e−
Learning
シ ス テ ム の
導
入
と
授 業
情
報
の
作成
への
取
り
組
み
片 山 修
’* ,重松豊 美
1* ,高
田早 苗
1* ,寺 山範子
2* ,長野 勝利
’* ,蛭子真澄
3 * ,池 川清子
1*,川
上由香
’*,蓬 莱節子
1* ,森下 晶代
’* ,山下裕 紀
4* 1 ’ 神 戸市 看護大 学,
2 凍 海大 学看護学科,
3 瀾 西 福祉大学 看護学部,
鯨 申戸市看護 大学大学 院 要 旨 本研究は,
イン ター
ネッ ト上で のe−
Learningシス テム をフ リー
ソ フ トであ るexCampus を用い て構築し,
授業の受 講者へ 授業情 報 を 提供 した。 授業の受講 者は時間的な制約が生 じ る対 面学 習だけ で な く,
イン ター
ネッ ト環境を通 じて学習の機 会 が 増 加 する 利 点がある。
受 講 生が イン ター
ネッ トを使 用 して情 報 を 活用 し,
自 ら学 習 を 行 う意 識にっ い て調 査 した。
その結果,
時間に束縛 さ れ ない アクセ スがあ りe−
Le ingシ ス テム導入によ る学習促 進の効果があること が分かっ た。
キー
ワー
ド:e−
Learning,
授 業 情 報,
exCampus1
.
は じめ に 学習教材の 提供の 場と してインター
ネッ ト上のWeb を 利 用 したe−Leaming
シ ス テム を用い ることは,
数 多 くの有益な惰報を提示する た めの有効な手段で ある と いえ る。 受講者は,
対 面の授業 時間に加えて復習や補 習の ための教 材や発 展 学 習のための資料 な どを時間的 な拘束を受け るこ と な く閲覧す ること がで き る。 こ の ような ブレ ンディ ン グ教 育のた め,
受 講 者 は 学 習の機 会が増え る などの恩 恵 を受け る。 しか し な が ら,
すべて の受 講 者が自宅 な どで も イン ター
ネッ ト に繋が っ て 臼 由に学 習 する機 会 を 得 られ な い という問題が生じ る。 ま た情報 活用能力やWeb 操作 技 術な どの情 報 格 差がe−
Leaming シ ス テ ムの導 入の 障 害に な る可 能性がある (開沼,
2002)。 シス テムの構 築 や 運 営 を行 う側にとっ て も,
高い専 門 的な知 識やプ ロ グラ ミング能 力が必 要と さ れ る場 合,
その実用的利 用は困難な もの と な る。 教 材の提 示 や学 習 者との コ ミュ ニ ケー
シ ョ ンを可能にするツー
ル な ど がで きるか ぎ り使い やすい e−
Leaningシス テム の構築 ソ フ トはe−Learning
が 普 及 さ れる前 提 条 件 と なる。 こ の 観点か ら,
本研究で は使用 するe−
Learningシ ス テム と して画 面の デザイ ン な ど が分かり易 く,
教 材 資 料 提 示などが簡単に行え, さ ら に無 料で ソ フ トの改変が自 由であ るexCampus (エ ッ ク スキャ ン パ ス)を使 用 する ことと した。
(坂 本 勗他,
2003)。 本研究で は,
神戸市看 護大学で開講さ れてい る基礎 看 護 学 領 域の 3科目の授 業に関する情報をexCampus を 用い て提 供 する。
時 間 的に拘 束さ れ ない学 習の場の 提 供によっ て,
学 生の学 習の機 会に及ぼす 影響やシ ス テムの使い易さな どにっい て調 査した結 果を報告 する。
2
.
研 究の方 法2.
1e ・
Learning
システムの導入e
−
Leaming シス テ ム と して exCampus を導 入し た。 exCampus とは, 大 学 共 同 利 用 機 関メディ ア教 育 開 発 セ ン ター
研究開発部がe−
Learningの サ イ ト を構築・
運 用 す るた めの ッー
ル と して開 発し,
オー
プンソー
スと して無 償で公 開し てい る。 exCampus に は, 主な機能 と して,
(1) (2) (3
) (4) (5
) (6) オ ンデマ ン ド授 業 映 像・
資 料 管 理 機 能 講義情報 等告知機 能 メ ン バー
情 報・
プロ フ ィー
ル管理機 能 電子掲示 板 メー
ル マ ガ ジン配 信 機 能 レ ポー
ト管理機 能 が実 装さ れて いる。exCampus を 用い る と, 授業 担当者は
,
必 要 事 項を 記 入するだけの比較 的簡単な手順で授業のWeb ペー
ジ を作 成 することができる。 提 供 する授 業の資 料 など は,
講 義で の配布 資料を電子 化し た もの やビデ オ デー
タ な どの マ ル チ メディア情 報 を 配 信 する こと がで きる。
ま た, 授業ペー
ジ は,一
般に学外 者へ 公開されるこ とを 前 提と して いる が,
登 録 者のみ がアクセ スするペー
ジ と しても作成 可能である。
さ らに,
登 録 者のみが 利 用 すること がで きる授業ご との電 子掲示板を設定する こ とも可能で ある。50
神戸 市 看 護 大 学 紀 要 Vol.
ll,
2007 本 研 究で用いたサー
バ 機の仕 様はOS
がRedHatLinux でCPU
はPentium4 (3GHz ),
メモ リ2.
25GB で あ る。 exCampus を導 入 するに あたっ て イ ンス トー
ル を行 っ たソ フ トウェ ア は,
1)Apache (Ver.
1.
3.
33):HTTP サー
バ2)
PHP
(Ver
、
4.
3.
IO);Script
Language3)
Perl (Ver
.
5.
8.
O);Script Language4)PostgreSQL (
Ver.
7.
4、
8
):デー
タベー
ス シ ステム6
)exCampus (Ver.
2):e−
Learningシス テムである。 また
,
導 入に あたっ て利 用 者は本学学生 が 主 と な る こと か ら,
exCampus に対して次の変更を行っ た。 (1) 登 録さ れ た利 用 者がメイン の利 用者で あ るの で,
最 初に ア クセ ス したと きに表 示される画面 を 「ゲス ト ペー
ジ」では な く 「メ ンバー
ペー
ジ」と し た。 (図 1).
フ想 鼎 編集鼎・
表示q戯 嬢 翻 旦託一
伽窯鶸 , 一漁 ル辺 製黶鱈.
。
.
r。
1蹴雛
翻難
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一
ジ豊利需 マき輩す。
聖.
一
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.
一
一
一
.
.
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.
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.
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.
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.
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國
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.
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以外 的方〔嵐 これ以 除のべ一
ジ#こ利 用いた壤け鵠甘ん.
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目
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凵
1嚠lmadeEdeeellan
図
1
:exCampus の メン バー
用入 り 口 (2) 本 来,
利 用 希望者が 登録す ることで利 用 可 能と なるが,
あ らか じめ利 用 者 を 登 録 して いるため,
メ ン バー
ペー
ジ で 「利用 登 録 」を使え ない ように し た 。 (3)メー
ル で の連 絡 先は学 生の本 学での メー
ル ア ド レス のみを使用 する た め,
メン バー
の プロ フィー
ル の 編 集で 「メー
ル ア ドレ ス」 を変 更できないようにした。 (4)メー
ル で サ イ トの更新な どの情報を お知ら せ す る 「定期的 なお知 らせ」の機 能 は利 用 して い ない。 (5)exCampus へ の ログイ ンを簡単にする ため, IDに 全メー
ル ア ド レ スを入れ な くて もユー
ザ名の部分を入 力 す る だ けで良いように変更 した。 (6)同じ授業を履 修している他の メ ンバー
のプロ フ ィー
ル を見る こと がで きるが,
プロ フィー
ル に は学生のE−
Mailア ドレ スは表示せずに,
教 員の場 合の みE−Mail
ア ド レス を表 示 する ように した。2.
2
授業 情報の発信 2005年 度 後 期に神 戸 市 看 護 大 学におい て開講さ れ た 看護技術学概 論 (編 入 3年 生クラス),
看 護 技 術 演 習 1(1
年生ク ラ ス)及び看護 研究方法 論1
(3 年生クラ ス)の 3 科目でeXCampus を活用し,
授 業情 報を提 供し た。 受講学生には第 1 回 目の講義において,
研 究へ の 協 力 要 請 と と もに シ ステムへ の登 録とアクセ ス方 法に っ いて説明を行っ た。 1) 看 護 技 術 学 概論 (受講生 :編入 3 年生) 5 回の講義で学生 か ら出され た意 見に対 しての コ メ ン トを掲 載し た。 ま た,
学生の 関心 に応じ た参 考 文 献や写 真 資 料の提 示 を 行っ た。 さらに,
学 生 同 士が意 見交換を す る ため の電子掲示板を設置し た。 これ らの 作 業を行 うた びに講 義時 間中に学生に対して アクセ ス を促す説 明 を行っ た。
図2
:マ ッ トレス パ ッ ドの敷き方の1
シー
ン (作 業者Z
名は共同研 究者) 2) 看 護 技 術 演 習1
(受 講生 : 1 年生 ) 授 業で演 習 を行 っ たベ ッ ド メー
キング技 術の復 習 用 教 材と して ビデ オ を作製して提 示し た。 作 成し たビデ オ コ ンテ ン ツ の一
覧を表1
に示 す。 模擬病 棟で の 9つ の トピッ クスと実 際の病院 (神 戸市立中央市民 病院) での6
つの ト ピッ クス の ビデ オを作 製 して提 示 した。 ベ ッ ドメー
キン グの内容の授業を実 施 する1回 目に学 生へ の説 明 を行っ た。 3) 看護 研究方法 論1
(受講生 :4 年生) 毎 回の授業にっ い て,
学生の質問や意見に対するコ メ ン トを 掲 載 した。 ま た,
学 生に対 して課 題の提 出 を 本シ ス テ ム の電 子掲示板を利用することで,
学生同士e
−
Learningシ ステム の導 入 と授 業 情 報の作 成 5夏 が お互い の提 出物を閲覧できる ように し た。 さ ら に,
参 考 文 献の提示を行っ
た。 このよ うに授 業運営の一
部 と して,
学生が必 然 的に ア ク セ スを行 うように図 1 : exCampus の メ ン バー
用入り ロシス テム を活用 し た 。 員をサー
バ へ 登録した 。 登録に は学籍番号と大 学の メー
ル ア ド レ スが必 要であ る が,
サー
バ へ はアクセ ス 回数 とアクセス 時 間だけが記 録として残 される。
また,
電 子 掲示板は, 学 外者へ は非公開とし た。 2.
3
調 査の方 法 質 問紙法に よ る受講 者の主観評価と,
サー
バへ の ア クセ ス伏況を調 査し た。
各 授業の最 終 講 義日に アンケー
ト用 紙 を配布し,
回答は自由意 志である こ とを説明し,
回 収 した。 ア ンケー
ト で の設 問 内 容 は 表2
に示 すとお りで ある。
2.
4 倫 理 的 配 慮 神 戸 市看護 大学倫理 審 査委員会において承 認さ れ た 研究承 諾書に基づい て,
対象授業の受 講 者に研 究の 目 的,
方法 を説明し た。 受講者は, 研究へ の協力・
非協 力に関わ らず,
学 習の機 会が平等に得ら れるように全3 .
結果と考察 回 答数は看護技 術学演習1が69
名 (回 収率 :82,
1%),
看 護 技 術 学 概 論は39
名 (回 収 率 :975
%)お よ び看 護 研 究方法論工 は118
名 (回収 率:92.
2%)であっ た。 まず,
e−Leaming
の活 用 動 向で あ る質 問に関して の 回答 結果 を表 3に示 す。
看 護 研 究 方 法 論1で は,
ア ク セ ス し た学 生は,
受 講生の91,
5%で あっ た。 この原因 表3
:問1
の回答結果(あなたはこの授業のWeb
ペー
ジにアクセスしましたか?) ア クセ ス し た ア クセ ス しなかった 看 護技術学演 習1(n己
69) 34.
8% 65.
2% 看護技 術 学 概論(n=
39 ) 71.
8% 28.
2% 看 護 研 究 方 法 論工(n≡
ll8) 91.
5% 8.
5% 表1
作 成し たベ ッ ドメー
キング 技 術 を 説明 す る ビ デ オコ ンテンツ 模擬病 棟で のベ ッ ドメー
キングの 実際の病室で のベ ッ ドメー
キングの ビデ オコ ンテンツ ビデ オコンテン ツ・
マ ッ トレ ス パ ッ ドの敷き方 (46
秒 )・
実 際の病 室 (49
秒 ) (図2に1シー
ンを 示す)・
作 業域 を整える (42
秒 〉・
シー
ツ の頭 側の 三角 を作 る (46
秒)・
リネン類 をはず す (48
秒)・
シー
ツ の しわ伸 ばし (19
秒 )・
シー
ツをはず す (47
秒 )・
シー
ツ の足 元側の三角 を 作 る (19
秒 )・
ベ ッ ドの私 物 を元 に戻 す (1分3
亅秒 )・
シー
ツの 足 元側の四 角 を 作 る (1分13
秒 )・
ベ ッ ド周 りを 元 に 戻 す (38
秒 )・
オー
プン ベッ ドにする (1分5秒 )・
シー
ツ の中表 を外表にする (1分9秒)・
スプレッ ドのた たみ方 (51
秒)・
横 シー
ッ の敷 き方 (40
秒 ) 表2
ア ンケー
トの設問内 容 設 問 内 容 関連図表 問 1 あな たはこの授 業のWeb
ペー
ジにアク セス しました か ? 表3
間2
授 業のWeb
ペー
ジへ は 主 にどこ か ら アクセ ス しまし た か ? 図3
問3
こ の授 業のWeb
ペー
ジは使い やすかった ですか? 表 4 問4 こ の授 業の情報は充 実して い た と 思 い ますか ? 表5
問 5 今後,
他の科目でもこの ような授業の情報発信があればよ いと思いますか? 図 5 自由記載 表6
52 神戸市看護 大学紀要 Vol
,
ll,
2007 と して,
次の 2 点が挙げ ら れ る。 ま ず,
講義ごと に学 生か ら出さ れ た出 席カー
ドに書か れ た内容にっ い て,
教 員 が電 子 掲 示 板 を通 じてコ メ ン トを返 すことを 行っ たこと。 2点 目は,
電子 掲 示 板 シス テムを課題の提 出 に利 用 したことで ある。 こ の こ と は学 生に ア クセ スを 促す要 因に なっ た と考え ら れ る。 しか し な が ら, 看護 技術学演習 1で は,
電 子教材と して効果があると考え られたベ ッ ドメー
キン グの ビデ オ作成を行っ た が,
学 生の ア クセスが増え な か っ た。 ア クセ ス し な かっ た と 回 答 した中で自由 記 載 部 分に 「時 間が な かっ た 」 とい う理由が挙 げら れて いた。 次に,
授 業 情 報ヘ ア ク セスするた めに コ ン ピュー
タ を利用した場所にっ い ての問 2の結果を図 3に示す。 「看護研究 方 法論 1」 および 「看 護i
技 術 学 演 習 1」に おける4 割近くの学生が自宅か らア クセスを行っ た。 また,
授 業の開 講 期 間に おい て2005
年11
月17
日 か ら 2006年 1月31日 までのサー
バへ の ア クセス時 間帯にっ い て の結 果を図4
に示 す。 18時 以 降か ら深夜 2 時まで の アクセスが全アクセス数の37,
4
%であっ た。
ただ し、
ア ク セ ス数は同一
ア クセスを 重複して数えて い る。 こ の こと か ら自宅などで インター
ネッ トへ 接 続 する環 境 さ え整え ば学生は,
時間に拘 束さ れずに積極 的に授業 情 報ヘ アクセス するものと考え られる。
ま た, exCampus の 使い易さ に関する問 3の結 果を 表 4に示 す。 看 護 技 術 学 演 習1お よ び看 護 技 術 学 概 論 の受 講者の50%以 上 が 「とても使いやす かっ た」 と 図
3
問2の回答 結 果 (授 業のWeb
ペー
ジへ は主に どこか らアクセ ス しました か ?) 表4 問3の回 答 結 果 (こ の授 業のWeb ペー
ジ は使いや すかっ たですか ?) と て も使いやすかっ た ま あ ま あ使い やすかっ た 少し使い に くかっ た 使い に くかっ た 看 護技 術学 演習1(n=
25) 0.
0% 52.
0% 32.
0%1
16.
0
% 看 護技 術学 概 論 (n=
31)3.
2
%58.
1
%32.
3
%6.
5
% 看 護研究方 法 論1(n=
108) 0,
0% 34,
3%44,
4
%21.
3
%e
.
Learningシ ステム の導入 と授 業 情 報の作 成 53 図4 ア クセ ス時 間 帯 (2005
年11
月17
日か ら2006
年1
月31
日まで の期 間) 5D.
0% 45D% 40.
O% 35.
O% 30,
0% 25.
O% 20,
0% 15.
0% 10.
O% 5、
O% 0.
O% 47」% 38.
2% 40.
6咒 40.
6% 37.
5% 31.
3% 15.
2% 1.
8% 9.
4%;
9.
4% 10.
7% 5、
4% 2.
9% 看護技 術学演 習1 (n=
34) 看護 技術学 概論科 目 名
(n
;
32) 看 護研究方法論1 (n=
112> 図ぜ ひ あれ ばよ い 口あ れ ば よい 団どちらでもよ い 国とくにな くてもよい 囲全く必要 なし 図5
:問5
の 回答 結 果 (今後, 他の科目で もこ の よう な授業の情報発信があればよ い と 思 い ますか ?)54 神戸市看護大学紀要 Vol
.
11,
2007 表 5 問4の回答 結 果 (こ の授 業の情 報は充 実 していたと 思いますか ?) と ても充 実し て い た 少し充 実し て い た あ ま り充 実 して いない 全 く充 実 して いない 看 護 技 術 学 演 習1(n・
23)13.0
%52.
2
%34.
8
%O,
0
% 看護技術学概 論(n・
31)12.9
%51.
6
%35.
5
%0,
0
% 看 護 研究方 法論1(n・丁。9)21.5
%62.
6
%15.
9
%O,
0
% 「ま あ ま あ使いや すか っ た」 と回 答 して い た が, 逆に 看 護 研 究 方 法論1の受講者は 「少し使いに く かっ た」 と 「使い に くかっ た」が合わ せて65.
7
%と回 答し た。
看 護 研 究 方 法 論1
で は掲 示 板シス テムを使用 し た し た た め,
シ ス テ ム の使 用 方 法に戸 惑いを 感 じ た学生 が多 かっ た からと思 わ れる。 掲 示 板システム の使い にくさ を指摘する意見はア ンケー
トの 自由記載 (表 6 )に も 散 見さ れ る。 次に,
掲 載した情 報へ の満 足 度に関 する 問4
の結 果 を 表5
に示 す。 いずれの科 目の受講生 も60 %を超え る学 生が 「充実して いた」と回 答があっ た。さ らに
,Web
上のe−
Leaming シス テム の必 要 性につ いての結果を図5
に示す。 Web上で他の科 目にっ い て の情 報が あ るこ とに対して 「ぜひ あ れ ば よい」 「あれ ばよい」 と回 答 して いるの が3科 目 と も50%以 上であっ た。 大学の授 業に加えて時間 的,
空間 的に束 縛されな い学 習の場の提供に対する要望がある こと が分かっ た。 最後に表 6 に自由記載の 内容をま と め たものを示す。 感 想と して は,
「見 や すかっ た」 「分 か りやす かっ た」 の記 述が あっ た反面で,
「分か り に くい」 「どこを見て よ い か分かりに くかっ た」とい っ た記 述が見 られ た。
しか しな が ら,
「悪い点」 に挙げら れ た内容は, 主に exCampus 自体の使い勝 手に関わ ることで あるた め,
exCampus の改 善 を 行っ ていけ ば,
e−
Leaming シ ス テム と しての 機能を十分に果たすと期 待で きる。以上
,
授業の情 報 をWeb
上で のe−
Learningシス テム を用いて,
学生へ 提供すること は その要 求が あ ること か ら有 用 性 が あると評 価された。
また, 導入 したexC ampus は使い勝 手な ど を改善して い く余地 が あ ること が示さ れ た。4
.
お わり にWeb
上で授 業 情 報 を配 信 するこ とは,
時 間 的な制 約 な しで受講生に学習の機会を与え る た め、 そ の教育効 果が期 待さ れ る。
そ こ で,
本 研 究で は,
対 面 授 業に関 連 した情 報 を 掲 載 するWeb 上の e−
Learningシ ス テ ム を 構築 し た。 構 築に はexCampus と呼ば れ るフ リー
の ソ フ ト ウェ アを 用い た。
本 学で開 講されて い る3
科 目の 授業につ いての情報を作成し発信し た。 受講 学生に よ るアクセス は 日中のみ な らず 夜 間におい て もアクセ ス が あ ること が確認で き た。
ま た,
今回実 施し た科 目だ けで なく,
他の授業で も授業情報の発信することに関 して の要 望がある こと が分かっ た。
今後の課題 と して は,
予習,
復習ま た は発 展などの 学 習 教 材 を対 面 授 業の進 行に即 して適 切に配 置 す るこ とを考え な け ればな らない。 そ して, 自発 的な学習の 促進のた めに明確な学習目標を受講生に提示して い く 教育方法 を実践 してい く必要が ある。 ま た,Web
操作 な ど技術格差が存在す る可能性が あ ること が示唆さ れ た。
こ の ことは,
exCampus 自体の操 作 性に も依 存さ れ る た め,
デ ザ イ ンな ど に考慮した う えで改 良を行っ て い く必 要が ある と考える。5 .
謝 辞 今 回の研 究におい て,
調 査に協力をいた だいた神戸 市 看護 大学学生諸君に感謝いた し ます。 ま た, 教材ビ デオの撮 影の機 会を与えて いた だいた神 戸 市 中 央 市 民 病 院の施 設 関 連の皆 様に感 謝 申 し上 げ ま す。
な お,
こ の研究は平成 17年度神 戸市看護大 学共同 研 究 費の助 成に よ り実 施 した。
e
−
Le ingシ ス テム の導 入と授 業 情 報の作 成 55 表6
アンケー
トで の自由記述の結果 良い点 普通に 見 やすかった。
どこに何 が あ るのか 分 か りや す かった。
項目 ご とに分 か れて い て見やすかったです。 ごちゃごちゃして いない。 シ ンプル で見やすかった 載せて いる情 報は とても興 味があった。
先生の にこやかな写 真があっ てよかった。
意 見 などいろ んな 方の考え が知 ることができて良かっ た。
しか し,
誰が書いた か分かるの であ ま り思ったことを素 直に かけなかった。 私でもなん とな くさわ れ たから 悪い点 字 が 小 さくて見にくかっ た。
掲 示 板の見 方が分 か りづらかっ た。
初め は どこをクリックしてよいか分からなかっ た。
何 をみた らい いのか わ か りにくいです。
どうやっ て掲示板に 入るの かがや や分か りにくかっ た。
大 学のペー
ジ か ら入 れ な かったの で苦 労した。
掲示板に行 きにくかった。
アクセス 回 数 な どが 表示 されて いるのがいや だっ た。
何 回か操 作 しないと使い方がす ぐに分からなかった。
登 録メンバー
の 学 番が見 られ るのでプラ イバ シー
が ないような感じを受 けた。 アクセスしに くい,
期 待して いた 内容がなかった 掲 示 板 は 匿 名 としてほ しい。動 画 も見 れ る ようにしてほ しい。 先生 たちの研 究 されて いることをの せ てほし い。
もっ とディスカッションできれ ばい いかも知 れ ません。
今後へ の希望 気 楽 にみれて良いと思 うが,
常にパ ソコンがあ るわ けではない の で,
情 報の更 新が分か らず,
最新の情 報 を逃しそ うだ と思 う。 携 帯でみれ ると便 利だ と思 う。
授 業 風 景 も見た かった。
情 報が増えて い け ば 活 用 度 も増えると思 う。
履 修できな かった 科 目の情 報 も見 られ る ようにしてほ しい。
掲示板は匿 名 として ほ しい。
他の授 業でも実 施して ほ し い。
授 業 参 加へ の意 欲 も高 まる し,
自 主 性 も高 まる と 思うの で良いと思 いま す。
授 業 をした範囲や簡 単 な内容のペー
ジがあれ ば良い かなと思 いました。 授 業の映 像 も見 られ れば良 かった 先生が 自 分の 思っ たことや 感じたことを書 き込んでくれ るということを期 待して いたが,
そんなに 書い て いなかった。 こ の ペー
ジ を卒 業 後もみ られれ ば あ りがたい です。6
.
参 考 文 献 開 沼 太 郎 (2002):Web に よ る学 習 支 援シス テム の構 築と運 用に み る受講者の意識 変容と条件整備上の課 題,
日本 教 育 工 学 会 論 文 誌,26
(3
):193−203
坂 本 甥,
中原 淳,
西 森 年 寿 (2003):eラー
ニ ン グ・
マ ネジ メ ン トー
大学の挑戦一
,
オー
ム社 (受付 :2006.
ll.
30 ;受理 :2007.
2,
6
)56ptPffiigncrk7kEer
VoL11, 2007Introduction
ofE-Learning
System
andApproaehes
to
Making
Leeture
Information
Osamu
Katayamai*,
Toyomi
Shigematsu'",
Sanae
Takadai",
Noriko
Terayama2*,
Katsutoshi
Naganoi*,
Masumi
Ebisu3*,
Kiyoko
Ikegawai',
Yuka
Kawakamii*,
Setsuko
Houraii",
Akiyo
Morishitai*
andYuki
Yamashita`'
i'Kobe
City
College
ofNursing,
2'Department of
Nursing,
Tokai
University,
3'Department of
Nursing,
Kansai
University
ofSocial
Welfare,
`'Graduate
School
ofKobe
City
College
ofNursing
Abstract
In
thisresearch we constructed thee-Learning system on theInternetby
using exCarnpus thatwasfree
software, and offered classinformation
tothosewho attended alecture
about theelass.Those
who attend a lectureabout the class havethe advantage that the chanee of study without a time restrietien through theInternetexcept facingstudyisobtained,the consideratien of the use of informationby using the Internet,and thepartieipantwho studied
volun-tarilywas investigated.
As a result, ithasbeenunderstood that there isan access not restrained at time, and the chance of study inereased
by introducinge-Learning system.