リル樹 脂 の開 発 と相 ま っ て,血 管 鋳 型 法 に よ る研 究 言
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(2) 916. 高. 尾. 心 が け た.な お こ の間,毛 細 血 管 よ りの樹 脂 の漏 出,. 正. 彦. を示 す.主 幹 動 脈,静 脈 よ り分枝 した 葉 脈 状 血 管及. 血 管 の 破綻 は み られ なか っ た.樹 脂 が十 分 に硬 化 後,. び それ よ り枝 分 れ した小 血 管 が横 方 向 に 走 る漿膜 の. 20%KOH溶. 血 管 網(S)か. 液 中 で組 織 を完 全 に 溶解 除 却 し,血 管. 鋳 型標 本 を作 製 した. 4.. 観 察方 法. す な わ ちsubmucosal. 完成 した 血 管鋳 型 を実 体 顕 微鏡 下 で観 察 しなが ら, カ ミソ 上)の刃 で小 ブ ロッ ク に切 断 し, EIKOイ コ ー タIB3型. オン. にて 金 を蒸着 した の ち, JSM‑U3. お よ びP15型 走 査 電 子 顕 微 鏡 にて 観 察 した. 5.. ら,筋 層 を貫 ぬ き流 入 して きた太 い. 動 脈 は,粘 膜 下 層 で 細 い小 動 脈 に枝 分 れ し網 状構 造,. 実 験潰 瘍作 成 方 法. plexas(M)を. 形 成,こ れ よ. りほぼ 直 角 に枝 分 れ し た細 動 脈(G)が. 粘膜筋層 を. 貫 ぬ き粘膜 表 層 に 向 い,直 線 的 に 上 行 して ゆ く.こ の 血 管 構 築 は 胃体 部 全域 に お い て 差 異 は み られ ない. 次 に各 部 の 微 細 構 築 の 詳 細 を血 流 に 沿 って 示 す. 図2は 漿 膜,筋 層 の 血 管鋳 型 を除 去 し,粘 膜 下 層 を. 実 験 的 慢 性潰 瘍 と して酢 酸 潰 瘍 を用 い た.作 成 方. 剖 出 した 図 で,図 中Aは 動 脈, Vは 静 脈 を 示 す.直. 法 は 岡 部 氏 の法13)に準 じ, 24時 間 絶 食 ラ ッ トを,エ ーテ ル麻 酔 下 に て開 腹 ,胃 の 前壁 の 胃体 部 と幽門 部. 径30〜50μ の 動脈 よ り枝 分 れ し た,直 径10数 μ の小. の 境 界 漿 膜下 に, 27ゲ ー ジの 注 射 針 に て10%酢 酸 溶. して い る.. 液0.05m2注 入 し作 成 した.こ れ は 術 後1週 間 前 後 で. 動 脈 が 網 状構 造 を と り, submucosalplexusを. 形成. 図3は 粘 膜 下層 か ら粘 膜 面 を斜 め下 方 よ り観察 し. 明 白 な 潰 瘍 を形 成 し,100日 以 上 持 続 す る ヒ トに 類. た もの で,粘 膜下 層 で 網 状 構造 を と る小 動脈(a). 似 の慢 性 潰瘍 で あ る.. よ り枝 分 れ した直 径 約10μ の 細 動 脈(c)が. 6.. 迷走 神 経 切 断 お よ び薬 物投 与 の. 粘膜表. 層 に 向 い,途 中 数 本 の 分枝 を出 しな が らほ ぼ直 線 的 に上 行 して い く.図 中viは 後 述 す る集 合 細静 脈 を示. 影響 の実 験 迷走 神 経 切 断(以 下 迷 切 と略 す)は,. 24時 間 絶 食. ラ ッ トを エ ー テ ル麻 酔 下 に て 開腹,食 道 部 に て前 枝, 後枝 と も切断 した.実 験群 は 潰 瘍 の発 現 予 防 と発 現. す. つ ぎに 粘 膜 最 表 層 の 血 管 構 築 を示 す.図4,. 5は. その 粘 膜 表 層 側 よ りみ た鋳 型 像 で あ る.上 行 して き. 後 の 影響 を あ わ せ て観 る ため に, 1)迷切 施 行 後,同. た毛 細 血 管 は 粘 膜 最 表 層 で 胃 小 窩 を と りま い て,直. 時 に 酢 酸 を注 入 し た群,. 径 約150μ の 類 円型 の メ ッシュ(m)を. 2)酢酸注 入 後,潰 瘍 が発 現. した と思 わ れ る1週 目 に迷 切 を付 加 した群 の2群 を. メ ッシ ュは 相 互 に連 続 し,1つ. 形 成 す る.各. の メ ッシ ュに は4〜. 作 製 した 授観 察 期 間 は迷切 施 行 後4週 間 経 時 的 に 観. 6本 の 流 入 毛 細 血 管 をみ る(図4).な. 察 した.な お,対 照 群 と して は,迷 切 に よ る手 術 侵. 細 血 管 は メ ッシ ュ流 入 前 にY字 型 の 枝 分 れ を した の. 襲 は大 きくない と考 え,酢 酸注 入 のみ の 群 を用 い た. ま た,薬 剤 の投 与 を受 け た酢 酸 潰 瘍 の 血 管構 築 の 変 化 を観 察 す るた め,今 回 は 組 織 修 復 剤 で あ る合成 テル ペ ンエ ス テ ル(Gefarnate)を. 使 用 し た.投 与. 方 法 は,酢 酸 注 入1週 後 か らGefarnat body. welghtを. 10mg/100g. 毎 日, 2週 間 大 腿 筋 肉 内 に 筋 注 して. お各 流 入 毛. ち流 入 す る.つ い で メ ッシ ュの 血 管 は各 所 にみ られ る,や や太 さを増 した集 合 細 静 脈(vi)に. 流入す. る.(図5). つ い で こ の集 合 細 静 脈 を 胃粘 膜 の深 部 に向 って 追 跡 観 察 して み る(図6,. 7).図6は. 粘膜表層 よ り. や や深 部 を み た もの で,集 合 細 静 脈 は次 第 に そ の直. 経 時 的 に観 察 した.な お対 照 と して は,同 量 の生 理. 径 を拡 大 しつ つ,ほ. 食 塩 水 を筋 注 した もの を用 い た.. っ て ゆ き,途 中,粘 膜 表 層 部 以 下 で は ほ とん ど流 入. Ⅱ 1. a.. 観察 結 果. ラ ッ ト正常 胃 の微 細 血 管 構 築 胃 底腺 部. ラ ッ トの 胃 は 前 胃 と腺 胃(胃 底 腺 領域 と幽 門 腺 領 域)と. に 区 別 され る.. は じめ に 胃底 腺 部 の微 細 血 管 構 築 につ きのべ る.. とん ど薩 線 的 に粘 膜 組 織 中 を下. 毛 細 血 管 をみ な い.図7は,こ. の集 合 細 静 脈 を さ らに. 深 部,す なわ ち粘 膜 下 層 の さ ら に太 い集 合 静 脈(v) へ と流 入 す る と ころ を追 跡観 察 した もの で あ る.こ の 太 い静 脈 は前 述 した粘 膜 下 層 血管 網(図3)に. 帰. 属 す る. 図8は,ラ. ッ ト胃体 部 の粘 膜 下 組 織 中 で観 察 され. た動 静 脈 吻 合 で あ り,直 径 約100μ の動 脈(A)と. 直. ま ず ラ ッ ト胃体 部 の血 管 鋳 型 を横 断 し て側 方 か らみ. 径 約160μ.の 静 脈(V)と. た像(図1)で. さの 吻合 血 管,す な わ ち動 静 脈 吻合 が 証 明 され た も. 面,Mが. 全 体 を観 察 して み る.図 中Sが 漿 膜. 粘 膜 下 層, Gが 胃粘 膜 に相 当す る血 管 鋳 型. の で あ る.な お このA‑Vシ. の 間 に 直 径 約30μ,の大 き. ャ ン トに は 弁 等 の 開 閉.
(3) 血管鋳型法に よる正常 および胃潰瘍の血管構築 の走査電子顕微鏡的研究 機 構 は み られ な い. b.. る.各 メ ッシ ュは 流 入 前 にY字 型 を と り, 8〜10本 の流 入 毛 細 血 管 をみ る.な お,胃 体 部 と幽 門 部 との. 幽門部. ラ ッ トの 胃の 胃底 腺 領 域 と幽 門 腺 領域 で は血 管 構 築 に少 し差 異 が み られ る.図9は. 幽 門部 の血 管 鋳 型. を横 断 して 側 方 か ら観 察 した もの で,図 中Sが 漿 膜 側, SMが. 917. 粘 膜下 層, Mが 粘 膜 に 相 当 す る部 の血 管. 鋳 型 を示 す.前 述 した 胃体 部(図1)に. 比 し,基 本. 差 異 も,ラ ッ トの 場 合 み られ た とほ とん ど同 様 で あ る. 3.. 実 験 的 慢 性 潰 瘍(酢 酸 潰 瘍). 慢 性 潰 瘍 の難 治 性 お よ び再 発 の 要 因 と微 細 血 管 構 築 の関 係 を明 らか にす る ため,実 験 的 慢 性潰 瘍 と し. 的 な 血管 構 築 に差 異 は み られ な いが,幽 門部 の方 が. て岡 部 氏 法 に よ る酢 酸 潰 瘍 を作 成,経 時 的 に 微 細 血. 粘 膜 血管 の高 さが低 く,粘 膜 表 層 に上 行 して ゆ く毛. 管 構 築 の 変 化 を観 察 し,あ わ せ て 酢 酸 潰 瘍 に 対 す る. 細 血 管 もや や粗 で あ る.. 迷 切 の 影 響 と薬 物 の影 響 を血 管 構 築 の 面 か ら観 察 し. 図10は 同 じ く幽 門部 の血 管 鋳 型 を粘 膜 表 層 側 よ り. た.. 観 察 した もので,上 行 して きた毛 細 血管 が粘 膜 最 表. a.. 層 で網 状 構 造 を と り,各 所 にみ られ る集 合 細 静 脈 に. 酢 酸 潰 瘍 は酢 酸 注 入 後1週. 流 入 して ゆ くとい う基 本 的 血 管 構 築 は 胃体 部 の場 合 (図4,. 5)と. ほ とん ど差 異 はみ られ な い が,胃 体. 部 で み られ た類 円型 の,完 全 な リン グ状 の規 則 的 な メ ッ シ ュ構 造 は み られ ず,図11の. 如 く,や や斜 め か. 酢酸潰瘍の微細血管構築 目か ら,1週. 毎 に8週. 目 ま で経 時 的 に 観 察 し た. 図20は 酢 酸 注 入7日. 目の 胃 後 壁 固 定標 本 で,図21. は 同時 期 の血 管 鋳 型 の 写真 で あ る.酢 酸 注 入 後7日 目 で は全 例 に,大. きさ深 さの 大 小 の差 は あ るが,酢. らみ る と,表 層 に向 っ て や や突 出 した アー チ状 の毛. 酸 注 入 部 に一 致 し た胃 体 部,幽 門 部境 界 の粘 膜 に 潰. 細 血 管 が連 な り,少 し不 規 則 で,目 の あ らい網 状 構. 瘍 形 成 を み た.胃 後 壁 の 血 管鋳 型 で も肉 眼 的 に 潰 瘍. 造 を作 っ て い る.ま た 図12の 如 く, viで. 細静 脈 は胃 体 部 の場 合 に比 して,粘 膜 最 表 層 部 では. 部 に一 致 し て陥 凹 が認 め られ る. 一 方 ,血 管 鋳 型 の 微 細 構 築 を観 て み る と,後 述 す. 観察 され に くい.. る酢 酸潰 瘍 特 異 の 血 管 構 築 を示す ものか ら,一 見 急 性. c.. 示 す集 合. 前 胃部. 潰 瘍 類 似 の構 築 を示 す もの もみ られ た.図22,. 前 胃部 は腺 胃部 と機 能 的 に もま っ た く異 る もの で. 23は. この 肉眼 的 に浅 い潰 瘍 の 血 管 鋳 型 を観 察 し た もの で,. あ り,そ の特 異 的 な 血管 構 築 を簡 単 に 示 す.図13は. 粘 膜 面 か らみ る と (図22),血 管 の 破綻 部 に一 致 して. その 断 面像 で,図 中Sが 漿膜 面, Mが 扁 平上 皮 面 を. 生 じた と考 え られ る樹 脂 の もれ,粘 膜 表 層 血 管 の 脱. 示 す.太 い動 脈 か ら枝 分 れ した細 動 脈 が 粗 に表 層 に. 落 等 が混 在 して み られ る.ま た同 部 の断 面 を みて み. 向 い,表 層 で一 層 の網 状構 造 を とる. 図14は,前. る と(図23),上. 胃部 の 血 管鋳 型 を 胃の 内 腔 側 よ りみ た. 行 す る細 動 脈 は や や深 い位 置 で ほ と. ん ど途 絶 し,集 合 細 静 脈 の み 表 層 へ の 血 行 が 保 たれ. もの で,不 規 則 に走 行 す る毛 細 血 管 が 一 層 の 網 状構. て い る.し か し,さ らに深 部 の血 管 を み る と,図24. 造 を作 って い るの が観 察 され る,. で 示 す如 く,粘 膜 下 の血 管 網 は横 か らの血 行 が ほ と. 2.. ヒ ト正 常 胃の 微 細 血管 構 築. ん ど途絶 して お り,周 辺 の血 管 の拡 張 と,血 管鋳 型. ヒ トの正 常 胃 の血 管構 築 は,胃 体 部 で も幽 門 部 に. の 欠 損 部 が み られ る.こ の こ とは粘 膜 血管 に おい て. お いて もや や複 雑 化 は して い るが,基 本 構 造 は ラ ッ. は 急 性潰 瘍 と同 じ様 な 所 見 を呈 す るが,粘 膜 下 で は. トとほ とん ど同 様 で あ る.す な わ ち,図15は. ヒ トの. 血 行 の 途 絶 とい う所 見 を備 えて お り,後 述 す る慢 性. 正 常 胃体 部 の血 管 鋳 型 断 面像 で あ り,図16は. これ を. 潰 瘍 特 異 の 血 管構 築 の特 徴 と一 致 す る もの と考 え ら. 漿 膜側 よ り斜 め にみ た もの,図17は. 同 じ く断 面 の粘. 膜 表層 部 を み た もの で あ る が,太 い動 脈 よ り枝 分 れ. れ る. 図25は 酢 酸 注 入3週 後 の 胃後 壁 固 定 標 本 で,肉 眼. した小 動 脈 が,粘 膜下 層 で網 状 構 造 を と り,こ れ よ. 的 に も明 白 な深 い潰 瘍 形 成 が認 め られ る.図26は. り直 角 に枝 分 れ した細 動 脈 が粘 膜 表 層 に向 う.上 行 す る細 動 脈 は,途 中10数 本 の分 枝 を だす も,ラ ッ ト. の組 織 像 を示 す.再 生 上 皮 が か な りは り出 して い る が,上 皮 化 を抑 えて い るか の よ うに潰 瘍 底 の 肉芽 が. の 場 合 と同様 ほ とん ど直 線 的 に 上行 して ゆ く.. も りあ が り,そ の下 に は,潰 揚 底 よ り放 射 状 に走 る. そ. 図18は 正 常 胃体 部 の粘 膜 表 層 の血 管 鋳 型 像,図19. 線 維 が台 型 の痕 痕 を形 成 して い る.治 癒 に 向 う傾 向. は そ の拡 大 像 で あ る.胃 小 窩 を と りま く如 く,直 径. を 示 して は い るが,癒 痕 層 の線 維 は 中心 志 向 性 を あ. 約400μ の 類 円型 の メ ッ シ ュを 形 成 す るの が み られ. ま りもた ず,癒 痕 組 織 の収 縮 は十 分 で な い..
(4) 918. 高. 尾. 図27は 同時 期 の 胃後 壁 の血 管 鋳 型 の写 真 で あるが, 肉 眼 的 に も潰 瘍 に一 致 し た鋳 型 の 深 い 陥 凹 が 認 め ら れ る.. 正. 彦. とん ど差 異 は 認 め られ な か った. 次 に血 管 鋳 型所 見 に つ きの べ る.図34は,同 酢 酸 注 入1週 後 迷 切 を付 加,. 次 に この 鋳型 の 微細 血 管 構 築 につ きの べ る(図28, 29, 30).図28は. 型 で,潰 瘍 底(B)お. じく. 2週 間経 過 群 の血 管 鋳. よ び再 生 粘 膜 血 管(R)を. 粘. この潰 瘍 底 を粘 膜 面 よ りみ た もの. 膜 面 か らみ た像 で あ る.多 数 の 樹 脂 の 流 出 は み られ. で,図 中Bは 潰 瘍 底, Rは そ の周 辺 の 再 生粘 膜 部 を. る が,縮 小 化 し た潰 瘍 底 に向 い再 生 粘 膜 血 管 が よ く. 示 す.ま ずBで 示 す潰 瘍底 で は拡 張 し た短 い血 管 が. は り出 して い る.. 密 在 し,す な わ ち毛 細 血管 の著 しい増 生 が 認 め られ. 図35は そ の再 生 粘 膜 血 管 を少 し拡 大 し てみ た もの. れ は活動 期 の慢 性 潰 瘍 の肉 芽 層 に 特. で あ るが,対 照 群 で は み られ な い,横 のつ な が りに. 有 な 血 管構 築 で あ る.一 方Rで 示す 再 生 粘 膜 部 で は. 乏 し く,た て に や や扁 平 な血 管 構 築 を示 す 部 が み ら. 周 辺 の正 常 粘 膜 部 よ り,粗 な が ら血 管 が伸 展 し,一. れ る.こ れ は後 述 す る腸 上 皮 化 生 様 の血 管(図46). 部 で は輪 状 構 造 を と ろ うと して い る.. に類 似 して い る. 一方 ,同 部 の断 面 像 で み て み る と(図36),. る(図29).こ. 図30は 同 じ く この鋳 型 を潰 瘍 の 中心 で切 断 して 側 面 よ りみ た もの で,図 中Rは 再生 粘 膜 の, Bは 潰 瘍. Bで. 示 す潰 瘍底 に は拡 張 と増 生 を示 す 肉芽 層 血 管 は あま. 底 の 血 管 を示 す.潰 瘍 底 表 面 の 前述 した短 い拡 張 血. りは っ き りせ ず,直 線 化 した棚 状 血管 が粘 膜 下 に向. 管 の 下 は,細. け て た て に走 る.こ の疲 痕 層 血 管 に著 明 な増 生 はみ. く直 線 化 し た血 管 が放 射状 に広 が っ て. い る(小 矢 印).こ. の血 管 は 組 織学 的 に は癩 痕 層 と. られ るが,血 管相 互 の分 枝 も明 らか で な く,又 粘 膜. 一 致 す る.注 目す べ きは,こ の 血 管 は横 の 吻合 枝 を. 下 の 血 行 は 矢 印 の部 で途 絶 して い る,す な わ ち,酢. み ず,ま. 酸 潰 瘍 に特 徴 的 な 深部 血管 の横 か らの 血行 途 絶 とい. た胃粘 膜 下 層 の血 行 は 大 矢 印 の部 で途 絶,. 癒 着 臓 器 か らの み血 行 を うけて い る こ とで あ る.こ. う点 で は 変 化 が み られ な い.な お 以上 の べ た所 見 は. の所 見 は 酢 酸潰 瘍 に特 異 的 な もの で, 2週 目 以上 経. 迷 切 後 潰 瘍 作 成群 と潰 瘍作 成 後 迷切 付 加 群 との間,. 過 群 で は,程 度 の差 は あ るが 全 例 に み られ た.し た. お よ び各群 の 経 時 的 観 察 経 過 中 に お い て も,と くに. が って この 結 果,こ の粘 膜 下 層 血 管 網 の 破 壊 と遮 断. 変 化 を示 さず,全 例 に 観 察 され た,. に よ り潰 瘍 底 の 血 流 は常 に不 安 定 な 状 態 に あ り,潰 瘍 の慢 性 化,難 治 性 を きたす 要 因 と考 え られ る. 図31は 同 じ く注 入3週 目 の血 管 鋳 型 の断 面 像 で あ る.潰 瘍 底 の 縮 小 と肉芽 層 血 管 の消 失 がみ られ,休 止 期 か あ るい は治 ゆ傾 向 の時 期 の血 管 構 築 と考 え ら れ るが,前 述 し た血 行 か らみ た弱 点 部 が存 在 す る こ とは あ き らか で あ り,容 易 に 再発,再 然 を きたす も の と思 わ れ る.. す なわ ち,微 細 血 管 構 築 に お け る酢 酸 潰 瘍 に対 す る迷 切 の 影 響 は,以 上 にの べ た如 く対 照 群 との 間 に, 再 生 粘 膜 血 管 に多 少 の 差 異 が み られ る以 外 ほ とん ど 相 違 点 を認 め な か っ た. c.. 酢 酸 潰 瘍 の薬 物 投 与 に よ る影 響. Gefarnateを. 投 与 し,酢 酸 潰 瘍 に おけ る粘 膜 再 生. 修 復 と微 細 血 管 構 築 の変 化 を経 時的 に観 察 した. 実 験 経 過 中 肉 眼 的 に は か な り よ く潰 瘍 底 の縮 少 化. 以上 の 観察 の結 果 か ら,酢 酸潰 瘍 の微 細 血 管 構 築 の特 徴 は, 1)潰 瘍 底 の 増 生 した 肉 芽層 血管,. 2)た て. が み られ た.図37は farnate注. 酢 酸 注 入1週 後 か ら2週 間Ge. 射施 行 群 の 胃後 壁 固 定標 本 で あ るが,対. に 走 る吻 合枝 を み な い癩 痕 層 血 管, 3粘 膜 下 層 お よ. 照 群 に 比 し浅 く,縮 小 化 した 陥 凹部 を認 め る.こ の. び粘 膜 下 の横 の血 行 の 途 絶 の3点 に あ る とい え る.. 所 見 は実 験 期 間 中,多 少 の差 は あ るが,対 照 群 に 比. b.. 酢 酸潰 瘍 の迷 切 に よ る影 響. 1)迷 切 後潰 瘍 作 成 群,. し良 好 で あ っ た.し か し最 終 観 察 日 ま でに この 陥 凹. 2)潰 瘍 作成 後 迷切 付 加 群 の. 2群 に つ き主 と して その 微 細 血 管構 築 の変 化 を経 時 的 に観 察 した.. 酢 酸注 入1週 後 迷 切 を付 加,2週. 間経 過. 群 の 固定 標 本 で,対 照 群 に比 しや や 縮 小 化 を示 し た もの で あ る.図33は. 図38は 同 じ く2週 間 注 射 群 の組 織 像 で あ る.粘 膜 再 生 は良 好 で,潰 瘍 底 は ほ と ん ど再 生 上 皮 で お お わ. まず そ の 肉 眼的,組 織 学 的 所 見 に つ き簡単 に の べ る.図32は. 部 が 完 全 に 消 失 す る もの は認 め えな か っ た.. そ の組 織 像 で,再 生 粘 膜 の 進 展. は か な り良好 で あ る.し か し, 1,. 2群 と もに 観 察. 経 過 中,対 照 群 に比 し肉眼 的 に も,組 織 学 的 に もほ. れ て い る.観 察 経 過 中,全 般 的 に粘 膜 再生 は対 照 群 に比 し良 好 で あ り,一 部 で は過 形成 の部 もみ られ た. 一 方,血 管 鋳 型 で そ の微 細 血 管構 築 を 観 察 して み る.図39は. 同 じ く2週 間注 射 群 で粘 膜 再生 の 著 明 な. もの の血 管 鋳 型 を粘 膜 面 よ りみ た もの で あ る.す な わ ち,再 生 粘 膜 血 管 の鋳 型像 で あ る が,血 管 の 途 絶,.
(5) 血管鋳型法 による正常 および胃潰瘍の血管構築 の走査電子顕微鏡的研究. 919. 樹 脂 の 流 出,太 さの大 小 不 同等 の所 見 も混 在 す る が, 一 部 で は 正常 に近 い網 目構 造 が み られ る.そ して そ. 述 した 活動 期 酢 酸 潰 瘍 の 肉芽 層 血 管 構 築(図29)に 一. の形 態 は正 常 で示 し た幽 門腺 領域 の粘 膜 血 管 の 形 態. み られ る特 有 の 血 管 像 と考 え る.. に類 似 した,表 層 に 向 け て や や突 出 した ア ー チ状 の. 致 した所 見 で,ヒ. トの 慢 性 潰 瘍 の 肉 芽層 で も同様 に. 図43は 同 じ潰 瘍底 の周 辺 部 を粘 膜 面 よ りみ た もの で,正 常 で み られ た横 の網 目構 造 はみ られ ず,や. 網状 構 造 をな して い る. しか し一 方,同 時 期 の断 面 像 で み る と,図40は 再. や. 拡 張 と蛇 行 を示 す 血管 が,た て に扁 平 な網 状 構 造 を. 生 粘 膜 血 管 が 著 し く進 展 し,中 心 部 に小 さな樹 脂 の. 示 す.こ れ は後 述 す る(図46)腸. 流 出 を認 め るの み の血 管鋳 型 断面 像 で あ り,図 中B. 築 に 類似 す る.し か しこ の所 見 は ラ ッ ト酢 酸 潰 瘍 で. が潰 瘍 底, Rが 再 生 粘 膜部, Mが 正 常 部 を示 す. B. は 観察 され な か っ た.. で示 す 縮 小化 した潰 瘍 底 に 向 い, Rで 示 す 著 る しい. 以 上,ヒ. 上皮化生の血管構. ト難 治 性 潰 瘍 の 血 管 構築 の特 徴 を示 し た. 再生 粘 膜 血管 の進 展 が 認 め られ る.し か しそ の粘 膜. が,他 の症 例 で も,程 度 の 差 は あ って も基 本 的構 築. 下 の 血 管 を み て み る と,潰 瘍 底 に向 う瘢痕層 の た て. に は差 異 はみ られ ず,前 述 し た慢 性潰 瘍特 異 の血 管. に走 る棚 状 血 管 は,そ の増 生 と中 心 向 性 は強 く認 め. 構 築 を全 例 に認 め た.. られ る も,血 管 相 互 の 吻合 枝 は乏 し く,粘 膜 下 層 の. 次 に比 較 的 臨床 経過 の 短 い,臨 床 所 見 で は初 発 と. 横 の血 管 網 も矢 印 部 で途 絶 して い る.又 再生 粘 膜 血. 思 われ る潰 瘍 の 血 管構 築 に つ きのべ る.一 般 に こ の. 管 の下 で は, Pで 示 す深 部 血 管 鋳型 の 欠損 像 もみ ら. 様 な 潰 瘍 で は,そ の程 度 に よ り血 管 の狭 少 化,途 絶. れ る.. 像 や 新 生 像,静 脈 の怒 張 等 の変 化 が,さ ま ざまな 程. す な わ ち,薬 剤等 に よ り粘 膜 の 再生 修 復 は著 し く 増 生 され,再 生上 皮 の血 管 の 進 展 も良 好 で あ るが,. 度 に 混在 して み られ る. 図44は 臨床 的 に は初 発 と思 われ るULIIIの 潰 瘍 底. い っ たん 完成 した酢 酸 潰 瘍特 異 の血 管 構 築 は改 善 さ. の 血 管鋳 型 を粘 膜 面 よ りみ た もので あ る.正 常 で み. れ る こ とは な か っ た.. られ た粘 膜 表 層 の血 管 網 お よ び粘 膜 下 層 血 管 網 は み. 4.. ヒ ト胃潰 瘍 の微 細 血 管構 築. られ ず,先 が断 裂 した り,表 層 に向 い 血 管 が 突 出 し. ヒ トの 難治 性 お よ び再 発 を くりか えす 慢 性 潰 瘍 の. た,血 行 の途 絶 像 と考 え られ る像 が さ ま ざ まな 程 度. 血 管 構 築 の検 索 結 果 を示 す,な お,そ の特 異 性 の 比. に み られ る.又 太 い血 管 よ り直 径 約10μ で先 端 が 細. 較 検 討 の た め,急 性 潰 瘍 そ の他 の 胃病 変 の血 管 構 築. くな った小 突 起 が多 数 観 察 され るが,こ れ は 新 生 血. の特 徴 も2,. 3あ わ せ て 示 す.. 管 の発 芽 像 と推 定 され る.な お一 部 で は,新 生 血 管. トの 再 発 を く りか え した小弯 胃 角上 部. の発 芽 が生 長 し,血 管 の 間 に 新 生 され た毛 細 血 管 の. 図41は,ヒ. の 難治 性潰 瘍 の血 管鋳 型 で あ る.図 上 部 が粘 膜 面,. ル ー プ と考 え られ る像 もみ られ る.し か し この 種 の. 下 部 は粘 膜 下 の 断 面像 で あ る.図. ULIIIの. 中Bが 潰 瘍底, R. 潰 瘍 で は前 述 し た難 治 性 潰 瘍 とは 明 らか に. が 再生 粘 膜,矢 印 が境 界 部 の血 管 鋳 型 を示 す.潰 瘍. 血 管 構 築 を異 に し,潰 瘍 直 下 と い え ど も,固 有 筋 層. 近 接部 で は正 常 に 近 い粘 膜 下 層 の血 管 網 を 認 め るが,. 下 部 及 び漿 膜 下 血 管 構 築 には ほ とん ど変 化 が み られ. 潰 瘍底 部 では 増 生 した太 く短 い血 管 が 密在 し,そ の. な い.. 下 は細 く直 線 化 した棚 状 血 管 が たて に 走 っ て お り,. 次 にULIIの. 急 性 潰 瘍 の 血 管 構 築 を示 す.図45は. 棚 状 血 管 相 互 の 分枝 もま っ た くみ られ な い.境 界 部. そ の血 管 鋳 型 を粘 膜 面 か らみ た もの で あ る.正 常 で. で は,表 層 で の み一 層 の血 管 網 にて 隣 接部 と横 の連. み られ る粘 膜 表 層 の血 管 網 は な く,一 部 で は粘 膜 下. 絡 がみ られ るが,そ の下 では 棚 状 血 管 と隣 接 部 の横. 層 血 管 網 は 欠 除 し,粘 膜 下 血 管 が露 出 して い る.残. の血 行 は み られ な い.こ れ らの 所 見 は 前述 した,慢. っ て い る粘 膜 血 管 は深 い位 置 で 途 絶,そ れ に混 じ て. 性 化 し た酢 酸潰 瘍 に お け る活 動 期 の特 異的 な血 管 構. 粘 膜 下 血 管 か らの 小 さ い新 生 血 管 の 発 芽 像 と推 定 さ. 築 とよ く一 致 す る もの で あ る.. れ る小 突 起 がみ られ る.こ の 種 の急 性 潰 瘍 の血 管 構. す な わ ち,こ の横 の血 行 の 欠 除 した 血管 構 築 上 の. 築 は慢 性 潰 瘍 で 示 した特 異 的 構 築 は ま っ た く有 さず,. 弱 点 こそ は,こ の潰 瘍 が難 治 再 発 を くりか え した要. 周 辺 の血 管 構 築 お よ び粘 膜 下 血 管 に も病 変 に よ る変. 因 であ ろ うと考 え る.. 化 は ほ とん ど観 察 しえな か っ た.. 次 に 図42は 図41の 潰 瘍 底 を粘 膜 面 か らみ た もの で. な お,図46は. 胃癌 患 者 の切 除 胃 に み られ た腸 上 皮. あ るが,先 端 の瘤 状 の 拡 張 した 血管 が,表 層 で も殆. 化 生 の部 の 血 管 鋳 型 で あ る.前 述 し た正 常 胃 に み ら. ん ど横 の連 絡 綱 を持 つ こ とな く密在 す る.こ れ は前. れ た様 な,横 に つ なが る規 則 的 な類 円型 の網 状 構 造.
(6) 920. 高. 尾. は 失 わ れ,正 常 小 腸 絨 毛 の血 管 構 築 に 類似 した,全 般 にた て に 扁平 な網 状 構 造 を と る事 が 多 い.毛 細 血. 正. 彦. も欠 いて い る事 は 注 目す べ きで あ る. 次 に諸 家 と一 致 しな い点 お よ び不 明 確 で あ っ た点. 管 は 太 さの大 小 不 同,拡 張 が か な りみ られ,蛇 行 し. に つ き2,. た走 行 を とる.. 平 面 的 な光 顕 的 観 察 で は 明 らか で な か っ た が,今 回. 3考 案 を加 え る.ま ず粘 膜 下 層 は過 去 の. の 観 察 で は,粘 膜 下 層 血 管 網 は太 い動 静 脈 と分 枝 し Ⅳ. 考案および総括. た や や細 い細 動 脈 で一 層 の密 な網 目 を な し,静 脈 の. ラ ッ トお よ び ヒ トの 正 常 胃 の 微細 血 管 構 築 を明 ら か に す る と と もに,主 に慢 性潰 瘍 の難 治 性 お よ び再. 分 枝 に よ る網 目構 造 は み られ な い.そ. して 粘 膜 中 を. 下 行 して きた集 合 細 静 脈 は直 接 太 い静 脈 に接 合 して. 発 の 要 因 と微細 血 管 構 築 との 関連 を 明 らか にす る 目. い る.上 垣15)らは集 合細 静 脈 が粘 膜 筋 板 上,粘 膜 下. 的 で,血 管鋳 型 を走 査 電 子 顕 微鏡 で観 察 す る方 法 に. 層 で それ ぞれ5〜6角. よ り,胃 の 微細 循 環 を観 察 し, 2,. るが,前 述 した よ うに,こ の 網 目構 造 は観 察 し えな. 3の 知 見 を得 た.. 形 の網 目 を作 る と説 明 して い. 本 研 究 で 採用 した血 管 鋳型 法 は緒 言 で のべ た よ う. い.又 こ の集 合 細 静 脈 に関 し て,岡16)ら は粘 膜 表 層. に,走 査 電 顕 の進 歩 と樹 脂 の改 良 に よ り飛 躍 的 進 歩. の み な らず,中 途 で流 入 す る血 管 の あ る こ と を述べ. をみ た もの で あ るが,本 研 究 で も,微 細 血 管 構 築 を. て い るが,本 研 究 では 表 層 以 下 で流 入 血 管 は 観 られ. 立 体 的 に,詳 細 か つ鮮 明 に写 しだ して くれ た.こ れ. な か っ た.. を もって 血 流動 態 や生 理 機能 の 確定 的 な指 標 とは な し得 な い が,血 管 の分 布,走 行,密 度,太. さの比 較. 等 の 所 見 は現 在 得 られ る,こ の方 面 の 研究 成 績 の 中 で最 も よい もの の一 つ で あろ う.又 今 回使 用 した合. 又 粘 膜 中 の 血 管 網,粘 膜 表 層 の血 管 網 に つ いて は 諸 家 の光 顕 的 観 察 とほぼ 一 致 す る もの で,そ の微 細 構 築 は よ り明 確 に され た と考 え て い る. な お,ラ. ッ トと人 の 血 管 構 築 の差 異 に関 して は奥. 成 樹 脂 は メタ ァ ク リル エ ステ ル で,加 熱 重 合 の必 要. 平17)が差 異 のな い事 を報 告 して い るが,本 観 察結 果. が な く,従 来 の合 成 樹 脂 に比 し簡 便 で旦 っ樹 脂 標 本. に お い て も,根 本 的 には 差 異 は み られ な か っ た.す. もきれ い で あ る.. な わ ち,血 管 層 の 厚 さや,複 雑 性 は 別 とす れ ば 微小. a.. 正 常 胃 の微 細 血 管構 築 に つ い て. 血 管 構 築 に関 して は,ヒ. 病 態 に つ い て検 討 す る ため に は,正 常 状 態 の微 小 循 環 お よび 微細 血 管 構 築 に つ い て,明 確 な認 識 を持 つ必 要 が あ る.ヒ. トの 胃の 微 細 血管 で はBarlow14). の 血 管 分 布 図 が よ く用 い られ て お り,胃 粘 膜 の微 小. トの 場 合 と ラ ッ トは 基本 構. 造 は ほ とん ど同 じ と結 論 され た. b.. 動 静 脈 吻 合 につ いて. 胃 の血 流 調 整 な い し粘 膜 傷 害 の 原 因 と考 え られ る. 循 環 お よ び血管 構 築 の 正 常 に つ い て論 じた文 献 は あ. 動 静 脈 吻 合 の 研 究 はBarclay18), Bently19), Bar1ow 14)らに よ り初 め られ ,古 くか ら多 くの 報 告 をみ る.. ま り多 くな い.近 時,血 管鋳 型 法 に よ る胃 の血 管 構. す な わ ち, Barclayら. 築 に つ い て は す で にMurakami12)ら. 胃 の微 小 血 管 造 影 に お け るcappillay. の報 告 を み るが,. ら胃壁 に お け るA‑Vシ. 詳 細 な解 明 は な され て いな い. まず 血 管構 築 の立 場 か ら ラ ッ トの正 常 胃 を み て み. は 死 体 摘 出 胃 お よび手 術 摘 出 fillingの差 か. ャ ン トの存 在 を考 えて いる.. そ し て, Schitzlein20), Guth21)ら は そ の機 能 面 に つ. る と,筋 層 を 貫 い た太 い動 脈 が粘 膜下 層 で枝 分 れ し,. い て,. 粘 膜 筋板 上 で さ らに血 管 網 を作 り粘 膜 表 層 に直 上,. つ い て,又 本 邦 で も岡16),奥 平24),小 林25),ら の報. 粘 膜 最 表 層 で血 管 網 を作 った の ち集 合細 静 脈 に集 ま. 告 を み るが,そ の 報 告 結 果 は相 反 す る点 も多 く,そ. り粘 膜 下静 脈 に下 行 す る とい う基本 的 な構 築 は諸 家 の報 告 と一 致 す るが,本 観 察結 果 か ら明 らか に な っ た正 常 胃 の 血管 構 築 の 特 微 を ま とめ る と,. Walder23)ら. は その 大 きさに. の 機 能,形 態 を解 明 す る に致 っ て い な い現 状 で あ る. 実 験 成 績 で記 載 した ご と く,粘 膜 下 層 血 管 網 の 鋳 型 を検 索 す る こ とに よ り,そ の形 態 を立 体 的 に と ら. 胃 の粘 膜 お よ び粘 膜 下 では,成 績 で 示 した ご と く 血 管 は 豊 富 で あ りか つ, 1)粘 膜 下 層 血 管1,. Prinzmal22),. 2)粘 膜. え る こ と が出 来 た が,こ れ に よ り胃壁 のA‑Vシ. ャ. ン トが粘 膜 下 層 血 管 網 中 に存 在 し,弁 等 の開 閉機 構. 層 中 の毛 細 血 管 相 互 の 連 絡 網, 3)粘 膜 表 層 血 管 網,. を有 さな い事 を証 明 し え た と考 え る.な お動 脈 と静. とそ れ ぞ れ構 築 は異 にす る も,規 則 的 で密 な横 の連. 脈 の 判 定 は走 査 電 顕 の観 察 前 に,実 体 顕微 鏡 に て追. 絡 網 を有 す る.こ の3つ の 血 管 網 こそ 胃粘 膜 の正 常. 跡 し確 認 し た.. 活 動 に か か す こ との出 来 な い 血 行上 の 恵 ま れ た点 で. 又 近 時 胃潰 瘍 に お け る粘 膜 損 傷 との 関連 が 注 目 さ. あ ろ う.そ して 後 述 す る慢 性 潰 瘍 で は,そ の い ず れ. れ て い る が,こ の面 の 研 究 す な わ ち機 能 の解 明 に 関.
(7) 血管鋳型法 によ る正常 および胃潰瘍の血管構築の走査電子顕微鏡的研究 しては 血 管鋳 型 法 は不 適 で あ り,他 の方 法 で検 索 す る必 要 が あ る と考 えて い る. C.. 921. は辺 縁 で 完 全 に途 絶 し,た て走 りの棚 状 血 管 が癒 着 臓 器 の み か ら血行 を うけ て い る.こ の深 部 の 変 化 を. 酢 酸潰 瘍 につ い て. 観 察 した報 告 は み ない が,本 研 究 結 果 で は,観 察 経. 慢 性潰 瘍 の血 管 構築 の 変化 を観 察 す るた め に は, 人 切 除 胃標 本 で は完 成 され た一 時 期 の 病 態 断 面 を と らえて い るにす ぎない ため,ま ず 動 物 モデ ル を用 い. 過 中粘 膜 下 層 の血 管 網 は途 絶 し た ま ま で あ り,深 部 で の横 の連 絡 が改 善 され た所 見 は認 め られ な か った. す な わ ち前 述 し た よ うに,潰 瘍 底 お よ び その 直 下 の血 管 群 は,正 常 の項 で述 べ た粘 膜 表 層 血 管 網 お よ. ての 検 討 が必 要 で あ ろ う. 実 験 的 に慢 性 潰 瘍 を作 製 す る方 法 は 古 くか ら試 み. び粘 膜 血 管 相 互 の 分 枝 とい う,横 の流 へ と近 づ く改. られ て きた が,長 期 間持 続 す る ヒ トに類似 の実 験 的. 善 を示 した が,深 部 では それ を さ さ え る,正 常 胃の. 慢 性 潰 瘍 の作 製 に成 功 した の は最 近 の こ とで,梅 原. 粘 膜 下 層 血 管 網 に あ た る もの は 観 察 され る こ とはな. らのClamping‑Cortisone潰. か っ た.こ の こ と は,こ の 酢 酸 潰 瘍 が 治 癒,再 発 を. 瘍26),,岡. 部 らの 酢. 酸 潰 瘍13) の報 告 が あ る.本 研 究 に この 酢 酸潰 瘍 を使. く りか えす 一 因 と い え る.い い か えれ ば,こ の 血 管. 用 した の は,組 織 学 的 に もよ く ヒ トに類 似 し,長 期. 構 築 上 の弱 点 こ そ酢 酸 潰 瘍 の 慢 性 化,難 治 性 の 要 因. 間 続 き治 癒,再 発 を く りか えす こ とか ら,慢 性 化 の. で あ る と考 え られ る.. 要 因 を さ ぐる に最 も適 して い る と考 えた か らで あ る.. d.. 迷 切 の 影 響 につ いて. 酢 酸潰 瘍 の経 時 的 観 察 か ら得 た微 細 血 管構 築 の特. 胃潰 瘍 に対 す る外 科 的療 法 と して 欧米 諸 国 に お い. 徴 をま とめ る と,一 言 で い え ば,正 常 胃の考 案 で述. て は,迷 走 神 経 切 断 術 が 広 く施 行 され て い る.我 が. べ た3つ の血 行 豊 富 な 血管 網,す な わ ち1)粘 膜 下 層. 国 に お いて も,堺31)山 岸32)らに よ り幽 門洞 部 切 除+. 血 管 網,2)粘 膜 血 管 相 互 の 吻合, 3)粘 膜 表層 血管 網. 迷 切 の成 績 が 発 表 され て 以 来 注 目 され,種 々 の術 式. の 欠 除 とい え る.特 に粘 膜 下 層 の 血管 網 の断 裂 は観. が施 行 され て い る,し か し 「胃切 か 迷切 か」 は 賛 否. 察 経過 中,.そ の 改 善 を 認 め る所 見 は な か っ た,次 に. が相 半 して い るの が 現 状 で あ る.. それ ぞ れ の特 徴 につ きの べ る.. 実 験 的 急 性 潰 瘍 の 発 生 と迷 切 の 影響 に つ い て は 鳥. ま ず 表 層 す な わ ち潰 瘍 底 では 拡 張 した太 く,短 い. 海99)の. 報 告 の 他 多 数 の 研 究 が な され て お り,そ の. 増 生 血管 を認 め る.鈴 木27)らは ヒ トの 胃潰 瘍切 除標. 機 序 の解 明 は 不 十 分 で は あ るが,抑 制 の効 果 は 明 ら. 本 の バ リ ウム注 入 法 に よ る観 察 で この 層 をbrush. か で あ る.一 方 実 験 的 慢 性 潰 瘍 に 対 す る迷切 の 影 響. vessel. につ い ての 報 告 は あ ま りみ られ な い.. zoneと. 呼 ん で い る が,血 管 鋳 型 で み る と先. 端 は小 瘤 状 を呈 し,表 層 での 相 互 の連 続 を ほ とん ど み な い.こ の層 は 組 織像 との対 比 に よ り肉 芽層 の血. まず 胃 に対 す る迷 切 の 影 響 を考 察 して み る.宮 川 34,らは ラ ッ ト片 側 迷 切 に よ り ,そ の 迷走 神 経 分 布 領. 管 に あ た り,川 崎28)らの潰 瘍 の組 織検 索 の報 告 と一. 域 で は,迷 走 神 経 の 健 全 な 対 側 に くらべ て,ス. 致 す る.. ス潰 瘍 の発 生 は抑 制 され る と報 告 して い る.こ れ は. な お この層 は 活 動期 に特 異 の もの で,治 癒化 を 示. 胃液 酸 度 の 面 か らの み で は説 明 で きな い と こ ろで あ る.又 血 流 面 か ら も相 反 す る報 告(鳥 海33望 月35)). す と と もに消 失 し て ゆ く. 次 に この 肉芽 層 血 管 の下 で は,細. トレ. く直 線化 した,. が み られ る.真 島36)らは迷 切 後 の家 兎 の 胃潰 瘍 発 生. この血 管 相 互 に も潰 瘍隣 接 部 との間 に も横 の つ な が. を運 動 障 害 に よ る もの とみ て い る.し か しこ れ とて. りを持 た な い血 管 の棚 状 配 列 を認 め る.こ の棚 状 血. も,潰 瘍 治 瘍 に対 して は,安 静 とい う点 で利 点 が あ. 管 は活 動 期 では ほ ぼ 垂直 に走 り台 型 を と り,治 癒化. りそ うに思 われ る.. が進 む につ れ 次 第 に 中心 志 向 性 を示 す よ うに な る.. 本 論 文 で は,目 的 が慢 性 潰 瘍 の血 管 構 築 の特 徴 を. この 変化 は石 井29)らの報 告 と一 致 す る.又 す で に 田. さ ぐ る こ とに あ り,迷 切 に よ る微 細 血 管 構 築 に お よ. 林34は,遷. ぼ す 影響 に つ い て の み検 索 を行 っ た.. 延 化 し た潰 瘍 の潰 瘍 底 の 膠 原 線 維 は 初期. に棚 状 配 列 を,ま た治 癒 に向 うにつ れ 水平 配 列へ の. 今 回 の観 察 結 果 で は,観 察 経 過 中,血 管構 築 の 面. 移 行 を示 す 事 を観 察 して い る.こ の 事 は著 者 の 血 管. で対 照 に比 し好結 果 を得 た症 例 は み な か っ た.と. 走 行 の観 察 と一 致 す る,し た が って 血 管 走 行 は これ. に潰 瘍 底 の深 部 で は,前 述 した 慢 性潰 瘍特 異 の 血 管. に伴 う結 合 織 の 発 育方 向 と も合 致 し,こ れ が 組織 修. 構築 の改 善 は ま っ た く認 め られ な か っ た。. 復 の 良否 を決 定 す る もの と推 定 され る. 次 に搬 痕 層 血 管 の深 部 を み る と,粘 膜 下 層 血 管 網. く. な お,酢 酸潰 瘍 の 迷切 の 影響 を残 存 潰 瘍 面 積 か ら み た報 告 は 鳥海37)らに よ りな され て お り,そ の 中 で'.
(8) 922. 高. 尾. 迷切 付 加 群 が や や治 瘍 の 遅 れ を示 す との べ て い る. 又 組 織学 的 に は,は っ き りし た相 違点 は み られ な い が,迷 切 群 に腸 上 皮 化 生 の 出 現 す る こ とを示 し,実 験 的 胃潰 瘍 が迷 切 に よ り治 癒遷 延 を きたす の で はな い か と示 唆 して い る.. 照 で は み られ な か っ た腸 上 皮化 生 様 の血 管 構 築 の 出 現 の 多 い 事 が判 明 した.し か し この治 癒 遷 延 化 の 点 らに長 期 の 観 察 が必 要 で あ ろ うと考. 以上,酢. 酸潰 瘍 の慢 性 化 の 要 因 と微 細 血 管 構 築 の. 関 連 に つ い て は,か な り明 確 に され た と考 えて い る. 次 に ヒ トの潰 瘍 に お け る難 治 性 の 要 因 との 関 連 を さ ぐるた め に,ヒ. トの慢 性潰 瘍 お よ びそ の他 の病 的. 検 索,そ 2,. の 観察 結 果 を 示 した が,そ の結 果 に つ いて. 3の 考 察 を加 え る. ヒ トの慢 性潰 瘍 の血 管 構 築 に つ い て の光 顕 観 察 は,. 丸 山42),鈴 木27),らが バ リ ウ ム注 入 法 を用 い て報 告 して い る.こ れ らの報 告 の 中 で著 者 らは,ヒ. え て い る. e.. 彦. 胃の 切 除標 本 を用 い て,そ の微 細血 管 構 築 の特 徴 を. 本 研 究 の迷 切 下 の再 生粘 膜血 管 の観 察 上 で は,対. につ いて は,さ. 正. 薬 物 の 影響 につ いて. 瘍 を1)活 動 型,. 2) 休 止 型, 3) 上 皮 化 型,. トの慢 性 潰 4)再燃 型,. 実 験 的 慢 性潰 瘍 に対 す る薬物 の 治癒 効 果 につ いて. 5)親 子型 に分 け,血 管 構 築 の面 か らそ の特 徴 をの べ. は, Takagi13)ら は肉 眼 的計 測 法 に よ り, Skoryna38) 38)らは病 理 組 織 学 的 所 見 よ り ,ま た梅 原48)らは組 織. て い る.私 の鋳 型 法 に よ る観 察 結 果 も,そ の基 本 的. 学 的 計 測 法 に よ り治 癒 効 果 を報 告 して い る.一 方,. 血管 構 築 の所 見 は ほ ぼ一 致 した. 本 論 文 の 観察 結 果 の項 で,活 動 期 ヒ ト難 治 性 潰 瘍. 薬 物 の 影 響 を血管 構 築 の 面 か ら研 究 した報 告 は少 な. の特 異 的 血管 構 築 を明 示 した が,そ の 観察 結 果 を ま. い.本 論 文 で は,目 的 が 潰 瘍 の 難 治 性 と微 細 血 管 構. とめ る と, 1潰 瘍 底 は拡 張 した,先 端 の小 瘤 状 を呈. 築 との 関連 の解 明 に あ り,薬 物 の 影響 に つ い て も微. す る増 生 血 管 が密 在 して い る. 2)そ の下 は た て走 り. 細 循 環 との 関連,す. なわ ち薬 剤 の 効果 の も とで慢 性. の直 線化 した,血 管 同志 の分 枝 を み な い棚 状 血 管 が. 潰 瘍 の 血 管 構築 が いか な る変化,改 善 を 示す か を観. 漿 膜 お よ び癒着 臓 器 に 向 い て走 る, 3)粘 膜 下 層 お よ. 察 す る こ とに主 眼 を お い た.. び粘 膜下 の横 の血 行 は,棚 状 血 管 の辺 縁 で途 絶 し,. 今 回使 用 したGefarnateはAdami39)ら され たisoprene誘. によ り開 発. 導 体 で,各 種 の実 験 的 潰 瘍 に対. 潰 瘍 部 血 管 と潰 瘍 隣接 部 は表 層 部 で一 層 の連 絡 をみ るの み で あ る.. して治 療 効 果 の あ るこ とを報告 して い る.又 私 の教. そ して,前 述 した,正 常 胃 の ラ ッ トと ヒ トの血 管. 室 の清 藤40)らは 再生 上 皮 の増 殖 を促 進 す る作 用 が あ. 構築 が 形 態 的 に は ほ とん ど同 じで あ る こ と,又 酢 酸. る こと を報 告 して い る.. 潰 瘍 とい うヒ ト類 似 の慢 性潰 瘍 の 血 管 構築 の 観察 と. す なわ ち,粘 膜 再生 の促 進 を必 要 と した本 実 験 に よ く適 し た薬 物 と考 え る. 本 論 文 で も,再 生粘 膜 血 管 の進 展 は 対 照群 に 比 し, あ き らか に良 好 で あっ た.そ. あわ せ考 えて み る と,ヒ. トの潰 瘍 に おい て も,こ の. 微 細 血 管 の 変化 を潰 瘍 慢 性化,再. して,そ の 構 築 は 観 察. 発 の 要 因 とみ な し. て よ い と考 え る. g.. 胃潰 瘍 の 再発 お よ び難 治 性 につ い て. 結 果 で示 した如 く,正 常 の 幽門 腺 部 の 血 管 構 築 に 類. Bockus43)ら が 「胃潰 瘍 は再 発 しやす い疾 患 で あ り,. 似 の もの で あ っ た.川 井41)らは 酢 酸潰 瘍 の血 管 内墨. 胃潰 瘍 の 再 発 を防 ぐこ と は,活 動 性 潰 瘍 を治 す こ と. 汁 注 入法 で,再 生 粘 膜 血 管 が表 層 で幽 門 型 血 管 構 築. よ り難 し い」 との べ て い る通 り,胃 潰 瘍 は実 に治 り. を示 す との べ て い るが,本 実 験 で も対 照 群 は それ と. やす いが,ま. 一 致 した.す な わ ち,再 生粘 膜 血 管 は形 態 の 面 で は. これ を防 止 す る こ と は至 難 で あ る.. 薬物 投与 群 と対 照 群 に相 違点 は な か っ た. 一方 深 部 血 管 につ いて の べ る と,観 察 結 果 か らみ. た きわ めて 再 発,再 燃 を お こ しやす く,. 大 井44)らは 胃潰 瘍 難 治 性 の 因子 と して,幽 門腺, 胃底 腺 の 境 界 と筋 運 動 の ひず み に注 目 して,い わ ゆ. て も,難 治 再発 を示 唆 す る酢 酸 潰瘍 特 異 の粘 膜 下 層. る二 重 規 制 説 を 唱 え て い る.し か し,そ れ の み で は. 血 管 網 の 欠 除 とい う,血 行上 の 弱点 は ほ とん ど改 善. 説 明 困難 な点 も多 い.私 は本 研 究 の結 果,潰 瘍局 所. され て い な い事 は あ き らか で あ り,再 生 され た粘 膜. お よ び,周 辺 の微 細循 環 の 変化 を潰 瘍 難 治 性 の 主要. 血 管 もい わ ば砂 上 の楼 閣 の 観 を呈 す る.. な 因子 と考 えて い る.. す な わ ち この結 果 は,薬 剤 等 に よ り治 癒 した と思 わ れ る潰 瘍 が容 易 に再 発,再 燃 を く りか えす要 因 で あ ろ う と考 え る. f.. ヒ トの慢 性 潰 瘍 につ い て. す な わ ち,い った ん病 変 が粘 膜 下 組 織 内 に まで お よん で粘 膜 下 の 血 管 が 破壊 され る と,た. と え治 癒 し. 上 皮 化 され て も,再 生 粘 膜 血 管 は あ た か も終 末 血 管 化 した疲 痕 層 血 管 系 とつ な が るの み で,既 存 の血 管.
(9) 血管鋳 型法 に よる正常 および胃潰 瘍の血管構築 の走査 電子顕微鏡 的研究 系 と横 の連 絡 網 をほ とん ど もた な い.い い か えれば,. 点 部,す. 血 行 の面 で は決 して 元 に戻 る こ とな く,血 管 網 は遮 断 ざれ た ま ま で あ る,そ れ故 ふ た た び潰 瘍 発症 の諸. 肉 芽層 血 管, b) 細 く直 線 化 し た,血 管 相 互 の 分枝 を有 さな い棚 状 の搬 痕 層 血 管, c) 粘 膜 下 層,粘 膜. 因子 が 胃 を攻 撃 した場 合 に は,こ の 血行 上 の弱 点 を. 下 に お け る横 の 血行 の途 絶,以 上3つ. 有 す るた め容 易 に 再発,再 燃 す る もの と考 え る.な. る.. 7) 語. とは な い. 8). 管 構 築 を,血 管 鋳 型 を作 製 し走 査 電 子 顕微 鏡 で観 察 し,慢 性潰 瘍 の難 治 性 お よ び再 発 の 要 因 と微 細血 管. 1). 薬剤 投 与 に よっ て粘 膜 の再 生 は促 進 して も,. 酢 酸 潰 瘍特 異 の血 行 上 の弱 点 部 は改 善,消 失 す る こ. ラ ッ トお よ び ヒ トの,正 常 お よ び病 的 胃 の微 細 血. 変化 の 関連 に つ いて検 索.次. ヒ トの慢 性潰 瘍 の血 管 構 築 は,酸 酢 潰 瘍 の 場. 合 と同 じ血 行 上 の 弱点 部 を備 え て い る. 以 上 の事 か ら,潰 瘍 の難 治 性 再 発 の 要 因 が 微 細 血. の結 果 を得 た.. ラ ッ ト正 常 胃の 微 細血 管 構 築 では, a). 粘膜. 管 構 築 の 変化 に あ るこ とは明 らか と考 え られ る.. 表 層 の 類 円型 の網 目状 血 管網, b) 粘 膜 組 織 中 を上 行 す る密 な細 動 脈 と その 相 互 の横 の 吻合枝, c). 謝. 粘. に恵 まれ た動 脈 性 の 血 管 網 を有 して い る.. 賜 わ わ っ た 田 中早 苗 教 授 に感 謝 を棒 げ る と と もに,. 静 脈 系 は集 合 細 静 脈 と粘 膜 下 の太 い静 脈 よ り. 本 研 究 を直 接 御 指 導 下 さっ た緒 方 卓郎 博 士 に 深 謝 致 し ます.ま た電 顕 撮 影 に御 協 力 いた だ いた 中 村,林. な り,特 に横 の網 状 構 造 をみ な い. 3). 動 静 脈 吻合 は粘 膜 下層 血 管網 に あ り,弁 等 の. 枝 官,倉 敷 レイ ヨ ン研 究 所 窪 津 彰 研 究 員 に 感 謝 致 し ます.. 開 閉機 構 を有 さな い. 4). ヒ トの 微 細血 管 構 築 は 形 態 的 に は ラ ック と差. 本 論文 の要 旨 は,第75回. 異 が な い. 5). ラ ッ ト酢 酸潰 瘍 の微 細 血 管構 築 は血 行 上 の 弱. Virchow, Arch.. R.:. Historisches,. Pathol.. Anat.. v.. 会 シ ンポ ジ ウム に て発 表 し た.. 3). Konjentzny,. G.E.:. Chronische. Geschwurs,. Beitr.. Pathol.. R.:. Am.. Quinche,. J.. H.:. Uber. F.:. Uber. ulcus. and. ,. 595•`618,. gastritis,. 71:. its. ,. die. 19:. zur. pepticum,. Gastritis Anat.. Pathol.. Positives. Lehre. der. Unterleibs-affektionen,. 1853.. spasmogene. Chronic. cartinoma, 5). Das. and. 281•`375,. Bergman,. Hebbel,. G.:. 5:. 中 国 四 国 外科 学. 献. Kritisches. ,. 2). 4). 日本 外 科学 会 総 会,第7. 回 日本 臨床 電 子 顕 微 鏡 学 会,第52回. 文. 1). 辞. 稿 を終 るに の ぞ み,御 懇 篤 な る御指 導,御 校 閲 を. 膜 下 層 の横 に連 な る緊 密 な 血管 網,以 上3つ の血 行 2). の特 徴 を備 え. の特 徴 は い ず れ も改 善 され な い.. しえ るの で は な いか と推 定 され る. 結. 太 く,短 い横 の連 絡 の 乏 し い. 6) 迷 切 下 の 酢 酸潰 瘍 に お い て も,こ の血 管 構 築. お この こ とか ら,潰 瘍 の隣 接 再 発 の 多 い こ と も説 明. V. な わ ち, a). 923. relation. 43•`71,. Entstehung. Munch. Duodeni. Med. tis. als. Wschs., ursache. 60: des. 169•`174,. Magenduodenal. 1923. to. gastric. and. duodenal. ulcer. and. to. gastric. 1943. des. Mageschwurs,. Dtsch.. Med.. wschr.,. 8. :79•`80,. 1882. 6). Buchner,. 7). Narat,. Geschwiir,. Arch. J.. K.. specimens, 8). Puckett, of. anatomical. ,. Klin. Loef,. Anat. W.. 0.. den ,. chir. J. A. Rec.. and. heutigen. ,. 267:. and 78. C. Anat.. der. Lehre. 302•`318,. Narat,. : 105•`111,. Neumann,. specimens,. stand. P.: Rec.,. M.:. von. der. Pathogenese. des. peptischer. 1951. On. the. preparation. of. corrosions. of. anatomical. 1940. Vinilite. resin. 78:. 105•`111,. in. preparation 1940.. of. multicolored. corrosions. 1913..
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(11) 血管鋳型法 による正常 お よび胃潰瘍の血管構築の走査電子 顕微鏡 的研究 39). Adami,. 40). 清 藤 敬:ラ. an. E. ,. anti-ulcer. 研 究,臨 41). et. action,. Arch.. 床 と研 究,. 川 井 秀 男:酢. int.. research. on. Pharmacodyn,. gefarnate,. 147:. a. 113•`145,. new. synthetic. isoprenoid. 43) Bockus,. 49:. 1343〜1347,. with. 1964.. 作 用 の細 胞 学 的. 1972.. 酸 潰 瘍 の 治 癒 過 程 に お け る 胃 粘 膜 微 細 血 管 構 築 の 経 時 的 変 化 に つ い て,実. 験 潰 瘍,丸. 善,東. 1976.. 丸 山 圭 ー:胃. phia. Pharmacological. ッ ト胃 粘 膜 切 除 後 の 再 生 上 皮 に 対 す る合 成 テ ル ペ ン エ ス テ ル(Gefarnate)の. 京346〜354, 42). al.:. 925. 潰 瘍 の 微 細 血 管 構 築,胃. H. L.:. Gastroenterology. and London,. と腸,. Vol. 8:. 522〜531,. 1 , p 557,. 2nd. 1973.. Edition.. W. B.. Saunders. Co.. Philadel. 1966.. 44) 大 井実:潰 瘍 病 因 と二重 規 制 学 説.胃 十 二指 腸 潰 瘍 のす べ て,南 江 堂,東 京, 1971.. 付. 図1 一 図14.ラ 図1.. 図. ッ ト正常 胃 の微 細 血 管鋳 型 の走 査 電 顕 像.. 胃底 腺 部 血 管鋳 型 断面 像. Sは 漿膜 血管, Mは 粘 膜 下 層 血 管 網, Gは 上 行 す る粘 膜 毛 細 血 管.×100.. 図2,粘. 膜 下 層 血 管網 を 漿膜 側 よ りみ た平 面像.太. い動 脈(A)よ. り枝 分 れ した 細動 脈 の網 状 構 造 が観 察 され. る. Vは 太 い静脈 を 示す.×140. 図3.. 粘 膜 下 層 お よ び粘 膜 の血 管 鋳 型 を漿膜 側 よ りや や斜 め下 方 よ りみ た像.粘 膜 下 層 の動 脈(a)よ れ した粘 膜 血 管(c)が. り枝 分. 分 枝 を出 しな が ら上 行 す る. viは 集 合 細 静 脈.×140.. 図4.. 粘 膜 表 層 血 管 網.類 円型 の網 目構造(m)を. 図5.. 粘 膜 表 層 血 管網 拡 大 像.網. とるの が観 察 され る.×120.. 図6.. 粘 膜 上 層 部 の集 合 細 静 脈.流 入 毛細 血管 は粘 膜 表 層 部 で の み み られ る.×250.. 図7. 図8.. 粘 膜 深部 の集 合 細 静脈.流 入 毛 細 血 管 をみ ず,直 線 的 に粘 膜 下 層 の 静 脈(V)に 流 入 す る.×250. 粘 膜 下 層 中の 動静 脈 吻合.Aは 動 脈, Vは 静 脈 を示 す.弁 等 の 開 閉 機 構 を有 さな い. ×400.. 図9.. 幽 門腺 部 血 管 鋳 型 断面 像. Sは 漿 膜 血 管, SMは. 目 をな した 毛細 血 管 は 直 径 を拡 大 しつ つ集 合 細 静 脈 に流 入 す る(vi).×250.. 粘 膜 下 層 血 管, Mは 粘 膜 血 管 を示 す.×80.. 図10. 幽 門腺 部 粘 膜 表 層 血管 網.胃 底 腺 部 に 比 べ て粗 で,や や不 規 則 な 網 目構 造 を示 す.×140. 図11. 幽 門腺 部 粘 膜 表層 血管 網 を や や斜 めか らみ た像.や や突 出 した ア ー チ状 の 毛 細 血 管 の 連 な りをみ る. ×400. 図12. 幽 門腺 部 粘 膜 表 層 血管 網 拡 大 像.集 合 細 静 脈(Vi)は. 粘 膜 最 表 層 部 で は 観 察 され に くい.×400.. 図13. 前 胃部 血 管 鋳 型 断 面像. Mが 扁 平 上 皮 面, Sが 漿膜 面 を示 す.×80. 図14. 前 胃部 扁 平 上 皮 血 管 を 胃 の 内腔 側 よ りみ た像.不 規 則 に走 行 す る毛 細 血 管 が一 層 の網 状構 造 を 示 す.×140. 図15 一 図19.. ヒ ト正 常 胃体 部 の 微細 血 管 鋳 型 の走 査 電 顕 像.. 図15. 断 面像.相 互 の 分 枝 を出 しな が ら,ほ ぼ直 線 的 に表 層 に 向 って上 行 す る粘 膜 毛 細血 管 が観 察 され る, ×70. 図16. 断 面 を漿 膜 側 よ り斜 め に み た像.図1で. 示 し た ラ ッ トの 場 合 と基 本 的構 築 は ほ ぼ 同 じで あ る.×40.. 図17. 断 面 の粘 膜 表 層 部.×100. 図18. 粘 膜最 表 層 部 を粘 膜 側 よ りみ た像.胃 小 窩 を と りま く如 く,類 円 型 の 網 目構 造 を形 成 す る.×100. 図19. 図18の 拡 大 像.各 網 目 には8〜10本. の流 入 毛 細 毛 管 が観 察 され る.×400.. 図20. 酢 酸注 入7日. 目 の 胃後 壁 固 定標 本.酢. 図21. 酢 酸注 入7日. 目 の 胃後 壁 血 管鋳 型 肉 眼写 真.潰 瘍 部 に一 致 し た血 管 鋳 型 の陥 凹 部 が認 め られ る.×3.. 酸注 入 部 に一 致 し た粘 膜 に潰 瘍 形 成 をみ る.×3,. 図22. 酢 酸注 入7日. 目の 潰 瘍 底血 管 鋳 型 の走 査 電 顕 像,粘 膜 表 層 血 管 の 脱 落,樹 脂 の 流 出 像 等 が さま ざま な程. 度 に 混在 す る.×50, 図23. 図22の 断面 像.粘 膜 組 織 中 の 細 動 脈 の 途 絶像 と集 合 細静 脈 の み表 層 へ の 血行 が保 た れ て い るの が 観 察 さ.
(12) 926. 高. 尾. 正. 彦. れ る.×120. 図24. 図23の 深 部 を弱 拡大 で み た像.粘 膜 部 で は急 性 潰 瘍 類 似 の 構 築 を示 す が,粘 膜 下 血 管 の横 の 血 行 の 途絶 を示 し,血 管鋳 型 の 欠 損部 も深 部 に み られ る.×50. 図25. 酢 酸注 入3週 後 の 胃後 壁 固 定標 本.酢 酸 注 入 部 に一 致 した部 に深 い潰 瘍 形 成 が認 め られ る.×3. 図26. 図25の 組 織 像.再 生 上 皮 の伸 展 を抑 え るか の よ うに潰 瘍 底 の 肉 芽 が も りあが り,そ の下 に は線 維 が 放 射 状 に走 る搬 痕層 を認 め る.×40. 図27. 酢 酸注 入3週 后 の 胃後 壁 血 管鋳 型 の 肉 眼写 真.潰 瘍 部 に一 致 し た鋳 型 の深 い陥 凹 がみ られ る.×10. 図28. 酢 酸 注 入3週 後 の潰 瘍 底 血 管鋳 型 の走 査 電 顕 像.拡 張 し た短 い血 管 の 密 在 す る潰 瘍 底(B),粗 血 管 が伸 展 し,一 部 で は輪 状構 造 を とろ う と して い る再 生 粘 膜 部(R)が. なが ら. 観 察 され る.×60.. 図29. 図28の 一 部 拡 大 像.潰 瘍 底 は横 の つ な が りの な い増 生 血 管 で 占 め られ て い る.×180. 図30. 図28の 鋳 型 を潰 瘍 の 中 心 で切 断 して側 面 よ りみ た走 査 電 顕 像.潰 瘍 底 の 短 い拡 張 血 管(B)の く直 線化 した棚 状 血 管 が放 射 状 に広 が り(小 矢 印),大. 下 は,細. 矢 印 部 で横 の 血 行 は 途 絶 して い る. Rは 再 生粘 膜. 部 を示 す.×50. 図31. 酢 酸 注入3週 後 で潰 瘍 底 の 縮小 化 を 示 した標 本 の血 管 鋳 型 走 査 電 顕 像.×50. 図32. 酢 酸注 入1週 後 迷 切 付 加 し2週 間経 過 群 の 固定 標 本.×3. 図33. 図32の 組 織 光 顕 像.×40. 図34. 迷 切付 加2週 間 経 過 群 の 血 管鋳 型 走 査 電 顕 像.潰 瘍 底(B)お. よ び再 生 粘 膜 血 管(R)を. 粘膜表層側 よ. りみ た像.×60. 図35. 図34の 再生 粘 膜 血 管 の 拡 大 像.や や た て に 扁平 な連 終 網 を認 め る.×180. 図36. 図34の 断面 像.潰 瘍 底(B)の. 下 の棚 状 血 管 と大 矢 印 部 での 血 行 の 途 絶 が 観 察 され る.×60.. 図37. 酢 酸注 入1週 後 か ら2週 間Gefarnate注. 射群 の 胃後 壁 固定 標 本.×3.. 図38. 図37の 組 織 光 顕 像.潰 瘍底 は ほ とん ど再生 上 皮 で お お わ れ て い る.×40. 図39. Gefarnate2週. 間 注 射 群 の再 生 粘 膜 血 管 鋳 型 走 査 電 顕 像.一 部 で 幽 門 型 血 管 構築 を示 す.×100.. 図40. Gefarnate2週. 間 注 射 群 の 血 管 鋳 型 断 面 の 走査 電 顕像.再 生 粘 膜 血 管(R)の. 行 の 途絶(矢 印)お. よ び潰 瘍 底(B)の. 伸 展 は 著 しい が,横 の血. 下 の棚 状 血 管 は改 善 が み られ な い.な おPは 鋳 型 欠損 部, Mは 健. 常 部 を 示 す.×60. 図41‑図46. 図41.. ヒ ト切 除 胃の 血 管 鋳 型 走 査 電 顕 像 を示 す.. ヒ ト難 治 性潰 瘍 の断 面 像. Bは 潰 瘍 底, Rは 再生 粘 膜,矢. 印 が境 界 部 の血 管 鋳 型 を 示 す.瘢 瘍層 の棚 状. 血 管 は横 の 吻合 枝 お よ び隣 接 部 との 横 の 血 行 を持 たな い の が観 察 され る.×70. 図42. 図41の 潰 瘍底 肉 芽層 血 管.拡 張 し た増 生 血 管 が 密 在 して み られ る.×120. 図43. 図41の 潰 瘍 週 辺粘 膜 血 管.拡 張 と蛇 行 を示 す 血 管 が,た て に 扁平 な網 状構 造 を示 して い る.×120. 図44. ULIIIの. 潰 瘍 底 を粘 膜 側 よ りみ た像.粘 膜 表 層 血 管 網 お よ び粘 膜 下 層 血 管 網 は 消 失 して い る.血 管 の 途. 絶 像 と新 生 像 が 混在 して み られ る.×100. 図45. 急 性 潰 瘍(ULII)の. 潰 瘍 底 を粘 膜 側 よ りみ た像.粘 膜 深 部 血 管 の 途 絶 像 と粘 膜 下 血 管 の途 絶 像 が混 在. してみ られ る,×100. 図46. 腸 上 皮 化 生 の粘 膜 血 管鋳 型 像.正 常 小 腸 絨 毛 類 似 の血 管 構 築 を示 す.×160..
(13) 血管鋳型法 によ る正常お よび胃潰瘍 の血管構築 の走査電子顕微鏡的研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 927.
(14) 928. 高. 高. 尾. 尾. 正. 彦. 正. 論. 彦. 文. 附. 図.
(15) 血管鋳型法 による正常 および胃潰瘍の血管構築の走査電 子顕 微鏡的 研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 929.
(16) 930. 高. 高. 尾. 尾. 正. 彦. 正. 論. 彦. 文. 附. 図.
(17) 血管鋳型法 によ る正常 および胃潰瘍 の血管構築の走査電 子顕微鏡的研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 931.
(18) 932. 高. 高. 尾. 尾. 正. 彦. 正. 論. 彦. 文. 附. 図.
(19) 血管鋳型法 による正常およ び胃潰瘍の血管構築 の走査電子顕微鏡的研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 933.
(20) 934. 高. 高. 尾. 尾. 正. 彦. 正. 論. 彦. 文. 附. 図.
(21) 血管鋳型法によ る正常 および胃潰瘍 の血管構築の走査電子顕微鏡的研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 935.
(22) 936. 高. 高. 尾. 尾. 正. 彦. 正. 論. 彦. 文. 附. 図.
(23) 血 管鋳型法 による正常および胃潰瘍の血管構築 の走査電子顕 微鏡的 研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 937.
(24) 938. 高. 高 尾. 尾. 正 彦. 正. 彦. 論 文 附. 図.
(25) 血管鋳型 法による正常 およ び胃潰瘍 の血管構築 の走査電子顕微鏡 的研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 939.
(26) 940. 高. 高. 尾. 尾. 正. 彦. 正. 論. 彦. 文. 附. 図.
(27) 血管鋳型法によ る正常 および胃潰瘍 の血管構築 の走査電 子顕微鏡的 研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 941.
(28) 942. 高. 高. 尾. 尾. 正. 彦. 正. 論. 彦. 文. 附. 図.
(29) 血管鋳型法 による正常および胃潰瘍の血管構築の走査電 子顕 微鏡 的研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 943.
(30) 944. 高. 高. 尾. 尾. 正. 彦. 正. 論. 彦. 文. 附. 図.
(31) 血管鋳型法によ る正常お よび胃潰瘍 の血管構築 の走査電子顕微鏡的研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 945.
(32) 946. 高. 高. 尾. 尾. 正. 彦. 正. 論. 彦. 文. 附. 図.
(33) 血管鋳型法による正常 およ び胃潰瘍 の血管構築 の走査電子顕微鏡的研究 高. 尾. 正. 彦. 論. 文. 附. 図. 947.
(34) 948. 高. 尾. 正. Microcirculation A scanning. electron. 彦. of gastric. microscopic. study. ulcer of vascular. casts. by Masahiko First Department. TAKAO. of Surgery University (Director:. Professor. Medical School, Okayama,. Japan. Sanae Tanaka). Under a scanning electron microscope, the microcirculation of normal and pathological stomachs was observed by a corrosion casting technique. This improved approach has been in the microvascular pattern of gastric ulcers to clarify its non-healing and recurring tendency. In the case of a normal rat, arteries, upon penetrating the serosa and immediately branched into capillaries at the base of the gastric gland. These mucosal capillaries run upward in more or less straight lines from the submucosal plexus toward the surface and continued to the vascular net on the mucosal surface. Part of the vascular net continued into a descending collecting venule which ran downward in a straight line, increasing in diameter and continuing into a collecting vein. An arteriovenous anastomotic channel was found between the artery and vein of the submucosal plexus. Although the microvascular pattern of the normal human stomach was little more complicated than that of the rat, its basic pattern was the much same. In the case of an experimental chronic gastric ulcer (acetic acid ulcer by Okabe), there are two unusual vascular structures, i.e., increased vessels and radiating vessels; histologically they represent zone of granulation and scar, these vessels are not observed horizontal anastomoses oft each other. In particular, there are horizontal anastomose in the least between this vessel in scar and the vessel of the adjacent area. By the effects of the vagotomy and the drug (Gefar nate), this horizontal anastomose not change for the better during observation. In the case of a human chronic gastric ulcer, this particular pattern on the microcirculation was the much same. As a result of these observation, this particular pattern on the microcirculation can readily assumed that healing of deep ulcer is difficult. If it should heal, there appear weak points of blood supply, for the regenerated epithelium is supplied only by the poor scar vessels..
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