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宗敎と実生活

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Academic year: 2021

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(1)

給へる折伏の第一義である。 ・ 孝 一 ・ な る 哉 生 等 末 法 に 生 れ 師 に 値 過 し 奉 る 事 は 出 家 , さ るも色香美味の大良薬な服する事を得るさは何たる 有り難い事でゐらう、宗祖は 幸三我等末法に生れて一歩をゐゆま守して三紙を 超へ、頭を虎に飼はや’して無見頂相を台ん一エ云 ハ 換 時 抄 ﹀ ご仰せになって居る、何時の代にかは此の山よりも 高︿海よりも深き大恩を報告ヲる事が出来るでゐらう か、九牛の一毛だにち報今可︿勉め鳳ま A Y して居ら る可きであらうか。

時勢の進歩接遣に伴ひ、世曾は盆々複雑を極め、或 は生活難、或は就職難等の悲鳴は、其度を高めて来 た。是に臆今ぺ︵、和々なる救済事業を要求するに 至った。近時養育院、孤児院等の慈善事業の増大しつ 1 ある事は、最も注目に慣すべきである。吾人は斯 の如き諸事業が、如何に現代の時運に、適切なる効 果を輿へ居るかを、承認せざるを得ない。此等諸稀 の魁曾政策は、政府ゃ、自治国体に於て、盛んに振 起されて居る o 且各宗の布致団体じ於て、極力努力 されて居る o 此の複雑たる生活を救済すべきものは 所謂異の宗教、異の信仰より外仁何吻もない。しか しながら吾人は、彼等他宗他門の如き、消極的なる 枇曾救済を離れて、意味あ

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根底ある、慈善事業そ 施すべきである o 現今の養育院、孤児院等の、目的 ざするものは即生活難を救

ο

、貧民を憐協するを以 て目的さす。餓に泣︿ものに食を典へ、病に苦しむ ものに築を施す等、これ等を以て目的ごす。而るに 吾人は之のみにて満足するこどはできない。唯食を 奥へ薬を施す等は、一時的の救済仁して、永遠の慰 安、悠久なる生命を保つ事は不可である o 抑も物質的に人を救ふが如きは、自他を分別せざる 所の、輯や基督の設︿所である o 彼の欧洲の原野に於て現今盛んに砲火を交へ、肉

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制り、血を流し、っ

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ゐる其悲惨なる賦態は、賓に 言語に紹仁、吾人の戦慨すぺきまころでゐる O 一( 20)ー

(2)

何故彼等はか︿の如き蹴態を醸した。 夫れ彼等の奉子る散は耶蘇散である o 其耶蘇なるも の:敬が、即邪教でゐる。邪紬円である o 其敢ふるさ ころ、唯﹃設は紳の子、神は放の父なり﹄イ﹂て、其 慮に何等の心霊的のものを認め今、唯草純な外形的 の信仰に過ぎない。前遁せる如︿、餓者に食を輿へ 病者に薬を輿ふるに過ぎ十 o か︿の如き浅薄の敢な るが故に、猶悲惨なる朕態を組編しつ

I

ゐるのであ る o 然らば如何にして、之等仁詩し、積極的なる救 携をなすべきか? o 即ち吾人のさるぺき唯一の手段 は、世人をして、深︵霊性の自畳会得しめ﹃凡即悌﹄ の深遠なる費醒に導︿べきである o 斯の如︿論じ来れば、吾人は一日たりさも怠慢に堕 する事な︵、益々以て組訓を奉戴し、日夜批曾救済 に壷庫せなければなら両 o 世人の多︷望むは、宮である、名春である、位置で ある、権勢?ある o 是等を己の一身に集め、極めて 卒和なる、而も安襲なる生涯を法る少願ひっ:ゐる これ大なる誤解でなからうか。然れば人間てふもの 何をなすぐ︿生れたるか?。いは十もがな、此困苦 なる世界に生れて、所有危難さ奮闘すぺ︿生れたる に外ならない。か︵してニそ、始めて意味ある、債 値ある、生活ご帯するこごができる。身に金糸玉葉 を纏ひ、酒池肉林に柴を極め何かせん。此等の輩は 寧ろ禽獣に近きものにして人聞の債値なきものであ o

Q 元来此困苦こそ、世の常である o 之を股せんには、 そこに何等かの希望含有せんりればならん即此の困 苦なる浮世をして、楽しき寂光土ご観じ、騎蛤の如 き果敢なき一生も、異に債値ある一生ど達観せ今ん ば、到底人生の異債値を知る事不可能でゐる。然ら ば如何にして安心の境界に達するか、之異の信仰よ り外何ものもない o 而るに世人は、多︿世の無常ぞ 厭ひ、果敢なき一生を悲観し、迭に自殺を企つが如 き、無意味なる最後を遼ぐるは、愚の甚しきもので あ る o 賓に人生の貫生活は、宗敬の異信仰を離れ、 何慮に異生活を求むぺきか o 人生に宗教信仰の品要 なるは、宛然生命を保つ上に於ての食物に等しい\ 此の宗散の異信仰は、最も吾人青年時代に於て大必 要ざする

o

何ごなれば、此時代は、人生の最も麗し

。 “

(3)

き花でゐる。他日完全なる果買を結ばん仁は、此時 代に於て、信仰の肥料を加へ令んば、如何にして他 日美なる果貫を結ぶニさが出来ゃう o 且つ此時代に 伴ふは、一大煩悶である o 乍然此煩悶は即も進化で ある。人生の生存上、如何にしても煩悶は随ひ纏ふ 之を棄拾せんには、異信仰の薬を以てせよ o 国家の 盛衰一枇曾の麓遷は皆信仰より起る o これ賓に信仰は 人間の生命、国家百般事業の原動カである o こ れ こ そ大火も焼︿能は守、大水にも漂流するこさな︿、 大刀も絶つ能は歩、貫に轟々たる事大磐石の如きも のである o 一国の太平、一家の平和、各自の安心、 悉︿信を以て一貫する。之貫に人生の一大賞玉じし て、之なきものは殆ざ禽獣ご同一でゐる。 歴史を播いて日蓮上人を拝せ!。其御一生の生活ぞ 伺ふに、到底凡人愚慮の及ばざるごころ、其御生涯 は、賓に燦たる歴史を以て頁を修飾してある o 上人 の目前には、名春もなく、柴位もな︿、財産ゐな︿ 唯異の信仰異の救糖あるのみ o 建長五年の朝より、 弘安第五の夕に至るまで、或時は御遠流、或時は寒 風膚を貫︿、北海寒山佐渡ケ島、或時は怨敵邪見の 忍の下にでも、御身を泰山の安きに於て、去も恐る :色な︿、反て之を以て無上の快ご

L

、盆々大折伏 の刺創は激烈を極めたる仁非今や。且文永十一の泰 身延御陰遁の嘗時、波水井殿の建設になる、膝を入 る べ b d 除地なき、十間四面の組草庵の御難苦、御奮 闘の生活を、拝する仁、異様なる霊戚、森殿を畳ゆ 或は惨風悲雨の差別な︿、或時は険悪荊藤

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峻道を 準じて、奥之嶺いし上り、父母を慕はれ、或時は探き 叢を R T り、深海に下りて、芹を取り、九ゲ年一日ご し て 、 J 席の温まる時な 4 、英御生活の御質素なる、 そも何故なるや。此の苦海仁浮沈する吾等衆生を、 いかにもして救済し、以て憤値ゐる信仰満足を得せ しめんごする、大慈悲仁他ならぬ o 斯の如き御質素 なる御生涯を、無上の御満足ごせられたるは、即人 生の生命たる、異の信仰を認めたる結果にして、質 じ上人の大自覚でゐる o 上人の如き偉大なる英雄高 信、古今にそも幾人かゐる。 吾人はいはん唯上人あるのみ!。 鳴呼世人、如何に落騰すべき、如何仁−痛歎すぺき、 上人の大自費を、己が大自費ごなせ、上人の偉大な 一(22)ー

(4)

る人格を、己が人格ごなせ o 幸仁吾人は、本化ゆ末 流を掬する上は、何じ愚なりさ離も妙法を持つ故に 吾人堂上人なら今や。吾人は盆々以て事訓を奉戴し 此苦海仁漂流する一切群生をして、光明赫々たる、 異の信仰界に導主、永遠限りなき、信念生命ぞ保た しむるは、五口人の大責任ではなからうか引

折空観ミ体空観

折宰観は、小乗の観法にして、一ニ臓の三乗の人の修 する所の観法なり、折さは、折破の義にして、所謂 諸法は、眼前に歴々たるものなれざも、皆、生滅無 常@物仁して、山も崩れ、河ち埋まれば、其体は宰 さなるなり、まして況や、千草高木を始ごして、大 道の生類に至るまで、何物か一ごして常住の法ゐら ん哉、これ皆生滅無常の法なれば、一目指ごして執着 すべきにゐら令、自疋を芭蕉泡沫に誓へた

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、芭蕉築 たる時は好けれざも、風に吹るれば、皆散々に依る I 物な与、抱諒さは、水上の浮抱の如︿、自に留る こさ無く淡き物なり、諸法を、如斯観じて而も煩憶 を断令るなり、恒合論に日﹃諸色を分折して一極微 に至る﹄ご O 此の観法を、生滅観亦は拙度観・ ζ も名づ︵る故は、 是の観法に於て、大小乗の宰観法深不同にして、こ の不同を顕さんが錦、時仁臆じて英名を樹るなり。 折宰視さは、観法白智恵を以て一切物心の諸法を R T 折して、我宰の理を観今るなり o 生滅観ごは、物も心も皆無常念々を以て、人法宰を 知

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、是こそ衆生の体ぞご名けらる I 常住の物体一 ざして有る事なしさ観令るなり o 拙度観さは、大乗観法の体昼観に比して、小乗の観 法なるが故に、ったな︵、其の行相は無常無我の観 なり、これ等を具には折色入宰観ご名づ︿、如斯名 宇を樹る事は、本外道の邪折を艶破せんが錦にして 外道は道、むを折破して、一極一利那に至って、或は 断無芝計

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、或は常住に執す、是即邪見なり。 されざ、三乗同︵折宰観を絡すれざち、諦縁度の三 所宰同じから令、即ち韓関は四一諦の法問に就て折宰 観を修

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‘縁畳は十二因縁の法門じ就て折忠一観を修 一(23)ー

参照

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