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フルウリー氏ロード投荷法(三)-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

四 分拇額は如何に精算すべきや

共同海揖の分培とは、共同の安全のために有益に残されたる磯牡から利益数■得たる老に、犠牲の結果たる損害

の割常が行はるゝことをいふ。而して、分捧些二段の廃置から成る。叫は積極財困即ち損客覇の確定であり、二

は消極財困即ち分塘慣覇の確定であり、三は各財産の分櫓額の確定これである︵f・N−S・ご。この第三の鹿足は、 積極財囲と滑極財固との比較に依って残されるものであつて、パウルスも分培は財産の評憤忙依って云々︵P。rti。 prOaeStiヨatぎereruヨ⋮⋮︶と云ってゐる︵㌣M√∽・ム・︶。その慶棍巧損審額の按分に関する計算に外ならぬ

協のなれば、これ以上攻究する必要はないであらう。・

他の二転の魔窟に就ては、深く研究を質するものがある。

吾人は先に、羅馬の法律顧問は共同海損と畢弼梅損との伍別を認識したるものと認めた。然るに、彼等はこの

雨着の慣別を認識するの卓見を有しながら、その区別の結果として行はるべき共同湛損の分櫓を規定するに首つ

弟六懸第四妨

フルウリ一成ロード投荷法 二ニ︶

l ■ノ ︵三七八︶ 六六

武 三

(2)

て蜂、寧ろ明噺を快いてゐる。彼等の分拾の構成上には大なる快格を見出すべく、今‖行はれてゐる共同海技の 分拾は、羅馬訟輿論義其の規定新躇塾するむ縛ざる笥愕にさへもある位である。蓋し、羅馬に於ては、犠牲に供 せられたる物の所有者は賠償を受くる者としてのみ分拾に輿はり、而も彼等の受くる賠償祓不瀞なる評慣棟準た 従つて計算せられてゐたのである。これに就ては、後に分槍の構成を蓮ぶるに際して明かにすべし。 先づ、積極財閥の構成より吟味しやう。桟極財困は、共同の安全のために支出せられたる費用、並に任意に且 つ有益に犠牲に供せられたる胎舶屠具の慣胡、 海損の中前者に廃するもの、即ち費用海技忙関しては問題なし。規驚に文雄はれたる額が考慮せられるのであ る。蕗城に略奪せられたる船舶及び稲荷を回復するために腰金の支梯はれたる場合には、その支彿はれたる腰金 の額が共同梅損として賠慣せらるべき額である。 湛揖の中他の二樟のものに就ては、犠牲に供せられたる物が顔航の地に在るものとして評憤すると、或は到達 の地に在るものとして許偵するとに依り、評慣額に相違を生ぜざるを得ない。 今日共同海損の精算に於ては、犠牲に供せられたる物は、恨に其の物が犠牲に供せられすして他の物が犠牲に 供せられたりとせば、その儀定の場合にこれあると同一の財産上の地位に之を定かしめんとする。従って、犠牲 は到達の地に於て醸され、且つその犠牲は、犠牲の直前に於て船舶内に在りたる各個の財産に勤し、その到達の 地に於て有すべき倍額に比例して行はれたるもの1如く鹿遺せられる。蓋し、保存せられたる物は、犠牲に依り サ・〝示r≠−虎口ー下校荷法 ︵三七九︶ 六七

(3)

蕗六懸 軍四既

︵三八〇︶ 六八 到達の地に於てその有すべき慣額に等しき利得を受けたるものであり、従ってその倍額に比例して分捧すべきも のである。叉、犠牲に供せられる物が同様に到達地に於て保存せられゐたるならば、これ等の物も同地に於て有 すべき倍額に比例して分治すペきであらう。即ち犠牲に供せられたる物が積極財困として評慣せらるべき額は、 これ等の物が備に目的地に到達するを得たるのもとして共産にて翼却せらるぺき叡である。これに依って、犠牲 に供せられたる物は他の財産が犠牲に供せられたりと偶発する場合、その受くべかりし利得の粛が賠償せられた ることになるであらう。 薙馬に於ては、斯くの如く精算せられなかつた。犠牲に供せられたる物はその購入慣覇を以て許慣せられ、′保 存せられたる物は到達の地に於ける倍額を以て許慣せられた。前者は、その磯航の地に於ける原慣を以て許慣せ られで積極財困を構成し、後者は、その到達の地に於ける安倍を以て許憤せられて消極財困た構成せしめてゐる。 評償の斯く如き相違は、羅馬の法律顧問が犠牲食物の所有者と保存借物の所有者との問に平等を得しめやうとし なかったことから乗る。彼等は、給着の所有物が犠牲に因つて受けたる利益忙比例して分撼するを衡平と考へ、 且つその利益なるものは到達の地に於ける賢偶に依って表現せられてゐることを認めたけれども、同一の評憤梗 準が犠牲貨物にも通用せらるぺきことを認諭しなかった。否、彼等は寧ろその邁相を排斥したのである。即ち、 法律顧問パウルスは次の如く言つてゐる︵汁N−S.△.︶。 但シ、犠牲−州供セラレタル物ガヨサ高ク賛却スルヲ得ベカリシ場合一二、コノ限エアラズ。何トナレバ、

(4)

賠償ハ利益二封シテ行ハルベキニアラズシテ、損害二封シテ焉サルベキモノナリ○ 君cad→2∃p2−=net−S;ae召aea∃許a什suコーplur訪完つ諸pO什2ru阜 quOコ⋮aヨd2叶−iヨeコー叫−コ○コどcユーfit PraeStat鵬P 法律顧問の観るとてろに依れば、犠牲貨物の所有者が到達の地に於ける倍額を梗準として賠償せらる1ならば、 損害の填補を超えて利得するところありとなす。犠牲貨物の所有者をして、その貨物を海上危険に曝さなかった ならぼこれあるべき、財産上の地位に回復せLむるを以て充分なりとなす。而して、斯くの如き臍償方法に依っ て、犠牲貨物の所有者は何等わ損啓を被ってゐないとなすのである。恩ふに、今日海上保険に関する併図南法の 規定も斯くの如き原理に依ってゐる。海上保険は、被保険者がその貨物を海上の危険に曝さななかつたならば、 彼のこれあるペかりし地位に回復せしむるものである。而して、貨物が無事に到達したる場合に於ける鱒位に回 復せしむるものではない。 羅馬の法律顧問は、犠牲に供せられたる物が積荷なる場合にも、叉船舶なる場合にもこの原理を適用した。犠 牲貨物の許慣に関するパウスルの法條は、雨着の問に院別をなしてゐない。彼は、贋く犠牲に供せられたる物 ︵resaヨissae︶乃至は保存せられたる物︵resserくatae︶と晋ひ、特に犠牲に供せられたる積荷︵ヨerCeS空∃烹㌫ae︶ 乃至は保存せられたる積荷︵ヨerCeSSerくat完︶とは言ちてゐない。然らば、積極財困は、積荷に於ても又慮装用 具等に於ても、何れもその購入倍額を以て構成せらる1ことになるC フルササー氏甘−ド摸荷法 ︵三八一︶ 大丸

(5)

︵三八こ︶ 七〇 第六番 弗四兢 キュージャス︵Cujas︶はハルメノブー・ロス︵エa㌢eコOP呂⋮OS︶の富ふところを引用して、斯くの如き庭置は総て の者匠封し有利なることを述べてゐる。何となれば、斯る慶畳は犠牲に因って生する損害を成るべく少くし、且 つ保存せられたる積荷の朗有者の利益を成るべく多くするものである。従つて、技荷に因って積荷を保存するを 得たる者は、その投荷貨物が低く評慣せられてゐるため、あまり多くの分櫓に任するを要せざるべく、他方に於 て、技荷に因って積荷を失ひたる者は、保存せられたる積荷が比較的高く評慣せられてゐるため、利益を受くべ しと云ふにある。 叉、ヴォエー︵くOet︶も、薙属の廃置は公正なるものなりと言ってゐる。紳がその珊由として云ふところに依 れば、投蹄貨物の朔有者は、自己の財産が救助せられたならば得べかりし利益の賠償として、他人の財産が救助 せられたるがため、彼等の受けたる利益に均質するを得るがためなりとなす。 キふージャスやヴォエーの如き著名なる聾者の謹繹に於ては、羅馬の法律顧問が犠牲貨物に関して適用Lたを 許借方法を是認するとは雄も、如何にしても利害関係の術中なる評偵と認むることを得ない。薙馬の鹿堤に伐れ ば、犠牲貨物の所有者の努力は無潤せられてゐる。共同の安全のために強奪せられたる、犠牲貨物の購入のため に支出せられたる金額のみが賠償せられてゐるに過ぎない。船舶が該貨物を計的地まで遅速して之む陸揚するを 得たるものと恨定する場合、ネの棄却灯依って得らるペき利益に封しては何等の賠償が輿へられてゎない。貨物 の船積敏速までに煩はされたる多くの努力につき、或は積荷の購入資金に勤する利子につき、或は各種の諸掛に

(6)

っき、或は茨に企窒せられたる商業上の活動を準備する上に於て経過したる時間の損失につき、何等の考慮が沸は

れてゐない。尤も、論者の中に

具の滅失の時に於て、未だ何等の利益をも資現してゐないから、その預想の利益につき賠償を受け待ざるものな

るが、他方に於て、或は生することあるべき損失をも免る1を得たることを以て満足すべしと。斯くの如き考へ

方は、その眞蜜の意味に於ては正しいヤ然し、羅馬の法律顧問は、その眞理を嘗際に正しく通用すべき方法を知

らなかった。犠牲貨物の朗有老をして不雷の利得を受けしめす、且つ叉不皆の損失をも被らざらしめんがために

は、共同渥拭を惹起したる危険が畿生せざりしならぼ、犠牲貨物の桝有者がこれあるべき地位に置くにある。然

らば、犠牲貨物が目的地に到達するを得たるものと倍率して、その他に於て賛却して得らるべき偵額に依り評債

せらるべきものである。これに反Lて、羅馬に於て採用せられたる評慣方法を以てするならば、犠牲貨物の所有 者は原慣を賠償せらる1ものなるため、或る場合には利得を受くべく、他の場合には損失を被るペし。

要するに、二つの中何れか叫つである。犠牲貨物の到達地に於ける慣覇は、或る坂合には購入倍額を超過すべ

く、他の場合には之より低い。

前の場合に於ては、投荷その他の犠牲に因りて生じたる損審は、購入憤額と預恕利益とを包含する。蓋し、剛

般的に商品の倍額は安倍であり、羅偏に於ても斯る観察が承認せられてゐる︵F.︼△も﹁.iコf.ロ﹂uここ.︼−S.宗u D・暴こ・︶。従って、損害の範囲は二秤の要素より・成る。蟄生したる損害︵daヨコuヨeヨer笥コS︶と満城したる利益 フ︰ル巾ツ¶−虎口ード投葡法 ︵三八三︶ 七仰

(7)

東六啓 発四耽

︵三八四︶ 七ニ ︵i。C占ヨCeSS。コS︶これである。私から失はれたもの︵q亡aきヨヨih;besこと私を利すべかりしもの︵quaコtuヨqUe ︼ucraripOtuここかである︵:up﹁・D・余︸00・︶。即ち損害猫のみにあらすして、利益の額に既ても考慮せらるべき ものである︵−亡Crこ註。hab邑ur・コ。コS。〓亡Sd当コi︶︵f・N、S・00ーロ﹂u−三。然らば、犠牲貨物の所有者が賠償せ らるべきものは、到達の地に於ける償覇であるペき筈である。この慣覇に依らざれば、本例に於ては犠牲貨物の 所有者は損審を被ることになる。 彼の場合に放ては、経律顧問パウルスの擁喝するところの前述の原則、即ち賠償は利姦に勤してにあらやして 損害に勤して為さるべきものなりてふ原則は、全くの誤謬なることを曝露する。蓋し、犠牲貨物の所有者は購入 慣額を梗準として賠償せらるゝなれば、その癖は到達地の倍額よりも大なるが故に、賠償として受領したる金額 の∵部を以て同位同畳の物品を到達地に於て購入し得べく、竣飴額は不雷の利得となる。これに反して、救助せ られたる積荷の所有者はそれだけ不雷の損失を受けたることになるのである。 パウルスの原則は、乙れを船舶の廃兵に通用すること陀於て、特に不雷の結果を翳らす。何となれば、一方に 於て、船舶恩典が犠牲のときに於て非常に新Lきものでなかったならば、船主は新顔の慣借の相違に等しき利益 を受けたることになる。他方に於て、犠牲に供せられたる船舶恩典の滞購入に封し、以前に要したるよりも多額 の賛金を必螢としたる場合には、船主はそれだけ損失む被りたることになる0 羅馬に於て行はれたる原則には、相次の如き結英がある。犠牲貨物は、晴入償額を概密として積極財囲を構成、

(8)

するのみにして消極財囲の中に包含せらるゝことなし。即ち、犠牲貨物の併有者は単純に完全なる賠償むのみ受 くべきものとせられた。従って、拘極財困は後に詳述する如く保存貨物のみを以て構成せられ、保存貨物の所有 者のみが犠牲貨物の所有者に支沸ふべき臍償に茸あるものとせられたのである。且つ又、後にも述ぶる如く、運 賃は分槍債額を構成せず、滑極財圏の中に包含せられなかった。胎主は、到達の他に於ける船舶の倍額を以て分 塘の糞に任じ、運賃に別しては何等の文殊をなすを要しなかった。 然し、斯くの如き鹿追に於ても、羅馬の分塘方法の紋隋を薇ひ得るものではない。蓋し、斯くの如き鹿追は、 犠牲貨物の所有者の利益を害したるのみならす、保存貨物の所有者の利益をも写するもので為る。これを明かに するがため佐は、フレメリー∴Freヨery︶の示例に従って、犠牲貨物の購入倍額と分櫓すべき財団の偶感とが等し き場合を想起すれば足る。 斎藤墟蕾㊦鶏頭⋮⋮⋮⋮⋮︰⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮︰︰⋮・︰♪00㌔ 蔀詞鴇苛0望郁蕗溺飴⋮︰⋮⋮⋮⋮︰︰︰⋮⋮・ダか003 半 ⋮⋮⋮⋮︰⋮⋮⋮⋮︰︰︰■・⋮⋮⋮⋮⋮︰ナウ〇二㌻ と候定するならば、保存贋物の所有者はその倍額の全額を奪はるゝことになる。船主はその胎舶を失ひ、運賃の みを隊持すべく、保存貨物の朗有者はその購入倍額と安男差益との雨着を失ふべし。これに反して、犠牲貨物の フルこソⅤ−氏ロード投荷法

缶詰8望瓶詰頭数

ふ003 ︵十 ︵三八玉︶ 七三 l

(9)

所有者は購入憤覇を賠償せらるゝことになる。 斯くの如き掛端なる例に依らすとも、保存贋物の所有者の茸に任ずべき分櫓覇は、その資質差益の額を超過し、 該所有者はその超過額だけ、犠牲使物の所有者よれも不利なる状態にあることを容易に想像し得る。即ち左の如 し0 露点こ糀昏内こ渕惑⋮・㌧⋮⋮・⋮⋮︰⋮・−○㌔ 幕命輝昏㊦潔>誘致・・∴⋮∵︰⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮・♪小泊〓㌻ 苅詞墟昏㊦撼率:⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ダ00凸二㌻七⋮⋮⋮・抽加継斯こ⋮⋮・−00㌔ 右の例に於て明かなるが如く、保存貨物の桝有著が三八〇囲を以て分揺すれば、安男差谷〓八〇囲を超過して 購入倍額の中より二〇〇圃を失ふこと1なる。然るに、犠牲貨物の所有者は常に購入慣額を確保せられてゐる。 前者はその貨物が他人のために犠牲に供せらる1ことなかりしがために、却って損失を被むるの結果を生ぜしめ 第六金 策四兢

事象㊦望瀞爵頭数

算 哲 8 坤 恭 敬 ♪○凸二㌔

坤 高 空 ゆ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮−○思

罪詞墟昏㊦吟蒔飴⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮u00Oa 沌○㌔ 柑03 ︵+ ︵三八六︶ 七四

(10)

てゐる0

叉、船主に於ても、その取得する運貸の額が共乳歯損の分槍額よりも少額なる場合には、温迭を行はなかった

ならば被らなかったであらうところの損失を負接してゐる。然各に、褒物を犠牲に供したる荷主に於ては、その

際偶に封し共同海技の分櫓を受くることにより、悔上胃除を企重しなかったならばこれあるべき状態に回復せら

れてゐる。果して然らば、何故に胎軍も犠牲貨物の所有者と同様に取扱はれないのであらうか。

要するに、共同海損の分塘の問題に就てはフレメリー︵Fre⋮ery㌔tudesdeDr。itn。ヨヨerni。ニp・NN00・︶と共

に、薙馬わ法律顧問は金然誤謬に陥ってゐることを断言し得る。彼は、これ等の有能なる法律顧問は過れり

︵neshabニes吾snOコSul訂s。コ二a≡︶と喝破してゐる。

積極財囲の構成に拍する論議を終るに雷り、伺一言すべきものがある。犠牲貨物が船積後、犠牲に供せらる、

迄に被りゐたる畢猫海損たる損害は、積極財固より除外せらるペきことこれである。然ろに、犠牲貨物が購入倍

額を以て賠償せらるペきときには、眈に低値を嚢失しゐたる部分に迄も賠償が行はるゝ結果、これ又犠牲貨物の

所有者はそれだけ不常の利得を受けることになる。

投荷に因って保存せられたるも、尚投荷の結果として多少の損傷を受けたる積荷は、如何に賠償せらるべきか

に就ては後に論述すること1する。 消極財固の構成に移る。パウルスは、これにつき採るぺき原則を提供してゐる︵f・N、S・N・︶。 フルサワl虎口ー下校辟法 ︵三八七︶ 七五 過

(11)

︵三八八︶ 七大

欝六番 井田鱗

投荷ノ行ハル、ニッキ利害関係ヲ有シタル紙チノ者ハ、分捧スペキ安アルモノトス。

○ヨコ川S雲Oruヨ家erど詠se二actura∃謡ri cOコ訂rre OPOrtere・

然し、薙虜の捷待顧問は、この原則の適用を徹底的に行はなかつた。保存貨物の朗有者、並に賠舶朗有者に分婚 を課するがためにのみ利用せられ、犠牲貨物の所有者には分櫓が課せられてゐない。香、保存せられたる財産の 中にも分括の免除せられてゐるものがあるっ例へぼ保存貨物に生する造賃の如し。これに就ては後に論定すべし。 薙属の法律顧問は、犠牲貨物の憤額を以て栴檀財困を構成せしめない。尤も、斯くの如き親祭は必ずしも一般 に承認せられたるものではない。川部の論者は、P・−ド法の次の如き規定を以て之を反駁する︵Seコt.S.ごf.︼●︶。 金牌ノタメニ犠牲二供セラレクルをノヲ、企鰹ヂ以テ分稽スルヲ要ス。 ○∋コiuヨCOコtributiOコe血亡Od pr00ヨコibus′datuヨeSt● 他の論者は、。ハウルスの静首を引用して之を反駁する;N.s.N.︶。 投荷ノ金額ハ、財産/倍額二比例シテ之ヲ分瘡セラル、ヲ要ス。

しanturae suヨヨaヨPrO reruヨPret5.d註ribui OPOrtet.

侍、同法律顧問の左の如き富も亦援用せられることがある︵㍗Nもこ。

他人ノ物′損傷二因り、自己ノ財貨ヲ安全ナラシムルノ結果ヲ得クル著ノ間二於テ、共同ノ損害トセラレ

(12)

君quissiヨu∃eSt COヨヨuコe detrぎeコどヨf誉i eOr亡ヨ雀i prOPter aヨissas→eS aニOru∃COコSeCuti suコtま

ヨerneS SuaS S巴くaS habereコr

然し、斯くの如き論詮に封ふるは容易である。最初の規定は、分給すペき者を定鼓したるものである。犠牲の 行はれたる者、即ち犠牲の利益を受けたる者の定義に過ぎない。第二の規定は、その引用せられたる文言に兜立 ちて存在する規定と不可分離のものであり、これと合鰭して虞の意味を輿ふるものである。即ち、。︵クルスの規 定の金牌は次の如し︵予N︸S.N.︶。 決定セラレクルトコロニ依レバ、投荷ノ行ハル、ニッキ利害踊係ヲ有シタル級チノ者ハ、分冶スべキ茸ア ルモノトス。何トナレバ、コノ腰金ハ、財産ヲ保存シクルガタメニ之ヲ魚ヒクルモノケツ。従ツテ、船舶所 有者一雄屯比例的三業アルモノトス。彼等ハ、投荷ノ仝胡ヲリノ財産ノ倍額二比例シテ分槍スべキモノトス。

Placui叶−○ヨコeS quO−uヨ宣e−貫sset jactu−aヨf⋮eri cOコfe−−e OPOrすご、quia id tr旨uどヨOb serくataS reS

deberen叶−i叶aque dO∃iコuヨet訂ヨコaく訂prO POrt削○コe Ob−剛笥tuヨ2SSe小jacturae sumヨaヨPrO reruヨ ℃ret剛O

disrTr詳ui OPOrtet● 右の規定を如何に繹さうとも、法律顧問が犠牲貨物に分櫓を課せんとしたるところを散見し得ないであらう。 香、予の観るところに依れば、アクルス︵芳curse︶の見解を排し、キ乱−ジャス︵Cujas︶と共に、右の文言は 犠牲貨物を消極財固より除外するもの1如くである。蓋し、法律顧問は、兜づ損害の醸されたるにつき利啓開係 フルサワー虎口ー下校荷法 ︵三八九︶ 七七

(13)

︵三九〇︶ 七入

弗六億 第四誠

を有したる放ての者は分槍に興るべきことを述べ、次にその理由として↓保存せぢれたる財産の故にこの腰金を

負ひたるものなり︵qu訂id菩utuヨObserくat山SreSdebereコこといひ、壕後略船舶所有者の分櫓義務をこれに依

って論断してゐる。この規定に於て、建律顧問は犠牲貨物を考慮に容れてゐるか。抑も何を目的として、消極財

囲の構成につき原則を提供してゐるのであらうか。犠牲貨物に分櫓を課するがためなのであらうか。否、保存貨

物の所有者並に船主に分槍義務あること室一日ばんがためである。論者の中には、法律頼間が回答を輿へるがため

に準接したる原則は、犠牲貨物にも分培養務あることを演繹すべしと云ふものあらん。然し、法律顧問の提唱し

跨る原則を如何に解絆しやうとも、法律顧問の見たるところに依れば、犠牲貨物の朗有者は犠牲の行はれたるに

つき、何等の利益をも有しなかった・ものたるや明かである。素より、斯くの如き観察は正鵠を得たるものではな

いが、法律顧問は斯く賢明してゐるのである。蓋し、玄に吟味しっ∼ある規定を二諭することに依っても明瞭で ある。負ひたり︵debereコt︶てふ働詞の主語は何か。法律顧問に従つて、分培に青ある者とは艶か。そは滅失に

つき利啓開係を有したる絶ての着である。彼等は、如何なる物の故忙之に安あるものなりや。′そは保存せられた

る物の故に︵Obserくa什誤reS︶である。もつと明瞭に云へぼ如何。そは滅失につき利益を有したる者なるが放であ

り、即ち操存貨物の所有者であるに外ならぬ。彼等は犠牲肱困り利得したるが故忙分櫓をなすものであり、胎塞

が分轄の茸あるは、犠牲に因り給舶を保存したるが放である。資際、分胎の貴ある者は斯くの如き受益者のみで

ある。パウルスの規定の前段を参照することに依って、愈々明瞭なる概念が鵡られるであらう。張魔に於ては、

(14)

。ハウルスは如何なる問題に封し、∵回答を輿へんとするものなるかゞ了解せられる。破は間ふてゐる︵f.N︶S●N・︶。 金牌ノ者ガ投荷ニッキ賓ヲ負フベキモノナーヤ。 ココ○ヨコeS芯Ctra∃PraeS訂re OpOrteat・ 而して、この質問に封する法律顧問の回答に於ては、犠牲貨物の分轄を課せざるが故に不完全なるの謹を免る 1ことを得すとは躍も、−法律顧問の見解に於ては、犠牲貨物は滑極財困の中に包含せられなかつなことを見るで あらう0 吾人の所詮に反封する論者が引用するところの第三の規定︵f.Nもr・︶に就ては、容易に説明することが出来る0 蓋し、パウルスは、主文に於て何人が分槍の義務あるかを決定したる後、琴南に於ては、如何なる割合を以て ま滋負ふべきものなりや︵et琶aePOrt⋮OPraeStaコdaest.︶を指示してゐるが︵f・N一S・ご、これ彼が第二段に於 て回答せんとする問題である。彼日く。登校荷︵官旨ae雀ヨヨaヨ︶は物の慣額に比例して︵pr。rer亡ヨPret⋮。︶賠 償せらるべきものとす︵f.N.s.N.て而して、此の場合その如何なる物が預想せられてゐるのであらうか。そば 恐らく法律顧問が主文に於て今しがた言及したる物、即ち保存せられたる物であらねばならぬ。されば、.︵ウル スのこの法僚に就ては議論の飴地のない臥のである。 侍、同法律顧問の用ゐたる重要なる茎一日に掠って、反封論者の援用する二筋の規定を却って吾人の朗詮に利用 ずることが招来る。パウルスは、如何なる者が犠牲に因って生じたる損寄につき利益を有したるかを、彼の註繹 フ中骨︰軋−氏ロード投葡法 ︵三九こ 七九

(15)

第六巷 第四坊

︵三九二︶ 八〇 したるP−ド法に依って決定したる後、その者即ち勝牡に因って受益したる着こそ分略すべきである。保存貨物の 朗有者のみが分塘の茸あることを訟明してゐる。然らば、反封論者の援周すをハウルスの規定たる第二條主文 ︵f・Nもこに闘し、同港律顧問の冨に矛慣あることを主張するにあらざる限り、次の如く解せざるを得ない。有 益なる犠牲の結典生じたる損寄は、この犠牲に因り財産を保存したる者に於て負略すべきものとす。換言すれば、 この種秒損害は、彼等に依って共同して負揺さるペく、従つて被審者の畢濁の負措たるペからざるものである。 更に、パウルスは他の論語を提供してゐる。彼は、犠牲貨物はその購入倍額を棲準として評憤せらるべきこと を述べたる後、次の如く附冒してゐる︵f.N.s.ム.︶。 但シ、分拾ノ義務アルトコロノ財産二於テハ、リノ許慣ハ購入偵額エアラズシテ、野却シ得ベキ倍額ヲ以 テ茸アルモノトス。

Sedぎhisrebusqua−uヨコU∃iコe CjfereコduヨeStu aeS仰ぎat6.debe叶h山berニコ○コqu当︷⋮eヨPtaeSi⊃t−Sed

quaコt叫veコire pOSSuコt●

この文言に放ては疑の飴地なし。分槍の茸ある財産は、その購入倍額を梗準とするにあらすして、穿却償額を以

て評偵せらるペきことを云へるものである。

盈後に、同法律顧問はその簾宮集に於て、次のやうにも規定Lてゐる︵Seコ付こS.ム.︶。

(16)

三erces aヨissas宣r古utiOコe earuヨq亡ae iココaくi−Saざae eru⊃︷二ef許cOコVeコ声 これ以上明晩なる表示があるであらうか。犠牲に供せられたる財産の用有者は、その購入償額を以て賠償せらる べく、これが則ち分塘の目的である。然し、何者が分塘すべきで凍らうか。それは保存せられたる財産の所有者 である。彼等のみが分捧財産に蓼興することに依り、犠牲貨物の倍額を賠償すべきものである。 法源の解繹に閲し、附冒すべき綺一審がある。菜摘に於ては、犠牲に因つて生じたる損害に勤し、犠牲貨物の 所有者をもその分轄に蓼興せしむるにつき、別個の方法が採用せられたることこれである。蓋し、犠牲貨物に封 L直接に分櫓義務の課せられざ少しは、これ等の物が積極財困を構成するにつき、購入慣格を以てのみ許容せら れたるがためである。備に述べたるが如く、購入情叡と費却憤頻との問には、預想利益の額だけの開きがあるや 明かである。而して、この開きを以て犠牲貨物の分塘となさんがために、横顔財囲は購入慣顧を以て構成せられー 濠憩の利益は犠牲貨物の所有者の負塘とせられたのである。 斯くの如き虚位は完療ではない。然し、羅庖の法律顧問はこれを認容したのである。これ、分塘た際し、犠牲 貨物の倍額が消極財困の申に包含せられなかった所以である。 薙偏に於ては先に述べたるが如く、保存せられたる貨物の壌賃は分臆するを要せず。然し、投荷に依り、叉蜂 船舶及び積荷を救助しねるその他の共同潅撮忙依って、積荷の支彿ふべき運贋は船主のために保存せられてゐる。 而して、斯くの如き積荷の所有者堕その積荷が遅速の結果として茸現すべき利益に勤しても分槍の茸あるに拘ら フルサりー氏ロード投辟法 ︵三九三︶ 八−

(17)

︵三九四︶ 八こ 第六番 第班揖 ず、何故忙賠主は運賃に勤して分塘の費を課せられずして、荷主と比較して有利なる取扱を受けるのであらうか・。 そは疑もなく、羅属の法律顧問は、船舶に勤してのみ分瘡を課するを以て充分なりと考へ、その鞘由としては、 運賃は海上閻餞に航海の費用を支彿へ、るがためと見るわであらう。侮恐らくは、運賃を分櫓慣額より除外するは、 分捧は有感物に試すペく、無形の財産に負塘せしむべからすとも考へるのであらう。既に説述したるべウルスの 詳言に於ても︵f.N.s.N.︶∵法律顧問は、船舶及び積荷のみが投荷に因つて救助替られたる財湊と考へるを普通と してゐる。 犠牲の際船舶円に在りたる総ての物が、犠牲の結兼たる損害を賠脱するむ要すとの原則には、尚他の例外があ る。然し、この例外は常然是認すべきものである。そは食料品に闘するものにして、消極財圃の中に構成せられ ぎるものである。航海中消費せらるべき、紡員及び旗客の食料に雷てらるべきものである。但⊥、食料品が航海 者中の若干の老に於て紋乏を難したる場合には、之む刺す者は披等にも分以ハせねばならない︵f・NWS・Nいβu已≡2rユ d川∩訂m.ご。而して、旅客に属する食料品と髄張の食料品との閥に罷別をなさす、例外は両者に勤し二株に流用 せらるべきものである?然し、食料品と雌も罫に甲地より乙他に遥迭する目的のために船舶内に在りたるならば、 商品と看放され分塘の費を有するものとす。斯くの如き食料品は、分措から除外せらるべき食料品として・の性質 を有するものにあらず。変は食料品の目的如何にある。航海中に消費せらるべき食料品のみが、分措から除外せ られるのである。即ち薙馬の法律願問も次の如く育つてゐる︵巾・N−S・N・︶。

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消費ノタメニ船積セラレヰクルガ如キモノヲ除キ云々。

買sニi薯餌ハOnSuヨeコdi nausa iヨPOS許ざreコt∴⋮圭:・

との例外を除き、犠牲の際船舶内に在りたる物にして、且つ評偶の可能なる絶ての物は分塘すべきものであるう

この際則の適用に常す、奴隷にあらざる旅客及び船員の身鰹に分始女鹿することを得ない。何となれば、彼等

の身醍は評償すべからざるものである︵f・N−S・N・︶。

自由人ノ身鰭ノ評慣ハ之ヲナスコトヲ得ズ。

COrP02ヨl詳2﹁Oruヨ発Stぎ裟○コeヨコu=aヨ芳ユpUSSe・ 叉、自由人の生命につき正確なる評債偲出来るものではない︵︹。コteヨP整。Sa宣:er什。ヨ。d。aeStぎ。ri。一。。 p旨t〓f・岸s・言・溺ご。素より、人命と雄も船舶に昏芸負培を課し、犠牲の行はれたるに関り保存せ らる1を得たるものなるも、生命は之を賛却することを待すして、之を金銭に見税るの方法なきもので・ぁる ︵f.u、D.鳴ここ.]︸S.ue二一︶ロ・汐u・︶︶ これに反して、奴隷を遅速する者は、これを保稚するために任意に行はれたる犠牲に勤し.奴隷の償狐を以て

介治すべきものである。何となれば、奴隷は賛却することを稗ペく、従ってその許憶は困難ではない。藤文に於

て之む富ふものなしと雌も、疑拐に於ては、奴認を商高富間遠したる原則より首藤に了解せらるゝところであ

る。誠に吟味しっ∼ある奴隷の問題に闘し、法律顧問パウルスは腱二の法條を提供する︵f・N﹀S・ご。 フかサり一成田−ド授府法 ︵三九五︶ 入三

(19)

第六巻 弟四耽

︵三九六︶ 八四

−海中二於テ滅失シタル奴隷一;イチト雄モ、彼等ガ病死シタル場合、叉ハ彼等自ラ海中二飛込ミクル場合

二於ケルヨリモ、ヨリ多クノ許慣ヲ璃スべキエアラズ。

SerくOruヨquOqu2qUiぎヨareP2−啓uコー・コ○コヨa曾∽山霊tiヨaliOfac訂コd餌eS√quaヨSニu;e号ぎコa完

decesserぎサ、か亡t a〓qui sese praecす;aくeriコt一

この傭文に於て、紘禅顧問の尿意を了解することは必ずしも容易ではない。或る論者は、法條に於ける海中に 於て滅失したる︵quエコjareP望e−亡コt︶てふ文言は、奴隷の授荷藍息降するものであると断する。然し、この見 解はダイエウス︵くiコius︶が述ぶるが如く許すべからざるものである。何となれば、チッェP︵C叫cerO︶の明言す るところに依れば、船舶及び積荷を救助するがために奴隷を投薬することは許されない︵ロeOff叫cニs㌦−付u.︶。偶 に奴隷の投棄が許されたものとするならば、この法條の決定はこれに閲するその他の規定と明かに抵解すること になる。蓋し、パウルスの規定するところに依れぼ、奴隷の死亡は分轄を生ぜしめざるものなるに不拘、投荷に 因つて生する損害は分櫓せられるからである。 犠牲に因つて救助せられたる奴隷の朗有者は、その資却し得べき慣額を以て分轄の茸ある如く、犠牲の際船舶 内に在りたる絶ての物は分塘に輿はる。而して、雷芸大なる商品と重蚤の小なる商品との間に宅も区別を設け ない。分楯は、船舶内に翳されたる貨物の豊里に比例して行はる1にあらすして、その倍額に比例して行はる1 のである。萱し、ふーベ︵H亡beこが云ふ如く︵Euコ。ヨ訂r。ヨ彗タad.:∵S.Nも﹂ム.N.︶、犠牲は保存せられた

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る貨物の倍額、即ち荷主がこれを賛却して獲得し得べかりし利益に比例して有益なりしものである。若し分塘が 保存貨物の雷軋に比例して行はるべきものならば、べネッケ︵BeコeCke︶が述ぶる如く、胎舶は絶ての分塘より党 費せらるべき筈のものである。、何となれば、船舶が投荷に因つて救はれたる場合と躇も、船舶の書風はその投荷 を必要ならしめる原因たることなし。侍、。ハウルスは、旗客の手荷物として秘蔵せられたる菅石及び眞珠と雄も、 分塘の安あることを明言してゐる︵f・ヅ∽・N・︶。然し、法律顧問は、その手荷物の中に高僧晶を秘蔵することを 如何にして確かめ得るやにつき遊ぶるところなし。 同法律顧問巧放客の著用せる衣服及び指環に就ても亦旗客把分櫓の費あることを述べ、且つこの鮎は問題であ った︵≡deヨa笠aど∃eSこが、絶て同様に解決せらるべきである︵○ヨコiuヨ<宮∃eSこと附言してゐる︵ぷs.り.︶。 羅馬の法律顧問の解決に就ては非難がある。或る論者は、旅客の著用する衣服及び指環は自由なる身鰭の附属 物であり、身慣と共に分塘に興るべからざるものであると主張する。カサレヂス︵︹asare昔︶も衣服には分捻転 課せざることを欲してゐる。然し、船舶内に在って許偶の可能なる︵ヨOdOaeSt仙ヨatぎeヨreC官aコt︶絶ての物が 分塘するを原則とするならば、評憤の可能ならざる身鰭のみが分櫓より免除せらるべきである。殊に、エメリゴ ン︵叩ヨer官コ︶やポチエ︵P。thieこの如きは、薙馬法の決定は同問題に関して俳図法に明文なき限り、今日に於 ても伺通用せらるペきものなりと言ってゐる。 保存せられたる貨物に勤し上述の如き評慣方法の行はる1に由り、その雷然の教典につき述べて竃く必要があ フか巾ソⅤ−氏ロード授葡法 ︵三九七︶ 八五

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︵三九八︶ 八六 第六巻=他界西城 る。保存貨物は犠牲のときに於ける慣額を標準として分婿するにあらすして、陸揚のときに於ける慣額に依って 安に任する。従って、犠牲に因り両度は保存せられたるも、其の後目的港に到達するまでに滅失したる場合には 分轄に任じない︵f.ムーS.ご。叉、保存せられたる後難破したるも再び救助せられたる窃合には、救助料を軽除 したる蔑覇を以てのみ資に任する︵arやf.♪s●N.︶。著し畢澗海技たる損害を被れる婁合には、陸抜海に於てこ れを野却して縛らるべき慣額、即ち貨物の現在慣額︵pretiOでr諾Seコ訂reruヨ〓叫・ム︸S・N・︶を以て分拾に任する。 右の解決の申、彼の二者の合理的なることに就ては富ふを保たざるも、カリストラーツス︵Ca≡s什﹁atus︶の言を 借りて云へぼ、保存悪物の所有者墜壷の損害、即ち分獲の損審と貸物の毀損したる損害とを負槍せしめらるペき にあらす︵quiaコ○コnebe押dup芳こひヨコ00コerar仙−eニ○ニa〓○コ夢etquOnreS簿eriOreS訂c叶a2S亡コこ︵f・△﹀S・N・︶。殊 に、前一着の合理的なることに就ては尚琴富を娼ひぎるも、ペキウス︵Peckius︶及びラウテルバッ ハ︵Lau叶erba︵h︶ に従へば、貨物が投荷に因って救助せられたる後、船舶内に於て再び遭難し滅失したる場合には、その所有者が 過失なくして生じたる貸物の滅失に依り分塘の茸を免る。その坪由とするところは、彼等の債務は貨物の運命匿 係るものにして、凧般に分拾義務は斯くの如き物的性質のものなればなりハa﹁瓜aコa−.こ.△N一S●一︼ロ●汐ふ・︶。更 に仙般的なる法理に依れば、次の如き解決が許容せられねばならん。他人より利得を受けたるの珊由に依り、そ わ他人に賠償の票ある者は、その受けたる利益の限度正於て茸を負ふ。然らば、共同海損に因って受けたる利益 は陸揚の時に於てのみ完全に蜜班せらる1ものなれぽ、傑作貨物の分槍菰務も陸揚の時に於ける昭覇を榛準とす るものならざるべからす。︵未完︶

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