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建築学科川井敬二

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Academic year: 2021

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熊本大学エ学部附属ものづくり創造融合エ学教育センター平成20年度年次報告書

シミュレーションソフトウェアを用いたコンサートホール空間の設計実践プロジェクト

建築学科川井敬二

1.プロジェクト概要

本プロジェクトは建築学科の3年次科目「建築環境 工学演習」のうち室内音響計画の演習課題に関して、

音響シミュレーションソフトウェアを導入し、これま での実空間の計測にとどまっていた課題から実測とリ ンクした理論解析への拡充を図るものである。

将来にわたり継続して学生全員が利用するためには オープンソースのフリーソフトウェアが望ましく、研 究のために開発された幾何音響シミュレーションソフ

トウェアの提供を受けることで実現を図った。

演習では、シミュレーションに先立ってまず実空間 の音響特'性を体感するため、たびたびミニコンサート も開催されている熊本大学工学部資料館(重要文化財)

を取り上げて実測を行った。その後、ソフト開発者を 熊本大に招いて講義と指導をうけ、実測結果との比較 や、学生自身で空間設定を行ったホール音響のシミュ

レーションを行った。

2エ学部資料館の音響測定

実測風景を図1に示す。手前に見えるのは12面体 全指向性スピーカで、ここから試験音を出して受音点 の騒音計で収音し、残響時間と音圧分布を分析した。

結果として残響時間は500Hz帯域で17秒と、音楽演

奏に適した響きを持つことがわかった(図2)。

3.音響シミュレーション

ソフトウェアは神戸大学工学部の建築音響研究室で 開発されたシミュレーションソフト“Prologue,,を用 いた。開発者のひとりである保手浜氏を招聰し、音響 シミュレーションの理論とソフトウェアの使用法につ いての講義を受けた(図3)。そのあと、実測した工学 部資料館のモデル化、および自作ホールでのシミュレ ーションを行った(図4)。今回の拡充については受講 者にも好評であり(図5)、実測・シミュレーションと いう体感を伴ったものづくり教育に関して大いに効果 があったものと考えている。

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図3開発者による講演

図1実測風景

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図4シミュレーション演習

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今回の演習で頂いた『prologueⅢというファイルはこれから音懲の勉強をしていくうえで、

とてもよいものの上うに感じました。侠靭時間やHIX雌減衰、IACCなど音響実験にばかル』せ ないことが、パソコンで打ら込むだけでできるというのは態動ものでした。

練習として、民力体.(台形の)四角柱・六角柱の3つを作って音轡実験を(了ったが、換作 もオリミオしればとても票で楽しみ企がら勉強ができた.

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図2実測結果(学生レポートより抜粋) 図5学生レポートの感想の例

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