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第11回松本歯科大学学会(総会)開催の案内

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Academic year: 2021

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120 中村他:エナメル質の吸収を伴った埋伏犬歯の1症例 ている.本症例では,尖頭を中心に広範な歯質の 吸収がみられたが,象牙質の窩状吸収部やエナメ ル小皮に接して異物巨細胞が観察されたことか ら,象牙質だけでなくエナメル質の吸収も破歯細 胞(異物巨細胞)によってなされるのではないか と推察された。また吸収を受けた歯質には骨組織 が増殖添加して歯槽骨との骨性癒着を起こしてい たことは注目された. 結 語  47歳女性にみられた,エナメル質,象牙質の吸 収および骨性癒着を伴った下顎左側埋伏犬歯の1 症例を経験した.病理組織学的に,尖頭を中心に 広範な歯質の吸収があり,エナメル小皮の辺縁と 象牙質の窩状吸収部に多核の巨細胞が観察された ことから,象牙質だけでなくエナメル質の吸収も 異物巨細胞によると推察された.  なお文献についてご教示を得た森崎益夫氏に感 謝の意を表する. 文 献 1)粟沢靖之編(1977)新編口腔病理学下巻. 415−426.  金原出版,東京. 2)Azaz, A. and Shteyer, A.(1978)Resorption of  the crown in impacted maxillary canine. Int. J.  Oral Surg.7:167−171. 3)Bauer, W.(1914)Histologie retinierter Z菖hne  mit besonderer Berticksichtigung der Frage  nach der Genese der Osteoklasten. Ergebn. d.  ges. Zahnheilk.4:10−26. 4)石川梧朗,秋吉正豊(1978)口腔病理学1.360  −361.永末書店,東京. 5)Stafne, E C. and Austin, L T.(1945)Resorp・  tion of embedded teeth J. Amer. dent. Ass.32  :1003−1009. 6)富取卯太治(1931)稀有なる癒合歯拉に其根端部  に於て歯牙の埋伏を伴へる臨床例に就て.歯科学  報,36:165−174. 7)Weinmann, J. P., Svobode, J. E and Woods, R.  W.(1945)Hereditary disturbances of enamel  fomation and calcification. J. Amer. dent. Ass.  32:397−418.

第11回 松本歯科大学学会(総会)開催の案内

◎第11回松本歯科大学学会(総会)は,11月29日(土)午後1時より本学7階講堂に於て

開催致しますので,何卒ご出席賜りますようご案内申し上げます。

◎演題募集

講演に出題希望の方は,400字以内(B5原稿用紙使用)の要旨をつけ,11月15日

(土)正午までに集会幹事までお届け下さい。(講演時間は1題8分の予定)。なお講

演終了後,目的・方法・成績・考察の順に書かれた1,200字以内(B5原稿用紙)

の抄録を提出していただきます。

集 幹

参照

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