文教及び科学振興費
平成25 年度における文教及び科学振興費の予算現額は 6,769,691,679 千円 であって、その内訳は 歳出予算額 5,771,708,431 千円 当初予算額 5,368,748,595 千円 予算補正追加額 430,957,889 千円 予算補正修正減少額 27,998,053 千円 前年度繰越額 977,415,170 千円 予備費使用額 20,568,078 千円 である。 この予算現額に対し 支出済歳出額は 6,161,433,310 千円 翌年度繰越額は 534,611,769 千円 不用額は 73,646,599 千円 である。 本年度における支出済歳出額等を事項別に示せば、次のとおりである。 (単位 千円) 事 項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額 歳出予算現額 に対する支出 済歳出額の割 合 (%) 義務教育費国庫負担 金 1,476,408,268 1,476,408,268 1,460,423,523 ― 15,984,744 98 科 学 技 術 振 興 費 1,520,589,224 1,971,823,514 1,704,338,932 245,631,650 21,852,931 86 文 教 施 設 費 217,802,450 379,981,723 244,020,800 110,954,842 25,006,081 64 教 育 振 興 助 成 費 2,450,313,953 2,834,883,638 2,646,055,519 178,025,276 10,802,841 93 育 英 事 業 費 106,594,536 106,594,536 106,594,536 ― ― 100 計 5,771,708,431 6,769,691,679 6,161,433,310 534,611,769 73,646,599 91 また、平成21 年度から平成 25 年度までの各年度における支出済歳出額を事項別に示せば、次のと おりである。 (単位 千円) 事 項 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 義 務 教 育 費 国 庫 負 担 金 1,591,738,542 1,559,350,781 1,547,102,322 1,529,776,027 1,460,423,523 科 学 技 術 振 興 費 1,698,406,286 1,489,356,094 1,482,146,442 1,459,397,766 1,704,338,932 文 教 施 設 費 323,157,480 418,893,560 274,017,126 333,773,876 244,020,800 教 育 振 興 助 成 費 2,404,667,289 2,461,637,481 2,611,522,701 2,537,741,879 2,646,055,519 育 英 事 業 費 152,617,624 135,316,024 132,824,855 118,612,497 106,594,536 計 6,170,587,222 6,064,553,942 6,047,613,446 5,979,302,046 6,161,433,310 (注) 科学技術振興費における 21 年度から 24 年度の支出済歳出額並びに教育振興助成費における 23 年度及び 24 年度の支出済歳出額は、25 年度の支出済歳出額との比較対照のため、組替えをしてある。1 義務教育費国庫負担金 (Ⅰ) 決算の概要 平成25 年度における義務教育費国庫負担金の予算現額は 歳出予算額 1,476,408,268 千円 当初予算額 1,487,872,000 千円 予算補正修正減少額 11,463,732 千円 であり、予算補正修正減少額は、義務教育費国庫負担金に必要な既定予算の不用額を修正減少し たものである。 この予算現額に対し 支出済歳出額は 1,460,423,523 千円 不用額は 15,984,744 千円 であって、不用額は、高位号俸の教員の退職者の増加、県独自の給与抑制措置等により、教職員 給与の支給が予定を下回ったため生じたものである。 本年度における支出済歳出額等を示せば、次のとおりである。 (単位 千円) 事 項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額 歳出予算現額 に対する支出 済歳出額の割 合 (%) 義務教育費国庫負担 金 1,476,408,268 1,476,408,268 1,460,423,523 ― 15,984,744 98 (Ⅱ) 経費の概要及び事業実績 この経費は、「義務教育費国庫負担法」(昭27 法 303)に基づいて、各都道府県ごとに公立の小 学校、中学校(中等教育学校の前期課程を含む。)並びに特別支援学校の小学部及び中学部の教職 員の給与費に要した実支出額の3 分の 1(ただし、特別の事情があるときは、各都道府県ごとの 給与費について政令で定める最高限度額)を負担するために要した経費である。 本年度における義務教育費国庫負担金の基礎となる教職員数は、次のとおりである。 (単位 人) 区 分 予 定(A) 実 績(B) 比較(B)−(A) 小 学 校 416,008 416,066 58 中 学 校 241,800 241,794 △ 6 特 別 支 援 学 校 42,252 42,351 99 計 700,060 700,211 151 また、平成21 年度から平成 25 年度までの各年度における義務教育費国庫負担金の基礎となる 教職員数を示せば、次のとおりである。 (単位 人) 区 分 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 小 学 校 423,621 423,634 421,926 418,828 416,066 中 学 校 239,391 239,982 241,386 241,995 241,794 特 別 支 援 学 校 39,655 40,515 41,175 41,682 42,351 計 702,667 704,131 704,487 702,505 700,211
2 科学技術振興費 (Ⅰ) 決算の概要 平成25 年度における科学技術振興費の予算現額は 1,971,823,514 千円 であって、その内訳は 歳出予算額 1,520,589,224 千円 当初予算額 1,300,748,889 千円 予算補正追加額 220,627,426 千円 予算補正修正減少額 787,091 千円 前年度繰越額 430,666,212 千円 予備費使用額 20,568,078 千円 であり、予算補正追加額は、好循環実現のための経済対策の一環として防災・安全対策の加速を 図るため行う汚染水処理対策事業の民間団体に対する補助に必要な経費等を補正追加したもので あり、予算補正修正減少額は、経済社会活動の研究等に必要な既定予算の不用額等を修正減少し たものであり、予備費使用額は、東京電力福島第一原子力発電所における汚染水対策として行う 技術的難易度が高く、国が前面にたって取り組む必要がある凍土方式の遮水壁の構築及びより高 性能な多核種除去設備の実現のために要する経費として民間団体等に補助する経費に使用したも のである。 この予算現額に対し 支出済歳出額は 1,704,338,932 千円 翌年度繰越額は 245,631,650 千円 不用額は 21,852,931 千円 であって、翌年度繰越額は、経済産業省所管の産業技術実用化開発事業費補助金において計画に 関する諸条件等により、事業の実施に不測の日数を要したため年度内に支出を終わらなかったこ と等によるものであり、不用額は、文部科学省所管の科学技術・学術政策推進費において地方公 共団体等からの交付申請額及び契約価格が予定を下回ったことにより、理科教育設備整備費等補 助金を要することが少なかったこと等のため生じたものである。 本年度における支出済歳出額等を事項別に示せば、次のとおりである。 (単位 千円) 事 項 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額 歳出予算現額 に対する支出 済歳出額の割 合 (%) 本省等課題対応型研 究開発等経費 401,554,895 597,722,429 449,893,620 131,009,902 16,818,906 75 独 立 行 政 法 人 経 費 1,091,254,202 1,345,692,969 1,228,919,361 112,868,795 3,904,813 91 各省等試験研究機関 経費 27,780,127 28,408,115 25,525,950 1,752,953 1,129,212 89 計 1,520,589,224 1,971,823,514 1,704,338,932 245,631,650 21,852,931 86 また、本年度における支出済歳出額等を所管別に示せば、次のとおりである。 (単位 千円) 所 管 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額 歳出予算現額 に対する支出 済歳出額の割 合 (%) 国 会 1,092,379 1,092,379 1,092,378 ― 0 99 内 閣 府 14,944,626 20,172,289 16,650,642 3,250,464 271,182 82
所 管 歳出予算額 歳出予算現額 支出済歳出額 翌年度繰越額 不 用 額 歳出予算現額 に対する支出 済歳出額の割 合 (%) 総 務 省 42,503,951 97,846,081 95,536,050 ― 2,310,030 97 財 務 省 965,001 965,001 965,001 ― ― 100 文 部 科 学 省 998,028,477 1,256,045,838 1,128,498,519 117,371,312 10,176,006 89 厚 生 労 働 省 123,537,209 124,322,678 123,909,674 147,403 265,600 99 農 林 水 産 省 100,367,767 122,956,891 112,416,881 8,224,890 2,315,118 91 経 済 産 業 省 178,927,750 278,770,657 167,903,528 105,618,708 5,248,420 60 国 土 交 通 省 30,498,458 33,353,335 29,135,912 3,700,931 516,491 87 環 境 省 25,980,095 32,554,851 24,816,055 7,043,384 695,411 76 防 衛 省 3,743,511 3,743,511 3,414,286 274,554 54,670 91 計 1,520,589,224 1,971,823,514 1,704,338,932 245,631,650 21,852,931 86 また、平成21 年度から平成 25 年度までの各年度における支出済歳出額を所管別に示せば、次 のとおりである。 (単位 千円) 所 管 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 国 会 1,107,940 1,102,934 1,093,298 1,092,355 1,092,378 内 閣 府 27,121,151 15,683,937 16,692,149 18,229,539 16,650,642 総 務 省 47,815,414 47,381,783 44,087,855 48,342,027 95,536,050 財 務 省 1,154,526 1,064,139 1,074,479 966,090 965,001 文 部 科 学 省 1,095,888,409 922,520,976 954,855,093 993,185,687 1,128,498,519 厚 生 労 働 省 113,903,231 112,960,895 110,056,377 117,224,481 123,909,674 農 林 水 産 省 121,801,939 112,571,423 109,033,680 103,134,511 112,416,881 経 済 産 業 省 220,105,683 219,105,661 185,416,980 117,201,306 167,903,528 国 土 交 通 省 34,112,385 30,980,863 30,591,079 28,641,881 29,135,912 環 境 省 20,645,540 22,938,161 26,226,634 24,767,514 24,816,055 防 衛 省 14,750,064 3,045,318 3,018,812 6,612,370 3,414,286 計 1,698,406,286 1,489,356,094 1,482,146,442 1,459,397,766 1,704,338,932 (注) 文部科学省における 21 年度から 24 年度の支出済歳出額は、25 年度の支出済歳出額との比較対照のた め、組替えをしてある。 (Ⅱ) 経費の概要及び事業実績 この経費は、将来にわたる持続的な研究開発、重要課題への対応、基礎研究及び人材育成など 科学技術の振興を図るために要した経費である。以下、その主な経費について説明する。 ( 1 ) 本省等課題対応型研究開発等経費(後述の独立行政法人経費等に計上されている経費を除 く。)(実績額449,893,620 千円) 「復興・防災対策」、「成長による富の創出」、「暮らしの安心・地域活性化」などの取組に重点 的な配分を行い、大学、公的研究機関、産業界との連携、協力の下、重要課題に対応した研究 開発等の推進を図るための経費である。 (国 会 所 管) 基礎研究及び人材育成の強化 科学技術関係資料費(実績額1,092,378 千円) 国立国会図書館において、電子ジャーナルその他の外国及び国内の逐次刊行物、レポート 類等を収集し、閲覧、参考調査、複写等の手段により広く科学技術の各分野に対して情報提 供を行った。 (内 閣 府 所 管)
そ の 他 (イ) 内 閣 本 府 (a) 食品健康影響評価技術研究委託費等(実績額184,183 千円) 食品健康影響評価技術研究委託費に関しては、公募課題として13 件(新規 5 件、継続 8 件)を採択した。 (b) 科学技術戦略推進費(実績額413,857 千円) 総合科学技術会議における政策立案のための調査(8 件)を文部科学省より移替えの上 実施した。 (ロ) 警 察 庁 科学警察研究所(実績額50,660 千円) 文部科学省より移替えの上、次の開発等を行った。 (a) 人物映像解析による犯罪捜査支援システムの開発(実績額4,255 千円) (b) 薬物検知用オンサイト質量分析計の開発(実績額22,166 千円) (c) 化学剤の網羅的迅速検知システムの開発(実績額18,824 千円) (d) 捜査支援スペクトルイメージング装置の開発(実績額5,414 千円) (総 務 省 所 管) (イ) 復興・防災対策の推進 (a) 消防防災技術研究開発業務庁費(実績額 179,484 千円) 石油タンクの津波による損傷発生メカニズム及び防止策の研究、再生資源物質の火災危 険性評価及び消火時の再燃危険性評価、各消防部隊の最適な運用や住民が安全に避難する ためのICT(情報通信技術)を活用した火災・地震シミュレーションの研究開発など、消防 防災に関する総合的研究開発の実施、火災、危険物流出事故の原因調査の実施と支援及び 新技術・新素材の活用等に対応した安全対策の確保等を行った。 (b) 消防防災技術研究開発委託費(実績額177,422 千円) 消火・救急・救助活動に関する科学技術の高度化、災害対応策の情報化の促進等、消防 防災科学技術に係る研究を総合的に推進することを目的に、産学官において研究活動に携 わる者等から幅広く研究課題を公募・採択し、研究開発を行った。 (ロ) 成長による富の創出の推進 情報通信技術研究開発推進委託費(実績額 4,572,623 千円) ICT(情報通信技術)分野において独創性・新規性に富む研究開発課題を大学・独立行政 法人・企業・地方自治体の研究機関などから広く公募し、外部有識者による選考評価の 上、採択案件について研究開発を委託すると共に、ビッグデータの利活用を可能とする情 報通信ネットワーク基盤技術の確立等に向けた研究開発を行った。 (ハ) 暮らしの安心・地域活性化の推進 (a) 情報通信技術研究開発推進委託費(実績額 528,189 千円) 準天頂衛星時刻管理系設備の運用及び新たに顕在化した情報セキュリティ上の脅威・課 題等に対応する研究開発等を行った。 (b) 電波利用技術研究開発等委託費(実績額9,336,892 千円) 電波の有効利用を促進するため、電波を効率的に利用する技術、周波数の共同利用を促
進する技術、高い周波数への移行を促進する技術等電波資源拡大のための研究開発等を 行った。 (ニ) 基礎研究及び人材育成の強化 南極地域観測事業費(実績額1,469 千円) 南極地域における電離層観測等を行った。 (文部科学省所管) (イ) 復興・防災対策の推進 「復興・防災対策」については、その実現に向けた研究開発等の推進を図るため、文部科学 省としては、関係府省と連携を取りつつ、着実に取り組んでいる。 (a) 地震・津波観測監視システム構築(実績額1,049,186 千円) 地震・津波を即時に検知して警報に活用するとともに、地震発生メカニズムを解明する ため、南海トラフ地震震源域に海底地震津波観測網の整備を進めた。 (b) 地震観測データ集中化促進(実績額60,416 千円) 独立行政法人防災科学技術研究所、気象庁、大学等が有する地震観測データの一元的な 収集・処理が可能なシステムを運用した。 (ロ) 成長による富の創出の推進 「成長による富の創出」については、その実現に向けた研究開発等の推進を図るため、文部 科学省としては、関係府省と連携をとりつつ、着実に取り組んでいる。 (a) 革新的な予防法の開発 脳科学研究戦略推進プログラム(実績額3,477,977 千円) 人の社会的行動に関わる脳の生物学的指標(ソーシャルブレインマーカー)の探索や、 遺伝要因と環境ストレスの関わりの研究、精神・神経疾患の発症メカニズムの解明に関 する研究等を推進し、早期診断・治療・予防法の開発に向けた研究を推進した。 上記のほか、オーダーメイド医療の実現プログラム、感染症研究国際ネットワークを 実施している。 (b) 安全で有効性の高い治療の実現 次世代がん研究戦略推進プロジェクト(実績額3,628,746 千円) 次世代のがん医療の確立に向けて、基礎研究の有望な成果を厳選し、日本発の革新的 な診断・治療薬に資する新規化合物等の「有望シーズ」の開発を戦略的に推進した。 上記のほか、創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業、革新的細胞解析研究プログ ラム等を実施している。 (c) 特定先端大型研究施設の開発 (ⅰ) HPCI の運用(実績額 2,307,614 千円) スーパーコンピュータ「京」を中核として国内の大学等の計算機やストレージを高速 ネットワークでつなぎ、多様な利用者のニーズに応える利便性の高い研究基盤である HPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)システムの着実な 運用を行った。 (ⅱ) HPCI 戦略プログラム(実績額 2,606,617 千円) 分野ごとに選定した代表機関(戦略機関)が連携し、高性能アプリケーションの開発や
当該アプリケーションを利用した画期的な成果の創出、高度な計算科学技術環境を使い こなせる人材の育成を推進した。 (ハ) 暮らしの安心・地域活性化の推進 「暮らしの安心・地域活性化」については、その実現に向けた研究開発等の推進を図るた め、文部科学省としては、関係府省と連携を取りつつ、着実に取り組んでいる。 地域における産学官共同研究(実績額14,330,345 千円) 地域の大学等研究機関の地域貢献機能の強化や地域間連携など、地域発のイノベーショ ンの実現に向けた、ソフト・ヒューマンの側面を中心に支援を行った。 (ニ) 基礎研究及び人材育成の強化 基礎研究及び人材育成の強化については、科学技術イノベーションの推進の基盤を成す基 礎研究を強化するとともに、若手研究者等次世代を担う人材の育成等を推進するための経費 を計上している。 (a) 世界トップレベル研究拠点プログラム(実績額11,768,274 千円) 世界トップレベルの研究拠点の形成を推進し、システム改革の導入等の自主的な取組を 促すことにより、研究水準の一層の向上を図った。 (b) テニュアトラック普及・定着事業ほか(実績額7,767,203 千円) 優れた科学技術人材の育成・確保や社会の多様な場における活躍促進を図るため、若手 研究者が自立して研究できる環境を整備するテニュアトラック普及・定着事業において、 55 機関に対する支援等を実施した。 (c) グローバルCOE プログラム(実績額 1,127,096 千円) 国際的に魅力ある大学づくりを推進するため、平成19 年度より国内外の大学・機関と の連携と若手研究者の育成機能の強化を含め、国際的に優れた教育研究拠点(COE)の形 成に対して支援しており、平成25 年度においては 11 拠点支援した。 (厚生労働省所管) (イ) 成長による富の創出の推進 厚生労働科学研究費補助金(実績額43,916,516 千円) 厚生労働科学研究の振興を促し、国民の保健医療等に関し行政施策の科学的な推進を確 保し、技術水準の向上を図るための研究等に要した経費として支出した。 (ロ) 暮らしの安心・地域活性化の推進 厚生労働科学研究費補助金(特定疾患等対策費)(実績額44,000,000 千円) 特定疾患に関する治療研究に要した経費の一部補助として支出した。 (ハ) そ の 他 (a) 科学試験研究費補助金(実績額12,950,206 千円) 小児慢性特定疾患に関する治療研究の推進と併せて、医療費の自己負担分の一部として 支出した。 (b) 結核研究所補助金(実績額401,606 千円) 結核予防事業の向上を図るため、結核に関する医学的研究及び結核予防技術職員等に対 する研修、結核登録者情報提供等の事業及び国際協力推進事業に要した経費を公益財団法 人結核予防会(結核研究所)に対して支出した。
(c) 放射線影響研究所補助金(実績額1,967,354 千円) 原爆放射線が人に及ぼす影響の医学的研究に関する調査研究等に要した経費として公益 財団法人放射線影響研究所に対して支出した。 (農林水産省所管) (イ) 成長による富の創出の推進 (a) 農林水産技術会議施設費(実績額 74,680 千円) 農林水産業に係る試験研究推進のため、筑波農林研究団地の共同利用施設等の整備を 行った。 (b) 農林水産業研究開発費(実績額 13,800,774 千円) (ⅰ) 農林水産業研究開発共通費(実績額 2,013,139 千円) (ⅱ) 農林水産資源を活用した新需要創出プロジェクト(実績額906,690 千円) (ⅲ) 国産農産物の革新的低コスト実現プロジェクト(実績額468,237 千円) (ⅳ) ゲノム情報を活用した農畜産物の次世代生産基盤技術の開発プロジェクト(実績額 2,322,903 千円) (ⅴ) 食品の安全性と動物衛生の向上のためのプロジェクト(実績額677,589 千円) (ⅵ) 水産業再生プロジェクト(実績額441,917 千円) (ⅶ) 地域資源を活用した再生可能エネルギーの生産・利用のためのプロジェクト(実績 額542,625 千円) (ⅷ) 気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト(実績額 1,261,825 千円) (ⅸ) レギュラトリーサイエンス新技術開発事業(実績額 195,134 千円) (ⅹ) 画期的な農畜産物作出のためのゲノム情報データベースの整備(実績額 269,852 千円) (ⅺ) 農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業(実績額 4,539,158 千円) (ⅻ) 地域における産学連携支援事業(実績額 105,536 千円) (ⅹⅲ) 国際研究交流の推進(実績額 14,859 千円) (ⅹⅳ) 沖縄県試験研究機関整備の助成(実績額 41,306 千円) (ロ) そ の 他 (a) 農林水産技術会議共通費(実績額 2,288,269 千円) 農林水産技術会議の運営のために要する経費として支出した。 (b) 放射能調査研究費(実績額 136,659 千円) 放射性核種の農畜産物への吸収移行及び農林生産環境における動態に係る調査研究等 3 課題の研究及び調査を実施した。 (c) 地球環境保全等試験研究費(実績額 71,295 千円) 越境大気汚染物質が西南日本の森林生態系に及ぼす影響の評価と予測等6 課題の研究を 行った。 (経済産業省所管) (イ) 復興・防災対策の推進 廃炉・汚染水対策事業費(実績額21,494,264 千円) 国内外の叡智を結集・活用する体制を具現化し、かつ、絶えず状況が変化する中で当初想
定し得ない技術的課題に対して迅速・適正に対応できる仕組みを構築するため、廃炉・汚染 水対策に資する技術の開発を支援する事業に必要な基金の造成を行った。 (ロ) 成長による富の創出の推進 (a) ベンチャー企業への実用化助成事業費(実績額8,465,706 千円) 研究開発型ベンチャー企業が有する優れた先端技術シーズや有望な未利用技術の実用化・ 事業化(実用化開発への助成、研究開発の進捗管理、知財戦略の策定及び販路開拓支援等)に 向け着実かつ効果的に結実させるため、概ね3∼5年以内に実用化が見込まれる技術開発に 対して独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構を通じて補助した。 (b) 先進空力設計等研究開発費(実績額4,019,477 千円) 我が国製造業全体の開発・生産プロセスの高度化を図るため、空力設計、開発・生産シス テムに係る先進的技術の研究開発・実証研究の開発経費に対して補助した。 (c) 海底熱水鉱床採掘技術開発費(実績額3,230,787 千円) 鉱物資源の安定供給確保を目指し、海底熱水鉱床の生産に必要な採鉱・揚鉱・選鉱・製錬 等の要素技術の開発調査を行った。 (d) 超高分解能合成開口レーダの小型化技術の研究開発費(実績額3,020,185 千円) 超高分解能合成開口レーダの小型化技術の開発(高性能小型レーダ衛星の開発)に要する経 費に対して補助した。 (e) 燃料電池自動車のための水素供給インフラ用大型水素容器の試験施設整備費(実績額 2,941,479 千円) 燃料電池自動車の普及拡大のため、コストが安価な炭素繊維を用いた大型の高圧複合容器 の試験環境の整備に要する経費に対して補助した。 (f) 小型化等による先進的宇宙システムの研究開発費(実績額1,955,720 千円) 我が国の宇宙機器メーカー、大学、宇宙関係機関等の技術を集結し、高性能な小型衛星を 短期間に低コストで実現するための新たな衛星システム開発アーキテクチャ(設計思想)を 確立する高性能小型衛星(光学衛星)を試作し、軌道上実証に向けた準備を実施した。 (g) 個別化医療に向けた次世代医薬品創出基盤技術開発委託費(実績額1,802,345 千円) バイオ医薬品、天然物由来医薬品等の次世代医薬品創出のため、産学官が一体となり、天 然化合物及びIT を活用した革新的医薬品創出基盤(天然化合物技術及び IT 技術を用いた疾 患原因タンパク質の分析、結合の最適化、スクリーニング)及び国際基準に適合した次世代 抗体(高度な製造設備により次世代医薬品創出を実現)の研究開発を実施した。 (h) 革新的触媒による化学品製造プロセス技術開発プロジェクト費(実績額1,647,914 千円) 我が国が有する技術の国際的優位性を確保しながら、資源問題、環境問題を同時に解決す ることを目指すため、二酸化炭素と水を原料に太陽エネルギーでプラスチック原料等基幹化 学品を製造する革新的触媒等や、砂から有機ケイ素原料を直接合成し、同原料から高機能有 機ケイ素部材を製造する革新的触媒等の技術開発を実施した。 (i) 戦略的国際標準化加速事業費(実績額1,379,943 千円) 我が国産業の競争力強化の観点から、国が主体となって取り組むべき国際標準化テーマに ついて、必要なフィージビリティスタディーから標準化のための研究開発、実証データや関 連技術情報の収集、業界団体等の調整などを実施した上で、国際規格原案の作成・提案を実
施した。 (j) 個別化医療に向けた次世代医薬品創出基盤技術開発費補助金(実績額1,183,311 千円) バイオ医薬品、天然物由来医薬品等の次世代医薬品創出のため、産学官が一体となり研 究開発を実施するもののうち、次世代抗体医薬等の安定生産技術の実用化又はバイオベン チャーが保有する次世代医薬品シーズの実用化開発費に対して補助した。 (k) ロボット介護機器開発・導入促進事業費補助金(実績額1,069,080 千円) 介護ロボットの製品化に意欲を持つ企業でパートナーシップを形成し、共通課題の解決 協力、安全検証試験の共同実施、部品等のモジュール化・標準化の検討及び介護現場での 実証環境整備実用化のための実証に必要となるリスクアセスメントや倫理審査等の共通の 実証プロトコル手法を検討する経費に対して補助した。 (ハ) 暮らしの安心・地域活性化の推進 情報セキュリティ対策研究開発等委託費(実績額 1,452,131 千円) 情報セキュリティ対策を講じる上で必要不可欠な制御システムのセキュリティ基準の策定 及び安全性評価手法等の確立、情報システムのユーザー企業等における自律的・継続的な情 報セキュリティ対策の促進並びに不正アクセス行為、フィッシング、ボット等の情報セキュ リティの脅威の抑止・拡大防止に資する対策及び脆弱性(ソフトウェア等の安全上の問題箇 所)の分析等を行った。 (国土交通省所管) (イ) 復興・防災対策の推進 (a) 国 土 地 理 院 地理地殻活動の研究(実績額76,927 千円) (ⅰ) ひずみ集中帯の地殻変動特性に関する研究 (ⅱ) プレート境界の固着状態及びその変化の推定に関する研究 (ⅲ) 測地観測に基づく地殻活動イベントの検知能力に関する研究 (ⅳ) 航空レーザーデータを用いた土地の脆弱性に関する新たな土地被覆分類の研究 (ⅴ) 公共的屋内空間における三次元 GIS (地理情報システム)データの基本的仕様と効 率的整備方法の開発 (ⅵ) 地殻変動監視能力向上のための電子基準点誤差分析の高度化に関する研究 (ⅶ) 衛星干渉 SAR (合成開口レーダー)による高度な地殻変動監視のための電離層補正 技術に関する研究 (ⅷ) 地震ハザードマップ作成のための土地の脆弱性情報の効率的整備に関する研究 (b) 気 象 庁 静止気象衛星業務に要した経費(実績額1,258,094 千円) (ⅰ) 運輸多目的衛星新 1 号による待機運用を実施した。 (ⅱ) 運輸多目的衛星新 2 号による気象観測、気象通信等を継続して実施した。 (ロ) 成長による富の創出の推進 国 土 交 通 本 省 (a) 技術研究開発推進費(実績額583,994 千円) (ⅰ) 交通運輸技術開発推進制度
(ⅱ) 高温超伝導磁石及び超伝導き電ケーブルの技術開発 (ⅲ) 浮体式洋上風力発電施設の安全性に関する研究開発等 (b) 電力依存度低減に資する建築物の評価・設計技術の開発(実績額57,041 千円) (ⅰ) 建築物における電力消費のピークシフト等効果を評価する技術の開発 (ⅱ) 建築物における電力消費のピークシフト等の最適化技術の開発 (c) 地球温暖化防止等対策費(実績額36,312 千円) 舶用SCR(選択還元触媒)脱硝装置に係る調査研究等を行った。 (d) 海事産業市場整備等推進費(実績額1,385,222 千円) 海洋資源開発関連技術及び次世代海洋環境関連技術開発の支援等を行った。 (ハ) 暮らしの安心・地域活性化の推進 国 土 地 理 院 地理地殻活動の研究(実績額24,962 千円) 地殻変動、宇宙測地、地理空間情報解析に関する研究 (ニ) そ の 他 (a) 国 土 交 通 本 省 (ⅰ) 公共交通等安全対策費(実績額124,905 千円) (い) 鉄道技術基準整備のための調査研究 (ろ) 鉄道係員に関する安全指針整備のための調査研究 (ⅱ) 技術研究開発推進費(実績額886,894 千円) 国土交通省の所掌する建設技術の高度化及び国際競争力の強化、国土交通省が実施す る研究開発の一層の推進等に資する技術研究開発 (b) 国土技術政策総合研究所 (ⅰ) 環境研究総合推進費(実績額3,139 千円) 温暖化影響評価・適応政策に関する総合的研究 (ⅱ) 科学技術・学術政策推進費(実績額4,381 千円) 気候変動に伴う極端現象に強い都市創りの研究 (c) 国 土 地 理 院 南極地域観測事業費(実績額42,956 千円) 第55 次南極地域観測隊による定常観測部門測地観測において、精密測地網測量、露岩 変動測量、GNSS(全球測位衛星システム)連続観測点保守等を行った。 (d) 気 象 庁 (ⅰ) 南極地域観測事業費(実績額74,092 千円) 第 55 次南極地域観測隊による定常気象観測において、第 54 次観測に引き続き、昭和 基地での地上気象、高層気象、オゾン、日射放射等の観測を継続して実施するととも に、地上気象観測装置の更新(1 年目/ 3 か年)による機器整備等を行った。 (ⅱ) 地球環境保全等試験研究費(実績額22,449 千円) (い) 吸収性エアロゾルが大気・雪氷面放射過程に与える影響のモニタリングに関する 研究 (ろ) 民間航空機によるグローバル観測ネットワークを活用した温室効果ガスの長期変
動観測 (は) 南鳥島における微量温室効果ガス等のモニタリング (ⅲ) 放射能調査研究費(実績額40,501 千円) 大気を通じた人工放射性核種の陸圏・水圏への沈着およびその後の移行過程の解明研 究 (ⅳ) 環境研究総合推進費(実績額27,374 千円) (い ) 地球温暖化対策としての BC(ブラックカーボン)削減の有効性の評価(BC の電子 顕微鏡観測と全球エアロゾルモデルによるBC 削減の有効性評価) (ろ ) 「いぶき」観測データ解析により得られた温室効果ガス濃度の高精度化に関する研 究(重点サイトにおける巻雲・エアロゾル光学特性観測に関する研究) (は ) CMIP 5 (第 5 期結合モデル相互比較計画)マルチモデルデータを用いたアジア域 気候の将来変化予測に関する研究(アジア域気候とこれに関連する陸面・海面状態の 将来変化の研究) (に ) PM 2.5 規制に影響する汚染混合型黄砂の組成的特徴と飛来量/降下量に関する 研究(汚染混合型の黄砂沈着フラックス量を推計する黄砂予報モデルの応用研究) (ⅴ) 科学技術・学術政策推進費(実績額27,860 千円) 気候変動に伴う極端気象に強い都市創り (e) 海 上 保 安 庁 (ⅰ) 南極地域観測事業費(実績額17,813 千円) 第 55 次南極地域観測隊による定常観測部門海洋観測において、フリーマントル∼南 極間の航路上及びリュツオ・ホルム湾等にて海底地形調査及び昭和基地における潮汐観 測・水準測量等を実施 (ⅱ) 放射能調査研究費(実績額370,873 千円) (い ) 日本近海の海水及び海底堆積物について、核廃棄物の海洋投棄等の影響により生 じる人口放射性物質の調査 (ろ ) 米国原子力艦の横須賀、佐世保、金武中城(ホワイトビーチ)各港への寄港に伴う 周辺の放射能調査等 (環 境 省 所 管) (イ) 復興・防災対策の推進 放射能調査研究費 放射能に対する国民の安全を確保し安心感を醸成するために放射能の測定調査及び研究 を行い、必要に応じ関係各省庁へ予算を移替えた。 なお、環境省においては、次の調査を行った。 (a) 放射能測定調査 (ⅰ) 原子力艦寄港に伴う放射線量の測定(実績額53,801 千円) 米国原子力艦寄港に対処するため、「原子力艦放射能調査指針大綱」に基づき原子力艦 寄港に伴う環境放射能水準を監視した。また、原子力艦寄港に伴う環境放射能水準を把 握し、同港周辺住民の安全を確保した。 (ⅱ) 放射能測定調査事業(実績額194,250 千円)
原子力艦寄港地である三港周辺の環境放射能を調査した。また、環境試料中の放射性 物質が放出する放射線及び空間放射線による被ばく線量の把握に資する情報を調査・収 集、整理及び提供した。 (ⅲ) 原子力艦防災研修事業(実績額8,680 千円) 原子力艦寄港地において、日常的にモニタリング業務を行う者をはじめ、行政事務職 員等で緊急時モニタリングを行う者及び緊急時モニタリングの支援に携わる防災業務関 係者を対象とした研修を通じて、緊急時モニタリングの実施に必要な知識及び経験の蓄 積を図った。 (b) 環境放射線等モニタリング調査(実績額 108,333 千円) 放射性降下物による環境への影響を把握するため、測定所に整備したγ線量測定装置及 びα線・β線ダストモニター等で一般環境中の放射性物質の監視測定とデータ収集・分析 を行った。 (ロ) 成長による富の創出推進 環境研究総合推進費(実績額5,133,898 千円) 環境問題が人類の生存基盤に深刻かつ重大な影響を及ぼすことに鑑み、様々な分野にお ける研究者の総力を結集して、学際的、国際的な観点から総合的に調査研究及び技術開発 を推進し、持続可能な社会構築のための環境政策の推進にとって不可欠な科学的知見の集 積及び技術開発の促進を目的として、地球温暖化の防止、循環型社会の実現、自然環境と の共生、環境リスク管理等による安全の確保などを研究分野とし、165 課題の調査研究に 対して環境研究総合推進費を配分し、必要に応じ関係各省庁へ予算を移替えの上、調査研 究を行った。 (ハ) 暮らしの安心・地域活性化の推進 地球環境保全等試験研究費 公害防止等に関する試験研究の総合的推進を図るため、各省庁所管試験研究機関等の公 害防止等に関する試験研究費を環境省に一括計上し、必要に応じ関係各省庁へ予算を移替 えた。 また、地球環境保全に関する研究調整を通じて、政府全体としての研究進捗の効率化を 図ることを目的とするため地球環境保全に関する関係行政機関の研究費を一括計上し、必 要に応じ関係各省庁へ予算を移替えた。 なお、環境省においては、次の研究を行った。 地球環境保全(実績額 165,187 千円) 民間航空機によるグローバル観測ネットワークを活用した温室効果ガスの長期変動観 測等10 課題の研究を行った。 (防 衛 省 所 管) そ の 他 (イ) 南極地域観測事業費(実績額3,369,921 千円) 第55 次南極観測事業において、観測隊員や観測器材等の南極地域への輸送等を実施し た。 (ロ) 放射能調査研究費(実績額44,364 千円)
我が国上空の放射性浮遊じんに関する資料を得るため、航空機を用いて試料を採取し、 高空における放射能じんの放射能濃度及び含有核種等を測定する放射能測定調査を実施し た。 ( 2 ) 独立行政法人経費(実績額 1,228,919,361 千円) 各所管における独立行政法人の経費については、独立行政法人の各部門の研究活動、研究施 設の整備等を行い、その主なものを示せば、次のとおりである。 (総 務 省 所 管) 独立行政法人情報通信研究機構(実績額 48,419,768 千円) 次世代情報通信基盤技術の研究開発、無線通信システム技術の研究開発、電磁波計測・応 用技術の研究開発及び情報通信基礎技術の研究並びにこれらに係る施設整備等を行った。 (財 務 省 所 管) 独立行政法人酒類総合研究所(実績額965,001 千円) 同研究所は、税務行政に直結する研究及び鑑定の理論的裏付けとなる研究や分析手法の開 発に重点化する観点から、平成25 年度は第 3 期中期目標期間の 3 年目として、「酒類の品目 判定等に関する研究」及び「酒類の安全性の確保に関する研究」を重点化して行うとともに、 これ以外の研究等については、研究所において実施することが適当であり、かつ、真に行政 ニーズがあるものについて実施した。 また、東日本大震災への対応として、放射性物質に関する安全性確認に資する調査研究を 行った。 なお、研究等以外の業務として「分析・鑑定」、「品質評価」、「講習」等の業務も実施した。 (文部科学省所管) (イ) 独立行政法人国立科学博物館(実績額 3,561,452 千円) 自然史・科学技術史に関する研究を推進するとともに、関連する標本資料を収集・保管 し、あわせて標本資料情報をホームページで公開して、研究・学習資源としての利用に供し た。 また、これらの標本資料や研究成果を、展示や学習支援活動など博物館ならではの方法で 社会に還元した。展示においては常設展に加え、「深海」等の魅力ある特別展や企画展を実施 した。 学習支援事業においては、高度な専門性を生かした事業、モデル的な学習プログラムの普 及等の多様な事業を実施した。 (ロ) 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所(実績額 904,198 千円) 特別支援教育に関する政策的課題や教育現場の課題に対応した研究として、専門研究や大 学との共同研究等合計14 課題を実施したほか、特別支援教育に携わる教職員等の専門性、 指導力の向上を図るための研修、日本人学校等の保護者からの教育相談、研究成果を普及す るためのセミナーや発達障害教育情報センター等による情報提供等を行うとともに、インク ルーシブ教育システムについての理解啓発を図るため、「インクルーシブ教育システム構築 支援データベース」を開設した。 (ハ) 独立行政法人日本学術振興会(実績額 272,276,113 千円) 学術の振興を図ることを目的として、研究者の養成のため、優れた若手研究者を特別研究
員等として採用し、資金を支給した。また、学術に関する国際交流の促進のため、多国間交 流及び二国間交流における共同研究やセミナーの実施、諸外国の研究者の招致、並びに海外 研究連絡センターにおいてフォーラム・シンポジウムの開催・情報収集等を行った。さら に、学術の応用に関する研究として、人文・社会科学の振興を図るためのプロジェクト研究 等を実施した。 科学研究費助成事業については同振興会において、学術研究助成基金補助金により基金を 造成するとともに、同補助金及び科学研究費補助金により公募・審査を行い、研究者に対す る交付78,980 件を実施した。 (ニ) 独立行政法人科学技術振興機構(実績額192,332,765 千円) 戦略的創造研究推進事業において、国が定める戦略目標の下に同機構が研究領域を設定 し、公募を実施した。また同機構が採択した1,060 件の課題(うち平成 25 年度採択 204 件) について、戦略目標の達成に向けて研究を推進した。研究開発戦略センター事業において は、新たに10 件の戦略プロポーザルの作成に取り組み、同機構の効果的な事業運営に資す るとともに、我が国の研究開発機能の強化のため文部科学省等へ情報を積極的に発信し た。このほか、研究成果展開事業において、研究開発段階等に応じた最適な支援タイプの組 み合わせによる柔軟でシームレスな研究開発、将来社会のニーズから導き出されたビジョン に基づく研究開発拠点の形成、先端計測分析技術・機器の開発等を実施するなど、イノベー ション創出に向けた様々な取組を行った。また、革新的な新技術の創出を集中的に推進する ための基金を国から交付された補助金により造成した。 (ホ) 独立行政法人海洋研究開発機構(実績額75,440,930 千円) 深海地球ドリリング計画推進では、東北地方太平洋沖地震調査掘削航海(JFAST-II)を実施 し、長期孔内温度計データを無事回収した。今回の成果は、世界で初めて巨大地震発生直後 の掘削により地震断層の物質科学的な分析を実施したことに加え、断層の残留摩擦熱の観測 に成功したことであり、海洋研究開発機構は共著者として参加し、研究成果は米国科学雑誌 「Science」に 4 編の論文として掲載された。 また、地球環境変動研究において、深海用フロートにより世界で初めて長期観測を行い、 水深4,000m までの水温・塩分の継続観測及び海氷下の観測に成功した。さらに、マリアナ 弧の海底火山より採取された枕状溶岩を分析することで、沈み込み帯において生成された初 生マグマ(上部マントルが部分融解して最初に生じるマグマ)が組成を保った状態で溶岩流と して噴出したものであることを世界で初めて明らかにするなど各分野の研究開発を推進し た。 (へ) 独立行政法人物質・材料研究機構(実績額20,122,140 千円) 新物質・新材料の創成に向けたブレークスルーを目指す横断的先端研究開発として、先端 的共通技術領域において5 プロジェクト、ナノスケール材料領域において 4 プロジェクトを 実施した。また、社会的ニーズに応える材料の高度化のための研究開発として、環境・エネ ルギー・資源材料領域において11 プロジェクトを実施した。 (ト) 独立行政法人放射線医学総合研究所(実績額11,617,529 千円) 放射線の人体への影響、放射線による人体の障害の予防、診断、治療及び放射線の医学利 用に関する研究開発等を行った。
放射線の医学的利用のための研究領域として、重粒子線がん治療研究等を8 テーマ実施し た。また、放射線安全・緊急被ばく医療研究領域として、放射線安全研究等を7 テーマ実施 した。 (チ) 独立行政法人宇宙航空研究開発機構(実績額179,091,791 千円) 準天頂衛星初号機「みちびき」及び水循環変動観測衛星「しずく」については、機能・性能を 維持するとともに、利用拡大に向けた取り組みを継続した。 小惑星探査機「はやぶさ2」等の月・惑星探査研究及び X 線天文衛星「ASTRO-H」等の開発 等を実施した。 国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟(JEM)の 24 時間 365 日連続運用と、「こうのとり」 (HTV)4 号機による着実な補給物資輸送により、ISS 計画における日本の責務を確実に果た すことで国際的な協調関係を強化するとともに、JEM を最大限利用する条件と能力を整え ることで民間企業からの利用要望が増加した。 信頼性向上や設備整備を行うことにより、全球降水観測計画主衛星(GPM 主衛星)を搭載 したH-IIA ロケット 23 号機、HTV4 号機を搭載した H-IIB ロケット 4 号機及び惑星分光観測 衛星「ひさき」を搭載したイプシロンロケット試験機の打ち上げに成功した。 (リ) 独立行政法人理化学研究所(実績額97,965,935 千円) 国家的・社会的なニーズを踏まえた課題の解決のための戦略的・重点的研究開発として、 発生・再生科学総合研究等を7 研究事業実施した。また、最高水準の研究基盤の整備・共用・ 利用研究の推進のため、加速器科学研究等を5 研究事業実施した。そのほか、産学官連携の 基盤構築及びその促進のため、創薬・先制医療に関する連携促進事業等を3 研究事業実施し た。 さらに、播磨地区の放射化物保管施設の整備工事を実施した。 (ヌ) 独立行政法人防災科学技術研究所(実績額13,645,431 千円) 防災に関する課題達成型研究開発として、災害を観測・予測する技術の研究開発等、3 領 域の研究開発を実施した。 具体的には、災害を観測・予測する技術の研究開発として、地震・火山活動の高精度観測 研究や極端気象災害の発生メカニズム解明・予測技術開発、東北地方太平洋沖に、地震、津 波、海底地殻変動のリアルタイム観測が可能な、地震計・水圧計からなるインライン型観測 網(観測機器とケーブルが一体になった観測網)の整備推進等を実施した。 また、災害時の被害を軽減する技術の研究開発として、実大三次元震動破壊実験施設を活 用した震動実験等を実施した。 さらに、災害リスク情報に基づく社会防災システム研究として、自然災害に対するハザー ド・リスク評価に関する研究等を実施した。 上記のほかに、地震観測網の更新等を進めた。更に、研究開発の国際的な展開、成果の普 及・促進、防災行政への貢献としての国及び地方公共団体への調査研究の成果の提供等を実 施した。 (ル) 独立行政法人日本原子力研究開発機構(実績額 44,216,384 千円) ITER(国際熱核融合実験炉)計画に関し、ITER 協定における国内機関として国際的に合意 されたスケジュールに沿って、ITER 建設活動を推進した。日本が調達責任を有する機器の
中で最大規模であるTF(超伝導トロイダル磁場)コイルについて、TF コイル導体の製作を継 続し、平成25 年度末時点で全 33 本のうち 31 本を完成させた。また、TF コイル巻線及び構 造物全9機の契約締結を完了した。排気装置であるダイバータについては、プラズマ対向ユ ニット試作2 号機の高熱負荷試験を実施して性能評価試験に合格するとともに、支持構造体 の製作を完了した。遠隔保守機器(保守用ロボット)については、詳細設計を進展し、ITER 機構による予備設計レビューを完了した。中性子を計測するマイクロフィッションチェン バーについては、真空容器内信号ケーブルの耐熱性試験及びノイズ試験を実施し、性能に影 響がないことを確認した。増殖ブランケット試験モジュールの概念設計を継続し、ITER 設 備側との整合性を確実にした。 幅広いアプローチ(BA)活動については、幅広いアプローチ協定の各プロジェクトの作業 計画に基づき、実施機関としての活動を行った。国際核融合エネルギー研究センター (IFERC)に関する活動として、ダイバータや遠隔保守などの重要設計課題及び安全性に関す る課題の検討を行った。原型炉研究開発に関しては、ベリライド微小球製造に係る重要な造 粒因子を抽出し、造粒装置を改造した結果、造粒量を4 倍に増加することに成功した。高性 能計算機の運用を継続するとともに、増強システムの運用を開始した。国際核融合材料照射 施設の工学実証・工学設計活動に関しては、液体リチウム試験ループにおいて性能実証試験 を実施し、波による変動が実証目標である±1mm 以下であることを確認した。サテライ ト ・ トカマク計画として、日本分担機器の超伝導コイル、真空容器、支持脚、ポート等の製 作を継続するとともに、サーマルシールド(熱遮へい)、電源機器用冷却設備の調達を開始 した。 トカマク国内重点化装置計画として、中性粒子ビーム加熱装置用電源、プラズマ着火用高 電圧発生回路、統括制御システムの整備、及び電源制御の改造を継続するとともに、トカマ ク装置の整備、超伝導機器の製作、冷凍機・電源機器建屋の整備を進めた。 (厚生労働省所管) (イ) 独立行政法人国立健康・栄養研究所(実績額658,847 千円) 「独立行政法人国立健康・栄養研究所法」(平11 法 180)に基づく健康の保持及び増進に関 する調査及び研究並びに栄養その他の食生活に関する調査及び研究等を行った。 (ロ) 独立行政法人医薬基盤研究所(実績額8,831,944 千円) 「独立行政法人医薬基盤研究所法」(平16 法 135)に基づく医薬品、医療機器等及び薬用植 物その他の生物資源の開発に資することとなる共通的な研究等の業務等を行った。 (ハ) 独立行政法人労働安全衛生総合研究所(実績額453,469 千円) 労働災害防止のため、災害原因の解明、災害防止技術の確立など広範囲にわたる研究並び に、職業性疾患の原因究明とその予防対策及び労働の適正化のための調査研究を行った。 (農林水産省所管) (イ) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(実績額 51,491,394 千円) 農業技術研究業務においては、高生産性水田・畑輪作システム、自給飼料基盤の拡大によ る家畜生産技術、園芸作物の高収益安定生産システム、環境保全型農業生産システム、高度 生産・流通管理システム等の生産力向上と安定供給のための研究、家畜重要疾病、人獣共通 感染症等の防除や食品の安全性向上に関するレギュラトリーサイエンスに対応した研究等の
安全な食料の安定供給のための研究、地球温暖化適応技術、バイオマス生産・利活用システ ムの開発等の地球規模の課題に対応した研究、農産物・食品の機能性解明や利活用技術、高 品質な農産物・食品、高度な加工・流通プロセス技術の開発等の新需要創出のための研究、 農業用施設の維持管理技術、地域資源の保全管理技術の開発等の地域資源活用のための研 究、農地土壌等の除染技術の開発等の原発事故対応に対応した研究及び研究施設の整備を 行った。 基礎的研究業務においては、生物の持つ様々な機能を高度に利用した技術革新や新産業を 創出するための基礎的・独創的な研究、様々な分野からの人材、研究手法、技術シーズ等を 活用した産学官が連携して行う実用技術の開発に向けて発展させる試験研究等の推進及び支 援を行った。 (ロ) 独立行政法人農業生物資源研究所(実績額 7,289,958 千円) 画期的な農作物や家畜等の開発を支える研究基盤の整備、農業生物に飛躍的な機能向上を もたらすための生命現象の解明と利用技術の開発、新たな生物産業の創出に向けた生物機能 の利用技術の開発及び研究施設の整備を行った。 (ハ) 独立行政法人農業環境技術研究所(実績額 4,811,876 千円) 地球規模環境変動と農業活動の相互作用に関する研究、農業生態系における生物多様性の 変動機構及び生物機能の解明に関する研究、農業生態系における化学物質の動態とリスク低 減に関する研究、農業環境資源インベントリーの高度化及び研究施設の整備を行った。 (ニ) 独立行政法人国際農林水産業研究センター(実績額 3,169,527 千円) 国際的な農林水産業に関する動向把握のための情報の収集、分析及び提供、開発途上地域 の土壌、水、生物資源等の持続的な管理技術の開発、熱帯等の不安定環境下における農作物 等の生産性向上・安定生産技術の開発、開発途上地域の農林漁業者の所得・生計向上と農山 漁村活性化のための技術の開発を行った。 (ホ) 独立行政法人森林総合研究所(実績額 9,915,492 千円) 森林・林業の再生に向けた森林管理技術・作業体系と林業経営システムの開発、林業の再 生に対応した木材及び木質資源の利用促進技術の開発、地球温暖化の防止、水源の涵養、国 土の保全、生物多様性の保全等の森林の機能発揮に向けた研究、林木の新品種の開発と森林 の生物機能の高度利用に向けた研究、林木等の遺伝資源の収集・保存等及び研究施設の整備 を行った。 (ヘ) 独立行政法人水産総合研究センター(実績額 18,554,486 千円) 我が国周辺及び国際水産資源の持続可能な利用のための管理技術の開発、沿岸漁業の振興 のための水産資源の積極的な造成と合理的利用並びに漁場環境の保全技術の開発、持続的な 養殖業の発展に向けた生産性向上技術と環境対策技術の開発、水産物の安全・消費者の信頼 確保と水産業の発展のための研究開発、基礎となるモニタリング及び基礎的・先導的研究開 発及び研究施設の整備を行った。 (経済産業省所管) 独立行政法人産業技術総合研究所(実績額69,595,832 千円) 産業技術の向上及びその成果の普及を図り、もって経済及び産業の発展並びに鉱物資源及 びエネルギーの安定的かつ効率的な供給の確保に資することを目的として、鉱工業の科学技
術に関する研究及び開発等の業務等を行った。 (国土交通省所管) (イ) 独立行政法人土木研究所(実績額9,775,259 千円) 土木技術の着実な高度化のために必要な基礎的・先導的な研究開発、北海道の開発の推進 に必要となる研究開発、既設構造物の適切な維持管理のために必要な研究開発等を行い、こ れらの研究開発に基づき技術指導及び成果の普及等を行った。また、水関連災害とその危機 管理に関する国際的な活動を行った。さらに、同研究所における施設の整備を行った。 (ロ) 独立行政法人建築研究所(実績額1,768,546 千円) 木材の利用促進に資する中層・大規模木造建築物の設計・評価法の開発、省エネ基準運用 強化に向けた住宅・建築の省エネルギー性能評価手法の高度化、巨大地震等に対する建築物 の応答推定精度向上に資する入力及び構造解析モデルの研究等を行い、これらの研究開発に 基づき技術指導及び成果の普及等を行った。また、同研究所における施設の整備を行った。 (ハ) 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(実績額387,447 千円) 鉄道の老朽化対策に資する技術開発、運転・車両の安全性向上に資する技術開発、視覚障 害者のホームからの転落防止に効果が高いホームドアの整備促進に資する新たなタイプの ホームドアの技術開発等を実施した。 (ニ) 独立行政法人交通安全環境研究所(実績額923,933 千円) 運輸技術のうち陸上運送及び航空運送に関する安全の確保、環境の保全及び燃料資源の有 効な利用の確保に係るものに関する試験、調査、研究及び開発を行った。また、同研究所に おける施設の整備を行った。 (ホ) 独立行政法人海上技術安全研究所(実績額2,720,090 千円) 船舶に係る技術並びに当該技術を活用した海洋の利用及び海洋汚染の防止に係る技術に関 する調査、研究及び開発を行った。また、同研究所における施設の整備を行った。 (ヘ) 独立行政法人港湾空港技術研究所(実績額1,329,632 千円) 地震・津波災害の防止、軽減等安全・安心な社会を形成するための研究、海域環境の保 全・回復等沿岸域の良好な環境を保全・形成するための研究、港湾・空港施設等の高度化・ 維持管理等活力ある経済社会を形成するための研究を行い、これらの研究開発に基づき技術 指導及び成果の普及等を行った。また、東日本大震災により明らかとなった課題や港湾施設 の老朽化の課題に対し集中的に研究を実施し、技術基準やガイドライン策定の支援を行うと ともに、関連する研究施設の優先的、集中的な整備を行った。 (ト) 独立行政法人電子航法研究所(実績額1,444,639 千円) 電子技術を用いて航空機、船舶等の航行を支援する電子航法システムに関する試験、調 査、研究及び開発を行った。また、同研究所における施設の整備を行った。 (環 境 省 所 管) 独立行政法人国立環境研究所(実績額11,454,420 千円) 同研究所が第3 期中期計画に規定した次の調査研究を実施した。 (イ) 環境研究に関する業務(子どもの健康と環境に関する全国調査、衛星による地球環境観 測経費を除く)及び環境情報の収集、整理・提供に関する業務 (ロ) 子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)
(ハ) 衛星による地球環境観測経費(GOSAT) ( 3 ) 各省等試験研究機関経費(実績額 25,525,950 千円) この経費は、各省庁の試験研究、管理、運営、研究施設及び設備の整備等に要した経費である。 各所管における実施状況について主なものを示せば、次のとおりである。 (内 閣 府 所 管) (イ) 経済社会総合研究所(実績額1,725,490 千円) (a) 「国際共同研究プロジェクト」として、「公的機関において活用されるDSGE(動学的確 率的一般均衡)モデルのあり方」をテーマに、国内外の研究機関・研究者との共同研究を 行った。また、研究成果の報告と評価を目的として「アジア経済圏のポテンシャルに関す る研究」ワークショップ及び「第6 回『アジアを考える』タイ経済フォーラム」を開催した。 (b) 21 世紀の経済社会において我が国の採るべき施策の検討に資することを目的とし、 各種計量経済モデルの開発・整備及び社会指標の測定、防災・減災政策のあり方等につい ての研究を行った。 (c) 海外の大学等からの研究者の招へい、国際コンファレンスの開催等を通じて、経済政 策研究に関する内外の交流の促進を行うとともに、時々の経済政策上の重要課題について の論点の明確化等を目指す「ESRI −経済政策フォーラム」を開催した。 (d) 各種経済分析作業等の実施や業務効率化を図るため、電子計算機システム、LAN、イ ンターネット活用のためのシステムを運用した。また、主要統計や研究成果をホーム ページ上に掲載し、経済社会総合研究所職員と当研究所の研究業務に協力している外部研 究者の間で確実かつ速やかに情報共有、資料提供のできるコミュニケーションシステムを 構築し、運用管理を行った。 (e) 景気動向の把握、判断の基礎資料として、企業動向、消費動向に関して機械受注統計 調査、法人企業景気予測調査(財務省共管)、企業行動に関するアンケート調査及び消費動 向調査を実施した。また、景気の局面及び転換点の判断並びに予測の材料の一つとし て、景気動向指数を毎月作成した。 (f) SNA(国民経済計算)については、四半期速報及び年次確報の推計を行い、次期基準改 定(平成23 年基準)において SNA の新たな国際基準である 2008 SNA を導入するための検 討作業等を行った。また、地域経済計算やサテライト勘定を整備するための調査研究を 行った。 (g) 内閣府及び他省庁の職員を対象とした、計量経済分析等に関する知識や技能の習得・ 向上を図ることを目的とした経済研修を実施するとともに、SNA 統計の概念や推計方法 を理解するため、各府省の職員及びアジア諸国の実務担当専門家を対象とするSNA 研修 を実施した。 (ロ) 科学警察研究所(実績額2,094,365 千円) 科学的捜査、防犯及び交通についての研究、調査、鑑定等を行った。 (文部科学省所管) (イ) 国立教育政策研究所(実績額2,903,666 千円) (a) 教育に関する実際的、基礎的研究調査 (b) 初等、中等教育等学校教育及び社会教育についての内容、方法等の調査研究
(c) 教育関係機関及び教育関係者に対する援助・協力等の事業 等の調査研究等を進めた。 (ロ) 科学技術・学術政策研究所(実績額699,197 千円) (a) ナショナルイノベーションシステムとその要素に係る理論的研究 (b) 産学官連携と地域イノベーションに関する調査研究 (c) 民間企業の研究活動に関する調査研究 (d) 科学技術人材に関する調査研究 (e) 科学技術と社会の関係に関する調査研究 (f) 科学技術・学術政策基礎調査 (g) 科学技術指標 (h) 研究開発投資の経済的社会的波及効果に関する総合的調査研究 (i) 我が国のイノベーションの状況に係る調査研究 (j) 社会的課題に対応した先端領域等の動向に関する調査研究 (k) 科学技術動向の調査手法に関する研究 等の調査研究等を進めた。 (厚生労働省所管) (イ) 国立医薬品食品衛生研究所(実績額2,761,975 千円) (a) 研究情報活動基盤整備 (b) 総合化学物質安全性研究 (c) 化学物質による緊急の危害対策を支援する知識情報基盤事業 (d) 共同利用型高額研究機器整備 (e) 食品の安全性に関する情報の科学的・体系的収集、解析評価及び提供に係る研究 (f) 医薬品の安全性に関する情報の科学的・体系的収集、解析評価及び提供に係る研究 (g) 健康安全確保のための研究 等の医薬品、食品等の試験及び検査並びにこれに必要な研究等を行った。 (ロ) 国立保健医療科学院(実績額1,444,898 千円) (a) 快適な生活環境創造による健康都市づくりに関する総合的研究 (b) 保健医療サービス提供に関する総合的研究 (c) 少子・高齢化社会に対応した健康確保に関する基盤的研究 (d) 地域医療マネジメント・医療の質の向上に関する研究 (e) 有効な介護予防のための保健事業の開発、実施、評価支援に関する調査研究 (f) 浄水処理技術評価研究 等の保健医療事業等に関係する職員の養成、訓練及び学理の応用の調査研究等を行った。 (ハ) 国立社会保障・人口問題研究所(実績額762,393 千円) (a) 社会保障及び人口問題に関する基盤的研究 (b) 社会保障費に関する総合的調査研究 (c) 全国及び地域別将来人口推計 (d) 第5 回全国家庭動向調査(実施) (e) 生活と支え合いに関する調査(分析)
(f) 第7 回人口移動調査(事後事例) (g) わが国の長寿化の要因と社会・経済に与える影響に関する人口学的研究 (h) 地域コミュニティに着目した社会保障政策の効果に関するモデル分析事業 (i) 社会サービスにおけるナショナルミニマムの在り方に関する研究 (j) 人口構造・世帯構造の変化に伴う「新たなニーズ」に対する社会保障政策の効果測定に 関する理論的・実証的研究 等の社会保障及び人口問題に関する調査研究を行った。 (ニ) 国立感染症研究所(実績額5,604,366 千円) (a) 病原体ゲノム解析・応用 (b) 生物学的製剤の安全性情報収集、解析、評価に係る研究 (c) 共同利用型高額研究機器整備 (d) 不活化ポリオワクチン等品質安全確保研究 (e) 食生活と環境の変化に伴う寄生虫・原虫症の対策と監視強化 (f) 新興・再興呼吸器感染症への対策 (g) 食品由来感染症の監視体制の強化 (h) プリオン病の発症機序の解明とプリオン蛋白の高感度検出系の開発研究 (i) ロタウイルスワクチン検定及び品質管理に関する基礎的・応用的研究 (j) 特殊不明感染症発生緊急対応 等の感染症その他の特定疾病の病原及び病因の検索、予防治療方法の研究を行った。 (農林水産省所管) 農林水産政策研究所(実績額 812,469 千円) 農林水産政策上の重要課題や政策展開の方向に対応して政策研究を推進しており、主に次 の研究を実施した。 (イ) 主要国の農業戦略等に関する研究 (ロ) 農業構造の変動と地域性を踏まえた農業生産主体の形成・再編に関する研究 (ハ) 農業・農村の新たな機能・価値に関する研究 (ニ) 被災地域の復興過程等の分析による農山漁村の維持・再生に関する研究 (ホ) 行政部局からの要請による調査研究 (ヘ) 大学、シンクタンク等の幅広い知見を活用した研究 (国土交通省所管) (イ) 国土技術政策総合研究所(実績額3,403,515 千円) (a) 気候変動下での大規模水災害に対する施策群の設定・選択を支援する基盤技術の開発 (b) 建築実務の円滑化に資する構造計算プログラムの技術基準に関する研究 (c) 密集市街地における協調的建て替えルールの策定支援技術の開発 (d) アジア国際フェリー輸送の拡大に対応した輸送円滑化方策に関する研究 (e) 地域における資源・エネルギー循環拠点としての下水処理場の技術的ポテンシャルに 関する研究 (f) 災害対応を改善する津波浸水想定システムに関する研究 (g) 大規模広域型地震被害の即時推測技術に関する研究
(h) 再生可能エネルギーに着目した建築物への新技術導入に関する研究 (i) 高齢者の安心居住に向けた新たな住まいの整備手法に関する研究 (j) 都市計画における戦略的土地利用マネジメントに向けた土地適性評価技術に関する研 究 (k) 国際バルク貨物輸送効率化のための新たな港湾計画手法の開発 (l) 超過外力と複合的自然災害に対する危機管理に関する研究 (m) 外装材の耐震安全性の評価手法・基準に関する研究 (n) 建物火災時における避難安全性能の算定法と目標水準に関する研究 (o) 沿岸都市の防災構造化支援技術に関する研究 (p) ICT(情報通信技術)を活用した人の移動情報の基盤整備及び交通計画への適用に関す る研究 (q) 下水道施設の戦略的な耐震対策優先度評価手法に関する調査 (r) 地域の住宅生産技術に対応した省エネルギー技術の評価手法に関する研究 (s) 港湾分野における技術・基準類の国際展開方策に関する研究 (t) 津波災害時における港湾活動の安定的な維持方策に関する研究 (ロ) 気象研究所(実績額2,317,058 千円) (a) 海溝沿い巨大地震の地震像の即時的把握に関する研究 (b) 気候変動への適応策策定に資するための気候・環境変化予測に関する研究 (環 境 省 所 管) 環境調査研修所(実績額 995,705 千円) 環境問題及び関連分野についての理解を深め、また職務遂行に必要な専門知識と技術を付 与することを目的とした研修を行った。また、水俣病発生地域におけるメチル水銀の健康影 響調査手法の開発に関する研究、我が国の水銀存在状況の把握に関する研究など28 課題の 行政研究・業務を進めた。 3 文 教 施 設 費 (Ⅰ) 決算の概要 平成25 年度における文教施設費の予算現額は 379,981,723 千円 であって、その内訳は 歳出予算額 217,802,450 千円 当初予算額 129,256,733 千円 予算補正追加額 88,545,717 千円 前年度繰越額 162,179,273 千円 であり、予算補正追加額は、好循環実現のための経済対策の一環として防災・安全対策の加速を 図るため地方公共団体が施行する公立学校施設の耐震改修等に要する経費に充てるための地方公 共団体に対する交付金の交付等に必要な経費を補正追加したものである。 この予算現額に対し 支出済歳出額は 244,020,800 千円 翌年度繰越額は 110,954,842 千円 不用額は 25,006,081 千円