• 検索結果がありません。

っ い て

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "っ い て"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

六 五 四 三 ニ ー

審議内容 はじめに

金属産業労組の外人法改

l E

要求内容︵以上本号︶

各要求事由 改正要求の社会的背景

むすび 目

七 九

d e r  

ランクフルト・マム・マインのコングレスホールで金属産業労 組 の 主 催 で 今 回 初 め て 開 催 さ れ た 第 一 回 外 人 会 議 I . A u s H i n

d e r k o n f e r e n z   d e r   I G  M e t a l l の審議の模様と同会議で決定され た西ドイツの外人法改正要求項目

Fo r

d e r u n g e n   t r i e g e w e r k s c h a f t e   M t a l l   an i n   e   n e u e s   A u s l a n d e r g e s e t z の紹

介および各要求事由とその社会的背景を考察するものである︒

本稿

は︑ ^ 

一九八六年五月八日・九日の両日午前一

0

時よりフ

は じ め

に 中

村 一九八六年五月開催の第一回外人会議によせて

西 ド イ ツ 金 属 産 業 労 組 の 外 人 法 改 正 構 想 に

いて

研究ノート

9 9 9 9 9  

( 一 )

I

n d u s   , 

6‑4‑637 

(香法

' 8 7 )

(2)

会議は︑先ず金属産業労組連邦理事会の常務理事ウイリー・

スト

ルム

Wi

ll

iSturmの開会の辞と事業報告にはじまり︑今回

二 ︑ 審 議 内 容

かりて感謝しておきたい︒ たか興味のあるところであるが︑ 議のうえ修正可決したものが本稿の要求項目である︒

ひきつづ

本要求項目の原案は既に一九八五年︱二月九日に立案し︑

八六年一月七日に金属産業労組の連邦理事会

Vo

r s

t a

n d

  d e

r  

Metallが同労組の新しい外人政策方針として発表していた︒こ

れを今回第一回外人会議での主要議題とし︑同労組各支部から

の動議Antragと共に提案︑二日間にわたる討議をへて慎重審

き同年五月二五日より三一日までの一週間にわたってハンブル クで開催された第二二回ドイツ労働総同盟通常総会の席上で︑

この金属産業労組の新要求事項がどのように審議され取扱われ

いづれにせよ西ドイツ最大の 基幹労組の新方針が西ドイツ連邦政府の苦悩している外人政策 に今後とも少なからぬ刺戟的な指針となることだけは確かであ ろう︒なお︑本稿の基礎資料となる同会議の議事録等を提供下 さった金属産業労組外人労働者課の課長ジークフリート・ミュ

ラー

氏S

ie

gf

ri

ed

Mi

.i

ll

er

のい

つも

かわ

らぬ

ご好

意に

この

場を 一

ほぽ集約されて取入れられている︒ k

am

pf

en

  f t i r  

G l e i

c h s t

e l l u

n g   g

eg

en

u  A

sg

re

nz

un

g﹂

と題

する

労組会長のハンス・マイル氏Hans

Ma

yr

の基

調講

演の

あと

︑ 次のテーマ領域別にあらかじめ提出用意された各支部からの決

(l ) 

議・動議を討議した︒

第一テーマ

第一

︱テ

ーマ

第三テーマ

第四テーマ

採択

され

企業内の外人労働者︒雇用対策と労働市場状況︒

外人青年︒外人労働者とその家族︒

在留保障︒帰国政策︒

政治的被迫害者ともろもろの外人不安感︒政治

参加

︒ 本会議に提起された動議一九二件︒決議九件の内容を類別す

ると︑動議については︑①政治参加︒四六件②労働市場・社会・

租 税

・ 金 融 の 各 政 策 四 七 件

③ 通 信

・ 公 報 政 策

︱ 一 件

④ 賃 金 政 策

︑ 合 理 化 と 技 術 革 新 九 件

⑤ 組 織 化 政 策 一 八 件

⑥ 労 組 の 文 化 活 動 一 六 件

⑦ 若 者 と 職 業 教 育 七 件

⑧ 外 人 ぎ ら い と ネ オ

・ ナ チ ズ ム 一 四 件

⑨ 国 際 政 治

︱ 二 件

⑩ 平 和 と 軍 縮 三 件

︒ 決議については︑①二件︑⑧二件︑⑨五件であり︑今回の会議 ではこれらの動議・決議のほとんどが採択乃至:部修正のうえ

その主旨は本稿の一

f

で紹介する要求項目のなかに

平等のために闘うAuslander

un

D e

u t

s c

h e

  , g

em

ei

ns

am

  の本会議のモットーでもある﹁外人とドイツ人は制限に反対し

八 〇

6  ‑ ‑4  ‑638 

(香法

' 8 7 )

(3)

西ドイツ金属産業労組の外人法改正構想について(~-) (中村)

否決されたわずか三件の動議はすべて①の政治参加案件に属 するものである︒例えば︑西ドイツ連邦共和国内で︑在留の安 定している外人の成年者には最低︑普通選挙権位は保障せよ︒

今日話題の自治体レベルの外人の選挙・被選挙権だけでは︑限 関係のある引要な立法や決定の多くが各州の立払や全連邦レベ

ルの立法のなかで行われている以じ︑少くとも普通選挙権を使

って消極的協力

e i

n e

p a

s s

i v

e  

Mi

tw

ir

ku

ng

u   d

rc

da

a k

t i

v e

 

Wa

hl

re

ch

t のできるようにしてほしい︒といったブラウンシュ

ワイグ支部の代議員からの第二;二号動議などは︑今日金属産業

労組のめざす外人の政治参加の当面の目標が自治体レベルの選

(2

挙権や社会選挙権の完全獲得のみに限定され︑そうした一↓.世 問題があるとするとそう簡単に無視されてよい意見でもないの

ではないか︒しかし︑固知のように外国人の国政参政権問題は いずれにせよ西ドイツの政界および公法学界の年来の課題の^

つであることを考えると︑軽率には取扱えない問題である︒

否決されたその他の動議は︑ジーグプルグ支部からの第/九 号動議の︑国際労働運動の立場からみると︑労働者はいづれの 国で生活しようと常に同様に資本とは従属関係にあり︑長期に

わたり国境を乗越えざるをえない︒こうした意味からして滞独 紀を展望した同労組の外人労働者の長期定着化路線からしても

/¥ 

中にえた権利を失わすいつでも帰国できるよう立法化を連邦政

の常仕先の州い自治体選学権を化使するために母国とー田屯国籍

協定締結の交渉を連邦・各州政府にやってほしい︑

)~こことし

‑ t t

次に採択された動議のうちり江目される見解を打

F

紹介して

.つはランズフート支部の代議員の﹁新しい外人政策の 力向は制限措置の撤廃てある﹂と題する第.号動議である︒連 邦政府は連邦共和国内に居住する外人の統合と他方帰国準備促

進を依然断言しておりながら︑

ドイツ・キリスト教民主同盟と

キリスト教社会︑E

義同盟が従来の政策をすてて︑明らかに外人 締め出しを優先させている︒連邦内相のチンメルマンは︑

0

年までに西ドイツの外人比率を半数にまで削減を要求して いる︒こうした政府官庁の姿勢がともするとさらに外人ぎらい の温床となる社会的雰囲気をつくり出している︒連邦政府にあ らゆる外人制限措置を中止するよう要請する︒多くの外人労働 者には連邦共和国がすでに第ごの故郷になっていることを連邦 政府もまた知るべきである︒外事当局の自由裁拭の余地や外人 法の制限的な適用や各州内に潜在する外人ぎらいの風潮が外人 をきわめて不安にしている︒今日のようなー級工業国に西ドイ

ツが成長をとげたことに外人たちが決定的な貢献をしたことは J

i  りれた共同決定しかできないし︑共

1

責任をおえない︒外人にくいいもりである︒ 府に働きかけてほしい︒

とカ

ハナウ支部からの第四六号動議

6 ‑‑4 ‑‑639 (香法'87)

(4)

治家たちは日曜談話のなかで労働者を不安がらせ︑分裂させ︑

経済不況と失業に対する彼らの不満を外人労働者に向けさせ︑

経営者に有利に利用している︒あらゆる不安の原因は︑外人労

働者

を︑

オロギー攻勢にある︒正にこうした外人政策によって︑

ナチグループは︑連邦政府には今や何の害のない外人市民︑特 い︒シュトラウス︑ ︑

0

ドイツ人労働者の内なる敵だと説明するこうしたイデ

レ ︑

コー

ネオ

チンメルマンといった保守派の政 またカールスルーエ支部からの第二号動議も注目されてよ

勢力の誇張は︑結局大量失業の真の原因を隠蔽し︑労働者の分 ⑥  者 年間合法的に在留後は無制限の在留資格を付与する︒②配偶 周知されている︒ここで連邦政府に以下の点を要求する︒①五

の 連 行 制 限 の 撤 廃

③ 年 少 子 弟 の 連 行 を 無 制 限 に 許 可 す 在留資格のある外人に帰国後三年間は西ドイツヘの復 る︒④帰を容認する︒⑤八年間在留後は普通の国外退去を免除する︒

法的・政治的平等につき配慮する︒次に外人政策に新しい 方向付けが必要になってきていることを強調したい︒外人の貧 困の責任は彼ら自身ではなく︑最大限利潤を志向する経済制度

にあ

る︒

ドイツ人の仕事口を奪っているのは外人だという反動 裂を意図するものである︒全労働者がこうした意図的な分裂エ

作と闘ってほしい︒必要なのは仕事口であり外人ぎらいではな

にトルコ人市民に暴力行為をなすようそそのかされるのであ

る︒外人政策により人間的な方法をとり入れ︑

(3 )

4

) 

の終結文章

Sc hl uB ak te

や基本法第六条を厳格に順守した家族 連行を保障するよう連邦政府に要請したい︒その他︑母国に配 偶者や子供をおいてきた外人労働者に︑正当な児童手当を支給 し︑彼らが税制上何の差別もうけぬよう︑また労働者とりわけ 外人労働者の背後にあって︑不公平な方法で資本に有利に配分

がされないようにしてほしい︒連邦政府は︑特に外人の第一1

第三世代に将来性のある社会・職業上の展望をあたえるべきで ある︒立法者に要請したいのは︑外人ぎらいを煽動するような 団体や個人にたいし︑厳重な刑事訴追をおこなえるようにして ほしい︒﹁歴史から学ぶLという組合の基本原理に立ち︑政治・

宗教・世界観のいかんをとわず︑あらゆる民主勢力が迫りくる ネオ・ナチ的動向と共同して闘うことを希望する︒こうした共 同闘争なしに︑復活しているファシズムを阻止できないからで

さらに︑国際政治部門からは︑

ドルトムント支部の代議員の

を協定で阻止する丙ドイツ政府•ECとトルコ政府間交渉が進

行中であるが︑

E

C内在住のトルコ人労働者やその家族の自由

り実施が予定されているトルコ人労働者の

E

C内での自由移動

提出した第一八五号動議が出ている︒一九八六年一︱一月一日よ

ある

ヘルシンキ会議

6 ‑4  ‑640 

(香法

' 8 7 )

(5)

西ドイツ金属産業労組の外人法改正構想について(一)(中村)

金属産業労働組合は︑すでに一九八三年九月に開催された同 労組第一四回通常会議で︑失業の増大と共に︑国民のなかに外

外 人 政 策

﹁新外人法﹂にかんする金属産業労働組合

の諸要求

以下邦訳紹介する外人法改正要求項目中︑入手した同会議議 事録に収録の本文と別冊の決定集のそれとに重要な個所で一部

修正があるので注意が必要である︒

三 ︑

金属産業労組の外人法改正要求内容

となってきている時だけに注目されてよい︒ 移動を認めるように︒この点で︑八四号動議などは︑

E

C

内在住のあらゆる外人の

自由移動を認めたヨーロッパ労組連盟Europaische

G e

w e

r k

s c

h a

f t

s b

u n

d  

1 1

E G

B

︵一九七三年設立︶の要求を支持

する︒あるいはまた︑同じ主旨のベルリン支部の代議員の第↓

トルコの

E

C

加盟問題が緊急の国際的課題

カ の 企 て を 見 い 出 す の で あ る

︒ そ れ は 労 働 者 性 全 体 d i e

人嫌いが急増していることを深く憂慮しているとのべた︒それ 以降外人政策の状況は改善されるどころか︑逆に前より更に悪 この国の最高の政治レベルで続けられている外人制限論争や

連邦政府がこれまでに導入した締出し策とか︑連邦内務大臣の 再三再四くりかえし公に表明し弁明してきた意向︑これらは外

人労働者の法的地位の悪化をめざすものであり︑かえって西ド

イツ連邦内の外人嫌いの温床となるおそれのある社会的風潮を

つくり出してきたのである︒

金属産業労組は︑今日おこなわれている外人締め出し策のな かに労働者運動に不安と分裂をまねきよせようとする反動諸勢

ge

sa

mt

e  A

rb

ei

tn

eh

me

rs

ch

af

tに

たい

する

︑ またその経済的社 会的民主的成果にたいする攻撃である︒したがって︑金属産業 労組は労働総同盟とそこに結集する個別労組ならびにあらゆる 民主勢カ・諸組織および教会が彼らの社会的責任においてこう した現象を阻止し一新するよう要請したい︒これを達成し︑同 時にドイツ人と外人が連帯して軋礫のない共同生活を送れるよ う助けるためには︑持続する大量失業を克服するための実効性 のある具体的措置とならんで︑われわれの外人男女同胞の法

的・政治的平等の実現を目標とする統合政策を推進することが くなっている︒

6‑4  ‑641 

(香法

' 8 7 )

(6)

(一) 政治活動︒その他法秩序にたいする政治的動機による違反行為 違反行為︒政治活動禁止にたいして繰返される違反︒不許可の ば︑﹁基本秩序と安全への危害︒集会・結社にたいする刑法上の こうした意図のもとで新しく規定しようとする条項とは︑例え の新規定追加の意図を断乎拒否するものである︒連邦内務省が したがって︑金属産業労組は︑ひきつづき連邦内相の外人法

これらの規定は︑外人労働者の社会・組合政策

等﹂であるが︑

にかんする事件への積極的参加をできるだけ制限し︑政治的に 権利を剥奪して︑彼らを自由に裸作できる大衆にすることを日

こうしたことを許すこ

とができないし︑今後も許さないであろう︒逆に金属産業労組 は︑彼らの在留を誤解なきよう明確に保障して︑自由かつ無制

限な組合および社会政策上の活動を可能にし︑あらゆる領域で

の平等な処遇を確保するよう法律と命令に新規定を設けること

をむしろ要求するものである︒

外人男女同胞を社会的に統合するためのいくつかの 基本的な前提要件 外人男女同胞の社会的統合を法的および政治的に平等な地位

と平等な権利を実現する意味において可能ならしめるには︑金 的とするものである︒金属産業労組は︑ 絶対に必要となる︒

この国のなかで生活し︑かつ労働する多数の外人にとり︑西 4

0

なし ﹁外人政策

Au

sl

an

de

rp

ol

it

ik

J へと方向転換がなされねばなら

ー︑外人政策の新しい方向付け

属産業労組としては︑次のようないくつかの基本的前提要件を

年二月九日付のヨーロッパ議会の決定を実施するよう︑そのた

めに

E

C

構成国の労働者の居住の自由をより人道的に具体化

(5 ) 

し︑第三国からの移住労働者を均等に処遇するよう要求する︒

金属産業労組は特に新しい方向付けが外人政策に必要である

ことを強調したい︒政府の公的意識においても公的政策におい

ても

きびしい発想の転換の手順が持込まれねばならない︒こ

れまでの﹁外人雇用政策

Au

sl

an

de

rb

es

ch

af

ti

gu

ng

sp

ol

it

ik

﹂か

らもはや経済的利害のみで方向付けられることのない︑しかも 外人労働者とその家族が西ドイツ連邦内の経済・社会・文化お よび政治生活を構成する肘要な部分であるという事実に立った

(6

2︑社会の崎然の部分としての外人の承認

An

er

ke

nn

un

d g

er

 

Au

sl

an

de

r  a

l s   s

e l

b s

t v

e r

s t

a n

d l

i c

h e

r   T

e i

!   d

er

  Ge

s e

l l

s c

h a

f t

 

ドイツ連邦が彼らの生活手段の拠点となり︑かつ定住地になっ

ているという事実を認識することが︑彼らが法的にも政治的に

も全体として平等な地位を享受する結果になるのである︒個人 必要とする︒金属産業労組は︑連邦政府にたいして︑

一九 七六

八四

6 ‑‑4 ‑642 (香法'87)

(7)

西 ド イ ヅ 金 嘱 産 業 労 組 の 外 人 法 改

1 E

構想について(

‑ )   ( t i  

1中寸)

したがって︑

ある

この価値ある信頼さるべき統合政策にとり必要

り生活の展望ができるようにすることである︒その際︑

︑ ﹃

Lしす

i

ることでも︑ て︑統合とはトータルな順応でも︑道徳と慣習を完全に継受す

かつまた文化とか歴史を喪失することでもない︒

むしろ統合とは︑

ドイツ人と外人とが相互に認めあい︑相互

そし

て統合政策とは︑連邦内で生活する外人労働者とその家族がそ の人種的・文化的・宗教的同一性を保持しながら︑長期にわた の

異 な る 文 化 の 共 存 も 迷 惑 な も の と し て 受 取 ら れ る の で は な く︑全連邦およびヨーロッパ社会全体を;そう発展させるため の真の連帯をあらしめるよう意識して活用されねばならないチ ャンスと領域としてそれらをみることに重要な意味があるので

1の2

︑在留資格

Au

fe

nt

ha

lt

sb

er

ec

ht

ig

un

八五

g

限にかつ何の負担

Au

fl

ag

eもなしに許与される︒

ーの

1

︑在留許可の許与 非 自 営 活 動

un

se

lb

st

an

di

ge

Ta

ti

gk

ei

tを

な す た め の 在 留 許 可の許与は︑連邦労働庁の協力のもとでなされる︒それは無期

(二)

﹁新外人法﹂にかんする金属産業労働組合の要求事項

する

︒ 金属産業労組は︑﹁新外人法﹂として以下のような事項を要求

に反発しながらも他在のなかに自らを認めることである︒

組は確信するものである︒しかし︑政治的統合の最軍点目標は︑

(7 ) 

依然第一歩として

a l s

e r

s t

e r

c   S

h r

i t

t は︑それなくして社会的統 合が現実のものとならない自治体レベルでの選挙権および被選

挙権の承認であり︑かつそれに留るのである︒

統合

には

・立

者択

^が

ない

同化は統合ではない︒

)/  

̀  

したヵ

の被選挙権の実現によっても補完さるへきであると金嘱産業労

3

︑統合とは何か

も前提要件であり︑基礎となるのである︒ 承認することが︑

いかなる民

E 社会と社会的法治国家において

ってはじめて彼らは平等な権利と義務をもって社会生活に責任

i6 t 

ある参加をするのである︒外人什民を社会り崎然の部分として って発展するための前提として機会の平等を実現することによ 的・社会的・文化的にもさらに職党のうえても対等な資格をも

よ ︑

,1 なこと もろもろの文化活動を具体的に推進し︑外人の在留 とか権利の保障をさらに確かなものにし︑真の政治参加制度を 漸次導人するといった信頼を作り出す諸措置を支援することで

4

︑政治的平等

.九七一.年制定の経営協議会払にはじまる企路内部での外人

労働者の平等な地位と権限は︑社会的領域における社会的選挙 あ

る︒

6 ‑4  ‑643 

(香法

' 8 7 )

(8)

2の2 ︑

f

弟の連行

Ki

nd

em

ac

hz

ug

ことなく労働市場に接近する請求権をもつ︒ 留資格が許与される︒ A︑連邦共和国内で合法的に在留する外人の配偶者連行には︑

いかなる制限もない︒

B

︑連行されてきた配偶者は︑すでに連邦内に居住している 配偶者と同じ在留法

t

の地位を保持する︒その他の点ではすで にそこに居住している配偶者とは別に本人の在留許可または在

C

︑家族の後継移住後︑配偶者は労働許可乃至は妨げられる

3

︑帰還選択権

Wi

ed

er

ke

hr

op

ti

on

2の4︑基本法第六条︑ 8

)

ヨーロッパ人権条約第一二条および

する

2

のー︑配偶者連行

Eh

eg

at

te

nn

ac

hz

ug

一八歳になると帰化請求権を取得 2

︑家族構成員の法的地位ー家族の後継移住ー

五年間合法的に在留した後は︑職務上

vo

An mt

s  w

eg

en

外人 にどんな制限も基準もなしに在留資格を許与しなければならな

い︒六ヶ月以内の不在期間により︑

それは中断されない︒五年 間の在留期間は不在期問だけ延期される︒西ドイツ船籍の洋航 船上の在留は本土在留と同じものとして処遇する︒労働協約で

承認された就労時間は︑在留時間とみなす︒

1の3

︑母国での兵役 母国で兵役につかねばならない外人労働者には︑職場保護法

A r

b e

i t

s p

l a

t z

s c

h u

t z

g e

s e

t z

がそのまま適用される︒兵役による

在留の中断はない︒

ma

rk

tをもっている︒ A︑低年齢の子弟の連行は無制限に許可される︒そのさい︑

片親の合法的在留が認められていれば十分である︒

B

︑外人の未婚の低年齢子弟は︑一六歳になるまで在留許可 を必要としない︒一六歳に達すると︑両親乃至当地で居住して いる片親と同じ在留法上の地位を取得することになる︒子弟の 在留許可乃至在留資格は︑両親のそれとは別のものである︒

C

︑彼らは労働市場への接近権

Nug

an

gs

re

ch

t  z um r  A

b e

i t

s   , 

2の3

︑帰化

E i

n b

t i

r g

e r

u n

g 在留資格の延伸と同時に帰化請求権が発生する︒財政的障壁 を除去して︑帰化が容易にならねばならない︒すでに当地で合

法的に在留する外人子弟は︑

ヨーロッパ社会憲章第一九条第六号の保護規定は︑

ドイツ人と 外人の夫婦・家族と同様︑外人のそれらにも完全に適用する︒

在留資格をもつ外人は︑母国に帰還後三年間は連邦共和国内 に再入国する権利を保持する︒入国後在留資格があらためて彼 らに許与されねばならない︒ドイツ連邦共和国内に最低五年間 在住し︑低年齢者として両親と共に出国した青年は︑本人の成

八 六

6 ‑4 ‑644 (香法'87)

(9)

西ドイツ金属産業労組の外人法改正構想について(‑‑‑) (中村)

③  ② 

場合

6の3︑

ヨーロッパ選挙

Eu

ro

pa

, Wa

hl

 

八 七

①  4の2︑処罰による国外退去

Au

sw

ei

su

ng

we

ge

n  S

t r a f

f a l l

i g ‑

a

︑最低五年間連邦内に合法的に在留し︑刑罰の対象とさ れた外人が成人用刑法による犯罪のかどで一年以上の自由刑の 確定判決をうけた場合は︑本人に国外退去を命ずることができ る︒この場合も︑国外退去以前に社会復帰︵リハビリテイショ

ン︶を優先する︒

b

︑禁止されている団体で活動する外人は︑本人が連邦内 ですでに有罪の確定判決をうけた場合でも︑母国で政治的迫害 をうけるおそれのない場合に限り国外退去を命ずることができ 次の場合は︑国外退去乃至在留打切り措置を停止する︒

外国人が西ドイツ国籍の男子または女子の配偶者となる

(9 ) 

西ドイツ連邦共和国内に五年間合法的に在留する場合︒

外国人が被保護権者として連邦共和国内に在留する低年

5︑国外退去の禁止

A u

s w

e i

s u

n g

s v

e r

b o

t

6の1

︑自治体選挙権

Ko

mm

un

al

wa

hl

re

ch

t 外人は︑ドイツ連邦共和国内に五年間合法的に在留後︑自治 体レベルの選挙権ならびに被選挙権を取得する︒同期間に達し た場合には︑職権により外人は選挙人名簿に登録されねばなら 外人労働者はドイツ連邦共和国内に一年間合法的に在留後︑

選挙権を補充乃至は補完するものとして社会保障制度の自治行

政機関への被選挙権︵社会選挙︶を取得する︒

行使の基準となる︒

ヨーロッパ議会の選挙の際は︑各

E

C国内の居住地が選挙権

E

Cはこのことを統一して規制しなければ

る ︒

6の2

︑社会選挙

S o

z i

a l

w a

h l

e n

ない

︒ 6

︑政治参加ー選挙権

⑧ 無 国 籍 者

S t

a a

t e

n l

o s

の場

合︒

k e i t

 

⑥ 

⑦ t i

g t e

乃至は母国喪失外国人の場合︒ 4

︑在留終了と国外退去

4

のー︑不法在留

ra

um

を事由とする場合︒

庇 護 志 望 者

A s

y l

b e

w e

r b

e r

︑ 庇 護 請 求 権 者

A s

y l

b e

r e

c h

,  別居乃至は離婚を事由とする場合︒

連邦領域内に不法に在留する外人は︑出国の義務を負う︒

⑤  ④  いわゆる﹁不十分な﹂居住空間

u n

z u

r e

i c

h e

n d

e n

oh

n 失業手当および︑乃至は社会扶助を受給する場合︒ 人後︑三年間︑掃還権を保持する︒少者をもつ場合︒

6‑4  ‑645 

(香法

' 8 7 )

(10)

何 人 た り と も 本 法 に も と す く 係 侑 に つ い て は

︑ 払 的 手 続 に 高 える道がひらかれている︒

(l

) 会 期 中

U J

l r

・補促・個別助

1

い 各 動 議 お よ ひ 発 議 I n i   tiati,antrag

は︑すへて口取低五名の常仔代汲員の署名

U J

ある文起いて議長に

M

年丘月八日い木曜日

UJ .

^.時まてに捉

出されるこピになっていだ︒なお安令刀働を願うチェルーウ

ィリ椋発

t

故︵第.八り発儀︶やリビヤにたいIるアメリカ

い奇製巾件を非難した発洪︵第.几号発議︶等も提出され︑

L

¥

Lf 

.•

1

Jしー

i / f I l }

︸f 

フ ラ ン ク フ ル ト

・ マ イ ン

)、E~Jf士「し

7d2

w

船 期する︒ た

い す る 混 議 巾 立 に つ い て は

︑ い か な る 場 合 も

︑ そ の 執 行 を 延

なければならない︒

そ の 教 ぷ は 無 料 で お こ な う

︒ 不 利 な 決 定 に

び 候 補 者 を 選 択 す る 可 能 性 が あ た え ら れ な け れ ば な ら な い

︒ 備

し な け れ ば な ら な い

︒ 最 初 に 在 留 許 i l J を許与する場合には︑

中~該外人にたいして母国語で外人法の、Eたる甘該規定を教小し 不利な決定については、事由書を添付し、広的勧告措置を目〖 7の1

︑ 要 式 規 定

7

︑ 行 政 手 続

な ら な い

︒ 構 成 国 の 住 民 に は

︑ そ の 国 内 で 立 候 補 す る 政 党 お よ

( 2

)  

( 3

)  

本会議のもつ国際的意義を省みることも必要になってきて

いる

本稿中の﹁新外人法﹂にかんする金属産業労組の諸要求の3︑

統合とは何か︒および

4︑政治的平等︑参照︒

1九七五年じ月—_-0日より八月日までヘルシンキで開催。

この欧州安令保障・協力会議首脳会議

(C SC E)

の終結文

章については︑外務省情報文化周広報課刊﹁月刊国際問題資 料」1九七五年九月号、五.9|瓦―•1ページ参照。

﹁外国人労働者の経済的︑社会的側面

参加 国は

︑ 欧州における外国人方働者の動ぎかかなりの規模に達し︑

それか外国人労働者の本国及ひ受け人れ国にわいて︑屯要な

経済的︑社会的︑人道的ファクターとなっている旨考慮し︑

労働者の移住ば︑本国と同様受人れ国においてもいくつか の経済的︑社会的︑人道的問題をひぎおこしていることを謁

符に

ILO

をはしめ︑関係国際機関のこい分野における活

軌に

l j 中 ーな 若慮 を払 い︑ 欧州において︑また参加国間において労働者の移什から生 ずる双凡の間憩は︑各国の社会︑経済

Lの諸条件に由来する

要求に正茸な考慮を払わねばならない関係諸国の関心を号 慮し︑相斤利益のために関係直接崎事国間て解決されるへぎ と若える︒その際参加国は自国が加盟している.国間︑多数 国間の協定によって負った義務を腹行し︑以下の目標に留意

する

出身本国内ての自国民い就業 ︒

r l J

能性を増大させるため︑外

国人労働者の受人れ及び送り出し

l t J の間の適切な経済協力

を促進させることにより本国側の努力を助長すること︒

¥

\   / J  

6 ‑ 4 ‑646 (香法'87)

(11)

西 ド イ ツ 金 属 産 業 労 組 の 外 人 法 改 正 構 想 に つ し ご ( )  (I I中寸)

受 け 人 れ 国 及 び 本 国 の 協 力 に よ り

︑ 外 国 人 労 働 者 り 個 人 的︑社会的伽利を保護しつつ︑これら労働者の秩庁ある移動 が行われるへき茶件を保間すること︒必要な際には外国人杵 働者の採用︑及び基礎的な語学及び職槃訓紳い施設を準備ず

るこ

ど︒

外国人労慟者と受け人れ国国民い︑方圃条件及び礼会保間 り分野における権利

0

平等性を保聞し︑外国人労働者が満足 ゆく生活条件︑特に

n t

を屯

f受しうるよう努りよること︒

外国人労働者か︑失業い際の適刈な再屏用につき︑てきる だ け 受 け 人 れ 国 国 民 と 詞 様 な 機 会 を も わ う る 上 う 努 力 す る

こと

C

外国人労働者に対しては︑職隧教育が実施され︑かつ︑職 場 で の 受 け 人 れ 国 の 語 学 の 無 料 教 育 が で き る だ け 行 な わ れ

るよう好意的に虻慮すること︒

外国人労働者が︑本国及び受け人れ国に関し︑可能な限り 自らのば語で定期的に情報をうける権利を確保

t

るこ

と︒

受け入れ国において︑外国人労働者の

f弟が受け入れ国の

f

供と I n J し 条 件 て 通 常 え ら れ る 教 育 を う け ら れ る よ う 確 保

すること︒さらに彼らが自国の土口語︑文化︑序史︑地理につ

いての教育の受講を寸能亡すること︒

外国人労働者︑特に技術を習得した労働者が︑

1定期間の 後に本国に帰り︑本国における熟練労働者りト足を解消する

に役立つ旨認識すること︒

外 国 人 労 働 者 の 家 族 と の 再 結 合 を て き る だ け 促 進 す る こ

J

本国の経済発展の枠内での適渭な雇用機会を増進させ︑も って労働者が本国に帰った時の復職を容易にするため︑外国 人 労 働 者 に 本 国 送 金 を 行 わ せ る た め の 本 国 側 の 努 力 を 好 意

(4

( 5

)  

( 6

)  

( 7

)  

( 8

)  

( 9

)  

八 九

的に注視すること︒﹂

ボン基本法第六名

︵婚姻および家族は︑国家秩序の保護をうける︒

( f

供の育成および教育は︑曲親の自然の権利であり︑か つ︑何よりもます両親に課せられている義務である︒その実 りにたいしては︑国家共同社会がこれを監視

t

る ︒

︵f

供は︑教育権者に故障ある場合︑または

f

供がその他 の理由で放行されるおそれのある場合に︑法律の根拠にもと づいてりみ︑教有権者の意思に反して家族から引きはなすこ

とか許される︒

四 す へ て の 母 は

︑ 共 同 社 会 の 保 護 と 肘 慮 と を 請 求 す る 権 利

を有する︒

国 嫡 出 で な い 子 に た い し て は

︑ 立 法 に よ り

︑ そ の 肉 体 的 お よ び 精 神 的 成 長 に つ き

︑ お よ び 社 会 に お け る そ の 地 位 に つ き︑嫡出f

にたいすると同

1

の条件がつくられなければなら

ない

「金属産業労組は·…••するよう要求する。」までの文章は原文

に新たに追加されたもの︒

﹁社会の当然の部分﹂は原文では︑いずれも﹁マイノリティと

しての﹂であった︒

原文の﹁第^歩としてL

は︑

﹁少

くと

も﹂

zu

mi

nd

es

tで

あっ

た︒

ヨーロソパ人権条約第↓︒.条︵婚姻︶婚姻適齢の男女は︑婚

姻し家庭を設ける権利を有する︒ただし︑この権利の行使を

規制する国法に従う︒

ドイツ労慟組合総同盟は/九七.↓年↓↓月六日採択の外人法

改正要綱発表以来︑常に一貫して﹁

‑ 0

年間中断することな く 連 邦 共 和 国 内 で 活 動 し た 外 人 労 働 者 を 国 外 退 去 す る こ と はできない﹂との立場を守りつづけているが︑国外退去要件

6 ‑4  ‑647 

(香法

' 8 7 )

(12)

を在留期間の長短でしぽる際の金属産業労組の五年間案と

の相異なる政策効果を考慮しておく必要がある︒拙稿﹁ドイ

ツ労働組合総同盟の外国人法改正要綱﹂最近の西ドイツにお

ける外人労働者問題にかんする資料④︿香川法学﹀第四巻

第三号︒︱︱︱ニページ参照︒

九 〇

6  ‑ 4  ‑648 

(香法

' 8 7 )

参照

関連したドキュメント

を行っている市民の割合は全体の 11.9%と低いものの、 「以前やっていた(9.5%) 」 「機会があれば

やま くず つち いし いわ みず いきお..

何人も、その日常生活に伴う揮発性有機 化合物の大気中への排出又は飛散を抑制

何人も、その日常生活に伴う揮発性有機 化合物の大気中への排出又は飛散を抑制

執務室は、フロア面積を広くするとともに、柱や壁を極力減らしたオー

[r]

[r]

作業所の条件により実施する範囲や程度は異なるが、木くず・コンク