• 検索結果がありません。

さらに 通常のサイト運営時とリニューアル前後では 目のまえの課題として取り組むべき中身が異なります 以下 詳し く見ていきましょう 通常のサイト運営時の SEO 通常のサイト運営時は 継続的なコンテンツの追加や更新 小さな改善といった作業が中心です トラフィックに大幅な変化もなく SEO は経過観察

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "さらに 通常のサイト運営時とリニューアル前後では 目のまえの課題として取り組むべき中身が異なります 以下 詳し く見ていきましょう 通常のサイト運営時の SEO 通常のサイト運営時は 継続的なコンテンツの追加や更新 小さな改善といった作業が中心です トラフィックに大幅な変化もなく SEO は経過観察"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

基本から学ぶSEO(検索エンジン最適化)(全12回)

第12回:SEOの効果測定

執筆:益子 貴寛(株式会社まぼろし) 「基本から学ぶSEO(検索エンジン最適化)」では、SEOの考え方や取り組み方を解説します。最終回である第12回は 「SEOの効果測定」。まず、効果測定の方向性を確認したあと、通常のサイト運営時とリニューアル前後のふたつの側面 から、どのような取り組みを行うべきかを見ていきましょう。

SEOの効果測定の方向性

SEOの効果測定というと「オーガニック検索での順位がどれだけ上昇(または下落)したかを測定すること」とイメージす る人が多いのではないでしょうか。 たしかに、検索順位の上昇はホームページへのトラフィックを増やす一因になりますが、ある調査によると、一般的な検 索キーワード(クエリ)に関する検索結果画面でのクリック率は、1位で31.24%、2位で14.04%、3位で9.85%であり、 6位から10位では3.73%に過ぎません。つまり、1位や2位など相当の上位表示が達成できないと、トラフィックの大幅 な増加は期待できません。 SEOの効果測定では、 意図しているキーワードでの順位確認 ● 意図しているキーワードでの集客状況 ● がもっとも大切です。 具体的なケースを考えてみましょう。埼玉県で住宅のガーデニングやエクステリアの会社を営んでおり、ホームページの 検索順位が「ガーデニング」「庭づくり」などのキーワードで上位にあるとします。しかし、ほかの都道府県からのトラフィッ クが大半であれば、実際のビジネスに貢献してくれる(仕事の増加につながる)可能性はほとんどないといってよいでしょ う。 この会社にとっては、「ガーデニング 埼玉」「庭づくり 埼玉」「庭 デザイン 埼玉」などでの検索順位のほうが重要です。また、いっそう地域を限定した「ガーデニング 川越市」「庭づくり 川越市」「庭 デザイン 川越市」などは、トラフィックの量がそもそも少なくても、ひとつひとつの質が高く、実際のビジネスに貢献してくれる可能 性が高いといえます。 このような考えのうえで、 検索結果画面の最適化 ● ユーザー向けの最適化 ● インデックスの最適化 ● クローラー向けの最適化 ● の4つの観点から取り組み(第3回:検索エンジンはページをどのように評価しているか 参照)、効果を検証することが基本です。

(2)

さらに、通常のサイト運営時とリニューアル前後では、目のまえの課題として取り組むべき中身が異なります。以下、詳し く見ていきましょう。

通常のサイト運営時のSEO

通常のサイト運営時は、継続的なコンテンツの追加や更新、小さな改善といった作業が中心です。 トラフィックに大幅な変化もなく、SEOは経過観察が中心となるでしょう。 なかでも、次の取り組みは継続的に行っておきたいところです。 新たに公開したページや投稿した記事が、意図したキーワードで検索結果画面に表示されるか(どのくらいの順位か) ● を、たまに確認する 検索キーワードごとの直帰率を確認し、値が高いページを改善する ● (第7回:アクセス解析データをSEOに活かす 参照) 3語以上や4語以上などの深いニーズをもった検索キーワードを確認し、コンテンツづくりに活かす ● (第7回:アクセス解析データをSEOに活かす 参照) これら以外に、サイト運営の安定期にこそ意識したいのは、Googleのアップデートなどの大きな動きです。将来的に大 幅な対策が必要そうであれば、その準備をしておく、ということです。2014年から2015年にかけて、スマートフォン対応、 HTTPS/SSL化、ローカルSEOなどは、おおよそどのホームページにも共通する喫緊の課題です(第11回:Googleのアッ プデートと対策 参照)。

リニューアル前後のSEO

通常のサイト運営時と異なり、リニューアル前後のSEOでは、取り組むべきことがたくさんあります。まず、サイト構造が 大幅に変わるため、その事実をGoogleに明確に伝えましょう。 具体的には、次のようなクローラビリティを高める取り組みが必要です。 .htaccessで、URL変更ページの301リダイレクト設定 ● robots.txtで、クローラーの巡回を避けるフォルダ指定の見なおし ● Fetch as Googleで、クローラーの巡回の促進 ● XMLサイトマップの送信 ●

(3)

Googleのウェブマスター ツールの「クロール」というカテゴリでは、上記のようなクローラビリティと高める取り組みと効果検証が行える。 もし(HTTPS化を含めて)ドメイン名の変更をともなうのであれば、Google アナリティクスの設定変更、ウェブマスター ツールの設定変更も必要です。 リニューアルによって、しばらくの間、トラフィックがかなり減少することがありえます。Googleによる評価の見なおしはも ちろん、これまでたくさんのトラフィックを集めていたページがなくなったり、内容を大幅に変更したことが大きな理由で す。 もしトラフィックの量を増やすためのリニューアルなら、あまりよい状況とはいえませんが、ホームページを本質的に改善 すれば改善するほど、一時的であれこのような状況が発生しえます。数か月などそれなりに長い期間にもとづいて適否 を判断しましょう(そもそも、トラフィックの量を増やすためだけであれば、リニューアルよりもコンテンツの強化に力を入 れたほうがよかったかもしれません)。 一方、トラフィックの質を高めるためのリニューアルではどうでしょうか。リニューアル後、最低でも数週間から1か月くら い待たないと充分なデータは得られませんが、まず意図しているキーワードでの順位や集客状況を確認するのが大切で す。すでに述べたとおり、その会社が特定の地域を対象にしたサービスを提供しているのであれば、都道府県名や地区 町村名など地域キーワードでの流入が増えたかどうかです。 これらはGoogle アナリティクスの「オーガニック検索キーワード」や、ウェブマスター ツールの「検索クエリ」を見て確認します。特にウェブマスター ツールは、検索クエリを表示回数、クリック数、クリック率(CTR)で並べ替えることができ、このようなキーワード分析に役 立ちます。 さらに、「Google インデックス」というカテゴリの「コンテンツ キーワード」を見て、ホームページの主力キーワードの変化を確認しましょう。リニューアルによって都道府県名や市区町 村名を主力キーワードのひとつにしたいと望んだのであれば、実際にそれが果たせているかどうかを確認します。もし果 たせていなければ、コンテンツの調整や追加を行うのが妥当です。 コンテンツ

(4)

キーワードは、そのホームページのポテンシャル(潜在的な力)を判断するのにも役立ちます。リニューアルによってトラ フィックが大幅に減少したとしても、コンテンツ キーワードがおおよそ自分たちが意図しているキーワードで構成されており、SEOに関するほかの取り組みも適切であ れば、これから質の高いトラフィックが集まると期待できるからです。 Googleのウェブマスター ツールの「Google インデックス」というカテゴリでは、特に「コンテンツ キーワード」に注目。リニューアルによって、ホームページの主力キーワードがどのように変化したのかを確認できる。もし意図して いるキーワードが上位になければ、コンテンツの調整や追加が必要となる。

最終的には、コンバージョンの増減が問われる

ホームページの継続的な改善でも、大幅なリニューアルでも、最終的にはコンバージョン(問い合わせ、資料請求、来店 予約など)の増減が問われます。検索エンジンからのトラフィックの増減は、あくまで付随的なものに過ぎません。 流入チャネルとして、検索エンジンからのコンバージョンが増えていれば、SEOがコンバージョンに貢献できているといえ ます。より明確な、たとえば採用応募の増加が目的であれば、コンバージョンのなかでもその数が問われるでしょう。 ただし、入り口が検索エンジンだったとしても、コンテンツやマーケティングに関するほかの取り組みや、問い合わせへの ていねいな回答などのリアルな行動のほうが、コンバージョンへの貢献度が高い可能性もあります(第1回:検索エンジ ンの向こう側のヒトを考える 参照)。したがって、数の増減そのものではなく、傾向としてどうかの判断に使うのが妥当です。

(5)

あるサイトのコンバージョンについて、リニューアル前後で比較したもの。「google / organic」が30.61%、「yahoo / organic」が46.15%増加。SEOの観点から、リニューアルがコンバージョンに貢献しているといえる。 広告モデル(広告収益型)のホームページであれば、広告の表示回数の参考値となるページビューの増減が、新規顧 客向けではなく既存顧客(リピーター)向けの改善やリニューアルを行ったのであれば、新規セッション率の増減が問わ れるかもしれません。 このように、なにをKPI(Key Performance Indicators/重要業績評価指標)とするかによって、成否の判断が大きく異なります。改善やリニューアルの目的をしっ かりと定めたうえで、KPIの目標値を設定しましょう。

まとめ

検索順位そのものも、検索エンジンからの集客についても、「量」だけではなく「質」が問われます。ひと昔まえ、ホームペー ジを公開している会社がそれほど多くなかった時代、どのホームページもコンテンツがあまり充実していなかった時代は、 トラフィックの量が質を担保していました。 しかし、現在はどうでしょうか。量と質は必ずしも一致せず、むしろ量よりも質を追求しなければ、成果に直接つながらな い時代になっています。SEOでも「量よりも質」に目を向け、さまざまな取り組みを行うことが大切です。 1年間、全12回の連載にお付き合いいただき、ありがとうございました。 SEOを切り口にしながら、Webマーケティング全般やホームページの方向性そのものに関わる話題を扱ってきました。 はじめてWEBの一般的な読者像を考えると、むずかしいトピックがあったかもしれません。それでも「大切なことは伝わ る」と信じ、ひとつひとつの回、ひとつひとつの話題をできるだけていねいに書きました。 ウェブというメディアの重要性は、いよいよ増すばかりです。テクノロジーとマーケティングが互いを助けとし、力強くドライ ブしている世界に身を置くことは、ほかの領域ではなかなか味わえない楽しさがあります。 みなさんと一緒に、これからもダイナミックな世界を生きていけたらと願っています。

(6)

益子 貴寛(ましこ・たかひろ) 株式会社まぼろし 取締役CMO https://maboroshi.biz/ 1975年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。 Webサイトのコンサルティング、企画・設計、制作業務、教育、執筆活動に従事。社団法人 全日本能率連盟登録資格「Web検定」プロジェクトメンバー。元・金沢工業大学大学院 工学研究科(東京・虎ノ門大学院) 知的創造システム専攻 客員教授。 主な著書に『Web標準の教科書』(秀和システム)、『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』(同)、『現場のプ ロから学ぶXHTML+CSS』(共著、マイナビ)など。 2017年5月、企画・構成から監修、執筆まで総合的に関わった書籍『ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブッ ク 3 Webディレクション 第3版』(ワークスコーポレーション)が発売。

Copyright 2018 はじめてWEB All Rights Reserved. https://hajimeteweb.jp/

参照

関連したドキュメント

これはつまり十進法ではなく、一進法を用いて自然数を表記するということである。とは いえ数が大きくなると見にくくなるので、.. 0, 1,

共通点が多い 2 。そのようなことを考えあわせ ると、リードの因果論は結局、・ヒュームの因果

となってしまうが故に︑

VREF YZのQRは Io = 30 mA になりま す。 VREF ?を IC のでJKする./、QR のæç でJKするような èとしてGさ い。をéえるQRとした./、

 筆記試験は与えられた課題に対して、時間 内に回答 しなければなりません。時間内に答 え を出すことは働 くことと 同様です。 だから分からな い問題は後回しでもいいので

大村 その場合に、なぜ成り立たなくなったのか ということ、つまりあの図式でいうと基本的には S1 という 場