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専攻生太 田 鋼 三 (昭和9年7月23日受附 特別掲載)

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(1)

3…1η

年齢別及ビ季節別二機タル再麟熱「スピロ ヘータ、二対ス〃「マウス」ノ感受性二就テ

金澤欝科大學細菌學数室(主任谷教授)

専攻生太 田 鋼 三

  (昭和9年7月23日受附 特別掲載)

第1章繕  言

第2章實験方法及ピ實駿材料  第1節 實騒動物

 第2節 使用「ス」様

 第3節 感染方法及ピ「ス」検索方法

第3章實験成績

 第I節 腹腔内接種實験  第2節 度下接種實験  第3節 経口的接種實験  第4節 結膜感染實験 第4章 総括及ピ考案 第5章 結  論

策1車繕

 再録熱「スピロヘータ」ガ2,3ノ動物二対シテ,経口的接種ニョリテモ感染セシメ得ル事 ハ,MackieU}ノ猿二対スル,Uh1㎝huth u.Ha㎝de1ω,Rabinowit5chエ3〕,Fm㎝k61{4〕,

N㎝ma㎜(5〕等ノR・tt・共他二対スル,Wemer(6〕,Feldt u.Schott〔η,三木ω,吉富m),

Rothemu・dt{m,齊藤及ビ南川]等ノ「マウス」二対スル實験ニョリテ知ラル・所ナリ.然レ ドモ本「スピロヘータ」二対スル動物ノ感受性ノ年齢的相違二開シテ研究セルモノハ甚ダ少 ク,健二三木「帥,Fddt u.Sch・tt m,及ビ吉富{回エノ實験アレドモ,経口的感染方法テ以テ 比較實験セルバ後二者ノミナリ.而モF・1dt・.S・hott(7)ハ幼若ナル「マウス」ガ成熟二比

シテ本「スピロヘータ」二対シ蓬カニ感受性少シドナセル二反シ,吉割。〕ハ経口的感染二対 シテハ成熟「マウス」ノ方軽症二罹患シ,腹腔内及ピ結膜感染二対シテハ幼若ノ方軽症ナリ トシ,両者ノ成績自ラー致セサルモノアリ.

 余柳カ両氏ノ實験テ追試シ,感受性ト年齢トノ關係二就テ検索シ,多少ノ知見テ得タルテ 以テ裁二之テ報告セントス.

第2箪 實験方法及ビ費験材料

       第1節  實験 動 物

 實騒動物ハ便宜上專ラ「マウス」ヲ用フ.成熟「マウス」トシテハ麗重15−209ノモノヲ,幼若「マウ ス」トシテ2.O一ω9ノモノヲ,中間期ノ「マウス」トシテ髄重60−10.09ノモノヲ用ヒ,幼若期「マウ ス」ハ母獣ト共二,他ハ各濁立飼養セリ1何レモ,護育良好ニシテ元氣可良テルモノノミヲ使用セルモ,

幼若期ノモノハ實験中途・ニテ多蚊ノ死亡例ヲ出シ,實験上困難ヲ感シタル事少カラズ・

      第2節 使用「ス」株

 北里研究所ヨリ分譲サレシD・lt叩氏回轟然「スピロヘータ」(以下箪二「ス」ト略記スベシ)ヲ用フ。己二        【299・]

(2)

太    田

長ク當教室二於テ「マウス」通過ニョリテ世代綴債中ノモノニシテ,皮下接種ニョリテハ「マウス」二対 シ100%ノ感染率ヲ有スル專勿論ナリ,

      第3節  感染方法及ビ「ス」検索方法

 感染極期ノ「マウス」ノ蔽寓部動脈ヲ切断ツ,遊出スル血液ヲ探リ,O.5%絢憾酸曹達加「プイヨソ」ニ テ稀澤y,適當濃度ノ「ス」浮液液ヲ作ル.而シテ感染セシメタル「マウス」ハ英翌目ヨリ毎日尾端ヲ切リ テ1滴ノ血液ヲ取リ,曙覗野装置ノ下二鏡糠シテ,血中「ス」ノ出現有無双ピ其濃度ヲ瞼シ皿テ感染程度ヲ 観察セリ.観察期間ハ前述ノ如ク多藪ノ死亡ヲ來セル爲メ,3週間二上メタリ,新クシテ血中二全然「ス」

ヲ証明シ管ザリシ「マウス」ヲ懸架陰性ト見徴シクリ,筒念ノ爲メ観察期間ノ最後二「スJ浮游液ヲ再ピ皮 下接種シテ感染ノ有無ヲ確護セリ.

第3章費験成績

       第1節  腹腔内接種實験

 「ス」ノ腹膣内感染二勤シテ幼若「マウ三」ガ成熟「マウス」二比シテ抵抗強キ事ハー般二認 メラル・ガ如ク,三木;彗)ハ生後1週間以内ハ抵抗力張キモ,3週以後ニハ減弱ス}構シ,

Feldt u・Schottmハ幼若rマウス」5匹,成熟「マウス」7一匹二対シrス」テ腹腔内二接種セル

㍉幼若「マウス」二対スル「ス」量ガ騒重・ヨリ見テ.成熟「マウス」二比シテ甚ダ大ナリシニモ拘 ラズ,血中二出現スル「ス」ノ数ハ前者二於テ少クシテ,著明ナル抵抗カノ差異テ認メ得タリ ト.家デ吉富{9)モ爾群ノ「マウスJ二少量ノ「ス」テ接種セルニ爾群共二100%ノ感染テ示シ,

且ツ死亡セルモノナク,而モ潜伏期ハ成熟群ノ平均3−5日二対シテ幼若群八千切L3日ナリシ モ,血中二於ケル「ス」ノ出現数ハ幼若二少ク,印軽症ナリシト.

 余ハ成熟「マウスJ15匹,幼若「マウス」2値,申聞期ノモノ15匹二勤シrス」浮游液テ腹腔内 二接種シテ経過テ観察セリ.共成績テー括スレバ第1表ノ女ロシ.

第1表 腹腔内接種成績

實験

ヤ號

年齢別

實験期間

盤重

i平均〕(9)

接種「ス」

tノ濃度yピ盤

感染率

i%〕 第一回??N日

感染程度

煤k平均)

死亡率

k%)

聯」嚇

重症例P%〕

成熟

9/n−12/III 15,O_21.0

i17・2) 30/1−O.1㏄ 15=15 k100%〕

4−513(↓O日川20・O%〕

O

O

 15

i100%〕

申聞期

7−9,O

i7・8〕 15/1−O.1㏄ 151ユ5 i100%〕

3−4 P3.7日〕

 2

i13・3%) O

O

 15

i1OO%)

幼若

2−6.O

i軋6〕 7/1一α1㏄ 21.21 i100%)

4−6

i4細〕

 10

i47.6%〕 O

O 21

i1oo%〕

 註 1視野二於ケルrス」敷10條以下ナルモノヲ軽症トシ・、10−30條ノモノヲ中等症トナシ・

   30條以上ノモノヲ重症トナセリ.以下倣之.

 勘成熟期「マウス」ノ騒重ハ15.O−21.Ogニシテ平均1729ナリ.之二感染極期ノ価ノ「マウ ス」ノ血液テ約機酸曹達加rブイヨン」ヲ以テー視野二平均30條ノ「ス」ヲ見ルカ如キ濃度二稀 澤シ,芙O.1㏄宛テ接種セリ.然ルニ感染率m%ニシテ血中「ス」藪甚ダ多ク且ツ3匹(20%)

ノ死亡テ見タリ.中間期「マウス」15匹ハ麗重7.O−9.09,雫均7.8gニシテ,成熟群平均麗重ノ        【3001

(3)

年齢別及ピ季節別ミ観タル再踊熱「スピロヘータ」二対スル「マウス」ノ感受性呈就テ  棚

約牛二當レルヲ,以テ成熟群二接種セルrス」浮涛液テ更二普通「ブイヨン」テ以テ2偶生稀緯 シ,共O・1㏄宛テ接種セリ.感染革ハ100完全部重症二経過シ中2匹(13・3%)死亡セリ・幼若 群21匹ハ騒重2−0−6.Og,平均46gニシテ,成熟群平均騒重ノ約弘ナルガ敬二菌液モ4傍二稀 澤セルモノ0.1c・宛ラ接種セリ.共感染率ハ100宕全部重症ニシテ,中10匹(仰.6名)死亡セ

リ.而モ之等ノ「マウス」ハ接種翌日鉄二血中梢々多藪ノrス」テ護明シ,個性的ニハ多少ノ差 アリクレドモ,年齢的二一定ノ相違ヲ示ス事ナク,且ツ死亡率ハ幼若群ノ方却テ大ナリキ.

 馳従前ノ成績二反シテ,寧日幼若群二感受性大ナルガ如キ結果テ得タリ.サレド之恐ラク ハ使用「スJ株、殊二「ス」量及ピ動物年齢芙他二關スル所大テルモノアルベシ.依テ更二皮下 接種賢験ヲそ…試ミクリ.

       第2節  皮下接種實験(第2表参照)

 成熟「マウス」i5匹ノ髄重ハ15.0−20.Og,平均16.6gニシテ,之二腹腔内二接種セルト同一 濃度ノ「ス」浮游液テO.I・・宛皮下注入セルニエOO名ノ感染革テ示シ,中3匹(20%)ハ中等度

二,12匹(80%)ハ甚ダ多数二「ス」テ護明シ,死亡セルモノ3匹(20ヌ6)ニシテ,第1回護作持綾 目藪ハ3−6日平均3.5日テ示セリ.中間期rマウス」i2皿ニハ鑓重二比例シテ接種セルニ感 染率100名ニテ,中1例(8.3名)ハ中等度二,11例(91.6名)八重症二経過シ死亡セルモノ6例

第2表 皮下接種成績

麗重

k平均)

@(9) 一      一⊥     』」I  ■

P5,O−20,0 iユ6・6〕

接種「ス」    感染革 第一回

@敷

??レk平均)I3.6〔3・5〕

死亡率 感染程度

P㍗〕.滞弼簡聯.・1。;…(2αO%〕1 .f2αO洲8αO%)     一   …       一

實験

PI

實験期間

タ      止

P4/Iト17/m

@ ,一

中間期

6.5_10.O

k&3〕 15/1−O・1㏄ 12112 i1oo%〕

3−5 i3・8〕

(、。島、/・  ,

118.3%)  11

i91石%〕

(50%)アリ.第1回護作日数ハ平均318目ナリ.幼若群22匹ニモ髄重二比例シテ「ス」波テ 接種セルニ,全部感染シ,中2匹(9.9%)ハ軽症二,他ノ2匹(9.9名)ハ中等度二,大部分

(8L8名)八重症ニシテ死亡セルモバ0匹(45.ヰ%)テ算シ,共第1回護作日数牛均午2日ナリ・

 即各群共二大部分八重症二経過シ,中等度ノ症状テ呈セルモノ甚ダ少ク,軽症ナリシハ幼 若群中ノ少藪例(9.9劣)ノミナリ.第1回護作日数ハ幼若程多少延長スルガ姉キ傾向アリー 死亡率テ見ルニ,成熟群二轟スル3匹及ビ中間湖群申ノ6四ハ何レモ護作極期二,叉ハ極期

ヲ過ギルモ元氣恢復セズ,衰弱死亡セルモノテルモ,幼若群申ノ2四ハ感染後3日目ニシテ 未グ護作極期二達セサル中二死亡セルモノナリ.依テ之テ除外スルモ幼若群ノ死亡率ハ36−3 名テ示シ,成熟群二比シテ遙カニ大ナリ.

 帥濃厚ナル「ス」浮涛液テ用フル時ハ,其量テ誰重二比例スルモ,腹腔内叉ハ皮下接種二際 シテ感染程度二年齢的差異少ク,.寧日死亡率幼若群二於テ高寺テ以テ,共感受性大ナルヂ思       【.301■

(4)

3280 大     田

ハシムルニ似クリ.

 裁二於テ更二少数ノ「ス」テ接種セル場合二就テ比較セント飲シ,極メテ稀薄ナル「ス」浮潴 液テ成熟及ビ幼若ノ爾洋二皮下接種セリ.其成績ハ第3表二示スガ如シ.

第3表  徴量ノ「ス」波テ皮下接種セル成績 實験

ヤ號

年齢別

實験

ト 間

鶴重

k牛均)

i9〕

接種「ス」液 m濃度及ピ量

感染率

k%〕

第一回

??冝

@藪

k平均〕

死亡率1感・染程度

皿山  ■■   1皿一      一

1・〕賢馴窃渕

重症例i%)一

成熟一31/VII−

Q1/W1

鮒   !

30/1濃度ノモ

mヲ1000倍稀

ヒシ英O.1㏄

716

i85・7%)

・{1・:・!・1・(&7日〕件3%)」(ユ67%)」(1a7%〕

 4

i66.6%〕

XII

幼若

2.5_5.5 kω〕

同上濃度ノモノ

瀦ァ5傭稀騨ツソノO.ユ㏄ 16=15

i938%)

3−5 i&5目)

15113

i86・6%〕

 3

i20%)

 4

k26・6%)

 8

i阻3%〕

 帥成熟群7匹ノ髄重ハエ5.0−21.Og,平均18.0gニシテ之二「ス」ノ濃度3%ノモノテ更二「ブ イヨン」テ以テ1000倍二稀澤シタルモノO.1㏄宛テ皮下接種セルニ,中6匹(85.7劣)ノ感染ヲ 見,軽症ナリシモノ1例(ユ6.7%),中等度ノモノ1匹(16.脆),重症ナリシモノ4匹(66.6

%)ニシテ,死亡率6:5(83.3%)テ示セリ.而シテ幼若群16匹ノ麗重ハ2.5−6.5g,平均4.0gニ シテ前者ノ約払5二當レリ.依テ前者二接極セル「ス」波テ更二「ブイヨン」テ以テ4.5傍二稀 薄シO.1ccラ皮下注入セリ.共感染率16:15(93.8名)ニシテ,内軽症ナルモノ3(20.O%),中 等度ナルモノ4匹(26.6名),重症ナルモノ8匹(53.3%),死亡率ハ15:13(86.6宕)ナリシモ,

中7匹ハ感染後2−3日目二於テ来ダ血中ノ「ス」極メテ少藪テルニ死亡セルモノニシテ,其 原因ハ恐ラクハ「ス」感染以外二求ムヘキモノナラン.サスレバ幼若群ノ死亡率ハコ5:6(40 彩)トナリ,成熟群二比シテ著シク少シ.且ツ感染程度テ見ル二重症ナルモノハ真率成熟群 二比シテ少ク,軽症乃至中等度ナルモノ多シ、靱幼若群二低抗力補々大ナルガ如キ傾向ヲ認

メ得.

 叉此微量ノ「ス」接種ニコル威綾ト,先二記載セル濃厚ナル「ス」波ノ皮下接種ノ成績トヲ比

較スルニ,徴量接種例二却テ死亡率高力リキ.而シテーハ2月一3月間二於ケル實験ニシ

テ,他ハ7月一8月間二於ケル實験ナルテ見ルトキ,季節的影響ノ少カラザルテ推測シ得       ロ

ン.

 新ノ如ク「ブイヨン」テ以テ高度二稀緯セル「ス」液二於デモ1時間内ニテハ「ス」ハ活綾ナル 運動テ螢ミ,且ツ感染能カモ大ニシテ,著シギ障害テ受ケザ ルモノト認メラレタリ.

      第3節 経口的接種實験

 先二Feldt・.Schotピηハ成熟「マウス」22匹,幼若「マウス」50匹二就キナ「ス」含有「マウ ス」血液ラ以テ経口感染テ試ミタルニ,前者二於テ2晒(95%)ノ感染ヲ示シ,中19匹(87名)

八重症感染テ來セルモ,幼若群二於テハ感染テ護明セノレモノ健二18匹(36タ6)二通ギズシテ,

芙中重症二罹患セルモノナク,中等度ノモノ2匹(4名)ニシテ,他ノ16四ハ極メテ軽症ナリ トシ,爾群ノ抵抗力ニハ遊シギ相違アリトナセリ.然ルニ吉富(9jノ實験ニヨルニ成熟「マ ウス」総数32匹,幼若29匹二対スル経口感染二於テ前者ノ中,感染陽性ノモノ1値(344%)

      【302】

(5)

年齢別及ピ季節別二親タル再騎熱「スピロヘ 身」二錯スル「マウス』ノ感受性二歳テ  3281

ニシテ,凡テ中等度若シク八重症二経過シ,死亡率4匹(36.4%)ヲ示シタルニ,幼若群ニア リテハ感染セルモノ18匹(62.吻)ニシテ,凡テ軽症ナルカ又ハ中等度ノ症状ヲ呈シ,死亡セ ルモノ2匹(l1.1%)ナリシト.師F・ldt・.S・hottノ威綾二反シテ,幼若群二罹患率遥カニ 多カリシ去リ.准一般二幼若群ガ軽症ニシテ且ツ死亡率少カリシヲ以テ,一般的ニハ幼若群

ノ方抵抗力強キモ,蔵熟群ハ胃液ノ殺菌力彊手爲メニ,経口感染二対シ抵抗力張キモノナリ

トセリ.

余ハ3月ヨリ5月二夏リテ成熟「マウス」2他,幼若「マウス」50匹二就キ,経口感染實験チ 施シタルニ第4表ノ姉キ結果テ得クリ.

第4表  成熟並二幼若「マウス」二対スル経口感染賛験 (3月一5月)

實験

ヤ號

年齢別

責験

匇ヤ

騒重

i牛均)

i纈)

接種菌液ノ濃度及ビ量

感染率

P%)

潜伏期

ヤ(平均日数

j

嚢謂!感.塗事_壁_一籔  ;軽症例 中等症 重症例(牛均〕 〔%〕 例(%) (%〕

成熟 18/m−

@g/IV

㈱・叩刈(蝪〕  ■,1一             一

2−5 k4目)

3−4 i3.3日〕

21・〔25・O%)1(62・5%〕

 1

i12.5%)

III^

幼若

2,04.O

k2・8〕 10/1−1gtt ユ2110 k83.3%〕

3−5 i3・5日〕

2−4 i3目〕

6(60%)

 2

i2α0%〕

 2

P20−0%)

成熟 9/]V−

@30/IV

17.O−21.O

i19・6) 5G/1−29tt 917 kπ7%)

4−5 i5日〕

3−5

i3胡〕  1

iユ生3%〕

 5

i71・5%〕

 1

k工乱3%)

IV

幼若

2.O−4.O

i2・8) 15/1−1g 20=14 k70%)

2−6

i畑〕

2−5 ka2日)

 8

i57・1%)

 6

i42・9%〕 O

成熟 27/IV−

@8/V

17.O_19,O

i17・8〕 20/1−2gれ

@ 」I  」 

5:3 k60%)

4−6 i5.3日)

2−3 kZ3日〕

 3

i1oo%〕

o 0

V

幼若

2.O−4,O

iaO) 7/1−1gtt 18:16 k88・8%〕

2_4

k3・5日〕 1−5  10

iZ5日〕1(6Z0%)

 3

i18.8%)

 3

i188%〕

平均 成熟

(1&2g〕 24:18

k75場%)

2−6 i4・8日)

2−5 i&ユ目〕

 6

i3ユ3%〕

 10

i55・6%〕

 2

i11・1%〕

幼若 (23g〕 50=40

k80%)

2−6 i3・6日)

1−5 i2・9日〕

24

i6α0%)

 11 i27石%)

 5

i12・5%)

潜伏期第一回1

 曲實験IIIA及ピIV二於テ感染率テ見ルニ,年齢的二著シギ差異テ認メ得ザリシそ…,實験 V二於テハ幼若群ノ方二歩敷ノ感染例テ見タリ1從テ全平均二於デバ成熟群ノ感染率24:18

(75%)テルニ,幼若群ハ50:40(80名)テ示シ,後者二相々高シ・潜伏日数ハ各實験共二成熟 群二長ク,共平均値ハ前者ノ2−6日平均4.8日ナリシニ封シ,後者ハ2一一6日平均3−6日ナ

リ.叉第1回護作目散モ平均上前者二相々長ク3』日二対シ,後者ハ2・9日テ示セリ・印幼若 群ハ感染率高クシテ,潜伏期短カク,一見感受性張キニ似タリ.然レドモ其感染程度ラ見ル ニ,成熟群ガ18匹申6匹(33.3%)ハ軽症ニシテ,中等度二感染セルモノハ過孚藪ナルIO匹

(55.6%)テ占メ,重症ナリシモノ2匹(ユ1.1%)ナリシニ釣シ,幼若群ハ軽症ナルモノ最モ多 ク,過年数24匹(60名)ニシテ,中等度ナリシモノ11匹(27.5名),重症ナリシモノ5匹(12・5

%)ナリ.帥一般罹患率ハ幼若群ノ方高クシテ,一面モ大部分ガ軽症二経過セルモノニシテ,

爾群ノ間二明確二感受性ノ差異テ定メ得チリキ.

       【303】

(6)

8船2 大    田

依テ約Itケ月ノ間隔テ以テ再ピ同様ナル實験テ反覆セリ.今共成績テ示セパ第5表ノ畑シ.一

策5表 成熟並二幼若「マウス」二対スル経口感染實験〔6月一8月)

感 染 程 度

貢験

ヤ輯

年齢別

實験

匇ヤ

髄重

i牛均〕

i9)

接種菌液ノ濃度及

@ピ量

感染革

i%〕

潜伏期

ヤ(弔均日数

j

第一回 x作目

U(平均) 軽症例…中等症

i%〕 例(%〕

重症例

P%〕

成熟 28/VI−

P9/V1I

18−22,O

i2α8〕 30/ユー1gt亡 8=5 i62・5%〕

2−5 i3・4日〕

3−4 i3・6目)

 2

i40・O%〕

 2

i40・O%〕

 1

i20・O%)

VIII

幼若

3−6.O

i4・7)

   一

@  12:46/1■1・tt(3・・%〕 4−5 k4・7目〕

3−4 i3・2日〕

 2

i肌O%)  2

i50山%) O

成熟 13/Vn−

@3/Vm

14_19.0

i16.O) 30/エー1gtt 14:13 P92.8〕

3−4 i3.4日)

2−6 i4日)

 1

i7−7%)

 8

i61・5%)

 4

i30・8%)

1X

幼若

3−7.O

i4・5〕 10/1−1gtt 20:ユ3 k65.0%〕

2−4 i3・3日〕

2−5 k4・0目〕

 3

k23,O%)

 9

i帆2%)

 1

i7石%)

成熟 19/VH−

@9/V∬I

工5−19.O

kユ7・2) 3⑪/1−2gtt 14:11 k78.9%)

3−6 k 目〕

3−4 i3・6日〕

 2

i18.1%)

 4

i36.3%)

 5

i45・4%)

X

幼若

2.5−4

i&3) 6/1−2gtt 20二13 3_5

k65.0拍〕(42日)  一

2−5 i3.3日)

 9

o692%)  3

i2aO%)

 1

i7J%〕

平均 (ユ8・0〕 36 29

i80,5%)

2−6 k3・9日〕

2−6 i3.3日〕

 5

i17.2%〕

 ユ4  ユ0

i4&3%)」13孔4%〕

幼若

(4ユ〕 52130

i57石加〕

2−5 i4ユ日〕

2−5 i3・5日)

 14

k46.6%〕

 14

i46石%)  2

i6・7%〕

・岬

P(紙〕

 帥各實験共二成熟群二比シテ幼若群ノ感染率少ク,共総平均藪ハ前者ノ36:29(80.5%)テ ルニ封シ,後者ハ55:30(57,6%)ニシテ可成リ著シギ相違テルニ驚ケリ.両シテ平均潜伏期 間及ピ第工回護作持続日数八大ナル差ナキモ,幼若群二相々長シ.共感染程度二就テ見ル

…,成熟群ニハ重症ナルモノ比較的多ク10匹(34、棚)テ示シ,中等度ノモノi4匹(48.3%)ニ シテ,軽、症ノモノ基ダ少ク健二5 匹(17.2%)二通ギザリシニ,幼若群ニテ八重症ナノレモノ健 二2匹(6・7名)ニシテ,大部分ハ中等若シクバ軽症二罹患シ各!処宛(46.6%)ヲ』示セリ.

 帥化成績ハ成熟群二反シテ,幼若群ノ感染率著シク少ク,且ツ感染セルそ…ノモ大部分ガ軽 症叉ハ中等度二経過セルラ郡!月セルモノニシテ,後者ノ抵抗力前者二比シテ大ナリト云ヒ得

ベシ.

 余ハ前両度ノ経口感染威綾ガー致セサル所アリシヲ以ナ,季節的二影響セラル・所ナキヤ ヲ釣ラント欲シ,10月ノ年頃ヨリ再ビ同様ノ感染實験ヲ試ミクリ.共結果ラ示セパ第6表ノ

如.宇・

第6表  成熟並二幼若「マウス」二対スル経口感染實験110月一11月)

實験

實験 麗重

(平均〕

苧鯉

感染革 潜伏期間(牛 第一回

駿昨日

一       _        1

懸 染 程 度

         L      

6番號 別 期間

(9)

ピ量1

1%〕 均日数 〔雫均〕

幣」麟

重症例〔%〕

16/X一 ユ6_25.0 30/1−2gtt

 1  

P8=1O 3−8 2−6

3 5

2

7/X1 〔21・O〕 (55.5%〕 (4・3日〕 〔3・6日〕 (30%〕 (5αO%〕 〔20・O%)

X1I1

一一         一   ■  L 一    一   一 I■ 1

Q.5_5.5

□…

S31工9

L⊥一 ■■ ■  . 一ユ  1皿…

・1

1O!1−Igtt (掘)1(撞) 1   ■,一

@16

2 1

132〕 (442%〕i (8孔2%〕 〔105%〕 (5・2%〕

I

【304】

(7)

年齢別及ピ季節別二親タル再躊熱「スピロヘータ」二対スル「マウス」ノ感受性二就テ  3283

 即成熟及ビ幼若2群ノ「マウスJ二鰯重二比例シテrス」浮涛液テ投輿セルニ,共感染率ハ前 者ハ18:10(55,596)ニシテ,後者ハ43:i9(仏2名)テ示シ,其差ハ前實験程著明ナラザルモ,

幼若ノ方梢々低位ニアリ.而シテ潜伏期第1回護作期間共二幼若群二短カク,感染程度ハ成 熟群ニハ軽症ナリシモノ3匹(30.0%)ニシテ,大部分ハ中等度(50.0名)二経過シ,重症ナリ

シモノ2匹(20.0タ6)アリ.幼若群ニテ八大部分ハ軽症二絡リ,

英数實二16匹(8上2名)ヲ古メ,中等度及ビ重症ナルモノ甚ダ少 ク,エ0−5タ6及ビ5.2名チ示スニ過キズ.印本質験ハ共潜伏期ノ短 カキテ除外んレハ明二幼若群/「ス」二対スル抵抗力大ナルヲ示

スナリ.

 今冬季節二夏リテ行ヘル實験成績テ通覧スノレニ(第7表参照)

成熟群ハ6月一8月二於テ最高感染率80.5名テ示シ,I0月一1

月二於テ環モ低ク55・5名ナリシニ,幼若群ニテハ3月一5月ノ 間二最高80名テ示シ,10月一1i月間二最低仲.2劣デ赤セリ.帥

共感染率一實験季節一11テ大ナル蟹動テ來シクルモ,爾群1議

rマウス」ガ前述セル如ク,同一季節二於テ同様ノ鐘化ヲ呈セサ 垣

      遍

ルカ敬二季節的二一定ノ推移テ認メ得ザリキ.樹0一工月二於 愉

      ヘ

テハ爾群共二感染奉最モ少シ.サレド各季節二於テ感染條件必 革

      駅

ズシモ同一ナリシトハ云ヒ得ザルヲ以テ,感染率モ亦不規則二 燭 受動セルモノナルベシ.翻ツチ感染程度ニョリテ之ヲ観察スル ペ

      熱

トヰハ季節的二整然タル愛化テナセルヲ認メ得ルナリ、帥3月 11

      1

−5月ノ間ニハ成熟群ハ中等度ノ感染テ示スモノ最モ多ク55.6 K

      し

名ニシテ,軽症ナルモノ之二次ギ3.3名ニテ,重症ナルモノハ 、

      K

少藪二過キズ.幼若群二於テハ大多藪(60山名)ハ軽症ニシテ, 心

      ト

中等度ナルモノ27.5名テ示シ,重症ナルモノハ少藪二通ギザル L 二・6月一8月二至レハ成熟群ハ軽症及ビ中等度ノモノ共二減

      絡

少シ, ・2劣及ビ48−3名トナリ,反射二重症ナルそ…ノ著シク増ト

      識

カ皿シテ34・5%二達シ,ス幼若群二於デモ同様二軽症ナルモノ共 藪チ減ジテ46.6名トナリ,中等度ノモノ著シク増加シテ岡シク 46・6%二男レリー而シテ重症ナルモノハ少数ナリキ.更二10月 一1I月二至レハ成熟群二於テ再ビ較定者増シテ30.0名トナリ,

中等度ノモノハ略々等シカリシモ,重症者ハ著シク減少セリ.

幼若群二於デモ同様二軽症者著シク増シテ84.傍トナリ,中等

度ノモノ及ビ重症ノモノ著シク減ジタリ.帥6月一8月ノ暑気

嚴シギ季節二於テー般二重症感染テ越スモノ増加シ,3月一5

月或ハiO月一1月ノ如キ温和ナル索侯二於テハ比較的軽症二罹

      【305〕

Ngo

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幹鐘言

守}H等 ミ

(8)

3284 太    田

恵スノレモノノ女ロシ.

 新ノ如ク「ス」二対スル「マウス」ノ感染程度ガ季節ニョリテ著シギ差異ヲ星スル事ハ未グー 般ノ注意テ惹カザル所ニシテ興味多ヰ事費ナリト信ズ.

第8表経口感染総括

年齢別

感染革 潜伏期

i平均) 軽  症

中等度

成熟

i73%〕78:57 4.3日

 14

i24,5%〕

 29

i51月%〕

 14

i24・5%〕

145189

i61.3%〕

 54

i6α5%〕

幼若

3.6日  27k30.3%〕  8k9・2%〕

 以上3回ノ経口感染實験テ綜合スレバ第8表二示スガ如ク,成熟群ノ感染率ハ78:5ク(73

%)ニシテ,潜伏期ハ平均4.3日テ示シ,軽症ナルモノ1値(245%),中等度ノモノ29匹(5m 劣),重症ナルモノユ4匹(24.5ヌ6)テルニ数シ,幼若群ニテハ感染率145:89(61・3%)ニシテ,

前者二比シテ少ク,潜伏期ハ平均3.6日ニシテ,前者二比スルニ梢々少シー又軽症二経過セ ルモノ5ヰ四(60.5%),中等皮ノモノ27匹(30−326),重症ナルモノ8匹(9.2タ6)ナリ、帥幼若群 ハ潜伏目数少キモ,感染率ハ低ク,且ツ軽症ナルモノ大部分テ占メクリ.此結果ハ吉富ノ成 績トハ相反シ,Fc1dt u−Schottノ所説二近シー唯比等ノ如キ懸著ナル差異テ見ザリシノ{一  更二極メテ徴量ノ「ス」テ以テ感染實験テ試ミクリ.割前實騒二於テ用ヒダルー視野30傑ノ

「ス」テ見ル如キ濃度ノ浮游液テ更二音逓「ブイヨンJテ以テ1OCO脩二稀稗シ,其2−3滴テ成

。熱「マウス」二,更二餓重ノ割合二稀櫟セルモノ1滴宛テ幼若「マウス」二経口的二役與セルニ 第9表ノ如キ結果テ得タリ.

      第9表  微量「ス」浮游液経口感染實騒

實験

ヤ號

年齢別

實験麗重

@ 1〔雫均〕期間1(・)  一

接種繭液1感染革ノ讐竃及」(・〕 潜伏期

ヤ(干切日数

l

第一回 レ作目

M(平均〕

 感 染 程 度 一  一       一一一 ■      一 ■   …    …山  1

?P麟「聯

 1成

@1熟III習

18ノ五n−

@8バV 悌残髄1罷1(批〕

6−9

k7.O日〕

34

i35日〕1

 111(33助),1333%)

 1

k33・3%)

 幼

P着 ・」倣檸隷;襲1(鋭)

4−5

k生5日〕

3(3日)

 1

i50・O%)

 1

k50.O%〕

0

I

成熟 3ユ/VH−

Q1/Vm

15.0−25.O i1引O)

30/1濃度ノモノ

1214

k33・3%〕

4−6 i5日〕

2−4 P30日〕.

 2

i50・O%〕

 2

o50,O%〕

0

XI

碧1・

3_4.5i3.7)

同上ヲ2.5借稀

1613

k工8・7%)

4−5 i4・3日)

2−4 i33日〕i

・1・(66・6%〕!(33・3%〕 _一一_._.__

0

対照成熟「マウス・二幼若群/同一菌1g1・騒ヲ友一下接種ス         5(8&8%〕 3−7

^4目)

2_4   6

k3日〕一(75−O%〕

I  2

i25%)

o

平均

嚢1い1州

i3ユ・5%)22=7 i6日)4−9 i3,3目)

24  3

i42・8%〕

 3

i42月%〕

 1 i142%〕

幼1

(3・O〕 29:5

i17・2%1 4−5 i4.4日〕

2−4 i3.2日〕

・[・〔60・O%〕1(伽%〕

0

潜伏期 第一回

邸實験工I工B二於テハ成熟群ノ感染率ハ10:3(3α0名)ニシテ,幼若群ノ13:2(工5.3%)二比シ

       【306〕

(9)

年齢別及ピ季節別二親タル再踊熱「スピロヘータ」二勤スル『マウス→ノ感受性二就テ  3285

英率高シ.潜伏期ハ前者ノ平均7日テルニ掛シ,後者ハ牛5目ニシテ英差著シ。感染程度二 歳テ見ルニ,前者二重症例1例ヲ得タルモ,後者ニハナシ.實験XI二於テハ,成熟群ノ感1 染率12:4(33.3名)ニシテ,幼若群ノエ613(18.ク%)二比シテ高ク,潜伏期ハ後者梢々短カシ.

英感染程度ハ両者二大差ナキモ,後者二軽症ナルモノ多キ傾向アリ.今裁二實験デ綜合ス・ノ バ,成熟群ノ感染革22:7(31.5%)二対シ,幼若群ハ29:5(17.2%)トナリ後者二少シ.而シテ 潜伏期間ハ後者二短カキモ,一般二軽症ナルモノ多シ.

 印濃厚ナルrス」浮游液テ輿ペタル場合ト略々同様二,幼若ナルモノニ抵抗力大ナルガ畑

シ.

 茨二實駿IIIBハ3月一4月二行ヒ,XIハ8月二行ヒダルラ以テ・雨着テ試ミニ比較スル

ニ,實験例少キモ,後者ノ實験二於テ感染率多少増加シ,潜伏期ハ梢々短縮ゼルテ見ルベ ク,夏季二於テ感受性ノ増彊スルチ推測シ得ベシ.

 本實験二於テハ甚ダ稀薄ナル「ス」浮癖液ヲ接種シタノレヲ以テ濃厚ナル「ス」波ヲ接種セル前 實験二比シテ感染李低下シ,潜伏期延長シ,感染程度亦軽症ナリキ.又實験XI二於テ高度 二稀緯セル「ス」浮海液ノ感染能カテ槍スベク1対照實駿トシテ健常成熟「マウス」9匹二皮下 接種セルニ,中エ四ノミ感染セズ,他ハ全部ハ感染シ比較的軽症二経過セリ.

 以上ノ各経口感染「マウス」ニシテ観察期間後二倫生存ゼルモノニ数シrス」浮游液ヲ皮下接 種セルニ,感染陰性ナリシモノハ全部血申二歩数パ、ス」ノ拙現テ認メタルニ,感染陽性ナリ シモノハ再感染二対シテ免疫ナリシヲ以テ,前述ノ諸費験二於テ感染「マウス」テ非感染群二一 算入スル事ナカリシモノト信ズI.

      第4節 結膜感染實験

 吉富㈹ハ2値ノ成熟「マウス」及ビ19匹ノ幼若「マウス」二対シ「ス」浮游液ヲ以テ結膜感染 ヲ試ミタルニ,前者ハ感染率76.2劣ニシテ,中等乃至重症二罹患シ,且ツ3工.3宕ノ死亡率テ

第10表 結膜感染成績

實験;年  輪番號1別

實験

匇ヤ

魑重

k平均〕(9)

接種菌

tノ濃x及ピ 匝生正里

感染率

k%〕  ヨ

潜伏期. 熱I_感、染ザ度 i轟〕1聯/親簡1聯

成熟 9/V一  ユ8−22

@30/V 〔20.O)

   1 E岬

Pr・脇j i4.6日〕4−5 2(2日〕

 4

i66・6%〕

 2

i33・3%〕1 O

VI

幼若

〃 」

湖1・岬(、三島〕!〔1言〕一  1       『     1

ユー2 i1・3日)

 2

i666%)  1

i333%〕1

O

成熟 5/VI−

@26/VI

  ■

P5・・20

i160〕.

30/1−1gtt

8:315(3ア5%ll(5日〕

3−5 k3.6日〕

・1・1666%〕1(3a3%)」

o Vn l

幼若

4−4,5

i5・4〕■ 10/1−1gけ 15:3 k20%)

3−7 . k5日)

2−4 i3・3日〕

 211666%〕i

 1

i33・3%〕 0

成熟

(18刀〕 14:9

i64.3%〕

4−5 k4.8日〕

2−5

i2相)

 61

i666%〕1   ■⊥

 3

P33・3%〕 0  ■

マ1碧

  1(氏1〕1 k27・2%〕22:6 i5.5日)3−8

P23日〕1(66助)

1−5  4

 2

i33.3%)

O

j

接種菌 潜伏期 第一回

【307】

(10)

3286 大     田

拙セルニ掛シ,後者ハ健二21.I%ノ感染率ヂ示シ,一般二軽症ニシテ死亡例ナク,経口感染

.威綾二反シテ,幼若「マウス」ノ抵抗力犬ナルテ言登明シダリト稚セリ、

 余ハ成熟「マウス」14匹二対シ,濃度3%ナル「ス」浮涛液ラ1滴宛鮎眼シ,他方幼若「マウ ス」22匹二対シ平均鐙重ノ割合二稀櫟セル菌液1滴宛テ艶眼シ,日テ逐7テ血中「ス」ノ消長 ヲ検セルニ教ノ如キ成績ヲ得タリ.(第10表参照)

 即成熟群二於テハ感染率14:9(64.3%),潜伏日数4−5日平均斗・8日テ得,幼若群ニテハ 22:6(27.2名)ノ感染率ラ示シ,潜伏日数3−8日平均5.5目ニシテ,明二幼若群ノ抵抗力強

キラ認メ得タリ.唯爾群共二大部分軽症ニシテ,重症テルモノナカリキ.化成績ハ略々吉富 トー致セルモ,重症例及ビ死亡例ナシ.

第4章 総括及ビ考案

 以上成熟並二幼若「マウス」二対シrス.」浮游液テ以テ主トシテ経口的二接種シ,感染状況テ 年齢的並二季節的二観察セリ.rス」ノ腹腔内叉ハ皮下接種ニョリテハ,lFeldt u.S・hottエη,

吉富ω等ノー成績二反シ,幼若群モ重症二覆竈シ共死亡率ハ成熟群二比シ高シ.サレド之

「ス」株,「ス」量,動物年齢等ノ相違二曲來スルモノナラン.唯皮下接種時二於テ,殊二少量 ノ「ス」波テ用ヒタル場合二成熟群ガ凡テ中等度叉八重症感染テ惹起シタルニ,幼若群ハ軽症 ナルモノ及ピ中等度ナノレモノ比較的多カリキ.

 経口的二接種スルトキハ,季節ノ如何ニョリテ共成綾二蟹動テ來スモノニシテ,一般二6 月一8月二於テ感染率最モ高ク,且ツ軽症ナルモノ減少シテ,中等度又八重症者増加ス.而

シテ10月一11月二於テハ感染率最モ少ク,且ツ軽症者著シク増シテ重症感染テ示スモノ波 ズ.3月一5月ノ間八大騒10月一1月間ノ成績二似タルモ感染率ハ梢々多シ.

 経口感染テナセル成績ヲ綜合通覧スルニ,感染率ハ幼若群二少ク,共大部分ハ軽症感染ニ シテ,重症ナルモノ少キニ,成熟群二於テハ中等度ノ感染テ示スモノ最モ多ク,軽症者ト重 華者、八相孚セリ。之ニョリテ幼若群ノ「ス」二対スル感受性ハ成熟群ヨリ小ナルテ鋼ル二足 ルベシ.准潜伏期ハ幼若群ノ平均3.6日テルニ封シ,成熟群ハ平均牛3日ニシテ前者二短カ シ.F61dt u.S・ho趾之及ビ吉富ノ記載トハー致スルモ,一般偉染病二於クルトハ著シク趣 テ異ニスル所ナリ.

 結膜感染二於テハ明二幼若群ノ感染率少ク,潜伏期そ…亦成熟二比シ長シ.此結果ハ略々吉 盲ノ成績トー致セリ.一般二結膜感染ニアリテバ経口感染二比シテ感染率低ク,潜伏期長キ 感アリ.

 以上ノ成績ニョリテ見ルカ如ク,消化管叉ハ結膜内郎自然道ヨリノ感染二於テハ,皮下文 ハ腹腔内注入感染二於ケルヨリモ,一般二感染率少ク,且ツ軽症ナリキ.期ク感染経路ニョ

リテ感受性ノ相違スル原因ハ,恐ラクハ粘膜叉ハ領域淋巴装置ノ防禦作用ノ相異二蹄スベ中

そ…ノナルベシ.

【醐】

(11)

年齢別及ピ季節別二親タル再騎熱「スピロヘータ」二対スル「マウス」ノ感受性二就テ  3287

第5章 結   論

 以上ノ實験威綾ヨリ結論スル事家ノ如シ.

 1)成熟及ビ幼若「マウス」二「ス」浮涛液テ腹腔内叉ハ皮下二接種スルトキハ,「ス」液濃厚 ナルトキバ幼若群ノ感受性成熟群二比シ高ギガ如ク,稀薄ナル「ス」液ヲ皮下接種スルトキハ 幼若群二症状軽度ナルモノ多キ感アリ.

 2)「ス」浮涛液ヲ経口的二役與スルトキハ成熟rマウス」ハ幼若群二比シテ感染率高ク,且 ツ重症二罹患ス.但シ芙平均潜伏期ハ幼若群ヨリモ長シ、

 稀薄ナル「ス」波ヲ経口的二接種スルトキハー般二感染率低ク,潜伏日数延ビ且ツ軽症ナ リ.而シテ幼若群ハ成熟群二比シテ感染率少手モ,潜伏期ハ短カシ.

 3)成熟並二幼若「マウス」二「ス」浮涛液テ経口的二接種スルニ,夏季ハ感染奉高ク,重症 二経過スルモノ多ク,秋ハ最モ感染率少ク,罹患スルモ多数ハ軽症ニシテ,春叉ハ初夏二亘 リラハ略々秋ノ威綾二近キモ感染率ハ之ヨリ多シ.

 4)結膜感染二於テハ成熟「マウス」二比シ幼若群ノ感染率茜ダ低ク,潜伏期モ長シ.

 5)消化管或ハ結膜感染二於テ,皮下文ハ腹腔内注入感染二比シテ感染革低キバ,恐ラク ハ投輿セル「ス」ガ之等ノ粘膜テ通過侵入スル際,若シクハ更二進シデ淋巴道内二於テ防禦抑 制作用テ受タルノ強キニヨルモノナルベシ.

擢筆スルニ臨ミ恩師谷教授ノ御懇篤ナル御指導ト御稼闘二割シ深甚ノ感謝ヲ表ス.

文   献

1〕M3砒ie,州.n.M衙hlens,H柵db.d.Path.M1kmo正g.1II.A此頂d.7,1,S.409.  2〕皿hI8山.

h皿舳肌亙竃nde1,Arb.a.d.Kai;,一Gε5undheitamte.1Bd.26,S.1.(1907〕.   3)Ra阯mowits6止,

二Ber〕・K1.、V・ユ907,S.1458.      4) Fr丑㊤皿keI, 且it。㎜一コM血b1e■&IIa皿db・d.Patb・Mikroorg・I工1,

AuピBd・7,I,S・409.  5〕N㎝ma皿m,eb㎝d乱・  6)Wem飢,aユエyg・Bd・ユ03,S・157,

(1924〕.   7)Fddt皿.S{o帆,Z Hyg.Bd.105,S.241.(1926〕.  8〕…木,橿岡圏科大學 雑誌,第18審,407頁,(1925〕.  9)吉富,蒲洲蟹學雑誌,第8巻,457頁,(1928〕.  10〕Ro・

th趾m呵i一出,Arbeit.2.d.Sta乱tsin5tit趾f一服p.The祀pie−II.21,S.32λ(1928〕.    11〕,靱竈及 ピ島十全曾薙誌,第35巻,第7號,1340頁,(1930〕.

【309】

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