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IRUCAA@TDC : №20:東京歯科大学水道橋病院口腔外科における2016年度初診患者の臨床的検討

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№20:東京歯科大学水道橋病院口腔外科における

2016年度初診患者の臨床的検討

Author(s)

辛, 麻由; 加藤, 禎彬; 小山, 拓洋; 布施, 俊; 住吉,

美咲; 西山, 明宏; 関根, 理予; 大野, 啓介; 吉田, 秀

児; 高木, 亮; 菅原, 圭亮; 別所, 央城; 山本, 信治;

渡邊, 章; 笠原, 清弘; 髙野, 正行; 齊藤, 力; 柴原,

孝彦; 片倉, 朗

Journal

歯科学報, 117(5): 419-419

URL

http://hdl.handle.net/10130/4399

Right

Description

(2)

419 歯科学報 Vol.117,No.5(2017)

№19:顎変形症患者における外科的矯正治療前後の顎関節の変化についての検討

1) 山田 祥1),髙木多加志1),山本雅絵2),大畠 仁3),柴原孝彦1)(東歯大・口腔顎顔面外科) 2) 3) (東歯大・口腔病態外科)(東歯大・千病・口外) 目的:顎変形症は,口腔顎顔面の形態や咬合の不調 顎骨の基準平面(下顎骨近位骨片水平平面,下顎骨 和に伴い,顎関節部とくに関節円板の位置異常や下 近位骨片垂直平面)を設定した。術前後の下顎骨水 顎頭の骨変化など様々な病態を認めることが多いと 平,垂直平面と上顎骨の3つの基準平面との角度を されている。今回,われわれは顎変形症患者におい 三次元計測し比較を行った。統計処理は,SPSS を て外科的矯正治療前後における顎関節部の変化につ 用いて術後変化に影響を及ぼした因子に関して重回 いて MR 画像,CT 画像および診療記録を用いて関 帰分析を行った。 節円板の状態と下顎頭骨形態の変化に関して検討を 結果:初診時より関節円板の位置異常を認めた関節 行った。 は38関節(36.5%)で あ っ た。ま た,外 科 的 矯 正 方法:対象は,2006年4月から2017年3月までに東 治療後に関節円板の位置異常において復位性転位 京歯科大学千葉病院にて顎矯正手術を行った骨格性 から非復位性転位へと悪化を認めた関節は8関節 下顎前突症患者52名104関節(男性11名,女性41名, (7.7%)正常位置から復位性または非復位性転 初診時平均年齢23.5歳)である。術前矯正治療開始 位と悪化を認めた関節は19関節(18.3%),改善を 前および術後矯正治療終了後に顎関節部精査目的に 認めた関節は7関節(6.7%),および不変70関節 MR 画像および CT 画像を撮影した患者を用いた。 (67.3%)であった。 画 像 検 査 は,1.5T の MR 装 置(Magnetom Sym- 考察:顎変形症の治療においては,骨格形態と顎関

phony)お よ び X 線 CT 装 置(Volume Zoom,So- 節の状態変化には少なからず関連性があり,外科的

maton Definition AS)を用いた。画像解析は,Sim- 矯正治療においてはその病態や手術時における下顎

plant O&O(Materalise dental,Belguim)を用い 位とくに近位骨片のの位置変化や顎関節の病態に考

て三次元画像を再構成し,頭蓋上下顎骨を分離して 慮する必要があると考えられた。 上顎骨にX,Y,Z軸に対する基準平面を設け,下

№20:東京歯科大学水道橋病院口腔外科における2016年度初診患者の臨床的検討

辛 麻由1) ,加藤禎彬1) ,小山拓洋1) ,布施 俊1) ,住吉美咲2) ,西山明宏1) ,関根理予2) , 大野啓介2) ,吉田秀児2) ,高木 亮1) ,菅原圭亮1) ,別所央城1) ,山本信治2) ,渡邊 章2) 笠原清弘1) ,髙野正行2) ,齊藤 力2) ,柴原孝彦2) ,片倉 朗1) (東歯大・口腔病態外科)1) , 2) (東歯大・口腔顎顔面外科) 目的:今回,われわれは口腔外科受診患者の受診お 科医院からの紹介受診が76.6%を占めていた。疾患 よび疾患の傾向を把握し,今後の口腔外科受診患者 別では歯の疾患が最も多く,中でも智歯や埋伏歯, への医療提供の質の向上をはかることを目的として 歯の位置異常に関する疾患が全体の68%を占めてい 外来初診患者の臨床的検討を行った。 た。次いで,口腔粘膜疾患が多く6.7%であった。 方法:2016年4月1日から2017年3月31日までの1 また,顎関節疾患が4.1%,顎変形症は2.2%,炎症 年間における東京歯科大学水道橋病院口腔外科の初 は2.9%,神経疾患は1.0%,悪性腫瘍は0.9%,唇 診患者を対象として,日本口腔外科学会調査企画委 顎口蓋裂は0.1%であった。基礎疾患では,高血圧 員会が作成した実績調査票に基づき,性別,年齢分 症,糖尿病,アレルギーが最も多かった。 布,月別患者数,来院地域,受診経路,疾患別,基 考察:初診受診患者数は2014年度以降横ばいであ 礎疾患について調査し,臨床統計を行った。 り,これは外来での混雑を回避するため1日の紹介 結果:当該期間中の初診患者は8,368例(男性3,531 患者数を診療台数に見合った数に制限している背景 例;42%,女性4,836例;58%)であった。年齢は があったためと考えられた。しかし,2016年度は診 0歳から104歳までで,年齢別では20歳代が25.0% 療台数を増やしたため受診患者数の増大が見られ を占め最も多く,次いで30歳代で20.7%であった。 た。月別の患者数は2015年度と比較し各月の受診患 月別患者数は6月が最も多く,次いで7月,2月, 者数の差が減少しており,その月の診療日数に反映 3月,最も少ないのは12月であった。来科地域は東 されるものと考えられた。また2014年度以降,神経 京都が最も多く,東京23区では江戸川区,世田谷 疾患,悪性腫瘍は増加がみられた。これには神経修 区,板橋区からの来院が多かった。23区外では武蔵 復外来などの専門外来の設置および当院口腔外科医 野市が最も多かった。都道府県別では東京都に次い 局員と地域の歯科医師会と協力し口腔がん検診実施 で,埼玉県,千葉県の順で,遠方では北海道や沖縄 などの啓発広報活動により特定の患者が増加したの 県からの来院もみられた。受診経路は医院または歯 ではないかと考えられた。 ― 61 ―

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