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JAIST Repository: 議論の指導を通じた知識構築思考コンピテンシーの学習支援手法の開発

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Academic year: 2021

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(1)JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/. Title. 議論の指導を通じた知識構築思考コンピテンシーの学 習支援手法の開発. Author(s). 田中, 孝治. Citation. 科学研究費助成事業研究成果報告書: 1-4. Issue Date. 2016-06-01. Type. Research Paper. Text version. publisher. URL. http://hdl.handle.net/10119/13670. Rights. Description. 若手研究(B), 研究期間:2014∼2015, 課題番号 :26750079, 研究者番号:60583672, 研究分野:教育 工学. Japan Advanced Institute of Science and Technology.

(2) 1版. 様 式 C−19、F−19、Z−19 (共通). 科学研究費助成事業  研究成果報告書 平成 28 年. 6 月. 1 日現在. 機関番号: 13302 研究種目: 若手研究(B) 研究期間: 2014 ∼ 2015 課題番号: 26750079 研究課題名(和文)議論の指導を通じた知識構築思考コンピテンシーの学習支援手法の開発. 研究課題名(英文)The development of learning support method to improve thinking competency for knowledge co-creation through facilitating discussion 研究代表者 田中 孝治(Tanaka, Koji) 北陸先端科学技術大学院大学・知識科学研究科・助教 研究者番号:60583672 交付決定額(研究期間全体):(直接経費). 3,000,000 円. 研究成果の概要(和文):本研究では、メタ認知スキルの学び方を議論のファシリテーションの経験学習を通じて探求 していく教育プログラムを開発し、2年間に渡り実践した。教育プログラムでは、経験学習サイクルの転回を意識させ 、議論のファシリテーションの経験の中で試行錯誤させた後に、その活動の背後にあるメタ認知的活動の知識について TA活動を捉える枠組みとして教えた。教育プログラムで提出された報告書を対象に分析を実施したところ、TAは知識を 経験と結び付けて理解を深化させ、メタ認知の観点から経験学習サイクルを転回し、メタ認知スキル習得への動機づけ を高めたことが示された。. 研究成果の概要(英文):In this study, we developed an educational program for searching the ways in which metacognitive skills may be learnt through experiential learning by facilitating discussions and implemented it in the last two years. After making TAs being aware of the experiential learning cycle, and allowing them to take a trial and error approach through the experience of facilitating discussions, we taught them the metacognitive knowledge behind these activities as a framework to capture their TA activities. As a result of analysis TAs’ reports submitted as a part of the educational program, the TAs linked this knowledge with their experience to deepen their understanding, carried out experiential learning cycles from a metacognitive point of view, and increased in their motivation to acquire metacognitive skills.. 研究分野: 教育工学 キーワード: メタ認知 経験学習 TA 高等教育 教育方法 授業設計 議論.

(3) 様. 式. C-19、F-19、Z-19(共通). 1.研究開始当初の背景 近年、大学教育では、学生が受け身で講義 を聴く一方的な知識の伝達型の学習法だけ でなく、自ら積極的に知識を構築する対話型 の学習法が取り入れられてきている。学習法 としての「対話」が認められてきている理由 は、学習場面での協調作業が効率の良い学習 方法であるというよりは、相手が納得してく れないことを契機に、議論の解が一つに収束 するのではなく、一人一人が各自の理解に基 づいて互いに解を提案し合い、そして相手と の齟齬を解消させながら独自に自身の解を 深める(三宅 2009)、といった学習者自身に よる知識構築が期待できるからである。こう した期待を背景に、自ら知識を構築する積極 的な学習活動の設計・支援が求められている。 研究活動のように必ずしも正解のない問 題に対処するスキルの育成方法の一つとし て、対話型学習法である議論が積極的に用い られている。ここでいう議論とは、論理的な 思考の道筋を話し合うことで、他者との意見 の相違から知識を構築する場のことを指す。 そのため質の高い議論を行うためには、相手 に正しく伝わるように自分の意見を論理的 に説明すること、と、相手の意見の意図を正 しく理解するために相手の思考を正確に推 測すること、というメタ認知スキル(三宮 2009)が必要である。また、学生は、正解の ない問題を議論することの価値、すなわち、 正解のない問題に対する議論が新しい知識 を生み出す機会であることを認識できてい ない現状がある。なぜなら、従来の教育法で は学習者に与えられる問題には解法があり、 その解法を教授されることが学校教育の大 半を占めてきたからである。これらの経験か ら、学生は議論している問題には「正解があ る」と思い込んでしまっている。本研究では、 議論を通じた新しい知識の構築を前提とし た、正解のない問題を議論することの価値へ の気づき、と、メタ認知スキルを知識構築思 考コンピテンシーと定義する。現状の教育現 場で行われている議論では、問題解決スキル を育成するための学習プログラムはあるが、 知識構築思考コンピテンシーの教育方法を とらえたものは少ない。 <引用文献> ① 三宅なほみ (2009). 多人数インタラク ションを活用した学習とその支援.人工 知能学会誌,24(1), 62-69. ② 三宮真智子(2009).人間のコミュニケ ーションにおけるメタ認知 信学技術 研究報告,HCS,ヒューマンコミュニケ ーション基礎,109(224),1-4. 2.研究の目的 メタ認知スキルの洗練・習得には議論後の リフレクションが一つの有効な手段である。 議論中は認知資源の大部分を議論に費やし てしまうため、その時の自分の考え方の記憶. が不確実で、その吟味も曖昧になりがちであ る。また、議論と並行してメタ認知スキルの 発揮を意識することは容易ではない。本研究 では、議論中のリフレクションによる学習を より適切に行える立場としての TA に着目し、 議論をファシリテートする TA 活動における メタ認知スキル学習モデルを構成する。 メタ認知スキルは、定義を教えられたから といって習得できるものではなく、様々な経 験から学ぶことによって習得できるもので ある。経験の積み重ねによって知識が構築さ れるプロセスは経験学習理論(Kolb 1984) と称され、具体的経験、反省的観察、抽象的 概念化、能動的実験の四つのステップから学 習のサイクルが構成される。このような経験 学習のフレームワークの中で、TA が、TA の 役割を通じて学べることを自分自身で探求 する機会となる教育プログラムを構成する。 本研究では、議論に参加する学生に対して コメントや助言を適宜行う TA の学習目標を 明確化し、それを構造化した教育プログラム を構成し、教育機関の協力のもと教育効果を 実証的に検証する。 <引用文献> ① Kolb, D. A. (1984). Experiential Learning: Experience as the Source of Learning and Development. New Jersey, Prentice Hall. 3.研究の方法 (1) 教育プログラムの改善 研究代表者が所属する教育機関では、概念 的知識を発見しようとする議論が実践され るような知識創造の意欲に満ちた学習環境 づくりのための知識構築思考力教育法を構 築することを目指し、教育法の設計・開発を 進めてきている。その教育目的は、講義内容 の理解を深めることと、メタ認知スキルを含 む知識共創思考コンピテンシーの習得への 動機付けである。受講生は、講義、グループ ディスカッション(6回)、全体ディスカッ ション(2回)、全体発表(1回)を通じて、 「知識科学とはなにか」について基本的な理 解を得る。TA は、このグループディスカッシ ョン(以下、議論)をファシリテートするこ とを目的の一つとして配置される。 TA がより良い経験学習を実施するために、 授業設計者は、TA に質の高い経験を与え、経 験学習サイクルを回す支援を行うことが必 要である。そのためには、学習目標について 具体化して提示した方がいいものと、具体化 して提示してはいけないもの(TA 自身に探求 して欲しいこと)の明確化が必要である。ま た、具体化して提示した方がいいものが、具 体化して提示してはいけないものの何を助 けるのかを明確にする必要がある。そこで、 学習目標を細分化し、学習活動の関連を明確 にするために木構造として表現する。 (2) 報告書の分析.

(4) 本研究では、TA が議論のファシリテーショ ン後に提出する報告書を、TA が意識的に反省 的観察を実施し、抽象的概念化を試みるため の教材として、かつ、TA の成長の片鱗が残る 成長記録として捉える。そこで、TA が記述し た議論のファシリテーションについての報 告書を分析し、その結果を基に、TA が経験学 習サイクルの転回を試みながら受講生のメ タ認知スキルの成長をファシリテートする ことによって、メタ認知スキルの学び方を探 求していく様子の一端を報告する。 4.研究成果 (1) 教育プログラムの改善 学習目標を細分化し(図1 (A))、学習活 動(図1 (B))の関係を明確にするために木 構造で表現した(図1 (C))。また、細分化 した下位の学習目標と上位の学習目標の関 係を、食物の収穫に擬えて、種・水・収(穫) で表現した(図1 (C))。暗黙的であった TA の学習目標と学習活動の関係性が明示化さ れたことで、授業設計者間で学習目標が共有 され、授業設計について精密に吟味すること ができた。こうした吟味により、知識伝達の 機会を教育効果がより高くなると期待でき るタイミングで設定することができた。初回 の議論のセッションより前に、経験学習に関 する小講義を設定した。その学習目標は、 「経 験学習サイクルを実践するレディネスを高 める」ことであった。さらに、議論のセッシ ョン前半回数(3回目もしくは4回目)終了 後にメタ認知に関する小講義を設定した。そ の学習目標は、「議論のファシリテーション をメタ認知の観点で考える動機づけを得る」 ことであった。. コーディングを行うために、「段落中に、 TA、ファシリテーター、などの語があれば、 その段落に「TA」というコードを与える」 といったコーディングルールを、教育プロ グラムの重要な要素ごとに作成した。前半 と後半のコードの出現の推移を確認するた めに、KH coder によるクロス集計を行った。 クロス集計の結果を図2に示す。学習主題に 関連する「議題」「介入」「メタ認知」「メタ 認知の学び」に注目してみると、「介入」に ついては、実施期間で出現数に違いはなかっ た(χ2 = 7.44, p > .05) .「議題」について は、実施時期で出現数に違いが見られ(χ2 = 18.66, p < .01)、改善後後半の出現数が少 なかった。 「メタ認知」 「メタ認知の学び」に ついては、実施時期で出現数に違いが見られ (メタ認知:χ2 = 41.65, p < .01;メタ認 知の学び:χ2 = 21.73, p < .01)、改善後後 半の出現数が多かった。改善前では、議題や 介入に関する内容が前後半で共通して記述 されていたのに対し(図2 (a)、(b))、改善 後では、後半にかけて議題に関する内容が減 少しており、介入に関する内容を取り上げな がら、メタ認知やメタ認知に関する学びにつ いての内容が増加している(図2 (c)、(d)) 。 議論のセッションの前半回と後半回の学習 構造を明確にし、それぞれに応じた学習系列 を設計したことによる効果が見て取れる。 一方、経験学習に関する「具体的経験」 「反 省的観察」 「抽象的概念化」 「能動的実験」の コードについては、コードの出現率も低く、 実施期間による違いは見られなかった。経験 学習に関する内容は、語句から抽出可能なも のは限られており、報告書の記述内容を意味 レベルで分析することが必要である。. (C) 学習目標と学習活動. (A) 学習目標. S2G‐A1 メタ思考スキ ルの学び方 を認識できる ようになる. SG‐A 知識共創スキ ルの学習を続 ける動機づけ を得る. S2G‐A2. S2G‐A1. 1年目. 種:知識. メタ思考スキ ルの学び方を 認識できるよ うになる. 1年目. 1年目. S2G‐A3. 実社会の議論 における他者の 価値観を理解し あうことの必要 性を認識する. 1年目. 2年目. 受講生のメタ 認知スキルの 2年目 学びを支援で きるようになる. S3G‐A12. S3G‐A13. 議論のファシリ テーションにお けるメタ認知的 活動を認識する. 経験学習サイク ルとメタ認知的 活動の結び付き を認識する. S3G‐A14 熟達者から集 団思考のメタ 思考スキルを 学ぶ動機づけ を得る. S3G‐A21. S3G‐A22. 議題を与えない ことの重要性を 認識する. 議論に介入し過 ぎないことの受 講生にとっての 意義を認識する. S4G‐002. 種:経験. 水:知識. 水:経験. 収:経験. 種:知識. S5G‐003. S5G‐004. S5G‐005. S5G‐006. S5G‐007. S4G‐008. 経験学習サイ クルを実践す るレディネスを 高める. 経験学習サイ クルを実践しよ うとする動機づ けを得る. メタ認知的活動 を抽象的概念化 した言葉で表現 できないことを 認識する. 抽象的概念化 を支援する言 葉を認識する. メタ認知の観点 から験学習サイ クルを実践しよう とする動機づけ を得る. メタ認知的活動 を抽象的概念化 した言葉で表現 でき始めることを 認識する. 経験学習をマ クロな視点で 捉えるレディネ スを高める. 経験学習をマ クロな視点で 捉えられること を認識する. ACT‐107. ACT‐203. ACT‐204. 経験学習の 講義を受け る. 議論を客観 的に観察す る. 議論のファシ リテーション の工夫を考 え、実施する. ACT‐504. ACT‐FollowUp. TA学習シー トの加筆・修 正する. TA活動全体 を通して何を 学んだかを 振り返る. P‐503 (TAM3) . P‐504 (TAM3) . P‐FollowUP. デブリーフィ ング. TA学習シー トの修正⑤. TA活動成長 報告会. TAミーティング2. TA活動前半 ACT‐204. ACT‐206. ACT‐301. ACT‐302. ACT‐303. ACT‐304. ACT‐305. ACT‐401. ACT‐402. ACT‐403. TA学習シート の加筆・修正 する. TA活動前半の 経験について ディスカッショ ンする. メタ認知の講 義を受ける. メタ認知と議 題設定の関係 性の講義を受 ける. メタ認知と経 験学習の結び 付きの講義を 受ける. TA学習シート の加筆・修正 する. 熟達者のファ シリテーション を観察する. 議論の題材を 得る. 議論を客観的 に観察する. P‐205 (FH). P‐301 (TAM2) . P‐302 (TAM2). P‐303 (TAM2). P‐401 (SH). P‐402 (SH). P‐403 (SH). P‐404 (SH). TA学習シート の修正②. 経験共有会 Ⅲ. 小講義 Ⅲ. TA学習シート の修正③. ディスカッショ ン. 講義. 知識共創 セッション. 報告書・振り返り シートへのコメン ト・Facebookへの コメント・サポー ターとの振り返り. ACT‐203 議論を客観的 に観察する. P‐202 (FH). P‐203 (FH). P‐204 (FH). 講義. 知識共創 セッション. 報告書・振り返り シートへのコメン ト・Facebookへの コメント・サポー ターとの振り返り. 議論のファシ リテーションの 工夫を考え、 実施する. TAミーティング3. TA活動後半. ACT‐205 議論をファシリ テートした経 験を振り返る. ACT‐202 議論の題材を 得る. TA学習シート の修正①. ACT‐503 TA活動を振 り返る. P‐501 (TAM3) . 経験共有会 Ⅳ. ACT‐201. P‐105 (TAM1). 経験共有会 Ⅱ. ACT‐501 TA活動後半の 経験について ディスカッション する. P‐404(SH) 報告書・振り返り シートへのコメン ト・Facebookへ のコメント・サ ポーターとの振 り 返り. P‐201 (FH). P‐104 (TAM1). 小講義 Ⅱ. ACT‐405 議論をファシ リテートした 経験を振り 返る. 知識共創 セッション. ポストディス カッション. P‐103 (TAM1) . 議論のファシ リテーション の工夫を考 え、実施する. P‐403(SH). 小講義 Ⅲ. 熟達者がファ シリテートする 議論を観察す る. ACT‐107 経験学習理論 の講義を受け る. ACT‐403 議論を客観 的に観察す る. P‐302(TAM2). 経験共有会 Ⅲ. ACT‐110. ACT‐106 振り返りシート への取扱いに ついての講義 を受ける. 小講義 Ⅰ. ACT‐404. ACT‐304 メタ認知と経 験学習の結 び付きの講 義を受ける. P‐301(TAM2). 報告書・振り返り シートへのコメン ト・Facebookへ のコメント・サ ポーターとの振 り 返り. TA学習シート を加筆・修正 する. ACT‐105 報告書に記入 すべき事項に 関する講義を 受ける. P‐102 (TAM1)  . ACT‐302 メタ認知の講 義を受ける. P‐204(FH). 知識共創 セッション. ACT‐109. ACT‐104 ディスカッショ ンにおける考 慮点の講義を 受ける. ACT‐301 TA活動前半の 経験について ディスカッション する. P‐203(FH). 小講義 Ⅱ. 受講生としてT Aに支援され た過去の経験 を共有する. ACT‐103 受講生の学習 目標に関する 講義を受ける. 経験共有会 Ⅰ. ACT‐205 議論をファシ リテートした 経験を振り 返る. 収:経験. P‐103(TAM1). TAミーティング1 ACT‐102 知識共創セッ ションの基本 事項の講義を 受ける. P‐101 (TAM1). 議論のファシリ テーションにおけ る経験学習をマク ロな視点で捉える 動機づけを得る. 収:経験. S5G‐002. ACT‐108. ACT‐101 過去の経験の 共有のための 自己紹介をす る. S4G‐003. 議論のファシリ テーションにおけ る経験学習をミク ロな視点で認識す る. 種:知識. メタ認知的活 動の事例を目 にする. ACT‐001. P‐001(Pre) TA学習シート の記入. 収:知識+経験. 水:経験+知識. S5G‐001. (B) 学習活動とプログラム TA学習シート を記入する. 議論のファシリ テーションにおけ る経験学習をマク ロな視点で捉える 動機づけを得る. 議論のファシリ テーションにおけ る経験学習をミク ロな視点で認識す る. 種:知識. 議論のファシリ テーションに お ける経験学習を 認識するレディ ネスを高める. S3G‐A11  議論のファシリテーションにおける 経験学習を認識する. S4G‐003. S4G‐002 S3G‐A11 議論のファシリ テーションにお ける経験学習 を認識する. S4G‐001 S3G‐A11 議論のファシリ テーションにお ける経験学習を 認識する. 収:知識+経験. 水:経験+知識. S4G‐001 議論のファシリ テーションにお ける経験学習を 認識するレディ ネスを高める. ACT‐404 議論のファシ リテーションの 工夫を考え、 実施する. ACT‐405. ACT‐406. ACT‐501. ACT‐502. 議論をファシリ テートした経 験を振り返る. TA学習シート の加筆・修正 する. TA活動後半の 経験について ディスカッショ ンする. 概論I、知識共創 セッションの改善 案についてディ スカッションする. P‐405 (SH). P‐501 (TAM3) . P‐502 (TAM3) . P‐503 (TAM3) . P‐504 (TAM3) . P‐FollowUP. TA学習シート の修正④. 経験共有会 Ⅳ. 改善案共創会. デブリーフィン グ. ACT‐503. ACT‐504. ACT‐FollowUp. TA活動を振り 返る. TA学習シート の加筆・修正 する. TA学習シート の修正⑤. TA活動全体を 通して何を学 んだかを振り 返る. TA活動成長 報告会. 図1 学習目標と学習活動の関係を表現する 木構造 (2) 報告書の分析 2012~2015 年度に実施された教育プログ ラムで提出された報告書を対象に分析を実 施した。報告書の形式は特に決まっておらず、 TA が各自で形式を考えて記述した。本研究で は、日本語を母語とし、本教育プログラムで の TA 経験が初めての学生 10 名(改善前5名、 改善後5名)が提出した報告書を分析対象と した。 ① 計量テキスト分析 報告書の記述内容の全体像を把握するた めに、KH Coder(樋口 2014)を利用して計 量テキスト分析を実施した。. 図2 実施期間ごとに見たコード出現率の バブルプロット。正方形の色の濃淡は残差の 大小を、括弧内の値はケース数(段落数)を 示す。** p < .01 * p < .05 (カイ二乗検 定) ②. 報告書の内容分析 ここでは、直近の実践(2015 年4月~6月).

(5) に参加した1年目の TA2名の報告書につい て取り上げる。 TA が議論効率化のための介入と受講生の メタ認知スキル育成がどのような関係性が あるのかを思考し、議論への介入方法に頭を 悩ませる様子が報告書の記述より読み取れ た。ファシリテーションの工夫に対する意識 が強かった TA が、受講生として議論に主体 的に参加していたときには議論の効率化を 目指しており、議論を通した成長の意識が強 くなかったことに対する気づきを得たこと で、自身の学びへの意識が強くなっているこ とが読み取れた。 TA が議論のファシリテーションにおける 経験学習をメタ認知の観点から転回してい る様子が報告書の記述より読み取れた。一人 一人の発言に対する意識が強かった経験学 習サイクルが、前半回数終了後のメタ認知に 関する小講義を受講することで、その活動の 背後にあるメタ認知的活動の知識を認識し、 後半においては、議論の流れの把握や議論を 俯瞰しようとするメタ認知の観点から経験 学習サイクルを転回していることが読み取 れた。 (3) まとめ メタ認知スキルの学び方を学ぶためには、 自身の学習を振り返ることが重要である。そ のためには、自身の思考を分析し言葉にでき る枠組みが必要となる。メタ認知スキルや経 験学習サイクルの転回は、枠踏みとして単に 知識だけを教えられれば使えるようになる ものではなく、経験を通して自分の方法とし て編み出していくことが重要である。 助成期間終了後も教育現場と協同し、教育 目標・教育法の洗練、教育データの収集を継 続することで、知識構築思考コンピテンシー を育成する議論を通じた学習モデルを構築 する.. ②. 田中 孝治、崔 亮、ダム ヒョウチ、小 林 重人、橋本 敬、池田 満、議論介入 の抑制を通じたファシリテーターのメ タ認知スキルの育成、日本教育工学会第 31 回全国大会、2015 年 9 月 23 日、電気 通信大学(東京都・調布市). ③. 田中 孝治、呉 沛璟、崔 亮、ダム ヒョ ウチ、小林 重人、橋本 敬、池田 満、 議論のファシリテーションを通じたメ タ認知スキル育成の取り組み、日本教育 工学会第 30 回全国大会、2014 年 9 月 20 日、岐阜大学(岐阜県岐阜市). <引用文献> ① 樋口耕一 (2014). 社会調査のための計 量テキスト分析―内容分析の継承と発 展を目指して―.ナカニシヤ出版,京都. 〔その他〕 ホームページ等 該当なし. 5.主な発表論文等 (研究代表者、研究分担者及び連携研究者に は下線) 〔雑誌論文〕 (計0件). 〔学会発表〕 (計3件) ① 田中 孝治、ダム ヒョウチ、小林 重人、 橋本 敬、池田 満、議論のファシリテー ションを通じたメタ認知スキルの学び 方の学び、日本教育工学会研究会(15-4)、 2015 年 10 月 31 日、岩手県立大学(岩手 県・滝沢市). 〔図書〕(計0件). 〔産業財産権〕 ○出願状況(計0件) 名称: 発明者: 権利者: 種類: 番号: 出願年月日: 国内外の別: ○取得状況(計0件) 名称: 発明者: 権利者: 種類: 番号: 取得年月日: 国内外の別:. 6.研究組織 (1)研究代表者 田中 孝治(TANAKA KOJI) 北陸先端科学技術大学院大学・知識科学研 究科・助教 研究者番号:60583672.

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