議 案 1
田園住居地域内市街化区域農地の評価方法(案)について
(地方税法附則第19条の2の2第1項の規定に基づく固定資産評価基準について)
田園住居地域内市街化区域農地の評価方法(案)について
固定資産評価基準を別紙のとおり改正し、地方税法附則第 19 条の2の2
の規定に基づき、平成 31 年度分の固定資産税から適用する。
【固定資産評価基準 第1章第2節の2】
固定資産評価基準(土地)改正案対照表
改正 後 改正 前 第1 章 土地 第1章 土地 第 2節の2 市街化区 域農地 第2節の 2 市街 化区域農 地 市街化区 域農地(地 方税法( 昭和25年 法律第22 6号)附則 第19条の 2第1項 に規定 市街 化区域農地 (地方税 法(昭和 25年法律 第22 6号) 附則第19 条の2第1 項に規定 す る市街化 区域農地を いう。 ) の評価につ いては、 沿接する 道路の状 況、公共 施設等 する市 街化区域農 地をいう 。 )の評価 について は、沿接 する道路 の状況、公 共施設等 の 接近の 状況そ の他宅 地と しての 利用上 の便等 からみ て、当 該市街 化区域 農地と その の接近 の状 況その 他宅地 として の利用 上の便 等から みて、 当該 市街化 区域農 地とそ の 状 況 が類 似す る 宅地 の価 額 を基 準とし て求めた価額から 当該市街化区域農 地を宅地 状況 が 類似 する 宅 地の 価額 を 基準 として求めた 価額から当 該市街 化区域農地を宅地 に 転 用す る場 合 にお いて 通 常必 要と認 められる造成費に 相当する額を控除 した価額 に転 用 する 場合 に おい て通 常 必要 と認められる 造成費に相 当する 額を控除した価額 に よつてそ の価額を求 める方法 によるも のとする 。 によつ てその価額 を求める 方法によ るものと する。 ただし、 田園住居地 域内市街 化区域農 地(地方 税法(昭和 25年法律 第226号 )附則 第 19条の2 第1項に規 定する田 園住居地 域内市街 化区域農地 をいう 。 )の評価 につい て は、上記 によつて求 めた価額 に、当該 土地の地 積に応じて 、 「田園 住居地域 内市街 化 区域農地 補正率表 」 (別表第 2の2)の 補正率を 乗じた価 額によつ てその価 額を求 め る方法に よるものと する。 別 表第2の 2 田園住 居地域内 市街化区 域農地補 正率表 (新設 ) 別紙 地 積 補 正率 300㎡未満 1.0 0 300㎡以上 地積× 0.50+150 地積付議理由
固定資産評価基準第1章第2節の2において市街化区域農地の
評価方法が規定されているが、都市計画法の改正に伴い、同法に
規定する田園住居地域の区域内の市街化区域農地については、
300 ㎡ 以 上 の 開 発 が 原 則 不 許 可 と な る こ と か ら 、 当 該 土 地 の
300 ㎡を超える部分に係る価額が2分の1となるよう固定資産評価
基準を改正する必要がある。
また、地方税法附則第 19 条の2の2「田園住居地域内市街化区域
農地に対して課する平成 31 年度以降の各年度分の固定資産税の
特例」に基づき、固定資産評価基準を改正する必要がある。
このため、本件を付議するものである。
○ 地方税 法 (昭和二十五年七月三十一日 法 律 第 二百 二十六号)(抄) (固定資産税に係る総務 大 臣の 任務) 第三 百 八 十 八 条 総務 大臣は、固定資産の評価の基準並びに評価の実施の方法及 び手続(以下 「 固 定資産評価 基 準」と い う。)を定め 、 これを 告 示 し なければならない。 ( 略) 2 総務大臣は、前項の固 定資産評価基準を定めようとする と きは、地 方財政審 議 会 の 意 見を聴かなければ ならない。 3~ 4 略 附 則 (通 常市 街化 区域 農地に 対 して課する 平成三十 一 年 度 以 降 の 各 年 度分の 固定 資産 税の 特例) 第十九 条 の二 平成三十一 年 度以降 の 各年 度に係 る 賦 課 期日 に所 在する市街 化区域農地( 農 地のう ち 、都 市計 画法第七 条第一 項 に規 定 する市 街 化区 域内のもの(次に掲げるものを除く 。)をい う。 以下 同じ。)のうち、田園住 居 地域内市街化区域農地(市街化 区 域 農 地のうち、同法第八条 第一号 に 規定する田園住居地域内 の ものをい う。次条及び附則 第二十 二 条 に おい て同じ 。)以外のもの(以 下 こ の 条 に おいて 「 通 常 市 街 化 区 域農地」と い う 。 )に 対して 課 する固 定 資産税の 課税標 準 と な るべき 価格について は 、当 該通常市 街 化区域農地 と そ の 状況が類似する 宅地の固定資産 税の課税標準 とさ れる価格 に 比 準 す る価格 に よ り 定め られる べ きも のとする 。 一 生 産 緑 地 法(昭和四十九年法律第六 十八号)第二条 第 三号に 規 定する生 産緑地(以下この号におい て 「生 産緑地」という。) で ある農地(生産緑地法の 一部を改正する法律( 平成 三年 法律 第 三 十九 号)の施行の日以後 に 都市計画法第八条第一項の規定により 定められた生産緑地法第三条第一項に規定する生 産緑 地 地区 の区域内 の生産 緑 地 で ある農 地 の う ち、同法第十条第一項に規 定す る 申 出 基準 日( 以 下 この号におい て「 申 出 基準 日 」 と い う 。 )ま でに同法第十 条の二 第 一 項 の規定 によ る 指定 がさ れな かつ たも の で あつて 、 当 該 申出 基 準 日の属 す る年の 翌 年 の 一月一日(当該申出基 準日が一月 一 日で ある場合には、同日)を賦 課期日とする年度 以降の各年度に係 る賦課期日に所 在 するも の その 他の 政 令で 定 め る も のを 除 く。) 二 都市計 画 法 第 十 一 条第 一 項 の規定 に よ り 同 法 第四 条第六 項 に規 定 す る 都市 計 画施 設と して 定められ た公 園、 緑地又 は 墓 園 の 区 域 内の農 地 で 同 法 第 五十五条 第 一 項の 規定による同 法第二 十 六 条 第 一 項に規定す る 都道府県 知事等の 指定を 受 け た もの その他 の 政 令 で定 め る 農 地 2~7 略 (田園住 居地域内 市街 化区 域農地に 対して 課 す る 平 成 三十一 年 度以降 の 各 年 度分の固 定資 産 税 の特例) 第十九条の二の二 平 成 三 十 一年度 以 降の各年度に 係る賦 課 期日に 所 在す る田園住居 地 域 内 市 街 化区 域農 地 に 対して 課 する固定 資産税 の 課 税 標 準と なるべ き 価格 につ いて は、当該田 園 住居地域内市 街化区 域 農地とその状 況が類似する 宅地の固 定資産税の 課 税標準と さ れる 価格 に比 準する 価 格を 固 定 資産評価基準(田園住居地域内市街 化区域農地に 係 る部分に限る。)により補正し た 価格により定め られるべきものとする。 2~ 6 略
〈参照条文〉
議 案 2
平成31年度又は平成32年度における土地の価格に関する
修正基準(案)について
平成 31 年度又は平成 32 年度における
土地の価格に関する修正基準(案)について
地方税法附則第 17 条の2第 1 項に規定する「総務大臣が定める基準」
(修正基準)を別紙のとおり定める。
平成 31 年度又は平成 32 年度における土地の価格に関する修正基準(案)
第1節 通則
一 平成 31 年度分又は平成 32 年度分の固定資産税における地方税法(昭和 25 年法律
第 229 号)附則第 17 条の2第1項の規定に基づく土地の価格の修正は、以下に定め
る方法によって行うものとする。
二 市街化区域農地その他の宅地の価格を評価の基礎として価格を求めることとされ
ている土地について修正を行う場合の価格は、当該土地とその状況が類似する宅地の
価格を次節又は第3節によって修正した価格を基礎として求めるものとする。
第2節 平成 31 年度における宅地の価格の修正
一 平成 31 年度における宅地の価格の修正の順序
平成 31 年度における宅地の価格の修正は、次によるものとする。
⑴ 宅地の価格の下落状況を把握する。
⑵ 固定資産評価基準(昭和 38 年自治省告示第 158 号。以下「評価基準」という。)
第1章第3節二㈠2⑴に規定する商業地区、住宅地区、工業地区、観光地区等(こ
れらを必要に応じ、更に繁華街、高度商業地区(Ⅰ、Ⅱ)、普通商業地区、高級
住宅地区、普通住宅地区、併用住宅地区、大工場地区、中小工場地区、家内工業
地区等に区分した場合には、当該区分した後の地区)
(以下「用途地区」という。)
等を基本に宅地を区分し、その区分ごとに修正率を適用する。
⑶ 平成 30 年度において価格の修正を行った宅地について所要の調整を行う。
二 宅地の価格の下落状況の把握
宅地の価格について、国土利用計画法施行令(昭和 49 年政令第 387 号)による都
道府県地価調査及び不動産鑑定士又は不動産鑑定士補による鑑定評価を活用し、平成
29 年1月1日から平成 30 年7月1日までの下落状況を把握するものとする。
三 宅地の区分及び修正率の適用
宅地の区分及び修正率の適用は、評価基準第1章第3節二㈠に規定する市街地宅地
評価法により評点数を付設する地域及び評価基準第1章第3節二㈡に規定するその
他の宅地評価法により評点数を付設する地域の区分に応じ、次によるものとする。
㈠ 評価基準第1章第3節二㈠に基づき市街地宅地評価法により評点数を付設する
地域
⑴ 用途地区を基本とするが、市町村長は、用途地区内の宅地の価格の下落状況に
幅があり、用途地区ごとに修正率を適用することが不適当であると認める場合に
は、用途地区を更に区分することができる。
別 紙
⑵ ⑴の区分ごとに、評価基準第1章第3節一から三まで及び第 12 節一によって
求めた価格に、市町村長が本節二によって把握した下落状況からみて最も適切で
あると判断した修正率を乗じる。
㈡ 評価基準第1章第3節二㈡に基づきその他の宅地評価法により評点数を付設す
る地域
⑴ 評価基準第1章第3節二㈡2に規定する状況類似地区(以下「状況類似地区」
という。)を基本とするが、市町村長は、状況類似地区内の宅地の価格の下落状
況に幅があり、状況類似地区ごとに修正率を適用することが不適当であると認め
る場合には、状況類似地区を更に区分することができる。
⑵ ⑴の区分ごとに、評価基準第1章第3節一から三まで及び第 12 節一によって
求めた価格に、市町村長が本節二によって把握した下落状況からみて最も適切で
あると判断した修正率を乗じる。
四 平成 30 年度において価格の修正を行った宅地についての調整
評価基準第1章第 12 節二による価格の修正(以下「平成 30 年度における修正」と
いう。)を行った宅地については、次に掲げる⑴又は⑵のいずれか低い価格によって
その価格を求めるものとする。
⑴ 平成 30 年度における修正を行った後の価格
⑵ 本節二及び三によって修正を行った後の価格
第3節 平成 32 年度における宅地の価格の修正
一 平成 32 年度における宅地の価格の修正の順序
平成 32 年度における宅地の価格の修正は、次によるものとする。
⑴ 宅地の価格の下落状況を把握する。
⑵ 用途地区等を基本に宅地を区分し、その区分ごとに修正率を適用する。
⑶ 平成 30 年度又は平成 31 年度において価格の修正を行った宅地について所要の
調整を行う。
二 宅地の価格の下落状況の把握
宅地の価格について、国土利用計画法施行令による都道府県地価調査及び不動産鑑
定士又は不動産鑑定士補による鑑定評価を活用し、平成 29 年1月1日から平成 31
年7月1日までの下落状況を把握するものとする。
三 宅地の区分及び修正率の適用
宅地の区分及び修正率の適用は、評価基準第1章第3節二㈠に規定する市街地宅地
評価法により評点数を付設する地域及び評価基準第1章第3節二㈡に規定するその
他の宅地評価法により評点数を付設する地域の区分に応じ、次によるものとする。
㈠ 評価基準第1章第3節二㈠に基づき市街地宅地評価法により評点数を付設する
地域
⑴ 用途地区を基本とするが、市町村長は、用途地区内の宅地の価格の下落状況に
幅があり、用途地区ごとに修正率を適用することが不適当であると認める場合に
は、用途地区を更に区分することができる。
⑵ ⑴の区分ごとに、評価基準第1章第3節一から三まで及び第 12 節一によって
求めた価格に、市町村長が本節二によって把握した下落状況からみて最も適切で
あると判断した修正率を乗じる。
㈡ 評価基準第1章第3節二㈡に基づきその他の宅地評価法により評点数を付設す
る地域
⑴ 状況類似地区を基本とするが、市町村長は、状況類似地区内の宅地の価格の下
落状況に幅があり、状況類似地区ごとに修正率を適用することが不適当であると
認める場合には、状況類似地区を更に区分することができる。
⑵ ⑴の区分ごとに、評価基準第1章第3節一から三まで及び第 12 節一によって
求めた価格に、市町村長が本節二によって把握した下落状況からみて最も適切で
あると判断した修正率を乗じる。
四 平成 30 年度又は平成 31 年度において価格の修正を行った宅地についての調整
平成 30 年度における修正又は前節の価格の修正
(以下
「平成 31 年度における修正」
という。)を行った宅地については、次に掲げる⑴、⑵又は⑶のいずれか低い価格に
よってその価格を求めるものとする。
⑴ 平成 30 年度における修正を行った後の価格
⑵ 平成 31 年度における修正を行った後の価格
⑶ 本節二及び三によって修正を行った後の価格
付議理由
据置年度である平成 31 年度及び平成 32 年度における土地の価格
の特例として、市町村の一定地域において地価が下落し、かつ市町
村長が修正前の価格を当該地域に所在する土地の課税標準とする
ことが、固定資産税の課税上著しく均衡を失すると認める場合に
おける課税標準は、修正前の価格を総務大臣が定める修正基準に
よって修正した価格とする特例措置が講じられた。
具体的な価格の修正方法については、総務大臣が地方財政審議会
の意見を聴いて修正基準として定め、告示することとされている
(地方税法附則第 17 条の2第1項、第7項及び第9項)。
このため、本件を付議するものである。
※ 平成 10 年度以降、同様の措置が講じられている。
○ 地方税 法 (昭和二十五年七月三十一日 法 律 第 二百 二十六号)(抄) (土 地又 は家屋に対して課 する 固定資産 税 の課 税標 準) 第三 百 四 十九 条 基 準年度 に係る賦 課期 日に所 在 する 土地又は家 屋 ( 以 下 「 基 準 年 度 の 土地又は家 屋 」 と い う 。) に対 して 課す る基 準 年度の 固 定資 産税 の 課 税標 準は、当該土地又は家屋の基 準 年 度 に係る賦 課期日における価格(以 下 「 基 準年度の価格」と いう 。 )で 土地 課 税 台帳 若 し くは 土地 補充 課税 台帳 (以下 「 土地 課税 台 帳 等」 と いう 。) 又は 家 屋 課税 台 帳 若 し くは 家 屋 補充 課税 台 帳 (以下 「家屋課 税台帳等 」という。)に登録されたもの とする。 2 基準 年度 の土 地又 は家屋に対し て課する第 二年 度 の 固 定資産 税 の課 税標 準 は 、当 該土 地 又 は 家 屋に係 る 基準年 度の 固定 資 産 税 の課 税標準の基礎とな つた価格で 土 地 課 税 台帳等又は 家 屋 課税台帳等に 登 録さ れ た ものとする。(略) 3 基 準年度の土地又は家 屋に 対して 課する第三年度の固定資産税の 課 税標準 は 、当該土 地又は家屋 に 係 る 基準 年度の固定資産税の課 税標準の基礎となつた価格 ( 中略 ) で 土 地 課税台帳等又は家 屋 課税台帳等に 登録されたものと す る。(略) 4~6 略 (固定 資 産税 に係 る総 務大臣 の 任 務 ) 第三百八十八条 略 2 総務 大臣 は、 前項 の 固 定 資 産評 価 基 準 を 定 めよ う とす ると きは 、地 方財 政審議 会 の意 見 を 聴 か な け れ ば な ら ない。 3~4 略 附 則 ( 平 成 三 十一 年度 又は 平成 三十二年 度に お け る 土 地 の 価 格 の 特 例) 第十七条の二 当該市町村の区 域 内の自然的及び社会的条件 から み て 類似の利 用 価 値を有すると認めら れ る 地域において地 価が下落し、 か つ 、 市 町村 長が次の表の 上欄 に掲げる土地 の 区 分に応じ、それぞ れ、同表の中 欄 に掲げる年度において 、 同表の 下 欄に 掲げる価格 (以 下こ の項 において 「修 正前 の 価 格 」 という。)を 当該地域に所 在する 土 地に 対し て 課 する当該年度分 の 固 定 資 産 税の 課税標準と す る こと が 固 定 資 産 税 の 課 税上 著 し く均 衡を 失す ると 認める場合に おける 当 該土地に対し て 課 する当該年 度 分 の 固定資産税の課税標 準は、 第 三 百 四 十九条の 規 定にか か わらず、平 成 三 十一年度分又 は 平成三 十 二年度分の固 定資産税に 限 り、当該土地の修正前の価格 を総務大臣が定め る基準( 以下「修正 基 準 」という 。 )により修正した価格 ( 中略 ) で 土 地課 税 台帳等に登録さ れ たものと する。 2~ 6 略 7 総務大 臣 は 、 第一 項の修正 基準 を定めた ときは 、 これを告示しな け ればならない 。 8 略 9 平成 三十 一 年 度分 及 び 平 成 三十 二 年 度 分 の 固 定 資 産 税 に限 り 、 第 三 百 八 十 八 条第 二項 、 ( 中略 ) の規定 の 適用につい て は、第三百八 十八 条 第 二項 ( 中略 ) 中 「 固 定 資 産 評 価基 準 」と あるの は 「固 定資 産評 価基 準及び附 則第 十七条 の二 第 一項の 修 正基 準」と ( 中略 ) する 。 略 10
〈参照条
文〉
参 考 資 料
(議案関係)
田園住居地域内市街化区域農地の評価方法に
係る評価基準の改正(案)について
田園住居地域内市街化区域農地の評価方法について
〔平成30年度税制改正の大綱
平成29年12月22日閣議決定〕
二
資産課税
6
その他
(地方税)
<固定資産税・都市計画税>
(3) 都市計画法の改正に伴い、同法に規定する田園住居地域の区域内の市街化区域農地について、300㎡
を超える部分に係る土地の価額が類似宅地の価額を基準として求めた価額から造成費相当額を控除し
た価額の2分の1となるような減価補正(総地積に対する300㎡を超える部分の割合に応じて段階的に
定める減価補正)を行う評価を平成31年度から適用するため、所要の措置を講ずる。
具体的な価格の算定方法については、総務大臣が定める固定資産評価基準(告示)によることと
されており、今回、その固定資産評価基準を改正するもの。
○地方税法附則(昭和38年自治省告示第158号)
(田園住居地域内市街化区域農地に対して課する平成三十一年度以降の各年度分の固定資産税の特例)
第十九条の二の二
平成三十一年度以降の各年度に係る賦課期日に所在する田園住居地域内市街化区域農地に対して課する固定資
産税の課税標準となるべき価格については、当該田園住居地域内市街化区域農地とその状況が類似する宅地の固定資産税の課税
標準とされる価格に比準する価格を固定資産評価基準(田園住居地域内市街化区域農地に係る部分に限る。)により補正した価
格により定められるべきものとする。
住宅と農地が混在し、両者が調和して良好な居住環境と営農
環境を形成している地域を、あるべき市街地像として都市計画
に位置付け、
開発/建築規制
を通じてその実現を図る
○現況農地における
①土地の造成、②建築物の建築、③物件の
堆積
を市町村長の
許可制
とする
○駐車場・資材置き場のための造成や土石等の堆積も規制対象
○市街地環境を大きく改変するおそれがある一定規模(政令で
300㎡
と規定)以上の開発等は、
原則不許可
開発規制
課題・背景○宅地需要の沈静化・住民の都市農業に対する認識
の変化 → 都市農地を都市にあるべきものへ
(都市農業振興基本計画)〇マンション等の建設に伴う営農環境悪化の防止
○住居専用地域に農業用施設等は原則として建てら
れない状況
■
田園住居地域の具体のイメージ
農産物直売所(イメージ) 田園住居地域のイメージ ↓ <現行の用途指定状況> :第1種低層住居専用地域 改 正 内 容住居系用途地域の一類型として田園住居地域の創設
○農業の利便増進に必要な店舗・飲食店 等
(床面積500㎡以内)
:農産物直売所、農家レストラン、自家販売用の加工所等○農産物の生産、集荷、処理又は貯蔵に供するもの
○農産物の生産資材の貯蔵に供するもの
:農機具収納施設等農業用施設
用途規制
・住宅、老人ホーム、診療所 等 ・日用品販売店舗、食堂・喫茶店、サービス業店舗 等(床面積150㎡以内)低層住居専用地域と同様
形態規制
容積率:50~200%、建ぺい率30~60%、
高さ:10or12m、外壁後退:都市計画で指定された数値
低層住居専用地域に建築可能なもの
田園住居地域について
作成資料より国交省建築規制
※ 下記以外の建物は原則として建てられない。農地に対する評価
【H27.4】都市農業振興基本法
※議員立法成立
○ 基本理念(人口減少社会等を踏まえた良好な市街地形成
における農との共存等)にのっとり、都市農業の振興に関する
施策を総合的かつ計画的に推進。
○ 政府は、都市農業振興基本計画を策定し、公表。
【H28.5】都市農業振興基本計画 閣議決定
○ 都市農地の位置付けを、「宅地化すべきもの」から都市に
「あるべきもの」へと大きく転換。
○ 都市農地保全の観点からの都市計画制度の充実を検討。
【H29.5】都市計画法 改正
※2○ 住居系用途地域の一類型として田園住居地域の創設。
・ 農業の利便の増進を図りつつ、これと調和した低層住宅
に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域
・ 現況農地における300㎡以上の開発等は原則不許可
※1 すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に
優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域(都市計画法第7条
第2項)内の農地(生産緑地地区内の農地等を除く)。
あらかじめ農業委員会に届け出て農地以外のものにする場合、
都道府県知事等の転用許可は不要(農地法第4条第1項第7号)。
農地
都市農業振興の動向
一般農地
農地評価
農地の正常売買価格より評価
宅地並み評価・1
S.47評価~
類似宅地の価額から造成費相当額を控除して評価
宅地並み評価・2
H.31評価~
類似宅地の価額から造成費相当額を控除した価額
について総地積に対する300㎡を超える部分の割合
に応じて減価補正を行う評価
市街化区域農地
※1S.44.6施行
田園住居地域内市街化区域農地
※2H30.4施行
2.300㎡以上の土地について
⇒
1、2を考慮して、市街化区域農地の価額に「総地積」に対する「300㎡を超える部分」
の割合に応じた補正率を適用して評価するもの。
1.300㎡未満の土地について
○
都市計画法上、300㎡以上の開発等は許可されないため、300㎡を超える部分については
砂防指定地や特別緑地保全地区と同等の行為制限がかかっていると考えられる。
○
現行固定資産評価基準上、砂防指定地内の山林や特別緑地保全地区内の土地等について
は減価補正(2分の1)が適用されている。
○
都市計画法上、300㎡未満の開発等(土地の形質の変更、建築物の建築、物件の堆積)に
係る許可の申請があれば、許可しなければならないこととされているため、300㎡未満の
土地については減価補正の必要はない。
田園住居地域内市街化区域農地の評価方法(案)
評価額 = 市街化区域農地の価額 × 補正率
※ 平成31年度課税から適用
田園住居地域内市街化区域農地の評価方法について(改正案対照表)
改 正 後
改
正 前
第1章 土地
第2節の2
市街化区域農地
市街化区域農地(地方税法(昭和25年法律第226
号)附則第19条の2第1項に規定する市街化区域農
地をいう。)の評価については、沿接する道路の状
況、公共施設等の接近の状況その他宅地としての利
用上の便等からみて、当該市街化区域農地とその状
況が類似する宅地の価額を基準として求めた価額か
ら当該市街化区域農地を宅地に転用する場合におい
て通常必要と認められる造成費に相当する額を控除
した価額によつてその価額を求める方法によるもの
とする。
ただし、田園住居地域内市街化区域農地(地方税
法(昭和25年法律第226号)附則第19条の2第1項に
規定する田園住居地域内市街化区域農地をいう。)
の評価については、上記によつて求めた価額に、当
該土地の地積に応じて、「田園住居地域内市街化区
域農地補正率表」(別表第2の2)の補正率を乗じ
た価額によつてその価額を求める方法によるものと
する。
第1章 土地
第2節の2
市街化区域農地
市街化区域農地(地方税法(昭和25年法律第226
号)附則第19条の2第1項に規定する市街化区域農
地をいう。)の評価については、沿接する道路の状
況、公共施設等の接近の状況その他宅地としての利
用上の便等からみて、当該市街化区域農地とその状
況が類似する宅地の価額を基準として求めた価額か
ら当該市街化区域農地を宅地に転用する場合におい
て通常必要と認められる造成費に相当する額を控除
した価額によつてその価額を求める方法によるもの
とする。
別表第2の2 田園住居地域内市街化区域農地補正率表
地 積 補 正 率 300㎡未満 1.00 300㎡以上 地積×0.50+150 (地積-300) 300 地積 300+地積×0.50-150 地積 = = 地積×0.50+150 地積 地積 ×1.00+ ×0.500 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1300 1400 1500 1600 1700 1800 1900 2000
価額