理科水溶液単元における児童の粒子概念形成のための授業づくりの研究 : 第5、6学年水溶液単元の授業実践を通して
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(2) 見と,「全体に溶けている」という意見を対立さ. いると考えられる結果が得られた。食塩の溶けた. せた話し合いを仕組むことで,生活体験から考え. 様子を絵図で表す調査で,「粒」を使って表現し. させたり,実験結果への印象づけを行い,r均一. た児童の割合が調査後80%を越え,20%以上増. 性」を理解させる試みを行った。「水溶液の性質」. 加した。これは,授業で絵図を用いて溶けた様子. でも,主な3つの概念を深めていくために,気体. などについて話し合い,「粒」で表すよさに気づ. や金属を溶かす実験を通じて,現象の意味を考え. くことができたからと考えられ,絵図で現象を想. させるようにした。. 像させる活動が有効であると言える。. 以上のような実践から,児童が粒子概念をどの. 次に,授業の実験結果予想場面で意見の対立が. ように学ぶのか,授業づくりのあり方とともに考. できるような課題を設定する試みから,生活体験. えていく。. に根差した話し合いの場をつくることができた。 「均一性」に関して食塩水の上下の濃さを予想し,. 3.研究の成果. 意見交流する場面では,「海」をキーワードに海. 研究の対象:神戸市立舞子小学校 第5学年及び. の塩辛さや波の作用について自分の経験をもと. 次年時の6学年(平成22及び23年). に議論ができていた。児童は,現象に対して考え. まず,粒子概念形成モデルは,図1のように作. をもつ際,これまでの学習や生活体験を根拠とす. 成した。「撹件」,「濃度」,「拡散」,「飽和」とい. る。意見の対立場面をつくることで,根拠を考え. う4つの概念が「透明性」,「均」性」,「保存性」. ようとする児童の思考が活発となり,様々な視点. の概念につながる下位概念として重要な役割が. で現象を捉えられていたと言える。. ある。これらを単元の中で発展させていく指導が. 4.今後の課題. 必要とされる。. 第6学年での調査から,「均一性」に関する概. 念を獲得している児童の割合が5%ほどしか増. 粒子概念 微視的な見方や嵩え方. 加していないことがわかった。重さのあるものは. 芋Φ4つΦ枷 悩羊Φ4つΦ枷. 載等の存在. 粒子の保存性. 粒子の結合. 粒子のもつ エネルギー. 下に沈むという「重さ」の概念との矛盾を児童に どのように学習させるのかが課題である。. 噛」を用いて現象を捉える ‘下位標劃 標劃. 透明性. 矧批藩屋は,籍苅全. 水に藩けた毛ωは水の. えない帳ど小さくなう. 偉に目じ産さで溶けて. 中に奪痘している. て.藩棚憶き通うて. いる. いる. 曙読には藩. 飽和 頼鮒る 激派藩買 は全鰍二広. 臨嘉がある. 拡散. がる. 5 参考文献. 保存性. 均一性. 藩吋たものは畠に貝. 増田伸江r小学校における初歩的粒子概念導入の 驚喜施えること. る蟹が増える. 茶の水女子大学附属小学校研究紀要』,2011、. 藩i舌た藩寅のあ. 渥疲 る鰍1ま雛が. 杉本良一・神林久美子r理科学習における子ども. 洩、 慶ぜると港. 重は薄渡金. 試み 一イメージ図作成の授業実践から一」『お. にようて藩け. 捜縛. の水溶液概念獲得に関する研究 一ノ』・学校理科. 体に広がる. 『もののとけ方』における学習の検討」『地域学. 図1 水溶液単元における粒子概念形成モデル. 論集』,2006.等. 次に,「ものの溶け方」の実践を通し,「『粒』. 修学指導教員 初田 隆. を用いて現象を捉える」考え方が児童に定着して. 指導教員 初田 隆. 一14!….
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