• 検索結果がありません。

山形鋼筋かい端接合部に対する乾式補強法 : その1 実験計画

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "山形鋼筋かい端接合部に対する乾式補強法 : その1 実験計画"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

22578

山 形 鋼 筋 か い 端 接 合 部 に 対 す る 乾 式 補 強 法

その

1

実 験 計 画

山形 鋼 保 有 耐 力 接 合 筋 か い 突出脚 高 力 ボ ル ト 摩 擦 接 合 1 はじめに 屋内運動場のような低層建築物は、災害時に避難所と して使用されるため、高い耐震性能を確保する必要があ る。筋かいは主要な耐震要素の一つであり、特に山形 鋼 筋かいはこの種の建築物に広く使用されている。筋かい の耐震性能を確保するためには軸部降伏耐力を発揮する まで接合部を破断させない保有耐力接合を施す必要があ る1)。しかし、新耐震設計法以前の山形鋼筋かいは無効突 出脚部分を有効断面積に算入しているため、接合部の耐 力が不足しており、近年の地震被害調査では山形鋼 筋 か い端接合部の破断被害が多く報告されている2)。 2 補強概要 隅肉溶接の付加による補強3)では、突出脚側に溶接補強 を行うことで十分な耐力上昇(補強効果)が得られること が分かっている。しかし、溶接補強は火気の使用による 危険性に加え、施工品質の確保が難しい問題がある。本 研究では溶接を使用せずに、高力ボルト接合のみを用い た乾式の補強方法を提案し、その設計法を検討する。 本研究で提案する2種類の補強法を図1に、接合部各部 の名称の定義を図

2

に示す。図

1

(a)に示す並列タイプは、 補強材と既存材の突出脚側を接合することで突出脚の拘 束によって有効突出脚部の増大を図るとともに、突出脚 部から補強材に応力を伝達することで既存材の応力負担 を低減して耐力上昇を図る。図 1(b)の背合わせタイプは、 文献4)を援用し、既存材の背面にスベーサーを介して補 強材を取り付けて2面摩擦とする。こちらも背面から補 強材に応力を伝達することで既存材の応力負担を低減し て耐力上昇を図る。本報(そのl、2)ではまず、並列タイ プの補強方法の実験を行った。 3. 実験計画 3.1 載荷計画 試験体のセットアップを図3に示す。試験体は縦向きに 設置し、試験機とは上部治具と下部治具を介して接続す る。載荷は試験体の上部に引張力を与える単調載荷とし、 接合部に破断が確認できるまで載荷を行った。 載荷中、荷重Pはオートグラフに内蔵されたロードセ ルにより計測した。また、接合部変形δは、反力床から接 合部とガセットプレートの絶対変位を計測し、両者の差 分から算出した。 日本建築学会大会学術講演梗概 集 (中国)2017年8月 正 会 員 げ ハ H ヲ a h ロ ハ 日 * 太 一 章 祥 田 敷 仲 士 口

正 会 員 梶 間 夏 美'1 薩川恵一勺 同 同 ス ベ ー サ ー

i

;

j

側 面 正 面 側 面 正 面 (a)並列タイプ (b) 背合わせタイプ 図1 提案する補強方法 連結ボルト 補 強 材 既 存 材 補 強 ボ ル ト 図

2

接合部各部の名称の定義 反力床 正面 図3 セットアップ 側 面 表1 山形鋼の材料特性 破 断 伸び [%] 山形鋼 t ==6(SS400) 316 判。 72 36 Seismic Retrofit of Angle Brace ConnectionsbyusingHigh Strength Bolt Partl:TestPlan

(2)

90 60 30 表

2

試 験 体一覧 t---f-t 試 験 体 名 高カボノレ卜 L75x6 2-M16 L75x6 L75x6 2-M16 図4 試験体の概要 30 60 120 30 60 180 (a)L75-3(無補強) (b) L75-2 (無補強) (c) L75-2-N (標準型) (d) L75-2-F(前方型) 30 60 120 30 60 180 30 60 60 30 60 180

(e) L75-3-N (標準型) (f) L75ふF(前方型) (g) L75ふ

c(コンパクト型)

(h) L75-3-L(ロング型) 図

5

試験体接合部の詳細

3

.

2

試験体とパラメーター 試験体の概要を図4に、接合部詳細を図5に示す。また、 山形鋼のJIS5号試験片による試験結果を表

1

に、試験体 一覧を表

2

に示す。試験体は山形鋼(L75x6)の両端部にガ セットプレート(SS400t=6)を高カボルト摩擦接合を用いて 接合したものであり、ガセットプレート聞の距離は300mm としている。試験対象とする下部接合部は、ボルトピッ チを60mmとし、端あき匝離は30mmとした。また、補強 材は既存材と同一ロットの山形鋼とする。試験対象とし ない上部接合部は、高カボルトを2本用いてガセットプ レートと接合し、全周に隅肉溶接を施すことで保有耐力 接合を満たすように設計した3)。なお、溶接は高力ボルト の締め付けを行った後に施工をしている。 試験体は計8体とし、既存ボルトの本数と位置、連結ボ ルトと補強ボルトの位置、補強材の長さを変化させた。試 験体は、既存ボルトの第lボルトの半ピッチ前方に連結ボ ルトを、また既存ボルトの第2ボルトと同じ位置に補強ボ *1 東京工業大学大学院修士課程 *2 東 京 工 業 大 学 准 教 授・博士(工学) 可 愛 知 工 業 大 学 教 授・博士 (工学) ルトを並列に配置したものを標準型(図5(c)、(巴))とする。 これに対して、連結ボルトをlピッチ後方に配置したもの をコンパクト型(図5(g))、その反対に連結ボルトをlピッ チ前方に配置したものを前方型(図5(d)、(f) )と呼ぶ。さ らに、補強ボルトを2ピッチ後方に配置したものをロング 型(図 5(h) )と呼ぶ。コンパクト型はボルト孔欠損の近接 による連成した断面欠損が予想される。これに対して、 前方型は連結ボノレトを前方に配置することで補強材への 応力伝達が円滑になることを期待する。ロング型につい ても補強ボルトの位置を既存ボルトから離すことにより、 接合部周辺におけるの補強材への応力伝達が円滑になる ことを期待する。 4. まとめ 本報(その1)では山形鋼筋かい端接合部に対する並列タ イプの乾式補強の実験計画について示した。 参 考 文 献 次報(その2)にまとめて示す。 Graduate, To匂oInstitute ofTechnology Associate Professor, To旬。InstituteofTechnology, Dr.Eng Professor, Aichi Insti旬teofTechnology, Dr.Eng

-1156-7

0

参照

関連したドキュメント

生した(クリップゲージで確認) 。剥離発生前までの挙動は,損傷 による差異が確認されず,両供試体ともに,荷重で比較して,補強

図2に実験装置の概略を,表1に主な実験条件を示す.実

Mochizuki, Topics in Absolute Anabelian Geometry III: Global Reconstruction Algorithms, RIMS Preprint 1626 (March 2008)..

Mochizuki, Topics in Absolute Anabelian Geometry III: Global Reconstruction Algorithms, RIMS Preprint 1626 (March 2008)..

適合 ・ 不適合 適 合:設置する 不適合:設置しない. 措置の方法:接続箱

接続対象計画差対応補給電力量は,30分ごとの接続対象電力量がその 30分における接続対象計画電力量を上回る場合に,30分ごとに,次の式

接続対象計画差対応補給電力量は,30分ごとの接続対象電力量がその 30分における接続対象計画電力量を上回る場合に,30分ごとに,次の式

前掲 11‑1 表に候補者への言及行数の全言及行数に対する割合 ( 1 0 0 分 率)が掲載されている。