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85 ℃高温動作80km 伝送用11.1Gbit/s プラガブル光リンク(XFP)の開発11.1Gbit/s プラガブル光リンク(XFP)の開発

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Academic year: 2021

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(1)

情報通信

度は-23.5dBm 以下、分散ペナルティは 3dB 以下とした。 図 1 にブロックダイアグラムを示す。本光リンクは、光 送信部、光受信部及び制御部の 3 つの部分より構成される。

1. 緒  言

近年、情報通信のデータ量の増大により幹線系に使用さ れる伝送装置の高ビットレート化や WDM(Wavelength Division Multiplexing)化が急速に進められている。これ ら伝送装置には XFP(10Gbit/s Small Form Factor Pluggable)等のプラガブル光リンクが搭載されたボード が複数枚搭載されている。データ量を増大させるために、 1 装置あたりのボード枚数を増やすか、ボードあたりのプ ラガブルモジュールの搭載数を増やす方法が行われる。こ のため、装置の熱設計の観点から使用される XFP には低消 費電力化や高温度動作化が要求される。 今回、我々はこれら要求に適合した 85 ℃, 11.1Gbit/s で 動作する 80km(1600ps/nm)伝送用 XFP LR2/10GBASE-ZR の開発および製品化に成功した。 本稿では、XFP の MSA 規格(1)の 3.5W 以下で 85 ℃動作 を可能にした低消費電力化設計と開発したプラガブル光リ ンク(XFP)の特性について報告する。

2. 開発した光リンクの構成と諸元

2−1 主要諸元 開発した 11.1Gbit/sXFP 光リンク の主要諸元を表1 に示す。本製品は動作温度範囲-5 〜85 ℃、 標 準 シ ン グ ル モ ー ド フ ァ イ バ に て 80km( 分 散 量 で 1600ps/nm)、11.1Gbit/s までの伝送を可能とするモ ジュールである。光電気特性は MSA で定められている TELCORDIA GR-253-CORE(2)に準拠し、規定されていな い 11.1Gbit/s は顧客要求の特性を開発目標とした。高温 (85 ℃)になると消費電力が増加してくるが、消費電力 3.5W 以下を目標とした。距離(分散量)が長くなり、ビッ トレートが上がるほど光受信部の最小受信感度や分散ペナ ルティは劣化する傾向にある。11.1Gbit/s での目標受信感

Development of 11.1Gbit/s Pluggable Optical Link Enabling 80km Transmission at 85˚C─ by Yasuhiro Hamajima, Shingo Inoue, Masato Hino, Kazutoshi Otsubo, Shinya Suzuki and Kenji Otobe─ The authors have successfully developed an XFP (10Gbit/s small form factor pluggable) transceiver module, which satisfies all of the requirements by XFP multi source agreement (MSA) at -5 to 85˚C. The power dissipation of the newly developed XFP is around 3.0W and 20% lower than the conventional XFP. Furthermore, this module can reach up to 80km (1600ps/nm) at 11.1Gbit/s. We believe that this module will contribute to reduction in the size and cost of transmission equipment.

Keywords: XFP, LR2, E-temp, 11.1Gbit/s, long haul, low power dissipation

85 ℃高温動作 80km 伝送用

11.1Gbit/s プラガブル光リンク(XFP)の開発

濱 島 康 宏

・井 上 真 吾・日 野 正 登

大 坪 和 敏・鈴 木 信 也・乙 部 健 二

表 1 主要諸元 動作ケース温度 -5 〜 85 ℃ 外形寸法 78.0mm × 18.35mm × 8.5mm(12.2cm3,MSA 準拠) 電気インターフェース 30 ピンコネクタ(MSA 準拠) 伝送速度 9.95/10.3/10.7/11.1Gbit/s 光 送 信 部 光送信デバイス EA 変調器レーザ 中心波長 1530 〜 1565nm 光出力パワー 0 〜 4dBm 光出力波形 TELCORDIA GR-253-CORE 準拠 消光比 9dB ジッタジェネレーション 100mUIpp/10mUIrms ジッタトランスファー TELCORDIA GR-253-CORE 準拠 伝 送 路 伝送路 SMF(1.3µm 零分散シングルモードファイバ; G.652) 残留分散値 0 〜 1600ps/nm 光 受 信 部 受光デバイス APD 受信感度 -24.0dBm(9.95Gbit/s)-23.5dBm(11.1Gbit/s) 分散ペナルティ 2dB(9.95Gbit/s)3dB(11.1Gbit/s) オーバーロード -7dBm ジッタトレランス TELCORDIA GR-253-CORE 準拠 電 源 +3.3V, +5V 消費電力 3.5W

(2)

2 − 2 内部構成 1 光送信部 光送信部は①電気信号を 光信号に変換する TOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)、②電気の入力信号を受けて再生する CDR (Clock and Data Recovery)、③電気信号の振幅を増幅す る LDD(Laser Diode Driver)、④ LD の駆動電流を制御 する光パワー制御回路、⑤ TOSA 内の LD(Laser Diode) 温度の制御を行う温度制御回路の 5 つの部分により構成さ れている。

電気信号を光信号に変換する TOSA は、-5 〜 85 ℃の温度、 11.1Gbit/s まで動作する 80km 伝送用の EA 変調器レーザ (EML: Electro-Absorption Modulator Integrated Laser Diode)を搭載し、XMD-MSA に準拠したものを開発した (写真 1)。TOSA ケース内には LD および EA 変調器や TEC (Thermoelectric Cooler)が内蔵されており、フランジで 支えられフレキシブル基板により信号線路が XFP 本体の基 板と接続される(3) 2 − 3 内部構成 2 光受信部 光受信部は①光信号を電

気 信 号 に 変 換 す る ROSA( Receiver Optical Sub-Assembly)、②電気の入力信号を受けて再生する CDR、 ③ APD(Avalanche Photodiode)(3)のバイアス電圧を制

御するために高電圧を生成する高電圧生成回路の 3 つの部 分により構成されている。

光信号を電気信号に変換する ROSA は InGaAs APD フォトダイオードを内蔵しており、XMD-MSA に準拠した ものを開発した(写真 2)。中心の ROSA ケースには APD と TIA(Transimpedance Amplifire)が内蔵されており、 フランジで支えられフレキシブル基板により XFP 本体の基 板と接続される。 2 − 4 内部構成 3 制御部 制御部のブロックダイアグ ラムを図 2 に示す。制御部は①モジュールの温度や受信部 に入力される光パワーなどの動作状況をモニタしている AD(Analog-Digital)変換器、② EA 変調器駆動電圧や レーザ駆動電流などの制御を行っている DA(Digital-Analog)変換器、③ AD/DA 変換器やモジュール全体の動 作を監視している CPU の 3 つの部分から構成される。また、 電気 入力信号 電気 出力信号 光 出力信号 光 入力信号 光送信部 制御部 光受信部 CDR CDR LDD TEC CPU AD変換器 DA変換器 EA 変調器 TOSA ROSA 温度制御 光パワー制御 高電圧生成 2 線式 通信 TIA APD LD 図 1 ブロックダイアグラム フレキシブル基板 TOSA ケース フランジ 写真 1 TOSA 外形 フレキシブル基板 フランジ ROSA ケース 写真 2 ROSA 外形 制御部 CPU プログラム メモリ AD変換器 DA変換器 ・モジュール温度 ・送信部光パワーモニタ ・受信部光パワーモニタ ・電源電圧 ・EA変調器駆動電圧 ・LD駆動電流 ・TEC温度 ・APD用高電圧 2線式 2線式 通信 通信 2線式 通信 図 2 制御部のブロックダイアグラム

(3)

CPU は 2 線式通信機能(2-wire serial interface)により 外部との通信を行うことができ、モジュール外部から内部 の動作確認、異常検知、固体識別や各種機能のコントロー ルを行っている。

3. 低消費電力設計

3 − 1 従来技術を用いた場合の XFP の消費電力 図 3 に従来技術を用いた設計時の消費電力見積りを示す。XFP のケース温度が高温になると LD 温度を一定に保つために TEC が冷却素子として働き、TEC 電流が上昇する。逆に ケース温度が低温になると、TEC は加熱素子として働き、 TEC 電流を増大させる。LD の表面温度と XFP のケース温 度との温度差が大きいほど、TEC 電流は多くの電流が流れ るために消費電力が増加する。このため 85 ℃で動作させ る場合は、従来の 75 ℃動作と比べ 0.8W も消費電力が増大 する。温度変化による消費電力の増大は TEC の消費電力変 化が最も影響していることが分かる。85 ℃の消費電力は合 計 4.0W になり、同様規格の 3.5W よりも大きくなる結果 になった。 実際には TEC の冷却能力に制限があり、これを超えると LD の発熱を吸収することができなくなる。この場合は LD の表面温度が上昇し、注入電流の増加、さらに発熱する熱 暴走モードに入ることになる。よって LD の消費電力を減 らすことが重要になる。 TEC 周辺部以外にも EA 変調器、LDD 部や、CDR など 消費電力が大きい回路があり、これらの低消費電力化も必 須である。 3 − 2 新たに開発した低消費電力 XFP 今回開発し た XFP は下記(1)〜(4)を行うことで低消費電力化を実 現した。

(1)TEC(Thermo Electric Cooler)周辺での低消費電 力化。85 ℃で 0.6W 削減。 ① 新規に開発した高効率 LD を採用し、従来よりも約 30 %の注入電流を削減した。これによりチップの 発熱量が下がるため TEC の消費電力が下がる。 ② TEC 駆動回路の高効率化。 ③ 高効率 DC/DC コンバータ(電圧変換器)を効果的 に使用。 ④ 低電圧の安定化電源を作り、部品への印加電圧を 抑制。 (2)LDD 周辺での低消費電力化。85 ℃で 0.3W 削減。 ① LD バイアス回路への給電方法の見直し。 ② 低電圧駆動の EML-LDD を採用。 (3)低消費電力の CDR-IC を採用。85 ℃で 0.2W 削減。 (4)TIA の電源電圧を最適化。85 ℃で 0.1W 削減。 図 4 に今回新規に設計した XFP の消費電力を示す。従来 技術で支配的な TEC 周辺や LD 駆動回路の消費電力は、新 規設計品の TEC 周辺では 85 ℃で 0.6W、LDD 周辺では 0.3W を削減する見積りとなっている。

4. 諸特性

4 − 1 消費電力 図 5 に開発した XFP モジュール全 体の消費電力を示す。消費電力は温度 35 ℃で 1.9W、 75 ℃で 2.6W、85 ℃で 2.9W となり、設計どおりの消費電 力で実現できており、規格の 3.5W 以下を達成できた。 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 -5 35 75 85 Temperature [˚C] Power Dissipation [ W ] LDD 周辺 TEC 周辺 CDR LD 駆動 TIA 駆動 CPU 他 図 3 従来技術を用いた場合の XFP の消費電力 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 -5 35 75 85 Temperature [˚C] Power Dissipation [ W ] LDD 周辺 TEC 周辺 CDR LD 駆動 TIA 駆動 CPU 他 図 4 新たに設計した XFP 消費電力

(4)

4 − 2 光出力波形 図 6 にフィルタ透過後の 1600ps/ nm 伝送前後の光出力波形を示す。伝送前の波形(図の上 段)は、GR-253-CORE で規定されるマスクパターンを満 足しており、マージン 10 %以上を確保することができた。 伝送後の波形(図の下段)は 11.1Gbit/s でも開口しており 1600ps/nm 伝送が可能なことを示している。Tx 側のオフ セット電圧 Vo を深くすると伝送後の波形は 0(ゼロ)レベ ルの信号が下がるため開口し伝送特性が良くなるが伝送前 の波形は開口が狭くなる。逆にオフセット電圧 Vo を浅く すると伝送後の波形は 0(ゼロ)レベルの信号が上がるた め開口が狭くなり、伝送前の波形は開口が広くなる。伝送 前と伝送後の波形はトレードオフとなっており、オフセッ ト電圧 Vo を最適化した。 4 − 3 光波長安定度 図 7 に光波長の安定度を示す。 動作ケース温度範囲(-5 〜 85 ℃)において±25pm 以内の 精密な波長制御を実現しており、今後 DWDM 用途への拡 張が可能である。 4 − 4 伝送特性 光受信側の特性として図 8 に 9.95

Gbit/s、35 ℃ケース温度での BER(Bit Error Rate)グラ フ を 示 す 。 規 格 -24dBm に 対 し て 十 分 に 余 裕 が あ り 、 1600ps/nm 伝送時の分散ペナルティはほぼ 0dB と良好な 特性が得られた。 0.0 -10 0 0.5 1.0 Temperature [˚C] Power Dissipation [ W ] 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 10 20 30 40 50 60 70 80 90 図 5 XFP モジュールの消費電力 図 6 伝送前後の光出力波形(35 ℃, PRBS31) 9.95G 11.1G -30 -10 0 -20 Temperature [˚C] Wavelength Drift [pm] -10 0 10 20 30 10 20 30 40 50 60 70 80 90 10-12 10-11 10-10 10-9 10-8 10-7 10-6 10-5 10-4 10-3 -32 -30 -28 -26 -24 -22 -20

Bit Error Ratio

Optical Input Power [dBm] BER : 0ps/nm

: 1600ps/nm

図 8 伝送特性(35 ℃, 9.95Gbit/s, PRBS31) 図 7 光波長安定度

(5)

図 9 に最少受信感度の温度特性を示す。高温 1600ps/ nm 伝送時に約 0.8dB の受信感度劣化が確認されたが、温 度特性は十分に低い結果が得られた。これは TIA の閾値電 圧や APD の駆動電圧を温度に対し受信感度が最小になる よう最適化しているためである。 図 10 にファイバ分散値と分散ペナルティのビットレー ト依存性を示す。分散量が増えると、またビットレートが 高くなると分散ペナルティは悪化するが、11.1Gbit/s、 1600ps/nm まで分散ペナルティは 2dB 以下の良好な特性 を確認することができた。 4 − 5 ジッタトレランス 図 11 にジッタトレランス 特性を示す。GR-253-CORE の要求に適合している。

5. 結  言

新規に開発した TOSA の採用および新たに回路を設計 す る こ と で 85 ℃ に て 3.5W 以 下 の 消 費 電 力 を 実 現 し 11.1Gbit/s で動作する 80km(1600ps/nm)伝送用 XFP LR2/10GBASE-ZR の開発および製品化に成功した。本製 品を用いることで伝送装置のボードあたりの XFP 数量を効 果的に増やすことが可能になり、現在加速している情報量 増大のニーズに対応できると考えられる。 用 語 集ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※ 1 WDM

Wavelength Division Multiplexing(波長分割多重方式): 波長毎に異なる信号を変調し、1 本のファイバに結合させる。 ※ 2 XFP

10 Gigabit Small Form Factor Pluggable :活栓挿抜可 能な 10Gbit/s 対応光トランシーバ。

※ 3 MSA

Multi-Source Agreement :モジュールサプライヤ各社 が、外部仕様を共通化するための協定。

※ 4 TOSA

Transmitter Optical Sub-Assembly :発光素子と光ファ イバとを容易に光学結合させることができるレセプタクル タイプのモジュール。

※ 5 CDR

Clock Data Recovery :シリアル伝送システムの受信側に おいて、シリアル信号に織り込まれているクロック成分を 再生し、それで信号を再同期させることによって、元の信 -26.5 -27.0 -26.0 -25.5 -25.0 -24.5 -24.0 -23.5 -23.0 -22.5 -22.0 -10 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 Temperature [˚C] O pt ic al I np ut P ow er [ dB m ] : 0ps/nm: 1600ps/nm 1200 -1 0 1 2 3 4 5 6 7 1300 Chromatic Dispersion [ps/nm] D is pe rs io n P en al ty [ dB ] 1400 1500 1600 1700 1800 10.3G 10.7G 11.1G 図 10 ファイバ分散値と分散ペナルティ 0.1 1 10 100 1000 10000 100000

1.E+01 1.E+02 1.E+03 1.E+04 1.E+05 1.E+06 1.E+07 1.E+08 Frequency [Hz]

Jitter Tolerance [UIp-p]

GR-253 Mask Tc = 85˚C Tc = 35˚C Tc = -5˚C GR-253 Mask 図 11 ジッタトレランス特性 図 9 受信感度の温度特性(9.95Gbit/s, PRBS31)

(6)

号を回復させること、またはその回路要素。GbE では 8B/10B 符号によって、SONET/SDH ではスクランブル処 理によって、ある程度値が変化するシリアル信号になって いる。CDR の特性としては、同値連続への耐性や、ジッタ 耐性が重要である。さらに、PON の上りにおいてはバース ト信号になるので、同期時間も重要になる。 ※ 6 LD Laser Diode(半導体レーザー)。 ※ 7 ROSA

Receiver Optical Sub-Assembly :受光素子と光ファイバ とを容易に光学結合させることができるレセプタクルタイ プのモジュール。

※ 8 APD

Avalanche Photo Diode(エーピーディー/アバランシ フォトダイオード/アバランチフォトダイオード):ブ レークダウン電圧に近い大きな逆バイアス電圧(数十〜 200V)が印加された半導体の p-n 接合において、吸収光 子によって生成された正孔− 電子のペアが電界による加速 を受けて伝搬する際にイオンと衝突することにより正孔− 電子のペアを追加生成し加速度的に電流が増大するなだれ (アバランシ)現象を示す。このアバランシ増倍現象を利 用して、光信号を増幅する能力をもった光受信モジュール の高感度化に有利な受光素子の総称。 ※ 9 TIA Trans-impedance amplifier(トランスインピーダンス・ アンプ):フォトダイオードなどの微小電流信号を増幅す るためには,入力バイアス電流が少なく,入力オフセット 電圧やドリフトも小さなアンプを用いて I-V 変換するのが 一般的。その際に多く用いられている回路方式は,反転ア ンプの入力にフォトダイオードを直接入力するトランスイ ンピーダンスと呼ばれる方式。 ※ 10 DWDM

Dense Wavelength Division Multiplexing(高密度波長 多重伝送):高密度波長分割多重。1.6nm もしくは 0.8nm、 0.4nm 間隔で波長多重する方式。多重波長数は、16 〜 160 程度。幹線系の高性能な WDM システムに利用される。 ※ 11 BER

Bit Error Rate(ビット誤り率)。

参 考 文 献

(1)SFF Committee,“10 Gigabit Small Form Factor Pluggable(XFP) Transceiver MultiSource Agreeement(MSA)”, Revision4.0、p1-183(April 13, 2004)

(2)International Telecommunication Union,“ ITU-T G.693 and Telcordia GR-253 Specifications”

(3)K.Morito,“Penalty-Free 10Gb/s NRZ Transmission over100km of Standard Fiber at 1.55um with a Blue-Chirp Modulator Integrated DFB Laser”, IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS, VOL.8, NO.3, p431-433(MARCH, 1996) 執 筆 者---濱島 康宏*:伝送デバイス研究所 機能モジュール研究部 光ネットワーク用光トランシーバ開発に 従事 井上 真吾 :伝送デバイス研究所 機能モジュール研究部 日野 正登 :伝送デバイス研究所 機能モジュール研究部 大坪 和敏 :伝送デバイス研究所 機能モジュール研究部 主査 鈴木 信也 :伝送デバイス研究所 機能モジュール研究部 主査 乙部 健二 :伝送デバイス研究所 機能モジュール研究部 グループ長 ---*主執筆者

図 7 光波長安定度
図 9 に最少受信感度の温度特性を示す。高温 1600ps/ nm 伝送時に約 0.8dB の受信感度劣化が確認されたが、温 度特性は十分に低い結果が得られた。これは TIA の閾値電 圧や APD の駆動電圧を温度に対し受信感度が最小になる よう最適化しているためである。 図 10 にファイバ分散値と分散ペナルティのビットレー ト依存性を示す。分散量が増えると、またビットレートが 高くなると分散ペナルティは悪化するが、11.1Gbit/s、 1600ps/nm まで分散ペナルティは 2dB 以下の良好な特

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