オゾンと生物処理による消化液の処理に関する研究
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(2) VII‑006. 土木学会西部支部研究発表会 (2012.3). 目から 4 槽目まで生物分解性は若干減少した。曝気量 0.4. 泥の場合、DOC/E260 は原水で 58 であり生物分解性は低かっ. L/min と 0.6L/min のオゾン処理水 A では DOC/E260 は同程度. た。曝気量 1.0L/min のオゾン処理水 B の場合、DOC/E260 は. であったが、 4 槽目の E260 は曝気量 0.4L/min が 0.21、 0.6L/min. 原水で 101 であり、2 槽目から 3 槽目にかけて生物分解性が. が 0.33 であった。 これは曝気量 0.6L/min の方が曝気が強く、. 増加した。これは E260 が生物処理により除去されたためで. 生物膜が剥離したためだと考えられる。よってオゾン処理. ある。曝気量 1.0L/min と 1.2L/min のオゾン処理水 B を比較. を行い曝気量 0.4L/min の条件で、生物処理を行うと良い。. すると、生物分解性は曝気量 1.2L/min の方が高く、4 槽目. 120. のE260 も低かった。 よってオゾン処理を行い曝気量1.2 L/min. NH4-N(曝気量0.4L/min). 100. NH4-N(曝気量0.6L/min). の条件で、生物分解性が増加することが明らかとなった。. 80. 100. 60 80 NH4-N(曝気量1.0L/min). 40. NH4-N(曝気量1.2L/min). 60 20 40. 0 原水. 1槽目. 2槽目. 3槽目. 4槽目. 図‐3 各反応槽におけるオゾン処理水 A の NH4-N の変化. 20. 図-3 に各反応槽におけるオゾン処理水 A の NH4-N の変化. 0 原水. を示す。曝気量 0.4L/min の NH4-N は原水で 75.4mg/L、4 槽. 1槽目. 2槽目. 3槽目. 4槽目. 図‐6 各反応槽におけるオゾン処理水 B の NH4-N の変化. 目で 24.2mg/L であり、除去率は 67.9%であった。一方、曝. 図-6 に曝気量 1.0L/min と 1.2L/min の場合の各反応槽にお. 気量 0.6L/min の NH4-N は原水で 109.3mg/L、4 槽目で 42.4. けるオゾン処理水 B の NH4-N の変化を示す。NH4-N の除去. mg/L であり、除去率は 61.2%であった。曝気量 0.6L/min の. 率は曝気量 1.0L/min の場合が 95.3%、1.2L/min の場合が. 除去率が低かったのは、0.4L/min と比較して原水の NH4-N. 100%であった。また、いずれの場合も 1 槽目から硝化反応. 高く、十分な NH4-N 除去率を得るためには、オゾン処理水. が進行した。よって原水の NH4-N がほぼ同じの場合、曝気. A に含まれるアルカリ度が足りなかったためだと考えられ. 量 1.2L/min では 100%の除去率が得られた。以上の結果か. る。よって、以上の結果から曝気量 0.4L/min、HRT60 分の. ら、曝気量 1.2L/min、HRT120 分の条件で、約 100%の NH4-N. 条件で、 十分な NH4-N 除去ができることが明らかとなった。. 除去ができることが明らかになった。. 3.2 消化汚泥の実験結果:消化汚泥とオゾン処理水 B を流入. 4.おわりに. 原水とした生物処理の実験結果を以下に記す。. 本研究では、オゾンと生物処理による消化液、消化汚泥. 150. の実験を行った結果、以下のような知見が得られた。 (1)消化液の実験では曝気量 0.4L/min のオゾン処理水 A の場 合、DOC/E260 は原水で 89 であり、4 槽目の E260 は 0.21 であ. 100. った。(2)曝気量 0.4L/min のオゾン処理水 A では NH4-N 除. 曝気量1.0L/min(消化汚泥) 曝気量1.0L/min(オゾン処理水B) 曝気量1.2L/min(消化汚泥). 去率が67.9%であり、 4 槽目のNH4-Nは24.2mg/Lであった。. 曝気量1.2L/min(オゾン処理水B). (3)消化汚泥の実験では、曝気量 1.2L/min のオゾン処理水 A. 50 原水. 1槽目. 2槽目. 3槽目. 4槽目. の場合、易分解化し、2 槽目から 4 槽目まで生物分解性が増. 図‐4 各反応槽における DOC/E260 の変化. 図-4に各反応槽における DOC/E260 の変化について示す。 曝気量 1.2L/min の消化汚泥の場合、原水の DOC/E260 は 110. 加した。(4)曝気量 1.2L/min のオゾン処理水 B では、NH4-N 除去率が 100%であった。. であり、4 槽目で 116 であった。1 槽目から 4 槽目にかけて. 以上の結果より、消化液は曝気量 0.4L/min、HRT60 分、. 増加したのは、DOC が除去されず増加したためである。曝. 消化汚泥は曝気量 1.2L/min、HRT120 分の条件で、生物分解. 気量 1.2L/min のオゾン処理水B では、 DOC/E260 は原水で 130. 性が高く、かつ十分 NH4-N 除去ができることが明らかにな. であり、消化汚泥より生物分解性が高かった。これはオゾ. った。. ンにより DOC が増加し、難分解性有機物が低分子化したた. <参考文献>. めである。2 槽目から 4 槽目にかけて生物分解性が増加した. 1)農林水産省「バイオマス活用推進基本法」 (2010). が、これは生物処理により低分子化された難分解性有機物. 2)中村真人「メタン発酵消化液の液肥利用とその環境影響に. が除去されたためである。一方、曝気量 1.0L/min の消化汚. 関する研究」独立行政法人農村工学研究報告第 50 号(2011) ‑882‑.
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