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船上山少年自然の家の主催事業を支える大学生ボランティアの活躍について

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Academic year: 2021

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<地域コラム>

船上山少年自然の家の主催事業を支える大学生ボランティア

の活躍について

桑本康昭

1 はじめに

船上山少年自然の家の主催する事業に多くの大学生ボランティアが参加してくれます。指導する職員 が5 名しかいない自然の家において,大学生ボランティアの参加はたいへんありがたく,とても感謝して います。大学生ボランティアの参加がなければ実施できない事業もあります。 そこで,自然の家の主催事業を支えてくれている大学生ボランティアの活躍の一部を紹介します。

2 参加状況(2019 年 4 月から 12 月まで)

・参加を募集した主催事業 11 事業 ・参加した大学生の延べ数 183 人(うち鳥取大学 60 人)

3 活動の紹介「スキルアップセミナー」

(1)スキルアップセミナー① 5 月 11・12 日(土・日)参加大学生の数 19 人(うち鳥取大学 9 人) 大学生たちに小学校低学年と船上山少年自然の家の主催事業について の理解を深めてもらうと共に,自然の家周辺のフィールドを体験しても らい,スキルアップセミナー②・③へとつなげていくための経験を積ん だ。 (参加者の感想)今回,子どもとの関わりは少なかったが,島大の1年 生と鳥大の1年生との関わりを多く持つことができた。その中で,今ま では「先輩が子どもと接している様子」を見ていたのを,「1回生が子どもと接している様子」に視点を 変えてみることができた。その見方を意識したことによって,その後の交流会で「あの場面はこうすると よいかも」や「あのときの行動すごいよかった!」など,具体的な内容を伝えることができたので,よか ったかなと思った。 (2)スキルアップセミナー② 6 月 1・2 日(土・日) 参加大学生の数 23 人(うち鳥取大学 12 人) 「自分の意見を伝え,相手の意見も聞きながら,「ちっちゃい探検隊①」 の企画を作り上げることができる」を目標に,ひたすら話し合い。 (参加者の感想1)本当にゼロの状態からここまでみんなで作り上げる ことができて,うれしさと驚きでいっぱい。どの企画も工夫がいろいろ あって,とてもおもしろそうなものになりそうだなと実感している。 (参加者の感想2)2回目のスキルアップセミナー②なので,去年より たくさん発言できました。1年生の柔軟な頭と発想力には驚きです。1か月後ちっちゃい探検隊①に向け て,“チーム船上山”として楽しく本番終了まで1つの目標を持って迎えられたらよいと思います。 特 別 支 援 学 校 で は コ ー デ ィ ネ ー タ ー が SC との面談が必要な児童生徒のとりまとめや調整 を 行 っ て い る 。 そ の た め , 児 童 生 徒 と の 面 談 と 担 任 と の コ ン サ ル テ ー シ ョ ン が 必 ず 同 日 行 わ れ る よ う に な っ て い る 。SC は附属特別支援学校で面談以外を行うことはないため,日常生活で接 す る こ と の 多 い 担 任 と 必 ず 情 報 共 有 を 行 う こ と が で き る 方 法 は 児 童 生 徒 に と っ て 有 益 だ と 考 え ら れ る 。ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー の 力 量 と 頻 度 か ら ,あ る 程 度 言 語 化 で き る 人 に 限 っ て 面 談 を 行 い , 見 立 て や 方 針 に つ い て コ ン サ ル テ ー シ ョ ン を 行 っ て い く こ と し た い 。 児 童 生 徒 の 心 理 面 の 理 解 や 対 応 に つ い て は , 本 人 や 教 職 員 の み な ら ず , 時 に 保 護 者 も 不 安 を 感 じ て い る 印 象 を 受 け て い る 。 そ の た め , 今 後 SC が保護者と面談を行っていくことも,支援 の 一 環 と し て 必 要 が 出 て く る か も し れ な い 。 た だ し , 附 属 特 別 支 援 学 校 で は , す で に そ れ ぞ れ の 児 童 生 徒 に 合 わ せ た 教 育 が な さ れ て お り , 専 門 機 関 と 連 携 を し て い る 場 合 も 多 い た め , 児 童 生 徒 や 家 庭 の 支 援 全 体 の 付 置 を 把 握 す る 必 要 が あ る だ ろ う 。

( 4 ) 附 属 幼 稚 園 に つ い て

附 属 幼 稚 園 か ら の 要 請 は 今 年 度 な か っ た た め 、今 後 要 請 を 受 け て 実 際 に 園 児 の 様 子 を 見 て か ら 検 討 し た い 。 石 本 志 穂 ( 鳥 取 大 学 附 属 学 校 部 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー ) 鳥取大学 教育研究論集 第 10 号(2020 年 3 月発行) − 133 −

(2)

(3)スキルアップセミナー③ 6 月 29・30 日(土・日)参加大学生の数 24 人(うち鳥取大学 12 人) ちっちゃい探検隊①は,小学校1 年生~3 年生の 45 人が参加した。前回のスキルアップセミナー②に おいて企画した内容で大学生が運営した。 (参加者の感想1)予定していた時間通りにはいかず,変則的ではあったが,何とか臨機応変に対応して いくことができた。思いがけないハプニングや連携がうまくとれなかった場面もあったが,子どもたちが レンジャーの世界観に染まり,活動を楽しんでいる様子が見られて安心した。 (参加者の感想2)レンジャーとして,子どもたちを世界観に引き込むこと,指示が伝わるような話し方 を意識して取り組みました。スキルアップセミナー①から計画してきたことが成功して良かった です。 (参加者の感想3)子どもの発想や想像力の豊かさには 驚かされ,周りのことを思いやり,協力する場面も多く 見られ,低学年にもすごい力があると思いました。今回 は企画作りからすべてをやったうえで実行するという, 非常に貴重な経験ができました。

4 おわりに

主催事業の最後は,自然の家の玄関でスタッフと大学生ボランティアが参加者のお見送りをします。活 動を終えて退所される参加者の多くの方に笑顔が見られ,やってよかったと充実した気持ちになります。 中には,帰りたくないと泣く子どももいて,一緒に涙ぐんでいる大学生ボランティアもいます。 大学生ボランティアは,朝早くから,それぞれの場所を出発してやってきます。初めての参加のときは, 不安でいっぱいだったと思います。活動内容も,多くの人と関わり,自分の思うとおりに進むことばかり ではありません。土日の主催事業が多く,次の日は,休む暇なく,月曜日の授業がある人もあるでしょう。 中には,次の日から教育実習という人もいました。このようにたいへんではありますが,えらいからこそ 得られるものがあると思います。大学生の皆さんは,「えらいときが 伸びるとき」ととらえて多くのこ とにチャレンジしてほしいです。 船上山少年自然の家では,企画から運営まで経験できる「スキルアップセミナー」,真夏の4 泊 5 日「キ ッズアドベンチャー」などの主催事業で大学生ボランティアを募集しています。多くの方の参加をお待ち しています。 おいでよ船上山へ! 桑本康昭(鳥取県立船上山少年自然の家 所長) − 134 − 桑本康昭:船上山少年自然の家の主催事業を支える大学生ボランティアの活躍について

参照

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