial shipments are allowed, unless the credit specifically states other wlse. 

35

(a) 

分割積出は,信用状にとくに異なる記載のないかぎり許容される。

1962

年規則において,第

l

項となったのは,第

2

項が新たに登場したため

である。この第

2

項というのは,

I

同一航海,同一船への数回の積込」が分

割積出か否かと L 、う問題であった。このような場合に,

1951

年規則第

36

条に

よれば分割積出とみなされる可能性があり,分割積出禁止条件の場合には条

件違反となるおそれがあった。この疑念を払拭するために登場したのがこの

条項である。

1962

年規則第

33

条第

2

項と

1974

年規則第

35

条( b ) 項はほとんど同

文であるが,

1974

年規則第

35

条 ( b ) 項を次に記しておく。なおアンダーライン

部分が,

1962

年規則にはなかった文言部分で、ある。

(10)

Uq

υ

経 営 と 経 済

1974

年規則第

35

( b )  

Shipments made on the same ship and for the same voyage

, 

even if the  Bills of Lading evidencing shipment  on board" bear different dates and/or  indicate  different  ports of  shipment

, 

will  not be regarded as partial  shipments. 

( b )   同一船船によりかつ同ーの航海のためになした各積出は,たとえ

on board"

積を証明している各船荷証券に異なった日付および/または異なっ た積出港の表示がある場合でも,分割積出とはみなされない。

0983

年規則の特徴〕

1.  1974

年規則第

35

条件)項( b ) 項が

1983

年規則第

44

a

b

項となり

c

d

項が追加されている。

2.  a

項において「分割使用」の語が追加されている。これは,

1983

年規則 においてスタンドパイ信用状が統一規則に含まれることとなり,その分割使 用が予想されるためにとられた措置で、ある。

3.  b

項において,海上運送を含む複合運送による積出にも本項を適用する ための文言修正がなされている。

4.

新らしく追加された

C

項は,郵便による積出について,同ーの日にスタ ンプされもしくは証明された複数の積出は分割積出とはみなされないと明記 している。

5.

新規追加の

d

項は

b

項にし、う複合運送および

C

項にし、う郵便による運 送以外の運送方法による複数の積出も,本項の要件を満している場合は分割 積出とはみなされないと明示している。

4

節 第

45

条 分 割 使 用 ・ 分 割 積 出 と 不 履 行

Arti

c 1

45 

I f  

drawings and/or shipments by instalments within given periods are  stipulated in  the credit and any instalment is  not drawn and/or shipped  within the period a

l 1

0wed for that  instalment

, 

the credit ceases to be 

(11)

available  for  that and any subsequent instalments

, 

unless otherwise  stipulated in the credit. 

45

所定の期間ごとに分けて使用することおよび/または積出すことが信用状 に定められている場合,いずれかの分割部分

(anyinstalment)

について当 該分割部分に許容されている期間内に使用されないとき,および/または積 出されないときは,信用状は,そこで異なる定めをしていないかぎり,当該 分割部分およびそれ以後の分割部分についても効力を失う。

本条は,分割使用・分割積出について所定の期間ごとにわけで履行する場 合に,ある分割部分について不履行が生じた場合,信用状にほかに異なる定 めがないかぎり,当該部分はもちろんそれ以後の部分についても効力を失う と規定して

L

、 る 。

統一規則は創設当初からこのような定めとなっていたかと云えばさにあら ず,基本的な考え方については改訂途中で

180

度の方向転換を行なっている

ことに留意する必要がある。

1933

年規則においては,給付の分割履行が約束された場合には,その各部 分がそれぞれ独立の取引を形成するものとし,一部分の履行遅滞その他その 各独立した部分について生じた事由は,他の部分に影響しないことを明らか にしている。アメリカの信用状開設依頼者と銀行間の標準依頼契約書および フランスの規則にも,同趣旨の規定があった

(6)

1933

年規則第

37

所定の期間内に行はるべき分割発送が特定せられたるときは,各分割部分

は各別個の取引として取扱はるべし。所定の期間内に発送せられざりし分割

部分は雨後の発送部分中に添加することを得ずかっ当然に取消されたるもの

と看倣す。ただし銀行は所定の期間内に行はるることを条件として爾後の発

送に関する証券につき支払を為すことを得。

(12)

32 

経 営 と 経 済

l

次改訂の

1951

年規則は│司じく第

37

条に同旨の規定をおいている。

2

次改訂の

1962

年規則において

180

度の転換とみなされる改訂が行われ た。この提案は, ロンドンの慣行にもとずきイギリスによってなされたもの で あ る 。 そ の 趣 旨 は 分 割 部 分 の 積 出 が 履 行 さ れ な か っ た 場 合 , そ の 後 の 積出部分については従来有効であったものを無効とするというものであっ た。この提案に対する不賛成国は少なく,アメリカやフランスも賛成し,

1962 

年規則第

34

条にこの趣旨の規定がおかれるに至った。第

3

次改訂の

1974

年規 則においては,ベルギーから

1951

年規則へ戻すべしとし、う提案がなされたが,

これは容れられず,その第

36

条には

1962

年規則と同様の規定がおかれている。

全文は次のとおりである。

1974

年規則第

36

Arti

c 1

36 

I f  

shipment by instalments within given periods is  stipulated and any in stalment is  not shipped within the period allowed for that instalment, the  credit ceases to be avai1able for that or any subsequent instalments, unless  otherwise specified in the credit. 

36

所定の期間ごとの分割積出

(shipmentby instalments)

を条件とする定め があって,いずれかの分割部分がその分割部分に認められた期間内に積出さ れないときは,信用状は,その分割部分について,またそれ以後の分割部分 がある場合は,それについても無効になる。ただし,信用状にほかに異なる 明示のあるときは,このかぎりではない。

[1983

年規則の特徴〕

1.  1974

年規則第

36

条が

1983

年規則第

45

条にその位置を移している。

2.

44

条と同じく本条の適用範囲が「積出」のほかに「使用」も含まれる

こととなり,用語の追加が行なわれている。これは,スタンドパイ信用状を

も統一規則の対象としたことからとられた措置で・ある。

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