C A N C E R
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(2000), p .39-44
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甲殻類に関する日本のホームページの現状と研究・教育への利用の試み
浜 野 龍 夫 ・ 竹 中 毅 ・ 青 木 邦 匡 ・ 荒 木 晶 ・ 林 健一 ・ 瓜 倉 茂 ・揖 取 和 明 今日 ,通信情報分野においてデータのデジタル 化が進み,情報携帯端末機やデ ジタル放送等の普 及にともなって,それらのデジタルデータを利用 する習慣が生活の中にも広く浸透してきた. デジ タルデータの送受に広く利用されているインター ネットは , アメリカ国防総省の予算で開始した研 究ネットワークから発展してきたものであるが, 現在では通信の手段さえあれば誰もが利用でき る. 日本では一般家庭へのパーソナルコンピュー タの普及と相まって ,このインターネ ッ トへの接 続サービスがさかんに行われるようになり,その 利用数は年々増加している (村井,1998).
今日 ,情報メディアの主流となりつつあるイン ターネットを,教育や研究に利用しているところ は数多く認められる. しかし,甲殻類に関しては, 情報をインターネット上に開示し ,教育や研究に 利用している例はほとんど知られておらず,その 有用性が確認できていない. そこで著者らは ,一 般にホームページ( 以下,本文では,ある1 つのw w w
サイトに含まれる内容を 一括してホーム ページと称す) と 呼ばれるネ ッ トワークサービス を用い,インターネット資源を甲殻類の研究 ・教 育に適用する ことを試みた. インターネットの利用形態には ,大きく分けて 「情報の収集」と「情報の発信」の2
つがある . ここでも , この2 つをとりあげた r情報の収集」 では ,甲殻類に関する情報がどの程度イ ンターネ ット上に存在し ,利用されているのかという現状 を把握するために,日本国内の甲殻類に関するホ ームページを探索して ,それぞれの内容を要約し,Tatsuo H AMANO, Tsuyoshi TAKENAKA, Kunihiro AOKI, A kira ARAKI, K en-Ichi H AYASHI, Shigeru U RIKURA, and Kazuaki KAJITORI: Japanese w e b sites on Crustacea and an attempt to use the m for research and education
データ ベース 化 した r情報の発信」については , 甲殻類研究をマルチメディアを利用して,教育に 応用する新しい試みとして,情報を受信する側が ネットワークを通じて,学習ができるようにした. そこで, ここで作成した甲殻類に関するホームペ ージのデータベースを公開するとともに, 一般の 人が利用できるように平易な内容で作成したシャ コ類 (Stomat叩oda) の検索表を研究室のホーム ページに掲載した . なお,実際にインターネ ッ ト 上で情報を公開するにあたっては,著作権に関す る問題が発生したことから ,それについても紹介 する. 本文では十 脚甲 殻類 (D ecapoda) を便宜上次 の
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つに分類して扱う : エピ類 (Macrura,長 尾類) , カニ類 (Brachyura,短尾類) ,ヤドカリ 類 (Anomura,異尾類) . よって,タラバガニや ハナサキガニ,イノ〈ラガニ,イガグリガニモドキ, アナジャコはヤドカリ類であり,エピジヤコやザ リガニはエビ類として分類される.甲殻類の研究および教育に役立つホ ーム
ペ ージの探索
探索方法 甲殻類には,フジツボ類,エピ類,カ ニ類,ヤドカリ類,シャコ類等が含まれる . 圏内 の甲殻類に関するホームページを探索するにあた り,本研究では水産上重要で、あると考えられる十 脚類とシ ャコ類について,これらのいずれか また は両方に属する内容を含んでいるものを対象にし た. それらのインターネッ ト上での探索には, Yahoo! Japan, goo のホームページ検索サービスを 利用し,キ ーワードとして ,全角かなの「えぴ↓ 「かにj,全角カタカナの「エピj,rカニj,rガニj,「シャコj,rジャコj,全角漢字の「甲殻j,r
海老
j,40
可l殻類、に 関す る日本のホ ーム ページの現状と研究・教育への利用の試み 表1 日本圏内の甲殻類に関 するホーム ページを データ ベース化する際 に使用した 項目 と記入上の注意点 項 日 │人j 谷 記入上の注意点 サイトの場所 (U R L) そのホームページのある U RL ホームページのトップページの U Rしを記 入 最終更新日 ホームペ ージ内にデータの更新日が記載さ 更新 日が多数ある場合は, 一番新しいもの れている場合に ,その年月日 を記入 記載内容の分類 趣味,食と文化,研究 ・教育,食材,特産科項目の具体的な内容は,表2を参照 品,水産流通,水産増養殖,点、業の項目で サイト の内容 記載内谷の要約 分類 ホームページ全体の内容を要約 甲殻類に ついての記載を 要約 種の 一覧 記載されている甲殻類の標準和名と 学名 標準和名および学名は,原色日本大型甲殻 類図鑑 ( 1 ) . (ll ) に準拠サーチ方法 ホーム ページの探索方法 Y ahoo' Japanとgooを利用 検索 方 法 ( キーワード) えび,エビ,海老,かに ,カニ,ガニ,蟹, シャコ , ジャコ ,甲 殻の各キーワードを使 用 調査日 調査年月日 世間考 ネットワーク上でのトラブル等 探 索 し た ホ ー ム ペ ー ジ を デ ー タ ベ ー ス 化 す る に 当 たり, 10個 の 項 目 を 設 け た ( 表1 ). 探 索 し た 上 で す べ て の ホ ー ム ペ ー ジ を 閲 覧 し た が , 接 続 で きなかったり , 検 索 サ ー ビ ス の 手 違 い で 内 容 の 異 な る も の が 登 録 さ れ て い た ホ ー ム ペ ー ジ は と り あ げ な か っ た r記 載 内 容 の 分 類 」 に は , 甲 殻 類 が そ の ホ ー ム ペ ー ジ 内 で ど の よ う に 扱 わ れ て い る か を 大 ま か に 分 類 す る た め , 「 趣 味j,r食 と 文イヒj, 「研究 ・教 育j,r食 材j,r特 産 品j,r水 産 流 通j, 「水産増養殖j,r漁 業 」 の 項 目 を 設 け た . 襟 準 和 名 に つ い て は, 三 宅 (1982,1983) の 図 鑑 に 準 じ た. 結 果 日 本 国 内 の 甲 殻 類 に 関 す る ホ ー ム ペ ージを 探索した結果, 1998年12月31日の時点で, 該 当 す る ホ ー ム ペ ー ジ の 総 数 は219件 で あ っ た . 実 際 に こ れ ら の す べ て を 閲 覧 す る こ と を 試 み た と こ ろ , 194件 に つ い て , 何 ら か の 付 加 的 な 情 報 が 記 載 さ れ て お り 有 効 で あ っ た ( 表2,3). ま た , カ ニ 類 に 関 す る も の が89件 あ り 全 体 の 半 数 近 く を 占 め て いた (表3 ). 全 体 の 約11 % に当たる21件 の ホ ー ム ペ ージが, 甲 殻 類 に 関 す る 研 究 や 教 育 を 前 提 と し て作 ら れ た と 考 え ら れ る も の で あ っ た ( 表2) . しかし , そ の 記 載 内 容 は , 食 性 や 生 息 場 所 な ど一 般 的 な 生 態 を 記 述 し て い る に す ぎ な い も の が ほ と ん ど で あ っ た . ま た そ の よ う な 記 述 に つ い て は , 出 典 や 引 用 元 の 掲 載 許 可 を 明 記 し で あ る も の は 非 常 に 少 な く , 大 部 分 が 無 断 引 用 さ れ て い た . 表2 十脚類と口脚類が含まれて いるホー ムペ ージの 記載内容別の件数 J)1 目判 ホームページの内容 {守主主叫 % 特産品 主に 地方特産品に関す る内容 であ 85 43.8 る 食と文化 料理,料理! 苫,民街や旅館, 叩主党 45 23 .2 類に関係のある文化を扱 っている 趣味 主にベソトとして[1'殻頒が扱われ 27 13 .9 ている 研究・教育 分類や生態なとを主に倣っている 21 10 .8 食材 食材として扱っている( 特産品は 9 4.6 除く ) 水産f曽1tl¥![ 増長殖を紹介している 2.1 水産流通 水産物としての流通を紹介 してい 2 1. 0 る 漁業 漁業を紹介している 0 .5 合 計 194 100.0 ホl 表1の記載内容の分頬に準じている 本2 種名 (商品名) のみが山ているものは扱っていない.和Iら かの情報が十l記されているものに限っている.
浜野龍夫 ・竹中 毅・青木邦匡 ・荒 木 品 ・林 健一 ・瓜 倉 茂 ・揖取和明 4 1 表3 分類群別のホーム ページの件数 甲 殻 類 十脚類 Dacapoda エピ類( 長尾類 Macrura) カニ類( 短尾類 Brachyura) ヤドカリ類( 異尾類 Anomura) 口脚類 Stom atopoda シャコ類 その他 件数* 1 * 2 % * 2 72 37 .1 89 45 .9 53 27 .3 7 13 3.6 6.7 吻l種名( 商品名) のみが出ているものは扱 っていない. 何ら かの情報が付記されているものに限っている * 2令件数194 (表 2参照) 重複して掲載しているものがある ので,合計は 194件100% にはならない. 一 方 , 全 体 の 7 3 % に 当 た る 14 1件 の ホ ー ム ペ ー ジ が , 甲 殻 類 を 食 品 と し て 扱 っ て い る も の で あ っ た ( 表
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の 特 産 品 ・食 と 文化・ 食 材 ・水 産 流通 の 合計) . とりわけ ,地 方 特 産 品 と し て の タ ラ バ ガ ニ , ズワイガニ,ケガニ, イセ エ ピ 等 の 高価 な 甲 殻 類 の 通 信 販 売 が 多 数 を 占めていた. しかし , これら の ホ ー ム ペ ー ジ で は,甲 殻 類 に 関 す る 生物 学 的 な 記 載 は ほ と ん ど な く , そ の 料 理 方 法 に つ い て の 記 載 が 添 え ら れ て い た . こ こ で と り あ げ た 食 品 に 関 す る ホ ー ム ペ ー ジ は , 種 名 や 商 品 名 だ け が 掲 載 さ れ て い る の で は な く,何らかの付 加 的情 報 が 含 ま れ て い る も の で あ る. 1つ の ホ ー ム ペ ー ジ の 中 に 複 数 種 が 掲 載 さ れ て い る 場 合, そ の 多 く は 単 に 種 名 や 商 品 名 が 単 に 列 挙 さ れ て い る だ け で あ る . そ こ で , その よ うな 付 加 的な情報を含んで、いない場合にも 1件 と し て 扱 っ て , こ の 食 品 に 関 す る 14 1件 に つ い て 再 検 討 してみた . そ の 結 果,対 象 種 に よ る 比率 で は , エ ピ類が約 2 9 % , カ ニ 類 が4 4 % , ヤ ド カ リ 類 が2 7 % で あ り , シ ャ コ 類 に つ い て 記 載 さ れ て い る ホ ー ム ペ ー ジ は 見 あ た ら な か っ た ( 表4)
. また , 種 数 で見ると,エピ類については 2 6種 が 扱 わ れ て お り , 全 体 の 65 % を 占 め て い た . 中 で も ク ル マ エ ビ 類 は 多 く , そ の 商 品 価 値 が高 い こ と を 再 認 識 さ せ ら れ た ( 表5) . な お , 甲 殻 類 関 係 の ホ ー ム ペ ー ジ 上 で は ,標 準 和 名 で は な い 「 松 葉 ガ ニ 」 や 「 花 咲 ガ ニJ,i甘 エ ピ」などの食品として広く使用される名称、が多く 認 め ら れ た . 甲 殻 類 の 研 究 ・教 育 を ホ ー ム ペ ー ジ 表4 食品とし て甲殻類を級 ったホーム ペー ジ内での 各分類群の件数と種数 分類群 件数市川2 % 種数 % エピ類 60 29 .1 26 65.0 カニ類 91 44.2 9 22.5 ヤドカ リ類 55 26.7 5 12.5 シャコ類。 。
。
。
0.0 206 100.0 40 100.0 本1種名( 商品名 ) のみが掲載され,付加1的記載が姉、い場合に も1 件とした . 本2 実際の会f'I:数は 141 (表 2 の特産品 ・食と文化 ・食材・水産 流通の合計) . 重複して掲載しているものがある. 表5 食品として甲殻類を扱 ったホーム ペー ジ内での 各種類の一覧と件数 穣 名 分類群件数噂1* 2 % タラバガニParalilhodes camlschalicus ヤドカリ類 ズワイガニ C h u m o eceles otil叩 カニ類 ケガニ Erimacnts isenbeckii カニ類 イセエピ Panulirus jat聞 もCH S エピ類 サクラエピ Sergia luce町 エピ類 ボタンエピ Pallda l!ts nitto間 町 時 エピ類 ハナサキガニ Paralilhodes b阿vltes ヤドカリ類クルマエピ M a r s u ten aeus japo>ticus エピ類 ブラックタイガー P en aeus m o削do>t エピ類 ホッコクアカエピ P a>tdal!ts e側s エピ頬 ヒラツメガニO叩li仰S仰ttclal1ts カニ類 ガザミ Porll叫ustrituberculat制 力ニ類 コウライエピ F e削leroteflaeus chitum.sisエピ類 スジエピ Palaem o n 仰 ucidι エピ類 ウミザリガニのー稜H o m a r u ss p エピ類 イセエピの ー穂P a n u l i m ssp エピ類 セミエピ Scyllarides squamos削 アナジャコ Upogeb叫maJor イバラガニLilhodes lurrilus エピ類 ヤドカリ類 ヤドカリ類 エゾイバラガニ Pαralom日 間Illlist附a ヤドカリ類 タカアシガニMacrocheira kaenttferi カニ類 ベニ ズワイガニChionoecetes jatonicus カニ類 タイワンガザミ Porlunus telagicu s カニ類 シナモクズガニ Eriocheir s山 側SIS カニ類 サワガニGeothelthusa dehaa>ti カニ類 クルマエピ類 Penaeidae
・
3 エピ類 ぷ う、 口 46 22.3 42 20.4 40 19 .4 17 8.3 6 2.9 2.9 6 2.9 2.4 1.5 1.5 1.0 1.0 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0. 5 0.5 0.5 I 0.5 l 0.5 15 7.3 206 100.0 本1種名( 商品名) のみが掲載され,付加 的記載が無い場合にも I件とした ー 叫実際の全件数は 141(表2の特産品・食と文化 ・食材・水産流 通の合計). 重複して掲載しているものがある. ホ3エクアドルムキ,オ ーストラリアタイガ ー,オーストラリア バナナ,黒エピ,白エピ,シンチュウ,竹,中南米のピンク, フラワー,ブラウン,ホワイト,ホワイト シユ リンプ,ホワ イトタイガー,マレーンアホワイト,メキシコプラウンと称 される輸入額が各1 .42
甲殻類にl期する日本のホームページの現状と研究 ・教育への利用の試み で展開する際には, これら食品として広く使用さ れている名称については必ず併記した方が良いだ ろう.イン ターネ ッ トによる シャ コ類の検索シ
ステムの作成
作 成 方 法 世 界 の シ ャ コ 類 ( 口 脚 亜 綱 口 脚 目 Stomatopoda) は400種以上に分類される. 全て海 産であり,日本,東南アジア諸国 ,地 中海治岸, オセアニアの島々では,中 ・大型種を漁獲し食用 とする. そのうち日本沿岸には 12科34属50種が生 息している( 浜野,1997) .
シャコ類を対象として, ホームページ上で利用できる検索表( 科まで) を 作るに当り,従来の検索方法にとらわれず一般の 人にもわかりやすい検索表を新たに作成した. 日 本産シャコ類についての専門的な検索表はすでに 存在している( 例えば,浜野,1995) .
その検索 表をそのままホームページ上に載せることは ,技 術的には非常に容易で、ある. しかし ,そのような 専門用語で書かれた検索表を使うには,ある程度 の分類にl
期する知識が必要であり,さらに実体顕 微鏡などの器材も不可欠である . そこで本項 目で は,専門知識のない一般の人が,ホームページを 利用し,実体顕微鏡を使わずに検索可能なシステ ムを作ることを試みた. 利用者の年齢の下限は小 学生として想定し ,現時点では対象を日本産のシ ャコ類としているために , 日本語による検索に 限 ることにした. より専門的な分類をする場合には,ホルマリン やアルコールで, 固定 ・保存された標本を用いる が, 一般の人がこのような標本に接することは非 常に少なく,むしろ生きているものや食材として 売られているものに接する機会の方が多いと考え られる . そのため,生時と死後における色や模様 等の違いや,個体差も考! 慈した上で,形態的な特 徴を主な指標とした . また一部の種については , 標本が数個体しかないな ど,目に触れる機会すら 与えられないものもあるが,そのような写真など をインターネット上で公開することによって ,研 究や教育に役立つのではないかと考え,積極的 に カラー写真や線画等の画像を多く活用し,視覚に うったえるものにした. ここでは科レベルまでの 検索が可能となるように作成したが,最終的な検 索結果の判断は , その種( 科) の説明文と,(代
表的な種の) 岡像で確認させるようにした. また 画像を多く用いたことで,ある程度,種までの検 索も可能となっている. 使用した写真は,著者が所蔵するアルコール標 本をデジタルカメラで撮影,後に画像処理ソフト ウェアで色補正等の処理を施した. また被写体が 小さくデジタルカメラで撮影が困難なものは 実体 顕微鏡に取り付けたCCD
カメラの画像を画像デ ータとして画像キャプチャーソフトウェアに表示 し,パーソナルコンピュータに取り込み, 向上の 商像処理ソフトウェアで加工した. カラーポジフ ィルムで撮影されているものは,デジタルフィル ムスキャナで読み取り , カラー画像データとして 保存した. また 一部線画については,著者と発行 元の許諾を得て,雑誌からイメージスキャナで読 み取り ,画像処理ソフトウェアで修正したものを 用いた. ネッ トワ ーク上では,データの転送速度をでき るだけ速くする必要があるため , ホームページに 画像を載せる際には,カラー画像データについて はJPEG
形式, 白黒画像データについてはGIF
形 式の各データ圧縮方法で圧縮保存し,データの容 量 を 少 な く し た . 画 像 デ ー タ の 解 像 度 は 72dpi (pi xels/i nch) である . 日本産シャコ類の科 までの検索表 本研究で作成 したシャコ類の科までの検索表について記述す る. 実際にはいずれのキーにも画像が添付されて いる. また,各科の説明文も用意されているが, ここでは旧作す. 1 . 体 にトラ模様がある . はい ……ト ラフシャコ 科 (L ysiosquillidae) いいえ …22.
大きくてゴツゴツしてシャコの化け物のよう だ.はしい …・ オキシャコ科 (Bathysqui llid ae) いいえ …3
浜野龍夫 ・竹中 毅 ・青木邦匡 ・荒木 品 ・林 健一 ・瓜倉 茂 ・梼取手日明
43
はい ・・ …・ヒラメホソ ユ ビシャコ手ヰ (Parasquill idae) いいえ …44 .
ひたい( 額板) は 山字型に鋭くとがる . 体 も かたい. はしい・ …・5 いいえ...115 .
しっぽ( 尾節) の形が変形していて左右がく っつ いていたり,ハサミj犬だ、ったり , ウニの よ うに トゲトゲだったりする . はし、 …... 6 いいえ・ ・・76 .
これですか. ( 写真ガ入ル) はい ……8
いいえ. .7.7 .
これですか. (写真ガ入ル) はい …… フ トユピシャコ科 (G onodactylidae) いいえ …6また は88 .
しっぽ( 尾節) の横の ヒレ ( 尾肢) が変形し て大きく 曲がる . はし、 ……9 いいえ ・・・10 9 . これですか. ( 写真ガ入ル) はい …… ハサ ミオシャコ科 (T akuid ae) いいえ...10または11 10. これですか. ( 写真ガ入ル)はい …… ウニシャコ 科 (Protosqu ill id ae) いいえ …9 または11 11 . 眼は大きくて 丸い. はい ・・ ・・..12 いいえ ・・・
13
12. これですか. ( 写真ガ入 ル) はい ……ハナシャコ 科 (O dontodactylid ae) いいえ ・..13
13. 捕脚 の歯は3歯以下である . はい ・・・・..14 いいえ ・・・15
14. これですか. ( 写真 ガ入 ル)はい …… ホソ ユビ シャコ科 (P seu dosq u ill idae) いいえ ・・・
15
15.
しっぽ( 尾節) の後ろは上下2
段にな ってい る. はし、...16 いいえ...21 16. これですか. ( 写真 ガ入ル) はし、.... ..17
いいえ ・..2117.
しっぽ( 尾節) の横のヒレ( 尾肢) の 上側が めくれている . はい.. .. ..18 いいえ ・..19
18. これですか. ( 写真ガ入ル) はい ・…・ ・ヒメシャコ 科 (N annosquill id ae) いいえ …19
また は20
19.
これですか. ( 写真ガ入ル)はい …… ヒゼンシャコ 科 (H eterosqu ill id ae) いいえ …18または
20
20.
ま』まろしのシャコ っぽ'い. はし、...21 いいえ ・・・22
2
1. これですか. ( 写真ガ入ル) はい ・・ ・・ ・・科不詳 いいえ・・・22
22.
しっぽ( 尾節) に目玉の ような2
つの黒点が あり ,頭の後側部が欠けている . はい ・・・・・・23
いいえ・ ・・24
23.
これですか. ( 写真ガ入ル)はい …… トゲシャ コ科 (H arpiosq uilli dae) いいえ ・
..24
24.
これですか. ( 写真ガ入ル) はい …… シャ コ科 (Squi ll idae) いいえ ー・23
またはl
に返る 結果 以上の検索表を実際にホームページで公開 したところ,趣味としてシャコ類を飼育している 人だけでなく ,当初 は予定外だった研究調査でシ ャコ類の種同定を行 っている方々からのアクセス があり ,その結果,個人が所有し ていた楳本の 中 に稀少種があることなどが判明 した . ホームページは研究情報の公開手段として は極 めて有用な手段であることに 間違いはない. 情報 を発信することによ って,研究に有益な情報を得 られることも事実である . しかしながら,次に述44 甲殺類にl羽する日本のホームページの現状と研究 ・教育への利用の試み べる著作権の問題を事前にクリアしなければ,思 わぬ争議に巻き込 まれ る可能性があるので注意を 要する .
ネッ トワークにおける著作権に関する問
題
ホームページという イ ンターネット上でのデジ タルな媒体であっても ,紙上の場合と同じように 著作権は生じる . また,研究 ・教育名義であって も,著作権 の 乱 用 は 罰 せ ら れ る ( 日本新聞協会の 見解 http・//w w w .n ew s .com /) . マ ル チメディ ア時代において ,著作物と非著作物とが混在する 外部情報から素材を使用する際には,権利の有無 を利用者が自己の責任において判断し,著作物に 閲しては権利処理 をすることになる . 現行の著作 権法は ,マルチメディア時代に対応するために , 大きな変革が必要とされるであろう . しかしそれ でもなお ,十分な ものとはいえない( 中 山, 1996). 以上のことをふ まえ ると,現時点では イ ンター ネッ ト上での著作権に関して独自の判断 を下すこ とは非常に困難であると考えられる . そのため , 著者らは , ホームページを作成するに当たって , 著作権の生じると考えられる全てのデータ( 文章, 画像) に対して ,あらかじめ著作権を持つ個人や 団体にファクシミ リおよび電子メールで直接,使 用許諾願いの連絡をとったところ , いずれも快諾 を得た . その結果,著作権元 を明記した上でホー ムページに載せ, インター ネ ッ ト上で公開した. たとえ著作者本人が公開するホームページであっ ても,引 用部分については発行元に許諾をえるこ とが必要であることに留意しなければならない. ここで作成したデータベースや検索表について は,水産大学校生物生産学科 水産無脊椎動物学研 究 室 の ホ ー ム ペ ー ジ の 中 で 紹 介 さ れ て い る(http: / / w w w Z .fish -u. ac .jp/L A IZI) .
文 献 浜野龍夫, 1995. トゲエピ亜綱 (西村編著: 原色検索 日本海岸動物図鑑 II ). 保育社,大阪, pp .144-152. 浜野龍夫,1997. 口脚類 ( シャコ類) : ( 日高敏隆監修 : 日本動物大百科 7 無脊椎動物). 平凡社,東京, pp .157-159. 三宅貞祥, 1982. 原色日本大型甲殻類図鑑 (1 ) . 保育 社,大阪,261pp. 三宅貞祥, 1983. 原色日本大型甲殻類図鑑( II ) . 保育 社,大阪 277pp. 村井純, 1998. インターネット II . 岩波書庖,東京, pp .39-40, pp .45-51. 中山伸弘,1996 マルチメディアと著作権. 岩波新書426, 岩波書! 苫,東京, pp.iii -iv, pp.168-171, pp.183. (浜野龍夫 ・竹中 毅 ・青木邦匡 ・荒 木 晶 ・ 林 健一 ・瓜 倉 茂 ・揖取和 明 : 水産大学校)