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JAIST Repository: 準安定状態窒素原子N(2D)とメタノール及びその重水素置換体との反応

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Academic year: 2021

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(1)JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/. Title. 準安定状態窒素原子N(2D)とメタノール及びその重水素 置換体との反応. Author(s). 稲葉, 重信. Citation Issue Date. 1998-03. Type. Thesis or Dissertation. Text version. none. URL. http://hdl.handle.net/10119/2452. Rights Description. Supervisor:梅本 宏信, 材料科学研究科, 修士. Japan Advanced Institute of Science and Technology.

(2) 準安定状態窒素原子 N(2D) とメタノール 及びその重水素置換体との反応 稲葉 重信. (梅本 研究室). <序論> 最近本研究室で、NO に 275.3nm の光を照射して 2 光子光分解する事により、 他の窒素の活性種なしに N(2 D) が効率よく生成する事を発見した。その後本研究室でも、 この方法を用いた N(2 D) と水やアルカンとの反応から生成する NH ラジカルに関する研 究を行なってきた。この様な背景から、メタンの C-H 結合と水の O-H 結合の両方を持つ メタノールと、N(2 D) の反応は大変興味深い。そこで本研究では、CH3 OH と N(2 D) の 反応から生成する NH ラジカルをレーザー誘起蛍光 (LIF) 法により検出し、その初期振 動・回転状態分布を調べた。またメタノールにおける C-H(C-D) 基、O-H(O-D) 基の反応 性の違いを明らかにするために、メタノールの重水素置換体についても同様の実験を行 なった。 <実験> NO とメタノール (CH3 OH,CD3 OH,CH3 OD,CD3 OD) の混合系に YAG レー ザー励起の色素レーザーの倍波 (275.3nm) をレンズで集光して照射し、NO を光分解さ せた。反応によって生成した NH(ND) ラジカルはエキシマレーザー励起の色素レーザー の倍波を用いて LIF 法により検出した。回転状態分布の測定は、緩和を避けるために低 圧,short delay の条件下で行なった。 <結果及び考察> 図1に CH3 OH の場合の LIF スペクトルを示す。CD3 OH の場合 は、これに非常によく似ており、CD3 OH からは ND がほとんど生成していない事がわ かった。具体的に CD3 OH の反応では、ND は NH の 1/10 程度しか生成しない。これは、 OH 結合が CD 結合よりも反応性が高い事を示している。また、CH3 OD の反応から生成 する NH と ND の比は 3:10 であった。すなわち OH 結合は CD 結合より 30 倍反応性が高 いが、OD 結合と CH 結合での比は 10 倍である。N(2 D) とアルカンの CH 結合の反応で は速度定数から活性化エネルギーの存在が考えられるので、ここに同位体効果の原因が存 在する可能性が高い。. 図 1: NH の LIF スペクトル. keywords. 図 2: NH の初期回転状態分布. N(2 D), NH(ND) ラジカル, LIF 法, 初期状態分布. Copyright c 1998 by Shigenobu Inaba.

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