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IRUCAA@TDC : 巻頭言

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

巻頭言

Author(s)

井上, 孝

Journal

日本口腔検査学会雑誌, 11(1): 1-1

URL

http://hdl.handle.net/10130/4824

Right

Description

(2)

巻 頭 言

 日本口腔検査学会が産声を上げたのは、2017 年秋の事である。当時掲げた目的は、「日本口腔検査学 会は、歯科医療の高度化、患者への説明責任、新規歯科医療技術の導入などを達成し、国民の健康の維 持増進の助けになることを目標とし、歯科医療、口腔疾患に関わる検査の開発、臨床現場への普及、検 査値の標準化・標準値管理、検査・診断機器の開発、臨床検査会社との連携などを強力に推進すること」 であった。平成 30 年度の診療報酬改定において、口腔機能に関する新病名や関連する検査が導入された ことは記憶に新しいが、本学会の関与は直接的ではなかった。  翻って、厚生労働省が謳っている今後の歯科医療ビジョンでは、歯科医療は、高齢化に伴う、患者の 自立度の低下、疾患等による全身状態の低下、加齢に伴う口腔内変化、そして病院内、在宅での診療と なると予想されている。この状況の中で、患者を把握する為に、「検査」を谷底に置いたままでは、安 心・安全な歯科医療の提供は難しいと言える。歯科医師は高血圧、糖尿病、肝腎症、などの診断はでき ないが、患者の循環器系の状態、血糖の状態、肝腎の状態を把握することはできる。患者の状態、病気 の状態を把握して治療を行わなければ医療事故に直結することは疑いない。このような検査の保険収載 は課題である。また、診断名がつかなければ、保険導入が難しいなら、選定療養に検査を導入して歯科 医療の安全・安心の質を保つ必要があり、これも本学会の仕事であると考える。勿論、口腔内の変化を 唾液、歯肉溝滲出液という口腔特有の検体による検査を保険収載に導くことも本学会の使命であること は間違いない。  本学会の雑誌を通して、少しでもこれらのエヴィデンス作りに拍車をかけて頂き、これからの高齢化 社会に貢献しなくてはならない。 理事長:井 上  孝 2019 年 3 月

参照

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