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知的障害のある特別支援学校高等部における食育カリキュラムの構築・実践・評価

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(1)

知的障害のある特別支援学校高等部における

食育カリキユラムの構築口

実践

,評

教育 内容・方法 開発 専攻 行動 開発 系教育 コー ス

(2)

目次 第

1章

背景及び 目的

1

学習指導要領 にお け る食 育の推進

2

知 的障害 のある特別支援 学校 にお ける教 育課程 と食 育の推進

3

目的 第

2章

研 究計画及 び方 法

1

現行 カ リキ ュラムの整理 と全体計画及 び年 間指導計画 (食育 カ リキュラム) の作成

2

全体計画及 び年 間指導計画 (食育カ リキ ュラム

)の

実践 と評価

3

教科 (家庭科

)と

自立活動 を合 わせ た生活単元学習 にお ける食 育の指導

4

クラス別・個人毎 の 目標設定 第

4章

食 育 に関す る授 業実践

1

小学部 、中学部 の食 育実践 の概 要

2

高等部 の食育実践

:

5章

クラス別・ 個別 の 目標設 定

1

クラス ロ標 の設 定

2

個別 の 目標 の設 定 第

6章

考察

1

カ リキ ュラムの達成状況

2

高等部 の生活 単元授 業実践の評価

3

クラス ロ標 と個別 目標 の達成状況

4

今後 の課題 参考文献 ……

1

- 3

-‐

5

7

- 8

8

8

3章

現行カ リキュラムの整理 と全体計画及び年間指導計画 (食育カ リキ■ラム

)の

作成

1

食育に関連 した学習活動の実態調査

9

2

全体計画及び年 間指導計画 (食育カ リキ三ラム

)の

実践 と評価

12

…… 19 19 …Ⅲ 25 …Ⅲ 25 …‐ 29 ……

29

‐…

29

‐… 30 32

(3)

1章

背景及び 目的

1

学習指導要領 にお ける食育 の推進 文部科学省 よ り平成

20年

度 に改正 され た学習指導要領 にお ける食 育 の推進 は、学校全体 の教育活動 を通 して取 り組む よ う示 され てい る。特別支援学校 にお ける食育 の推進 は、各教 科・ 自立活動 な どにお いてそれぞれ の特質 に応 じて適切 に行 うよ う努 めるこ とと記 され てい る

:知

的障害のある特別支援学校 にお ける食 育の推進 は、特 に 自立活動 と関連 した指導 が求 め られ てい る と考 え られ る。 なぜ この よ うに考 えるか とい うと以下の よ うに 自立活動 の指導 内容 と 「食 べ ること」 に必 要 な行動 内容 に強い関連性 がある ともに、食 育基本法 にお ける食 育推進 の 目的 とも深 く関連 性 があ る と考 えた。

(1)自

立活動 の学習 内容 の視点か ら食 に関す る指導 の進 め方 自立活動 は、一人下人 の幼児児童 生徒 が 自立 を 目指 して障害 に よる学習上又 は生活上の 困難 を主体的 に改善・ 克服す るために必要 な知識 、技能 、態度及 び習慣 を養 うことを 目的 とす る学習活動である

:具

体的な内容は次のようなものが示 され、それぞれの項 目におい て食 に関す る内容 と関連付 けた考 え方が示 されている。 なお、 この内容 は、文部科学省が、発行 した 「食 に関す る指導の手引」 一第一次改訂版 一を参考に整理 した ものである。 ① 健康の保持 生命 を維持 し、 日常生活 を行 うために必要な進退の健康状態の維持・改善を図る内容で あ り、食 に関す る指導の観点か らはt食行動・食習慣 に関す る課題 の改善に取 り組む こと、 自分の体に良い食べ方 を しよ うとす る気持 ちや態度 を養 うこと、 日常生活 における適切な 健康 の 自己管理がで きるようになることが関連す る。 ② 心理的な安定 自分の気持 ちや情緒を■ン トロァル して変化する状況に適切に対応するとともに障害に よる学習上又は生活上の困難 を改善・ 克服す る意欲 の向上 を図る内容であ り、食 に関す る 指導の観点か らは、学校給食等 を通 して食事 中の情緒の安定を図 るとともに、必要に応 じ て給食 をとる環境 を工夫す ること、箸やスプーンの使 い方や食器 の扱い方な どの食事動作 を身につけることが楽 しく食事ができることにも結び付 くことか ら生活上の困難 を児童生 徒が 自ら改善す るこ とが出来た とい う成就感が持て るよ うに留意す ることが関連す る。 ③ 人間関係 の形成 自他 の理解 を深 め、対人関係 を円滑に し、集団参加 の基盤 を培 う内容である、食 に関す る観点か らは、教師や仲間を意識 して視線 を合わせ た り、話ができた りす るよ うにするこ と、給食時間の配膳等の活動 を通 して、 自分の役割 を果たす ことができるよ うに基本的な 1

(4)

行動の仕方 を指導す ることが関連す る。 ④ 環境の把握 感覚 を有効 に活用 し、空FHlや時間な どの概念 を手がか りとして、周囲の状況 を把握 した り、環境 と自己の関係 を理解 した りして、的確 に判断 し行動できるよ うにす る内容であ り、 食 に関す る指導の観点か らは、味覚、嗅覚等の感覚機能の発達 を促す こと、 日常生活に必 要な認知や行動の手掛か りとなる概念の形成 を図ることが関連す る。 ⑤ 身体の動 き 日常生活や作業 に必要な基本的な動作 を習得 し、生活 の中で適切な身体の動 きができる よ うにす る内容であ り、食 に関す る観点か らは、咀疇す るな ど食行動が運動 。動作の改善 及び習慣 を図ること、様 々な補助用具や 自助具を活用 して食事動作の改善を図ることが関 連す る。 ⑥ コミュニケーシ ョン

‐、 場や相手に応 じて、 コミュニケーシ ョンを円滑に行 うことができるよ うにす る内容であ り、食 に関す る観点か らは、個々の児童生徒のコミュニケーシ ヨン能力の実態に即 して表 情や身振 り、絵や写真 、言葉な どを通 して

t教

師や仲間 との意思のや り取 りができるよ う にす ることが関連す る: 以上の内容すべてが、食育に関す る内容 と関連 して くる。

(2)食

育基本法 における食育推進 の 目的 食育基本法における食育推進 の 目的は、兵庫県教育委員会が発行 した教職員用手引書「学 校 における食育実践 プ ログラム」(改訂版

)に

よると次の

8つ

(A∼

H)が

掲げ られている。

A健

康増進・健全 な食生活 食育は、食 に関す る適切な判断力 を養い、生涯 にわたつて健全 な食生活を実現す ること によ り、国民の心身 の健康の増進 と豊かな人間形成 に資す ることを旨として、行わなけれ ばな らない。(第

2条

)

B食

に関わる人々の活動 食育の推進 に当たつては、国民の食生活が、 自然の恩恵の上に成 り立ってお り、また食 に関わ る人々の様々な活動 に支 えられてい ることについて、感謝の念や理解が深まるよ う 配慮 されなけ ればな らない。(第

3条

)

C食

料需給・ 自給率

D環

境 と調和 した生産 。消費

E自

然 の恩恵

F食

文化 食育 は、わが国め伝統のある優れた食文化、地域の特性 を生か した食生活、環境と調和 2

(5)

の とれ た食料 の生産 とその消費等 に配慮 し、わが国の食料 の需給及 び供給 の状況 について の国民の理解 を深 め る とともに、食料 の生産者 と消費者 との交流等 を図 ることに よ り、農 山漁村 の活性 化 とわが 国の食料 自給率 の向上 に資す るよ う、推進 され なけれ ばな らない。 (第

7条

)

G食

に関す る体験活動 食育は

t広

く国民が家庭、学校、保育所、地域その他のあ らゆる場所 を利用 して、食料 の生産か ら消費等 に至 るまでの食 に関す る様 々な体験活動 を行 うとともに、 自ら食育の推 進 のための活動 を実践す ることによ り、食 に関す る理解 を深 めることを旨として、行わな ければな らない。(第

6条

)

H信

頼できる食情報 に基づ く判断力 食育は、食 品の安全性が確保 され安心 して消費できることが健全な食生活の基礎である ことにかんがみ、食 品の安全性 を始め とす る食 に関す る幅広い情報の提供及び これ にうい ての情報交換が、食 に関す る知識 と理解 を深 め

t国

民の適切 な食生活に資す ることを旨と して、国際的な連携 を図 りつつ積極的に行わなければな らない。(第

8条

) この

8つ

の 目標 の うち、 とりわけ、 自立活動 における健康の保持増進 に関す ること、人間関 係の形成 に関す ること、 コミ■ニケーシ ヨン能力の育成 に関す ることについては、関連がある と考 える

:ま

た、食 に関す る様々な体験 を通 して 自立活動 につ ながることか らも知的障害のあ る特別支援学校 にお ける食育の推準 につぃては、 自立活動 を通 して実践 されていることが言 え る。

:

2

知的障害のある特別支援学校 における教育課程 と食育の推進

(1)知

的障害のある特別支援学校 における教育課程 知的障害のある特別支援学校における教育課程 には、児童生徒の発達段階や経験な どを踏ま え、生活 に結び付いた内容 を中心に構成 していることが大きな特色 となる。 児童生徒の障害の状態等に即 した指導 を行 うため、各教科、道徳、特別活動及び 自立活動のそ れぞれの時間を設 けて行 う教科別 に指導を行 う場合 (教科別の指導)、 領域別 に指導を行 う場 合 (領域別 の指導

)と

学校教育法施行規則第 130条第

2項

の規定による各教科等を合わせて指 導 を行 う場合 (領域・教科 を合わせた指導

)を

適切 に組み合わせて指導を行 つている。 (図 I

-1)

教育の実践の場面では、学校教育法施行規則 によ り、領域、教科 を合わせた指導には、 日常 生活の指導、遊びの指導、生活単元学習、作業学習等がある。

(6)

I-1「

知的障害 のあ る特別支援学校 にお ける教育課程 の編成 :道徳 ■謝 "舌 動 :'自 総 合 的 な 学 習 の 時 間 資料 独立行政法人国立特別支援教育研究所 「知的障害のある教育課程編成の基本的な考 え方」 障害のある子 どもの教育の広場 httpソ肝wnlse.go/porta1/index.html 領域・ 教科 を併せ た指導の内容 に掲げ られている指導内容 は、独立行政法人国立特別支援研 究所 「知的障害のある教育課程の基本的な考 え方」には次のよ うに記 されている。 ① 日常生活の指導の内容 児童生徒の 日常生活が充実 し、高まるよ うに 日常生活 の諸活動 を適切 に援助す る指導の形 態 をい うが、生活科の内容だけでな くいろいろな領域や教科 にかかわる広範囲な内容が扱 わ れている。例 えば、衣服の着脱、洗面、手洗い、排泄、食事、清潔 な ど基本的生活習慣の内 容や あい さつ、言葉遣 い、礼儀作法、時間を守 ること、きま りを守 ることな ど、 日常生活や 社会生活 をす る上で必要な内容等、多様な内容が取 り上げ られてい る。 ② 遊びの指導の内容 遊びを学習活動 の中心に据 えて、身体活動 を活発 に し、仲間 とのかかわ りを促 し、意欲的 な活動 を育み、心身の発達を促 してい く指導の形態をい う。 遊びの指導には、生活科の内容 をは じめ、各教科等 にかかわる広範囲の内容が扱われてい る。 ③ 生活単元学習の内容 児童生徒が生活上の 目標 を達成 した り、課題 を解決 した りす るために、一連 の活動 を組織 4

(7)

的に経験す るこ とに よつて、 自立的な生活 に必要 な事柄 を実際的・ 総合 的に学習す る指導 の 形態 をい う。 ④ 作業学習の内容

作業活動を学習活動の中心に据え、児章生徒の働く意欲を培い、将来の職業生活や社会自

立に必要な事柄を総合的に学習する指導の形態をいう。

作業学習 の指導 は、単 に職 業・ 家庭 (高等部 は職業及 び家庭

)の

内容 だ けではな く、各教科 等 の広範 囲な内容 が扱 われ てい る。作業学習 で取 り扱 われ る作業種 日は、農耕t園芸、紙 工、 木工、縫製 、織物、金工、窯業、セメン ト加 工、印刷、調理、食 品カロエ、ク リーニングな ど のほか、販売、清掃 、接客な ども含み多種多様である。 このことか らも、 自立活動 に含 まれ る 日常生活の指導、遊びの指導、生活単元学習、作業 学習の内容 と食育基本法に掲げ られている「集康増進・健全な食生活」「食に関す る体験活動」 「環境 と調和 した生産・ 消費」「自然の恩恵」「信頼できる食情報に基づ く判断力」 と強い関 連性がある。更には、 日々の昼食時間に実践 されている学校給食 の時間は、学校給食法の 目 的に食育基本法の考 えを元 に改正 された ことか ら(平成

20年

に改正

)す

べての 目的 と深 く関 連性がある学習である。

(2)教

育課程 と食育の指導の現状及び課題 知的障害のある特別支援学校 における教育課程での食育 に関連 した内容は、家庭科等の教科 はもとよ り、領域、教科 を合わせた指導において従来か ら実践 されてきた。しか しなが ら、食 育で指導すべ き内容 は整理 されてお らず、各教科・領域等における学習相互の関連づけも意識 されていない現状にある。カロえて、食育の全体 目標が不明確であることか ら、発達段階に応 じ た計画的な実践や教科等 との関連性を持たせた教育活動が実践 されにくい或いは、わか りにく い状況 にある。また、特別支援学校では個別児童の食行動改善例等の報告はあるものの、 日標 に基づ く学習評価 を行 つた例は報告 されていない。特別支援学校 における食育の学習内容 の選 択、日標 の設定、日標 に沿つた計画的な取 り組み とその評価 を どの よ うに行 うかは課題で ある。

3

目的

(1)特

別支援学校 (現任校

)の

現行カ リキュラムを、新たに作成 した食育の 目標 に従 つて整 理 し、現任校 における食育に関連 した学習 め実態を明 らかにす る。

(2)(1)の結果 をもとに食育の全体計画0年間指導計画 (食育カ リキュラム

)を

作成・実践 し、 評価結果 に基づ いて作成方法 を含 めた特別支援学校にお ける食育カ リキュラムのモデル を 提案す る。

(3)教

科 (家庭科)と 自立活動 を合わせた生活単元学習 における食育の指導案 を作成。実践・ 評価 して、単元開発 の方法 (単元 目標の立て方、学習活動、評価方法等

)を

提言す る。 5

(8)

なお、食育実践 は、小学部・ 中学部・ 高等部全てで行 うものであるが、本研 究では、高等 部での実践 を中心にその成果 をま とめる。

(4)ク

ラス別・個人毎の 目標設定

食育に関連 したタラス ロ標及び個別の目標 を設定 し実践の評価を行い、児童生徒の意識や行・ 動め変容を中心 とした教育効果を評価する。

(9)

2章

研究計画及 び方 法

1

現行カ リキュラムの整理 と全体計画及 び年 間指導計画 (食育 カ リキュラム

)の

作成

高等部 2学年が実施 した学習活動において食育に関連 した授業実践の実態把握を行 う。

この場合、学習のねらいのなかに食育のねらいのあるなしにかかわらず、食育基本法に基づ

いた内容

(A健

康増進・健全な食生活、

B食

に関わる人々の活動、

C食

料需給・ 自給率、

D

環境 と調和 した生産・消費、コ自然の思恵、

F食

文化、

G食

に関する体験活動、

H信

頼でき

る食情報に基づく判断力

)に

関連した内容が含まれている、もしくは教材として撃り上げら

れている等の観点か ら区分 し、食育に関連 した授業実践が展開 されているか実態把握 を行 う とともに、その内容 を整理す る。` 整理 した内容 を基 に、実践に即 した食育の全体計画及び年 間指導計画 を作成す る。この作

成に当たつては、今後の教育実践がわなりやすく、また研究を進めやすくするために、食育

に関連した目標の枠組みを「食べ方について学ぶ内容」

(以

下「食が方」という。

)「

食べ物に

ついて学ぶ内容」(以下、「食べ物」 とい う。)「体験的に学ぶ内容」(以下 「体験」 とい う。) の

3つ

に区分 し整理す る。(表Ⅱ

-1)

表 Ⅱ

-1食

育 の 目標 の 枠組み と食 育基 本法 の

目標 を整 理 したもの

食べ方

①健康増進

1健

全な食生活

食べ物

②食に関わる人々の活動

③食糧需給

,自

給率

④生産・消費

⑤自然の恩恵

⑥食文化

__

体験

⑦体験活動

(10)

2

全体計画及び年間指導計画 (食育カ リキュラム

)の

実践 と評価 学校 の教育 目標 と児童生徒の教育実践に基づ く目標 に関連性 を持たせ、学校全体の食育の 目標 を設定す る。次 に、小学部、中学部、高等部の学部別の食育 目標 を設定す る。また、前 述に記載 しているよ うに、全体計画及び年 間指導計画の作成 に当たつては、「食べ方」「食が 物」「体験」の枠組みで整理 しそれぞれの 目標 を設定す るとともに、全体計画及び年間指導計

画を作成する。これらの目標の設定や全体計画及び年間指導計画の作成は、小学部、中学部

及か高等部他学年の教師の協力を得て作成する。

食育に関連した年間指導計画を作成し、

それぞれの計画に基づき教育実践を行ぃ、作成し

た計画を評価し、新たな全体計画及び年間指導計画を構築していく。

3

教科

(家

庭科

)と

自立活動を合わせた生活単元学習における食育の指導

高等部での食育の授業は家庭科を中心に実践されている。一方、生活単元学習においても

食育に関連した授業が実践されて、

いるが、食育に関する教育目標の関連性が不十分であるこ

とから、家庭科と生活単元学習における食育の授業を関連させた授業実践を行い、その教育

効果を評価する。併せて、教育効果を判定するための評価基準を作成し、それに基づき教育

効果を判定していく。

4

タラス別・個人毎の目標設定

「食べる」とい う人間にとつて健康に生きていくために食事行動は、知的の障害のあるな

しに関係はないものと考える。加えて、食べ物を口に運か、咀疇や廉下により胃に食

べ物を

運び、食べ物を胃で消化 し小腸で栄養を吸収するとい う代謝機能にあつては、人間であれば

同じ生理機能が働いている。加えて、特別支援学校では、近年、障害の程度や種類

が異なる

ゆえ、個別の教育に重点を置いた実践が辱開されているが、学習指導計画は、集団を提

えた

形で作成 されてお り、食育に関連 した学習の全体計画及び年間指導計画にお

いても学部、学

年の集団 として必要な学習計画を構築 し、クラスとい う小集団においても、クラ

スの年間目

標が掲げられていることと同様に食育キ

F開

連 したクラスロ標を設定する必要があると考える。

その中で、個別の指導の計画が実践されてし

`くものであると考え、あくまでも集団で捉えた

食育に関連した目標を設定し、実践し教育効果を評価 して

いく。

また、食育に関連 した個別の目標は、家庭 と学校が共通認識のもと、日標に向か

つて取 り組

むことが達成につながると考え、保護者の食育に関連 した目標を聴取し、家庭 と学校

とが一

体となつて取組むことにぶぅ黎育効果を評価する。

教育効果については、

「生徒の様子」

「教師の意識」

「保護者の意識」の観点から評価していく。

(11)

3章

現行カ リキュラムの整理 と全体計画及び年間指導計画 (食育カ リキュラム

)の

作成

1

食育に関連 した学習活動の実態調査 高等部

2学

年が実施 した学習活動 において食育に関連 した授業実践 の実態把握 を行つた。 この場合、学習のね らいのなかに食育のね らいのあるな しにかかわ らず、食育基本法 に基づ いた内容 に関連 した内容が含 まれている、 も しくは教材 として取 り上げ られている等の観点 か ら区分 し、食育に関連 した授業実践が展開 されているか実態把握 を行 うとともに、その内 容 を整理 した。 すべての教科及び道徳、特別活動、自立活動 (日常生活 の指導、生活単元学習)、 総合的な学 習に実践 された指導略案 を元に、授業の 目的が食育に関連 した内容である.か、使用 された教 材が食育に関連 してい るかの観点か ら寒善把握 を行 つた。 その結果、教科及び領域、教科 を合わせた指導、 日常生活の指導、生活単元学習な どあらゆ る学習活動 において、食育基本法の 目標 に関連す る授業実践が行われていた, この実践活動 を基に、誰 がみてわか りやす くす るためにt食育に関連 した 目標 の枠組みを「食 べ方」、「食べ物」、「体験」の

3つ

に枠組みに区分 し整理 した。(表Ⅲ二1) 実態調査の結果 により、食育基本法の

3つ

の 目標 との枠組み との関連性が明確 となつた。合

.わ

せて、 自立活動 との関連性 もあることがわかつた。 このことが確認 された ことによ り、食育に関連 した全体計画及び年間指導計画 を作成す るこ ととした。 食育の全体計画 を作成 については、次のよ つな段階を経て作成 を行 つた。 ① 学校 の教育 目標 (学校経営の重点

)と

健康管理 に関す る指導 の重点 を考慮 しつつ、教育 実践の実態か らかけ離れ ることがない ことに注意 して、食育 に関す る全体 目標 を設定 し た: ② 「食べ物」「食べ方」「体験

Jの 3つ

の枠組みについての 日標 とそれぞれ について具体的

,

な到達 目標 を設定 した。 これ らの 目標 の設 定や到達 目標 については、教師の協力 を得 な が ら無理のない 目標 となるよ うに設定 した。それか ら、各学部の

3つ

の枠組みの 目標 と 到達 目標 につし`て も各学部や学年の教師の協力 を得て無理 のない 目標 を設定 した。 ③ それぞれの 目標 を設定 した後、各教科及び 自立活動、特別活動、総合的な学習の時間等 の中で食育に関連 した学習が実践 されてい る教育課程 ごとに区分 した。 ④ 最後 に、「家庭・地域 との連携」「地場産物の活用」「個別相談 。指導方針」「委員会活動」 な ど食育に関連 した組織活動等 を書 き込んだ。 全体計画を作成 してか ら、各学部、学年 ごとの年間指導計画 を作成 した。 年間指導計画の作成 については、次のよ うに作成 した。 全体計画で作成 した

3つ

の枠組みの 目標及び具体的な到達 目標 を元に、教科 ごとに食育に 9

(12)

関連 した学習活動 を実践 した時期 と単元名 を書 き込み作成 した。

これらの表を作成することにより、食育の実践が行われていることが分かり、かつどのよ

うな教育課程でいつごろ何をしているかが見やすくなつた。しかし、教科等の関連性や学部

間、学年間の関連性が不十分であることが浮き彫りとなつた。

:

(13)

表Ⅲ-1 富等部2年における食青に目連した学習活動の実態 :高等部2年における食育に関連した学習活動の実態を「食べ方」「食べ物」「体験」の3つの枠組みに整 :理し、参考として自立活動との関連性も示した

食育基本法

『食べ方』自立活動の指導内春との目速性『食べ物』『体験J3つの枠組みと 具体のねらい 学習内容との関連 と 導 科 指 領域 、教 紐 給食時間 Э健康増進1健全な食生活 食べ方 鉾 康の維持・改善と食生活リ ズム Э食べる機能。食事動作の向上 θ生活リズム 貪品の名前・働き・料 理の名前を知る 劇慮科量数学:生活単元 胸劇時豊

_

栄羞

4む

ヽ入 日常生活 昨葉学習(食昌加ェ) 姜自」・理祗。書基 朝ごはん。おやつ・食事 マナー・よくかむ 味覚・嗅党への刺激・ 姿勢 P食時間・生活単元 総合的な学習の時間 :_ Э食に関わる人々の活動 食べ物 Э楽しく食べること、コミュニケーショ ン能力の向上 あいさつ・集団行動・ 日常生活 楽しく食べる 陰食時闘:生活単元

_

撃備や後片づけ 中 元^………^一ヽ 生来学習(食品加工)二、_‐ 国語

___ __

ヽ‐… 自事中の会話 螢合的な螢習 Э食糧需給・自給率 員い物学習 也域でとれた食べ物 摺 一 一 匹 間 諜 鶴 生 ¨ 陰 掛金菫 孤 境と調和した生産J・消 鉾 産`調理してくれ方への感謝

o

さ ハも掘り'いちご狩り 日理晏への感謝の気持 1腱却‐,… 生活単元

_

日常車活

_

ド店1販売活動)__│ 四季の摯 物_….… 融 長_……… 性会科 買 旬の食血 ……_¨ 糧熙

1隠

燿科

_=

ほ合的な学習____… … 礎圭壁響r□ =.合黒如T D自然の思恵 Э自然の恵みへの感謝の心 (十環 境への配慮) いも握り■■爺 リ 野菜は 、_… 四澤ρ倉●物.__… rみの机理 譴の食●撫 な出 …‐― 生活単元学習_1 綸 的な学習._,_… …・… 願蒙瓢難 :鐵枷 コ _ 姜塵魁・朴全鶴。理毬 Э食文化 ⑥郷土の料理と食文化 豫外国。日本全国・兵庫県 つ郷土料理御 る 飾n合べ輸 劇寝駐社会科 薬語 隆 合 餞 簡 葬 頼せ る食情報に基づ (判断カ Э衛生的な食事 手洗い。ごみの処理・ 日常生活 手洗い。正しい服装(エ カ ン・帽子・マスク) 家庭科・生活単元学習 Э食に関わる体験活動 体験 いも掘り,しも』守り 目理目への感謝の気持 曲 芸1自

L

隆合的な学習 野菫の虚甚 調理実習 陰食の準備や後片引リ日駐到墜 1製艶嘔

L

船 諄Pon 11

(14)

2

全体計画及び年 間指導計画 (食育カ リキュラム

)の

実践 と評価 食育基本法に基づいた 目標が実践 されていることを踏 まえた全体計画及び年 間指導計画を 実践 し

t評

価 を行 つた ところ次のよ うな結果 を得た。 小学部では、食べ物の栽培や調理な どの体験活動が、生活単元学習や あそびの学習 を中心 ・ にあ らゆる学習活動 をとお して実践 されていた。 これ らの学習活動 によ り、食べ物に対す る 感謝 の念が育つ こと、食べ物の好 き嫌いが少 な くなること、食べ る時の姿勢がよくなることt 正 しい配膳の方法が身につ くこと、食事時間を楽 しむ ことな どのな どの行動変容が見 られた。 中学部では、家庭科や生活単元学習、 日常生活の時間、作業学習、教科 (国語、数学、社 会科、理科、保健体育

)特

別活動、総合的な学習の時間において実践 されていた。加 えて、 これ らの学習においては、食育に関連 した教育 目標 を意図的に繰 り返 し実践 されていた。 こ れ らの学習 を通 して、食事 を楽 しむこ と、食べ物や作つて くれた人 に対す る感謝の念が育つ こと、あい さつができること、 こぼ さず に食べ ることができるな どの食事マナーな どの向上 につながるな ど食 に関す る意識 の変容 と行動 の変容が見 られた。 高等部では、家庭科及び作業学習 (農園にお ける野菜等の栽培活動及び食品加工による調 理体験

)に

おいて食育に関す る授業実践 を行 うこどによ り、食べ物 に対す る興味関心が深ま るとともに健康 な食生活 を送 ることの大切 さに気付 く等の意識 の変容が見 られた。 このよ うな結果か ら、全体計画及び年間指導計画は、教科 の学習 目標 を明確 に し、また、 意図的に学習相互の関連性 をもたせて食育実践 を行 うことで、食 に関す る意識 の変容 と行動 の変容が見 られ ることがわかつた。 これ らの結果を踏 まえ、新たな全体計画及び年間指導計 画 を作成 し、新たな全体計画及び年間指導計画の実践及び評価 については今後の課題 とな り 研究 を進 めてい く。 新 たな全体計画及び年間指導計画の作成 については、全項の手順 に従い作成 したが、高等 部の年間指導計画 については、実践す る教科等を精査 し、食育 と深 く関連のある教科等にお いて実践す るとともに、対象 となる生徒 を卒後のコースに区分 して (社会 コース、生活 コー ス)授業実践 されている教科等については、同 じ教科であつて もコースを区分 して作成 した。 全体計画は、全項で作成 した全体計画 と大 きな変更点はなかつた。 このことは、実態調査を 基に作成 した ことによ り、無理のない 目標や到達 目標 を設定 した ことで、 日標 と実態 とが一 致 していためではないか と考 えられ る。実態把握 をす ることがいかに重要であるかが分かつ た。新たな全体計画 を作成す ることによ り、学校全体の食育に関す る取 り組みの状況がよく 見えてきた。(表Ⅲ

-2)

本調査 は、高等部 を中心に研究を進 めてきた ことか ら高等部 にお ける全体 目標 を抜 き出し、 授業の実態 と「食べ方」「食べ物」「体験」の

3つ

の枠組みに関連のある単元名 を書きだ した 表 を加 えてお く。 これ によ り、教科等 と

3つ

の枠組みの関連性がわか り、授業 を実践す る う えでの単元 目標 が明確 になつてきた。(表Ⅲ

-3)

年間指導計画は、学年 ごとに作成 した。全項で年間指導計画 を作成 した手順で行 つたが、学 L2

(15)

年内での食育に関連 した学習内容 の重複 あるいは類似性のある活動は見 られな くな り、教科 等の関連性 をもたせ ることや食育の 目標 を明確 に設定す ることができた。 しか しなが ら、ま だ不十分な点が残 つている。卒後のコース ごとに区分 し整理 したことは、単元の 目標設定を さらに明確 にす ることができた。(表Ⅲ二

4∼

6)

(16)

=-2知 的障 害 のある特 口支 ■学 校 の食 青 に■菫 した全 体計 画 実態調査 “ とに作成し、評価を行い新たな全体I「EIと晩 : : 地域で生き、地城で■く人になろう 『 食 」のことについて理解 し、「食 』を大切 にする心 をもとう. :一食べ物を大切にし、みんなで楽しく全べることができる人になろう一 : : 食 べ 方 について学 ぶ 食 べ 方 について :食事バランスについて理解 し、皆と楽しく、リズムに気をつけて食べることがせ る。 全べ物ついて学ぶ : 自然の意みを実感し、生産する人の工夫や努力に感謝して、全文化を尊重した食生活を送ることがせ る。 体 験 的に学ぶ :載培・■理の難しさや楽 し議 体験し、協 力して活動がせ る。 るのを持つ。あいわ け る。立ち歩かず座つて食べるも箸ヽスプ ンを使つて食べる。食べられるものを増やす。 自分 の もの と人 のもの を知 る。よく嗜 んで全 べ る。 食べ られ るもの であるこ枷 る。食 べ 物 の 名珈嗜知 る。いるいろな 味 枷 る。料 理 の 仕 方 詢 る。 や 友あ が■ べ ている様 子 を見て 知 る。(自分 も食 べ てみ ような0.先生 や 友達 め 目係 の 中で世 界 を広!ザる 。 つくりや収 穫 け る中で野 菜 について知 る。日 理 の楽L― る。いろんな 崚触詢 り慣 れ る。 綸食の献立の名勲薩知ろう。エカ ンな串 んとつけよう。日や歌を楽しむ中で食べ物に親しもう。 食べ物を目材に、ことlrゃ 数の世界を広げよう。食べ物の名前や色を知ろう。お腹を空かせておいⅨ 食べよう。 ‐と日の祝いを楽しもう。外食の仕方を知ろう。みんなで楽しく調理れ よう。みんなで作つたものをおいしく食べよう。 野菜を育てセみよう。野菜を食べよう。しつかり全べよう、食事マナ引 こも気を付けよう。 全 べ 物 の働 きを知 つて感 謝 して食 べ よう。 や 日 理 実 習 を通 して 、食 事 マナー に気 を付 け、み んな で楽 しく食 べ るこ夢 できる。 や 家 庭 料 を通 して 、食 べ 物 の 名前 や慟 書を知 り、感謝 して食 べ ることが できる。 、簡単な 口 理 極 して安 全な口 理 尋 具 の使 い方 や麟 理 の 仕 方枷 る。栄 養学 嘔 で はマ ー る。 べ物や郷土料理蜘 る。しつかり童 ^よう、食事マナ■ こも気をつける。 バ ランスの 良 い食事 で腱庫 になろう。 食 器 を正 しく持 つて食 べ る。正 しく配 膳 する。● ■ を食べ る (食 べ 過 ぎない)。 略 か枷 る。旬 の 食 べ 物 について知 る。地域 特有 の 食 べ 物 について知る。 て日理をする。′`ランスの良い朝食やお弁当を行生的に作る。自分たちでメ亀 ―を考える。 特 産物 、郷 土 料 理 、バ ランスの 良い食 べ 物 の組 み 合わ せ について知 る。 家 塵・ 地城 との連 携 予定献 立 豪 結 臼試食会 保● だ より 学 年通 信 申 餞通信 学後 だより 授 業● ● 学 校 椰 議 員会 東 は りまス畝 タ 地 場 産 物 の 活 用 ヨ内産 、県 内産 の 食 品害積極 的 に導入 する。郷 土 料 理 や行 事 食な … 的 に導 入 する。 個 別 相 餞・指 導 の 方 針 人一 人 の金 の実 態 に応 じたきめ日 かな蘭 錮 L輩 しい― 籠 の― 脅口●。 委 員会 活 動 櫛 献 立 検 討 会 学 校 綸■ 委 員 会 宇覆 保置 口 含 要 員 安 14

(17)

衰肛-3知的障害のある特用支援学校の食育に目連した全体指導計目(■等部)(技出) 『食』0ことについて理解し、「食Jを大切にする0をもとう. 食べ方について :食事バランスについて理解し、皆と楽しく、リズムに気をつけて食べることがせ る。 食べ枷ついて学ぶ : 自然の恵みを実感し、生産する人の工夫や努力に感謝して、食文化を尊重した食生活を送ることがせ る。 体験的に学ぶ :栽培・目理の難しさや楽し議 体験し、協力して活動がせ る。 でゆつくり食べる。食器を正しくい て食べる。正しく配騰する。適量を食べる(食べ過ぎない)` 1日単位でもパランスよく全べる。 てし略 力嗜知る。旬の食ぺ物について知る。地域特有の食ぺ物について知る。 て日理をする。バランスの良い朝食やお弁当を衛生的に作る `自 分たちでメニ ーを考える。 特産詢、郷土料理、バランスの良い食べ物の組み合わせについて知る。 家庭・地壇詢 連携 予定献立表 綸食試食会 保健だより学年通信 学級通信 学校だより授業,観 学校評議員会 東はりまフェスタ 地場産物の活用 ヨ内産、県内産の食品を積極的に導入する。郷土料理や行事食な昴 積極的に導入する。 個用相談・指導の方針 人一人の食の実態に応したきめ綱かな指導害実施し、望まLい生活習慣の確立額 る。 委員会活動 題 都 献立検討会 学校綸食委員会 学校保健安全委員会 食べ方 食べ物 麟 生活単元学習 ベランスのよい食べ物の組み合わせについて知る 旬の食べ物、特産物、を知る 郷土料理 家庭科 バランスのよいお弁当を作る。 お弁当の調理実習 理科・日洒 食べ物の名前を知る 食品加工 食べ物の名慟薩知る 衛生的は調理蜘 る 農田芸 野菜の生青詢 る 野菜な出 し、加工や日理を 「る 綸食時間 苺事マナーを知る。′ハ料理の組み合わせ枷 る。ヽランスのよ 料理や食べ物の名前錮 る 綸食の準備や後片付睦 する 15

(18)

表■-4知的障害のある特鵬支薇学校の食青に口違した年目指導計日(高等部1年) どのような時精にどの教科等で食青に臓連する授業の状況がわかるもの 0 高等部1年 7月 前期 鶴 食べ方 食事のマナLをおぼえて楽しく食べよう。 食事マナーを守つて楽しく食べよう。 食べ物 食べ物の働きを知うて献立をたてよう。 バランスの良い食事で健康になろう。 体験 栄養バランスのとれた料理を作ろう。 栄養′リンスのとれた料理を作ろう。 到違日 欄 D食べ方について学ぶ′つかりかんでゆっくり食べる。食器を正しく持つて食べる。正しく配諧する。適量を食べる(食ぺ過ぎない)。 朝食を食べ、1日単位でもパランスよく食べる。 )食べ物について学ぶビんな栄養が含まれているかを知る。旬の食べ物について知る:地域特有の食 ^物 について知る。 )体験的に学ぶ 露培した作物を利用して調理をする。 '1ラ ンスの良い朝食やお弁当を術生的に作る。自分たちでメニューを考える。

生活単元学習 ヒ育ジュースの精分 L青 お薬子(おやつ) ナツマイモ収積 家庭科(社会コース) にかないサンド作り ,ルビス作リ 「節の‖理作り 理科`国語 ミニトマト作り'収積 農目芸(生活コース) )ゃがいもの収積 E野菜の収穣(きゆう │・なす。トマト。し曖う) 卜野菜の収積(小松 に、水案,ほれん草 ) 'レ ー材料(たまねぎ、 )やFtlも、にんじん収 L) t だ 積 収

ヽ自来

晨庭科(生活コース) [野菜のカレー作り(J 舌コ =スの農1芸わ ラボ) S弁当作り(椰焼き, ンィオ =・唐僣げ) 卜野菜を使うてお鍋作 │(生活コースの農田ヨ :コラポ) 綸食時間 偏食をなくそう。食事マナニをに見つけよう。配膳の仕方を覚えよう。自分に合つた分量を知ろう。 個別の対応

(19)

表│-5知的障害のある特別支晨学校の食冑に日連した年目指導計目(高等12年) H ミ 食事のマナーをおぼえて楽しく食べよう。 食事マナーを守つて楽しく食べよう。 ′リンスの良ιJ口「■L床になろう。 でゆつくり食べる。食器を正しく持つて食べる。正しく配膳する。適量を食べる(食べ過ぎない)。 どんな栄養が含まれているかを知る。旬の食べ物について知る。剛崚特有の食ぺ物について知る。 て目理をする。′うンスの良い朝食やお弁当を断生的に作る。自分たちでメコーを考える。 よくかんでゆっくり食べる(砂時計、小分け用の食 =01用 )。11を食べる(trJチンスケーJレの1用),配臓を正しくする(資格支援ツールの利用). 姿勢よく食べる(llをついたりせずに食べる}.食署をT事に緻い検片付けをきちんとする,

(20)

表■-6知的障害のある特躙支援学校の食青に目連した年目指導計日(■■椰3年) どのような時綱にどの教1等で食青に日適する授業の状ヨがわかるもの ∞ 高等都3年 口 月 5月 口 月 7月 8月 9月 10月 11月 口 月 口 月 2月 3月 前期 後期 食べ方 食事のマナーをおぼえて楽しく食べよう。 食事マナーを守つて楽しく食べよう。 食べ物 食べ物の働きを知って献立をたてよう。 バランスの良い食事で健康になろう。 体験 栄養バランスのとれた料理を作ろう。 栄養バランスのとれた料理を作ろう。 D食ぺ方について学ぶピっかりかんでゆつくり食べる。食器を正しく持つて食べる。正しく配膳する。適量を食べる(食べ過ぎない). 朝食を食べ、1日単位鶴 ′ヽランスよく食べる。 D食べ物について学ぶビんな栄養が含まれているかを知る。旬の食べ物について知る。地域特有の食べ物について知る。 )体験的に学ぶ 臓培した作物を利用して調理をする。バランスの良い朝食やお弁当を衛生的に作る。自分たちでメニューを考える。

生活単元学習 学 い つ 牌 妹 腑 田 義 'ラ ン″ルト・かきホ 乍リ L青指導 〈ランスのよしlt亭 卜彙菫足(テーブルマ ト…) 家庭科(社会コース) 栄姜素について旬の野菜雄 つた薔立つくリ 可のイチゴを使つた 「-4つくり R■●くリ 弁当麒立つくり p儀きつく 1当つく 家庭科(生活コース) ストを作る スイートボテトを作る 社会,理`外国語に京の食ぺ物について 全グルーカ 雪野家で,べるlG5) Lぺ物を使つたことわ F(G2) うどんを食べる(G5) 食品加エ 「洗いの仕方価坊 ・食■0 腱,1の品術生につしお菓子ヽて ビリー・プリンを作る クラックル(クッキー)、パウンドケーキを作って販売しよう。 フラックル(クッキー)、パウンドケーキを作つてロ 売しよう。 農園芸 )ゃがいもの収積 E野菜の定檀 I野菜の収穣 `野 菜の収崚 薔野菜の収菫 数学 自分の立てたは立0買で採すい物嗜スー71-のチラシ 分散の学習を様々な食ぺ物を分けることで行う 給食時間 各クラスで食育指単(年目を通して) 個別の対応

(21)

4章

食 育 に関す る授 業実践

1

小学部 、 中学部 の食育実践 の概 要 小学部では、「あそびの学習」を通 して食育に関連 した内容 を含む教育活動 を実践 した。中学 部では、家庭科や生活単元学習、 日常生活の時間、作業学習、教科 (国語、数学、社会科、理 科、保健体育

)特

別活動、総合的な学習の時間において意図的に学習相互の関連性 をもたせ、 実践 したし

2

高等部の食育実践

(1)概

要 家庭科及び生活単元学習 (食育指導、作業学習

)に

おいて、家庭科担 当教師 と栄養教諭が 食育に関連す る学習 目標 について意図的に関連性 を持たせ食育の授業実践を行 つた。 また、 作業学習においては、生徒が農作物 を栽培 したものを販売及び調理実習 を行つた。

(2)教

科 (家庭科

)と

自立活動 を合わせ た生活単元学習 における食育の指導 家庭科及び生活単元学習 (食育指導、作業学習

)に

おいて、食育 に関連す る学習 目標 につ いて意図的に関連性 を持たせ食育の授業実践 について述べ る 家庭科担 当教諭 と栄養教諭が家庭科では、家庭科教諭が中心 とな り、高等部

1年

では、「食 べ物の働 き」を学習 し、

2年

では 「給食 のメニューを考 えよ う」、

3年

では 「バ ランスの良い 食事」 と発達段階に応 じて食育についての学習計画を立てた。 生活単元学習では、栄養教諭が中心 とな り、

1年

では「食べ ることを考 えよ う」、

2年

では、

「料理の組み合わせ」

3年

では「栄養バランスのとれた昼食」とし、家庭科との関連性を持

たせた授業実践を行つた。

`

学習の順 は、「食べ物の働 き」→「食べ ることを考えよ う」→「給食のメニューを考えよう」 → 「料理の組み合わせ」→ 「バ ランスの良い食事」→ 「栄養バ ランスの とれた昼食」 と、家 庭科 の食育学習の次 に生活単元学習の食育 に関連 した学習が入 るよ うに計画し、実践 を行 つ た。

′ 家庭科の 「食べ物 の働 き」の学習内容 では、食べ物には

3つ

の働 きがあることを知 るため

に、食材カー ドを使用 し、選択 した食品を 3つ の働きに分けていくこと実践した。次に

「給

食のメ手ユ

考えよう」の学習内容では、学校給食の献立を基本に、生徒が考えた学校給

食のオ リジナル献立を作成 し、作成 した献立を栄養教諭が評価するとともにオリ

ジナル献立

を給食 として実際に提供 して食べること実践 した。最後の

「バランスの良い食事」では、自

分たちでお弁当の料理を考え、栄養量を計算し、必要な材料を計算し購入し、実際に調理を

行 うこと実践 した。 生活単元学習 の 「食 べ ることを考 えよ う」 では、朝 ごはんの大切 さを知 る とともに、健康 に生 きてい くた めの食べ方 の重要性 に気付 かせ ることを単元 目標 とした。具体的には、朝 ご

(22)

はん を食べた時 と食 べ なか つた時 の体温 の上昇 の違 い をあ らわ したサーモ グラフィー を見せ るこ とに よ り、朝 ごはんの大切 さに気付 かせ る とともにバ ランスが取れ た内容 、あるいは ご 飯 を しろか りと食べ る こ とが重要 であるこ とを気づ かせ る学習活動 を実践 した。次 に、「料理 の組み合 わせ」 では、 自分 の摂取エネル ギー を知 り、カ ロ リーの数字が掲載 されてい る料理 を組 み合 わせ 、かつ栄養 のバ ランスが取れ るよ うに料理 を選択す る能力 を身 につ けることを 単元 目標 とした。具体 的 には、

1食

当た りに必要 な摂 取エネル ギー を伝 える とともに、エネ ル ギーの表示 があ る料理 力‐ ドを選択 して 自分 に必要 な摂取エネル ギー にな るよ うに料理 の 組 み合 わせ を考 え させ る学習活動 を実践 した。最後 の 「栄養バ ランスの とれ た昼食」 では、 卒業後 には、食事 は 自己管理 の も と料理 を選択 してい く生徒 で ある ことか ら、コン ビ■エ ン スス トアーや スーパ ー等 で外食等 を した場合 、栄養 のバ ランスが取れた料理 の選択 がで きる よ う、料理 の組 み合 わせ を考 えることがで きる内容 を単元 目標 と した。具体的には、料理 カ ー ドを選択 し、 自分 に必要 なエネル ギー を計算 し、主食 、主菜 、副菜 に区分 し、なお かつ使 用 され てい る材料 を食 品の

3つ

の働 きに区分 してい き、その結果 を 自己評価 してい くとい う 学習活動 を実践 した。 毎時間、生徒 に授 業 の感想 を記述 して も らい、生徒 (32名

)の

理解度や意識 の変容 を調ベ 実践 の評価 を行 つた。

その結果、「学習内容がわかつた・気づいた」

(18名

20名

23名

)が

増加傾向、「難し

からた」は減少傾向

(11名

12名

3名

)に あり理解が深まつたことが伺えた。一方、健康

の大切 さに気づいた生徒の増減は明 らかではなかつた (15名→

6名

→11名)。 授業 ごとの生 徒の感想 を共通のカテ ゴ リーに区分 し表 にま とめたものを示 してお く。(表Ⅳ

-1)

加えて、家庭科教師の協力を得て食品を

3つ

の働き

(①

血や骨になるもの②体の調子を整

えるもの③エネルギーになるもの

)に

分けられるかどうか調査したところ、

「まつたく分類す

るこ とがで きない」11名、「身近 な食 品は分類 がで きる」

6名

、「おおむね分類す るこ とがで きる」15名で、約 半数 の生徒 が食 品を分類す る能力 がつ いてい る こ とがわかつた。この調査 結果 を表 にま とめた もの を示 してお く。(表Ⅳ

-2)

この よ うに、教科 と自立活動 の学習 に関連性 を持 たせ た食 育 に関す る授業実践 を意 図的 に 実践す ることに よ り

t食

べ物の働 き、栄養 バ ランスが良い食 べ方、食べ物の選択 の方法につ

いての理解が深まることがわかつた。更に、これらの授業実践を通 して評価規準表を作成 し

た。食育に関する目標 と生活単元の評価を比較できるようにするためと、生活単元学習

の目

標を基に単元目標 との関連性を確認するととともに、

「関心意欲」「思考判断表現」「技能」「知

識理解」に区分 して、それぞれの評価項 目を記述した評価基準表を作成

した。

(表

-3)

今後は、この評価規準表に基づき授業実践を行い、評価基準表

の内容を整理あるいは集約 し

ていき

:さ らに教育効果のある実践が展開できるよう研究を進めていきた

い。

20

(23)

表Ⅳ

-1

生活単元学習における食育の授業実践における生徒の感想

:

: 高等部の生活単元学習の

3回

の授業実施後の生徒の感想を区分し

整理し

繊腕

わかつ

I気

執ヽ

意欲

難し

かつ

リス

食べ方 家 自分 今後 カロリー メニュー ′`ランス 1回

目の学習に

関する感想の集

1 A Ч υ 0 0 r n v 2回

目の学習に

関する感想の集

1 1 ■ n u O ι ハ n v A 7 ι 3回

の学習に

関する

感想の集

1 1 1 1 n く u 0 0 0 ι 0 0 21

(24)

表 Ⅳ

-2食

品 の

3つ

の 働 き に わ け られ る か ど うか の 調 査 結 果

:

家 庭 科 教 師 の 協 力 を得 て 、生 徒 ご とに 食 品 の3つの 働 き の 分 類 の 可 否 及 び 状 態 に つ い て 調 査 した 該 当 す る項 目 に 数 値 を入 れ た ` 分 類 す ることが で きる 類 す ること力tで き な くお お む ね 分 類 す るこ とが で きる。 べ 物 をまった く選 す ること力`で きな 分 類 で きる 品 数 は 少 な い(牛乳・ご は ん・ バ ンな ど身 近 な 食 品)力t楽 しそ サ ポー トは 必 要 で あるが お おむ ね 分 類 す ることが で きる。 . 22

(25)

表Ⅳ¨

3生

活単元学習における食育の評傾基準表

食育に

関する目

標雄活単元の評価が比較で

に、

「関心意欲」

「思考判断表現

1「

技能

J「

知識理解」

の評価基準表排成し

食育に

関す

る目

学部目

べ方

かり

かんで食べ

る。

バラ

スよ

食べ柱

食べ物

養素詢る

:旬

の食べ物枷る。

特産物に

ついて知る。

培し

た食べ物を

利用し

て調理夢る。

バランスのよい朝食や弁当櫛 生的に作る。

分でメ

コ器 える。

後期の目

自べ方

事マナー

を守つ

て楽Ⅸ食べよ

自べ晰

シスのよ

t`

館 で

麟に

なろ

養バラ

スの取れた料理酢ろう

生活単元の評価

目標

云で

協力肛分担さ

れた清掃場所婦除する。

分の持

ち物

(ロ

ー、

)整

理する

協力し

調理に

取り

組む

(計

=買

=調

)

単元目

理のエ

ネル

=を

考え

選択

がで

べ物の働きを考えて料理を選択すること

がで

養の

パラ

え、

食べ

物を

択す

がで

継のパラ

献立

作成れ、

調理

する

がで

関心意欲態度

思考判断表現

技能

知識理解

進んで授業に

参加でき

た。

食べ物の名前

薩如ろ

ている。

積極削喰べ物紛類はう

てい

健康のこ

拷えて

七シスが昴た

食事を

あう

ける

意欲が伺える。

分の食生活揃 お

する

意徹

桐える。

食べ物の働き

考えて

料理選択する

でき

た。

食べ物の働き

調べる

ができる。

食べ物のエ

ネル耗 調べる

がて

る。

食生活懸 の関連に

ついて考え、

自州論つ

た食事を選択できる。

選択し

た料理の組み合わせについて

発表で

きる

出力し

食べ物の分類がで

出力

K、

食品の働き

考え、

が食べたく

なる

な献立を

作り

調

理する

ができ

べ物の

3つ

の働きを

知り

バラ

スの

組み合わせや適量を

理解できる。

生活日巳康の関連について理解でき

23

(26)

(3)作

業学習 (体験学習) ① 栽培活動 高等部 の 自立活動 に作業学習 があ り、その内容 には農 作物 を栽培 し、販売 、調理カロエす る 学習 が あ る。その実践 を通 して生徒 に どの よ うな行動や意識 の変容 があ るか を調べた。調査 に当たちては、担 当教 師の協力 を得 た。 農 園作 業 を通 して、栽培活動 をす ることに よ り、食べ物 の名前 を知 るこ とは も とよ り、食ベ 物 の形や におい、旬 を知 ること、実 にな る過程や 実 になつてい る状況 を知 るこ と、生産者 に 対す る感 謝 の念 が育つ こ と、野菜等 の生育 を観 察す る中で 自然 に対す る理解 が深 ま ること、 食 べ物 に対す る愛着 が湧 き偏食 が矯正 され る こ とな どの行動や意識 の変容が あらた。更 に、 栽培 した食べ物 を使 つた調理体験 を通 して教 師 と生徒 、生徒 間の豊か な人 間関係 の形成 も育 まれ るな どの食 育 に関連 した教育効果 があつた。 ③ 調理実習 学部別 に農 園 を持 つてい るこ とか ら、季節 の野菜等 を栽培 し、その野菜等 を使用 した調理 実習 を行 つてい る6この学習活動 を通 して生徒 に どの よ うな変容が あるのかを調べた。調査 に当た つては、担 当教 師め協力 を得 た。栽培 してい る野菜 には、夏野菜 として トマ ト、き ゆ うり、なすな ど、秋 の野菜 としてサ ツマイモ、冬野菜 としてだい こん、ほ うれ ん草、水菜 な どが栽 培 され調理実習 を していた。 そ の結果、畑 を耕 し、種や苗 を植 え付 け、育 て、 日々の変化 を観察 な どの活動 を通 して、 生産者 に対す感 謝す る気持 ちが育つ こ と、食 べ物 を大切 に しよ うとす る気持 ちが育つ な どの 意識 の変容 あつた

:そ

して、栽培 した食 べ物 を収穫 し、調理 を行 い、味や香 りを楽 しむ こと を通 して、苦手野菜 の克服 につ なが るな どの行動 の変容 があ るこ とがわかつた。 また、調 理 の中には、ョメを洗米 し、炊飯す ること、味噌汁 を調理す るこ とも実践 した。米 や 味噌汁 は、日本 人が昔 か ら食べ て きた食べ物 で ある。これ らの体験 を通 して 日本の食文化 を継 承す るこ ともわか つた。

(4)学

校給食 学校 給食 は、「しつか り食べ よ う。食 事マナー に も気 を付 け よ う」を 目標 に し、児童 生徒の 変容 を調べ た。給食 の時間は、「食 べ方」及 び 「食べ物」に関連す る内容 を学習す ることがで きる。 また、 クラス ロ標や個別 の 目標 の達成 状況 を確認 できる場面であ ることがわかつた。 また、他教科での教育効果 を さらに深 めるこ とや 、食 育 に関連 した取 り組み の内容の教育効 果 を検証す るこ とも可能 となる。 例えば、高等部の生徒が、旬の野菜を使 つた献立では、使 われ ている食材 に興味を示し、 自 発的に教師に話 しかけることや苦手な食べ物で も体験的に学んだ野菜であれば少 しずつ食ベ てみ よ うとい う姿勢 を うかがえることができた。 また、「いただきます」「ごちそ うさま」の あい さつが 自然 とできるよ うになつた。な ど、食育に関連 した学習内容 に加え、人間関係 の 形成 につながることや社会性 を身 につ けるこ とができる場面であることがわかつた。

、 24

(27)

5章

クラス別 0個別 の 目標 の設 定 クラス ごとや個人 ごとの課題 はそれぞれ異なるため、食育に関連 した 目標 も異なつて くる。 そ こで、クラス別及び個別の 目標 を設定 し、更に具体的に実践 を行 つた。 なお、クラス ロ標及 び個別 あ 目標 は、担任教師の協力 を得て、毎月の状況を記述 して もらつた内容 を分析 した。 しか しなが ら、それぞれの 目標に基づいた評価 をす るに至つていない。

1

クラス ロ標 の設定 毎年、クラスの学習 目標 を設定す るよ うに、食育に関連 したクラス ロ標 を設定 し、「児童生徒 の様子」「教師の意識 と心がけた と

│ろ

」「保護者の意識」の観 点か ら分析 した。 クラスによる日標の設定では、高等部

15ク

ラスすべてにおいて 目標 を設定 した。 目標 の数は 複数の 目標 を設定 したクラスもあつた。 日標 を区分す ると「食べ方」に関す る 目標 を設定4ク ラス 。「食事マナ∵」に関す る目標 11ク ラス・「準備や後片付 け」に関す る 日標 を設定7ク ラス・「健康」に関す る目標4ク ラスであつ た。 「児童生徒の様子」では、「準備や後片付け」に関す る目標は、教師の指導や食缶や食器の配 置場所や配膳方法 を工夫す ることによ りおおむね達成でき「食べ方」「食事マナー」「健康」に 関す る 目標 は、個人差が大き くな リクラス全体 として達成 しているとはいいがたぃ結果 となつ た。 「教師の意識 と心がけた ところ」では、始 めの うちは教師が手本 を見せていたが、生徒間で 注意 しあ うな どの行動の変容が見 られた クラスは、教師は静観 したほ うが効果的であつた。 「保護者 の意識」では、 日々の教師 との連絡帳でのや り取 りによりその状況を調べた。その 結果、保護者の意識 の変蓉 は、学校での熱心な取 り組みに影響 を受けるとともに、子 どもの行 動が変容 してい くことによ り、家庭でも協力的に取 り組 んで くれ るよ うになつた。 しな し、半 数 以上 の家庭 は、子 どもの課題 は認識 してい るものの、家庭 での取 り組 みは困難 な ところがあ るよ うに伺 えた。クラス ロ標 については、今後 も引き続 き実践し、評価 を してい く予定で ある。

2

個別 の 目標 の設 定 にかか る保護者、 のア ンケー ト調 査 食 育 に関連 した個別 の 目標 は、家庭 と学校 が共通認識の も と、取 り組 む こ とが課題 の克服

につながると考え、保護者の食育に関連した課題を聴取し、家庭と学校とが

一体となつ

`取

組 む こ とによる教育効果 を判定す るた めに、保護者か ら食育 に関す る課題 を調査 した。その 結果 、高等部 120名 の生徒 の うち、回答 を得 た保護者

54人

、記載 され た課題 の数 は

77課

題 で あった。その うち 「食 べ方」 に関す る課題 68(88.3%)、 「食べ物」 に関す る課題8(10.4%)、 「体験」に関す る課題 1(1.3%)で あ り、「食べ方」に関す る課題 が多い結果 となつた。 この結 果 を学部 ご とにま とめた ものを示 してお く。(表

V-1)

ヽ 最 も多 くの回答 が あつた 「食べ方」に関す る課題ではt「よくかむ」は

19人

と最 も多 く、「好 き嫌 い」は

17人

、「あい さつ」は

15人

、「残 さず食 べ る」

9人

、「一 日ずつ食 べ る」

8人

と続 25

(28)

いた。「食 べ方 」については、生活習慣 の確 立や 自立活動 の一環 で もあ る内容 と重複す るこ と とな り、家庭 にお いては、生徒 の 自立 に課題 を抱 えてい ることがわか つた。 この調査結果 に おいて も学部別 にま とめた もの を示 してお く。(表V‐

2)

「食べ物」 に関す る課題 では、「感謝 の心」 が

4人

と最 も多 く、「バ ランス よ く食べ る」 は2 人 、「衛 生」「食 品へ の興味関心」「添カロ物」 は

1人

で あつた。 「体験」に関す る課題 では、「調理がで きる」が

1人

で あつた。 家庭環境や 障害 の程度 に よ り設 定 した 目標 は さま ざまで あ るが、家庭 と学校 が連携 して 日々 の教育活動 の様 々な場 面で課題解 決 に向けた取 り組み を実践す るこ とに よ り、課題 を解決す る方 向べ実践 を積 み重 ね研 究 を進 めた。 現在 も研 究 を進 めてい る ところであ るが、「あい さつ をす ることができる」とい う目標 を設 定 した生徒 は、言葉及 び ジェスチ ャァ等表 現方法 は さま ざまで はあるが全員 が 目標 を達成す るこができた。

「よくかむ」、「好き嫌い」、「残さず食べる」、「二日ずつ食べる」等は、実践を重ねているとこ

ろである。

なお、

「あいさつをすることができる」の目標への取 り組みについては、全教職員が共通理

解めもと指導を徹底 し、家庭への働きかけや給食試食会等においても保護者に対して呼びか

けをしたことによる影響が大きいのではないかと考える

` 26

(29)

V-1保

護者 アンケー トの結 果(「食 べ 方 」「食 べ物」「体 験 」の3つ の枠組み の 食育の個別 目標の設定のために保護者に対してアンケートを実施後、「食べ方」「食べ物」 「体験」の3つ の枠組みについて区分した 児童生徒数 小学部 39名 中学部 50名 高等部 120名 ① 食べ方に関する内容(食事マナー等) ② 食べ物に関する内容(感謝の心、栄養、健康等) ③ 体験に関する内容(農作物の栽培や調理等) (単位:人) 27

(30)

V-2保

護者アンケ…卜

の結果の

「食べ方」

の内容別

食育の個別目標の設定のために保護者に対してアンケートを実施後、「食べ方」についての内容を項目男引こ分けた ①よくかむ ②好き嫌い ③あいさつ 0食べる速さ ⑤スプーン、フオ…ク、著を使う ⑥正しい姿勢・座つて食べる 0残さず食べる ③茶碗をもつ ⑨―口ずつ食べる ⑩こぼさない ①三角食ベ 0その他

:小

学部

S中

学部

El高

等部

28

(31)

6章

考察

1

カ リキュラムの達成状況 食 育基本法 に基づいた 目標 が実践 されてい る ことを踏 まえた全体計画及び年 間指導計画 を 実践 し、評価 を行 つた ところ次 の よ うな結果 を得 た。 小学部 では、 あ らゆ る学習活動 を とお して実践 された ことに よ り、好 き嫌 いが少 な くなる こ と、食 べ る時 の姿勢 が よ くなる こと

(正

しい配膳 の方 法が身 につ くこと、食事 時間 を楽 し む こ とな どの行動 の変容 が見 られ た。 申学部 では、意 図的 に学習相互 の関連性 を もたせ実践 した こ とに よ り、食事 を楽 しむ こと、 食べ物や作 つて くれた人に対す る感謝の念が育つ こと、あい さつができること、 こぼ さずに 食べ ることができるな ど食事マナーな どの向上につながるな ど食 に関す る意識の変容 と行動 の変容が見 られた。 高等部では、主に家庭科及び生活単元学習 (食育指導、作業学習

)で

食育実践 を行 つたこ とによ り、食べ物への興味関心が深ま り、健康 な食生活 を送 ることの大切 さに気付 く等 の意 識 の変容が見 られた: 以上のよ うな結果か ら、全体計画及び年間指導計画で食育の全体 目標 と各教科等の学習 目 標 を明確 に し、また、意図的に学習相互の関連性 をもたせ て食育実践 を行 うことで、食 に関す

る意識の変容と行動め変容が見られることがわかつた。このような結果を踏まえ新たな全体計

画及 び年 間指導計画 (食育 カ リキュラム

)を

作成 し、食 育 カ リキ ュラムのモデル として提案す る。

2

高等部 の生活 単元授 業実践の評価

生徒の授業後の感想を基に評価規準表を作成することはできたが、それを再度実践し、そ

評価規準表をもとにし、検証することができなかった。今後は、授業実践を繰 り返し、評価基

準に対する評価と評価基準の項目の内容を株証 していく必要がある。こ

のことについても、さ

らに研究を進めていきたい。また

t教

育効果を検証するための場面設定では、給食時間のみで

はなく、校外学習や宿泊学習、修学旅行など外食場面においても学習内容を理解

し、実践へと

つなげる行動ができているかどうかを検証していきたい。

3

クラスロ標 と個別 目標の達成状況

クラスロ標及び個別の目標については、現在実践中であり、取 りまとめるまでには至

つてい

ない。 しかし、児童生徒の行動や意識の変容が徐々に見られてお りことから、日標

を設定する

ことは効果的であると考えられる。今後は、

個別の目標にいては、個別の教育指導計画に中に

組み入れ られることを目標に実践を重ねていく。クラスロ標に

ついては、クラス内で協力 しな

がら取 り組むことが効果的であり、中学部や高等部については、生徒間で

の協力や共通理解が

教育効果を上げることの要因として考えられる。

1 29

表 Ⅳ ‑2食 品 の 3つ の 働 き に わ け られ る か ど うか の 調 査 結 果    : 家 庭 科 教 師 の 協 力 を得 て 、生 徒 ご とに 食 品 の 3つ の 働 き の 分 類 の 可 否 及 び 状 態 に つ い て 調 査 した 該 当 す る項 目 に 数 値 を入 れ た ̀ 分 類 す ることが で きる類 す ること力tで き な くお お む ね 分 類 す るこ とが で きる。べ 物 をまった く選す ること力`で きな分 類 で きる 品 数 は 少

参照

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