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子どもの見取り 学習導入前 前単元終了時に以下のようなアンケートを行った 設問 1 体育の授業は好きですか とても好き 29 人 まあまあ好き 4 人 あまり好きではない 0 人 好きではない 0 人設問 2 設問 1 で答えた理由は?( 同じような内容は統合 ) 体を動かすことが好きだから 6 人

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(1)

市ボール運動研究部 授業研 平成28年12月7日

横浜市立小学校体育研究会 ボール運動研究部

授業研指導案

1 学年・組 第5学年 組 34名 2 単元名(領域・型)「勝利を目指して進め!サッカー5-○チャレンジカップ」ゴール型(サッカー) 3 単元目標 【 技 能 】 ゴール型の運動の楽しさや喜びに触れ、簡易化されたゲームで、チームの連係による攻撃や守備によって、攻 防をすることができる。 【思考・判断】 ルールを工夫したり、自分のチームの特徴に応じた作戦を立てたりしている。 【 態 度 】 運動に進んで取り組み、規則を守り助け合って運動をしたり、場や用具の安全に気を配ったりしようとする。 4 学習に取り組む前の子どもの学びの状況 楽しさ体験の状況 外で遊ぶことが好きな子が多く、休み時間にはみんなで外遊びをすることが多い。年度当初は遊びのルール や勝敗をめぐってトラブルを起こすことが多かったが、遊びについてもきちんとルールを共通理解する場を設 けていくことでトラブルを減らすことができている。授業では、器械運動で準備を速やかに行うことで運動す る時間をより多くすることができることの大切さを学んでいる。また、ベースボール型においてはチームの一 部が活躍するのではなく、チームのメンバー全員が活躍することで勝利の喜びが大きくなることを学び、男女 ともに積極的にプレーに参加し、作戦達成の喜びを体感することができた。 学び方の状況 学年開始当初こそ、日常生活においては受動的な姿がよく見られたが、様々な活動を通して現状をよりよく するための工夫ができるようになってきた。具体例としては、短距離走・リレーやマット運動などにおいて チームやバディで協力し互いの力を高めていこうと創意工夫する姿が見られた。また体育をきっかけとして日 常生活の中でも同様の姿が増えてきている。 前単元のバスケットボールでは、ディフェンスの上を通す「山なりパス」ではパスを通しにくいことに気付 き、サイドなど空いているスペースでバウンドパスやチェストパスを受けるとパスが通りやすく、そこを起点 に相手ゴールまでボールを運ぶことを主体とした攻めを考えることができた。 技能の状況 ボールを扱うことについての技能差が大きく、運動そのものに苦手意識をもっている子も複数人いる。体力 テストでは投げる力が市平均値を下回る子が多かった。5~6月に行ったベースボール型ゲームの授業におい ては、ボールを上から投げることや後ろにそらさずに捕ることできるようになり、前単元のバスケットボール では、味方が捕りやすいパスや味方からのパスを体の正面でとる、または後ろにそらさないようにボールを止 めることができた。 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.1

(2)

子どもの見取り 学習導入前、前単元終了時に以下のようなアンケートを行った。 設問1 体育の授業は好きですか ・とても好き・・・29人 ・まあまあ好き・・・4人 ・あまり好きではない・・・0人 ・好きではない・・・0人 設問2 「設問1」で答えた理由は?(※同じような内容は統合) ・体を動かすことが好きだから・・・6人 ・みんなで協力し合って楽しめるから・・・6人 ・段々上手になっていくのが分かるから・・・5人 ・ボールゲームやリレーなどで勝ったらとても嬉しいから・・・8人 ・クラスの友達みんなと自分を高め合うことができるから・・・2人 ・バスケやベースボール、リレーなどで作戦をつくって、それが上手く行った時に気持ちがいいから ・・・2人 ・友達やチームで協力して目標を達成するのが嬉しいから・・・3人 ・今までできなかったことができるようになるから・・・2人 設問3 サッカーの授業に対する思いは?(※同じような内容は統合) ・バスケで勝てたからサッカーでも勝ちたい・・・4人 ・みんなで楽しくやって大好きになったバスケのようにサッカーも好きになりたい・・・4人 ・サッカーをあまりやったことがないので不安・・・3人 ・バスケでできたことをサッカーでもやりたい・・・5人 ・サッカーはとても苦手だけどシュートを決めたい・・・3人 ・足でボールを扱うって難しそう・・・3人 ・サッカーは苦手で不安だけれども、みんながいるからきっと楽しいと期待している・・・2人 ・わからないところやできないところがわかる、できるようになりたい・・・2人 ・いったいどういうルールなのか知りたい・・・1人 ・4年生でやったときには得点できなくてあまり楽しくなかったから不安・・・4人 ・サッカーはものすごく苦手で不安・・・3人 設問4 このサッカーの授業で目標にしたいことは?(※同じような内容は統合) ・たくさんシュートをして勝ちたい・・・13人 ・作戦をみんなで考えて、それを成功させて勝ちたい・・・7人 ・パスが上手にできるチームにしたい・・・4人 ・みんなで協力してサッカーがうまくなりたい・・・5人 ・球技大会で勝てる力をつけたい・・・5人 アンケートからの子どもの見取り 前時にバスケットボールの単元を行ったことで、サッカーでも同様にチームでの協力や得点ができること を期待している子が多い。自分がシュートをして得点したこと、作戦がうまくいったこと、パスが上手に 通ったことなどの成功経験をサッカーでも実現したいという思いが感じ取れた。その反面で足でボールを 扱うサッカーに対する不安を持つ子もいる。それを解決するために自身の技能向上を考える子もいれば、 チームの友達や教師のの助言を期待している子もいることが分かった。 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.2

(3)

5 単元を通して身に付けさせたいこと(思考と動きが引き出された子どもの姿) 6 単元を通して身に付けさせたいことを実現するための手立て (1)視点① 子どもの思考と動きを引き出すゲーム はじめ(1・2時間目/8時間) なか(3~6時間目/8時間) まとめ(7・8時間目/8時間) 目 指 す 子 ど も の 姿 ( 技 能 )

① ゴー ル へ 思い 切 り シ ュー

トを打つ。

①味方の足元へパスをする。

①ボールを体の正面でとらえ、

足でパスを受けて止める。

②パスをもらいやすい位置に

動く。

①③ボールを次のプレーが

しやすいよう足の近くに

止めたり、はじいた先に

素早く移動したりする、

そしてチャンスでは積極

的にシュートをする。

②攻めでボールを持たない

時にはパスを受けられる

スペースに動き、パスを受

けることができる。

②攻めでパスを受けられる

スペースに動く時、最優先

として相手ゴール方向へ

動きシュートチャンスを

作ることができる。

①味方の前方にパスを出す。

②指さしなどをして進行方

向をボール保持者に示し、

素早くその位置へ動く。

①強さや方向を考えてパ

スを出す。

① ③走り込みながら狙った場

所にシュートを打つ。

① ボ ー ル を コ ン ト ロ ー ル

してドリブルする。

② ③ 状 況 や 相 手 の 動き に応

じ て パ ス を 受 け や す い 位

置に動く。

目 指 す 子 ど も の 姿 ( 思 考 )

⑤ ゲー ム の 行い 方 や ル ール

が 分 か り 、 そ れ に 応 じ た

動きをする。

⑦攻めの時にはパスを受

けた後のことを考え、

シュートコースが空い

ている所やパスを受け

てからのプレーがしや

すい所を見付ける。

④自分たちのチームの特徴に

応じた攻め方を考える。

⑤ 自 分 た ち の 特 徴 に合 った

作 戦 を 立 て て 試 合 の 中 で

達成しようとする。

⑥みんなで決めたルール

を守り、勝敗を受け入れ

仲間と励まし合って力を

高め合う。

平成28年度 研究テーマ

子どもと創り上げていくゲーム・ボール運動を目指して

~主体的・協働的な学びを生み出すための授業づくり~ 【技 能】 ① サッカーにおける基本的な技能(ボールを足で止める、足でボールをパスする、足で狙った場所 に思い切りシュートする)ができる姿。 ② 空いているスペースに動いてパスを受けるまでの動きを素早くする姿。 ③ 数的優位を生かし、ゴール近くでのシュートチャンスには果敢にシュートし得点できる姿。 【思考・判断】 ④ チームの特徴を知り、それに応じた作戦を考えている姿。 ⑤ 自分の役割やチームの作戦を理解し、それに応じて動いている姿。 ⑥ クラスみんなが楽しむことができるようお互いに声を掛け合ってルールを工夫している姿。 ⑦ 攻撃の時にはパスを受けたりシュートしたりできるスペースを見付ける。守りではシュートコースを ふさぐ位置を見付ける姿。 【態 度】 ⑧ ルールを守り、公正・公平な判断をしたり、それを素直に受け入れたりしている姿。 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.3

(4)

ゲ ー ム <コート> ・縦30m×横15mで、四隅が 欠けた八角形コートで行う。相 手のコート側のライン外には 「アウトプレイヤー」がいる。 ・ゴールは高さ2m、幅3mだが、 より多くの子が得点の喜びを感 じるためなど、必要に応じて広 げることも考えていく。 <コート> ・縦30m×横15mで、四隅が欠けた八角形コートで行う。 ・それぞれ相手ゴール側のライン外を「アウトゾーン」とする。 ル ー ル ( 規 則 ) ・5対5で行うが、内2人は、 ハーフウェイラインよりも相手 ゴール側のサイドライン外に ボールが出た場合も相手ボール にはならずアウトプレイヤーが とって、ゲームを続行する。た だし、ゴールの両側各3mはア ウトプレイヤーは入れず相手側 によるゴールキックとなる。 ・アウトプレイヤーはサイドライ ン外ではボールを手で扱うこと もできるし、ボールをもって動 くこともできる。しかしアウト プレイヤーが直接シュートをす ることはできない。 ・アウトゾーンにいるプレイヤー はボールを手で持ったりアウト ゾーン内を手でボールを運ぶこ とができる。 ・審判・記録・得点・ボールがラ イン外に大きく出た時のボール 補充などはプレイヤー以外のメ ンバーで分担する。 <時間> ・1試合の構成は3分-3分-3分 の3ピリオドで行う。ンの ・5 対 5 で行うが、内 1 人はハーフウェイラインよりも相手ゴール 側に常駐する。これにより、相手ゴール側にボールがあるときには 攻撃側の数的有利状態で行うことができる。 ・審判・得点・ボール補充は「はじめ」「なか」と同様。 ・アウトゾーンについて、攻め側のチームはそこに自由に出入りでき る。ただし、「はじめ」の段階同様にゴール両脇3mには入ること はできず、そこから出たボールは相手側のゴールキックとなる。 ・アウトゾーン内ではボールを手で扱うことができる。コート内にパ スをする時にはゴロで行う。また、手でボールを触った場合は直接 シュートができないが、足のみを使っている場合は直接シュートが できる。 <時間> ・1試合の構成は3分-3分-3分の3ピリオドに分ける。1試合目と 2試合目の間に3分間のチームタイムを設け、作戦の確認をした り、実際にコートを使って確認したりできる。 慣 れ の 運 動 ・全力シュートトライアル<シュート①> ・呼名パス<パス①> ・パス&シュート<パス②シュート②> ・リターンシュート<パス③シュート③> ・チームオリジナル練習 ・時間交代制3対2 ボールを持って 移動が可能 ボールを持って 移動が可能 攻撃側のみ自 由に出入り可能 攻撃側のみ自 由に出入り可能 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.4

(5)

(2)視点① 子どもの思考と動きを引き出す慣れの運動 <はじめ> ☆身に付けさせたい姿 (技能・思考)

○ゴールへ思い切りシュー

トを打つ姿。

○味方の足元へパスをする

姿。

○ボールを体の正面でとら

え、足でパスを受けて止め

る姿。

○パスをもらいやすい位置

に動く姿。

●掲示板を使い、ボール

の蹴り方を指導する。

蹴り方はインサイドキ

ックを指導するが、蹴

りやすい蹴り方であれ

ば結果トゥキックでも

良い。

●まずは蹴りやすい状況

として止まったボール

を障害なしで蹴り、

「思

い切り蹴る」感覚とゴ

ールに入った時の爽快

感を味わわせたい。

●シュートの喜びを経験

させることで、積極的

にシュートをしようと

いう気持ちが生まれる

と考える。

●シュートチャンスを生

み出すために、シュー

トしやすい位置を知

り、そのためのパスを

もらえる場所を考える

ことがゲームの中で生

まれると考える。

<全力シュートトライアル> やり方 ねらい 場所を交代しながら3か所からゴールへ インサイドキックで思い切りシュートする。 <具体的な声掛け内容> ①「ボールの横か少し手前に軸足を置いて、 蹴り足を思い切り振りぬこう。」 ②「どの角度から蹴るのが入りやすいか な?」 ③「的に当てるには、ゴールのどこを狙え ばいいかな?」 ○力強いシュートができ、ゲームの中 でもそれを意識できる姿。 ○「ここを狙う」という意識を持ちシ ュートできる姿。 ○シュートしやすい位置を知り、シュ ートのためにその場所を目指して動 く姿。 <呼名パス> やり方 ねらい 4~5人で隣との間隔を空けた円を 作り、ボール保持者はこれからパスを 出す相手の名前を呼びながらパスをす る。OFFはパスをもらえるように声 を掛ける。リターンパスはできない。 ○狙った相手の狙った場所にパスを出 そうとする姿。 ○パスをもらうために声掛けやもらい やすい位置への移動ができる姿。 <パス&シュート> やり方 ねらい 左右にパス出し役がいる。右3か所、 左3か所、合計6か所のケンステップ 位置からパスを出してもらい、ダイレ クトシュートをする。 ○どの方向からパスを出してもらうと シュートがしやすいか考え、ゲーム の中でもその方向からのパスをもら えるようにチームで話し合い、実践 しようとする姿。 Bさん! Aさん! 正面! 0 0 0 ボール 集め 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.5

(6)

<なか> ☆身に付けさせたい姿 (技能・思考)

○攻めでOFFの時にはパスを

受けられるスペースに動き、

パスを受けることができる

姿。

○攻めのOFFでパスを受けら

れるスペースに動く時、最優

先として相手ゴール方向へ動

きシュートチャンスを作るこ

とができる姿。

○ボールを進行方向へ軽くはじ

く、またはダイレクトにパス

やシュートをする姿。

○味方の前方にパスを出す姿。

○指さしなどをして進行方向を

ボール保持者に示し、素早く

その位置へ動く姿。

●「はじめ」の段階で、

ディフェンスが立ちふ

さがり前方へ進めない

「団子状態」ができる

ことが想定される。そ

うすると生まれるのが

「いかにディフェンス

よりも相手のゴール

先へボールを運ぶ

か」ということにな

ると考える。

●そこでこの「なか」段

階では、OFFの動き

に着目させたい。前単

元のバスケットボール

の経験から、ディフェ

ンスの上を通す「山な

りパス」は失敗しやす

いことを知っているの

で、空きスペースヘと動く

ための手立てへの必要

感が生まれることを予

測し右記のような慣れ

の運動を取り入れる。

<リターンシュート> (コートを縦半分にして行う) やり方 ねらい シューターと左右斜め前方のリターンパ ス役で行う。シューターはパスを出して前方 へ走り、リターンパスをもらってシュートす る。 実態に応じてはリターンパス役は1人に して「ワン・ツーシュート」にする。 リターンパス役はボールを足ではなく手 で止めてからリターンしても良い。 ○パスを出したらすかさず前方へと動 き、シュートへとつなげる姿。 ○相手ディフェンスがいることを想定 して、マークがつく前に素早くパス を出そうとする姿。 ○味方の今いる所ではなく、少し前方 にパスを出しシュートしやすい状況 を作ろうとする姿。 <チームオリジナル練習> やり方 ねらい 記録カードなどをもとにチームで 高めたい動きを慣れの運動に取り入れ る。 前単元のバスケットボールで試し、 子どもたちが自分のチームに合ってい る、または必要な練習をする姿が見ら れたために本単元でも取り入れた。 <時間制3対2> やり方 ねらい チーム対抗で行う。攻守は時間交代 制。1分間の間に何得点できるかを競 う。2回戦行い、その中でチーム全員 が攻め役を行う。 ○ゲームに近い状況で、素敵有利状況 を利用してパスをつなぎ、チャンス には積極的にシュートをする姿。 ○相手チームの攻め方を知り、有効な 事は自分たちのチームの動きに取り 入れようとする姿。 右!空いてる! リターン OK! 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.6

(7)

(3)視点① 子どもの思考と動きを引き出す手立て(その他) ①子 ど も の 必 要 感 を 意 識 し た 学 習 課 題 の 設 定

スタート

(バスケットボール終了後)

ゴール

ルールはわかった!でもバスケッ

トボールよりもゴールは大きいけ

れ ど も シ ュ ー ト そ の も の が 難 し

い!チャンスにはしっかり得点し

たいな。

OFFにはマークがつかないから、

パスを出してシュートゾーンまで

進み、そこでパスをもらえばシュー

トできる!でもカットされないた

めにはどこにパスを出そうか。

サイドを使えばパスカットされに

くいよ。でもそれでもカットされて

しまうこともあるし、全然カットさ

れないチームもある。なぜだろう?

相手ディフェンスが動くよりも先

にパスがもらえるスペースに動け

ばいいんだ!アウトプレイヤーの

動きってとても大切だぞ。

サイドがふさがれたら中央!前がふ

さがれたらサイドか後方!その時に

応じて攻めのパターンを作ることが

勝利へ不可欠な事なんだね!

「慣れの運動を通して基本的な技

能を身に付けるとともにためし

のゲームでサッカーのやり方や

ルールを理解する。

「カットされないために、得点する

ために、狙った所に力強いシュー

トが打てる。

「アウトゾーンを生かしてボール

を運び、得点のためのシュート

チャンスを増やすことができる。

「OFFになったらすぐに動き、相

手にカットされない位置でパス

を受けたり、相手が体勢を立て直

す前に速攻ができる。

「攻守の切り替えが素早くでき、

チームで連携して攻めることが

できる。

「通常コートでもサイドや空きス

ペースを活用してパス回しを意

識してチームに合った作戦を立

て勝利を目指すことができる。

サッカーって難しそう。でもバスケ

ットボールの時と同じように、勝つ

ためにたくさん得点をとりたいな。

設定する学習目標

子どもの実態と

予想される必要感

サッカーって楽しい!1月の球

技大会でも学習したことを生か

して勝利するぞ!!

平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.7

(8)

②子どものつまずきや教師の気付きから子どもが必要感を感じ解決法を模索して問題解決するための全体掲示

○得点するための動きに子ども自身が気付くために、ボールを持つ時(ON)とボールを持たな

い時(OFF)の役割とそのためにどう動くかを図を見て考え、気付いたことを慣れの運動で高

めていくことができるための掲示板の用意。

・ボールゲームにおいて子どもたちが目指すのが「勝利」である。そこをゴール地点として

まず示し、

「ゴール←シュートチャンスの位置←そこへのボール運び」の必要性に気付ける

ように、掲示板でボールを持っていない人の動きを中心に視覚的に示すことができるように

する。

・それによって子どもたちが気付くと予想される攻めのパターンについて、慣れの運動で扱

全員が動いて得点するまでの基本的な流れを一人一人が理解し身に付けられるようにする。

前時の子どもたちの「困り感」「必要感」から・・・

なるほど!こうして見ると、コートの両端って重要だね!

今日のゲームではアウトゾーンを生かしてシュートチャン

スを増やしていこう!

前時の教師の見取りから・・・

単元の最初に、子どものつまずきについて、記録映像からそ の場面を抽出し、勝利←得点のためにはどんな動きをすれば よいのかを子どもたちと共に考える。「前時から→予想される 子どもの意見→本時のめあて」という流れで展開する。 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.8

(9)

③子どもたちが気付いた得点のための動き方を実現しやすくするための場やルールの設定

<「はじめ」の段階>

①得点することの喜びを味わえるようにするための、攻撃側の数的優利状況を作るためのプレ

イヤー設置と全員が得点・シュートに関わるためのルール設定

②前単元のバスケットボールで気付いた、『サイドを使って攻めることの有効性』を実現しや

すくするためのコート・ルール設定

・「はじめ」の段階では、フィールドプレイヤーは3対3で行う が、ハーフウェイラインを境界に相手ゴール側のサイドライン 外には左右ひとりずつプレイヤーを設置する。これにより、相 手ゴール付近ではマン・ツー・マン状態でディフェンスをして 攻撃側の2人がフリー状態になり、パスを出しやすい状況が作 れるようにする。また、いわゆる「団子状態」を防ぐため、サ イドライン外にはディフェンス側は入れないというルールを 設定する。 ・通常のサッカーでは、サイドライン外へ出たボールは相手側ボ ールになるが、本単元ではサイドライン外に攻撃側プレイヤー がいるために、プレーが中断されない。 ・ゴールは3m×2mのミニゴールを使用するが、よりさらに幅 を2m広げる可能性もある。理由はシュートが決まりやすくな ることと、ディフェンスがゴール前に固まってもカバーしきれ ないことでディフェンスが固まらずシュートコースをふさぐ ために動くことを子どもたちが気付くようにするためである。 ゴール両脇3mにはアウトプレイヤー(「なか」「まとめ」の 段階においてはライン外でプレーする攻め側)は入れず、守り 側のゴールキックになる」というルールを設定する。 ・アウトゾーンにいるプレイヤーがボールを運んでゴール近くで フィールド内の味方にパスすることが予想される攻めパター ンだが、前単元のバスケットボールでは、ゴール前で横からく るパスボールをシュートするよりも、前方からのリターンや斜 め前からのリターンパスの方がシュートを成功させやすいと いう振り返りがあった。そこでコートを八角形にし、アウトゾ ーンからのゴール前リターンパスが斜め前からの角度になる ようにする。 ・速攻の実現をしやすくするために、アウトゾーンでは、手を使 っての捕球、ボール運び、パス出しを可能にする。 ・アウトゾーンからのシュートについては、簡単すぎる状況かつ 球技大会サッカールールとはかけ離れた状況でシュートでき ることを防ぐためと、一方でサイドからでもシュートチャンス があればシュートでき、攻撃の幅を広げやすくすることを両立 するために、手でも扱った場合は直接シュートはできず、足の みで扱った場合は直接シュートができるというルールを設定 する。

バスケットボールでやった、

「攻撃4対守り3」みたいに、

ボールを持っているときには味方が相手よりも多いぞ!そ

うなると、パスできるスペースが空くから・・・。

バスケットボールでも捕りにくかった横や後ろからのパス。

足を使うサッカーではもっと捕りにくいよ。でも前や斜め前

からならば捕りやすいね。

平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.9

(10)

<「なか」「まとめ」の段階>

①サイドの有効性をサッカーでも確認した子どもたちが、相手の位置の状況に応じてサイドだ

けでなく中央も使うなど、その場の状況に応じた空きスペースを見付ける、または作り出し

すといった、コートをより自由に使った攻めができるためのコート・ルールの設定。

②攻撃側の数的有利状況を維持しつつ、チーム全員が自由に動いて空きスペースを見付けやす

くすることができるようにするためのルール設定。

・「はじめ」の段階でアウトゾーン、つまりサイドを使って攻め ることの有効性に気付き、積極的にそこを使って攻めるように なると考えられる。このことを受けて、「なか」以降ではサイ ドだけに限らずにディフェンスにカットされにくい空きスペ ースを使って攻めることの大切さに子どもたちが気付くよう にしたい。そのために、アウトゾーンは「攻撃側だけが入るこ とのできる場所」とし、ディフェンスを揺さぶることでサイド だけでなく中央のスペースも空く状況を作り出していけるよ うなコート・ルール設定をしていく。 ・アウトゾーンは継続して設置するが、そこに担当プレイヤーが 常駐するのではなく、攻撃側チーム内の誰もが自由に出入りで きる。守備側は入ることができない。 ・アウトゾーンでは、ボールを手で扱うこともできるが、足のみ で扱った場合はそこから直接シュートすることもできる。

A

A

アウトゾーンは相手が入れないことと、相手ゴール側では一人多く

なることを生かしてシュートのためのパスをつないでいこう。自分

のチームの攻め方はそのまま作戦にできるぞ。

・「はじめ」の段階で行った形が「お決まりの パターン」となり、子どもたちの思考が飽 和状態になることが考えられる。そこで、 「なか」の段階ではサイドに限らず、空きス ペースを見付けるまたはディフェンスをひ きつけることで作り出していくが、アウト ゾーンのプレイヤーをフィールド内に入れ ることで攻守同数となり、マン・ツーマン マークにより「団子状態」になることが考 えられるので、それを打開しやすくする状 況をつくるために、ゾーンによって数的有 利状況を作っていく。

A

A

平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.10 5 人の内 1 人は常に相手陣地にいる。 相手ゴール側では攻め側が多い「5 対 4」状態 になる。

(11)

(3)視点② 子どもが自ら課題発見・課題解決していく学びの姿と言語活動 ①新しく習得した思考や動きをチームの実態に応じて取り入れるための話合い→動いて試す→作戦立て→ゲーム→振り返 りの実施 慣れの運動で思考や技能を高める→リーグ戦で慣れの運動の動きをゲームの中で実現する。 →ゲームの中で得点につながった動きを記録する→記録カードを元にチームで振り返りを行い、 次時のチームのめあてを決める。→リーグ戦でためたチームのよい動きを対抗戦で作戦として実現し、 勝利を目指す。 ームを行う。 「見通す・振り返る」学習の重視 ◎チームのよさを生かせる作戦を考え、それを実践できるように、まとめのゲーム(対抗戦)では、試合の間と 後に作戦タイムを設ける。 リーグ戦を2周程度して、チームの特色を子どもたちがつかんだら、まとめの対抗戦を行う。ここではリー グ戦下位チームから順に対戦相手を指名でき、その相手と作戦タイムをはさみ2回連戦する。勝ちたい相手に 勝つために、自分たちのチームのよさを生かすために作戦を立てる時間を設けることで子どもの自主的な問題 解決力の育成を図る。

リーグ戦を行う

教師の声 かけ 記録を元に振り返りをし、次の動き方 を考えていく。 片方のサイドだけでなく逆サイドを使う とフリーでシュートできたよ! 子どもの必要感に 応じた新しいルール の設定 ゲームの 様子 記録 カード 慣れの運動で 習得した事 リーグ戦は攻めが1人 多い状態で行いましょ う。 数的有利だとねらった動 きがしやすいですね。 得点した時にはそれにつ ながった動きをナイスプ レイカードに記録してい きましょう! 色々な動きを記録して、チーム攻 撃パターンを増やしましょう。対 抗戦ではためてきた「よい動き」 を作戦としていきます。チームで 情報交換をしていきましょう。 子どもが自ら課題発見・課 題解決していくために、観 点別に振り返ったり、視覚 的に動きを確認できたり するナイスプレーカード と振り返りカード作成 チ ー ム で の 意見交換 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.11 チームのよさが見えて きたぞ!次の試合では 別の動きをためしてみ たいな。

(12)

鉄棒やマットでは技の様子をタブレットで撮影し、視覚的に自分の動きを確認させることによって子ども同 士の学び合いができるようにした。前単元でもタブレットを取り入れた所、自分たちのチームが得点したシー ンを再生して、どこからのシュートが有効なのか、どういった状況でシュートすれば得点につながりやすいの かを確認し、次の試合では「さっき見た動きだぞ!」と動き方を狙ってできるようにしようとする姿が見られ た。一方で教師側としても本年度から導入されたタブレットがボール運動においてどのような長所短所がある のかを知りたいと思い、本単元でもタブレットを使用できるようにした。 ②子どもたちが必要感をもつ動きや連携したい動きなどをより具体的に子どもたち間で共通理解できるようにするための視 覚的確認手段の用意(記録カードのみでは分かりにくいという様子から) 前単元のバスケットボールにおいて、ナイスプレーカードは動きを次時以降にとっておくのにはいいが、記 録者の頭の中にあることがなかなかチームメンバーに伝わらないという意見があった。そこでどのように動く のかを目の前で示すことができる手段としてホワイトボードとマグネットを使用して動き方を確認するとい う手段も用いられるようにした。子どもたちの活用場面が多く、有効であるという振り返りが多かったので本 単元でもチームの必要に応じて使用できるようにする。 ナイスプレーカードだけだと記録者の伝えたいことがメンバーにうまく伝わらない場面が見られた。 ホワイトボード上でマグネットを動かしたり、 メモや軌跡を描くことで記録者が動き方を視覚 的に示す。 誰がどう動くということをチームで共通理解し それを次の試合の中で実現しようとしている。 タブレットで様子を撮影。得点したときに録画 をいったんとめることで、動画の最後を見れば 得点シーンがすぐに再生できる。また、繰り返 し見ることなども素早くできるタブレットの特 性を活用し確認している。 作戦としての記録が一目で分かるのはナイスプ レーカードが有効に見えるが、実際に映像を見 ることで試合中は気付かなかった動きを新たに ナイスプレーに書き加えるという姿が見られ た。タブレットの映像→ホワイトボードのみで 確認する場面も見られた。 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.12

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7 単元計画 はじめ なか まとめ 学 習 活 動 〇場の設定や用具の使い方を知り、準備をす る。 〇準備運動をし、シュートとパスの基本的技 能を身に付けるために慣れの運動を行う。 〇ゲームの流れを知り、ルールやゲームの進 め方を理解するために、ためしのゲームを 行う。 〇準備運動とボール操作練習をし、パスカットされないスペースヘ 動いてパスをもらうことと、味方の移動先を予測しパスを出すこ とができるための慣れの運動を行う。 〇慣れの運動の動きを試合の中で実現するためにリーグ戦を行う。 〇第1試合と第2試合の間にチームタイムを設け、動きの確認 をして全員が得点するための簡単な作戦を立てて第2試合に 臨めるようにする。 〇対抗戦に備えてチームの作戦を確 認するためにタスクゲームを行う。 〇勝利と作戦達成を目標に、対抗戦を 行う。 〇対抗戦第1試合と第2試合の間に も作戦タイムを設けチームの動き を確認してから次のゲームに臨む。 ☆サッカーのルールや基本的なボールの扱 い方を知り、得点することの気持ちよさを 実感できる。 ☆サイドや中央を使って「シュートコース」が空いたら迷わず シュートするとともに、その状況をチームで連携して作り出 すことができる。 ☆チームのよさを作戦にし、相手に応 じて有効な攻め方を決めて実践す ることができる。 具 体 の 評 価 規 準 技 能 ○ゴールへ思い切りシュートを打つ。 ○味方の足元へパスをする。 ○ボールを体の正面でとらえ、足でパスを受 けて止める。 ○パスをもらいやすい位置に動く。 ○ボールを次のプレーがしやすいよう足 の近くに止めたり、はじいた先に素早 く移動したりする。そしてチャンスで は積極的にシュートをする。 ○攻めでボールを持たないときには、パスを受けられるスペー スへ動き、パスを受けることができる。 ○攻めでパスを受けられるスペースに動く時、最優先として相 手ゴール側へ動きシュートチャンスを作ることができる。 ○味方の前方にパスを出す。 ○指さしなどをして進行方向をボール保持者に示し、素早くそ の位置へ動く。 ○強さや方向を考えてパスを出す。 ○走り込みながら狙った場所にシュ ートを打つ ○ボールをコントロールしてドリブ ルする。 ○状況や相手の動きに応じてパスを 受けやすい位置に動く。 思 考 ・ 判 断 ○ゲームの行い方を知る。 ○ゴール型ゲームの型の特徴に合った攻め 方を知る。 ○規則が分かり、それに応じた動きをする。 ○みんなが楽しめるように規則を工夫したり、自分たちのチー ムのよさを見付けたりする。 ○自分たちの特徴に合った簡単な作戦を立てる。 ○攻めの時にはパスを受けた後のことを考え、シュート コースが空いている所やパスを受けてからのプレーが しやすい所を見付ける。 ○自分たちのチームの特徴に応じた 攻め方を考える。 ○自分たちの特徴に合った作戦を立 てて試合の中で達成しようとする。 態 度 ○試しのゲームに進んで取り組もうとする。 ○規則を守って練習やゲームをしようとす る。 ○用具や場の準備・片付けをする。 ○場の危険や用具の安全を確かめる。 ○みんなで決めた規則を守り、勝敗の結果を受け入れる。 ○友達と一緒に準備や片付けをする。 ○進んで場の危険を取り除いたり、用具の安全を確かめたり する。 ○みんなで決めた規則を守り、勝敗を 受け入れ仲間と励まし合って力を 高め合う。 ○友達と一緒に進んで準備や片付け をする。 ○進んで場の危険を取り除いたり、 用具の安全を確かめたりする。 単元名

(ボール運動:ゴール型)

サッカー

「勝利を目指して進め!サッカー5-○チャレンジカップ」

単元目標 <技 能>・ゴール型の運動の楽しさや喜びに触れ、簡易化されたゲームで、チームの連係による攻撃や守備によって、攻防をすることができる。 <思考・判断>・ルールを工夫したり、自分のチームの特徴に応じた作戦を立てたりしている。 <態 度>・運動に進んで取り組み、規則を守り助け合って運動をしたり、場や用具の安全に気を配ったりしようとする。 平成 2 8年 度市 ボー ル運 動研究 部 研究 授業 指導 案p . 13

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○指導計画 予想される学習活動 教師の支援 は じ め 1 場の設定や用具の使い方を知り、準備をする。 【場の設定】 2 学習のめあてや内容を知る。 3 準備運動をし、シュートとパスの基本的技能を身に付 けるために慣れの運動を行う(基本的なボール操作の 練習もここで行う)。 ・慣れの運動 <全力シュートトライアル> <呼名パス> 4 ゲームの流れを知り、ルールやゲームの進め方を理解す るために、ためしのゲームを行う。(2試合) <ゲームの進め方> ・8~9人×4チーム。 ・プレイヤー、記録、審判などを分担して行う。 ・3分-3分-3分の3ピリオド構成で行う。 <はじめのルール> ・試合開始はコート中央から、得点後は自陣内からな らばどこからでも再開ができる。 ・相手を傷つけるプレーはしない。 5 ためしのゲーム①と②の間にチームタイムを設け、①よ りも②でたくさん得点できるよう攻め方を話し合う。 6 めあての達成を確認するために学習のまとめをする。 ・うまくいったことやルール変更したいことを全体の場で 発表する。 ・学習を振り返り、次時のめあてをもつ。次時以降の学習 計画を立てる。 7 整理運動と後片付けを行う。 ○安全には十分留意し、用具を置く位置、 コートとコートの間隔を決める。 ○コート図とともに、はじめのルールト慣 れの運動、ゲームを行う場所を掲示板に 示しておく。 ○チームはベースボールゲームやバスケッ トボールの様子を見て教師が編成する。 〇コートの形は教師が素早く引く ○よく使う部位やケガをしやすい部位を中 心にボールも使って行う。 (基本的なボール操作の練習) ○ボールの扱い方やルールについて掲示板 を使用して視覚的にも分かりやすいよう にする。 ○それぞれの運動のねらいを伝え、意識し ながらできるようにするとともに、やり 方を指導する。 「全力シュートトライアル」のねらい ・インサイドを使い強く蹴る。 ・ゴール前ですかさずシュートする。 「呼名パス」のねらい ・ボールをパスしたらすぐに次のパスを受 けるための動きをする。 ・相手が捕りやすいパスをする。 ○3ピリオド×2試合で各チームにつき、 子どもと一緒に動きながら ON と OFF の動きについて指導する。また、身体接 触などについては反則であることをはじ めにしっかり指導する。 ○ゲームの中でよい動きをしていた チームを意図的に指名し、全体の場 で動き方を共有できるようにする。 ・縦30m、横15m、 相手側のサイドライ ン外にもプレイヤー がいるので、5対5。 ・ライン外へ出たボール はライン外のプレイ ヤーが扱うが、ゴール 両脇から出た場合は 相手チームのゴール キックになる。 サッカーのことを知り、バスケの授業経験を生かして、ためしのゲームを楽しもう。① ボールを持って 移動が可能 ボールを持って 移動が可能 ボール 集め ※各慣れの運動の内容詳細については、P.3~の 手立ての説明を参照。 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.14

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② 1 用具の準備をする。 2 学習のめあてや内容を知る。 3 準備運動とボール操作練習をし、基本技能習得のため の慣れのゲームをする。 ・慣れの運動 <パス&シュート> 左右にパス出し役がいる。右3か所、左3か所、合計 六か所のケンステップ位置からパスを出してもらい、ダ イレクトシュートをする。 4.慣れの運動やバスケットボールで培った動きをゲームの 中で実現するためにリーグ戦を行う。(2試合) ・ゲームの進め方はためしのゲームと同じ。 ・この第2時では、得点につながった動きとしてパスを どのように通していけばゴール前までボールを運べる かということに子どもたち自身が気付くことを意図し ている。そのために、記録カードとしてナイスプレー カードの記入と試合後にそれを使っての振り返りの時 間をとる。 5.めあて達成の確認をするために学習のまとめをする。 ・うまくいったことやルール変更したいことを全体の場で 発表する。 ・学習を振り返り、次時のめあてをもつ。次時以降の学習 計画を立てる。 6 整理運動と後片付けを行う。 ○安全には十分留意し、用具を置く位置、 コートとコートの間隔を決める ○よく使う部位やケガをしやすい部位を中 心に準備体操を行う。 ○チームを回って一緒に速攻パスの動きを やり、どのように動けばい良いのか指導 しできたら称賛する。 ○動き方が分からない子はすぐ後ろについ てどこに動けばよいのか考えられるよう に助言をし、できたら称賛する。 「パス&シュート」のねらい ○どの方向からパスを出してもらうとその 後にシュートがしやすいか考え、ゲーム の中でもその方向からのパスをもらえる ようにチームで話し合い、実践しようと する姿。 ○あらかじめ掲示板に白画用紙を張ってお きそこに子どもから出た意見を教師が書 いて、どんな意見が出たのかを整理でき るようにする。 ○ゲームの中でよい動きをしていたチーム を意図的に指名し、全体の場で動き方を 共有できるようにする。 評価規準(はじめ) 運動の技能 運動についての思考・判断 運動への関心・意欲・態度 ○ゴールへ思い切りシュートを打つ。 ○味方の足元へパスをする。 ○ボールを体の正面でとらえ、足でパスを 受けて止める。 ○パスをもらいやすい位置に動く。 ○ボールを次のプレーがしやすいよう足 の近くに止めたり、はじいた先に素早 く移動したりする。そしてチャンスで は積極的にシュートをする。 ○ゲームの行い方を知る。 ○ゴール型ゲームの型の特徴 に合った攻め方を知る。 ○規則が分かり、それに応じ た動きをする。 ○試しのゲームに進んで取り組むこと ができる。 ○規則を守って練習やゲームをするこ とができる。 ○用具や場の準備・片付けができる。 ○場の危険を取り除いたり、用具の安全 を確かめたりできる。 力強いシュートをねらった所に打ち、勝利につながる得点をしよう② 0 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.15

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な か ③ ④ ⑤ ⑥ 1 場の設定や用具の使い方を確認し、準備をする。 【場の設定】・コート2面。慣れの運動は半コートで行う 2 本時のめあてと学習の進め方を確認する。 3 準備運動とボール操作練習をし、パスカットされないス ペースへ動いてパスをもらうことと、味方の移動先を予測 しパスを出すことができるための慣れの運動を行う。 ・慣れの運動 <リターンシュート> <チームオリジナル練習> <時間制3対2> 4 慣れの運動の動きを試合の中で実現するためにリーグ戦 を行う。(2試合) 5 第1試合と第2試合の間にチームタイムを設け、動きの 確認をして全員が得点するための簡単な作戦を立てて第 2試合に臨めるようにする。 6 めあて達成の確認をするために学習のまとめをする。 ・自分のチームでうまく行った動き、特に得点につながっ た動きを紹介し合いポイントの確認を全体で行う。 ・学習を振り返り、次時のめあてをもつ。 7 整理運動と後片付けを行う。 ○前回までに学習した動きや子どもたちが 発見したよい動きなどはすべて掲示板に 整理し、視覚的にいつでも確認できるよ うにする。 ○慣れの運動では、動き方を一人ひとりが 意識し実感できるような道具を用意し使 用させる。 ・「リターンシュート」 ディフェンスの裏側を回って動けている ことを確認するための、相手プレーヤー を想定したコーンを必要に応じて使える よう用意しておく。 ○試合は3ピリオド×2試合。1ピリオド につき1チームと決めてそこを集中的に 見て、ゲームの邪魔にならないよう留意 しながら一緒に動いて声かけ指導をす る。 ○よい動きができたチームは称賛し、でき なかったチームにはポイントを教え、必 ずその場で試させてできたら称賛する。 (指導した後放っておくということがな いようにする) ○試合でよい動きをしたチームを意 図的に指名し全員でよい動きの確 認ができるようにする。 評価規準(なか) 運動の技能 運動についての思考・判断 運動への関心・意欲・態度 ○攻めでボールを持たないときには、パス を受けられるスペースへ動き、パスを受 けることができる。 ○攻めでパスを受けられるスペースに動 く時、最優先として相手ゴール側へ動き シュートチャンスを作ることができる。 ○味方の前方にパスを出す。 ○指さしなどをして進行方向をボール保 持者に示し、素早くその位置へ動くこと ができる。 ○みんなが楽しめるように規則を工夫したり、 自分たちのチームのよさを見付けたりする。 ○自分たちの特徴に合った簡単な作戦を立て る。 ○攻めの時にはパスを受けた後のことを考え、 シュートコースが空いている所やパスを受 けてからのプレーがしやすい所を見付ける。 ○みんなで決めた規則を守り、勝敗の結果を受け入 れている。 ○友達と一緒に準備や片付けができる。 ○進んで場の危険を取り除いたり、用具の安全を確 かめたりすることができる。 たくさん得点するために、チームの課題を見付けよう③ 人数の有利を生かしてスペースを作り、そこを生かして積極的にシュートをしよう④ 守備から攻めの切り替えを素早く!攻めは先手を取ろう⑤ 状況やチームの良さに応じた攻めのパターンを考え実践しよう⑥ ※各慣れの運動の図と内容詳細については、 P.3~の手立ての説明を参照。 攻撃側のみ自由に 出入り可能 <ゲームの進め方> ・実質5対4。5 人中 1 人は常に 相手ゴール側にいる。 ・ライン外のアウトゾーンは、攻撃 側のみ自由に出入りができる。 ・シュートラインやゴールエリア、 ゴールキック、試合時間などの ルールは「はじめ」と同じ。 ・子どもの気付きや考えに応じて新 しいルールを取り入れていく。 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p.16

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ま と め ⑦ 本 時 ⑧ 1 場や用具の準備をする。 【場の設定】 ・コート2面。慣れの運動は半コートで行う。 (慣れの運動の3対2は攻守を時間で交代する) 2 本時のめあてと学習の進め方を確認する。 3 準備運動・慣れの運動をする。 ・慣れの運動は今まで行ったものからチームが自分たちの力 を活かすために役立つものを選んで行う。 4 対抗戦に備えてチームの作戦を確認するために慣れの運 動②(時間制の3対2)を行う。 ・攻守を決め、攻撃3人守り2人で行う。総当たりリーグ 戦とは違い、1分間攻めは攻めをし続ける。1分間でよ り多くの得点を目指すとともに、チームのよさをゲーム で活かせているか確認する。そのため慣れの運動後に作 戦タイムを設ける。 4 勝利と作戦達成を目標に、対抗戦を行う。(2試合) <対抗戦のルール> ・「なか」同様の実質5対4でおこなう。 ・3分-3分-3分の3ピリオド制 ・対戦相手は総当たりリーグ戦下位チームから相 手を指名して決める。 ・同じチームと2試合行う。 5 対抗戦第1試合と第2試合の間にも作戦タイムを設け、 チームの動きを確認してから次のゲームに臨む。 6 めあて達成の確認をするために学習のまとめをする。 ・自分のチームでうまく行った動き、特に得点につなが った動きを紹介し合いポイントの確認を全体で行う。 ・学習を振り返り、次時のめあてをもつ 7 整理運動と後片付けを行う。 ○時間を無駄にしないよう、1時間の流れ を掲示板に示し、必要に応じて確認しつ つ子ども一人ひとりが自主的に動けるよ うにする。 ○今までの見とりをもとに、慣れの運動選 択に手間取るチームにはどのような動き を慣れの運動に取り入れていけばよいか を助言する。 ○3対2は攻撃側の数的有利となるため、 スペースが必ずあることを伝え、特に総 当たりリーグ戦下位チームについて一緒 に動きながら助言をする。 ○試合は前後半×2試合。第○試合前半は このチームと、集中して助言をするチー ムを決める。特に下位チームを優先的に 見るようにする。 ○作戦タイムは話し合うだけでなく、実際 に動いて作戦の反省や確認をするよう声 をかける。 ○めあてに「勝利」とあるが、勝利があれ ば敗北もあるので、チームのよい動きに も着目するよう声かけをする。特に負け たチームには優先的に助言を行う。 目指すは作戦達成と勝利!チームの「よさ」を作戦にして全員で勝利を目指そう。⑦⑧ 評価規準(まとめ) 運動の技能 運動についての思考・判断 運動への関心・意欲・態度 ○強さや方向を考えてパスを出 すことができる。 ○走り込みながら狙った場所に シュートを打つことができる。 ○ボールをコントロールしてド リブルすることができる。 ○状況や相手の動きに応じてパ スを受けやすい位置に動くこ とができる。 ○自分たちのチームの特徴に応 じた攻め方を考えている。 ○自分たちの特徴に合った作戦 を立てて試合の中で達成しよ うとしている。 ○みんなで決めた規則を守り、勝敗を受け入れ 仲間と励まし合って力を高め合っている。 ○友達と一緒に進んで準備や片付けをすること ができる。 ○進んで場の危険を取り除いたり、用具の安全 を確かめたりしている。 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p17

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10 本時目標 攻守の切り替えを素早く行い、得点につながるためのシュート、シュートにつながるためのボール運び を行うとともに、自分のチームに合った作戦を立てて試合の中で作戦を達成し勝利を目指すことができる。 11 本時展開(7/8) 学習活動と内容 指導(●) 評価(○) 重点評価(◎) 1 場や用具の準備をする。 【場の設定】 ・コート2面。慣れの運動、は半コートで行う。 (3対2は攻守を時間で交代する) 2 本時のめあてと学習の進め方を確認する。 3 準備運動・慣れの運動をする。 ・慣れの運動は今まで行ったものからチームが自分たちの力を活かすた めに役立つものを選んで行う。 4 対抗戦に備えてチームの作戦を確認するために慣れの運動②を行う。 ・攻守を決め、攻撃3人守り2人で行う。総当たりリーグ戦とは違い、 1分間攻めは攻めをし続ける。1分間でより多くの得点を目指すとと もに、チームのよさをゲームで活かせているか確認する。そのため慣 れの運動②後に作戦タイムを設ける。 5 勝利と作戦達成を目標に、対抗戦1試合目を行う。 <対抗戦のルール> ・4対4でおこない、ボールを保持している側のチームには1人加わる。 ・3分-3分-3分 ・対戦相手は総当たりリーグ戦下位チームから相手を指名して決める。 6 対抗戦第1試合と第2試合の間にも作戦タイムを設けチームの動き を確認してから次のゲームに臨む。 7 1試合目を終えての作戦タイムを生かすために対抗戦2試合目を行 う。 8 めあて達成の確認をするために学習のまとめをする。 ・自分のチームでうまく行った動き、特に得点につながった動きを紹介し 合いポイントの確認を全体で行う。 ・学習を振り返り、次時のめあてをもつ 9 整理運動と後片付けをする。 ●時間を無駄にしないよう、1時間 の流れを掲示板に示し、必要に応 じて確認しつつ子ども一人ひとり が自主的に動けるようにする。 ○対抗戦に進んで取り組もうとする。 (関・意・態) ●今までの見とりをもとに、慣れの 運動選択に手間取るチームにはど のような動きを慣れの運動に取り 入れていけばよいかを助言する。 ●3対2は攻撃側の数的有利となる ため、スペースが必ずある こと を伝え、特に総当たりリーグ戦下 位チームについて一緒に動きなが ら助言をする。 ◎自分たちの特徴に合った作戦を選 んだり考えたりしている(思・判) ●試合は3ピリオド×2試合。第○試 合前半はこのチームと、集中して助 言をするチームを決める。特に下位 チームを優先的に見るようにする。 ○パスを何本かつなぎ、ボールをゴー ル近くに運ぶことができる。(技) ○ボールを保持している人と自分の 間に守備の人が入らないように動 くことができる。(技) ●作戦タイムは話し合うだけでな く、実際に動いて作戦の反省や確 認をするよう声をかける。 ●めあてに「勝利」とあるが、勝利 があれば敗北もあるので、チーム のよい動きにも着目するよう声か けをする。特に負けたチームには 優先的に助言を行う。 目 指 す は 作 戦 達 成 と 勝 利 ! チ ー ム の 「 よ さ 」 を 作 戦 に し て 全 員 で 勝 利 を 目 指 そ う 。 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p18

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12 まとめの段階で子どもたちが考えることが予想される作戦 アウトゾーンへパスを通すとボー ルはとられないけれども、相手が がっちりマークしてくるな。 パスをした時に相手がつられて 動くから、すぐにパスを戻して シュートしたらいいよ! 味方 ○ 相手 △ OFFの動き シュート パス ONの動き 全力魂でダッシュ!パス!シュート!! チームカード (   )チーム  月  日 シュートにつながったチームのよい動きを記録しよう! チームのよい動きを記録していこう! リターンシュート作戦 ボールを運ぶのに時間がかかって ディフェンスに囲まれてしまうこ とが多いね。 バスケットボールで見つけた、ロングパス を使ったカウンターが使えるんじゃないか な?ゴールキック→5人目が走り込んで シュート! アウトゾーンを上手生かせたら得 点も増えるのではないかな? アウトゾーンをドリブル!さら にみんなで階段状に走ってアウ トゾーンからシュートできたら シュート!無理なら中にパス! 味方 ○ 相手 △ OFFの動き シュート パス ONの動き 全力魂でダッシュ!パス!シュート!! チームカード (   )チーム  月  日 シュートにつながったチームのよい動きを記録しよう! チームのよい動きを記録していこう! 階段作戦 ディフェンスはどうしてもボール に意識が向いているね。それを利 用できないかな。 タグラグビーみたいに後ろから ついていって、ドリブルの人がボ ールだけを止めて、そのボールを 後ろから来た人がシュート! 味方 ○ 相手 △ OFFの動き シュート パス ONの動き 全力魂でダッシュ!パス!シュート!! チームカード (   )チーム  月  日 シュートにつながったチームのよい動きを記録しよう! チームのよい動きを記録していこう! 電光石火サッカーVer. 味方 ○ 相手 △ OFFの動き シュート パス ONの動き 全力魂でダッシュ!パス!シュート!! チームカード (   )チーム  月  日 シュートにつながったチームのよい動きを記録しよう! チームのよい動きを記録していこう! 味方 ○ 相手 △ OFFの動き シュート パス ONの動き 全力魂でダッシュ!パス!シュート!! チームカード (   )チーム  月  日 シュートにつながったチームのよい動きを記録しよう! チームのよい動きを記録していこう! ボール置き去り作戦 パスが上手になったから、パスを 生かした作戦がチームにはいいん じゃないかな。 細かいパスをどんどん出してシュ ートコースが空いた瞬間に打と う! パスパス作戦 平成28年度市ボール運動研究部 研究授業指導案p19

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13 資料

<学習振り返りカード> <記録カード(ナイスプレーカード)>

<チームカード>

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<12月7日追加資料> ①実 際 の 子 ど も の 進 捗 状 況 ○ルールは理解できたね。動き方もバスケでやったこと がヒントになった。サイドのアウトゾーンを使った方 がゴール近くまでボールを運べると考えているな。 ○せっかくゴール前までボールが運べてもシュートを 外すことが多かったから、ゴールの幅をもっと広くし ていこう。 ○アウトプレイヤーが大きなカギとなっているから、次 回はアウトプレイヤーがどのようなパスをすれば シュートしやすいかを一緒に考えていこう! <手立て>慣れの運動提示・チームごとの助言 ○全ルールはわかった!アウトゾーンをうまく使えばシュー トまでつながるね。でも外すことが多かったな。 ○赤みんなが一か所に集まったらパスできない!どうし たらいいだろう・・・。 ○青斜め前の角からリターンをもらうとシュートしやす いぞ。 ○黄バスケと同じようにサイドを使って攻めたらうまく いったよ。 ○緑シュートが決まらない。シュート練習をしよう。 ○全サイドからの攻めがガッチリガードされるようになっ た!特にゴール前でのリターンがうまくいかない・・・。 ○赤だからみんながかたまったらダメだって!・・・で もどうすればいいの? ○青斜め前の角も相手がマークしているのならば考え 物だぞ。そうだ!相手がゴール前にいるならもっ と手前でリターンパスをもらおう!→得点できた!! ○緑ゴールが広くなったから、相手が固まっているとき には少し離れた所からでもシュートが決まったよ。 ○コート斜め前の角は確かにシュートしやすいパスを 出せる場所だけれども、そこにこだわらない方がよい ことに気付いた。要するに、相手がマークしていな い所が攻めどころだとどのチームも気付いたな。 ○団子状態になりやすいから、OFFが視野を広げて、 空いているスペースに動くよう声をかけていこう。特 に赤チームにはそのことに視覚的に説明しよう。 ○OFFがもっと自由に動けるように、次回からアウト プレイヤー固定をなしにしよう。 <手立て>ホワイトボード・チームカード ○全サイドがだめなら真ん中!相手がいない所にOFFが動 いてすぐにパス! ○赤<2敗>動くのが遅いとマークされる。だからパス をしたらすぐにスペースに動こう。 ○青<2勝>コートを広く使うことでカウンターができる! 相手がかたまっているからシュートもしやすいぞ! ○黄<1勝1敗>今いる位置でパスをもらうのではなく、 パスに走り込んでシュートしたらうまくいった! ○緑<1勝1敗>OFFが常に動いてマークをひきつけよう。 そしてチャンスならシュート! ○アウトプレイヤーを固定しなくしたことでスペース へ動きやすくなり、空いているスペースへ動いた方が よいということにどのチームも気付いている。 ○赤チームはどう動いたら良いか、頭では分かっている ようだけれども、思うように動けていないから、映像 で確認させたり、コートに入って空きスペースがどこ にあるかを教えてあげたりするようにしよう。 <手立て>タブレット・その場の声かけ ○全コートをもっと広く使った方がいい!そうすればパスの 選択肢が広がり、攻めのパターンも増える! ○赤<2敗>みんなの連係が取れてきた!負けたけれども 今回は全員が得点できたぞ。かたまらなかったからだね。 ○青<1勝1分>前後左右に広がる作戦はいいぞ!ゴール された後のリスタートを早くしよう。 ○黄<1勝1敗>近場にパスしてもとられちゃう。そうだ! アウトゾーンへロングパスをしてみんなで前へ走ろう! ○緑<1勝1分>前後左右に広がろう!自分とゴールの間に 相手がいなかったら迷わずにシュート!! ○全相手のマークより早くパスやシュート!逆に守りでは相手 のパスやシュートより早くマーク!切り替えが大事! ○赤<1勝1敗>勝った~!!攻めの時には一気に広がった らうまくいったね。これを作戦にしようよ! ○青<2勝>チームの良さはコートを立てに広く使えること 中央やサイドどこでも強くシュートする練習をしよう。 ○黄<2敗>青チームに一点差!カウンターでやられちゃう から、守りの切り替えを特に早くしよう。 ○緑<1勝1敗>攻守の切り替えであわてて、OFFが同じ 所に動いてしまう。先生に頼んで見てもらおう! ○青チームや緑チームの気付きはいいけれども、相手も 当然守ろうと広がる。そうすることで人と人の間が広 がり、パスしやすくなることを視覚的に気付かせた い。そして展開を素早く行うことでパスやシュートの チャンスが生まれることを子どもが気付けるように 前時のよい動きをみんなで確認しよう。 ○チームが必要とする動きができるために慣れの運動 を整理しよう。 <手立て>前時の映像資料・慣れの運動カード ○全チームの作戦がうまくいったら勝てたよ! ○赤<1勝1敗>何と青に勝利!!攻めへの切り替えを早く したから勝てたね!みんながうまくかみあってる! ○青<1勝1敗>点の取り合いになったね。次は守り方も考 えていけたら、また2勝できるよ! ○黄<1勝1敗>大差で勝てた!アウトゾーンへのロングパ スから一気に展開してパスをもらう作戦はいいぞ! ○緑<1勝1敗>アドバイスをもらってわかったぞ!一つ先 の動きを考えて今の動きをすることが大切なんだね。 ○どのチームも「攻守の切り替えを早くすること」と 「コートを広く使うこと」が勝利の前提条件だと考えて いるな。連係もうまくいっていることが多いし、この 調子でチームの良さを作戦にして勝利することの楽 しさと喜びを味わえるようにしたいな。 <手立て>今までためたナイスプレーカード ○やった!全チームがチームでねらた動きをすること で勝利する経験をすることができた!ナイスプレー カードを元にして、既に「作戦」を立てている。 次回は対抗戦だから、相手チームに応じた作戦を考え ていけるように声掛けをしよう。 <手立て>今までためたナイスプレーカード

参照

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