生活単元学習学習指導案
指導者 ○○ ○○ 1 日 時 平成18年○月○○日(○) 第○校時 2 場 所 ○○学級 3 学 年 ○○学級 第○学年1名 4 単元名 「おでんパーティーをしよう」 5 単元について 本学級の児童は,4月に入学してから 1年間をかけ,学校生活に慣れてきた。 コミュニケーションに課題のある児童だ が,生活のリズムを整え見通しがもてる よう視覚支援などをしていく中で,落ち 着いて生活ができるようになってきた。 また,学習意欲も高く,自分なりの思 いを口にすることも増えてきた。 自分の気持ちをコントロールすること や切り替えることができるようになって, 他の1年生や先生たちとのかかわり合い も広がってきた。 偏食も多かったが,自分の育てた野菜や 自分で買ってきたものを調理して食べる ことで,嫌いなものも食べられるようにな ってきた。自分の好きなものを作って食べ るだけでなく,作ったものを人にあげてお 礼を言われることに喜びを感じてきてい る姿も見られるようになった。 生活単元学習として,年間を通して季節に応じた お楽しみ会を行ってきた。児童との話し合いを行い ながら,一緒に計画し,実行して楽しむということ を少しずつステップアップしながら繰り返してき た。 これまでの活動では,自分で育てて収穫した作物 や買ってきた材料を使って簡単な料理を作り,身近 な人を招待することも行ってきた。 調理の手順をカード化して示すことで調理する ことの抵抗がなくなり,調理することを好み,楽し んで学習してきた。 また,児童の好きなものを作ることで,食べるこ とも楽しみにしている。年間計画を立て,年度当初 におおまかに作るものを決めておき,畑に作物を植 えるようにしてきた。児童の嫌いなものも取り混ぜ て育てることで,偏食も減ってきた。 この生活単元学習を通して,コミュニケーション に課題のある児童が,会話を豊かにし,生活経験を 広げ,見通しを持ち,自立に向かって学習すること ができはじめているように感じる。 指導にあたっては,今までの経験を生かし,自分でできるところは進んで取り組ませたい。児童 なりの思いを生かしながら,付け加えたり減らしたりして,じっくり考えさせ,楽しい「おでんパ ーティー」を計画させたい。児童一人という負担を考えて,簡単にできる方法を伝えたり,視覚支 援で手順や見通しをもたせたりするように支援していきたい。 自分が種から育てた大根を使い,自分で買い物に行って買った材料を使っておでんを作ること で,意欲をもって活動できると考える。また,相手意識をもたせるために招待状を作り,自分の作 ったおでんを喜んで食べてくれることを想像しながら活動することは,児童にとって,コミュニケ ーションにつながる大切なことだと思う。 自分が牛乳数えの仕事をしたお金を使うことで達成感をもたせ,自立への意欲ももたせたい。児童の実態 項目 指導内容 実態<本人の興味・関心を含む> 生 活 面 ① 着脱 ② 食事 ③ 排泄 ④ 清潔習慣 ⑤ 物の管理 ⑥ ス ケ ジ ュ ー ル の 理解 ⑦ 安全認識 運 動 ・ 身 体 面 ① 健康状態 ② 全身運動 ③ 手指の操作 ④ 調整力 ⑤ 持久力 ⑥ 協応動作 学 習 面 ① 基礎的な認識力 ② 「ことば」 ③ 「かず」 ④ 物へのこだわり ① 対人関係 ② 集団参加 ③ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョン(要求伝達, 指示理解,報告, あいさつなど) ④ 興味・関心,遊び, 余暇 ⑤ 情緒 社会性 ・ コミュニケーション 面 社会性 ・ コミュニケーション 面
こ
の
欄
の
掲
載
は
控
え
ま
す
。
6 単元の目標 ○ 友だちや指導者と関わりながら,収穫の喜びを味わう。 ○ 体験したことをもとに,大きさや量感をつかんだり,絵や文で表したりする。 ○ 計画を立て,話し合いで決めた自分の役割を果たそうとする。 ○ 自分から周りの人と関わり,コミュニケーションを図る。 7 単元系統図 4月 ○○学級びらきをしよう(プリン) 5月 よもぎだんごを作ろう(1年生と一緒に) 6月 やさいいためをしよう 7月 たなばたあそび(牛乳ゼリー) 7月 お楽しみ会をしよう(1年生と一緒に) 11月 さつまいもパーティーをしよう(地域公開「スイートポテト」「さつまチップス」) 12月 お楽しみ会をしよう(やさいシチュー) 12月 クリスマス会をしよう(1年生と一緒に) 11月 さつまいもパーティーをしよう(1年生と一緒に「大学いも」) 2月 おでんパーティーをしよう 1月 お好み焼きパーティーをしよう 9月 お月見パーティーをしよう (ホットケーキ) 3月 野草パーティをしよう(1年生・4年生と一緒に) 3月 ひなまつりをしよう(進級祝いパーティー・1年生と一緒に)
8 活動計画及び評価計画(全8時間) 次 時 学 習 活 動 個 別 の 手 立 て 評 価 規 準 他 教 科 等 と の関連 一 ① ② ③ 〈学活・生活単元学習〉 ○ おでんパーティー につ いて話し合い,準備する。 ・ 話し合い ・ プログラム作り ・ 招待状作り ・ これまでの経験を生かし,自分で考えてプログラムの案などを作り, やりたいことがあれば付け加えるなどして工夫させるようにする。 ・ パーティーの大体の内容や買うものについて,写真などの具体物で 知らせ,必要なものを考えることができるようにさせる。 ・ つぶやきを受け止めながら,パーティーのイメージを広げていくよ うにする。 ・ 相手意識をもたせながら招待状を作らせる。繰り返しが必要ないよ うに印刷するなどの支援をする。 ・ 自分から進んで計 画を立て,準備も目 的 意 識を もっ て 行 おうとしている。 国語 「ものの名前」 ・ものには名前 があり,それら をまと める 名 前もある こと を知る。 二 ④ 〈生活単元学習・算数〉 ○ 抜いた大根の大きさ,重 さを比べる。 ・ 具体物と対応させて,大小や重さを比べたりできるようにする。 ・ 形のおもしろさにも着目させ,「∼みたい」のように見立てた表現 をさせるようにする。 ・ 友だちや指導者と 関わりながら,収穫 の 喜 びを 味わ っ て いる。 ・ 具体物と対応させ な が ら大 小や 重 さ を比べようとする。 算数 「大きさ比べ」 「長さ比べ」 ・ものの大小や 長さを比べる。 三 ⑤ ⑥ 〈生活単元学習・学活〉 ○ 必要なものを買いに行 き,調理する。 ・ 地域の人とも進んで挨拶ができるように声かけを行う。 ・ これまでの経験を生かし,自分でできるだけお店の人と関わらせな がら品物を探させ,お金も自分で選んで払わせるようにする。 ・ 調理も準備から片づけまで,できるだけ自分でできるように,カー ド化や視覚支援,例示などを行い,できたことはしっかりほめ自信を つけさせるようにする。 ・ 自分の力で買い物 をしている。 ・ 準備から片づけま で 自 分の 力で 調 理 をしている。
四 ⑦ 〈生活単元学習〉 ○ おでんパーティーをす る。 本時 ・ 自分で役割を進んでできるように,カードや学習の流れを書いたも のを提示する中で,活動しやすくする。 ・ インタビューなどの活動を設けることで,自分でコミュニケーショ ンがとれるようにする。 ・ 自分のことだけでなく,招待した相手のことを考えられるように, 順番や役割,声かけなどを決めておき,支援をしていく。 ・ みんなに参加して もらいながら,楽し く 多 く の 人 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図ろうとする。 国語 「 し ら せ た い な,みせたい な」 ・自分の知ら せたいことを 絵 や 文 で 表 す。 五 ⑧ 〈国語〉 ○ おでんパーティーのこ とを絵や文で表す。 ・ おでんパーティーのことを写真などで思い出させ,お話しながら絵 で表す。 ・ 5W1Hを使って,文を書かせることで,書くことを絞り込んでい くようにする。自分の気持ちなどは表しにくいので,選択肢をいくつ か与え,そこから選ばせるようにする。 ・ 絵には,自分と描きたい物を大きく描かせるように声かけを行う。 その際,共感しながら,楽しかったことなど思い出させ,イメージ豊 かに描かせるようにする。 ・ おでんパーティー の こ と を 思 い 出 し ながら,絵や文で表 そうとする。 図画工作 「 ウ キ ウ キ ド キドキ」 ・楽しかった 思い出を絵で 表す。
9 本時の展開 (1) 本時の目標 ○ 学習の流れを理解し,自分から進んで役割を果たす。 ○ 多くの人とかかわり,コミュニケーションを図る。 (2) 行動目標 ○ インタビューやゲームなどを通して,招待した先生たちとかかわり,会話を楽しむ。 (3) 本時の活動(7/8時間) 学 習 活 動 支 援 と 留 意 点 評 価 1 おでんパーティーの 準備をする。 ・席への案内 ・おでんチケットの説 明 2 おでんパーティーを する。 ① 始めの言葉 ② 大根のことの発表 ・写真 ・絵や文 ・クイ ズなど ③ 歌 ④ ゲーム ⑤ 会食 ⑥ 参加者にインタビュー する。 ⑦ 終わりの言葉 3 ふり返りをする。 4 片付けをする。 ○ 和やかな雰囲気の中で学習を進められるよう,BG Mを流す。 ○ まず,相手を笑顔で迎えることで緊張をほぐし,相 手との関係をつくる手がかりとする。 ○ 事前に席や名札の準備をしておき,参観者を席に案 内するとともに,チケットを自由に取って会食するこ とを伝えるようにする。 ○ 学習の流れを掲示することで,自分から進んで見通 しをもって学習できるようにする。 ○ 自分がこれまでの学習の中で描いた絵や文,写真等 を活用して発表させる。 ○ クイズをすることで,児童の意欲を高め,学習に変 化をもたせる。 ○ 手遊び歌を取り入れることで,和やかな雰囲気づく りをする。 ○ 児童が慣れている好きなゲームをすることで,参観 者とのかかわりをスムーズにする。 ○ おでんチケットを受け取って教師に渡し,代わりに おでんを届けることで相手とかかわりをもたせるよう にする。 ○ インタビューする項目のマニュアルを作り,インタ ビューさせる。 ○ 今日の活動の良かった点を中心に評価する。 ○ ゴミなどの片付けをし,最後までやりきった達成感 をもたせるようにする。 ○ 学習の流 れ を 理 解 し,自分か ら進んで役 割 を 果 た す。 ( 行 動 観 察・発言内 容) ○ 多 く の 人 と か か わり,コミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図る。(行 動観察・発 言内容)