好熱性細菌Bacillus Stearothermophilus YG185の
増殖及び酵素生産特性に及ぼす温度及び培地組成の
影響
著者
上村 芳三, 平野 敦史, 甲斐 建一, 幡手 泰雄
雑誌名
鹿児島大学工学部研究報告
巻
34
ページ
57-63
別言語のタイトル
Effects of Temperature and Culture Medium on
Growth of Bacillus Stearothermophilus YG185
and Its Protease Production
好熱性細菌Bacillus Stearothermophilus YG185の
増殖及び酵素生産特性に及ぼす温度及び培地組成の
影響
著者
上村 芳三, 平野 敦史, 甲斐 建一, 幡手 泰雄
雑誌名
鹿児島大学工学部研究報告
巻
34
ページ
57-63
別言語のタイトル
Effects of Temperature and Culture Medium on
Growth of Bacillus Stearothermophilus YG185
and Its Protease Production
好熱性細菌Bacj伽sS伽r、o伽剛OpMusYG185の増殖及び
酵素生産特性に及ぼす温度及び培地組成の影響
上 村 芳 三 ・ 平 野 敦 史 ・ 甲 斐 建 一 * ・ 幡 手 泰 雄
(受理平成4年5月31日)EffectsofTemperatureandCultureMediumonGrowthof
BaCj肋sStearo仇ermOph伽SYG185
andltsProteaseProduction YoshimitsuUEMURA,AtsushiHIRANO,Ken-ichiKAI,andYasuoHATATE Bacj〃usstearotノze7wzopノzjZusYG185,whichproducesahighlythermostableneutralprotease,wascultivatedonarotaryshakertoestablishtheproductionprocessoftheprotease・Theeffectsofculture
conditions(temperatureandculturemedium)onthegrowthandproteaseproductionofthestrainYG
185wereinvestigated.At50℃,WSGmedium(wheatflour,soybeanmeal,glucose,caseinandsome
minerals)gavethebestproteaseactivityamongallculturemediatested・Soybeanmealinthe
WSGmedium,whichisasolidnaturalprotein,maycontroll-releaseaminoacids,andcausedhigher
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substantialdecreaseoftheproteaseactivity・Apartwiseadditionratherthanaone-shotadditiongave
ahigherproteaseactivity,comparabletothatoftheordinaryWSGmedium.
緒 巨 好熱性細菌(好熱菌)とは,55℃以上の高温下で生 息可能な微生物の一群を意味し,自然界では主に温泉, 火山周辺地域などに分布するが,特に胞子を形成する Bacillus属は堆肥,海洋,河川,土壌など幅広い地 域から分離することができる。一般に好熱菌の酵素あ るいは核酸などの生体高分子や細胞器官は常温菌のも のよりも耐熱‘性が高いため,高温の条件下で行われる 発酵工業や廃棄物処理への利用が検討されている。ま た,好熱菌の生産する耐熱‘性酵素は熱に対して安定で あるだけでなく,有機溶媒や化学的変性剤(尿素や表 面活性剤など)に対しても安定であるため,各種食品 加工用,洗剤添加用などの化学工業の分野や,医療用 試薬などの医学の分野等,幅広い分野での利用が期待 されている。 本研究では,好熱菌BacjZ山sstearo伽『mopノZ伽s YG185を用いた耐熱‘性プロテアーゼ生産プロセスの *:東ソー株式会社 最適化及びその利用プロセスに関する研究の基礎段階 として,フラスコ振鐙培養実験を行い,好熱菌YG18 5株の増殖及び酵素生産特性について検討した。 培地は,窒素源としてミルクカゼインタンパク質を 加水分解したトリプトンを主成分とするL培地及び 脱脂大豆,カゼインといった天然タンパク質を主成分 とするWSG培地を基本とした。これらの培地の組成 を部分的に変えることにより,以下の項目についてそ れぞれ増殖及び酵素生産特'性の検討を行った。 l)培養温度の影響(L培地,WSG培地) 2)窒素源の種類の影響(L培地基本) 3)脱脂大豆の効果(WSG培地基本) 4)窒素源の分割添加の効果及び分割回数の影響(L 培地,WSG培地基本) 5)ロータリーシェーカー回転数の影響(WSG培地)表2LC寒天培地(蒸溜水11に対し) 58 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 3 4 号 ( 1 9 9 2 ) シェーカー中,143rpmで24∼40時間培養を行った。 サンプリング時には,培養液のOD660(660nmにお ける吸光度)及び培地上清のpH,酵素活性を測定し た 。 フ ラ ス コ 培 養 実 験 に は L 培 地 及 び W S G 培 地 を 使用した。またそれらの培地を基本とし,成分及び添 加時期に一部変更を加えた培地も用いた。 1 . 実 験 1 . 1 菌 株 本研究で用いた好熱菌BacZ伽sstearo伽rmOpMus YG185は,自然界の土壌より分離した,耐熱‘性プロ テアーゼを生産する好熱菌Bacj肋sstgaro伽rmo‐ ph血sMK232を変異させることにより,アミノ酸抑 制を弱め,アンモニア耐性を強めたものである2)。 1 . 4 分 析 サンプリング時には,培養液の菌体密度及び培養液 上清の酵素活性とpHを測定した。 1 . 2 培 地 培地はL培地,WSG培地及びそれらを基本とし, 成分に一部変更を加えた培地を用いた。コロニー計数 にはLC寒天培地を用いた。表1,2及び3にL培 地,LC寒天培地及びWSG培地の組成を示す。 表lL培地(蒸溜水11に対し) 1 . 4 . 1 菌 体 密 度 OD660試料液を生理食塩水で10倍に希釈し,分光光 度計により660nmにおける濁度(吸光度)を測定し た。 コロニー計数法OD660の測定困難な培地(WSG培 地等)については,適当に希釈した試料液を塗抹した LC寒天培地プレート上に生成したコロニー数を数え ることにより算出した。サンプリングした培養液を, プレート1枚につきコロニー数が100個程度になるよ うにトリトンX-100を1%添加した滅菌生理食塩水で 適当に希釈(本実験では10倍∼107倍)した。1つの サンプルにつき3段階の希釈液をつくり,各希釈につ いて2∼3枚のプレートをつくった。
ggggg
o5500
1 12 ト リ プ ト ン l o g 酵 母 エ キ ス 5 g N a C l 5 9 (NaOHでpH7.0に調整) 1 . 3 培 養 実 験 培養実験は,試験管による前々培養及び前培養とそ れに続くフラスコ培養により行った。試験管による前々 培養及び前培養は,L培地5m'を使用して振鐙恒温槽 中(150rpm)50℃で各々10及び9時間行った。前々 培養においては,スラントからl白金耳接種し,前培 養においては,前々培養液を0.1m'接種した。 フラスコ培養実験には,容量5001Mのバッフル付き 三角フラスコを使用し,lOOm'の培地中に前培養液l m2を接種して開始した。所定温度に保ったロータリー 1.4.2酵素活性 培養液上清(15000rpmで5min遠心分離)の希 釈試料とハマルステン氏法カゼインとのタンパク質分 解反応による遊離チロシン量を,チロシン溶液を基準 としたOD"5(275nmにおける吸光度)の検量線よ り決定した。 酵素活性の単位であるlU(ユニット)は,37℃で 1分間に1幅のチロシンを遊離させる酵素(プロテアー ゼ)量である。 2.結果及び考察 2 . 1 培 養 温 度 の 影 響 図l及び2にL培地についての増殖及び酵素生産 特性を,図3及び4にWSG培地についての増殖及び 酵素生産特性を示す。培養温度40℃,50℃,60℃の3 つの場合について検討を行った。図5には培養温度50 ℃におけるL培地及びWSG培地を使用した場合の 培養液PHの経時変化を示す。対数期の増殖速度は, L及びWSG培地ともに温度が高くなるほど大きくな ト リ プ ト ン 酵母エキス NaCl カ ゼ イ ン 寒天 薄 力 小 麦 粉 3 0 9 脱 脂 大 豆 l 5 g グ ル コ ー ス l o g カ ゼ イ ン 4 g K H 2 P O 4 1 . 5 g MgSO4.7H200.59 CaCl2.2H200.29 (NaOHでpH7.5に調整) 表3WSG培地(蒸溜水11に対し)200 上村他:槻性細菌BACILLUSSTEAROTHERMOPHILUSYGl85の増剛び臓生蹄性に及ぼす温剛び培地組成の影響59 8000 10
109876543
11
2.2L培地中の窒素源の種類の影響 図6及び7に実験結果を示す。L培地中のTryp‐ toneを同量の他の窒素源(Soytone,CasaminoAc‐ ロ ロ ロ ● ● ● △●△△ △△△ ●囚000000642
000
[一E一コ]起胆鵬融 ●△ 1 1 [︲一○①のロ○ ● △ △● ● 口 ●ロ証
、01 J﹁ 0 1 0 2 0 3 0時間[h]
増殖に及ぼす培養温度の影響(L培地)8-9ゴー9-台ヒーー旦一会一一皇
0 0 1 0 2 0 3 0 4 0時間[h]
酵素活性に及ぼす培養温度の影響(WSG培地) 図1 図4 図3 0 1 0 2 0 3 0 4 0日寺問[h]
増殖に及ぼす培養温度の影響(WSG培地)唖
国
000505
1 1 [|E一コ]撃胆牒勘 ロロ ロ ロ
ロ ロ 四 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ● ● ● ● ]エ。 ▲ ● ロ ロ △■ ● 6 △ △
△ ● ロ 図5 図2 0 1 0 2 0 3 0時間[h]
酵素活性に及ぼす培養温度の影響(L培地) 0 1 0 2 0 3 0 4 0時間[h]
50℃培養におけるpHの経時変化11111 00000
[|Eへの一一①。]遡鞠鐘堰 10Z る。死滅速度は,L培地では50℃>60℃>40℃の順で あった。WSG培地では,40時間の培養実験中に死滅期 に入ったのは60℃の場合のみで,40及び50℃の場合は定 常期にあった。これ以後の実験はすべて50℃で実施した。 酵素活‘性については,L及びWSG培地ともに50℃ で最大となったが,WSG培地の方がはるかに高い酵 素活性を示した。この原因としては,L培地中に豊富 に存在するアミノ酸による抑制が考えられる。一方, WSG培地では窒素源が脱脂大豆であり,アミノ酸を 培地中に徐放するため抑制が起こり難く,酵素活'性が 高くなると考えられる。 109 1080 . 60 0 ids,Peptone,ProteosePeptone)に置き換え,計 5種類について比較した。これら5種類の窒素源はす べてタンパク質の加水分解(消化)物であり,それら の原料及び消化法を表4に示す。増殖,酵素活性とも に窒素源としてSoytoneを用いた時に最大値を示し た。Soytoneは大豆タンパクの消化物であり,大豆 の成分が酵素生産に有効である可能性が示唆される。 10
.E I恵三雨−1
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○。▲ロ
四 。●△▲ ◎●△ 。▲Q﹄ロ ●ロ■ロ ●ロ。△11
[︲]。@①ロ○ R︶▲○▲
ロ△ ロ△ 2.3WSG培地中の脱脂大豆の効果 WSG培地に使用される脱脂大豆の効果を実験的に検討するため,脱脂大豆を大豆消化物であるSoytone
あるいは脱脂大豆微粉末に置き換える実験を行った。 通常のWSG培地中の脱脂大豆を大豆タンパク質の 消化物であるSoytoneに置き換えた実験の結果を図 8及び9に示す。増殖及び酵素活‘性の最大値ともに脱 、01 1 0 2 0時間[h]
30 0 8 ●T『ypQo“ ◎Soyto唾 ▲CasamnoAcMs △PBptO” pProteosePGpOo”98765432
,︾n︾︽U︽U︽Un︾n︾n︾ ごI1810ごIごI“I剣I己I 図 6 増 殖 に 及 ぼ す L 培 地 中 の 窒 素 源 の 種 類 の 影響(50℃培養) 0 1 0 2 0 3 0時間[hl
図 7 酵 素 活 性 に 及 ぼ す L 培 地 中 の 窒 素 源 の 種 類の影響(50℃培養) ● ● ● ● [一三の一一①。]腿陶鐘個 ● 400 8000 酵素(パパイン) カゼインペプトンと獣 肉ペプトンの混合物 ●Tryptone oSoytone ▲CasaminoAcids △PeP1One pPro1eosePeplone ◎ ◎ 0 . 0 0 001
0 0 3 2 ︷一Eへ.︸尊胆僻醗 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 3 4 号 ( 1 9 9 2 ) ● ● 。 。 ▲ ▲ ▲ 0 0 0 1 0 2 0 3 0 4 0日寺問[hl
図8WSG培地において脱脂大豆→Soytone
とした場合の増殖特性●○ロ
● ●合︼ AE opa▲ ●△ロ ▲ 0 0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 08
寺
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図9WSG培地において脱脂大豆→Soytoneとし た場合の酵素活性 0E
W
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6000 4000 [一Eう︸埋胆僻鋤 表4各種窒素源の原料及び消化法 ▲ △ △A△△△
窒 素 源 Tryptone Soytone Casamino Acids Proteose Peptnoe Peptone 消 化 法 酵素(パンクレアチン) 酵素(パパイン) 塩酸による加水分解 20006hおき 6,12,18,24h 0 1 0 2 0 3 0 4 0
時間[h]
図lOWSG培地において脱脂大豆→脱脂大豆粉 末とした場合の増殖特'性 脂大豆を用いた通常のWSG培地の方が高かった。 lOOノαm以下にすりつぶした脱脂大豆を用いた培養 実験結果を図10及び'1に示す。微粉末を用いた場合 の増殖及び酵素活′性は,通常のWSG培地の結果とほ とんど変わらなかった。 図9は,酵素活性に対する効果が「脱脂大豆>脱 脂大豆の消化物」であることを示している。両者の 化 学 組 成 に 大 差 は 無 い と 考 え ら れ る こ と か ら , 脱 脂 大豆のアミノ酸徐放蝋性もしくは脱脂大豆への好熱菌 の固定化効果が活性向上に大きく寄与していること が 推 察 さ れ る 。 後 者 の 固 定 化 効 果 に は , 菌 体 と 脱 脂 大 豆 と の 物 理 的 接 触 効 果 と 物 質 移 動 抵 抗 に よ る 脱 脂 大豆中物質濃度制御の効果の2つの効果が考えられ る。図11において,脱脂大豆そのまま(5m程度の ブレーク)でも脱脂大豆を微粉末化したものでも酵 素活性に大差は無いことから,後者の濃度制御効果 は否定される。 2 . 4 窒 素 源 の 分 割 添 加 の 効 果 2.4.1分割添加の効果 培養液中のアミノ酸濃度が高くなるとプロテアーゼ 生 産 を 抑 制 す る 作 用 が 菌 体 に 働 く と 考 え ら れ る こ と か ら , ア ミ ノ 酸 濃 度 を 抑 え る 目 的 で 培 地 中 の 窒 素 源 (Soytone)の分割添加を試みた。表5に分割添加方 法を示す。培養実験の結果を図12から15に示す。どち らの実験においても分割添加による酵素生産‘性の向上 がみられた。 10, 108 107 106 105 104 103 102 ●◎ ●◎ ●○ ●。 ◎● [一Eあ一一①。]遡陶埜個 表5Soytone分割添加における添加量及び添加時間 8000 Soyotone添加畠
T
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扇
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子間
o8 培 地 L(Tryptone →Soytone) L(Tryptone →Soytone) 分割添加 WSG(脱脂大 豆→Soytone) WSG(脱脂大 豆→Soytone) 分割添加 ▲▲A芯 ● W S G oWSG(脱脂大豆粉末) 上村他:好熱性細菌BACILLUSSTEAROTHERMOPHILUSYGl85の増剛び職生離性に及ぼす温度及び培地組成の影響61 A&
6hおき 6,12,18,24h ▲ 。①のロ○A8
10 △△▲△ . 1000
000
000
642
[|E一コ]埋照僻融 戸 言 1 0 △ ▲ W S G △WSG(脱脂大豆粉末) 。01 0 1 0 2 0 3 0 4 0時間[h]
図llWSG培地において脱脂大豆→脱脂大豆粉末と した場合の酵素活性 0 1 0 2 0 3 0時間[h]
図l2L培地(Ttyptone→Soytone)におい てSoytone分割添加が増殖に及ぼす影響62 l2hおき 12,24h 2.4.2分割回数の影響 先の実験ではSoytone添加の分割回数を5回とし た。そこで次に分割回数が酵素生産性に及ぼす影響に ついて検討した。分割回数は3回,4回及び5回の3 通りとした。表6に分割添加の詳細な方法を,図16 に は 実 験 結 果 を そ れ ぞ れ 示 す 。 分 割 添 加 を 行 っ た 実 験では,分割回数に依らず,初期一括添加の場合よ りも高い酵素活性を示した。また4分割の場合に最 も高い酵素活性が得られ,WSG培地とほぼ同等の 酵 素 活 性 で あ っ た 。 こ の 結 果 よ り 適 当 な 濃 度 で Soytoneを分割添加すれば脱脂大豆を用いた通常の WSG培地と同等の酵素活性が得られることがわかっ た。 2000
1頁、忘司
00
N 005
5 0 1 1 [一E一コ]埋胆僻鋤▲●
▲●
●▲ ▲● 、 0 0 1 0 2 0 3 0時間[h]
図l3L培地(Ttyptone→Soytone)において Soytone分割添加が酵素活性に及ぼす影響98765432
,叩nUnU、ⅧnUnUnU血U 利且利且■且■且利且日且■且日且 8hおき 8,16,24h 表6Soytone分割添加における分割回数,添加量 及び添加時間 0 1 0 2 0 3 0 4 0時間[h]
図l4WSG培地(脱脂大豆→Soytone)におい てSoytone分割添加が増殖に及ぼす影響 ●WSG(SOyt.) ◎WSG(Soyt,分割) Soyotone添加冒
可黍
−
,
−
蒔
一
間
[一三の一一の。]遡髄鐘掴 培 地 0 ◎ 0 WSG(脱脂大 豆→Soytone) WSG(脱脂大 豆→Soytone) 3分割 WSG(脱脂大 豆→Soytone) 4分割 WSG(脱脂大 豆→Soytone) 5分割O●
。● 。● 。● 、己 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 3 4 号 ( 1 9 9 2 ) ● W S G ▲WSG(Soyt.) □WSG(Soyt、3分割) △WSG(Soyt、4分割) ○WSG(Soyt,5分割) 1000 ● ● 0 0 6hおき 6,12,18,24h 8000 △QUO 6000 0 1 0 2 0 3 0時間[h]
図l6WSG培地(脱脂大豆→Soytone)におい てSoytone分割添加の分割回数が酵素活性に 及ぼす影響 0 1 0 2 0 3 0 4 0時間[h]
図l5WSG培地(脱脂大豆→Soytone)において Soytone分割添加が酵素活性に及ぼす影響 5000 ー Eヨ4000
ー000ⅡNN
642
[一E一コ]浬胆僻避●ロ
●□△○▲浬3000
胆謹
2
0
0
0
△○▲ ▲■6000 ● 2 . 5 ロ ー タ リ ー シ ェ ー カ ー 回 転 数 の 影 響 フラスコ振鎧培養に用いたロータリーシェーカーの 回転数が酵素活性に及ぼす影響を図17に示す。ロータ リーシェーカーの回転数の大小は菌体への酸素供給及 び培地中の脱脂大豆の粉砕と固体タンパクの溶解に影 響を及ぼすと考えられる。回転数が高いほど酵素活性 の最大値は大きくなった。 結 自 以上の実験結果から次のような結論が得られた。 l)L,WSGいずれの培地においても初期増殖速度 は温度とともに大きくなった。一方,酵素活性は 50℃において最大値を示した。一般的に酵素活性 はWSG>Lという傾向を示した。アミノ酸が抑 制的に働いたからと考えられる。 2)窒素源としては大豆が優れていることがわかった。 3)WSG培地で脱脂大豆をSoytoneに置き換える と酵素活性は一般に低下したが,分割添加で回数 と間隔を選べばWSG培地と同等の酵素活性を示 すことがわかった。 4)WSG培地の主たる窒素源である脱脂大豆が優れ ている点は,その成分のみならず,アミノ酸徐放 性を持つ点でもあることがわかった。 5)ロータリーシェーカーの回転数が高いほど酵素活 性 の 最 大 値 は 大 き く な っ た 。 こ の こ と か ら , こ の 領域では,酸素供給速度が酵素活性に大きな影響 を及ぼすことが推察される。 6)ごく一部の実験結果を除き菌体数が酵素活性に正 の相関を持つことがわかった。 引 用 文 献 1)大島泰郎:“好熱性細菌",東京大学出版会(1978). 2)久保幹,肥後裕仁:東ソー研究報告,33(2), lOl(1989). 8000 △ ロ ●ロ 上村他:榊性細菌BACILLUSSTEAROTHERMOPHILUSYG185の増剛び職生産鮒に及ぼす温剛び培地組成の影響63 0 0 0 0 0 0 4 2 E一コ]栽胆僻盤 0 △ R △