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アニュアルレポート2012

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Academic year: 2021

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(1)

2012

Moving Ahead,

Realizing Our Vision

(2)

富士通は、クラウド・コンピューティングをはじめとする最先端の

ICT

を用いて、これまで十分に

活用されてこなかっ た人の知恵や行動、環境変化から生み出される価値を活かすことにより、社会

の幅広い分野における様々な課題に応え、豊かで便利な社会の実現に貢献してまいります。

giving shape

(3)

スマートシティ推進本部 本部長 山岸 憲一 の加速、環境・世界不況への対応など、様々な問題に直面してい ます。日本でも同様、様々な課題を抱えていますが、2011年3月 11日に発生した東日本大震災を機に、従来の課題への対応に加 え、安心・安全で持続可能なまちづくりが求められるようにな りました。 当社は、各地域で課題となっている再生可能エネルギーの活用 など、エネルギーを中心とした社会インフラのスマート化をICT で支援するとともに、当社独自のフィールドイノベーション手 決することで、その地域の社会価値循環モデルを創出し、持続可 能なスマートシティの実現を目指しています。 また、当社の強みである豊富な業種ソリューションを地域社 会の切り口で統合し、「地域活性化モデル」として標準化すること で、当社オリジナルのスマートシティを全国に展開していきま す。日本全国、さらには世界にスマートシティを展開し、人々が 安心して暮らせる豊かな社会の実現に貢献することが、私の目 標です。

URBAN

PLANNING

(4)

ソーシャルクラウド事業開発室 事業開発統括部 角田 和将 から取得される農作業者の作業記録を富士通のデータセンター に集約し、データを活用した農業経営を実践することによって、 企業的農業経営の実現につなげていただく取り組みを始めてい ます。例えば、農薬を散布する際、安価で低効果のものを複数回 にわたって散布するのと、高価で高効果なものを一度散布する のでは、後者の方が人件費を含めたトータルコストを低く抑えら れるケースもあります。しかしそれを実証するには、実際にい つ、どのくらいの量の農薬を、誰が、どこに使用して、効果はど の程度のものだったか、というような詳細なデータが必要にな 躍的に安易になりました。 現在、日本では耕作放棄地が増えつつあります。農作業者の 高齢化により、技術やノウハウの伝承も大きな課題です。ICTを 活用して、多数の農地の状態を一元管理し、作業記録を様々な 形で振り返ることによって、そういった課題に応えられると思 います。将来的には、生産現場でのICT活用を起点に、流通や地 域、消費者をバリューチェーンで結ぶことによって、豊かな食 の未来へ貢献したいと考えています。

AGRICULTURE

(5)

ビッグデータの解析で糖尿病の発症を高い精度で予測

富士通の従業員を対象に、定期健康診断データ、通院の記録な どのレセプトデータ、歩数計や体重など日々の変化を記録した バイタルデータなど、個人の健康に関連する多種多様なデータ を分析し、糖尿病の発症を予測する実証実験を行っています。医 学的な知識がなくても、これらのデータを数学的な手法を用い て解析することで、高い精度で糖尿病の発症を予測することが できました。糖尿病をはじめとする生活習慣病予備軍の早期発 見で、従業員の健康改善に結びつけていきます。また、将来的に インテリジェントサービス本部 インテリジェントコンピューティング室 シニアディレクター 博士(理学) 岡本 青史 は従業員にとどまらず、いろいろな企業の健康保険組合などに 広く活用いただけるサービスとして提供し、より多くの方々の 健康改善や医療費の抑制に結びつけたいと思っています。 スマートフォンの普及やセンサー技術の向上により、膨大な データが収集できるようになりました。人間がこれまで培って きた知恵やノウハウに加え、ICTを用いてこれらのデータを分析 することで、新しい価値を生み出すことができる。そういった 部分にやりがいや楽しさを感じています。

HEALTH

CARE

(6)

インテリジェントサービス本部 戦略企画統括部 シニアマネージャー 伊藤 映

富士通の得意とする画像処理技術を

用いたお肌分析サービスを開発

スマートフォンで顔を撮影することで、お肌の状態を自分で 確認できるサービスを化粧品メーカーの協力を得て開発しまし た。約4,000人の肌色を基に作成したカラーフレームと顔を一緒 に撮影すると、富士通が得意とする画像処理の技術によって、撮 影場所や照明条件にかかわらず、シミ、くすみ、毛穴の状態をス マートフォンアプリで正確に測定することが可能となるもので す。測定結果をクラウド上のデータベースに貯めるので、継続的 に測定をすることで、日々のお手入れの効果を自分で確認する ことができます。お肌の情報と併せて、睡眠時間や食事の内容な ど、個人に依存する多種多様な情報を収集させていただき、デー タベース化できれば、大量のライフログ情報を残すことができ ます。そういったデータやそれらを多角的に解析した結果を化 粧品メーカーや美容や家電メーカーに提供して、美容健康に関 する新しいサービスにつなげたり、異業種のデータとコンバー ジェンス(統合)して見出した新たな知見を使って、様々なサー ビスに広く活用したりしていきたいと思っています。このよう な、人々から集まるデータの利活用を通して、ヒューマンセント リックな世界の実現に貢献したいと思っています。

COSMETIC

SUPPORT

(7)

ソーシャルクラウド事業開発室 サービス開発統括部 シニアマネージャー 今林 徹 どうぶつ種別、診療情報、歩数や周囲の温度などの健康や生活 情報など、ペットにまつわる様々な情報をクラウド上に蓄積し、 ペット向けの各種サービス事業者が利活用することで、どうぶつ と人々にとってより良い社会を目指す取り組みを始めています。 例えば、地域のかかりつけの動物病院と高度医療が可能な二 次診療施設が診療情報をクラウド上で共有することで、高品質な 獣医療サービスがスムーズに提供できるような実証実験を行っ ています。また、東日本大震災によって飼主と一緒に暮らすこと のできなくなったどうぶつについて、飼主情報や、ワクチン接 種の有無といった基本的な健康情報をクラウド上で管理するシ ステムを構築しました。集団でどうぶつが暮らす上では特に重 要である群全体の健康管理が容易となっただけでなく、被災現 場で難しかった業務プロセスの定型化による大幅な作業効率の 改善が可能となりました。 人間社会にとってどうぶつの存在はなくてはならないもので す。クラウド・コンピューティングを使ったこれらの取り組み を発展させ、飼主、地域が一緒に安心して暮らしていける社会を 構築するために大いに役立てていきたいと思っています。

PET

CARE

(8)

変化する中、自治体・地域コミュニティが混乱し、正確な情報が 把握できず適切な支援が届かないという状況が発生ました。そ こで、震災発生3日後から役員直轄で災害支援特別チームを編成、 現地に赴き、富士通の得意とするシステム構築や提案力、クラウ ドの技術を結集させて被災地の支援を行いました。 震災直後はNPOやボランティアで構成する「つなプロ」に参加 し、宮城県内の約500ヵ所の避難所の状況をクラウド上でデータ ベース化することで、ニーズのマッチングができ、迅速に適切 な物資や支援をお届けすることができました。 ソーシャルクラウド事業開発室 事業開発統括部 シニアマネージャー 生川 慎二 に取り組む医療法人社団鉄祐会 祐ホームクリニック石巻様の 拠点立ち上げを支援しました。 震災半年後には、被災地に点在する在宅被災世帯をサポートす る団体を支援し、聞き取った情報をICTを活用して行政や支援団 体と共有し、健康・生活面における複合的な支援の提供に結びつ けました。 高齢者の孤立や医療資源の不足など、今、被災地で起きている ことは、少子高齢化の進む日本の将来の縮図です。こうした取り 組みが、被災地の早期の復興とともに、日本の社会課題解決につ ながる先駆例となることに深い意義を感じています。

DISASTER

RESPONSE

(9)

Management Focus Per for mance Responsibility

Facts & Figur

es

000

ICT Solutions are giving shape to a

brighter tomorrow

008

パフォーマンスハイライト

012

経営者からのメッセージ 取締役会長 間塚道義 代表取締役社長 山本正已

014

社長インタビュー

A Clear Vision

代表取締役社長 山本正已

022 CFO

からのメッセージ 取締役執行役員専務/CFO 加藤和彦

024

特集:成長軌道への再スタート

Strategies to Realize Our Vision

028

真のグローバル化の加速

Transforming Into a

Truly Global Company

030

事業概要

032

事業別レビューと今後の見通し

048 2012

3

月期の主な発表と

IR

活動

050

地域別レビューとお客様事例

058

研究開発 061 シニアの方に、その日から使いこなせる スマートフォンを らくらくスマートフォン「F-12D」開発ストーリー

062

知的財産

064

富士通グループの理念・指針

FUJITSU Way

066

富士通グループの

CSR

072

役員紹介

074

常勤監査役インタビュー

076

コーポレート・ガバナンス

089

事業等のリスク

093

財務セクション

138

財務報告に係る内部統制報告書

140

重要な連結子会社・関連会社

141

株主メモ

Management

Focus

Performance

Responsibility

Facts & Figures

見通しに関する注意事項 このアニュアルレポートに記載されている内容 には、現時点の経営予測や仮説に基づく、将来 の見通しに関する記述が含まれています。こ れらの将来の見通しに関する記述において明 示または黙示されていることは、既知または 未知のリスクや不確実な要因により、実際の結 果・業績または事象と異なることがあります。 実際の結果・業績または事象に影響を与えうる リスクや不確実な要素には、以下のようなもの が含まれます(ただしここに記載したものはあ くまで例であり、これらに限られるものではあ りません)。 ・主要市場における景気動向(特に日本、欧州、 米州、中国を含むアジア)・ハイテク市場におけ る変動性(特に半導体、パソコン、携帯電話な ど)・為替動向、金利変動・資本市場の動向・価 格競争の激化・技術開発競争による市場ポジ ションの変化・部品調達環境の変化・提携、ア ライアンス、技術供与による競争関係の変化・ 不採算プロジェクト発生の可能性・会計方針の 変更 富士通グループの現在の 概要や今後の方針について ご説明します。 ビジョン実現のために 取り組む経営方針について ご説明します。 事業別・地域別の概況や 研究開発などについて まとめています。 富士通が取り組むCSRや コーポレート・ガバナンスなど についてご説明します。 財務情報および 富士通グループの概要に ついてまとめています。 用語解説 アニュアルレポート2012では、より当社 を理解していただくために、業界用語や 製品に関する用語などについて解説した 「用語解説」を掲載しています。

?

(10)

(百万円) (%) (千米ドル) 3月31日に終了した会計年度 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2012/2011 2012年 売上高

. . . ¥4,617,580 ¥4,766,888 ¥4,762,759 ¥4,791,416

¥5,100,163 ¥5,330,865 ¥4,692,991 ¥4,679,519 ¥4,528,405

¥4,467,574

–1.3

$54,482,610

海外売上高

. . . .

1,336,915

1,388,623

1,422,095

1,591,574

1,825,255

1,923,621

1,499,886

1,748,304

1,587,363

1,506,096

–5.1

18,367,024

海外売上高比率(

%

. . . .

29.0

29.1

29.9

33.2

35.8

36.1

32.0

37.4

35.1

33.7

営業利益

. . . .

100,427

150,342

160,191

181,488

182,088

204,989

68,772

94,373

132,594

105,304

–20.6

1,284,195

売上高営業利益率(

%

. . . .

2.2

3.2

3.4

3.8

3.6

3.8

1.5

2.0

2.9

2.4

当期純利益(損失)

. . . .

(122,066)

49,704

31,907

68,545

102,415

48,107

(112,388)

93,085

55,092

42,707

–22.5

520,817

営業活動によるキャッシュ・フロー

. . . ¥ 117,797 ¥ 304,045 ¥ 277,232 ¥ 405,579

¥ 408,765 ¥ 322,072 ¥ 248,098 ¥ 295,389 ¥ 255,534

¥ 240,010

–6.1

$ 2,926,951

投資活動によるキャッシュ・フロー

. . . .

(64,415)

67,389

(15,129)

(234,684)

(151,083)

(283,926)

(224,611)

1,020

(142,108)

(190,830)

̶

(2,327,195)

フリー・キャッシュ・フロー

. . . .

53,382

371,434

262,103

170,895

257,682

38,146

23,487

296,409

113,426

49,180

–56.6

599,756

財務活動によるキャッシュ・フロー

. . . .

(67,237)

(239,902)

(212,034)

(207,840)

(234,953)

62,325

(47,894)

(405,310)

(166,933)

(138,966)

̶

(1,694,707)

たな卸資産

. . . ¥ 595,984 ¥ 521,126 ¥ 478,510 ¥ 408,710

¥ 412,387 ¥ 383,106 ¥ 306,456 ¥ 322,301 ¥ 341,438

¥ 334,116

–2.1

$ 4,074,585

たな卸資産の月当たり回転数(回)

. . . .

0.59

0.64

0.71

0.88

0.93

1.03

0.98

1.04

1.02

1.01

総資産

. . . .

4,225,361

3,865,589

3,640,198

3,807,131

3,943,724

3,821,963

3,221,982

3,228,051

3,024,097

2,945,507

–2.6

35,920,817

自己資本(純資産合計−新株予約権−少数株主持分)

. . . .

702,390

827,177

856,990

917,045

969,522

948,204

748,941

798,662

821,244

841,039

2.4

10,256,573

ROE

(自己資本利益率)(

%

. . . .

(17.4)

6.0

3.7

7.7

10.9

5.0

(13.2)

12.0

6.8

5.1

自己資本比率(

%

. . . .

16.6

21.4

23.5

24.1

24.6

24.8

23.2

24.7

27.2

28.6

ROA

(総資産利益率)(

%

. . . .

(2.9)

1.3

0.9

1.8

2.6

1.2

(3.2)

2.9

1.8

1.4

有利子負債

. . . .

1,763,769

1,277,121

1,082,788

928,613

745,817

887,336

883,480

577,443

470,823

381,148

–19.0

4,648,146

D

E

レシオ(倍)

. . . .

2.51

1.54

1.26

1.01

0.77

0.94

1.18

0.72

0.57

0.45

ネット

D

E

レシオ(倍)

. . . .

2.14

1.04

0.73

0.55

0.31

0.36

0.47

0.20

0.14

0.14

研究開発費

. . . .

285,735

250,910

240,222

241,566

254,095

258,717

249,902

224,951

236,210

238,360

0.9

2,906,829

設備投資額

. . . .

147,620

159,795

181,402

249,999

305,285

249,063

167,690

126,481

130,218

140,626

8.0

1,714,951

減価償却費

. . . .

264,678

200,031

169,918

169,843

202,825

200,509

223,975

164,844

141,698

131,577

–7.1

1,604,598

1

株当たり情報(円/米ドル): 当期純利益(損失)

. . . ¥ (61.29) ¥ 24.55 ¥ 15.42 ¥ 32.83

¥ 49.54 ¥ 23.34 ¥ (54.35) ¥ 45.21 ¥ 26.62

¥ 20.64

–22.5

$ 0.252

配当金

. . . .

̶

3.00

6.00

6.00

6.00

8.00

8.00

8.00

10.00

10.00

0.0

0.122

自己資本

. . . .

350.84

413.22

414.18

443.20

469.02

458.31

362.30

386.79

396.81

406.42

2.4

4.956

環境(

Environmental

): 温室効果ガスの総排出量推移(グループ全体、グローバル)(万トン)

. . . .

210.2

175.5

175.5

159.8

153.0

189.4

166.8

131.3

118.5

109.8

–7.3

社会(

Social

): 期末従業員数(人)

. . . .

157,044

156,169

150,970

158,491

160,977

167,374

165,612

172,438

172,336

173,155

女性幹部社員比率(単独)(

%

. . . .

1.4

1.6

1.7

1.8

2.2

2.4

2.9

3.1

3.5

3.7

企業統治(

Governance

): 社外取締役比率(単独)(

%

. . . .

29

10

20

20

20

20

20

30

30

36

(注)米ドル金額は、便宜上、2012年3月31日現在の東京外国為替市場での円相場1ドル=82円で換算しております。 POINT 1 POINT 2 POINT 4 POINT 3

財務情報

非財務情報(

ESG

指標)

POINT 1 2012年3月期の売上高は4兆4,675億円と、前期比608億円の減収となりました が、為替影響を除くとほぼ前期並みでした。タイの洪水による減収影響、デバイ スソリューションを中心とした所要低迷による減収影響などがありましたが、ス マートフォンの普及に伴い携帯電話やネットワークプロダクトが増収となりました。 POINT 2 営業活動および投資活動によるキャッシュ・フローを合わせたフリー・キャッシュ・ フローは491億円のプラスと、前期比642億円の収入減となりました。投資有価 証券の売却による収入など、特殊要因を除いたベースでは435億円のプラスと、 前期比298億円の収入減となりました。

(11)

(百万円) (%) (千米ドル) 3月31日に終了した会計年度 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2012/2011 2012年 売上高

. . . ¥4,617,580 ¥4,766,888 ¥4,762,759 ¥4,791,416

¥5,100,163 ¥5,330,865 ¥4,692,991 ¥4,679,519 ¥4,528,405

¥4,467,574

–1.3

$54,482,610

海外売上高

. . . .

1,336,915

1,388,623

1,422,095

1,591,574

1,825,255

1,923,621

1,499,886

1,748,304

1,587,363

1,506,096

–5.1

18,367,024

海外売上高比率(

%

. . . .

29.0

29.1

29.9

33.2

35.8

36.1

32.0

37.4

35.1

33.7

営業利益

. . . .

100,427

150,342

160,191

181,488

182,088

204,989

68,772

94,373

132,594

105,304

–20.6

1,284,195

売上高営業利益率(

%

. . . .

2.2

3.2

3.4

3.8

3.6

3.8

1.5

2.0

2.9

2.4

当期純利益(損失)

. . . .

(122,066)

49,704

31,907

68,545

102,415

48,107

(112,388)

93,085

55,092

42,707

–22.5

520,817

営業活動によるキャッシュ・フロー

. . . ¥ 117,797 ¥ 304,045 ¥ 277,232 ¥ 405,579

¥ 408,765 ¥ 322,072 ¥ 248,098 ¥ 295,389 ¥ 255,534

¥ 240,010

–6.1

$ 2,926,951

投資活動によるキャッシュ・フロー

. . . .

(64,415)

67,389

(15,129)

(234,684)

(151,083)

(283,926)

(224,611)

1,020

(142,108)

(190,830)

̶

(2,327,195)

フリー・キャッシュ・フロー

. . . .

53,382

371,434

262,103

170,895

257,682

38,146

23,487

296,409

113,426

49,180

–56.6

599,756

財務活動によるキャッシュ・フロー

. . . .

(67,237)

(239,902)

(212,034)

(207,840)

(234,953)

62,325

(47,894)

(405,310)

(166,933)

(138,966)

̶

(1,694,707)

たな卸資産

. . . ¥ 595,984 ¥ 521,126 ¥ 478,510 ¥ 408,710

¥ 412,387 ¥ 383,106 ¥ 306,456 ¥ 322,301 ¥ 341,438

¥ 334,116

–2.1

$ 4,074,585

たな卸資産の月当たり回転数(回)

. . . .

0.59

0.64

0.71

0.88

0.93

1.03

0.98

1.04

1.02

1.01

総資産

. . . .

4,225,361

3,865,589

3,640,198

3,807,131

3,943,724

3,821,963

3,221,982

3,228,051

3,024,097

2,945,507

–2.6

35,920,817

自己資本(純資産合計−新株予約権−少数株主持分)

. . . .

702,390

827,177

856,990

917,045

969,522

948,204

748,941

798,662

821,244

841,039

2.4

10,256,573

ROE

(自己資本利益率)(

%

. . . .

(17.4)

6.0

3.7

7.7

10.9

5.0

(13.2)

12.0

6.8

5.1

自己資本比率(

%

. . . .

16.6

21.4

23.5

24.1

24.6

24.8

23.2

24.7

27.2

28.6

ROA

(総資産利益率)(

%

. . . .

(2.9)

1.3

0.9

1.8

2.6

1.2

(3.2)

2.9

1.8

1.4

有利子負債

. . . .

1,763,769

1,277,121

1,082,788

928,613

745,817

887,336

883,480

577,443

470,823

381,148

–19.0

4,648,146

D

E

レシオ(倍)

. . . .

2.51

1.54

1.26

1.01

0.77

0.94

1.18

0.72

0.57

0.45

ネット

D

E

レシオ(倍)

. . . .

2.14

1.04

0.73

0.55

0.31

0.36

0.47

0.20

0.14

0.14

研究開発費

. . . .

285,735

250,910

240,222

241,566

254,095

258,717

249,902

224,951

236,210

238,360

0.9

2,906,829

設備投資額

. . . .

147,620

159,795

181,402

249,999

305,285

249,063

167,690

126,481

130,218

140,626

8.0

1,714,951

減価償却費

. . . .

264,678

200,031

169,918

169,843

202,825

200,509

223,975

164,844

141,698

131,577

–7.1

1,604,598

1

株当たり情報(円/米ドル): 当期純利益(損失)

. . . ¥ (61.29) ¥ 24.55 ¥ 15.42 ¥ 32.83

¥ 49.54 ¥ 23.34 ¥ (54.35) ¥ 45.21 ¥ 26.62

¥ 20.64

–22.5

$ 0.252

配当金

. . . .

̶

3.00

6.00

6.00

6.00

8.00

8.00

8.00

10.00

10.00

0.0

0.122

自己資本

. . . .

350.84

413.22

414.18

443.20

469.02

458.31

362.30

386.79

396.81

406.42

2.4

4.956

環境(

Environmental

): 温室効果ガスの総排出量推移(グループ全体、グローバル)(万トン)

. . . .

210.2

175.5

175.5

159.8

153.0

189.4

166.8

131.3

118.5

109.8

–7.3

社会(

Social

): 期末従業員数(人)

. . . .

157,044

156,169

150,970

158,491

160,977

167,374

165,612

172,438

172,336

173,155

女性幹部社員比率(単独)(

%

. . . .

1.4

1.6

1.7

1.8

2.2

2.4

2.9

3.1

3.5

3.7

企業統治(

Governance

): 社外取締役比率(単独)(

%

. . . .

29

10

20

20

20

20

20

30

30

36

(注)米ドル金額は、便宜上、2012年3月31日現在の東京外国為替市場での円相場1ドル=82円で換算しております。 POINT 3 POINT 4 有利子負債残高が過去10年で最低水準となり、D/Eレシオは0.45倍と、前期末 から0.12ポイント改善し、これまでで最も小さい比率となりました。ネットD/E レシオは、現金及び現金同等物の期末残高が減少したことにより、0.14倍と前期 と同水準となりました。 年初計画どおり、中間配当・期末配当ともに1株当たり5円としました。年間配当 は1株当たり10円となり、前期と同額を維持しました。 Management

(12)

n n 営業利益(左目盛り) 売上高営業利益率(右目盛り)

財務情報

0 2,000 6,000 4,000 2008 2009 2010 2011 2012 5,330.8 36.1

4,467.5

33.7

4,528.4 35.1 4,679.5 4,692.9 32.0 37.4 60 40 20 0 0 100 300 200 2008 2009 2010 2011 2012 204.9 3.8

105.3

2.4

132.5 2.9 94.3 68.7 1.5 2.0 9 6 3 0 0 400 300 200 100 2008 2009 2010 2011 2012 38.1

49.1

113.4 296.4 23.4 0 400 1,200 800 2008 2009 2010 2011 2012 948.2 24.8

841.0

821.2 27.2 798.6 748.9 23.2 24.7 60 40 20 0

28.6

0 1,000 5,000 3,000 2,000 4,000 2008 2009 2010 2011 2012 3,821.9 1.03

2,945.5

1.01

3,024.0 1.02 3,228.0 3,221.9 0.98 1.04 2.0 1.2 0.4 1.6 0.8 0 売上高、海外売上高比率 営業利益、売上高営業利益率 フリー・キャッシュ・フロー 当期純利益(損失) 自己資本、自己資本比率 総資産、たな卸資産の月当たり回転数 (十億円) (%) (十億円) (%) (十億円) (十億円) (十億円) (%) (十億円) (回) (3月31日に終了した会計年度) (3月31日に終了した会計年度) (3月31日に終了した会計年度) (3月31日に終了した会計年度) (3月31日現在) (3月31日現在) n n 売上高(左目盛り) 海外売上高比率(右目盛り) n n 自己資本(左目盛り) 自己資本比率(右目盛り) n n 総資産(左目盛り) たな卸資産の月当たり回転数(右目盛り) –150 –100 0 –50 150 100 50 2008 2009 2010 2011 2012 48.1 55.0

42.7

93.0 –112.3 売上高 当期純利益 総資産 フリー・キャッシュ・フロー 営業利益 自己資本比率

–1.3%

–22.5%

–2.6%

–56.6%

–20.6%

+1.4

ポイント

(13)

財務情報

非財務情報(

ESG

指標)

設備投資額 温室効果ガスの総排出量推移 (グループ全体、グローバル) 女性幹部社員比率(単独) 社外取締役比率(単独) 有利子負債、DEレシオ 1株当たり配当金 研究開発費 (十億円) (十億円) (倍) (円) (十億円) (3月31日に終了した会計年度) (3月31日に終了した会計年度) (3月31日に終了した会計年度) (3月31日に終了した会計年度) (3月31日現在) (3月31日に終了した会計年度) (3月31日に終了した会計年度) n n 有利子負債(左目盛り) D/Eレシオ(右目盛り) 0 100 300 200 2008 2009 2010 2011 2012 249.0

140.6

130.2 126.4 167.6 0 600 300 1,200 900 2008 2009 2010 2011 2012 887.3 0.94 470.8

381.1

0.57 577.4 883.4 1.18 0.72 2.0 1.5 1.0 0.5 0

0.45

0 3 6 12 9 2008 2009 2010 2011 2012 8.00

10.00

10.00 8.00 8.00 0 100 300 200 2008 2009 2010 2011 2012 258.7

238.3

236.2 224.9 249.9 0 50 100 250 200 150 189.4 109.8 118.5 131.3 166.8 2008 2009 2010 2011 2012 0 1.0 2.0 5.0 4.0 3.0 2.4 3.5 2.9 3.1 2008 2009 2010 2011 2012 3.7 0 10 20 50 40 30 20 30 20 30 2008 2009 2010 2011 2012 36 (万トン) (%) (%) DEレシオ 研究開発費 設備投資額

–0.12

ポイント

+0.9%

+8.0%

Management

(14)

ICT

(情報通信技術)の高度な利活用シーンの拡がりにより、生活やビジネスの様々な場面に

今までにない変化が現れています。スマートフォンやセンサー、クラウドの普及によって新しい

サービスの開発が進み、そうしたサービスが生み出すデータの蓄積と分析から、これまで困難

だった課題への斬新なアプローチ方法が見出されています。防災・エネルギー・農業・環境・医療

等の幅広い分野において、課題解決に向けた可能性が期待されています。

 また、このような変化の波は、世界中のお客様に大きなビジネスチャンスを生み出しています。

当社グループは「テクノロジーをベースとした、グローバルにインテグレートされたサービス

(15)

企業」を目指しており、クラウド・サービスやマネージド・サービス等のサービスから、スーパー

コンピュータやスマートフォン等のプロダクト、また半導体等のテクノロジーという、当社グルー

プの垂直統合の強みをグローバルに活かして、お客様の高度なビジネス変革のニーズにパート

ナーとしてお応えし、お客様と共に豊かな社会を築いていきたい、と考えています。

 当社グループは持てる能力を最大限に発揮して、お客様と共にたゆまぬ成長を目指してまい

ります。そして健全な利益の実現と企業価値の持続的な向上により、株主・投資家の皆様のご期

待に応えていきたいと考えています。皆様のご支援とご理解をお願いいたします。

取締役会長 間塚 道義 代表取締役社長 山本 正已 Management

(16)

2012

3

月期は、欧州債務危機や大規模な自然災害の影響もあり、厳しい事業環境となりましたが、攻め

の構造改革を断行したことで筋肉質な経営体質への転換の成果が徐々に表れ、第

4

四半期においてはリーマ

ンショック以前の売上高営業利益率に並びました。

2013

3

月期は「成長に向けて再スタートを切る年」と位置づけ、

「顧客フロント力の強化」と「

SE

力の強化」

「技術力の強化」を強力に推進し、強固なビジネス基盤の再構築と同時に売上高営業利益率

3%

達成を目指します。

また、豊かな未来社会の実現に向けて、

ICT

を通じて人類の持続可能な進歩に貢献していきます。

代表取締役社長

A Clear Vision

(17)

今後の課題と対策

2013年3月期は「成長に向けて再スタートを切る年」と位置 づけ、「顧客フロント力の強化」と「SE力の強化」「技術力の強 化」を実行し、強固なビジネス基盤の再構築と同時に売上高 営業利益率3%達成を目指します。

企業価値の向上

ICTによって社会的な課題の解決に挑むとともに、「FUJITSU Way」の共有と実践により、富士通グループの持続的な成長 と発展を通じた企業価値の向上を目指します。

利益還元・配当政策

利益配分に関する方針として、安定的な剰余金の配当を実施 するとともに、積極的な事業展開に備えた内部留保の充実を 掲げています。2012年3月期の年間配当は計画どおり、1株 当たり10円とさせていただきました。

株主・投資家の皆様へのメッセージ

ICTの社会を変革する力を信じ、日本発のグローバルICT企業 としての強みを地球的課題の解決に貢献していきます。

当期の振り返り

非常に厳しい経済環境下で営業利益1,053億円と期初計画を残 念ながら下回りました。しかし第4四半期は、営業利益、売上高 営業利益率ともにリーマンショック以前の水準に並びました。 Q.1 016ページへ Q.5 020ページへ Q.6 021ページへ Q.7 021ページへ Q.2 017ページへ Q.3 018ページへ Q.4 019ページへ Management

(18)

9,000 12,000 15,000 10,797 11,062 9,860 1Q 2Q 3Q 4Q 12,955 –400 0 400 1,200 800 –171 241 31 1Q 2Q 3Q 4Q 950 (億円) (億円) 売上高 営業利益(損失) (四半期) (四半期) 2010年3月期 2011年3月期 2012年3月期 2010年3月期 2011年3月期 2012年3月期

当期の振り返り

2012

3

月期(当期)はどのような年でしたか。業績に対する評価も聞かせてくだ

さい。

非常に厳しい経済環境下で営業利益

1,053

億円と期初計画を残念ながら下回りま

した。しかし第

4

四半期は、営業利益、売上高営業利益率ともにリーマンショック

以前の水準に並びました。

Q.1

A.1

2012年3月期は、守りから攻めへ転ずることを言い続けてきた1年でした。しかし世界経済は、欧州にお ける政府債務問題の深刻化に伴う景気後退や、それを受けた新興国における景気減速、米国における景気の 本格的な回復の遅れなど、全般的に不透明な中で推移しました。国内経済は、東日本大震災によるサプライ チェーンへの影響は早期に改善したものの、円高による輸出の減少、タイの洪水の影響により停滞しまし た。このような中、営業利益は1,053億円と期初に計画した1,350億円に遺憾ながら到達できませんでした。 四半期ごとの状況を振り返ると、第1四半期は東日本大震災の影響によって赤字スタートとなり、続く第 2四半期には震災影響がほぼ解消したものの、円高によってデバイスソリューションを中心に売上が減少し ました。第3四半期はタイ洪水影響と欧州債務危機による経済停滞で、サービス系においても成約までの期 間が長期化するなど、一部商談の延伸などの影響が出ました。しかし、第4四半期に入って災害被害の影響 がほぼ終息するとともに、デバイス市況も一部回復に向かうなど、事業環境に好転の兆しが現れはじめまし た。加えて「攻めの構造改革」による筋肉質な経営体質への取り組みの成果が徐々に表れはじめ、四半期営業 利益950億円、売上高営業利益率7.3%という、リーマンショック以前の水準に並ぶことができました。 2012年3月期は、構造改革によってICT?ベンダーとしての基盤固めをさらに進めることができた年で した。特にテクノロジーソリューションの回復に力強さが出てきたことは自信につながりました。この自 信を揺るぎないものにするために、新たな成長に向けた様々な課題に挑戦し、今後より一層の業績改善に つなげていきたいと考えています。 当期業績に関する詳しい解 説 は、022–023ページ を ご参照ください。 業績ハイライト (十億円) (3月31日に終了した会計年度) 2010 2011 2012 売上高 4,679.5 4,528.4 4,467.5 営業利益 94.3 132.5 105.3 当期純利益 93.0 55.0 42.7 有利子負債 577.4 470.8 381.1 ネットD/Eレシオ(倍) 0.20 0.14 0.14

?

ICT

Information and Communication Technologyの略。 IT(Information Technology)の「情報」にネットワーク 通信による情報・知識の共有など「コミュニケーション 性」を付与した表現。情報処理・通信処理に関連する技 術・応用技術一般の総称を指す。

用語解説

セグメント別四半期データ(セグメント間取引を含む)

(19)

今後の課題と対策

2012

3

月期(当期)の状況を踏まえ、

2013

3

月期(今期)の目標と取り組まなけ

ればならない課題を教えてください。

2013

3

月期は「成長に向けて再スタートを切る年」と位置づけ、

「顧客フロント力

の強化」と「

SE

力の強化」

「技術力の強化」を実行し、強固なビジネス基盤の再構築と

同時に売上高営業利益率

3%

達成を目指します。

Q.2

A.2

2013年3月期については、売上高4兆5,500億円、営業利益1,350億円、売上高営業利益率3%と増収増益 を目標としています。2012年3月期は守りから攻めへ転ずるように言い続けてきた1年でしたが、2013年 3月期は「成長に向けて再スタートを切る年」と位置づけ、「攻めの構造改革」「真のグローバル化」「新サービ スビジネス創造」という成長テーマをさらに追求しながら、企業体質の強化を目指します。その成長に向け たマイルストーンとして、売上高営業利益率3%を掲げました。 ICTは今、クラウド?やビッグデータ?といった新しい波を迎え、事業環境そのものが大きな構造変化の中 にあります。今後も我々がお客様に価値を提供し、ビジネス発展への道を示し続けられるかどうか、まさに 富士通の真価が問われています。この大きな転換点を迎え、従来のSI中心の事業モデルから脱皮し、新しい 時代に対応できる強固なビジネス基盤を構築しなければならないと認識しています。 4月1日に「お客様起点(顧客軸)」と「事業起点(事業軸)」によるマトリックス組織を導入しましたが、これ は攻めの構造改革として、「顧客フロント力の強化」と「SE力の強化」「技術力の強化」を実現していくためで す。また、デバイス事業の体質強化に向けては、(株) デンソーへの岩手工場の売却など、さらなるファブ ライト化を推進しています。  中期的には、売上高5兆円、営業利益2,500億円、売 上高営業利益率5%の目標を着実に達成することに変 わりはありませんが、一方で5∼10年先を見据えな がら、我々のDNAに流れるフロンティアスピリット をもう一度奮い起こすことで新しい市場を切り拓き、 現在の延長線上の成長を超えて世界の強豪と肩を並べ られるようなグローバル企業を目指します。

?

クラウド・コンピューティング ネットワークの向こう側に存在するICTリソース(サーバ、ストレージ、 ネットワーク、OS、ソフトウェアなど、コンピュータを十分に動作させる ために必要な環境を作る資源のこと)を、ネットワーク経由で、必要なと きに必要なだけすぐに利用できる形態。 ビッグデータ 定義はまだ定まっていないが、単に大量というだけではなく、大量か つ多種多様で、リアルタイム処理により、その時、その場所で求められて いることが何か見出すことが可能となるデータ。画像・音声・動画デー タ、センサーデータなど、「整理しにくいデータ(非構造化データ)」がか なりの割合を占める。

用語解説

利用者側 提供側 データセンター Management

(20)

産業 中国 海外 JOC* FJM (中堅中小) 公共 地域 金融 社会 基盤 流通 システムインテグレーション ソフトウェアインテグレーション ネットワークプロダクト インフラサービス システムプロダクト ユビキタスプロダクト

今後の課題と対策

新しく導入した「マトリックス組織」の具体的な中身を教えてください。

これは営業フロント、

SE

、技術を強化するための組織変更であり、グローバルで戦

える体制づくりです。

Q.3

A.3

クラウドの台頭やスマートフォンなどの携帯端末の急速な普及、お客様のビジネスのグローバル化など、 急激に変化する市場環境*1下では、お客様の接点である営業フロントと新しいマーケットに対応するため のSEの能力強化が重要です。そこで、従来の営業とSEが一体となったSBR体制から営業部門とSE部門を再 び分離し、役割や機能の明確化を図りました。 「顧客軸」では、全世界で均一なワンストップ・ソリューションを提供するという、本来あるべき姿を目指 して営業フロントを徹底的に強化します。まずは国内営業部門を強化しながら、海外ビジネス部門との一体 化を図り、高品位で均質なベストプラクティスの提供を行います。また中堅民需市場においては、その中核と して責任を持つ「富士通マーケティング(FJM)グループ」の富士通グループ内でのポジションを明確にし、徹 底的に戦うことのできる体制を構築するとともに、日本発のビジネスソリューションの強化とグローバルに 展開する日本企業へのサポート機能の強化によって、グローバルで隙間のない営業体制を整えていきます。 一方「事業軸」では今後の柱として、クラウドをベースとしたサービスビジネスを徹底的に展開します。 そのために今回は、ソフトウェア事業部門とクラウド関連サービスの企画開発、検証運用、拡販部門を一体 化させ、「ソフトウェアインテグレーション部門」を新設しました。これは市場ニーズをすばやく捉えるた めであり、なおかつソフトウェアを中核とした事業構造へ変革するためです。さらにインフラサービス部 門とも強力に連携させ、ビジネス拡大を狙います。 また全社に横軸を通す要として、従来は各部門に散在していたマーケティング機能を全社レベルの「マー ケティング部門」に統合・新設しました。 *1 ICT市場の変化について は、050–057ページに、地 域ごとのIT市場予測グラフ を掲載しています。

顧客軸

事業軸

マーケティング顧客フロント

SE

パワー 技術力強化 *JOC: 日本企業の海外進出・展開の支援ビジネス。 Japan Originated Companyの略。

(21)

今後の課題と対策

成長分野への取り組みについても教えてください。

クラウドやビッグデータ、グローバルビジネスへの集中投資を継続します。

Q.4

A.4

富士通は、システムインテグレーションやクラウド等の「サービス」から、スーパーコンピュータやサー バ、スマートフォン等の「プロダクト」、また半導体等の「テクノロジー」という垂直統合モデルの強みをグ ローバルに展開して、お客様のニーズにお応えしています。 この垂直統合モデルの強みを更に発揮できる分野を、次の成長分野として定め、今後も投資を継続してま いります。例えば、企業のICTシステムのあり方が「所有」から「利用」へ変化する中で、パブリッククラウド? やプライベートクラウド?などへのお客様の理解と活用が進んでいます。当社はクラウド分野の投資をグ ローバルに進めて、お客様のニーズに応える体制を整えてきました。その結果、2012年3月期には、当初の 計画どおりクラウド関連売上高(単独ベース)を前年比275%増にすることができました。 デジタルデータの爆発的な増加と、ICTの価格性能比の向上に伴い、企業の経営のプロセスへビッグデー タを役立てようという、お客様の動きも出ています。ビッグデータ分野では、大量のセンシングデータを収 集・蓄積・統合し、新たな知見を組み合わせて、リアルタイム処理やバッチ処理により将来予測を行う、世 界初のクラウドサービス(PaaS)「データ活用基盤サービス」の提供を開始しました。また、その技術・運用 のノウハウを、より使い易いソフトウェア製品として体系化し、提供しています。さらに、自社でビッグ データを活用したい企業のお客様に向けては、システム構築のノウハウと技術を集約した、オンプレミス型 のシステムソリューションも提供しています。 こうした新しいICTの高度活用により、これまで解決できなかった社会的課題に対する新しいアプローチ 方法の発見や、人々の生活を豊かにすることへ、さらにICTを役立てていきたいとも考えています。例えば、 農業の分野では、従来の農作物のサプライチェーン管理だけではなく、より美味しい農作物を作るために センシングデータなどを活用し始めています。また医療の分野では、スパコンの高度なシミュレーション 能力を活用した心拍シュミレーションによって、個人に最適化したテーラーメイド医療への途を拓きつつ あります。自らの垂直統合の強みを磨いて、こうした新しいICTの可能性をこれからも開拓していきます。 また、当社は「真のグローバル化」を目指すべき成長テーマの一つとして掲げ、海外売上高比率40%の達 成を目標としています。激化するグローバルな競争環境では、地域共通でお客様を支える「顧客フロント」 の整備と、徹底的なコスト効率などの「競争力ある商品の提供」が求められています。例えば、グローバルに 一体化した組織・体制を整備して、海外に進出する日系企業だけでなくグローバル展開するあらゆる企業 を当社はサポートしていきます。そのため各拠点でばらつきがあった、製品ポートフォリオの適正化を推 進し、グローバルにおけるオファリングの均一化と強化を図ります。また各地に点在するオフショア拠点 と事業部門のコミュニケーション強化のために、グローバルコミュニケーション基盤などの事業インフラ の統合にも投資していきます。グローバルな統合を垂直統合の強みに結び付ける努力により、当社の今後 の競争力の源泉としていきます。

?

パブリッククラウド サーバやストレージ、OSなどのICTリソースを、企業・個人など不特定 多数がネットワーク経由で共同利用する形態。自社内でシステムを構築す る必要がなく、資産の所有や運用の必要がない。

用語解説

プライベートクラウド 不特定多数が共同利用できるパブリッククラウドに対し、専用のクラウ ド環境を構築し、利用する形態。グループ企業・部門ごとにICTリソースを 用意するのではなく、グループ企業間や部門内でICTリソースを共有する ことでICTコストを減らそうという考えに基づく。 Management

(22)

イノベーションの加速 エネルギーマネジメント 地域経済活性化 知識継承 豊かな絆の形成

企業価値の向上

ICT

による社会的課題の解決に期待が集まっていますが、富士通が目指す社会と社

会貢献について教えてください。

ICT

によって世界的な課題の解決に挑むとともに、

FUJITSU Way

*

」の共有と実践

により、富士通グループの持続的な成長と発展を通じた企業価値の向上を目指し

ます。

Q.5

A.5

 2011年10月に世界人口は70億人を突破しました。世界経済は新興国に牽引され成長を続けていますが、同 時に人口増加や気候変動、食糧、水、エネルギーなどの資源の枯渇が、人類の最も重要な課題として立ちはだ かっています。富士通グループは、ICTの活用を通じて様々な社会的課題を解決し、人にやさしいヒューマン セントリック・インテリジェントソサエティ?を実現するというビジョンを持っています。またCSRの本質 も、事業を通じて社会に貢献することを意思として表明し、その活動を活発化させることだと考えています。 ICTには社会を変革する3つの力があり、シミュレーションや最先端のICTソリューションは、「暮らしを 支えるICT」として農業や医療、交通、教育といった幅広い分野で新しい価値を生み出し、課題を解決しなが ら持続可能な豊かな未来を切り拓きます。また、全ての人にチャンスをもたらす力として「誰もが使える ICT」は期待され、富士通では途上国でのICT導入の枠組み支援や誰もが使いやすい端末の開発を通じて、地 域や年齢、障がいなどに関わらず、誰もがICTの恩恵を受けられる社会を目指しています。さらに「社会を支 えるICT」として、ICTインフラの安定運用やセキュリティソリューションの提供は富士通に課せられた大き な責任の一つと認識しています。 持続可能で豊かな社会の実現には、地球規模で一人ひとりが考え行動することが求められます。社員の誰 もが、社会課題への想像力と解決に向けた創造力を高められる環境を整備することも、私たち経営者の義務 であると考えます。今後も、富士通グループの企業理念や行動に関する原理原則を定めた「FUJITSU Way」の 共有と実践により、富士通グループの持続的な成長と発展を通じた企業価値の向上を目指します。 * FUJITSU Wayに つ い て は、064–065ページ を ご 参照ください。

スマートコミュニティの実現を支える

ICT

の革新を通じて、社会的課題を解決 お客様と共に豊かな社会を実現

?

ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ 誰もが複雑な技術や操作を意識せずにICTが創出する価値の 恩恵を享受できる社会。ICTの進化を背景に、より人間的な価 値実現を目指し、人々がより豊かで、より安心・安全で、より 快適、便利で、楽しく暮らせる社会を実現するという富士通の ビジョン。

用語解説

(23)

0 3 6 12 9 10.00 8.00 10.00 8.00 8.00 2008 2009 2010 2011 2012

利益還元・配当政策

株主・投資家の皆様へのメッセージ

利益還元と配当政策についての考え方を聞かせてください。

利益配分に関する方針として、安定的な剰余金の配当を実施するとともに、積極的

な事業展開に備えた内部留保の充実を掲げています。

2012

3

月期の年間配当は

計画どおり、

1

株当たり

10

円とさせていただきました。

株主・投資家の皆様へのメッセージをお願いします。

ICT

の社会を変革する力を信じ、日本らしさを持った日本発グローバル

ICT

企業と

して地球的課題の解決に貢献していきます。

Q.6

Q.7

A.6

A.7

当社の利益配分に関する方針は、株主の皆様に安定的な剰余金の配当を実施するとともに、財務体質の強 化および業績の中長期的な向上を踏まえた積極的な事業展開に備えるため、内部留保を充実することです。 また、利益水準を勘案しつつ内部留保を十分確保できた場合には、自己株式の取得など、より積極的な株主 の皆様への利益の還元を行うことを目指しています。 2012年3月期は、国内外でのICT投資の回復の遅れや歴史的な円高の影響に加え、タイ洪水の影響もあり、 営業利益、当期純利益は前期比で減少しました。しかし、海外サービス事業の採算性が改善していることに 加え、当期純利益は2012年1月に公表した修正予想を上回り、一定水準を維持しています。また、有利子負 債は過去10年で最低水準となるなど財務体質は着実に改善しています。これにより、期末配当につきまし ては、計画どおり1株当たり5円とし、中間配当(1株当たり5円)と合わせた年間配当は前期同様、1株当た り10円とさせていただきました。 なお、剰余金の配当につきましては、第2四半期末日、期末日を基準とした年2回の配当を継続する予定 です。2013年3月期の年間配当につきましては、2012年3月期と同額の1株当たり10円(うち中間配当は1 株当たり5円)とすることを予定しています。 株主の皆様の長きにわたるご理解とご支援に感謝するとともに、皆様のご期待にそえるよう、企業価値 の持続向上を目指した経営に一層努める所存です。 富士通のお客様は社会全体だと考えています。企業が持続的に成長していくためには、社会と環境の側 面を事業活動の中に統合し、企業価値を高めていくことが重要です。山積する地球規模の課題について、政 府や国際機関、NGOなどと認識を共有するとともに、様々な社会的課題の解決に本業を通じて貢献してい く所存です。 またICT分野における日本のリーディングカンパニーとして、世界のトッププレイヤーと伍して戦う覚 悟であることは変わりません。日本発のICT企業としての強みを発揮し、全てのステークホルダーの期待に 応える事で、持続的な企業価値の向上を目指していきたいと考えています。富士通の今後の活躍にぜひご 期待ください。 1株当たり配当金 (円) (3月31日に終了した会計年度) Management

(24)

0 300 600 1,200 900 0.45 0.14 577.4 0.20 0.72 883.4 887.3 0.94 0.36 0.47 1.18 2008 2009 2010 2011 2012 2.0 1.5 1.0 0.5 0 381.1 0.57 0.14 470.8 (十億円) (倍) 有利子負債、DEレシオ、 ネットDEレシオ n n 有利子負債(左目盛り) D/Eレシオ(右目盛り) ネットD/Eレシオ(右目盛り) (3月31日現在) 0 100 200 400 300 113.4 49.1 296.4 23.4 38.1 2008 2009 2010 2011 2012 (十億円) フリー・キャッシュ・フロー (3月31日に終了した会計年度) 0 50 100 250 200 150 105.3 2.4 132.5 2.9 94.3 2.0 68.7 204.9 3.8 1.5 2008 2009 2010 2011 2012 10 8 6 4 2 0 (十億円) (%) 営業利益、売上高営業利益率 n n 営業利益(左目盛り) 売上高営業利益率(右目盛り) (3月31日に終了した会計年度) 0 400 800 1,200 841.0 28.6 821.2 27.2 798.6 24.7 748.9 948.2 24.8 23.2 2008 2009 2010 2011 2012 60 40 20 0 (十億円) (%) 自己資本、自己資本比率 n n 自己資本(左目盛り) 自己資本比率(右目盛り) (3月31日現在) –80 –40 0 80 40 20.64 5.1 26.62 6.8 45.21 12.0 –54.35 23.34 5.0 –13.2 2008 2009 2010 2011 2012 30 15 0 –15 –30 (円) (%) EPS1株当たり当期純利益(損失))、 ROE(自己資本利益率) n n EPS(左目盛り) ROE(右目盛り) (3月31日に終了した会計年度)

2012

3

月期の業績について

当期における世界経済は、欧州では政府債務問題の深 刻化に伴い、成長率がマイナスに転じるなど、実体経済に も悪影響が及んでいます。米国は雇用環境や個人消費に 改善の兆しが見られるものの、本格的な回復には至って おりません。新興国は金融引き締め影響や欧州の景気減 速に伴う輸出の減少により、成長率は高水準ながら緩や かに減速しました。 国内経済は、東日本大震災による停滞からサプライ チェーンは予想以上に早く回復したものの、海外経済の 減速や円高による輸出の減少、タイの洪水影響により再 び停滞しました。第

4

四半期に入りタイの洪水被害からの 復旧などにより、持ち直しの動きが見られました。 国内の

ICT

投資は、一部に回復の動きが見られるものの、 全体としては投資に対し慎重な姿勢が継続しており、本 格的な回復には至っておりません。 こうした状況の中で、売上高は

4

4,675

億円と、前期 比

1.3%

の減収になりましたが、為替影響を除くとほぼ前 期並みです。国内はほぼ前期並みでしたが、タイで発生 した洪水に起因する顧客の生産調整などによる売上減の 影響がオーディオ・ナビゲーション機器、

LSI

などであり ました。また、

LSI

や電子部品が所要低迷の影響を受けた ほか、大型システム商談の減少によりサーバ関連が減収 となったものの、スマートフォンの普及に伴い携帯電話 や、携帯電話基地局などのネットワークプロダクトが増 収となりました。海外は

5.1%

の減収になりましたが、為 替影響を除くと前期並みです。電子部品、

UNIX

サーバが 減収となりましたが、パソコンがトルコ、中東、ロシアな どの新興国向けを中心に伸長しました。 財務活動に関する考え方、および格付け状況について  当社グループは、資金需要に応じた効率的な資金調達 を確保するため、手許流動性を適切な水準に維持するこ とを財務活動上の重要な指針としています。手許流動性 は、現金及び現金同等物と、複数の金融機関との間で締 結したコミットメントライン契約に基づく融資枠のう ち未使用枠残高の合計額です。当期末の手許流動性は 4,642億円で、現金及び現金同等物を2,666億円、コ ミットメントライン未使用枠を円換算で1,975億円保有 しています。  当社は、グローバルに資本市場から資金調達をするた め、ムーディーズ・インベスターズ・サービス(以下、 ムーディーズ)、スタンダード&プアーズ(以下、S&P) および(株)格付投資情報センター(以下、R&I)から債券 格付けを取得しています。当期末(2012年3月31日)現 在における格付け(長期/短期)は、ムーディーズ:A3 (長期)、S&P:A–(長期)、R&I:A+(長期)/a-1(短期)

(25)

円高の進行は第

4

四半期に入りやや緩和されましたが、 米ドルの平均レートは

79

円(前期比

7

円の円高)、ユーロは

109

円(同

4

円)、英ポンドは

126

円(同

7

円)となり、為替影 響により売上高が前期比で約

800

億円減少し、海外売上高 比率は

33.7%

と、前期比

1.4

ポイント低下しました。 売上総利益は、

1

2,354

億円と、前期比

220

億円の減 益になりました。

LSI

や電子部品の減収影響などによりま す。売上総利益率は、前期並みの

27.7%

になりました。販 売費及び一般管理費は、

1

1,301

億円と、前期比

52

億円 増加しました。ネットワークやクラウドサービスなどに 対する先行開発投資を進めました。 この結果、営業利益は

1,053

億円と、前期比

272

億円の 減益になりました。売上高営業利益率は、

2.4%

と、前年比

0.5

ポイント低下しました。 その他の収益(費用)は合計で

385

億円の損失と、前期比

82

億円悪化しました。為替差損益が改善したほか、有利 子負債の減少などにより金融収支が改善しましたが、

LSI

事業、およびオーディオ・ナビゲーション事業、海外サー ビス事業に係る事業構造改善費用

151

億円を費用として 計上したことによります。 これらの結果、当期純利益は、

427

億円と前期比

123

億 円の減益になりました。

当期における財務に関する

取り組み結果について

当社グループは、当期も引き続き「財務体質の健全化」 を進めました。当期純利益の計上や有利子負債の圧縮に より、自己資本比率は

28.6%

と前期比

1.4

ポイント増加し ました。フリー・キャッシュ・フローは

491

億円のプラス となりました。前期からは、

642

億円の収入減となりま したが、投資有価証券の売却による収入など特殊要因を 除いたベースでは

435

億円のプラスと、前期からは

298

億円の収入減となります。税金等調整前当期純利益の悪 化やデータセンター関連の設備投資を拡充したことなど によります。また、有利子負債残高は、

3,811

億円と前期 末から

896

億円減少しました。借入金の返済を進めたほ か、転換社債

1,000

億円の満期償還がありました。なお、 転換社債の償還に対しては、手許資金による充当のほか

3

年および

5

年満期の普通社債

500

億円を発行しました。こ れにより、

D

E

レシオは

0.45

倍と前期末から

0.12

ポイ ント改善し、ネット

D

E

レシオは

0.14

倍と前期末と同水 準になりました。

D

E

レシオ、ネット

D

E

レシオとも に、これまでで最も小さい比率となりました。 為替レート(平均) (単位:円) 2010年3月期 2011年3月期 2012年3月期 米ドル 93 86 79 ユーロ 131 113 109 英ポンド 148 133 126 (ご参考) 1円の為替変動による2012年3月期(実績)営業利益への影響額(概算) 米ドル:6億円、ユーロ:3億円、英ポンド:0億円 取締役執行役員専務/CFO 加藤 和彦 Management

(26)

2009 2010 2011 2012 ITサービス市場成長率

(出典:IDC, Worldwide Black Book Query Tool, Version 1, 2012, May 2012, #234725)

Strategies to Realize Our Vision

Strategies to Realize Our Vision

当社の目指す姿

富士通グループは、「テクノロジーをベースとした、グ ローバルにインテグレートされたサービス企業」を目指 しています。そのため、テクノロジーソリューションを 中心としたコアビジネスを中核として、あらゆる経営リ ソースをグローバルに統合し、強い経営構造をつくるこ とを中期戦略としています。 図の縦軸は「テクノロジーの統合」を表しており、「垂直 統合の強み」を全グループで追求し、最強のサービスモデ ルをつくります。 そして、横軸は「グローバルな統合」を表しており、

One FUJITSU

として、全グループのリソースをコーディ ネートし、全世界で均一かつ高品質なサービスを横展開 していきます。こうした変革を通じ、富士通グループは 常に、「攻めの会社」、「成長を目指す会社」であり続けたい と考えています。 また、富士通グループは、具体的な成長戦略として、「攻 めの構造改革」、「真のグローバル化の加速」、そして、「新 しいサービスビジネスの創造」、これらの「

3

つの成長テー マ」の実現へ向け、今期も引き続き取り組んでいきます。

市場環境

世界の

IT

市場は、リーマンショック以降、成長市場であ る新興国に牽引され、拡大基調が継続しています。一方、 富士通グループの主力マーケットである国内の

IT

サービ ス市場は、過去

3

年間にわたりマイナス成長が続きまし た。ようやく

2012

年は「

4

年ぶりのプラス成長」に転じる と予測されており、こうした市況の回復を追い風に、富士 通グループは、

2013

3

月期を「成長への再スタートの 年」と明確に位置づけ、「攻めの姿勢」で経営課題に取り組 んでいきます。 健康増進 +4% ▲4% 世界全体

日本市場予測

参照

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