(1)Web 建築図面 No.1
第1節 モデル空間用テンプレート図面を作成
第4節 レイアウト空間に配置し、印刷
第2節 レイアウト空間用テンプレート図面を作成
第3節 モデル空間に作図し、印刷
(2)2
3
建築図面
No.1
建築図面
No.1
[ 図面範囲 ] を決めます。(用紙は A3、縮尺は 1/100)
①プルダウンメニュー [ 形式 ] -> [ 図面範囲設定 ]
コマンド ‘_limits
オフ : オン (ON)/< 左下コーナーを指定 <0,0>:
右上コーナーを指定 <420,297>: 42000,29700
[図面範囲 ] を設定した後は、[図面全体]
で全体を表示するようにしましょう。
[ 画層名 < レイヤー名 >] を決めます。
① [ 画層 ] パネル -> [ 画層プロパティ管理 ] を選びます。(最初は < 0 > 画層の一つしかありません。)
② [ 新規作成 ] のボタンを押します。
②プルダウンメニュー [ 表示 ] -> [ ズーム ] -> [ 図面全体 ]
コマンド :Z
窓のコーナーを指定、表示倍率を入力 (nX または nXP)
または [ 図面全体 (A)/ 中心点 (C)/ ダイナミック (D)/
オブジェクト範囲 (E)/ 前画面 (P)/ 倍率 (S)/ 窓 (W)/
選択オブジェクト (O)] < リアル タイム >: A
1
2
建築用テンプレート(画層名)
建築用テンプレート(作成手順)
第 1 節
モデル空間用テンプレート図面を作成
(0,0)
(42000,29700)
テンプレート作成(モデル空間)
作 成 手 順
[ 図面範囲 ] を決めます。(用紙は A3、縮尺は 1/100)
[ 用紙 ] の大きさと [ 尺度 ] により図面範囲が決定されます。A3 の用紙に 1/100 の
縮尺で作成しますので、図面範囲は < 横 42000 ミリ、縦 29700 ミリ > になります。
2
[ 画層名 < レイヤー名 >] を決めます。
建築用の画層名とその画層に割り当てる色と線種を決めます。
3
[ 文字 ] のスタイルを決めます。
タイトル用の文字や図面内で使用する文字のスタイルを作成します。
4
[ 寸法 ] のスタイルを決めます。
図面内で使用する寸法のスタイルを作成します。
5
その他、細かい設定を行います。
[ グリッド ][ スナップ ][ 作図単位 ] などの設定を行います。
6
図枠とタイトル文字等を作図します。
図面枠の作図と会社名や図面名称などを記入していきます。
7
このように設定した図面を [ テンプレートファイル ] として保存します。
新規図面は、このテンプレートファイルを基にして作図します。
1
[図面範囲 ] は印刷設定時に関係してきます。
(3)4
5
建築図面
No.1
建築図面
No.1
③画層が新しく作成されますので、画層の [ 名前 ] を < 壁芯 > に変更します。 ⑦同様にして、下の表のように画層を作成します。
⑧下図のように画層が作成できました。
建築用テンプレート(画層名)
建築用テンプレート(画層名)
画層名 色 線種 用途
1 CB 91 Continuous CB( コンクリート ブロック ) の画層に使用します。
2 その他・外形 cyan Continuous その他の図形の画層に使用します。
3 タイトル white Continuous 表題欄の文字と図枠に使用します。
4 ハッチング 30 Continuous ハッチング ( 玄関前のポーチ ) の画層に使用します。
5 家具 21 Continuous 家具の画層に使用します。
6 外構 37 Continuous 建具 ( ドア ) の画層に使用します。
7 記号 10 Continuous 通り芯番号の画層に使用します。
8 建具 green Continuous 建具 ( ドア ) の画層に使用します。
9 作図枠 white Continuous 作図枠の画層に使用します。
10 仕上線 white Continuous 仕上線の画層に使用します。
11 車 212 Continuous 作図補助線の画層に使用します。
12 植栽 72 Continuous 植栽の画層に使用します。
13 寸法 magenta Continuous 寸法線の画層に使用します。
14 設備 140 Continuous 設備の画層に使用します。
15 窓 blue Continuous 窓の画層に使用します。
16 柱芯 red CENTER2 柱芯の画層に使用します 。( 線種は一点鎖線 )
17 文字 blue Continuous 部屋名の画層に使用します。
18 壁芯 red CENTER2 壁芯の画層に使用します 。( 線種は一点鎖線 )
19 補助線 40 Continuous 補助線の画層に使用します。
20 目地 200 Continuous 目地の画層に使用します。
④次に色を < red > に設定します。
⑤次に線種を < CENTER2> に設定します。
[ 線種管理 ] ダイアログから [ ロード ] ボタンを押して、<CENTER2> を選びます。
⑥ [ 線種を選択 ] パネルに読み込んだ線種
<CENTER2> を選択して、[OK] ボタンを
押します。
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
[ 文字 ] のスタイルを決めます。
① [ 文字 ] パネル -> [ 文字スタイル管理 ] を選びます。
[新規作成 ] のボタンを押します。
② [ スタイル名 ] を < 寸法用 > とします。
③続いて、[フォント名 ] では <romans.shx> を選び、[ビッグフォント ] に <extfont2.shx> を選びます。
[ 適用 ] ボタンを押して、ダイアログを閉じます。
3
④次に、部屋名用の文字スタイルを作成します。
[ スタイル名 ] を < 部屋名用 > とします。
⑤続いて、[フォント名 ] では <MS ゴシック > を選びます。
[ 適用 ] ボタンを押して、ダイアログを閉じます。
⑥次に、タイトル用の文字スタイルを作成します。
[ スタイル名 ] を < タイトル用 > とします。
続いて、[フォント名 ] では <MS 明朝 > を選びます。
建築用テンプレート(文字スタイル)
建築用テンプレート(文字スタイル)
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
[ 寸法 ] のスタイルを新しく作成します。
① [ 寸法記入 ] パネル -> [ 寸法スタイル管理 ] を選びます。
[ 新規作成 ] のボタンを押します。
② [ 新しいスタイル名 ] を <dim-100> として、[ 続ける ] のボタンを押します。
③ [ 寸法線 ] のタブを表示します。
[並列寸法の寸法線間隔 ] を <7> に設定します。
[基点からのオフセット ] を <2> に設定します。
④次に [ シンボルと矢印 ] タブを選びます。
[矢印 ] は < 白丸 1> を選択します。
[引出線 ] は < なし > を選択します。
[矢印のサイズ ] を <1> に変更します。
⑤次に [ 寸法値 ] タブを選びます。
[文字スタイル ] は < 寸法用 > を選択します。
[文字の高さ ] を <3> に変更します。
[寸法線からのオフセット ] を <1> にします。
⑥次に [ フィット ] タブを選びます。
[寸法値の配置 ] では、[ 引出線なしに・・] を
選びます。
[寸法図形の尺度 ] は [ 全体の尺度 ] を <100>
にします。
4
建築用テンプレート(寸法スタイル)
建築用テンプレート(寸法スタイル)
⑦次に [ 基本 ] タブを選びます。
[長さ寸法 ] と [ 角度寸法 ] の [ 精度 ] を <0>
にします。
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
④ [ 形式 ] -> [ 点スタイル管理 ] コマンド
一番上の右から 2 番目の <X> 印を選択します。
① [ 形式 ] -> [ 単位管理 ] コマンド
[長さ ] のタイプに < 十進表記 > を選択
します。
[精度 ] を < 0 > にします。
寸法以外の設定を変更します。
③ [ 形式 ] -> [ 線種設定 ] コマンド
[グローバル線種尺度 ] に <100> を入力
します。
② [ ツール ] -> [ 作図補助設定 ] コマンド
[グリッド オン ] にチェックします。
[X間隔]:<1000>
[Y間隔]:<1000> に変更します。
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建築用テンプレート(図枠作図)
建築用テンプレート(その他の設定)
[ 作成 ] -> [ 長方形 ] コマンドで図枠を作図します。
①画層を [ 図枠 ] に変更します。
② [ 作成 ] -> [ 長方形 ] を選びます。
X:41000 、Y:28000 の長方形を作図します。
一方のコーナーを指定 または [ 面取り (C)/ 高度 (E)
/ フィレット (F)/ 厚さ (T)/ 幅 (W)]:
1000,1000
もう一方のコーナーを指定 または [ 面積 (A)/
サイズ (D)/ 回転角度 (R)]:
@40000,28000
③ [ 修正 ] -> [ オフセット ] を選びます。
X 方向:表示されている間隔でオフセットします。
④ Y 方向:表示されている間隔でオフセット、又は分割をした位置で線を作図します。
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
① [ 文字記入 ] コマンドを選びます。
文字スタイルを [ タイトル ] に変更します。
文字の左下個所を指示して、文字を記入します。
表題欄の文字を記入します。
7
②下図のように、タイトル文字を記入します。
空白の欄は、属性文字を使います。
③下図の赤字の文字は、属性定義で記入します。
④ [ ブロック定義 ] -> [ 属性定義 ] を選択します。
[ 属性 ] の [ 名称 ] を < 設計者名 > と入力します。
[ 文字スタイル ] は < タイトル >、[ 文字の高さ ] を <450> とします。
⑤下図のように、属性文字 [ 設計者名 ] が作成できます。
⑤他の属性文字 [ 製図者名 ][ 工事名称 ][ 図面名称 ][ 図面 NO] を作成します。
文字の高さは、適当な大きさにします。(赤字が属性文字です。)
建築用テンプレート(表題欄作図)
建築用テンプレート(表題欄作図)
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
[ファイル ] -> [ 名前をつけて保存 ] コマンドで新規保存します。
①保存場所
テンプレートを保存する場所を選びます。
[ファイル名]:<建築図枠 A3>
[ファイルの種類]:<AutoCAD 2013(dwg)>
で保存します。
このファイルを使用する時は、[ ファイル ] -> [ 新規作成 ] コマンドを使います。
① [ ファイルの種類 ] で [ 図面 (*.dwg)] に切り替え、テンプレートとして使用する図面 (建築図枠 A3)
を指定します。
② [建築図枠 A3.dwg] が新規の図面ファイル [Drawing.dwg] として読み込まれます。
9
建築用テンプレート(保存)
建築用テンプレート(表題欄作図)
属性文字と表題欄を一緒にして、ブロックを作成します。
8
① [ ブロック定義 ] -> [ ブロック作成 ] コマンドを選びます。
ブロックの名前を [ 図枠 A3] にし、挿入基点を図枠の左下にします。
[ オブジェクトを選択 ] ボタンを押して、図枠と文字を選択します。
前ページの赤字の属性文字を選択するときに、
挿入時に表示したい順番に文字を選択します。
表示したい順序を変更する場合は、[属性管理 ]
パネルから変更できます。
② [ ブロック ] -> [ 挿入 ] で < 図枠 A3> ブロックを挿入すると、[ 属性編集 ] パネルが表示されます。
属性文字は可変文字ですから、ここで挿入する文字を指定できます。
属性文字が表示される順番は、ブロック作成時でマウスで選択した順番になります。
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
新規作成で [ 建築図枠 A3] の図面を使用します。
1
建築用テンプレート(テンプレート挿入)
建築用テンプレート(作成手順)
第 2 節
レイアウト空間用テンプレート図面を作成
テンプレート作成(レイアウト空間)
Point!
レイアウト空間に配置する時の注意点
レイアウト空間に図枠や図面を配置するときは
あらかじめ [ ページ設定管理 ] から [ 用紙サイズ ] や
[ プリンタ / プロッタ ]、[ 印刷領域 ]、[ 印刷尺度 ] 等
の設定を済ませておきます。
作 成 手 順
1
新規作成で [ 建築図枠 A3] の図面を使用します。
[ 建築図枠 A3] の図面を読み込みます。
あとで、変更部分のみを修正して [A3 用紙 ][ 縮尺 1/1] 用の図面にします。
2
モデル空間にある図枠を削除します。
図枠はレイアウト空間に配置するので、モデル空間の図枠は削除します。
3
[ レイアウト空間 ] へ切り替え、ブロック [ 図枠 A3] を挿入します。
レイアウト空間に [ 図枠 A3] のブロックを挿入します。
4
[ レイアウト空間 ] 用のファイルとして [ 名前を付けて保存 ] します。
印刷をレイアウト空間で行う場合は、このテンプレートを使います。
モデル空間にある図枠を削除します。
①テンプレートで読み込んだ [ 建築図枠 A3] の図面には、図枠(表題欄)がモデル空間にありますので、
削除します。
② [ 修正 ] -> [ 削除 ] コマンドを使います。
オブジェクトを選択 : 図枠を選択します。
2
① [ ファイルの種類 ] で [ 図面 (*.dwg)] に切り替え、テンプレートとして使用する図面 (建築図枠 A3)
を指定します。
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
建築用テンプレート(ブロック作成)
⑤レイアウト空間に A3 用紙用の図枠を配置しました。
レイアウト空間で印刷用のテンプレートとして、名前を付けて保存します。
4
② [ 挿入 ] -> [ ブロック ] コマンドを選択します。
[ブロック名]から < 図枠 A3> を選びます。
[ 尺度 ] の項目を <0.01> に変更します。(A3 用紙に収まるように縮小します。)
① [ モデル ] から [ レイアウト 1] に切り替えます。
レイアウト空間に切り替えて、このブロック図形を配置します。
3
③図枠を配置すると、[ 属性編集 ] パネルが表示されます。
属性名を入力して、[OK] ボタンを押します。
④属性名は図枠をダブルクリックするか、[ 属性管理 ] コマンドで変更できます。
建築用テンプレート(保存)
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
完成した建築図面(作図も印刷もモデル空間)
新規ファイルに [A3 用紙・1/100] 用のファイルを使います
。
① [ クイックアクセス ツールバー ] -> [ 新規作成 ]
ファイルの種類に [dwg] ファイルを選び、使用する図面のあるフォルダに移動します。
③ [A3・1/100] 用の図面を新規図面として使用します。(この例では < 建築図枠 A3> を使います。)
下図のように図枠が表示されました。
1
建築図面(テンプレート挿入)
第 3 節
モデル空間に作図し、印刷する
建築図面(作成手順)
呼び出すファイルが存在している場所は上のダイアログに表示されている位置と
必ずしも同じではありません。
②[開く]ボタンを押して、ファイルを開きます。
作 成 手 順(モデル空間)
1
[A3 用紙・1/100] 用の図面をテンプレート図面として使います。
A3 用紙、縮尺 1/100 用の図面をテンプレートファイルとして使用します。
(図面範囲は < 横 42000 ミリ、縦 29700 ミリ > になります。)
2
[ 柱芯・壁芯 ] を作図
柱芯と壁芯を作図します。
3
[ 仕上線 < 柱・壁 >] を作図
柱と壁から仕上線を作図します。
4
5
[ 建具 < 窓・扉 >] を配置
窓と扉を作図またはブロック挿入します。
6
[ ハッチング ] を作図
玄関の入り口にハッチングを作図します。
7
8
[ 設備・家具等 ] を配置
設備や家具などを作図またはブロック挿入します。
9
10
[ 文字・寸法線 ] の作図と印刷
文字と寸法を記入し、印刷を行います。
通常、図枠は一番最後に配置しますが、全体のバランスが判るように最初に配置しました。
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
完成した柱芯
画層を [ 柱芯 ] に変更します。
① [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < 柱芯 > の画層に切り換えます。
② [ 作図 ] -> [ 線分 ] で下図のように適当な位置に 縦横に 1 本ずつ線分を引きます。(直交モード使用)
作成手順
[線種 ] が <1 点鎖線 > に見えないときは、 [ 線種管理 ] の
ダイアログから [ グローバル線種尺度 ] で数値を変更する
必要があります。
③ [ 修正 ] -> [ オフセット ] コマンドで、下図のように線分 A の平行線を作図します。
(線分 A の上側に <7000> の間隔で平行線を作成しました。寸法は確認のために入れました。)
④ [ 修正 ] -> [ オフセット ] コマンドで、下図のように線分 B の平行線を作図します。
(線分 B の右側に <4000> の間隔で平行線を作成しました。寸法は確認のために入れました。)
全体の柱芯を作図したあとで、柱芯の長さを適当に伸縮しておくといいでしょう。
([ 修正 ] -> [ 長さ変更 ] -> [ ダイナミック ] または [ 修正 ] -> [ ストレッチ ])
Point!
Point!
2
建築図面(柱芯)
建築図面(柱芯)
線分 B
線分 A
Point!
Point!
線分 B
線分 A
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
完成した通り芯符号
作成手順
⑤ [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < 記号 > の画層に切り換えます。
⑥ [ ブロック ] > [ 挿入 ] を使います。
[ ブロック挿入 ] ダイアログから、ブロック <X1> を選びます。
[ 尺度 ] と [ 回転 ] を初期値のままにして、[OK] ボタンを押します。
⑦挿入点を指定 または [ 基点 (B)/ 尺度 (S)/ 回転 (R)]: 一番左の柱芯の端点を指定します。
⑧他の記号も下図のように配置します。
建築図面(通り芯符号)
建築図面(通り芯符号)
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
画層を [ 仕上線 ] に変更します。
① [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < 仕上線 > の画層に切り換えます。
作成手順
②ここでは < 通し柱 > を 1 つ作成して、残りを複写して
いきます。 (全部で 4 つ)
適当な位置で、縦 650 ミリ、横 450 の長方形を作図し
ます。
③長方形の中心を、左下の柱芯の交点に移動します。
⑥下図のように表示されますから、確認して [ 配列複写を閉じる ] を押して確定します。
④ [ 修正 ] -> [ 矩形状配列複写 ] を選択します。
左下の長方形を選択すると、[ 配列複写作成 ] コンテキスト タブが表示されます。
⑤ [ 列 ] を <4>、[ 間隔 ] を <4000>、[ 行 ] を <2>、[ 間隔 ] を <7000> とします。
3
建築図面(柱)
建築図面(柱)
完成した柱
⑦下図のように柱が配置されます。
(15)28
29
建築図面
No.1
建築図面
No.1
⑧画層は < 仕上線 > のままで、外壁を作図します。
下図のように、柱の外側を [ 線分 ] コマンドで作図します。
作成手順
⑨ [ 修正 ] -> [ オフセット ] を選びます。
オフセット間隔を <180> にして、柱間の線分を内側へ平行線を作成します。
⑩ [ 修正 ] -> [ 分解 ] コマンドで、柱の1つを選択して配列複写で作成した8つの柱を個々の柱にします。
[ 修正 ] -> [ トリム ] コマンドで、下図のように包絡処理を行います。
建築図面(外壁)
建築図面(外壁)
完成した外壁
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
⑪画層は < 仕上線 > のままで、外壁を作図します。
下図のように、柱の外側を [ 線分 ] コマンドで作図します。
作成手順
完成した外壁の開口処理
500
3000
A
A
⑫前ページのAの拡大図です。
柱芯を使って、下図のように <500> と <3000> でオフセットします。
⑬オフセットした線分をトリムして、残った2本線の画層を < 仕上線 > に変更します。
⑭下図のように、壁線をカットします。
⑮壁の開口処理ができました。
建築図面(開口処理)
建築図面(開口処理)
(17)32
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
⑯画層を [ 壁芯 ] に変更して、内壁 ( 間仕切線 ) を作成します。
壁芯の画層の色は赤ですが、柱芯と区別するために青色で表現しています。
⑰下図のように柱芯を利用して、[ オフセット ] コマンドで平行線を作図します。
作成手順
完成した内壁(間仕切壁)
⑱下図のように、壁厚 <170> で内壁を作図します。
壁線を上下左右に <85> ずつオフセットします。
⑲作成した一点鎖線 ( 壁線 ) の画層を [ 仕上線 ] の画層に変更します。
建築図面(内壁)
建築図面(内壁)
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建築図面
No.1
建築図面
No.1
⑳ [ オフセット ] や [ トリム ] を使って、A と B と C の開口処理を行います。
作成手順
完成した内壁の開口処理
A
B
㉑同様に <WC> や <PS> の空間を [ オフセット ] や [ トリム ] を使って、開口処理を行います。
C
㉒同様に < ホール > と < ロビー > の境界を [ オフセット ] や [ トリム ] を使って、開口処理を行います。
建築図面(開口処理)
建築図面(開口処理)
(19)36
37
建築図面
No.1
建築図面
No.1
画層を [ 窓 ] に変更します。
① [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < 窓 > の画層に切り換えます。
窓のブロック作成は < 0 > 画層、挿入の画層は < 窓 > です。
③ [ ブロック ] -> [ 挿入 ] コマンドで窓を図面に配置していきます。
下のダイアログから、[ ブロック名 ] として <aw1> を選び、[OK] ボタンを押します。
④挿入位置を指定 :
マウスで下図の点P1を指示します。
X 方向の尺度を入力 <1>:
Y 方向の尺度を入力 <X 方向の尺度を使用 >:
回転角度を指定 <0>:
4
建築図面(窓)
建築図面(窓)
完成した窓
作成手順
②窓のブロック図形を、下図の位置に挿入します。
⑤下図のように、窓のブロックを配置します。
建築図面(窓)
建築図面(窓)
(20)38
39
建築図面
No.1
建築図面
No.1
作成手順
建築図面(扉)
建築図面(扉)
完成した扉
画層を [ 建具 ] に変更します。
① [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < 建具 > の画層に切り換えます。
窓のブロック作成は < 0 > 画層、挿入の画層は < 建具 > です。
5
②扉のブロック図形を、下図の位置に挿入します。
③ [ ブロック ] -> [ 挿入 ] コマンドで扉を図面に配置していきます。
下のダイアログから、[ ブロック名 ] として <aw1> を選び、[OK] ボタンを押します。
④挿入位置を指定 :
マウスで下図の点P1を指示します。
X 方向の尺度を入力 <1>:
Y 方向の尺度を入力 <X 方向の尺度を使用 >:
回転角度を指定 <0>:
⑤下図のように、扉のブロックを配置します。
(21)40
41
建築図面
No.1
建築図面
No.1
画層を [ ハッチング ] に変更します。
① [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < ハッチング > の画層に切り換えます。
作成手順
② [ 作成 ] -> [ 長方形 ] でハッチングする枠を作成します。
一方のコーナーを指定 : 点P1を指定します。
もう一方のコーナーを指定 : キーボードから <@-2000,-2000> と入力します。
6
建築図面(ハッチング)
建築図面(ハッチング)
配置したハッチング
P1
×
③ [ 作成 ] -> [ ハッチング ] コマンドを選ぶと、ハッチング コンテキスト タブが表示されます。
[ パターン ] から <USER>、角度は <0>、パターンの尺度を <200> にします。
④内側の点をクリック : マウスで下図のようにハッチングする領域内 (P2) でクリックします。
[ ハッチング作成 ] コンテキスト タブの
プロパティを開いて、[ ダブル ] を指定します。
Point!
Point!
⑤下図のように、玄関の入り口にタイル貼りのハッチングが作成できました。
P2
(22)42
43
建築図面
No.1
建築図面
No.1
画層を [ 設備 ] に変更します。
① [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < 設備 > の画層に切り換えます。
作成手順
③ [ ブロック ] -> [ 挿入 ] で <wc1> を挿入します。
下のダイアログから、[ ブロック名 ] として <wc1> を選び、[OK] ボタンを押します。
④同様にして、他の設備も下図のように配置します。
7
建築図面(設備)
建築図面(設備)
配置した設備
②設備のブロック図形を、下図の位置に挿入します。
(23)44
45
建築図面
No.1
建築図面
No.1
画層を [ 家具 ] に変更します。
① [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < 家具 > の画層に切り換えます。
作成手順
③ [ ブロック ] -> [ 挿入 ] で < 受付セット > を挿入します。
下のダイアログから、[ ブロック名 ] として < 受付セット > を選び、[OK] ボタンを押します。
④同様にして、他の家具も下図のように配置します。
8
建築図面(家具等)
建築図面(家具等)
配置した家具
②家具のブロック図形を、下図の位置に挿入します。
(24)46
47
建築図面
No.1
建築図面
No.1
画層を[部屋名]に変更します。
① [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < 文字 > の画層に切り換えます。
作成手順
② [ 文字 ] パネルを開いて < 部屋名 > の文字スタイルに切り換えます。
文字の高さが <300> の場合、1/100 で印刷したときは 3 ミリの大きさになります。
③ <WC> の文字を入力します。
[マルチテキスト ] で作成
最初のコーナーを指定 :
マウスで大体の位置 (P1) を指示します。
もう一方のコーナーを指定 または [ 高さ (H)/ 位置合わせ (J)/
行間隔 (L)/ 回転角度 (R)/ 文字スタイル (S)/ 幅 (W)/ 段組み (C)]:
マウスで大体の位置 (P2) を指示して、文字を配置する位置を
決めます。
P2
P1
Point!
Point!
9
建築図面(文字)
建築図面(文字)
配置した部屋名
別方法
④下図のように、文字を入力します。
(25)48
49
建築図面
No.1
建築図面
No.1
画層を [ 寸法 ] に変更し、[柱芯 ][ 壁芯 ] の画層をONにします。
① [ 画層プロパティ管理 ] を開いて < 寸法 > の画層に切り換えます。
作成手順
② [ 画層プロパティ管理 ] から [ 通り芯 ] の表示を <ON> に切り替えます。
③ [ 寸法記入 ] -> [ 長さ寸法 ] で、上側の寸法を記入していきます。
P1 P2
1 本目の寸法補助線の起点を指定 または < オブ
ジェクトを選択 >:
マウスで左端の通り芯の端点 (P1) を取ります。
(Oスナップの端点モードにしておきます。)
2 本目の寸法補助線の起点を指定 :
マウスで二番目の通り芯の端点 (P2) を取ります。
④寸法線の位置を指定 または
[ マルチ テキスト (M)/ 寸法値 (T)/ 寸法値角度 (A)/
水平 (H)/ 垂直 (V)/ 回転 (R)]:
寸法線の出す位置をマウスで指示します。(P3)
寸法値 = 3640
P3
⑤続けて [ 直列寸法記入 ] コマンドで直列寸法を記入していきます。
2 本目の寸法補助線の起点を指定 または [ 元に戻す (U)/ 選択 (S)] < 選択 >:
マウスで次の通り芯の端点 (P4) を指示します。
P4
⑥下図のように寸法が作図されます。
P3
10
建築図面(寸法)
建築図面(寸法)
配置した寸法
(26)50
51
建築図面
No.1
建築図面
No.1
作成手順
⑦ [ 出力 ] -> [ 印刷 ] を選びます。
⑧ [ 印刷 ] のダイアログが表示されます。
[印刷領域 ] の項目では < オブジェクト範囲 > または < 図面範囲 > を選びます。
[印刷尺度 ] の項目で、尺度を <1:100> にして[印刷プレビュー ] ボタンを押します。
⑨印刷する前には、この様に印刷プレビューで確認をする方がいいでしょう。
⑩ [OK] ボタン、又は下の [ 印刷 ] ボタンを押して印刷します。
ここが
大切
建築図面(印刷)
建築図面(印刷)
A3 用紙に印刷 ( モデル空間 )
[ 印刷領域 ]
プリンターの種類によって、印刷可能な範囲が違っています。
そのため、印刷漏れが生じる可能性があります。
そのような場合は、図枠自体の大きさをプリンターの作図範囲に合わせて作成する
必要があります。
右のように、赤線で表される箇所は印刷範囲から
外れています。
赤線が無くなるように、図枠を縮小したり位置を
変更する必要があります。
印刷する範囲
[ モデル ] と [ レイアウト ] で共通
オブジェクト範囲 描かれているオブジェクトの範囲を印刷
窓 マウスで四角で囲った範囲を印刷
表示画面 表示されているオブジェクトの範囲を印刷
[ モデル ]
図面範囲 LIMITS( 図面範囲 ) で設定されている範囲を印刷
[ レイアウト ]
レイアウト ページ設定の用紙サイズの範囲を印刷
(27)52
53
建築図面
No.1
建築図面
No.1
作成手順
作図した図面をレイアウト空間に配置します。
① [ レイアウト 1] のタブをクリックして、レイアウト空間に移動します。
③レイアウト空間には、あらかじめ A3 用紙の大きさの図枠が作成されています。
(もしモデル空間に図枠を配置している場合は、モデル空間の図枠は削除しておきます。)
もし、レイアウト空間が白紙のまま
でしたら、A3 の図枠の図面ファイル
をブロック挿入することになります。
④ [ 画層 ] パネルの [ 画層プロパティ管理 ] を開いて、< 作図枠 > の画層に切り替えます。
⑤ [ レイアウト ビューポート ] -> [ 矩形 ] を選び
ます。
ビューポートの 1 点目を指定:
マウスでP1あたりを指示します。
もう一方のコーナーを指定 :
マウスでP2あたりを指示します。
P1
P2
②ステータスバーにある [ モデル ] をクリックしても、レイアウト空間に移動できます。
(モデル空間とレイアウト空間の切り替えになります。)
Point!
Point!
1
建築図面(ビューポート作成)
建築図面(レイアウト空間に図枠挿入)
第 4 節
レイアウト空間に配置し、印刷する
A3 用紙に印刷(レイアウト空間)
(28)54
55
建築図面
No.1
建築図面
No.1
⑥マウスで囲った範囲内にモデル空間で作図した図形がぴったり表示されます。
⑦ビューポートの外枠をクリックして、[ プロパティ ] パネルを表示させます。
[ 標準尺度 ] が < カスタム > となっていますので、ここを <1:100> に変更します。
図枠は A3 の大きさですが、中の図面の大きさは
1/100 の縮尺で表示されています。
⑩ [ 現在の画層 ] を <0> に変更し、< 作図枠 > の画層の表示を OFF にします。
(レイアウト空間での枠は、その時の画層に作成されるので、図面の尺度等を設定した後に
その画層を OFF にすれば、表示されなくなります。)
⑧このように、尺度を変更するには [ プロパティ ] パネルの [ 標準尺度 ] を <1:100> にするか ( 図 1)、
[ ステータスバー ] の [ 選択されたビューポートの尺度 ] を <1:100> にします。( 図 2)
⑨図形全体が、1/100 の大きさで表示されます。
建築図面(尺度設定)
建築図面(尺度設定)
( 図 1) ( 図 2)
(29)56
建築図面
No.1
⑪ [ 印刷 ] パレット -> [ 印刷 ] を使います。
⑫ [ 印刷 ] のダイアログが表示されます。
[ 印刷領域 ] の項目では < レイアウト > を選びます。
[印刷尺度 ] の項目で、尺度を <1:1> を確認して [ 印刷プレビュー ] ボタンを押します。
ここが
大切
建築図面(印刷)
⑬ [OK] ボタン、又は下の [ 印刷 ] ボタンを押して印刷します。