聖書は肉食・動物をどう扱っているか : 創世記
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(2) 甲南女子大学研 究紀 要 第 41号. 人間科学編 (2005年 3月. ). い。④牛 の BSE,鶏 イ ンフルエ ンザ,豚 の 口蹄病 な. ろいろな種類 の)植 物 を地上に生やせ」が基本部分. ど獣鳥肉類 の飼育には危機的要素が多 く安定供給 が難 しい。植物 ・穀類 を食糧資源 にするほ うが遥かにリス. で,そ の「植物」 とは「種ができる草」 と「種ができ る実がなる木」であるとい う補足説明の語句が付加さ. クが. /1ヽ. れているとい う解釈 も可能 とい う'。. さい。. 神 と人 との契約 ,肉 食 の教え,人 と動物 との共生関係. ″は言われた。 ` 物 は,そ れぞれの生 き物 を産 み出せ。家 説 這 ` うるの,地 の設 をそれぞれに産み出せ。 ゴ そのよ. を調べ ることで,な んらかの示唆がえられる と考 えた. う/_. か らである。. Z准士を這 うるのをせ られた。″は 家こ それぞソι. 本稿 では,ま ず 50章 か らなる創世記 を辿 る。創世 記 は,天 地の創造 ,エ デ ンの園,カ イ ンとアベ ル,ア. これ を月 て,良 ιとされた。 (創 世記 1:24-25). こうした問題 をはらむ肉食の拡大 にはどめをかけ る ために,聖 書 をひもとくことに した。食べ物 をめ ぐる. な. った。″はそれてうその地 の獣り それてう社の. 這 うもの》 とは,蛇 ,鰐 ,と かげな ど 《地 の獣》 《. ダムか らノアまで,洪 水 とノア,国 々の表 ,バ ベ ルの 塔 とアブラハムの系図,ア ブラハ ム物語 とイサ クの前. ・。 とは野獣である. 半生 ,イ サ クの後半生 とヤ コブ物語 ,エ サ ウの一族 ヨセフ物語 ,最 後 の祝福 とヤ コブの死 , ヨセフの死 と. ようと言 われたのである。「支配」 とは どうい う意味. ,. い う内容 であ る. そ して神 は次 に,人 間にこれ らの生 き物 を支配 させ であろ うか。 〃 は言われ. 1。. その結果 ,人 は「なに」 を「どのように」食べ るの. /_‐. 。崚 々/_. か. た ど クタ ……支配 させ. よ う。 」 (創 世記 1:26)」. か,「 肉」 をどのように食べ るのか,「 創造 された人. 〃 は彼 らを夕 福 ιて言われた。姥 め ま……生 き. 植物 ,動 物」 の相互共生関係 ,肉 食 と神 の意図 につい. 物 をすべ て支酉己せよ。 ゴ. ,. て興味深 い示唆 をえることがで きた。. (創 世記. 1:28). 陸 の動物 は「草 と青草」,す なわち自然 に成長 し 栽培す る必要のない植物 を食べ ,そ れに対 し人間は ,. ,. 1. 天 地 創 造 と草 食 の す す め. 穀物 と木の呆実 ,す なわち栽培 を必 要 とする植物 を食 べ るとい うことに している。 この食物指定が両者 の抗. 神 は,植 物 と動物 を造 られた。そ してアダム とエバ が最初 に食べ たのは,木 になる果実であ った。 }の. 以下,聖 書. 争 を回避 してい る。 さらに,両 者の調整 は人間の「支 配」 によってな される。その際,[支 配]の 1つ の要 素である「地 をあなたがたに従 わせ よ !」 は食べ物調. 言葉 を具体的 にみてみ よう。. 整に とつて不可欠の,農 地耕作 の認可 を表 してい る。. 〃 は言われた。 物 は草 を芽生 え させよ。種 を芹 つ草 と,そ れ. 第 2の 要素,大 地か ら発生 した動物 に対す る支配. (創. f芽 生え さ ぞれ の種 を芹 つ実 をつける果荷 を,地 ノ. 世記 1: 26,28)は ,共 通 の生活空間である地 に住 む. な っ 。 …第 三 の Fで あ る。 ノ. 陸の動物 と人間 との間に争点がなおある場合 には,人. せ よ。 そ の よ う. /_‐. (創 世記第. /_‐. 1章 第 H-13章 である。以下創世記. 1:. 間が裁断 しなければならない,と い うことを意味 して い る。 (そ して,そ れは魚 と鳥 に対 して もあ て は ま. 11-13と 省略表記す る。 ). 新共同訳 の解釈 では,《 草》《種 を持 つ草》《種 を持. る。)… … 人間へ の,こ の決定権 の委託 には,当 然. ,. つ実 をつ ける果物》 の 3種 類 とみな してい る。同 じく. 人間 と動物 の共生 に対す る責任が結 びつ け られてい. 3種 類 とす る解釈 は,「 地 は青草 と,種 を もつ草 と. る。……人間が人間以外 の被造物 を無際限に自由にし. 種類 に したが つて種 のある実 を結ぶ果実 とを地の上に. うる ことを意味す ることはあ りえないことは明白であ. 生えさせ よ。 」「地 は青草 と,種 類 に したがって種 をも. るとい う7。. ,. つ草 と,種 類 に したが つて種 のある実 を結ぶ木 とをは えさせた。神 は見 て……」 3. また創世記 1: 26-31に おける「人の支配」 につい ては次 のようにいわれる。. 「種類 に したが って」 とは,植 物 の場合,種 を外 に. 神 が創造することによつてそれぞれに生得 の権利 と. 着ける大麦や小麦 の ような草本 と種 をその果実 の 中に. しての有益 さと尊厳 を与 えた。被造物 の有益 さは必ず. 閉 じこめているい ち じくやオリーブなどの樹木 とい う. しも「人」 に関係 してい るわけではな く,そ の尊厳 は. 4。. 2つ に分けている. 一方,「 草 ,す なわち種がで きる草」 と「種 がで き る実がな る木」 の 2種 類 とみなす解釈 ,さ らに「 (い. 必ず しも「人」 に依存す るものではないこ とは明白で ある4。 鳥や魚や獣. (そ. してすべ ての植物 )に 奪 うことで き.
(3) 奥田 和子 :聖 書は肉食 動物 を ど う扱 ってい るか ない存在 の権利 と物事 の神 の図式 の中でそれぞれの場 所 が与 えられた。 自分 の好 きなようにこれ らを利用 し てよい とい うような白紙委任 ではなかった。人の権限 は,神 の代理 として任命 された権利 であ ったとい う帥。 ヘ ブルの動物観 については次 の ような指摘がある。 ヘ ブルの人 々が持 っていたのは,「 動物 に対す るや さ しさ」 ではな く,動 物 に対す る尊敬 であ り,か れ らの 尊厳 やかれ らの習慣や生存す る権利 に対す る尊敬 で多 くの種類 の植物 にもあてはまる。人類 に対す るほどの 尊敬 ではな く,神 がかれ らを創造 されたために当然 は らわれるべ き尊敬であると述べ られてい る"。 神 が人間に与えた食べ物 とは以下の ようなものであ った。すなわち. ,. 59. ちなみに,守 るとい う英文は聖書によると次のよう である。 「動ι ん′ ん θLθ 〃 Gθ グ′Jα θ 滋 `グ. `“. α κJκ. jソ θει ′ α ′ θ α れ グg“ αだ げ EUθ η″ “ j′. 15)1°. j′. ttι. κ Gα 〃θ. (Genesis 2:. .」. ). 「コ 吻θLθ %′ Gα ttθ れげ. (Genesis. θ θ た滋ι Gθ グ′. α んα ん グρ ′乃 J“ jれ ゎ ″ 乃 ι “ “ tt J″ α 4グ ′ α ′ θWθ ルθ αr`げ 」 J′. `湾. .. “ 2: 15)11). j“ Jれ 滋ι れα ん グρ″ん α “ “ ん グた ι ん グα ι gα だι 湾げ Eグ θ 4′ θ′ (Genesis 2: ″. 「動ι 4滋 θLθ rグ. θ θ た油θ Gθ グ′. j′. .」. 15)12) J“ j4 グsι ″ グあ α 4α れ “ jソ αrθ ルrj′・ κ グθ ′ α ′ ια れ ダ ι んげ Eグ ι 肋ιgα 漁 」 ,′ θθι “. 「2吻 θLθ rグ. た′ ん ι ん″ θ θ Gθ グ油θ. Jθ. 朋 ま′ 全地 に生 える夕石 を芹 つ草 とど を芹 つ実 をつける木 を, すべ てあなたた ちに与えよ う。 そ ` れがあ なたた ちの食 べ物 となる。地 の義 空 の. か。守 るとい うことは「注意深 く世話 をすることがで. 鳥′ 地 を這 うるのな とう すべ て令あ る るのにはあ. 」 と解釈 さ きるように人間の道徳的支配 を共有す る。. らゆる 青草 を食 べ させ よ う。〃 はお造 クにな った. れて い る円。. (Genesis 2: 15)13). ここで「土 を耕 し守 る」 とい う言葉 の意味 はなに. すべ ての るのを御覧 になった。月 ま,そ れはな め. 「耕 す」 とい う動 詞 は,楽 園 の仕 事 とは相 い れ な い. て良 か った。夕 べ″湯 クタタ があった。第六 の ″. もので はない こ と,ま た ,楽 園 とは魔法 によつて必 要. である。 ゴ. (創 世記. な物がすべ て木 か ら落 ちて きて ,わ れわれは何 もせ ず. 1:29-31). にい てそれ らを楽 しむ こ とがで きる よ うな場所 で あ る. 参考 までに以下の 4つ の聖書 で英文 をみると ,. j4グ sゲ jグ 「rん αソ ι′rθ ソ θ グα た. jん α α4グ αJJた jれ d瞥 げ θι α′ず b“ ′ヵr α …"」 (Genesis l: 力rッ θ′′. gハ. J′. ル. J′. J′. 29)10). ソ rjん g J gjソ θッ θ ι ι グー bι α 「刀り Gθ グ ∫ αJグ , “ 4ソ Sθ ι `κ “ グι ソ ι 刀′ α 力αれ 力 α′ 力θ.raε θ9F wttθ ι ρJα れ′θ ry′ rθ ι″ Jι. んαS.ル. J′. ″Jtt. sι ι グ Jん. j′. “. Aん グ″ θ¨0"」. r′. .動 の. ッθ だ ヵ r力 θ″ “. ″jJJ bι. (Genesis l: 29)11). 「Aん グGθ グsα jグ , “ Sι θ ,I 力α′ノ Jグ s sθ θ グ″ん tt jθ. jθ. Js. tt yθ ιgJソ ι ttα ソ. ハ ♭ ι ソ θ ι 4ソ ん “ ιメzθ ιげ αJJ′ 力ιι θん′ ん αr力 ,. θ yθ α4d_ι νι,7′ rθ ι Wttθ s`」 塑 ″ 立 Zθ Jグ S Sι ιグニ ′ sん. ソ θ αJJ bθ ルrヵ θ グ .AJsθ ,′ θθ ッ…. "」. jJ. “. (Genesis l:. 抜 け 目な くわれわれ に思 い起 こ させ て くれ る。聖書 の 楽 園 で は「人」 は仕事 をす る よ うに求 め られて い る と い 述 べ られて い る )。. 主 なる〃 はス に令 じて言われた。 胴 の す べ ての 木 か ら取 っ て食 べ な さ い。 た だ ι′ 善悪 の知識 の本 か らは,決 ιで食 べ てはな ら ゴ (創 世記 2: な い。食 べ る と必 ず死 ん で ιま う。 16-17). ところが アダムは この神 の命令 にそ む い て禁止 を破 り,木 か ら取 って食 べ て しまう。 そ こで. ,. 〃 は アダム に膚 か って言われた。. 29)12). 「Gθ グα Jsθ. sα jグ. Sθ ι 三“ ,I. gjソ ι yθ. ー θ ソ ι rj4g bι α 4y Sθ `グ “. rθ ιttα ′ん αs ρJα 4″ αJJ θソθr力 ιιαr′ んαんグιソι4ソ ′. bθ. とす る考 えが ,ヘ ブ ル 人 の概念 で はな い とい う こ とを. θ ′ rヵ θ グ:… "」 αrjκ gルタ θ θbι ッ 4J′ ′ j′. sι ι グー. (Genesis. 肪 前 は女 の声 にグ い 攻 って食 べ るな と令 じた木 か ら食 べ た。 お前 のゆえ に,土 ぼ′ われ る るの とな った。 お 前 は,生 涯食 べ 物 を得 よ うと言 ιを9. l:29)13). また,√ すべ ての令あ る るのだはあ らゆる青草 を食. ごガ ιて お″ノ. 1: 30)と 書 かれてい る。人間. 土 は亥 とめ さン を生え いでさせる. も動物 もすべ てが菜食主義である ことが述べ られてい. 野 の草 を食べ ま うとするお前 に。 お膚 ,ま汲 に″ を流 ιでバ ンを得 る. べ させよ うゴ. (創 世記. る。 Ё なる〃 はス を運れ て来 て,エ デ ンの周 だ″ ま. 土 に返 る ときまで。. わ tス が そ こ を〃 ι′宇 る よ うに され た。 ゴ. お″″ちここか ら攻 られえI士 に。. (倉 Jtヒ. 己2:15) 言. ど にすぎないお前は土に返る。 ノ (創 世記 3:17.
(4) 甲南女子大学研究紀要第 41号. 人間科学編 (2005年 3月. ). ・ 。多 くの植物 が食べ 物 として人 ると解釈 されてい る. -19). 土 を耕 さなければな らな いの か ,ま たなぜ苦労 して土. 間 に与 えられた ことが記 されてい る。 「食べ物 は どこにあるのか, どの ように して得 るの. を耕 して も豊 か な実 りを得 られな いのか とい う原 因物. か」 では,1つ は園のすべ ての本 か ら取 って食べ なさ. 語 的 な問 い に 対 す る 答 えが 述 べ て あ る と も い わ れ. い。 ただ し,善 悪 の本か らは決 して食べ てはならない. ここ には,な ぜ 人間は食べ 物 を得 るため に苦労 して. 16。. と禁止 されてい る。 また,本 の実 を取 って食べ るにと. また ,農 耕地 での仕事 が今 や骨 の折 れる もの になる. どまらず,エ デ ンの園に住 まわせ ,人 がそ こを耕 し守. とい う こ とを意味 して い る。摘 み取 らなければな らな. るようにと記 されている。 しか し,ア ダムはその禁止. い茨 とあ ざみは,人 間 の顔 に汗 をかかせ る。 しか し. を破って取 って食べ て しまったため,神 はエ デ ンの園. 人間 と耕地 との存在 関係 は続 き,人 間 はその生 命 の終 わ りに,そ こか らか れ が と り出 され た 耕 地 へ と帰. か らアダム を追放 したので,エ デ ンの外 で土 を耕す こ. る. ,. とになった。 総合す る と,「 植物」が食べ 物 であ り,さ らに「土. 17。. る. なぜ ,食 べ るため に苦労 して働 い て も,結 局 は死 な. を耕 してそ こに種 を植え世話 をして食べ る」 とい うこ. なけれ ばな らないの か とい う人間存在 の不条理 につい ての 原 因物語 的 な問 い に対す る答 えである とい う陥。. とになる。 ここでは,魚 や肉は食べ物 の範囲 には入っ. 主 なる″は言わノι 。 /_‐. てい ない。 まさに「菜食主義. (こ こでは動物 の 肉を食 べ なさい とい う文章 は見当た らない)」 で ある とい え. 善悪 を4/7る 者 となつ. る。 さらに,食 べ物 を得 るためには「顔 に汗 してパ ン. た。今 は,手 を夕 ば ιで令 の 本か ら る取 っ て食. を得 る」 と述べ てい る。パ ンとい う表現 , しか も働 い. ベタ永 芝 ′ f生 きる者 となるお それがあ る。 ゴ. て食べ物 を得 よとい う。「野 の草 を食べ よ う とす るお. /7ス. は我 々の一ス のよ う. /_ ′. (創. 世記 3:22). 前 に とって,土 は茨 とあ ざみ を生 えい で させ る とい. た なる〃 は,夕 をエ デンの目 か ら遁 い出 ι夕″ /f夕 そ こか ら取 られた土 を〃 させる こと/_ 自分″ゞ. う。 この行為 はお まえが土 に返 るときまで,す なわち. f菫「 る され 。 こ うιでアダムを道友 ι′冷の木 ′ 道 を宇ろ め ′ エ デンの目 の東 /_ タ ル どムと /_‐. /_‐. /_‐. きらめ ぐ刻 の炎 をど かノιた。 ノ. ,. (創. 死ぬ ときまで続 く」 と申 し渡 してい る。食べ物 を得 る とい うことは苦 しみをともなう大変な ことになるのだ と教 えてい る。人は食べ物 な しには生 きていけない。. 世記 3:23-. 24). 2. 神 は 菜 食 よ り肉食 を好 ん だ の か. 「 人」 は楽 園 か ら追放 され ,も はや 不 死 を手 に入 れ る こ とはで きな くな った。. 創世記 には 2人 の兄弟が登場 しそれぞれ別 々の も. 「食 べ る と必 ず死 んで しま う」 とい うの は,人 が そ. の,す なわち「土 の実 り」 と「羊 の初子」 を神 に献げ. の 実 を食 べ た「そ の 日」,人 は「 き っ と死 ぬ」 で あ ろ. た話が述べ られて い る。神 は後者 の弟 が さ しだ した. う とい う神 の警告 は ,嘘 ではな い が ,人 の不服従 の 究 極 的 な結果 に人の 注意 をむけるむ しろ厳 しい方法 で あ った. 「羊の初子」 に目を留 めたと記 されてい る。 以下,具 体的 に見てみ よう。. 18。. も し人間が大胆 に も楽 園 に戻 って きて も,か れ らは 追 い払 うための 閃光 を発 して回る剣 を持 つ ケル ビムの り 軍 に委任 された 。 以上 ,天 地 の創造 にお い て神 は 自分 の創造 した もの. カインとアベル について √/ ベ ルは羊 を商り 者 とな ク′ カインは土 を夕 や す者 となった。″ をだ ζ カインは土 の実り を主 の ると/_. 就 │デ物. として芹 って来た。 アベルは羊 の. を見 て 極 め て 良 か っ た とい い ,満 足 して い る。そ し. 群ノιの申か ら肥咳 たク子 を芹 って来 た。主 は アベ. て ,創 世記 1-3に お い て ,人 が 食 べ る物 は「食 べ 物」. ルの成ゲ物 /_ Fを 留め らノι た″ヽ カインのその成. とい う言葉 で表現 し「植物 で あ る」 と位置 づ け られて. ケ デ物 だはFを 留め られなか った。 カインは激 ιぐ. い る。. ″ っ6夢 を欠せた。 ゴ. (創 世記 4:1-5). そ の 「食べ 物 はなにか」 とい えば 2つ あ る。種 をつ. 兄 は土 を耕 し,弟 は羊 を飼 った と記 されてお り,兄. ける草 と実 をつ ける木である。 これ らは 1種 類 で はな. 弟 は分業 をしていた。神 は弟 のほ うが持 って きた羊の. く, どち らに もそれぞれ とい う言葉が 入 ってい る。 こ. 初子 に目を留 めた。. れ は 「い ろ い ろの 種類」「 あ らゆ る種類」 の 意味 で あ. また,以 下の話 もついでにあげてお く。すなわち. ,.
(5) 奥田 和子 :聖 書 は肉食 ・動物 をどう扱 っているか. √… ヤバル は,家 畜 をク い天幕 にすか るのの先 狙. お い て ,そ れ故 ,人 間が なすべ きで ない ことをす る. となった。 その弟 はユ/hiル といレち 竪琴や″ を奏 でる者 の方狙 となった。 ノイラるまた, ハ ル ・. す なわ ち人 間 と神 との 関係 に関す る規則 を破棄 しよう. /hi`. ,. とす る堕落 した人 間 を表 して い る2"。. カインを産 んん 彼 は青銅 や羨 でさまざまの道具 を/4. る. 者 となっ右。 ゴ. (創 世記 4:19-20). 3. 神 は 人 間 の 肉 食 を 限 定 つ きで 認 め る. なぜ ,神 がカイ ンの献げ物 ではな くアベ ルの献げ物 のほ うに目を留 めたか とい うことについては,以 下 の 解釈が されてい る。. 天地創造 の後 ,地 が堕 落 し不法 に満 ちて い る こ とを 神 は御 覧 にな り,人 だ け で な く家畜 も地 を這 うもの も. アベ ルとい う名前 は,無 意味や無価値 の ようにみな. 空 の 鳥 も造 った こ とを後悔 され る。そ して ,神 は地 も. されてい る存在 ,軽 蔑 されてい る者 ,無 価値な者 ,不. ろ とも減 ぼすが ,ノ アだけは神 に従 う無垢 な人だった. 利 で弱 い立場 に置 かれてい る者 を象徴的 に意味す る。. ので特別 に好意 で 許 され ,清 い動物 と空 の鳥 を舟 にの. そ こで,神 は小 さい者な どを選 び,愛 したとい うこと. せ て助 け た。 しか し,そ の他 の ものはすべ て洪水 で 減. を意味 してい るのではないか。イスラエルは元来 アベ. IFさ れ る。. ルのような存在 だったのであ り,だ か らこそヤハ ウェ. 具体 的 にみてみ よ う。. はイスラエ ルを選 んだのであった。 アベ ルは 《羊 を飼 う者》 (4: 20で は家畜 を飼 う者 の先祖 はヤバ ル)カ. 主 は 言 われた。. イ ンは 《土 を耕す者》 となるが,牧 畜 と農業 は古代社. い去 ろ う。ス だ け でな ぐ′ 家 畜 る這 うるの る空 の. 会 の基本的な生活形態。雨の多い年 には共立的関係が. 蔦 る。 わた ιは これ らを造 った ことを澄作 す る。. 成 り立 つが,そ うでない場合 は しば しば対立や闘争 が. ιか ι′ ノ アは主 の好意 を得 た。 ゴ (創 世記 6:. レ た ιはス を倉│1造 ιた″ヽ これ を地上 か らぬ ぐ. 生 じた とい う. 20。. 7. -8). ご堕 落 ι′不 法 この地 は″ の前 ′. 献げ物 として,神 が羊 の初子 を選んだのには単 に神. /_‐. 満 ちていた。. fな った。月 ま,そ れ は堕 落 ι′ す を御覧 ノ. が肉食 を好 んだ とい うのではない。. 〃動. 上記の ようなわけがあ ったようである。. べ て肉 なる者 は この地 0重 落 の道 を歩ん でいた。. 人間 と大地 との関係 は,大 地が兄弟 の血 を飲 んで以. ″ はノ ア/_. 言 われたら. 来 ,壊 されて しまった。 (倉 1世 記 4: 10以 下)こ の よ. わた ιの √すべ ての肉 なる るの をだ わ らせ る″ ″ゞ. うな重大 な呪いがある程度恵みによって和 らげられた. 前 に来 ている。彼 らのゆえ に不 満 ″潮密に満 ちて い. ことを,ヤ ハウィス トはノアによって始 まったぶ どう. る。月 ま′ わた ιは地 るろ と る彼 ら を減 ぼ す。. 作 りの習得 の中にみ たと思われる。 (創 世記 5:29,9:. 20)カ イ ン物語 は牧畜,農 業 とい うふ うに別 々に生活 維持が分裂 した ことを示 してい る。 このような分裂 は. 己6: 11-13) 輸J世 言 すべ て 肉な る もの とは ,生 きて い る者すべ ての意 味 で あ る2J。. 非常 に深 い ものである。なぜ なら,異 なる文化史的変 容 についてカインの系統樹 が報 じてい る。共同生活 と い う特別 の形態 をもつ都市 の他 に,牧 者 ,楽 師,鍛 冶. 神 は洪 水 で生 き物 をことごと く打 つ 洪水. 屋が登場す る。最後 の人たちは決定的 に新 しい何かを. 賜 なた は清 い動 物 をすべ て七 つが い デ つ攻 クタ. 人間の文化史 にもたらす。すなわち剣である。 この発 見が人 間 を直ち に悪へ と誘 う。ヤハウイス トはその こ. また 清 ぐな い動物 をすべ て一 つが い ず つ取 クな さ い。空 の″ ゴ (創 世 デ つ取 クな さ い。 鳥 る七 つ″れ ヽ. とを重要 だとみてい る. 己7: 2-3) 言. (創 世記 4:22-24)])。. この節が主に強調 してい るのは, さっと述べ られて. 洪水 が 終 わった時 に,神 は救 われた ノアに対 して. ,. 忘 れ られてい る捧げ物 のことではな く,二 人に対する. 生 き物 を こ とご と く打 つ ことは三 度 とす まい と約束 さ. 神 の反応 とその後 の神 の決定 に対す るカイ ンの反応 で あ る。見 て きたように,全 体 のポ イ ン トは,ア ベ ルの. れた。 具体 的 に見 てみ よ う。. られたのであ り,カ イ ンの捧 げ物 は受け取 らない と決. √ノ / は 主 のた め に奈 ど を築 いた。 そ してすべ て の清 い家 畜せ 清 レゝ 蔦 の うちか ら攻 ク′ 焼 き尽 くす. めたか ら受け取 られなか った とい うことである。…カ. 己8: ガた。 ゴ (創 世言 就ノ 尤夕 と して祭壇 の上 に さ さノ. インは,神 の決定 を受け入れることを拒否 したことに. 20). 捧げ物 は単 に神 がそれを受け取 ると決 めたか ら受け取.
(6) 甲南女子大学研 究紀 要第 41号. 62. に 言 われた。 ごヽ 生 は宥 めの香 クをか い で,″ ′ rと リιで大地 を明 うこ とは三 度 す ま い。ス ルυごメ f′ ノ ″うどヽ うことは,幼 い ときか ら悪 いの たし わた 『 ιは, この度 ιた よ うに生 き物 をことご と ぐ打 つ. ことは,三 度 とすま い。 (創 世記 8:21) ノアが 祭壇 を築 い て ,家 畜 と鳥 を焼 き尽 くす献 げ物 と して主 に ささげる と,主 は焼 き尽 くす献 げ物 か らた. 人 間科 学 編 (2005年 3月. rげ. A′ ′油ι αηJ“ αた,bJ漁 ダ s,αれグ ノstt WJ′ J JJソ θ J4ル α yθ . rhθ y. た。. αrι α′ ′′′ αε. κグθr yθ 夕r′ θ″ `几 “ s, I , αs ″ ′α∫grι ρJα κ′ `4 `′ “ “ grソ ι′ 力ι α〃 ′ θノθタル r力 θ″ “ s′ η 動 θθηθttJη g yθ θ′θα″ θα′″Jtt bJθ θグ “““ 's“ jS bθ s′ ′Jれ Jri fヵ rbjご ′ ん cα sθ ″ んθJtt js jη ttι `グ. “. No″ ノθ αη7 θα′′ 乃ι. J′. b′. “. θθグ .. yθ れ α f/α η た θ sカ タ α 4′ 権,乃 θ″ J′ J bι `′ “. ちのぼる宥 めの香 りをか い で ,こ の度 した ような生 き 物 をこ とご と く打 つ ことは三 度 とす まい と,決 心 され. ). ηJsttι グ.f ′夕. ″′ ′ ′bθ ′夕η 力θグ 乃α4ッ ακ ηαJ ・J″ J′ ηJs力 1″ カグθα′ “ ′ 力α′′ αたι∫α力況 α刀′ ● ゥ “ 〃 αれ わθJκ gs″ θrθ αグ ιGθ 乙 ∫ θ ″あθιソ `r ““ “ ` JJた j∫. J′. J′. J′. .. そ して ,神 は ノア と彼 の虐、 子 たちを祝福 し,契 約 を 交 わ された。す なわち,地 のす べ ての獣 と空のすべ て の 鳥 ,地 に這 うすべ ての もの と海 の 魚 をあ なたたちの 手 にゆだね る と言 われ る。 ただ し,肉 はこの よ うな状. 夕 rグθ だθ れ ιげ ′ ι ″ J bθ た グ″ Sθ ι あ θ れ ιι JSθ “ “ “ “y。. s′. " ““. .. 乃αソθ. `ι Gθ グ ∫ αJグ ′ θ Nθα力 α刀グ 乃Js sθ ηs,」. (Genesis 9:1-. 8)1(). と。. =乃. 創世記 1-29で 述 べ られて い た菜 食主義 に,こ こで. Jθ. αんν εttJJグ rι れ, sθ ′ 乃α″ッθ rグι― “ “ sε θ ηdarrsレップ J′ ′ Jソ ια ′ ′θソιr r乃 αr″ 乃.". 態 では食 べ てはな らな い。 つ ま り,肉 は血 を含 んだ ま まで は食 べ ない よ うに言 われ る。血 は命 だか らであ る. j′. J′. θ Gθ グ わ′ θssι グ Noα tt α4グ 乃Js sθ 4s, Sα yJκ g ′ θ. あ らたな契約 で あ る「 肉」 が 「食糧」 とい う形 で登場. jr/yJ α Bι ルタ 湾グ J4ε rθ αsι j4 κ夕 bθ r α4グ ノ , “ “ “ ′ 力θι αrrん 。 θJセ αr α湾グ 6み 負 多 αグ のβνθ夕 ″JJJノ 物JJ″ ρθれ. す る。. αι ιr力. =ん. gJソ. ″ はノ アと夕 の′ 嵐子 た ちを夕福 ιて言われた。 賭 め ま′増 え ま,地. /_‐. 満 ちよ。地 の すべ ての 設. と空 の すべ ての″ 島は,地 に這 うすべ ての るの と海 の すべ ての点 と共 に,あ なたた ちの まえ だ恐 れお のの き,あ なたた ちの手 にゆだね られ る。動 い て いる令あ る るのは, すべ てあ なたた ちの食を とす る″ゞ ま い。 わた ιは, これ らすべ ての るの を,青. 草 と月 どよ うにあなたた ちに与える。ただ ι′ 肉 は令 である力 を含んだ まま食べ てはならな い。 また,あ なた た ちの 令 であ る血 ″ゞ 流 され た 場 わた ι衝 酵 材 要求 する。 いか なる駅か ら る. fつ い ては,ス 〃 か ら 要求 する。ス〃 ど うιの力 ′ ス用 の 令 を贈 質 と して敷. する。. かた どって造 られたか らだ。. め なたた ちは産 め ま′ 増 え ま 力 に群″ゞクタ 地 に増 え ま。 ゴ (創 世記 9:1-8) 英文 を以下 にみ てお きた い。. yθ. rttα ′JJソ θ s. ακグ. θソ θ S WJ′ ′ r yθ 夕 。 ヱ)θ グ′フ “ ル s′ α∫r gα ソ θyθ ′ ル gκ θ κρJα ″s,I ηθ″ gJソ ιyθ “ “ `ソ. θ4ソ ′ 乃J4g。 “B夕 り θ. れθ′θα′ ια′′ 乃α′んαs J′ s “ ′ 4 J′ .Aη グ .わ r yθ θグ r l1/JJJ "r JttbJθ. "“ ″. ′ tと b′ θθグSrJJ′. S′. ″″ グθ ακグ αθ θ θ κ′ Jη go f″ ′グι ακグ ακ αε― “ “ “ j“ ε θ κrli4g/ra“ ιッ ιrソ α α′ 。A4グ ′フ r yθ rみ yン bι θ θグr “ “ “ ″ ′∫r`ヶ グι α4グ αηαθ θ θ夕れ′ J4go J″ JJJグ ι αれ グακ “ “ “ θ θ 72r′ 4gノ レ αε θ ι7α κJ“ α′ .Aκ グノ レ θ θ αθ 力 αれ “ “ `ソ “ “ rθ θ Jグ θ α κ η gル グα αε θ θ 4′ Jη r″ 力 ιJ″υ げ 乃JS , I14/J′ “ “ ′ θ″ αん。 ル′ “ Nゝθθソθr sttι グ∫′ 乃θbJθ θグげ αれ, by“ α4sttα JJ ttJs “ θグbθ ∫ b′ θ 乃ι ノ「 ヵ r J4 ′ 力θJ“ αgθ θ√(3θ グ カαS Gθ グ S′. J′. J′. ,. ル Jr/y′ αれグjκ θrθ αs`Jη η bι r i “ “ ““ ““ ′ αrrtt α4グ Jれ ε″αsθ ィ ″″ θ ルθθ ρθtt J′ 。 “ ι れ Gθ グsα Jグ ′ θttQα tt αんグ ′ θ/2Js sθ tts wJ′ 力 yθ ,bι. J―. =ん. J“ ′ 乃 」 (Genesis. 9: 1-8)lll. Gθ グbJθ ssθ グ Noα tt α4グ カJs. Sθ. 夕rグ θsc`4da″ rs"ノ ′′ Jソ ια ′ ′ J′. sθ. ηs, αんグSα jグ ′ θ. “ ″θ Bι ル′ Jφ ι ′αれグ ガ′ んθ ″乃。 ″か,α れグノ ′ `α “ “ A燿 グ′ 乃θノ ウαr θ′ッθ夕α4グ ′ あιグr`α グθ′yθ Sん αJJ bι θん “ jtt θ rttι α 4 α′ ′′ 力α′′ ηθソ ιθκ′ 乃ιι αr′ 乃, αれグθれα′ ′rλ θ J′. .・. p√ θ αtt αηグカJs sθ 燿∫αηグ∫ ffα ソ ι αJど , “. α4yθ 力J及 ダr`4, sθ ′ 乃αr “ θソιr rttθ ιαrr力 .". `. θ 4 Jη ′ θ ッθ′r ttα 4グ s. Eソ θtttん j“ g. AS力 r. fま って自分 の力 を流 され る。 スノ. 「Gθ グ b′ θ ss. J′. αグι αη。 “ “. ス の力 を流 す者 は. /_‐. `. αsrs θ′′ んθθ αrrtt α4グ α ′ 乃ιbjrグ s θ′″ λ bθ. ′ 力α′ θν θ s αJθ 4g ″ 力ι “ 「 g“ 夕刀乙 α燿グ ′ ′ルιノ∫ 乃 ″ ルιSι α「 ′ あり α″ ρθκ α′. 祝福 と契約. ス は″. J′. αJr, ィ θハタ εrθ α′ 夕rι ρθ4 ιソ. 具体 的 にみてみ よ う。. 合. rttι. r rttθ. ノS乃 ″. sθ. y αrθ α.=ん ι. れJ湾 ′ θッθ夕r ttα κa gJソ θ. Eソ θ 4ッ.
(7) 奥田 和子 :聖 書 は肉食 θソjκ g ttj4g ttα ′Jjソ θ s sttα JJ bθ ./♭ θ グル r yθ .f功 9ソ θ “ “ gル ι れ yω α〃 励 gtt θソ αS ttι g二重 れ 夕ιrb■ 塑 ゞ `れ. yθ. sttα JJ. “ S“ ″. “. J′. bJθ θ グ .. r Jtル bJθ θ グI WjJ′ グι ακグαrι ε た θれjκ gメ “ “ ソ ιッ bι αSr r″ jJJ″ 9“ J″ jち ακグ ′ 乃ιttα ηグ グ θ Jの r yθ. Ju・. ル. ηθ″ι α′.ル sλ ″ 力Jな J権 ,′ んα″JS,j′ s. グげ ακ.F″ 力θttα んグげ ソ θり αガS /ra“ 励 αん `乃 “ “ “ 乃ιr r″ ′ ″9“ Jrθ ′ b″ ′ 力ιJ権 げ αη" lθ. J′. “ “ ″力θι ッ θr sttι グs“ αれ's bJθ θ乙. By′ηα ηttJs. b′. θθごsttα ′ J bθ. sttθ. ア にお い て 更新 され た こ とが意 味 され て い る。 さ ら. に,2節 の 《地 に這 うすべ ての…あなたたちの手 にゆ だね られる》 はアダムヘ の神 の委託 の言葉 も繰 り返 さ れてお り,洪 水 が創造以前 の状態へ の復帰 であ り,創 造 の更新 にほかならないことが暗示 されてい る。そ し て,こ の更新 は人類 に「肉食」 が導入 されるようにな った低次元 の段階 とみなされてい ることがわかるわ この肉食が許 された ことに関 しては,無 条件 ではな. グ 「. Fθ r Jη ″ んθj“ αgι qノ Gθ グ. い とい う指摘 がある。す なわち,「 わた し. 〃ι αグ αん。 “ `“ A4グ αs■ )r yθ ,bι ル jttι J ακグ ″リ メ “ ““ “ Brjん gヵ r′ 乃α yjん ′ ん r′ わ れdαん′ ι θ α 力 ′ “ " Aκ グ グ ル″ヶ Jん 。 “. べ ての ものをあなたたちに与 える」 とい うが,血 を流. ι4Gθ グ ,ρ θたι ′ θ Noα た αれグ んJs. gr」. sθ. んsl〃 乃 ん 質, j′. j′. (神 )は. す. す ことな く,生 命 を奪 うことな く,動 物 を殺す ことが 一体誰 にで きようか, リンゼ イは次のように言 う。す なわち,「 以前禁 じられてい たことが,い まや 一現在. j′. =乃. 祝福 の繰 り返 しで ,こ れ によつて ,ア ダムの祝福 が ノ. )。. J′. jれ. 動物 をどう扱 っているか. sα y―. の状況 においては―許 される。あなたは食べ物 のため に殺 してよろ しい。 しか し,あ なたはあなたが殺す命. (Genesis 9: 1-8)12). 「Gθ グbル ssι グNθ α tt α ん どん Js sθ η ∫α ん グSα Jグ ′ θ′ 力 ι “. .・. はあなた 自身の ものではない とい うこと一それ は神 に. ル″ α4グ ノ 肋ιιαr′ 力.Drι αグメ多 αr ““ qノ ッ θ Sん αJJ εθ ι ″ρθη αJJ′ んια4J7η αJs θ′′ 力ι ιαrr力 “ “ αんご αJJ ′ んθbJrds cf′ λθ αj為 ″′θκ α′ J ′ んι θrι α′r`∫ “. 属 してい るとい うこと一を覚 えて,そ の理解 の うえに. 滋ιsι αメjれ ′ θyθ r′ θ″θr ttcッ αrι グιJJソ ιrι グ.Eソ ι4ソ “ θrι α′rθ ′ あα′Js αJJソ θsttα ′ J bι yθ パ ′ θ ′ 「 r gJソ θ `α “ “ jグ ′ 力θ αJJ′ θyθ αs Iグ ルιg″ θ κρJα ″s.θ んかノι Sん. あれ,あ なたの もので ない ものを殺す ときには,あ な. Bθ. ル. r′ Jι. θαれグ. Ju・. J′. ″ ん α″ θ ソ ια bθ ′ θ 4肋 θgハθη グα κ グαJJ ttθ ノsttι Sげ “ “ “. “ ″力 j′. J′. s JttbJθ. “ θグs′ jJJ j受 Jり θ夕S力 皇ι α′ .乃 rθ ′4θ ′θ. r. “. θ″κJ〃 υbJθ θこ ′ θθ, I ″jJJ グθ αηグ ακ αθ ε θ ″Jκ g r “ “ ′ ソ ιッ αんj“ α′r″ JJJグ ι αんグjち αれグ/rθ αれjれ ′θ θ “ “ ““ rθ gα Jヴ ′ θttJsル JJθ ″ αれr WjJJグ ι αれグα4αθθ θ 4ル “ “ “ jれ g■)rヵ αんJ:ル ““ グs′乃ιbJθ θグ(プ r“ αれ √ αηッθんθSた ι .. ,. by“ α4sttα JJ ttJs b′ θθグbθ Fθ r Jれ. ″ 乃ιJ“ αgθ. sん. グ 9ノ Gθ θ. たが殺す全 ての命 にたい して,あ なたは個人的に神 に 責任 を負 ってい る とい う こ とを記憶 す る必 要 が あ る」. 26). 肉を食べ るとい うことは止むをえない選択 であると い う論述 もある。 「創世記 9章 は人間に,食 べ物 として動物 を殺す絶 対的権利 を与 えてい ない とい うことが直 ぐにわかるで あろう。正 しく語 ると,実 に,殺 す 「権利」 は存在 し. また,「 自由 と進歩的 シナ ゴー グ同盟」 による最近. ん,α んグ 夕 ″り「 αbθ んグθん r′ 乃ακグ メar′ JJι ,力 θ `α “ “ s“ bグ θ J″ ." Gθ グ sα jグ ′ θNoα tt α4グ ′ θttj∫ ∫ θんs l〃 乃 “ J′. J′. r」. に してはならないのだ。動物 の命 であれ,人 間の命 で. )。. .. 乃J“. なた自身の ものではない ものをあやまって 自分 の もの. ない。神 は必要 とい う条件 の もとにおいてのみそれを η 許す。 」 とい う. ι グ 「. んαs,η α4わ ι ι れ′ ηαグθ Bι. おいてのみ,あ なたは殺 してよいのだ。あなたは,あ. (Genesis 9: 1-8)13). なぜ ,洪 水 のあ と肉食が許 されるようになったかに. の宣言 は,次 の ように表現 してい る。「洪水 の後 にな ってか らだけ. (と. 創世記 9章 は主張す る)人 間の弱 さ. と食べ られる植物が少ない と考 えられたがゆえに,譲 29. 歩 として理解 されたのである。 」. つい ては,P伝 承 は大洪水 を―世界 の破局 として描. また,「 旧約聖書 は…… 自然 にたいす る搾取的,人. く。…被造物 の共生が壊 されてい る ことか ら出発 す. 間の利己的態度 を示す非難 を正当化するような ことは. る。洪水後 の人類 の生活状態 を特徴 づ け るのは,「 暴. なにもしない。事実 として,旧 約聖書 は人間が 自然 を. 力行為」「法律違反」 で ある。それ を制御 す るために ヤハ ウェは特別 の秩序 を告示す る。彼 の動物 の殺害 と. 餌 としてい ることを認識 してい るが,そ れはまたり 人. 屠殺 とを許すが, しか し,人 間の生命 は絶対的な守護. 間 にたいす る神 の最初 の完全な意図か らの堕落 として 知 特徴づ けてい る。 」 以上 の解釈 によれば,住 む環境 に. の下におい た20。. よっては植物 の少ない場合 もあろう,そ の場合や むな. 産めよ,増 えよ,地 に満ちよ》は創世記 1:28の 《. く動物 を食べ ることは許 されるが,神 の完全 な意図か.
(8) 甲南女子大学研究紀要第 41号. 人間科学編 (2005年 3月. らは堕落 として認識す るべ きだとい う。. ). 巽納 の ιる ιは これ であ る。 すなわ ち′ わた ιぼ ・ fわ /_‐ ιの左 をど ぐ。 これ はわた ιと大地 雲 の申′. 「人間は動物 よ りも道徳 的 に優 れて い るい う見解. てた 契ん の ιる ιとな る。 ……わ た ι. が,善 良な動物 の権利 の理論 にとつていかに中心的で. の 周 /_. あ るか とい うことを示 してみ よう。人間の独 自性 は奉. は,わ た ιとめ なた た ちな らび に す べ ての生 き. 仕 と自己犠牲 の能力者 として定義 される と強 く主張 し たい。 この視点 か らすると,人 間は一人の大司祭 にな. を ごヽ 物,す べ て肉 なる るの との用 に立 てた 異約 にノ 留 める。 ……雲 の 申に左 力ゞ 現 れ る と,わ た ιはそ. らって,た だ単 に自分 自身の種 のためだけでな く,感. れを月 て,″ と地上 のすべ ての生 きタタ すべ て肉 ヽ を留め なる るのとの〃 /_ 立 てた水だ の契た だノ ご. 覚 をもつ全ての被造物 のために 自己犠牲的祭司性 を実 行すべ く独 自に任務 を与 えられた種なのである。同胞. る。 ゴ. 立. (創 世記 9:12-17). 〃ぼノア/_ 言 われ 。 √これ″ヽ わた ιと地上のすべ て肉なる るのと. たる被造物の呻 きと苦労は,創 造 の癒 しと解放 におけ. /_‐. る神 との共同作業がで きる種 を必 要 とする。 」 べ い 人間はす ての被造物 にた して自己犠牲的な祭司 29. の周 立 てた巽納 のιるιである。 ゴ /_‐. 性 を発揮す るよう神 と共同作業 をしなければならない. 契約の印 とは,そ れによって契約 を想起させ,契 約. のに,肉 食 にうつつ をぬか し埋没する ことは神 の本来. を守 ることをうながす契約や 目印 となる もので あ. の意図か らはずれ,反 するとい う解釈 である。 エ デ ンでは植物食 をなぜ示 したのか とい う疑間が投. る25。. げかけられてい る。そ してその答えとして,エ デ ンで. だけで な く,地 上 の すべ ての生 き物 を人 間 と同一線 上. の人間の食原則 では,理 想的生 を描 きだ した ことだけ. に並 べ て神 は以 後 け っ して減 ぼ さない と契約 をかわ し. ではな く,理 想的生 を描 くのに,動 物食 を回避 し,植. た。動物 も人間 と同 じ神 の創造物 で あ る とい う意味 か. 物食のみによる生 をもって したのはなぜか とい う点 で ある。なぜ動物 を認めなか ったのか とい う。流血 と殺. らかれ ら自身 も価値 があ る。. 肉なる全 ての もの とい うの は,人 間 を,さ らに人間. 4. しを必然 とする肉食を回避 した,一 つの理想的 ・始原. 人 々 が 肉 を食 べ る場 面. 的人間の姿 を描 こうとしたのだ。そ うす ることで,罪 汚 れない,苦 しみ も骨折 りもない楽園的 な生か ら,い. 旧約聖書 には食事 をす る場面が多 く見 られ るが ,倉 J. かにも苦労 の多 い現在 の生が到来 したかを解説す る. 世記 に肉食の場面が い くつ か 見 られ るのでそれ を拾 っ. その前置 きとなるとい う。 さらに,人 間に与 えられる. てみ よ う。. ,. ことになった動 ・植物 を「治 める」権限 として,な に が許容 されたのか。 このあた りは疑間のまま残 って Ю 確 かなイメージを結 ばない とい う 。. ,. ″ はノアと夕 の意 子た ち 言われ 。. √あ なた は生 まれ故叛髯. /_‐. /_‐. √わた ιは,あ なたた ちと,そ ιてグ /_ と′契約 を立 てる。あなた. /_‐. ちと共. の生 き物し まためなたた ちと共 /_. い. 地 の すべ ての設な ど 箱舟 か ら出. /_‐. /_‐. ″. ぐ子孫. いるすべ て. るノ 亭や家畜や べ す ての るの. のみなら尤 地 の すべ ての設 と異納 を立 てる。 わ ・ ι″ち なたた ちと契/ク を立 て な らば… ・ ゴ /_‐. /_‐. (倉 Jt壁. ア ブラハ ムの 召命 と移住 ゛ 主 は アフ ラハ ム /f言われ /_‐ 。. 己9: 8-11) 言. 父 の家 を離 れ て わた ι力ゞ 示 す地 に行 きな さ喝 (創 世記 12:1) アブ ラハ ムが ハ ラ ン を出発 した と きは 75歳 で あ つ た。 アブラハ ムは妻 のサ ライ,甥 の ロ トを連 れ ,蓄 え た財産 をすべ て携 え,ハ ラ ンで加 わ った 人 々 と共 にカ ナ ン地方 へ 向 か って 出発 し,カ ナ ン地 方 へ 入 つた。 (創 世記. 12:5). そ こか らベ テ ルの東 の 山へ 移 り,ネ ケブ地 方 へ 移 っ. 神 はノアに,こ の契約 を誰 と交 わ したかについて次 のように述べ る。すなわち「あなたたち (人 間)と そ. た。 ネケブで は飢 饉が ひ どか ったので ,エ ジプ トに下. して共にい るすべ ての生 き物 と」すべ ての生 き物 とい. り,そ こに滞在 した。. う言葉 を六回も繰 り返 して言 っている。 エ ジプ ト滞在. 具体的 に見てみ よう。. エ ジプ トで妻 サ ライが美貌 で あ るこ とか らフ ァラオ. ι 。 更 に〃 は言わノ /_‐. いるす. の宮廷 に召 し入れ られ幸 い を受 けた。 しか し,神 は宮. た ι力ゞ 立 てる. 廷 の 人 々 を恐 ろ しい病気 にかか らせ た。 そ のため にフ. √あなたた ちならび あなたた ちと共 /_‐. べ ての生 き物 と,付 々とこ ιえ /_. わ. /_‐.
(9) 奥田 和子 :聖 書 は肉食 ・動物 をどう扱 っているか. ねた。 Fハ ぼ′〃 リ の家を動「. アラオ は ア ブ ラハ ム と妻 サ ラ イは エ ジ プ トか ら立 ち去. ことに ι′ 彼. らせ た 。. "ハ ン を妨 い て食事 を夕 ι′ 彼 らを る Jを ス れ な いノゞ でな した。 ゴ (創 世記 19:1-3). ア ブラ ハ ム ー カナ ンに 定住 (BC 1850). エ ジフ゜ ハを出た一行. ブヘ上 った。. (創 世記. 二 人 の客人 は共 に神 の御使 い で あ る。酵母 を入 れ な. ラハ ムた ちノ は戸 びス ク. いパ ンは急 い で作 る即席 のパ ンで あ り懸命 に接待 しよ 3"と 解説書 には述 べ ら う とす る ロ トの姿 が 目に浮 かぶ. `/ ブ 13:12). れ て い る。座 っ て い た の を 「立 ち上 が っ て 出迎 え」. イサク誕生の予告. 「地 にひれ伏 して言 う」。 それほ どの客人 に もかかわ ら. 腟 は マス レのど の木 の所 で アプ ラハ ム /_ 現 れ た。 ……Fを あゲ 観 ていると,三ス のス″ゞ 夕に. ず ,ア ブラハ ムの ときの よ うな御馳走 の 肉 で はな くこ. 膚 か って立 っていた。 アプラハ ムは す ぐに天幕 の. び こ り荒廃 して い たせ い で あ ろ う。 パ ンを焼 くのが 精. ス ク層か ら走 ク出 て辺え′地 にひれ欠 ιζ 言 っ た。 …… / ブ ラハ ムは…サラ 作つ のところに来. 一 杯 のお もてな しであ った と思 われ る。 日頃か ら肉 を 食 べ て い る とは とて も考 え られ ない 。. て言 った。解 二ぐ′上 等 のガヽ 麦夕 を三 セ アほ どこ ね ζ ノゞン菓 子 を こ ιらえ な さ い。 ゴ (創 世 記. イサ クの誕生. こで はパ ンを焼 い ただ け で あ る。 ソ ドムの 町 は悪が は. アブラハ ムは,次 の朝早 く起 き,パ ンと水 の 革袋 を. 18: 1-6). √/ ブ ラハ ムは牛 の群れ の ところへ走 って行 き′柔 らか ぐてお いιそ うな子牛を選 の 召 ιク. 取 ってハ ガル (女 奴隷 )に 与 え,背 中に負 わせ て子供. いに″ ι′急 いで〃ど させた。 アプラスは凝乳′. の 荒 れ野 をさまよった。 …… (創 世記 21-14). 乳′出来立 ての子牛の料燿などを運 の 彼 らの前 f並 べた。そιで,彼 ら淋 船 で食事 をしている ノ ″,そ ばに立 って給を をした。 ゴ. (創 世記. を連 れ去 らせ た。 ハ ガルは立 ち去 り,ベ エ ル ・ シェバ 長旅 に出 るの にバ ンと水 とい う簡素 な食べ 物 を もっ ての 出 で立 ちであ り,肉 はな い。. 18:7-. 8). ア ブ ラ ハ ム が 天 幕 の 入 り回 の 日陰 で 休 虐、して い る. エ サ ウとヤ コ ブの誕生 長子 の特権. て,地 にひれ伏 してお迎 え した。おい しそ うな子牛 の. サ クの)三 ス の 子 ダ ぼ成 長 ι で,エ サ ウ 「 ι″ ぼ巧 み な″ス で野 のス とな つたガヽ ヤ コ ブ. 肉の料理 ,凝 乳 ,乳 が並べ られた。食べ るのは普通 の. (7ノ. と,主 の 御 使 い が 突 然 訪 れ た 。 ア ブ ラ ハ ム は 走 り出. 人ではな く神 の御使 い で あ り,尊 い方 で ある。そ し て,ア ブラハ ムは彼 らが木陰で食事 をしてい る間,そ. (イ. ぼ有 やか なス で天 幕 の月 クで動 ぐの を常 と した。 イサクはエ サ ウを愛 ιた。″ 雄 物 力ゞ 好物. ばに立 って給仕 を した。 この よ うに,ア ブラハ ムが. だ ったか らであ る。 ιか ι′ グベ カぼ ヤ コ プを愛 ・ ・ ・ ・ 缶。 ¨ ιノ 己25: 27-29) ゴ (倉 J世 言. 「走 り」「ひれ伏 し」「急 いで用意 し」「そばに立 って給. ここで は狩 りが行 われた こ と,イ サ クは狩の獲物 が. 仕 した」 とい う行動 か ら,い かに丁寧なお もてな しを. 好 きであ った こ とが わか る。 そ して ,あ る 日の こ と. したかが推察 される。. ヤ コブが煮物 を して い る と,エ サ ウが疲 れ きって野原. ,. 神 の御使 いが 3人 も暑 い真昼 にや って来 たのだか. か ら帰 って来 た。 イサ クは疲 れ きっていたので長子 の. ら,珍 しいおい しい食べ物 を差 し上げたい。おそ らく. 権利 とひ きか えにヤ コブが煮 て い るその食 べ 物 が 食 べ. 普段食べ ない物が特別 に御馳走 として出されたのでは. た い と願 い 出た。そ こで ,ヤ コブはエ サ ウにパ ンとレ. なかろうか。解説書 にもこれは豪華 な料理 であ ったと. ンズ 豆 の 煮 物 を与 え た。 イサ ク と リベ カ. ぃぅ. 31)。. 妻 )の. (イ. サ クの. 間 に産 まれた双 子 の兄弟が食 べ 物 をめ ぐって や. りと りを したのであ る。 しか し,長 子 の権利 と引 きか. ソ ドムの減亡 ゞ r_― ス の″ク ぃヵ 夕方 ソ だム に着 いた とき′ ″ ハ ハ ζ/ ブ ラ スのり は ソだムの′7の 所 に座ち で いた。 ″ ハは彼 らを月 ると,立 ち上″ゞ っこ超え′ ・ …… にひれ った 地 欠 ιて,言 ιか ι′ ″ ハ″ゞ 。√ セヽグにと勧 めたので,彼 らは ロ ハの所 たコ″ち穿 る. えたその料理 とは,パ ンとレンズ豆 の煮物 で あ り,肉 で はない。 リベ カの計略 イナクは年 をと クタ ″″ン ヽ すん で月 え な くな っ て きた。 そ こ で上 の意 子 の エ サ ウを呼 び 穿 せ ζ.
(10) 甲南女子大学研究紀要第41号. 人間科学編 (2005年 3月. ). ん感子 まゴ と言 つた。 エ サ ウ″ゞ√は いゴ と答 える と,イ サクは 言 った。√こん なだ年 を とった の. み裂 かれた るの″. で,わ た ιは いつ死ぬか分 か らない。今す ぐに. あ なた のグ で週 ご ιま した″ヽ そ の うち十四年 は. ラ と夫″ なと〕 ″ クの道具 を芹 って野 に行 き,多 物 を取 って来 て,わ た ιの好 きなお い ιい存燿 を. あ なた の三 ス の友 のため,六 年 はあ なた の家 勧. 'あ. って行 か な い で自分 で償 い ま した。 …… わた しは. ,. 群 れ のため. 作 ク, ここへ芹 ってきてぼ ιい。死ぬ前 にそれ を ノ 食 べ て,わ た ι自身 の夕行 をお膚 与 えた い。. /_‐. 動 きま した。 ιか る,あ なた はわた. ιの報酬 を十回 る変 31: 38-42). /_‐. (倉 Jt壁. って る,あ なた の ところへ芹. ま した。……ゴ. (創. 世記. 'え. こ こで は ,二 十 年 間伯 父 ラバ ンの も とで 暮 ら した. 己27: 1-4) 言. ゛ f言 つ 。√今夕 お父 さ グベ カは′ 嵐子 のヤ コ フ′ ゞ ん力兄 さんのエ サウ こ う言 つているのを耳 ι. が ,ラ バ ンの群 れの 家畜 を一 回 も口に した ことが ない. ベ カリ の子 ま。今し わた. かかわ らずであ る。 この こ とは,家 畜 をみ だ りに殺 し. ιな さ. て食 べ なか った こ と,家 畜 は大事 に されて い た と考 え. /_‐. /_‐. /_‐. ました。 ……わた ι ヽでその とお ク `グレ ι″ゞ 言 うことをま ぐ″. /_‐. レヽ 己27: 6-8) 。(倉 J世 言. られ る。. 家畜の群れ のところへ行 って,ま ぐ肥 えた子虜 ベ カリ カt 羊 を三匹取 って来なさい。 わた ι サクリ の好. それ でお父 さん. と弁 明 して い る。 一 生 懸命働 い て家畜 を増 や したに も. `グ い ιい〃翌 きなお. を作 クますか ら,そ れ をお父 さん rイ サクリ のと ころへ芹 って行 きなさい。 ……θ (創 世記 27: 9`イ. ヤ コブは父 がか つ て滞在 した カナ ンの地 に住 んで い た。 ヤ コ ブ には 虐、 子 が十 二 人 い た。父 イ ス ラ エ ル は (ヤ. コ ブ)末 っ子 の ヨセ フを どの 兄弟 よ りもか わ い が. ったので ,兄 たちか らねた まれて ,穴 に投 げ込 まれ エ ジプ トヘ 行 く隊商 に売 られ ,エ ジプ トで 暮 らした。次 第 に出世 して ヨセ フは司政者 になって いた。具体 的 に. 10). イサ クが死 ぬ前 に食べ たい と懇願 したのは「好 き な」「お い しい料理」 で あ り,そ れは「狩 の獲物 (肉 料理 )」 で あ つた。 また,そ のため には狩に行 って獲 物 を取 って くる, もしくは家畜 の群れの中か らよく肥 えた子山羊 を取 って きて父親 の好 きな料理 をつ くった. 見 てみ よ う。 ゜ また,世 界 各地 のス 々 る′穀 物 を買 いにエ ジフ fな った。 世 ハの ヨセ フの るとにや って来 るよ うノ 界各地 の現 饉弓 激 ι ぐな ったか らであ る。 (創 世 己41:56) 言. ことがわかる。子山羊 である。 自分 の うちに家畜 の群. 飢饉 は世界各地 に及 んだ。 ヨセ フはす べ ての穀倉 を. があ りなが ら,あ えて兄エサ ウに狩の獲物 を捕 りに行. 開 い て エ ジプ ト人 に穀物 を売 ったが ,エ ジプ トの 国 の. って来 るようにとイサ クは命 じてい る。そのほ うが. 飢饉 は激 しくな ってい った。 また ,世 界各国 の 人 々 も. ,. 穀物 を買 い にエ ジプ トの ヨセ フの もとにや つて来 る よ. 肥えた家畜 よりおい しか つたか らであろうか。 ここではっき りしてい るのは,子 どもたちが食べ て. うにな った。世界 各地 の飢饉 も激 しくなったか らであ. い るのはパ ンとレンズ豆の煮物 である。おそ らく日常. る。 イス ラエ ル に住 む ヨセ フの 兄 たち も,飢 饉 で食 べ. 食 であろう。そ して父親は,死 を目前 にした非常時 この世 の食べ納 めに狩をした肉を食べ る。肉料理は. ,. 物 が な くな って きた。 そ こで 食 べ 物 を買 うため にエ ジ. ,. プ トに下 つて行 った。 そ して穀物 を買 い ,ろ ばに積 ん. まさかの時 に食べ られていたと考 えられる。. で帰 った。 しか し,こ の地方 の飢饉 が ます ます ひ ど く なる一 方 で ,エ ジプ トか ら持 ち帰 った穀物 を食 べ 尽 く. ラバ ンの 追跡 ヤ コブは父の 命令 で カナ ンの ラバ ン伯父 さん. (リ. ベ. す と,父 は虐、 子 たちに言 った。 もう一 度 ,エ ジプ トヘ. カの 兄 )の もとへ 旅立 ち,そ こで ラバ ンの娘 と結婚 し 約束 の期 間 を過 ご した。 そ の後故郷 で あ る先祖 の 地 へ. 行 って我 々の食糧 を少 し買 って来 な さい。. 返 ろ う と したが ,増 えた家畜 の分与 で い ざ こ ざが生 じ. 再 び エ ジプ トヘ. たため に,ヤ コブはつい に逃亡 を計 った。 ラバ ンは後. 一緒 なのを ヨセ フはベニ ヤヾン 侃 弟 で弟ノ ″ゞ. を追 って きた。ヤ コブは尋 ねた。何 の罪 があ って ,わ. 月 で,′ 分 の家 を奮せ ている身事 に言 った。√こ のスた ちを家 へおだれ ιなさい。それか ら,家 畜. た しの後 を追 って来 られたのです か 。 ……・ √この三 十年層 と い うるのァ わた ιはあ なた の る とに い ま した″ヽ あ なた の雄 羊 や雁 山羊 ″ゞ 子 を産. を唇 って料理 を調雙 なさい。昼 の食事 をこのスた. みダ ね /_‐ ことは あ クません。 わた ιぼ,あ なた の. エ ジプ トでは,昼 の食事 ,家 庭 でのお もてな し料理. 群 れ の雄羊 を食 べ /_‐ こと るあ クません。野 獣 /_. か. fす るか ら。 ちと一緒 ′ ノ. (創 世記 43:16). に家畜 を屠 って食べ ていたようであ る。.
(11) 奥田 和子 :聖 書 は肉食 動物 を ど う扱 ってい るか ヨセ フの政策. 67. 物 の 申か ら月 エ サ ウヘ の贈 ク物 を選 ん たも それ. 夕 ″ ガヾ を め て激 ι 〈,世 界 申 に食 を ″ゞ な くな っ. は,〃 に. 吾匹 ,た に. た。 …… ヨセ フは答 え た。稼 畜 を芝 れ て来 な さ い。 るιダ ″ゞ な くな った の な ら′家 畜 とグ/き 換 え に与 え よ う。ス 々 力ゞ 家 畜 を ヨセ フの ところに運 れ. 雄 羊 三 十乙. え ら ぐだ三 十要 とそ の子免. て来 る と, ヨセ フは,馬 や′ 羊 や牛 の″ れ や′ ろ. 疫 ιて言 った。 …… (創 世記 32:14-17). 十五. 産 牛 十五. チ乙. 〃 ろ .ミ二 十五. った。 それ を群 れ ご とに分 仇. 〃仁. 吾匹 , 〃 牛″. 〃 ろ まキ預 であ 召夕 いた ちの手 /_‐. ば とグ/き :換 え だフ 食糧 を与 えた。 ヨセ フは こ うι. これ は,ヤ コブが 兄 エ サ ウヘ の贈 り物 と して差 し出. そ の準′ すべ ての家 畜 とグ/き 妥 え にス 々 に食. す ための もので あ る。友好 の情 を示す ため にプ レゼ ン. ζ. ど を分 ゲ与え た。 そ の年 6終 わ ク′ 次 の年 になる と,ス 々は また ヨセ フの ところに来 ζ 言 った。 ¨¨¨ノ 鎗J世 言 己イ7f "― ) “ を連 れて来 な さい とい 食糧 と引 き換 えるため に家畜. トされた。. 4. 共 同生活者 と しての役割. 鳩. うの は,食 糧 とは,穀 類 をさ し家畜 それ 自体 は食糧 と. 共 同生活者 として も役立 ってい るの は,鳩 であ る。以. はな りえな い ことを示 して い る。. 下見 てみ よ う。. 引 き換 え られ る家畜 とは,馬 や ,羊 や牛 の群 れ ,ろ. 四 十″た つ こ. ばで あ る。. ノ アは 動 形 泄 った穐舟 の窓 を. エ ジプ トとい う土地 は,周 辺 の 国 々 に比 べ て食糧 が豊. 用 き′烏 を友 ιた。烏 は飛 び立 った″ヽ 地上 の水 力ゞ 乾 ぐの を行 っ ζ 出た クス った クιた。 ……瀦. 富 で あ り,豊 か な食生活 を して い たので あ ろ う。 日常. は止 まる所 力ゞ 見 つか らなか った の で,箱舟 のノ /. 食 と して肉 を食 べ て い る。. の るとに帰 っ て来 た。水 が まだ全地 の面 を覆 っ て. 5 1. ・ (創 世記 8:6-9) いたか らであ る。 ノ アは ……. 動物 たちは家畜 として人 々 に役立 ってい る. 更 に七 ″″ っ て,彼 は 戸 び考 を箱 ″ か ら友 ι た。房 ぼ夕 方 にな ってノ アの るとに帰 っ てきた。 ゛ 月 ま′房 は ぐちば ιにオ グー フの葉 を ぐわえ てい. 荷物 の運 搬 ろばの役割. た。 ノ / は 水 ″. をろば に若 ん でそ こ を立 ち去 った。 ろ ば に夕「をや ろ う と ι ζ 途 申 の 宿 で,一 ス ″ゞ ¨¨¨ノ (創 1士 言 己42: 26) 協 らは形. (倉 J世. 上 か らグ/い た こ と を4/7つ た。. '地. 己8: 10-11) 言. この よ うに,ノ アは洪水 の水 が引 い たか ど うかの確 認 を鳩 に よって知 る ことがで きた。. 父 に も,エ ジプ トの 最 良 の もの を積 ん だ ろ ば 十 頭 と,穀 物 や パ ン,そ れ に父 の道 中に必 要 な食糧 を積 ん だ雌 ろば十頭 を贈 った。 (創 世記 45:23). 5「 動物 た ちよ. 子 を産 み増 えよ」 と神 は望 む. また ,神 は動物 たち よ,子 を産み増 え よ !と 以下 の. ろばは荷物 の運搬 に役 立 っていた よ うで あ る。. よ うに望 んで い る。 神 はノアに仰 せ になった。. 2. 人間 を乗 せ る. 「 さあ ,あ なた もあ なた の 妻 も,虐、 子 も嫁 も,皆 一. 馬 の役割 √また,こ. 緒 に箱舟 か ら出 な さい。すべ ての 肉なる ものの うちか ゜ うす るよ う令 どな さい。 √エ ジフ ハの. 日 か ら最上 の,あ なたた ちの子夕 や妻 た ちを乗 せ る′ 朽草 をグ/い て行 き,え三 るそれ に乗 せ て来 る″ゞ rを. よ 喝 家″道呉 な どには未森 残 さな い ま うに。 ゜ エ ジフ ハの国 申 で最良 の るの″う め なたた ちの る のに なるのだか ら。 方. (倉 1世. 這 うもの も一緒 に連 れ出 し,地 に群が り,地 上 で子 を 産み ,増 えるよ うに しな さい。 」 (創 世記 8:15-17) 神 は動 物 を増 え る よ う に と願 って い る こ とが わ か る。. 記 45:19). 馬 は馬車仕立 てに されて ,人 が乗 る ことがで きる よ っになって い た ら しい。. 3贈. らあ なた の もとに来 たす べ ての動物 ,鳥 も家畜 も地 を. 人 間 に 食 べ られ る た め に 神 は 動 物 を造 つ た の か. り物 と して ゛ そ の夕; ヤ コ フは そ こ に財. 6. 神が動物 を造 られた目的は以下の ようであ る。 ιζ. 首秘. ち. (1)動 物 が造 られたのは神 を讃 えるため.
(12) 甲南 女子 大学研 究紀 要第 41号. 人間科学編 (2005年 3月. ). 神 が動物 を造 つた 目的 は,人 に役立 つ ため なの だろ うか。 そ うで はな い とい う。「動物 の 目的 は人 間 とい. 食ど をできるか ぎ ク集 め,そ の食糧 を厚 々 に蓄え. う種 に仕 える こ とだ けで はな く,神 を讃 える こ とだか. 申 にξ え させた の であ る。 ヨセ フは,建通 の砂 ぼ. らであ る。 動物 も存在す る正 当性 を もってい るのであ. とも 多 くの穀 物 を蓄 え,つ いに重 クきれ な くな っ. り,人 間 もそれ を獲 得 す べ く努 力 しな けれ ば な らな. た の で,fる の をやめた。 (創 世記 41:47-49). させた。 厚 の月日 の溜 /_. で. きた食糧 を,そ の厚 の. 父 に も,エ ジプ トの最 良 の もの を積 ん だ ろ ば十 頭. ぃ。 」 33. (2)人 間 に支配 させ よ う とい う言葉 の真 の意味 は. と,穀 物 や パ ン,そ れ に父の道 中に必 要 な食糧 を積 ん. ,. 人間 を動物 の上 に位 置 づ け た支配 的 な存在 で はな い。. だ雌 ろば十頭 を贈 った。 (創 世記 45:23) この ように,食 べ 物 として「穀物 とパ ン」 が贈 り物. 神 の創造物 ,動 物 にた いす る人 間 の責任 を考 える こ. と して贈 られて い る。. とが 大切 であ る とい う 。 3・. 支配 とは,好 き勝手 にす る とい う意味 で はな い。見 守 る,ケ ア ーす る とい う意味 で あ り,邪 魔者扱 い ,粗. 8. 末 な扱 い ,無 視 ,淘 汰 ,虐 待 ,無 惨 ,残 虐 ,殺 して捨 て る とい う ことは神 の意 図 に反 して い る とい う。. (3)動 物 の 肉 を食べ る時 ,血 を食べ ない とい う こ と. 神 へ の 献 げ物. 創世記では,神 の祭壇 にはなにが献げられたのだろ うか。. は,命 は食 べ な い とい う ことで あ り,人 間 は動物 の 命. 1. を私物化 しては い けない とい う こ とであ る。 創世記 にお いては,人 間が動物 の 肉 を食 べ るの は. ノアの祭壇. ,. 本来許 されて い ない 。菜食 主義者であ る ことが 要求 さ. 「ノアは主のために祭壇 を築 い た。そ してすべ ての清 い家畜 と清 い鳥 の うちか ら取 り,焼 き尽 くす献げ物 と. れて い る とい う. 35。. して祭壇 の上にささげた。 」 (創 世記 8:20). (4)食 糧 とい う言葉 は,肉 を意味す るので はな く ,. 植物 の種 を意味 して い る。 パ ンとい う言葉 が見 られ る こ とか ら原料 は麦 であ ろ う。食糧 が尽 きた ときには. ,. ここでは清 い動物 が献げられてい る。 f言 われた。 ノ ごヽ 主 は宥めの香 クをか いで,タ ノ 神 はよろこばれたようであ る。. ぱ く質 で はな く穀類 ,で んぷ んであ る ことが わか る。. 2. そ れ で は 日常 な に を 食 べ て い た の か. (創. 世記 8:21). 家畜 と引 き換 えに食糧 を貰 ってお り,主 食 は 肉 ,た ん. 7. 清 い動物. アブラハムの子 イサク. アブラハ ム,イ サ クをささげる これ らの ことの後 で,神 はアブラハ ム を試 された。. フ ァラオの夢 を解 く ヨ セ フは フ ァ ラオ に 言 つた。√フ ァ ラオ の 夢 は,と ち ら る月 ど意味 でご ざい ます。 …豊 年 の七 ゜ 年 の″ ,エ ジフ ハの国 の産 物 の五 分 の一 を政夕 な fι で, これか ら訪 れ さい ますよ うに。 この よ うノ る豊 年 の周 /_. t厚. 食 看 をできるか ぎ ク集 め さ. 々. の食握 となる穀物 を フアラオの 管理 の フ f蓄 えタ 深ξ させる の です。 そ うすれ ば)そ の食を かし ジ ゜ f〃 する国 の 備蓄 とな フ ハの目 を要 う七年 のf/Zど ′. 神 が,「 アブ ラハ ム よ」 と呼 びか け,彼 が 「は い」 と答 えると,神 は命 じられた。 √あなた の意 子夕あ なた の愛 するタ ク子 イサク を 令ど 運 れ て,モ グヤの地 /_ 行 きなさい。 わた ιカギ るル の一つ 登 クタ彼 を妨 きパ ぐす所ゲタ として ` 己22:1-2) ささ′ ノなさい。 ゴ (倉 J世 言 ゞ /_ 着 ぐと, アプラハムは 力 どられた場所 〃 命 /_‐. ,. そ こ/_. ,薪 を並 べ,息 子 イサクを縛 つ. 奈 雪 を条 き. クタ タ 饉 /_‐ ま っ て国 が滅 び る こ とは な い で ιま. て奈ど の薪 の上 に戦 せた。 そ してアプラハムは. 己41: 25-36) う。 ゴ (倉 J世 言. 手 を″ば して〃物 を取 クタ息 子 を層 ろ うとした。. エ ジプ ト以外 の食糧 の ない 国 々の 人 々が ,飢 饉 で 困 って食糧 を買 うため にエ ジプ トにや つて来 た こ とが 記 され て い る。 食糧 とは穀物 を指 して い る。. f満 ちが れ 豊 作 の七 年 潤り 大 地 ぼ豊 か な実 クノ ゜ た。 ヨセ フはその七年 の周 /_ タ エ ジ フ ハの国 申 の. ,. 己22: 9-10) 言 アプラハムはFを 凝 らして月Ξ ιた。 する と. (倉 J世. ,. 角 をとられ てい 多 ろの木 の茂 み /_ 一 ど の〃 羊 ″ヾ た。 アフフ ハ ムは行 つてその〃羊 を″ まえ′意子 のた わ ク/_. 虜. ガた。 ぐ尽 ぐす就 ノ カン と してささノ. (創 世記 22:13).
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