〈巻頭言〉救急医療の変遷“20世紀から21世紀へ”
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(2) 坂 田. 育. 弘. 重要な任務となった.また,現場から医療機関への搬送が主な任務であった救急隊は救急救命士 制度施行による国家資格の取得により,現場から搬送中の特定医療行為の実施が認められた.救 命救急センターはこれらの救急救命士が行なう特定医療行為に対する指示やその教育を通じて メディカルコントロール体制の中核として救急現場や搬送活動を医学的な立場で管理する任務 を担うこととなった. 2010年度からは救急. 合診療の重要性が認識され,卒後初期臨床研修医の救急研修が必修化. され,救急医療が内科系・外科系を含む全ての基本的研修における重要な医療であることが認識 された.救急科専門医は救急医療に携わる専門医師であり,その専門性が医学的にも社会的にも 広く認知されるようになったことより,その重要な立場にあることを自覚し救急医療の知識と 技能を十 に発揮して社会に貢献する義務を負っている. 医療界全体に向けられている目は厳しいものがあり,医療の質の評価,医療倫理,生命倫理や 安全管理など多くの問題が指摘されている.しかし,あらゆる医療の根源は「命を守る・救う」 の一言に込められており,その目的を達成するために医師を中心とした医療従事者は大いに活 動し,国民の生命を守るために国や地方の行政機関とその関係組織が改革を進めてもらいたい..
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