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IRUCAA@TDC : 組織・発生学研究の展開

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

組織・発生学研究の展開

Author(s)

山本, 仁

Journal

歯科学報, 115(3): 267-267

URL

http://hdl.handle.net/10130/3676

Right

(2)

ヒトの体を構成する細胞・組織・器官は1つの受精卵から非常に巧妙なシステムによって作られていく。作 られた細胞・組織・器官について主に顕微鏡を用いてその形態と構造を明らかにするのが組織学である。形態 や構造は機能と密接に関連しているので,細胞・組織・器官の形態や構造を明らかにすることはその機能の解 明へと繋がっていく。また受精卵から細胞・組織・器官が作られていく過程を明らかにするのが発生学である が,その発生過程を明らかにしていくなかで,いつからそれぞれが固有の働きをもつようになるかは重要な問 題である。加えて近年,組織や器官の再生に関する社会的なニーズが高まっているが,受精卵から各組織や器 官が作られていく過程を模倣した再生法が最も理にかなった再生法と考えられることから,再生研究は発生研 究とかなり近い領域にあることがわかる。これらを念頭に置くと「組織・発生学講座」が行うべき研究や教育 が見えてくる。 これまでにスタートさせ現在進行中の研究として,1.歯と歯周組織の発生,2.横口蓋ヒダの形態形成, 3.魚類の実験動物としての可能性,4.唾液腺におけるチャネルの出現,などがある。このなかから,1. 歯と歯周組織の発生:基本的な歯の発生に関する疑問点として①歯の数,位置と大きさ,②咬頭の数,位置と 大きさ,③歯根の数,長さと形状がどのように決定されるか,などが挙げられる。このうち①についてはげっ 歯類の歯隙の観察から,顎領域の上皮と間葉の特異性について講演する。また③については in vitro 研究とし て Hertwig 上皮鞘の成長を伴う演者らの歯根培養法を,また歯周組織の再生研究を念頭に置いた演者らが用 いた実験的歯周炎モデルについて紹介する。2.横口蓋ヒダの形態形成:横口蓋ヒダ形成過程に一過性に出現 する細胞群と横口蓋ヒダ形成との関連性,系統発生学的な横口蓋ヒダの形状の変化について述べる。3.魚類 の実験動物としての可能性:ミドリフグの歯の形態形成をモデルとして新しい知見を交えて講演する。 ≪プロフィール≫ <略 歴> 昭和63年3月 東京歯科大学卒業 平成4年10月 東京歯科大学大学院修了(博士(歯学)) 平成4年11月 東京歯科大学口腔超微構造学講座 研究助手 平成6年4月 岩手医科大学歯学部口腔解剖学第二講座 助手 平成8年4月∼平成8年9月 岡山大学医学部第一解剖学講座 財団法人私学研修福祉会国内研修員 平成11年4月 医療社団法人正光会小林歯科 平成11年11月 新潟大学歯学部口腔解剖学第二講座助手 平成13年9月∼平成16年2月 延世大学校歯科大学口腔生物学講座 Visiting Professor 平成15年4月 日本大学松戸歯学部組織・発生・解剖学 講座講師 平成23年4月 東京歯科大学歯科医学教育開発センター 講師 平成24年4月 東京歯科大学口腔超微構造学講座教授 (歯科医学教育開発センター兼任) 平成26年4月 東京歯科大学組織・発生学講座教授 (歯科医学教育開発センター兼任) <所属学会等> 日本解剖学会 歯科基礎医学会 歯科医学教育学会 他

特 別 講 演 2

組織・発生学研究の展開

東京歯科大学組織・発生学講座教授

山本

歯科学報 Vol.115,No.3(2015) 267 ― 83 ―

参照

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