1
論 文 】
UDG :691.
32 日 本 建 築 学 会 構 造系論 文報告集
第 388 号・
昭和 63 年、
6月コ
ン
ク
リ
ー
ト
の
強 度 増 進 材
と し
て
の
ゼ
オ
ラ
イ
ト
の
有 効 性
に
関
す
る
研
究
正 会員 正 会 員 正会
員馮
.
向
江
井
原
乃 謙
*毅
* *恭 ,
二
* **1.
ま え
がき
’
大 谷 石 (
栃 木 県 宇 都 宮 市
〉
,石
見石 (
・
島根
県
大
田
市 )
,
ニ ツ井 石 (
秋 田県 山 本 郡 )
など
は,天 然
ゼ オ ラ イ トを多
量に含 有 す
る岩 石
と し て知
られ ている が, こ の ゼ オライ トを含
む岩 石
のコ ン クリ
ー
ト用 材
料
と して の利
用
の方
途 と.
して は,
1
) 焼
成
膨張
さ せ ることに より,
人
工軽 量 骨 材
と して の活
用。
2) 水硬性
を有
す
ることを利 用
した
セ メ ント助 材 と
し て の活 用
。
3 )
結
晶 格 子 格 中の水 と 空 気 を 加 熱置 換
することに よ り,気 泡
コ ン ク リー
ト用発 泡
材
と して の活 用
。 など
が考
え ら れ る.
筆
者 ら は,
日本
お よ び中 国
におい て大 量
かつ広
範
囲
に わ たっ て分 布
して い る ゼオ
ライ ト鉱 物 (
以 下
, ゼ オ ライ
ト という
。
)
を セメ ント
,
コ ン クリ
ー
ト用 材 料 と
して活
用
する こと を目 的
とし て,総 合 的
な研
究
を進
め て き てい る1)−
5} 。 こ のう ち
,
大 谷 石 を焼 成 膨 張
ず
る
こと
に よ り製
造 し た 人 工軽
量骨 材
につ い ては,
日本 建 築 学 会 論 文 報 告
集
(
第
377
号
)
1 〕 におい て,
そ の発 泡 機 構
,
軽 量 骨 材
と し て の特 性
およ び軽
量コ ン ク リー
ト用 骨 材
と して の有 用
性
につ い て発 表
し た と お り で あ る。
本 報 告
は こ れ に継 続
す
る もの で, 上 述 し た ゼ オライ ト の活 用 方 法
の2
番
目に示
し た特
性
, す な わ ち,
ゼ オ ライ
ト
の水 硬 性
に着 目
し,
セメ ン ト助材
と して の効
果 を
有
す るコ ン クリー
トの強 度 増
進 用 混和 材
と して
の適 用性
につ いて
検討
し た結
果 を
ま と め た もの であ る。な お
,
本 研 究
は 日本
お よび
中
国
の研
究 者
に よ る共
同 研
究
で, まず
, 日本 (
明治 大 学
,
小野
田セ メ ン ト株 式 会 社 )
に
お い て ゼオ ライ
トの基礎的特
性
お よ び水 硬 性
につ いて検 討 を行
っ たの ち,
中
国清 華 大
学
に おい て,
こ れ らにつ い て再 実 験
す る と共
に, コ ンク リー
トの強度
特
性
に関
す・
表
一
1
実験
に用い たゼオライ ト岩 石の化 学 組 成(% } 化学 成分
岩 石 種顛 SiOzA 匠
:
01Fe10コ
CaO 目&o 村a30KzOig.
10ss 大 谷石 丁O,
1了 lL.
811.
682,
54O.
522,
73L958.
71 二 7井石58
,
37lL822
.
292,
470.
993.
012.
219.
39 表一
2大 谷石の活 性
Sio
,量及び活性 A且20s 量加 熱 温 度
活 性 成 分,
常温
500
℃800
℃活 性
Sio2
量 (
%)
・ 12.
0811
.
819
.
02
活 性
且1203
量 (
% )
8
.
39
8
.
37
7
.
37
表一
3
実 験に用いた骨 材の主 要 物性 品質項 目 種 類 最 大 寸 法 ( ) 粗粒率 絶 乾 比 重 吸水率 (% ) 単 位 容 積 重 量 (kg〃 ) 粒 度 分 宿 粗骨 材 砕 石206
.
402
.
69o
・
与
o1
,
56
申国の骨材 標準 に適 合 (注1〕 細 骨材 川 砂一
3.
232.
61o.
801.
55
中国 の骨材 標準 に遇 合 (注1
) 〔注1》J[Sに焜定 ずる砕石 およびJASS5
に規定 する砂の粒度 分布の標準範囲と.
ほ ぼ同一
で あ る,
零 中 国 清 華 大 学 教 授 # 明 治 大 学 教 授・
工 博 # 1 清 水 建 設 (株 )技術 研 究 所・
工 修 〔昭 和62年10月2日原 稿 受理) る実
験 検 討 を行
っ たもの である。,
2.
本検討
に用
いた ゼオ ラ イ ト
の概 要
本検
討
で は,
ゼ オ ライ
ト岩 石
とし
て大 谷 石 お
よび
ニ ツ井
石の2
種 類 を用
い た。 これら の岩 石
の概
要
を
示
す と,
以 下
の と おり であ
る。2,1
化 学 組 成
およ
び鉱 物 組 成
・
’
.
使 用
した大 谷 石
お よ び ニ ツ井
石
の化 学 組 成
につ い て,
蛍 光
X
線 分 析 法 (
粉 末 プ リ
ケッ ト法 )
に よっ て得 ら
れ た結 果
を示 す
と表
一
1
のと
お りで,
いず
れ もSiO2,
Ai
,Os
を主 成 分
と し, こ れ に,Fe203
,CaO ,
Na
,O ,
K
,O
を そ れ ぞ れ2
%程 度 含 有
す る ほ ぼ同
一
の化
学 組
成
か ら な る岩 石
で あ る といえる。
一
方
,
図二1
は岩
石の粉 末
をX
線 回 折
し た結 果 を 示
し たも
の である,
それ によ る と,
いず
れの岩 石 も
ク.
リ
ノプ
チロ ラ イ トの存 在
を 示 す 位置
(
2.54,
2.
74
,
2.
80
…
6
.
OO,
o
8
.
OO
,9
.
00
A
)
の近傍
に回
折線
が見
ら れ ること か ら,
こ の2
種 類
の岩 石
は,
いず
れ も ク リノプ
チロラ イ ト系
ゼ オ ライ
トを 主 成 分
と した もの とい え る。
ま た,
アン モ ニ ウ ムイ
オン交 換 法
によ り求
めた大 谷 石
の ゼオライ
ト含 有 量
は,
大 谷 石
で は60
%
,
ニ ツ井 石
で は58
%
であ
っ た。 図一1
TGA:
:
:
蕈
1
:
1
蘯
苴♂
鬘
二
1
:
1
二
漂
一
6.
O2
θ (CuK
α) 大 谷 石お よびニ ツ井石 粉 末の X 線 回折 結 果 D↑A6048 za ξsI2豊
o占
一
12 )−
24∴
−
36−
48−
60 0 1CO 200 400 泓瓦} 630 TOO 800 900 1000 温 度 rc) 図一
2大 谷 石お よ び ニ ツ井石粉 末の熱 分 析 結 果
2.
2
加 熱 時 特 性
図
一
2
は,常 温
か ら1000
℃
まで加
熱
した場 合
の大
谷
石
お よび
ニ ツ井 石
粉
末
の熱 重 量 分 析 (
TGA
)
およ
び示
差
熱
分
析 (
DTA
)結
果 を示
し たも
の であ
る。
そ
れに よ る と,
両
岩
石
と も400
℃程 度
の加 熱
に よ り全 体
の80
〜
90
%
の重
量減 少
が み ら れ, そ れ以 上
の温 度 域
での重 量
減 少
は極
めて少
ないと
い え る。 これ らの重 量 変 化
は,
主
と して岩 石中
の水
分の逸 散
によるも
の であるが,
400
℃ ま での温 度 域
での重 量 変 化
は ゼ オ ライ
ト特
有
の毛
細管
水
,
層 間 水
,
ゼ オライ
ト水
の脱 水
に よ る もの で あ り, そ れ以 上
の温 度 域
の重
量
変
化
は結
晶
水
の脱
却
に よ るも
のであ
ると 考
えら
れる。 ま た,
両
岩
石
と も100
℃ お よ び700
°
C
付 近
にお
い て吸 熱 変 化
が み ら れ た が,
その変
化
の程 度
は ニ ツ井 石
に お い てや や大
き かっ た。
2
.
3
活 性
シリ
カお よ び活 性
アル ミ ナの含
有
量セ メ ン
ト助 材
と し て の適 性
に大
き な か か わ りを も
つ活
性
シ リ カ(
Sio
,)
お よ び活 性
アル ミナ (
Al
,O
,)
の含 有
量
につ い て,
塩 酸
によ る溶解
・
重 量 分 析 法
お よ び キレー
ト滴
定 法
を 用いて求
め た大 谷 石 粉 末
の測 定 結 果 を示 す
と表
一
2
の と お りであ
る。
そ れに
よ
る と,
常 温
に お ける大 谷
石粉 末
の活性
シ リ カ量
は12
.
08
%,
活 性
アル ミナ量
は8.
39
%
と比 較 的 高
い値
で あっ た。
し か し,
これと 同
一
の大 谷 石 粉 末 を
500
℃
お よび
800
℃ に加 熱 し
た場
合
で は,
表
一
2
に も示
す よう
に加 熱 温 度
が高
く な る の に伴
い,活性
シ リ カ 量 お よび
活 性
アル ミナ 量
の いず
れも減
少
の傾 向
が み ら れ る。
これ は高 温 加 熱
す ること
によ
り大 谷 石
の構 造
が変
化
し たこと に よ るも
のと考
え ら れ る。こ の こと を
明
ら か にするた め,
筆
者
らは,
上 記 大 谷 石
粉 末 を
800
℃ に加 熱
し,
これをTGA
お よびDTA
解析
し た。結
果
は 図一3
に示
す と お り であ
る。 それ によ
る と,
図
一
3
に は 図一
2
に見
ら れ る よ う な大 谷 石 特 有
の吸 熱 変
化
は見
ら れず
,
温 度
に伴
う変
化
は直 線
に近
い関 係
がみ ら れ る。一
方
, 写真
一
1
は800
℃ で加 熱
し た大 谷 石
と加 熱
の経
歴
の ない大 谷 石
の電 子 顕 微 鏡 写
真
を比 較
し たも
ので あ る が,
加熱
し ない大谷石
に見
られ る ゼ オライ
ト特 有
の微 細
な集合 組成
が800
℃ で加 熱
した のち
に おい て は ガ TGA 5432 ↓。
412〔
しo 日)
挈 割 咽 画 娼 4 DTA TGA一
5 0 100 200 300 400 500 500 7eo 800 温 度(℃ ) DTA302418ぎ
12851°
島
一
6ム
121824−
30900 1000 図一
3
800
℃ で加 熱し た大 谷石粉
末の熱分析 結 果 〔a) 加 熱 経 歴の な い場 合 (b
)800℃,
2時 間加 熱し た.
場合 写真一
1
加 熱 経 歴の有 無によ る大 谷 石の組 成 変 化の拡 大写真 (8000
倍 )ラス
化
現
象
が進行
し,
粗 状
な ものへ変
化 してい ること が観 察
さ れ る。 この よう
な検 討
か ら,大
谷 石
は加熱
す
るこ とに
よ り組 成
が粗 状
とな り,
ゼ オ ライ
ト内
部
の比
表
面 積
が小
さ くな り,
そ の ため活 性 度
も低
下 す る もの と考
えら れ る。 こ の傾 向
は ニ ツ井 石
におい て も同 様
に見
ら れ た。3.
ゼオ ラ イ ト
粉
末
の混
入
.
によ
るコン ク リー
ト強 度
の増 大 効 果
に関 す
る検 討
.
’
前 項で
明
ら か にiLた よ うに, ゼオ ライ
トに は活 性
シリ
カ や活
性
アル ミナ
が含 ま
れ て お り, これ ら はコ ンク リー
ト中
におい て セ メ ント
の水 和 反 応
によっ て生 成
す る水 酸
化カル シ ウム(
Ca
(
OH
)
2)
と反 応
し て強
度
発 現 に寄
与
.
す ること が考
え ら れ る。本 項
で は普 通
コ ン クリ
ー
トを基
準
に して,
これに大
谷 石
お よ びニ ツ井
石粉 末
を 添 加 し,
.
こ の岩
石 粉の混 入に よ るコ ン クリー
ト強 度
の増 進
効果
に つ い て実
験 的
に検
討
す夸
こ と と し た。3。1
使 用 材 料
a
)
セ メ ン ト:中 国 北 京 産 普 通
ボルト
ランド
セメ ン ト.
(
中
.
国 国 家 規 格
GB
175
−85
によ
る強 度 区 分
525
kgf
/
cm2>
お よ び中
国北 京 産 高 炉
セ メ ン ト.
(
中
国 国 家規
格
GB .
1344
−
85
によ
る強
度
.
区 分
425
kgf
/
cmz)
の2 種 類
を用
いた
。・
b
) 骨 材
:粗 骨 材
にil
.
匕京 立 水 橋 産 砕
石,細
骨材
に同地
採 取
の川 砂
を用
い た。
.
、
こ れ ら骨 材
の主
要
物 性
を表
一
3
に示
す。c
)
混 和
剤
:各 試 験
体
とも 中 国
淮
南 鉱 山 局 産 β ナ
フ.
タ リ.
ン ス ルホン酸 系 高 性 能 減 水 剤
を用
い た。d
) 練
り まぜ
水
:.
水 道
水
を用
いた。e
) 鉱 物 粉 末 混 和 材
:本
実
験
・
では ゼ 才ライ
トの強
度
発
現効
果 を検 証
す る た めに,
大谷
石 お よ びニ ツ井 石
の粉
末
を 用い た(
一
部
の実
験
に中
国 河
北省
赤 城 県 産
ゼ オ ライ
トも
使
用
〉
が,
さ らにこ れ と比
較検討
する ために北
京
火
力
発
電 所産
フラ イア ッ シュ お よ び北 京 錬 鉄 場 産 高 炉
ス ラグ粉末
も用
いて,
そ れ ぞ れ の混 和
材
の強 度 発 現
に及 ぼ す
影
響の 比較
ができ る よ うに計
画
し た。,
3.
2
実 験計
画実 験
は4
つ の シ リー
ズ に 分 け て実 施
し た。
各
シ リ.
一
ズ
の実 験
目的
お よ び 用いた
試
料
コ ン ク リー
トの種
類
を示
す と以 下
の と お り である。
a
)
シ リー
ズ ユ実 験
:単 位
セ メ ン ト量500kg
/
m3 の普
通
コ ンクリ
ー
トを基 準
と し,
調 合 上
の他
の条 件 を 変 更 す
るこ と な く,
セ メ ン ト量 の.
内
割
IG
「
%(
50
kg
/
m3)
を大
谷 石
,
ニ ツ井 石
の粉 末
およ
びフライ
ア ッシュ ,高 炉
ス ラグ粉
末
で代
替
して作 製
し たコ ン ク リー
ト
につ い て,
これ ら粉 末 混 和 材
の強 度 発 現 効 果 を比 較 検 討
する ことを 目的
と した も
の であ
る。
試 料
コ ンクリ
ー
ト
の調
合 表 を
表
一
4
に示 す 』
b
)
シ リー
ズ2
実 験
.
:シ.
リー
ズ1
と 同様
に単 位
セメ ン ト量
.
500kg
/
m3 の普 通
コ ン ク リ7
トを基 準
とレ
,
セ メ ン 表一
一
4
シ リ
ー
ズ1実 験に用い た コ ンク リー
トの調 合 表 セ メ ン ト・
竕末混和財 所 顎 量〔k墨ん:
} 試 験 体 暫 号 樌矧 平均粒度 (岬 ,.
wC +Z (注 の く% ) 細 骨 材 串 {% , 毘 位 永 量 嘸 ノ而 識 水荊 鰡而 セ メ ン ト 粉 末 湿 和 材 肉 骨材 粗 骨 材 Lセ
メント 巳O 跖 321155.
O500冖
緲 1207 2 六谷 石 6.
235321755,
0450505501207 3 ニワ
井石 5,
435 認 工755.
o450 印 560120 了 4 フ ラ イ ア7シュ
5,
635 谺 1?55,
04505e 跚 1207 5 昌 炉 水 砕 ス ラグ 5.
7 詬.
321755.
045050 踟 且2 (注2}結 合 材 里 壁 (セ メ ント+ぜ オ彡イ け に対 す るホの刮 合 表一
5
シ リー
ズ 2実 験に用いたコ ン ク リr トの調 合 表 セ メン
ト 扮 末混 和材 所 要 量 〔kg〆皿
り 試験体 番 号 租 類 平 均 粒 度 〔μの Wq +z 〔庄 幻 〔%} 細 骨 材 串 〔% } 頃 位 水 量 街ノ雨 誠水 荊 缶9!冂
o セ ン メト 竕 末 混和材 纏 骨 材 粗 骨材 6 セ メン ト 8.
D3532i 了55.
0 伽5501207 7 大 谷石 6
.
7 緬 詑 1755.
o45050 麟 1207 8 大谷 石 6.
235.
詑 1755.
o.
45050550 監207 9 大谷 石 5.
63532L 了55,
045050560L207 且0 二 7井 石 6.
835321755.
o 姻 50 説 互207 n 二 7井 石 5,
4 距 踞 2?55.
o450 即 鋤 1207 L2 二7井 石 5.
6噛
35 詑 n55.
O450 釦 5601207 〔注2} 表一
4の 脚 注 参 輾 表一
6
シ リー
ズ 3実 験に用いたコ ンク リー
トの 調 合 表 ゼ オ ライ ト 所 要 量 (k巳/9,
】 試5奐体 番 号 種 矧 混入亘 α)【注3) WC †Z 〔注2》 ζ%) 単 位 水 量 鰍&/ゆ 滅水剤 魄ん り セ メ ン ト ゼオラ イト 紹 骨材 粗 骨 財.
13 大谷石 兆o351 了5.
5,
姻 50560.
1027 M 大谷 石 15.
聞 L了5542575
謝 jo27 L5 大谷石 20 路 17554001no 跚 田 27 16 二7井石 1035 置〒55 齠 即 細 102了 17 二7井石 15 お 175542575 踟 10解 18 ニ7井石 2035・
1755400・
LQO560.
田27 19 中 国 河 北 省産 10 あf755
.
450505601027 20 中国 河 北省 産 1535L τ55.
42575560’
mz7 2L 中 国 河 北省 産 20 路 17554qo.
Loo5601027 CE2) ま4のE9iltsma (注3,結胡 雌 ‘セ メ・卜・t
’
t ラ イ ト, =対す るge「
表
一
7
シ リー
ズ4実 験に用いたコ ン クリー
トの調合表
・
セ メ ン ト 種 類 W 所 要 量 lk51巴り 試験体 番 号 ゼ 才 ラ イ ト粉 宋混 入の有 無 C.
十Z 圃 (%) 単 位 水 量 賑 ノ曲 減水 荊 喚 ノ面 喫 メ ン ト ゼ オラ イト 細 骨 材 糧骨 栂 22 無 4団 o6201208 23 脊.
37.
817D.
4.
03go.
60620120B 24、
無
450o6201208 25、
普通トラポンルド セメント 有 35.
5i605.
O 蹴 6062D・
ユ208 26 無 姻 o52512 腮 四 有 33、
01505.
5390606251208 圏 無1140 450o 1210 29 有 3【
.
O 6.
o390.
∂D 脚 1210 30 無 450』
0 枷 1208 31 有 訂.
8i704.
D39 σ 5062D ユ2囲 32 無’
450o 跏 1208 33 高炉セ メ ン ト 有 35.
51605.
0.
390606201208 別.
無 姻 0 晒 1208 35 有 33,
0 ヱ50: 5.
5390go 晒 1208 36 無.
’
45006301210 訂 有 3i.
oL406.
o 躙 60 勵 1210 (注2)表一
4の脚注 参 照ト量
の内割
IO
% を粒 度 を
3
水 準
に変
化 さ せ た 大谷
石 お よ びニ ツ井 石
粉
末
で代替
し た場合
, こ のゼ オ ライ ト
の粒
度 変 化
がコ ンク リー
トの強 度
発 現
に及
ぼ す影 響
を明
ら か にする こと を 目的
と し た 実 験 シ リー
ズ
で ある。 この実 験
に用
いた試
料
コ ン ク リー
トの調 合 表
を表
一
5
に示 す
。c
)
シ リー
ズ
3
実
験
:結 合 材 量 (
セメ ント
+ゼ オ
ライ
ト) を
SOO
kg
一
定
と し,
こ の結 合 材 料
に占
める ゼオ ライ
ト量
を内 割
り で10,15
お よ び20
% に変 化
さ せ た コ ン クリ
ー
ト
につ いて,.
セ メン トを ゼ オ ライ
トで置 換
し た場 合
の強 度 発 現
に及
ぼ す影 響 を
検
討
す ること を目
的
と し た もの である。
使 用
し た試 料
コ ンク リー
トの 調 合 表 を 表一
6
に示 す
。d
)
シ リー
ズ
4
実 験
:セ メ ント種 類 を普 通 ボ
ルト
ラン ドセ メ ン トと高
炉
セ メ ント
に変 化
させ,大
谷 石 粉末
を 混 入 し たコ ン クリ
ー
トと混 入
し ない コ ン ク リー
ト につ い て,
セメ ント種 類
と ゼオ
ライ ト粉 末 混 入 効 果
との関
係 を
明
ら か にす
る ことを 目的 と
し た実 験
で あ る。
この実験
に用
いた試 料
コ ンクリ
ー
トの調合表
を
表
一7
に示
す。3
.
3
試 験 体
の製 作
お よび養 生
J試 験 体
は一
辺
100mm
の立 法 体
と し,
鉄 製
型 わ く を 用 いて成 形
し た。各 試 料
コ ン クリ
ー
ト
は強
制練
リ ミキ
サ(
50
埔 )
を用
い て十 分
に練
りま
ぜ たのち
,型
わ くに入
れ.
テー
ブ
ルバイ ブ
レー
タ を用
い て締
め固
め た。
各 試 験
体
は成
形
後 24 時
間
,20
℃湿 空 中
で養 生 し
たのち脱 型 し
, 表一
8
実験結果
の一
覧 (
シリー
ズ 1〜
4実 験 ) 圧f
シ リー
ズ 区 分 番 号 スランプ 蠅3
日7
日 芻 日073
.
0
翩0
跏 シリー
ズ1
3
.
捌8
4
臼).
0
,
7
.
053
.
5
娚 晒8
.
o
・
シ リー
ズ2
鹽
o
o3
.
1117
.
O3
.
3
姫 晒764
37
.
53
.
0
0
跏147
.
03
.
4
一
躅 昭1516
.
03
.
6
一
晒167
.
03
.
5
一
晒7
田 シ リー
ズ3
・
一
8
斷
●
72
97
.
03
.
2
一
覦 η9
2016
.
53
.
4
一
一
227
.
3.
}
脚 睨 認.
53
.
2
觀
.
0
一
跚254
.
03
.
1
一
田7
鴿26
且4
.
o3
.
3
一
斷72
盟3
.
O3
.
2
『
脚.
03
.
}
618742
シリー
ズ42910
.
3.
3
一
脇3018
.
03
.
5
一
342
311553
.
2
}
跚 訖1603
,
一
箝 お1503
.
0
一
1
鼬0
■
一
20
35403
.
6
42且 躙
3612032
一
一
嵎 その後 所 定
の試 験 材 令
まで標 準 養 生 を行
った。
4
.
実 験 結 果
お よび
検討
実 験 結 果
の一
覧 を表
一
8
に示
す。
これを
も とに検 討 を
行
う と,大 要 以
下の よ うになる。
4
.
1
フ レッ シュ コ ンク リー
トの性 質
本実
験
で はゼ
オ ライ ト
粉
末
の種
類
,
粒度
,
混
入量
など
を変 化
させ,単 位 水 量
,細
・
粗
骨材
量につ い てはほ ぼ一
定
と し た た め,実 測
ス ラ ンプ値
は10cm
か ら20
cm の間
にぱ らつい た。
し か し,
これ らの ス ランプ値 を総 合 的
に検 討
し た場 合
,
ゼ オライ トを 混
入 した コ ンクリー
トに お い て は無
混 入の もの に比べ1
.
5
〜
3
.
Ocm
程 度
の ス ラ ンプ低 下
が み ら れ,
こ の傾 向
は ゼ オライ
トの混
入量
が多
くな る の に伴
い大
き くな る性 質
を示
し たら これはゼ オライ
トの構
造 が多
孔質
で あ る た め,
練
り 混 ぜ 水の一
部 が ゼ オ ライ
ト内部
に吸
着
さ れ たこと に よ る影響
と考
え ら れ る。一
方
,
空 気 量
につ い ては ゼ オ ライ
ト粉 末
の混
入に よ る変 化
は み ら れ な かっ た。4
.
2
各 種 鉱 物 粉 末 混 和 材
がコ ン クリ
ー
ト
の強 度 発 現
に及 ぼす効
果(
シ リー
ズ1
実 験 )
大 谷 石
およ
びニ ツ井 石
の粉 末
な ら びに高 炉 水 砕
ス ラ グ粉 末
およ
びフ ライ
ア ッシュ で セ メ ント重 量
の10
% を代
替
し たコ ン クリー
トにつ い て,
材 令
3
日,
7
日およ び28
日の圧縮 強 度
を検 討
し た。図
一
4
は,
各 材 令
につ い て,
これら鉱 物 粉 末 混 和 材
によ
るセ メ ント
の代 替
を行
わ な1In
筌
l
m
黌
1
・・1
,。薯
3
7
認 材 令 (日) 図
一
4
粉末
混和 材
の種類
がコ ン クリー
トの圧 縮 強 度に及 ぼ す影 響 暑 L201m
l
詈
蕘
5.
6PtS.
9)肆
彡
§
蘓
論
(a〕大谷石紛末混入 平均版 5.
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一一一
夢
6.
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…
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…
爻
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§
{b}二v井 石 吩末混入 3 7 蹌 3 7 認 材 令 〔日, 図一
5
ゼ オライ ト粉 末の平 均 粒 度 と圧 縮 強 度の関 係ユゆ