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伝えよう、尋ねよう

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Academic year: 2021

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知的障がい特別支援学校 高等部第2学年外国語科 学習指導案

1 単元名 「伝えよう、尋ねよう」 2 指導観 ア 実態観 本学級は、軽度の知的障がいがある男子生徒9名で構成されている。生徒たちは1年次に1単位の 英語の授業を受けている。4月に行ったアンケートによると、ほとんどの生徒が、英語の文章を読め るようになりたい、英語をしゃべれるようになりたい等、英語を身に付けたいと思っている。 1年次から授業の初めには英語で日付と曜日の確認を行っており、積極的に発表する生徒も増えて きている。授業でよく用いる英単語や英文の表現は徐々に覚えてきており、発音を聞いてその意味を 答えることが増えてきているが、つづりを見てその言葉を発音したり、意味を答えたりすることは苦 手な生徒が多い。そのため、配付する学習プリントの英単語にはルビを付けており、ルビがあれば大 きな声で単語を発音することができる生徒もいる。また、アルファベットやローマ字はほとんどの生 徒が覚えている。 個々の生徒の実態は以下のとおりである。 生徒 発音における実態 英単語や英文の理解における実態 A ・単語にルビを付け、発音練習を繰り返す と、アクセントやイントネーションを意 識して発音することができる。 ・授業でよく用いる英単語や英文は覚えて いる。新しく学習するものは定着するの に時間が掛かる。 B ・発音することは苦手である。単語の発音 練習にも消極的で、全体での発音練習で は声を出さないこともある。 ・日常生活で見聞きする英単語や挨拶の表 現は意味を理解している。新しく学習す る表現は定着するのが難しい。 C ・発音の分からない英単語や英文を見ると 推測して発音しようとする。英語らしい 発音を意識して発音することができる。 ・日常生活で見聞きする英単語や英文は意 味を理解して使うことができる。新しく 学習する表現は意味を理解するが定着に は時間が掛かることがある。 D ・教師の手本に続けて発音練習をすること はできるが、一人で発音することは苦手 である。 ・日常生活で見聞きする英単語や挨拶の表 現は意味を理解している。新しく学習す るものは、学習した時には意味を理解し て使うことができるが、定着するのに時 間が掛かる。 E ・ルビを見たり、教師の手本を聞いたりし て発音することはできる。英語らしい発 音をすることは苦手である。 ・日常生活で見聞きする英単語や英文は意 味が分かるものもある。授業でよく使う 表現は、時間が掛かるが定着してきてい る。 F ・発音の分からないものは推測して発音す ることができる。教師の手本を真似て英 語らしい発音を意識して発音することが できる。 ・英単語も英文も、よく知っている。新し く学習する表現は意味を理解して使うこ とができる。定着するのには時間が掛か る。 G ・教師の手本があると、英語らしい発音を 意識して発音することができる。ルビが あると一人で発音することができる。 ・日常生活で見聞きする英単語や英文は意 味が分かるものもある。新しく学習する 表現は、意味を理解して使うことができ るが、定着には時間が掛かる。 H ・ルビを見たり、教師の手本を聞いたりし て発音することができる。教師の手本が あると、英語らしい発音を意識して発音 することができる。 ・新しく学習する英文でも、意味を知って いる英単語があると、それを手掛かりに 英文の意味を推測して考えることができ る。日常生活で見聞きする英単語や英文 は意味を理解しているものが多い。 I ・ルビがあると一人で発音することができ る。英語らしい発音をすることは苦手で ある。 ・日常生活で見聞きする英単語や英文は意 味が分かるものもある。新しく学習する 表現は、時間が掛かるが理解して使うこ とができる。 ※ 本指導案は「福岡県教育センター長期派遣研修」における主題研究に基づき作成されています。 教育センターホームページの「長期研修報告書:平成 30 年度:各研修報告書」と併せて御覧ください。

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イ 単元観 本単元では、普段、片仮名表記で見聞きすることが多い英単語を取り上げ、定型の英文に当てはめ て英文を作り、友達とやりとりする活動を設定する。これは、生徒がルビに頼らずに英文を見て意味 を理解し、英文を用いてやりとりできるようになることをねらいとしている。本学級の生徒は、英単 語や英文に、片仮名でルビを付けると発音することができるが、自分から英語を話そうとする生徒は 限られている。英単語、英文を段階的に指導し、定着を図ることで、ルビの付いていない英文を見て も意味や発音を理解することができ、自分から英語を使うことができるようになると考える。 ウ 指導観 指導に当たっては、生徒が英語を身近に感じ関心を高めることができるよう、日常生活で見聞きす る機会の多い英単語や英文を取り上げる。 第一次では、生徒が本時の学習内容を理解できるよう、片仮名表記で見聞きすることが多い英単語 を取り上げ日本語と違う英語の発音を知り、英単語カードを作る活動を設定する。英単語カードを用 いてペアで英単語カルタを行うことで、英単語の定着を図る。英単語はつづりを見て、意味と発音を 理解できるようになることを目指すが、生徒の実態に応じて、つづりの習得を目指す。 第二次では、定型の英文に、第一次で学習した英単語を当てはめて英文を作る。英文カードを作り ペアでカルタを行うことで、英文の定着を図る。英文は定型のものを用いることで、生徒の負担を減 らし、英単語を入れ替えるだけで異なる意味の英文を作ることができることに気付かせたい。 第三次では、第一次、第二次で学習した英単語、英文を用いてペアでやりとりをする活動を設定す る。生徒が積極的に英語でのやりとりに取り組めるよう、受け答えが複数回生じる活動を設定する。 活動の前や活動中に生徒自身が発音確認をする手段としてタブレット端末を用いる。また、生徒た ちの理解を深めるために、説明の際にはスライドを用いて生徒が視覚的に理解しやすいよう配慮する。 3 目標 ○ 英単語や英文の発音を知り、発音したり聞き取ったりすることができる。【知・技】 ○ 定型の英文に英単語を当てはめて英文を作ることができる。【思・判・表】 ○ ルビの付いていない英文を見ながらやりとりすることができる。【関・意・態】 4 計画(全7時間) 第一次 英単語の発音を知り、発音したり聞き取ったりすることができる。……2時間 第二次 英文のリズムやイントネーションを知り、発音することができる。……3時間 第三次 ルビのない英文を見ながら友達とやりとりすることができる。…………2時間(2/2本時) 5 本時 (1) 本時の目標 ○ ルビの付いていない英文を見て正しく発音し、正確に相手に伝えることができる。【知・技】 ○ 相手の返事を正確に聞き取り、内容を教師に報告することができる。【知・技】 目標別グループ 目標 支援の手だて Ⅰ(C,F,H) 英文を見ずに、正確な発音で相手に質問 したり答えたりすることができる。 英文のイントネーションと英単語の音韻、 アクセントを意識できるよう、慣れるまで は一音ずつ丁寧に発音する。 Ⅱ(A,G,I) ルビの付いていない英文を見て、正確に 発音して相手に伝えることができる。 英語でのイントネーションの違いに気付く よう、日本語での説明の後、文末を上げる 発音、上げない発音を英語で示す。 Ⅲ(B,D,E) ルビの付いていない英文を見て発音し、 相手に伝えることができる。 イントネーションを意識できるよう、日 本語でイントネーションの違いを示し、 日頃の生活で使っていないか振り返る場 を設ける。 (2) 本時指導の考え方 前時までに生徒は、スポーツと果物の英単語を学習し、それらの英単語を定型の英文に当てはめて 英文を作り、相手に質問する活動を行っている。また、質問されたことに英文で返事をする表現や、 聞き取った内容を教師に報告する表現も学んでいる。これまでの学習で、生徒は、英単語は日本語と

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英語で発音が違うこと、正しい発音を聞くことで、自分でも正しく発音できることに気付いている。 また、疑問文にはイントネーションがあり、日本語と同じく文末が上がることも学習している。本時 は、クラスの好きな果物ランキングを作るために、学習した英文を用いて友達に好きな果物について 質問し合う。質問をする立場では、相手の好きな果物を当てるまで質問を繰り返し、聞き取った内容 を教師に報告し、質問される立場では、相手の質問を正確に聞き取り返事をするという活動を行う。 導入では、前時までの学習内容を振り返るために、疑問文のイントネーションとリズムを確認し、発 音する場を設ける。英単語の発音の習熟度を生徒自身が確認する場を設け、発音やルビに頼らずに読 む英文を決めてから発音練習を行う。展開では果物について、上位3種類をそれぞれ質問し、教師に 報告する活動を設定する。これまでやりとりをしていなペアでの活動が含まれるため、ペアでの活動 に取り組む前に、各自で発音練習する時間を設け、授業の最後には、自分の発音や聞き取りが正確に できたかを振り返る時間を設ける。 (3) 準備 ①電子黒板、②英文カード、③タブレット端末、④記録用紙 ⑤学習プリント (4) 展開(学習過程) 学習 過程 学習活動 ○学習内容 指導上の留意点 教材 教具 配時 学習 形態 評価 導 入 1 前時の学習内容を振り返 り本時の学習内容を知る。 ○ 英単語の発音が違うこ とと、どうすれば正しい 発音ができたかを振り返 る。 ○ 相手に質問する英文に は、イントネーションと リズムがあることを振り 返る。 ・発音する前に前時に何を したかを思い出せるよう 発問を工夫する。 ・イントネーションを思い 出せるよう、日本語で相 手に質問するときのこと を例に挙げる。 ① 5分 一斉 □ 教師の方を見て説明を 聞くことができたか。 □ 前時の学習内容を答え ることができたか。 展 開 2 好きな果物について質問 し合う。 ○ 進め方に関する説明を 聞く。 ○ 発音がどの程度習得で きているかを知り、目標 を設定する。 ○ 好きな果物上位3種類 を質問し合う。 ○ 聞き取った内容を記録 し、教師に報告する。 ・スムーズに活動が進めら れるよう、活動の流れを スライドで提示しながら 教師が例を示す。 ・前回学習した表現を生徒 がいつでも確認できるよ うに、手順カードや学習 プリントにルビを付けて 示す。 ・目的意識をもって発音確 認に取り組めるよう、事 前に発音確認を行い、重 点的に練習する単語や英 文を生徒と一緒に確認す る。 ・自信をもって活動に取り 組めるよう、音声が確認 できる機器を設置し、個 別に発音を確認し、練習 する時間を設ける。 ・学習した表現を使う機会 を増やすため、複数の相 手とやり取りする場を設 定する。 ・記録に時間が掛からない よう、丸で囲む形式の記 録用紙を用意する。 ① ② ③ ④ ⑤ 38 分 ペア □ 教師の方を見て説明を 聞くことができたか。 □ 英文の作り方を理解し て取り組むことができた か。 □ 自分が身に付けること ができていない発音を確 認し、重点的に練習する ことができたか。 □ 相手の発音を聞き取る ことができたか。 □ 学習プリントを見なが ら答えたり報告したりす ることができたか。 □ 聞き取った内容を教師 に報告することができた か。

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ま と め 3 本時の内容を振り返る ○ 振り返りシートへ記入 する。 ・活動を振り返りやすくす るため、英単語の音韻や 強勢を発音することがで きたかを確認する振り返 りシートを用いる。 ・英単語の発音に対する意 識の変化を知るため、本 時の活動に対する感想を 尋ねる。 ④ ⑤ 7分 一斉 □ 振り返りシートに記入 することができたか。 □ 感想を記述することが できたか。 (5) 本時学習の評価 グループ 評価規準 評価基準 Ⅰ 英文を見ずに、正確な発音で 相手に質問したり答えたりす ることができる。 3 英文を見ずに正確な発音で相手に質問することができた。 2 事前に英文を確認すると、英文を見ずに相手に質問するこ とができた。 1 英文を確認しながら相手に質問したり答えたりすることが できた。 Ⅱ ルビの付いていない英文を見 て、正確に発音して相手に伝 えることができる。 3 ルビの付いていない英文を見ながら、正確な発音で相手に 伝えることができた。 2 ルビの付いていない英文を見ながら発音し、相手に伝える ことができた。 1 事前に発音の確認をすると、ルビの付いていない英文を見 て相手に伝えることができた。 Ⅲ ルビの付いていない英文を見 て発音し、相手に伝えること ができる。 3 ルビの付いていない英文を見ながら発音し、相手に伝える ことができた。 2 事前に発音の確認をすると、ルビの付いていない英文を見 て相手に伝えることができた。 1 一部の単語にルビを付けた英文を見ながら相手に伝えるこ とができた。 (6) 教室見取り図 教卓 黒 板 B C A D H I E G F

参照

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(1)う回指導板は縦 140cm、横 110cm、高さは地面から 160~170cm の立て看板とする。.

P.19 ・ペアで、自分の立場で答える形でチャンツを 言う。 【Let's Listen】P.20

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