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5 指導観 (1) 単元観 一般的特性水泳は 多くの生徒が 夏季の学習として楽しみにしており 高等部卒業後にも生涯を通じて継続が可能な身近な運動である 水の浮力を利用したり 水の抵抗に逆らったりしながら 自己の身体を水中で思うように操作することが楽しい運動である また 水中で身体を動かすことを楽しむ

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Academic year: 2021

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(1)

高等部(保健体育)学習指導案

日 時 平成 25 年○月○○日(○) ○○:○○~○○:○○ 対 象 高等部2年 水泳指導3グループ 生徒○○名 学 校 名 東京都立○○特別支援学校 授 業 者 T1:指導教諭 ○○ ○○ T2:○○ ○○ T3:○○ ○○ 会 場 プール 1 単元名 水泳 ~クロールで、たくさん、速く泳ごう~ 2 単元の目標 ・クロールで上手に、速く泳げるようになる。 ・目標や体力に応じて、泳ぐ距離を調整して練習ができる。 3 単元の評価規準 ア 関心・意欲・態度 イ 思考・判断 ウ 運動の技能 エ 知識・理解 ① クロールの泳力向上 に向けて練習しよう としている。 ② 体力に応じて、泳ぐ量 を調整しながら、積極 的に練習しようとし ている。 ① 動きの要点を意識し、 確認しながら泳いで いる。 ① 身体を伸ばして泳ぐ ことができる。 ② 大きなストロークで クロールができる。 4 学習指導要領等の位置付け 「特別支援学校高等部学習指導要領」では、「保健体育」について以下のように位置付けている。 「東京都立特別支援学校高等部 教育課程編成基準・資料」の「知的障害特別支援学校における各教科の具体 的な内容の例」では、水泳について、以下のように示されている。 【保健体育の目標】 適切な運動の経験や健康・安全についての理解を通じて、心身の調和的発達を図り、明るく豊かな生活 を営む態度と習慣を育てる。 【内容】 1段階 (1) 体づくり運動、いろいろなスポーツ、ダンスなどの運動をする。 (2) 決まりやいろいろなスポーツのルールなどを守り、友達と協力して安全に運動をする。 (3) 心身の発育・発達に関心をもち、生活に必要な健康・安全に関する事柄を理解する。 2段階 (1) 体づくり運動、いろいろなスポーツ、ダンスなどの運動を通して、体力や技能を高める。 (2) 決まりやいろいろなスポーツのルールなどを守り、友達と協力して、進んで安全に運動をする。 (3) 心身の発育・発達に応じた適切な行動や生活に必要な健康・安全に関する事柄の理解を深める。 6 体育・保健体育 水の中での運動・水泳 5 <水泳> 1 水の中で呼吸の仕方を覚え、バタ足やクロールで泳ぐ。 6 <水泳> 1 クロール、背泳ぎ、横泳ぎなどをする。 2 スタートやターンをする。 3 長い距離を泳ぐ。

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5 指導観 (1)単元観 ○ 一般的特性 水泳は、多くの生徒が、夏季の学習として楽しみにしており、高等部卒業後にも生涯を通じて継続が可能 な身近な運動である。 水の浮力を利用したり、水の抵抗に逆らったりしながら、自己の身体を水中で思うように操作することが 楽しい運動である。また、水中で身体を動かすことを楽しむ活動から、新しい泳法を身に付けたり、他人と の競争や記録への挑戦を楽しんだりする活動まで、多様な楽しみ方ができる運動である。さらに、泳力が身 に付くことで、水の事故にあったときに自己の身を守ることができるようになるなど、自分の身体の安全を 確保する上でも大切な運動である。 しかし、水中の運動であるため、事故防止や安全管理の配慮が必要な運動であり、安全について十分に配 慮をした指導が必要になる。 ○ 生徒の特性 水泳は、体育の学習活動の中でも、特に多くの生徒が楽しみにしている活動である。水泳指導を前に、多 くの生徒が開始を待ちわびている様子が見られる。 多くの生徒にとっては、記録が向上することや長く泳げるようになることで自分の成長を実感しやすく、 意欲的に活動できる運動である。 しかし一方で、水着になることに抵抗を感じたり、水に対する恐怖心をもっていたりと、少数ではあるが、 水泳指導について消極的な生徒もいる。また、水中という非日常的な環境での活動から不安につながること により、技能の伸長や新しい泳法の獲得が難しい生徒もいる。 以上のような特性から、タイムの伸長を通じて泳力の向上を実感できるようにするとともに、生徒の心理 的な不安定要因への配慮や安全面への配慮を十分に行いながら、生徒が自主的、意欲的に活動できるように 指導する。 (2)教材観 本単元では、クロールの泳法を、全員がある程度正しく身に付けている実態から、毎回タイムを測定した り、泳いだ距離を記録したりするなど、生徒が意欲的にたくさん泳ぐ中で、自分の課題を意識しながら活動 できるようにする。そのために以下の様に教材を活用する。 ・単元の始めに 25mのタイムを測定し、目標タイムを設定する。毎回タイム測定を測定し、記録の向上を 実感できるようにする。 ・毎回泳いだ距離を記録し、合計でどのくらい泳いだかが分かるようにする。 ・泳ぐ距離は、本人が自分の泳力や体力に応じて調整できるようにする。 ・泳いだ距離や、測定したタイムは「水泳チャレンジカード」に授業時間内に記入をし、練習の成果がすぐ に分かるようにする。 ・「耳をはさむ」「足を伸ばす」など生徒が理解しやすいキーワードを視覚的に提示し、キーワードを意識し ながら練習できるようにする。 6 年間指導計画における位置付け 水泳は、6月から9月まで6回の学習を行う。通常の授業とは異なった特別時間割を組み、2コマ続きの 授業を行う。

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7 本時の指導について (1)本時の目標 ・キーワードを意識して泳ぐ ・記録向上を目指して、全力で泳ぐ ・体力に応じて、練習量を調整できる (2)支援の工夫 具体的な配慮事項・手だて等 ・場面ごとにキーワードを提示し、生徒が何をがんばればよいか明確に意識できるようにする。 ・トランシーバーを活用して、必要な生徒に対して、直前のアドバイスや即時評価を教員1名でできる ようにする。 ・自由練習では、泳いだ本数が分かるように1回泳いだら、輪ゴム1本を腕に付けるようにし、自己管理 できるようにする。 ・これまで泳いだ距離や、前回のタイムを記入した「水泳チャレンジカード」を活用して、学習の到達点 が理解できるようにすると共に、目標をイメージしやすくする。 ・タイム測定のスタート地点では、測定の順番と目標タイムを提示したボードを用意し、自分の目標タ イムを確認してから、スタートできるようにする。 (4)配置図(グループに分かれての活動場面) ※ 6コース中、3,4コースを使用する。 ※ T の位置にトランシーバーを置く。トランシーバーの位置には見学の生徒1名を置いて、必要に応じてト ランシーバーでの指示を、他の生徒へ伝える。 ※ タイム測定はトランシーバー側よりスタートする。 2グループ 3グループ 1グループ T2 入り口 T1 プール T3

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(5)本時の展開 時間 生徒の学習活動 指導者の支援、留意点 評価の観点 導入 (15 分) 整列 ・ゴーグル、帽子、タオルをおいて 並ぶ。 挨拶 本時の説明を聞く。 準備体操 ・指示に従って適切に身体を動かす。 ・号令を元気よく唱和する。 シャワーを浴びる。 水慣れ (プールサイドで) ・身体に水をかける。 ・座ってバタ足を行う。 ・(入水して)ジャンプして潜る。 (T1) ・ 正 し い 位 置 に 並 べ る よ う に 支 援 する。人数を確認する。 ・水着をしっかりと着用できている か、ゴーグル、帽子、タオルを持っ てきているか確認する。 ・始まりが明確に意識できるように、 はっきりとした号令で正しい挨拶 をし、気を付けの姿勢が保てるよう にする。 ・健康観察 ・簡単に本時の流れを説明する。 (T1) ・動きをはっきりと模範する。 (T2) ・生徒が、違った動きをしないよう、 支援する。特に左右を間違えないよ うにする。 (T2) ・帽子、ゴーグルを正しく準備できて いるか確認する。 ・ゴーグルを正しく着用できているか 確認する。 (T1) ・手を後ろに回し、身体をのばして、 バタ足をするように指示をする。 ・ゴーグルをしっかりつけて潜るよう に指示をする。 ・つま先、膝を伸 ばして、バタ足が できている。 (5分) 本時の説明を聞く ・今回が、今学期最後の水泳であり、 次回2学期の授業は発表会である ことを確認する。 ・本時の流れを知る。 (T1) ・視覚支援をしながら、分かりやすい ように説明をする。

(5)

①蹴伸びの練習 25m×1本 ・「耳をはさむ」の姿勢を確認する。 ・壁をしっかり蹴ってスタートする。 ・立ったところから、「耳をはさむ」 を再度意識してスタートする。 ・25m泳いだら、プールサイドに上 がり、戻ってくる。 ② ビート板をつかったバタ足練習 25m×1本 ・「足を伸ばす」を意識して行う。 ・顔は水につけて、ストリームライ ンを整えておこなう。 ・25m泳いだら、プールサイドに上 がり、戻ってくる。 ③ キーワードを意識してのコンビ 練習 25m×2本 ・1本ずつ、キーワードを意識して 泳ぐ。 〈1本目〉 「線の上をまっすぐ泳ぐ」 〈2本目〉 「手を前に伸ばす」 ・キーワードを、ボードで確認をし てスタートする。 (T1) ・「耳をはさむ」 の動作を強 調して 行う。 ・ボードで「耳をはさむ」を確認して からスタートの指示をする。 (T2) ・行ったところから再度「耳をはさむ」 ように指示をする。 (T1) ・②の練習は、スタート位置に戻った 生徒から、順次行っていく。 ・ボードで「足を伸ばす」を確認して からスタートの指示をする。 (T1) ・キーワードは、ボードで提示し、 ス タ ー ト 前 に 確 認 で き る よ う に する。 ・壁をしっかり蹴 って、身体を伸ば している。

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④ 自由練習 25m×0~3本程度 ・希望する生徒のみ、練習をする ・教師のアドバイスを聞いてからス タートする。 ・体力を考えて、本数を調整する。 ・泳いだ本数が分かるように、1回 泳いだら、輪ゴムを1本腕に付ける。 ⑤ タイム測定 25m×1本 ・一覧表で、自分の目標タイムを確 認する。 ・直前アドバイスが必要な生徒は、 ト ラ ン シ ー バ ー で ア ド バ イ ス を 聞く。 ・全力で泳ぐ。 (T1) ・体力を考えて泳ぐ本数を決められる ようにアドバイスする (T1~T3) ・必要なアドバイスを個別に行う (T1~T3) ・生徒には泳ぎのアドバイスをする。 (T1) ・タイムを測定する ・動きの要点を意 識 しなが ら泳い でいる。 まとめ (10 分) (プールサイドで) 授業のまとめ ・帽子、ゴーグルを置き全身の水を ふき取る。 ・「水泳チャレンジカード」に本日泳 いだ距離と、タイムを記入し、活 動を振り返る。 ・本時の評価を聞く。 整理体操 ・指示に従って適切に身体を動かす。 ・号令を元気よく唱和する 次回の予告 挨拶 ・正しい挨拶をする。 (T1) ・タイムを発表する ・前回のタイムを上回った生徒を特に 評価する ・上回らなかった生徒には次回頑張る ようにアドバイスする。 (T1) ・動きをはっきりと模範する。 ・生徒が、違った動きをしないよう、 支援する。特に左右を間違えないよ うにする。 (T1) ・授業の終わりを明確に意識できるよ うに、はっきりとした号令で挨拶を し、気を付けの姿勢が保てるように する。 (T1~T3) ・健康観察を行う。

ST3

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