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DSpace at My University: 5-1 「自己形成スキル」テキスト 2011年度春学期 一年生のためのキャリア講座(1)

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Academic year: 2021

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SSE 11 春 5-1

一年生のためのキャリア講座 ①

・ 自分にとっての「幸福」を探る

「将来像コンプレックス」はご無用: 皆さんは「卒業後」のことを、今どんなふうに意識していますか? もうすでにはっき りした目標があり、それに向かって努力している人もいるでしょう。その一方で、「やっと大学に入ったばかりだし、そこまで 考えられない」とか、「漠然とした夢はあるけど、どう実現するかまで真剣に考えたことがない」という人は決して少なくな いでしょう。中には、自分が夢や目標を見つけられるか少し不安に感じる人もいるかもしれません。しかし、人には様々 なタイプがあるもの。自分の目標を直感的に見つけて邁進するのも、迷いながら段々と自分の「道筋」を見つけていくの も、それぞれの生き方であり、優劣があるわけではありません。より大事なのは、皆さんが「自分にとって何が幸せか」を 理解した上で、「それに近づける手段・道筋は何か」を考えることです。そのためには、一年生の段階から自分の内側 にある欲求を言葉にしていくことが、大きな意味を持ちます。今日はその第一歩を踏み出すヒントを紹介します ヒント① 人間は「自己一致」を求める: 私たち人間は、単に「生存している」ことだけでは決して満足しない点で、他の 動物と大きく違います。私たちは自分の人生について固有の「理想イメージ」をもち、それが今の生活でどのくらい実現で きているかを意識しながら生きているのです。この「理想の自己」と「現実の自己」を仮に二つの円として描いてみましょ う(=下図)。私たちはみな、この二つの円がなるべく重なり合うことを目指して、日々を生きているのではないでしょうか。 二つの自己が重なることを、ここでは「自己一致」と呼びます。一般に、その一致感が強いほど自分を幸せと感じ、逆に 一致感が低いと不幸せと捉えるともいえそうです。 【低い自己一致】 【ある程度の自己一致】 【高い自己一致】 理想の自己↓ ↑現実の自己 理想の自己↓ ↑現実の自己 理想の自己↓ ↑現実の自己 ヒント② 夢・目標の根っこには「根源的な欲求」がある: さて、ここで「理想の自己」と名づけた円の中に、あなたはど んな言葉を書き込むでしょうか? これがもし「夢」や「目標」であれば、具体的な職業名(客室乗務員、服飾デザイナー etc.)をあげても良いし、それがまだなければ「ない」と答えられます。しかし「理想」は、むしろその根っこにある欲求(例 えば「人とのつながりを大事にしたい」「自分の個性を生かしたい」「周囲から賞賛されたい」 etc.)と直接結び付いていま す。そして、私たちが真に求めているのは、夢や目標を通じて、自分の「根源的な欲求」を満たすことだといえます。具 体的な目標を持つのは素晴らしいことですが、それは様々にある自己実現方法の一つだという認識も大切です。それに よって、特定の職業や生活条件にとらわれず、自分が幸せになるための選択肢を幅広くもつことができるからです。 【目標中心の思考】 私は服飾デザイナーになりたい ↓ 幸せの条件が「服飾デザイナー」になることだけ (可能性の幅が狭い) 【欲求中心の思考】 私は自分の個性を形あるものにしたい ↓ ↓ ↓ ウェブ制作 / 室内装飾 / 雑誌編集 / フラワーアレンジメント … (可能性の幅が広がる)

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