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「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。

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(1)公益財団法人 在宅医療助成. 勇美記念財団. 2016 年度(後期)指定公募 「市民の集い開催への助成」 完了報告書. 指定テーマ. 「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。 がん患者がこの地域で安心して、自分らしく過ごせる場所は? 日時:平成 29 年 11 月 26 日(日)開催 場所:りんくう総合医療センター教育研修棟会議室. 申請者. : 蓮尾 久美. 所属機関. : 一般社団法人らふ. 提出年月日 : 平成 29 年 12 月 5 日.

(2) りんくう市民フォーラム Vol.7 「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。 がん患者がこの地域で安心して、自分らしく過ごせる場所は? 完了報告 開催日:平成 29 年 11 月 26 日(日)14 時~17 時 参加者:88 名 【内訳】市民 53 名、医師 3 名、看護師 15 名、薬剤師 2 名、ケアマネ 5 名、 ヘルパー3 名、MSW2 名、市職員 1 名、施設長他 4 名 市職員 1% ヘルパー 3%. MSW 2%. その他 5%. 参加者内訳. ケアマネ 2% 薬剤師 6% 看護師 17%. 市民 60% 医師 4%. 市民. 医師. 看護師. 薬剤師. ケアマネ. ヘルパー. MSW. 市職員. その他. 私は、乳がん患者であり、その後 10 年以上乳がん患者会から始まり、現在に至るまで多く のがん患者の声を聴き、寄り添ってきました。当事者の私が代表理事を務める「一般社団法 人らふ」は、がん患者への情報支援を主とした活動を行い、主に乳がん患者の茶話会を毎週 自宅サロンにて行っており、個別のご相談もお受けしています。また乳がんだけでなく、他 のがん患者さんやご家族のご相談もあり、どの患者さん、ご家族もいつも治療だけでなく生 活やこれからのことを「どこへ聞きに行けばいいの?」 「何を知っていたらいいの?」とい うことがわからなくて、迷い困っていることを感じています。 医療の提供者はいつも医療者側の「正しい情報」 「言わなければいけない情報」の提供をさ れますが、患者や家族はもっとそれより手前の自分の生活に関わる部分が見えなくて整理 できなくて、とても困っていることが多いと感じます。 治療がないと言われた、病院を追い出される、「在宅で」と言われるけど、どうなるの?と 言った不安や不満が解消されないまま、何も見えないまま、言われるがままに進めてしまう ことにより、 「在宅医療」が市民に浸透しないのではないかとご相談を受けて感じていまし.

(3) た。 当法人では、患者や家族の悩みをお聞きする一方、医療や介護の提供者側の声も聞こう、そ の人たちの悩みも語る場を作ろうと、毎月 1 回「夜の茶話会」を開催し、在宅医、訪問看護 師、薬剤師、ケアマネ、ヘルパーなど様々な方が来られ、またそこに患者も参加し、いろい ろなお話を互いに聞き合い、交流し、学ぶ場を提供しています。 医療や介護の提供者の声と、患者や市民の声双方を聴きあうことが出来ることで、それぞれ の役割を知り、情報を得ることが出来るため、いろいろな方がお越しくださるようになりま した。全く知らないがん患者の生活の悩みや情報、制度のことを在宅に関わる方が知ること により、参加してくださる皆さんが患者や家族の思いに近くなって下さり、みんなで同じよ うな悩みも共有されていることを知り、私たち患者や家族側も自分たちが何を「備え」何を 「覚悟」しておくべきかを知ることが出来、これは医療や介護の提供者だけが考えることで はなく、国民全体で考えなければいけないことではないかと痛感しています。 そう言った日々の活動の中で、私たちが「在宅医療」を市民に伝えるなら、もっとわかりや すく「見える形」で伝えたいと強く思い、今回の市民講座を企画しました。 まず、 ①講演: 「なんで、そんなに早く退院って言われるの?今の病院の役割」 一般社団法人らふ. 理事 南孝美. 登壇者 南孝美は、元りんくう総合医療センター 看護部長であり、退職後も相談室室長と して多くのがん患者へ情報支援、サポートを行っており、当法人で相談等患者に関わり続け ています。その中で、 「治療がもうない」 「病院から追い出された」と話す患者が少なくない ことを、患者だけでなく家族からもその声を聴き、まずは「在宅医療」を勧める前に「なぜ、 今在宅医療を国が勧めているのか?」国の現状と、現在の「病院の機能と役割」を知っても らおうと、講演しました。 では、病院から退院を促され、その後をどういう風に自宅へ帰るのか?について、りんくう 総合医療センター地域医療サービスセンター副センター長看護師長. 高橋敏枝さんからお. 話頂きました。りんくう総合医療センターには、 「入退院サポートセンター」があり、家族 構成やその方の生活がどうなのか?をお聞きしたり、「緩和ケアチーム」が心や体の痛みに 対応していること、 「がん看護外来」でがん性疼痛緩和認定看護師がご相談を受けているこ と、また在宅へ戻られる方のために「地域医療連携室」があり、看護師やが MSW 相談に乗 り、 「がん相談支援室」には、相談員として看護師、MSW が在籍していることなど、相談 窓口やその利用方法などもお話下さいました。 「困り事」は、 「外来の看護師や病室の看護師 でもいいので伝えてください。対応します。 」とお話下さいました。.

(4) 次に、では家に戻ったらどんなお医者さんがくるの?ということで、この地域で多くのがん 患者さんの看取りをされている、 「在宅医」熊取ファミリークリニック 鈴木一弘先生が「家 で安心して過ごせますよ。他の先生方、また訪問看護師や理学療法士、ケアマネやヘルパー さんと情報を共有し、患者さんや家族を支えます。 」とお話下さいました。 それから、在宅医療になくてはならない、「訪問看護」については、長くこの地域で訪問看 護を行い、多くのがん患者さんの生活を支えて来られている、希望が丘訪問看護ステーショ ン 看護師 三宅方子さんから、 「患者さんだけでなく、ご家族も支え、その方の生活を支 えます。いつでも 24 時間対応しています。」と心強いお話で、熱い思いを語って下さいまし た。 しかしながら、 「在宅は無理じゃないのかな?本当に家では無理!と思った時には、どうし たらいいんだろう?緩和ケア病棟ってどういうところ?」と聞きたい、知りたい人がいるは ず、と考え、この地域で緩和ケア病棟があり、唯一「緩和ケア内科外来」を持つ、市立岸和 田市民病院. 緩和ケア内科部長. 川島正裕先生に、緩和ケア病棟についてスライドも見せ. て頂きながら、説明を頂きました。病室や談話室、お風呂などを目で見て、一番気がかりな 「お金」についても説明がありました。そして、 「緩和ケア病棟」は「最期に過ごすところ」 ではない、と話してくださいました。「お家へ帰られる方もいるし、少し痛みを軽減する間 利用される方もいる。入ったらもう帰れないと思わないでください。 」と穏やかな優しい口 調でお話下さいました。 次に、 「老人ホームや施設では最期まで過ごせないのだろうか?」と考えている方もいるは ず、と住宅型有料老人ホームで多くのがん患者さんの看取りをされている「天寿」の施設長 小村光さんにお話頂きました。DVD で施設内の説明頂き、24 時間看護師がいること、病院 が母体なのでいつでも医師が診れるなど、「医療」が必要な患者さんもここで安心して過ご せることを伝えられました。また一番気がかりである費用も、ここでの生活に必要な食事、 衣服、ティッシュやおむつまで全てが含まれたリーズナブルな金額で提供されていること を知り、皆さんが安心しておられました。そして、ここでも「家に帰りたい」を叶えるため に、在宅支援を勧めており、また医師も出来るだけ家で過ごせるようにと、 「訪問診療」に も行かれていると話されました。 皆さんのお話を伺ったうえで、 「市民参加の座談会」を 2 部では開催しました。 これも、 「シンポジウム」という難しい言葉でなく「座談会」としたのは、 「もっと身近に在 宅医療を知ってもらおう、もっと気軽に話す場にしよう」という目的があってのことでした。 「聞く人」は、らふの会員であり、患者や看取り体験者。 「答える人」は、登壇してくださった皆さんや専門職の皆さんです。.

(5) まず、 「聞く人」である患者から、 「同じがん患者である知人が「家へ帰れる」 「在宅へ」と 言われるがままに戻ってきた。普段通りの生活ができると思っていたけれど、次から次へい ろんな人が来る。思っていたことと違うと戸惑っている」という話になりました。 医師や訪問看護師から「病院には、医師、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリをしてくれる 人、掃除をする人っていろいろな人がいますよね?それと同じ。それがお家に来ると思って 頂けたら、いろんな人が来るということを理解して頂けるのでは?」と説明がありました。 「病院」というハコが「家」になったと考えてみよう、というと皆さんが納得されました。 「痰の吸引など医療行為を家族がしなければならないなど負担にならないか?」と言う質 問には、訪問看護師が「点滴を減らすことによって、痰の吸引や腹水などが軽減されるので、 ほとんど吸引することはなくなる」と話されました。そこでよく食事も水分も取れなくなっ た患者さんを見て、つらくなった家族がお願いする「せめて点滴ぐらい・・・」について緩 和ケア医に「それは正しいのですか?」と伺ってみました。 「人は誰も必ず最期を迎える時が来て、その時には人間の体は変わる。治療を受けるという 今までの「足す医療」から「引くと言う、マイナスの医療」になります。受け付けなくなっ た栄養や水分を無理やり入れてしまうことにより、痰や腹水や胸水がたまり、却って苦しく なることがある。 」といった話をして下さり、多くの市民が「点滴」について抱いていた「思 い込み」を正しく知ることになりました。 また、 「医療用麻薬」は中毒にはならないから、痛みを取ることが大切、それは、在宅でも ホスピスでも施設でもコントロールすることは可能など、皆さんが今聞きたいと思ってい た様々なことを聞くことが出来ました。 【まとめ】 たっぷり 3 時間の市民講座でしたが、あっという間に終わり、お越し頂いた市民の皆さん からは、 「病院から在宅やホスピスや施設への流れが本当によく分かって、楽しみながら聞 くことが出来た。 」 「もっとたくさんの人に聞いてもらいたい、これで安心してこの地域で在 宅で看れると自信がついた」 「地域の社会資源を知ることが出来た」 「医療を身近に感じた」 「緩和ケアへの誤解が解けた」等感想を頂きました。 また、最近再発転移が見つかった患者さんや、ご相談を受けていたご家族も参加して下さっ ていて、終了後メールや電話で「先が見えて安心しました。参加して本当によかった。これ から何を準備しようかと考えることができる」と感想を頂きました。 介護職や仕事でがん患者に関わる皆さんからも「自分たちが知っていると思っていたこと が間違っていたことや知らなかったこと、思いこんでいたことも多かったことを知った。緩 和ケアについても、もっと身近なものだとわかった。」などの声を頂きました。 そして「答える側」の医師や看護師、施設長などからは、「とてもいい勉強になった。患者 や家族への伝え方も考えるようになった。答える方もだんだん楽しくなってきました。」と 感想を頂きました。.

(6) 「聞く人」として登壇してくれたらふの会員患者や家族は、 「いつものらふでの茶話会がそ のまま市民講座になった感じ」という嬉しい感想を頂きました。 これも日頃から、地域の医療や介護の提供者の皆さんと交流し、自分たちの思いを伝え続け、 医療の提供者と受ける側双方の相互理解がなければ、安心して地域で暮らすことは出来な いと考える、私たちの思いを共有してくださり、ご協力してくださったおかげと感謝し、 私たちの目的であった「目に見える、伝わる形の市民講座」になったととても満足していま す。また、医療を受ける側である私たち患者や家族も、自分たちが今後どう生き、「本当に 必要な医療や介護」を「必要なだけ受け」この日本の皆保険制度や社会保障を守り、これか らの未来の子供たちが安心して暮らせる社会を残すのかを一緒に考えられる機会になって いたら嬉しく思います。 最後にこの市民講座への助成を頂きました「公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団」 へ心より御礼申し上げます。ありがとうございました。. 熊取ファミリークリニック 一般社団法人らふ理事 南 孝美. さん. 希望が丘訪問看護ステーション 看護師 三宅方子 さん. りんくう総合医療センター 看護師. 高橋敏枝. 在宅医. さん. さん. 住宅型有料老人ホーム天寿. 市立岸和田市民病院 緩和ケア内科医. 鈴木一弘. 川島正裕. さん. 施設長. 小村. 光. さん.

(7) 座談会の様子.

(8) りんくう市民フォーラム Vol.7. 「在宅医療」知っていますか? 家で最期まで療養したい人に。. 参加費 無料. がん患者がこの地域で安心して、 自分らしく過ごせる場所は? 日時:11月26日(日)午後2時~5時(受付 午後1時半) 場所:りんくう総合医療センターりんくう教育研修棟3階会議室 泉佐野市りんくう往来北 2-22(りんくう総合医療センター山側駐車場内). 定員 : 100名(市民優先). ※申込みは、下記まで. 今や「がん」は、国民の二人に一人がかかり、三人に一人ががんで亡くなる時代。 自分らしく生きるために、是非知っていてほしい、 泉州地域にある安心して過ごす場所や支える人。 「病院」「緩和ケア病棟」「最期まで過ごせる老人ホーム」そして、「家」。 市民参加で皆さんからの問いかけにざっくばらんにお答えする、 座談会形式の市民講座です。 【市民講座プログラム】. 「なんで、そんなに早く退院って言われるの?~今の病院の役割」 講演:一般社団法人らふ 理事 南孝美 市民参加の座談会:たっぷり、みんなで聞いてみよう!話してみよう!. ~正しい情報は、不安や疑問を安心に変えます。 □がん治療を受ける「病院」にある「地域医療連携室」 □泉州地域での「在宅医療」 「訪問看護」 □泉州地域にある「緩和ケア病棟」 □がん患者が最期まで過ごせる「住宅型有料老人ホーム」 答える人:熊取ファミリークリニック 在宅医 鈴木一弘 先生 市立岸和田市民病院 緩和ケア内科部長 川島正裕 先生 希望が丘訪問看護ステーション 三宅方子 看護師 りんくう総合医療センター地域医療サービスセンター副センター長 看護師長 皮膚・排泄ケア認定看護師 高橋 敏枝さん. 住宅型有料老人ホーム「天寿」 施設長 小村 光 さん ほか 聞く人 :らふ会員(患者、家族、市民)※皆さんも一緒に聞いてみませんか?. 【問合せ・申込み】 一般社団法人らふ 電話. 072-468-8395. メール [email protected]. 〒598-0062 大阪府泉佐野市下瓦屋 3-15-9-610 私たちがん体験者が質問します. 主催. 一般社団法人らふ 後援 泉佐野市・(社)泉佐野泉南医師会・りんくう総合医療センター 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 助成事業.

(9) りんくう市民フォーラム Vol.7. 「在宅医療」知っていますか? 家で最期まで療養したい人に。 ~がん患者がこの地域で安心して、自分らしく過ごせる場所は? 日時:11月26日(日)14:00~17:00 場所:りんくう総合医療センターりんくう教育研修棟3階会議室. ― プログラム ― 司会 柴本美佐代(らふ理事). ⒈講演:「なんで、そんなに早く退院って言われるの?~今の病院の役割」 講師:一般社団法人らふ 理事 南 孝美 ⒉市民参加の座談会:たっぷり、みんなで聞いてみよう!話してみよう! ~正しい情報は、不安や疑問を安心に変えます。 進行:らふ代表理事 蓮尾久美 ① がん治療を受ける「病院」にある「地域医療連携室」 りんくう総合医療センター地域医療サービスセンター副センター長 看護師長 皮膚・排泄ケア認定看護師 高橋 敏枝さん ② 泉州地域での「在宅医療」 熊取ファミリークリニック 在宅医 鈴木一弘 先生 ③ 泉州地域での「訪問看護」 希望が丘訪問看護ステーション 三宅方子 看護師 ④ 泉州地域にある「緩和ケア病棟」 市立岸和田市民病院 緩和ケア内科部長 川島正裕 先生 ⑤ がん患者が最期まで過ごせる「住宅型有料老人ホーム」 住宅型有料老人ホーム「天寿」 施設長 小村 光 さん 外科内科. 中 友也 先生・ 天寿 嶋坂美由紀 看護師. ― 休 憩 ― 市民とパネラーとの座談会 閉会(17 時). 「みんなで聞いてみよう!」 「わからないことだらけ」 不安や疑問は、当たり前!. 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 助成事業 主催:一般社団法人らふ 後援:泉佐野市・(社)泉佐野泉南医師会・りんくう総合医療センター.

(10) 質問表【聞きたいこと・知りたいこと】 ※皆さんからの質問を代わりにお聞きします。 (時間の都合で全てにお答えすることができない場合もありますので、ご了承下さい。) ご自分で聞きたい方は、座談会で遠慮なくお聞きください。. 2017.11.26 「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。 主催 一般社団法人らふ 座談会.

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