• 検索結果がありません。

海外のダンススポーツ大会での報告 2016 年度海外の下記大会に審判員として出張しました 審判員としていろいろなことを経験したこと その国の状況 又ダンスにかかわることで特に子ども達に学校中心に大勢のボランティアの皆様が力を注いでいる地方もある等 ご覧になってそれぞれの国の主催している様々なケースを

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "海外のダンススポーツ大会での報告 2016 年度海外の下記大会に審判員として出張しました 審判員としていろいろなことを経験したこと その国の状況 又ダンスにかかわることで特に子ども達に学校中心に大勢のボランティアの皆様が力を注いでいる地方もある等 ご覧になってそれぞれの国の主催している様々なケースを"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1

海外のダンススポーツ大会での報告

2016 年度 海外の下記大会に審判員として出張しました。審判員としていろいろなことを経験したこと、 その国の状況、又ダンスにかかわることで特に子ども達に学校中心に大勢のボランティアの皆様が力を 注いでいる地方もある等、ご覧になってそれぞれの国の主催している様々なケースを感じ取って頂けれ ばと思います。 1.コペンハーゲンオープン 開催日:2016 年 2 月 19 日、20 日、21 日 開催地:コペンハーゲン、デンマーク

会場:コングレスセンター、チボリホテル(Congress Center, TIVOLI HOTEL)

コペンハーゲン駅からタクシーで1メーター位、空港からはタクシーで20 分ほどの便利な場所に位置し ている。 今回の大会会場はホテルの 1 階にあり、集合、解散もそれぞれ部屋から来る、戻るだけで、又審判員、 役職者が食事等をするにも専用部屋を確保されており、昼食、夕食においてもスムーズに便利だった。 その1階には多くのダンスショッピングの店舗もでて賑わっていた。 会場内も広く、観客も夕方になるほど集まってきた。声援も有り、メーンイベントには観客選手が一体 となっているように盛り上がった。

2/20 WDSF European Ten Dance はジャッジ 12 名別途招聘され 15:00 から開始し、競技は並行して進 められジャッジ方法はジャッジシステム2.1 で実施されていた。

WDSF International Open Latin では日本からの出場の久保田組は 16 位、Youth ST は柴木組(神奈川県) 32 位、JuniorⅡLA 大田組(北海道)22 位であった。

この日は8:30 集合から 24:30 まで途中休憩はあったが大変長い一日であった。 2/21(日)9:00 ジャッジミーティング、9:30 大会開始、12:40 昼食、終了 21:30 メーン競技はWDSF World Open Standard, WDSF Youth Latin.

(2)

2

総体的に選手に関してYumiya Kubota/Victoria Sermyagina 組はカップル結成してまだ短いが、ダンス が良くリハーサルされており、競技に向かっていく姿勢、音楽に入っていくさま、その流れも、良く踊 っていて彼らの魅力も見えていた。大変良く活躍したと思う。これからさらに成長して欲しいし出来る 組と思えた。国内の選手達も彼らの競技に向かっていく姿勢等多く見習い、切磋琢磨して欲しい。 やはり、ヨーロッパ選手、特にセミファイナル以上の選手は体、踊りの内容、スピード、身体のしなや かさ(本当に良くボディを使っている)、強さが見える迫力、魅せるピクチャー、ポイズそして床からの 音がしないほどの切れ味、良く訓練していると感じた。 やはり選手は、時折外国に行き、学び、大会に出場する等してより良いものを磨いてほしい。又審判員 も出来る限りこのような踊りに触れる事(見たり、学ぶ等)を継続していく必要があると感じた。 2.セブオープン 大会名:セブオープン2016(Cebu Open 2016) Standard & Latin

開催日:2016 年 9 月 10 日 開催地:セブ、フィリピン

会場:Grand Ballroom, Waterfront Cebu City Hotel and Casino コメント及び感想 9/9(金) セブ空港18:50 着、成田空港での出発遅れで 10 分ほど遅れて到着した。 ホテルまで車で送ってもらった。途中やはりこの地域はまだこれから開発される地域でしょう、道路際 の建物も相当古い感じ、又トラックのような車で、乗り合いバスでの様に使われており、生活の一端を 見える様だった。 しかし、オフィシャルホテルは立派で、セキュリーティーしっかりしていた。 9/10(土) ジュブナイルのラテンからだったが、予選が3 ヒートある中、1 ヒート目に 3 ヒートで踊る組が入って いたり、2&3 ヒート目に1ヒート予定の組が入っていたり、全ての人が混在している状態だった。チェ アパーソンに話すもどうにもならなかった。ジュブナイル、ジュニア、ユースの予選は全てこの状態だ った。フィリピンらしい(?)と言うべきか。 大会には子ども達が多く参加しており、会場は観客も多かった。 Opening Ceremony には各国の出場選手、フィリピンでは各地のからの団体がパレードに参加した。そ して最後にはセブの団体が入ってきた、その中子ども達が大変多く(百人以上でしょうか)、フロアには 並びきれないほどの数になった。 主催者からの挨拶でこの地域に多くのボランティア達が学校の生徒にダンスを教え、数多くの学校の子 ども達がダンスを学び楽しんでいる様子を語り、ビデオでも紹介した。

(3)

3 最終のイベントWDSF Open Latin は応援が大きく大変盛り上がった。 日本からも数組出場していた。 WDSF Open ST では村川明、村川絢子組。LA では名越慎悟、明子組が出場していた。 成績はST 10 組中 9 位、LA 20 組中 16 位だった。 その他名越組はLA シニア 1-5(5 種目)部門に出場し、優勝した。(出場 6 組中 1 位) このシニアの中では動きが抜きんでており、観客の応援ももらいまずまずの成果と思えた。 WDSF Open においては、踊りの中での魅せるもの、タイミング等で動きに固さが見られ準決勝に入る のにはまだ差があった。 村川組はST で柔らかい良いムーブメントを持っている組ではあったが、カップルとしてのポスチャーが 少しずれているようで(ヘッドが少しパートナ側近くにいる)、期待できる動きになっていなかった。(音 に対しての動きが足りない)ここを改善し、しっかりウエイトの入った良い動きになっていくと素晴ら しい選手になるのではないかと思った。 3.中国、成都での大会 世界ショウダンス選手権大会、世界ラテン選手権大会

大会名:2016 WDSF World DanceSport Championships Show Dance 2016 WDSF World DanceSport Champinships Latin

開催日:2016 年 9 月 24 日、25 日 開催地:成都、中国(Chengdu, China)

会場:Dujiangyan Feiong Stadium, Chengdu, Sichuan コメント及び感想 9/23 フライト: 8:30 羽田----11:20 北京 13:00 北京----16:10 成都 羽田で預けたスーツケースが北京に到着し、イミグレーション通過の後、受取ることになっており不便 を感じていた。荷物受取後良くわからず、一旦出口を出てしまい、それから国内線入口に入り予定搭乗 口に向かっていった。どういう訳かスーツケース持ち運びながらの移動だった。セキュリティーチェッ

(4)

4 クを受け、ようやく搭乗口に来ることができ何とか予定便に間に合った。荷物はここで預かってもらい、 成都行の便に乗った。 もう少し便利な手順があったようで出発前にこの北京での乗継に際しての荷物の受取、預けの手続きを 良く調べていくべきだった。 ホテルにチェックインする前に手続きが細かく一人づつで時間がかかった。7:15PM 頃部屋に入るも、 大勢が既にRed Carpet Ceremony の会場にバスで移動しており、着替えてすぐに次のバスで会場に向か った。 ここでは中国、成都の歴史、この地域で伝わる舞踊等の発表が行われた。選手全員、役員、関係者、地 域の方々、観光客もここに集まり、ここのイベントを楽しんだ。もちろん市長の挨拶もあり、この地域 挙げての催しとなった。 その後全員ホテルに戻り、9:00PM からウェルカムパーティーが行われた。 主催者及びその役員、WDSF 役員、ジャッジ、各国コーチ、役員、選手が出席し、かなりの人数だった。 やはり世界選手権ということだろう、各国コーチ役員等が選手に付添っており各国の大会に対する意気 込みが感じられた。 9/24

本日の大会のメーンはWDSF World DanceSport Championship Latin。

始まる前にはチェアパーソンMarco Sietas よりジャッジシステムの他 注意事項等最近のジャッジとし ての良くない事例等を出し厳しさのある説明が行われ、1:10pm 大会はスタートした。 6:45~7:30 Opening Ceremony 7:35pm から 3 次予選でここからジャッジは着席し、Judging System 2.1 新審判にてジャッジした。 10:30pm 頃 Final が終了した。 ジャッジ控室に我々が集まっていたところに、厳しく対応していたMarco Sietas(WDSF チェアパーソ ン)顔を出しに来て、“First of all, Thank you” 我々“You are welcome”で会場をあとにしホテルへ戻っ た。

ホテルの2F レストランでディナーの準備が出来ていたので、着替えずそのまま食事をして 部屋に戻った。海外の競技会は深夜に及ぶことも多いのです。

(5)

5

本日の大会に大西大晶・咲菜組、八谷和樹・皆川円組が出場した。結果は一次予選、リダンスに行き健 闘したがここまでだった。今回世界選手権で各国の選りすぐれた選手と競うには力の差があった。まだ 若いので、これから体を作り、実力を上げていって欲しい。

この大会の優勝者は Gabriele Goffredo - Anna Matus だったが 2 位 Armen Tsaturyan - Svetlana Gudyno も健闘した。2 種目目のチャチャチャでは彼らがポイントで上回った。その後は両者とも気が 入り、また他の選手も同様に本当に持てる力を出し切った大会であった。

9/25

1:20pm に我々ジャッジはホテルを出発し大会会場に向かった。

本日の大会のメーンはWDSF World DanceSport Championship ShowDance Standard and Latin。 ショウダンスというもの、日本ではあまり見かけないが、技術的な事もあるがストーリー があり、それを選手が真になりきってその物語を踊りきるもの、とても感動的なものも あり素晴らしかった。 例えば恋人同士が仲良くして暮らしていた時、突然彼氏が亡くなってしまった。しかし亡 くなった彼には彼女が見えていてここだと呼び、踊ろうとするが彼女にはそういう気がす るが見えない、すれ違いのような場面になってしまうという踊り。そして何かの拍子に 彼が生き返って、再び恋人同士が喜びの満ちあふれた踊りを演技する。というような構成 で3分~3分半で演技するもの。ダンスの踊り自体の技術も有り、その物語を作る振り付 けも素晴らしいものがあった。 4.イタリアでの大会

大会名:4th TROFEO LOW COST AURORA

WDSF International Open Standard & Latin PD Championships 他

開催日:6th November, 2016

開催地:Via Partengo 13, Italy 会場:Palasport di Budrio (BO) 11/6(日)

我々ジャッジは10:00~20:26 までの WDSF International Open、PD,等。

ジャッジ方法はIpad と PDA の端末を使用した。WDSF INT OPEN は Ipad だった。暗証番号を入力す ると自分の名前が出てきて文字が日本語で出力されていた。各国それぞれ機能が違うが、より良く改善 されている様子が感じられた。 こちらの大会関係者、審判員は全員制服を着ていた。(WDSF INT 担当ジャッジ以外) 紺色の上着、グレーのスラックス、紺色のネクタイ、女性はスカーフで統一されていた。ただ仕立ては それぞれ自由で女性は制服とは思えないほどファッション性があった。男性も上着スラックスもそれぞ れ若干違っていて個性豊かだった。PD 担当のパオロボスコ氏に聞いてみると、オリンピックを目指して いるので関係者は全て制服で審判員も同様にしているとのこと。

(6)

6 大会は大変盛り上がった。司会、主催者もマイクを持ち、有名な方も紹介する等観客に問いかける様に 語り観客も良く反応していた。参加者も数多くの国から参加し、審判員も同様各国から招聘され、国際 色豊かだった。もちろん選手も気合が入り観客に応援、拍手をもらい、出来うる限りのパフォーマンス で踊っていた。 日本人選手、菅原一樹・Laura Collavizza 組は ST に出場し、13 位で健闘した。先日三笠宮杯で踊った 時よりも動きが良かった。ただこれからは基本的な動きのレベルを上げていく必要があると思えた。八 谷和樹・皆川円組はLA に出場し 15 位だった。LA は有力選手が多く出場しており、その中でのこの成 績は良かったと思う。今後カップルとしての動き、音楽的な表現等でさらにレベルを上げて欲しい。現 在海外コーチの指導をうけ、そしてこのように大会にチャレンジしており、これから先一層の成長が見 られると思う。 5.オーストラリアでの大会 第71 回オーストラリアダンススポーツ選手権 開催日:2016 年 12 月 9 日(金)、10 日(土)、11 日(日) 開催地:メルボルン、オーストラリア 会場:ハイセンス・アリーナ 12/8(木) メルボルン空港に約1時間遅れで 3:00PM 頃到着した。 飛行ルートは下記の通りでやはり南半球にあるこの国は遠い、時差は2 時間程で先に進んでいる。 東京(成田)--- ケアンズ 飛行時間 7 時間 30 分 ケアンズ --- メルボルン 飛行時間 3 時間 20 分 季節は夏、この日の気温は15 度程湿度はドライで少し肌寒い感じ、日本は季節が冬だがあまり変わらな い感じ。 空港で関係者の迎えがありスムーズに予定通り、関係者滞在するホテルソフィテル にチェックインした。 道路はところどころ混雑していて到着までに 1 時間ほどかかった。(通常は飛行場からホテルまでは 30 分程とのこと。)道路は日本と同じで車は左通行で何ら違和感はなかった。

(7)

7

会場はHISENSE ARENA MELBOURNE で収容人数 10,500 人の大変すばらしい屋内競技場だった。こ れから3日間はダンススポーツの競技が行われるが(私たちは2日間)その他ここではいろんなスポー ツが行われている。来月はテニスの全豪オープンがここで開催されるようだ。確かに天井を見ると開閉 式になっていて、フロアサイド(短いサイドの席)もテニスの大会で良く見られるグリーン色の席だっ た。 WDSF Open を主に担当する審判員、そしてその他の種目に審判する審 判員は77 人でオーストラリアの各地から来ていた。 大勢の中、以前にヨーロッパ他の国で会ったことのある審判員等懐かし い出会いがあった。 その中有名選手だったアランシングラー&ドナシングラーも審判員され ていた。 本大会には選手の組数は総合計で約 700 組出場していて、内 WDSF Open にはスタンダード 36 組、ラテン 40 組の出場だった。 WDSF Open Standard

日本からは八谷和樹・皆川円組が出場した。1位Bjorn & Ashli 組は実力からみて当然の出来、彼らは翌 日上海に移動してグランドスラムファイナルに出場の予定とのこと。

2~4 位は結構接戦のように思えた。2位はデンマークの兄妹カップルで、各種目とも良さを見せつける タイミング,振付であった。3 位になった 21 番 Brodie & Lana 組は現在のオーストラリアチャンピオン で動きは良く、一方4位の八谷組も体を良く使い踊っており、魅力的に踊っていた。この辺の順位はわ ずかでの差だと思う。

12/10(土)

今日はWDSF Open Latin の他 Youth Open ST, Master 1 Open ST, Junior Open ST, Professional Standard の審判を受け持った。

会場は昨日よりも多くの観客が入っていた。大会中は声援もあり特別デモも入り、司会者も観客に語り かけ、会場は盛り上がった。

又フロアで観客が踊る時間、It’s your time ! には多くの方がフロアに出て踊っていた。

その踊りも皆で同じステップで、New Vogue というダンスだった。聞いてみると、オセアニア独特のダ ンスで、ダンスを始める時は先ず最初にこのNew Vogue を習ってからなのでダンスをやれる方ほとんど の方が熟知しており、こういうダンスタイムには皆でこれを踊るのが一番楽しいのだそうだ。

(8)

8 これはSocial としてのものであるが、競技用もあり、今回その競技が行われていた。 今回の大会で行われていた競技は5種目1.Vw, 2.SF, 3.T, 4.SF, 5.Vwでフロアの回りを円のように沿って 全員が同じに振付けられたステップを踊り競うものであった WDSF Open Latin 八谷組は良く踊っていた。結果は5 位でしたが 3~5 位はかなり接戦であった。特にジャイブは他の選手 と比べ最後まで良いタイミングで踊り切っており、観客からの応援もたくさんあった。大会は盛況のう ちに22:00 ころ終了した。 PS: 最後にフィリピン、セブ島の子ども達が本当にダンスを楽しんでいる姿が印象的でしたので、この時の 大会のプログラムに入っている記事をここに入れておきます。

(9)

9 セブ市のダンススポーツチームは20 年前から、ダンススポーツが多くの子ども達を救う事ができる、又 ダンスの競技力の向上とたえまない努力を信念を持って続けているようです。その活動は休むことなく 国内、国際競技にも参加し、その演技ショウも行っている。ボランティアの先生たちにおいてはダンス スポーツを教えるため時間と精力を捧げ頂いているようです。その他ここにその写真、詳細が記されて います。 以上

参照

関連したドキュメント

ともわからず,この世のものともあの世のものとも鼠り知れないwitchesの出

突然そのようなところに現れたことに驚いたので す。しかも、密教儀礼であればマンダラ制作儀礼

子どもたちは、全5回のプログラムで学習したこと を思い出しながら、 「昔の人は霧ヶ峰に何をしにきてい

海なし県なので海の仕事についてよく知らなかったけど、この体験を通して海で楽しむ人のかげで、海を

   遠くに住んでいる、家に入られることに抵抗感があるなどの 療養中の子どもへの直接支援の難しさを、 IT という手段を使えば

層の積年の思いがここに表出しているようにも思われる︒日本の東アジア大国コンサート構想は︑

の繰返しになるのでここでは省略する︒ 列記されている

行ない難いことを当然予想している制度であり︑