Author(s)
田, 修二
Journal
日本手の外科学会雑誌, 25(4): 430-435
URL
http://hdl.handle.net/10130/2082
Right
【 は じ め に 】 神 経 の 端 側 吻 合 は 、 健 常 神 経 に 中 枢 と 連 続 性 の な い 末 梢 神 経 片 を 端 側 で 接 合 す る こ と で 、 末 梢 神 経 に 再 生 神 経 が 進 入 す る 1 ) 4 ) 5 ) 6 ) 8 ) 9 ) 。 一 方 、 ひ と つ の 神 経 幹 に 健 常 部 分 と 損 傷 部 分 が 存 在 す る 病 態 が 、 神 経 叢 損 傷 や 末 梢 神 経 不 全 損 傷 、 さ ら に は 脊 髄 の 神 経 根 障 害 な ど 臨 床 上 多 く 存 在 す る と 考 え ら れ る 。 こ の と き 、 健 常 部 分 と 損 傷 部 分 が 接 す る 部 分 は 、 神 経 端 側 吻 合 の 接 合 部 に 類 似 し た 状 況 で あ る と 考 え ら れ 、 健 常 部 分 か ら 損 傷 部 分 に 軸 索 が 進 入 す る 可 能 性 が あ る 。 わ れ わ れ は 、 神 経 叢 損 傷 の 場 合 に つ き 、 腰 神 経 の 一 つ を 切 断 し た モ デ ル ( 腰 神 経 切 断 モ デ ル ) を 作 製 し 、 腰 神 経 叢 に お い て 健 常 部 分 か ら 損 傷 部 分 へ 再 生 神 経 が 進 入 す る こ と を 報 告 し た 2 ) 。 今 回 、 末 梢 神 経 の 部 分 損 傷 に お い て 健 常 部 分 か ら 損 傷 部 分 に 再 生 軸 索 が 進 入 す る か を 検 証 す る こ と を 目 的 と し 、 ラ ッ ト を 用 い て 検 討 し た 。 【 材 料 お よ び 方 法 】
8 週 齢 S D ラ ッ ト の 坐 骨 神 経 を 大 腿 部 で 展 開 し 、 径 の 約 半 分 を 6 - 0 ナ イ ロ ン 糸 で 結 紮 し た も の ( 半 結 紮 モ デ ル )( 図 1 a )( n = 4 ) と 、 2 7 G 注 射 針 に て 神 経 上 膜 お よ び 周 膜 を 約 1 5 m m 縦 切 開 し 、 鏡 視 下 に 2 7 G 注 射 針 と マ イ ク ロ 用 摂 子 で な る べ く 軸 索 を 切 断 し な い よ う に 縦 方 向 に 分 割 後 、 一 方 の 中 枢 部 を 6 - 0 ナ イ ロ ン 糸 で 結 紮 、 そ の 末 梢 部 を 切 断 し た の ち 末 梢 端 を s i l i c o n e t u b e で 覆 っ た も の ( 半 裁 モ デ ル )( 図 1 b )( n = 8 ) を 作 製 し た 。 半 結 紮 モ デ ル お よ び 半 裁 モ デ ル 作 製 4 週 間 後 に 坐 骨 神 経 を 採 取 し 、 凍 結 縦 断 薄 切 切 片 を 作 製 後 、抗 n e u r o f i l a m e n t 抗 体 ( D A K O 、D e n m a r k ) を 1 次 抗 体 と し 、 b i o t i n - a v i d i n s y s t e m ® ( V e c t o r 、 U S A ) を 用 い た 免 疫 染 色 を 行 い 、 評 価 を 行 っ た 。 ま た 、 半 結 紮 モ デ ル は 作 製 後 1 、 2 、 3 週 の 標 本 ( 各 n = 3 ) も 作 製 し 、 経 時 的 変 化 を 観 察 し た 。 さ ら に 半 裁 モ デ ル で は 、 モ デ ル 作 製 4 週 間 後 、 s i l i c o n e t u b e 内 の 組 織 ( 半 裁 組 織 ) に 蛍 光 標 識 の t r u e b l u e
( S i g m a - A l d r i c h 、 U S )、 分 岐 点 よ り 約 2 0 m m 末 梢 の 坐 骨 神 経 に 別 の 蛍 光 標 識 d i a m i d i n o y e l l o w( S i g m a - A l d r i c h 、 U S ) を 添 付 し た ( n = 4 )。 各 蛍 光 標 識 の 量 は 、 針 先 を 湿 ら せ た 2 7 G 注 射 針 の 先 に 付 着 す る 程 度 で 、 2 7 G 注 射 針 で 作 成 し た 約 2 m m の 縦 切 開 の 切 開 面 に 付 着 さ せ 、 切 開 部 を 1 0 - 0 ナ イ ロ ン 糸 で 縫 合 し た 。 坐 骨 神 経 は 、 蛍 光 標 識 添 付 部 よ り 末 梢 は 切 断 し た 。 7 日 後 、 後 根 神 経 節 お よ び 脊 髄 の 凍 結 、 薄 切 切 片 を 作 製 し 、 蛍 光 顕 微 鏡 に て 観 察 し た 4 ) 8 ) 。 【 結 果 】 N e u r o f i l a m e n t 染 色 半 結 紮 モ デ ル 4 週 で は 、 結 紮 高 位 よ り 末 梢 の 損 傷 部 分 内 で 、 健 常 部 分 に 隣 接 し た 部 位 に 、 陽 性 線 維 を 認 め た 。 ま た 、 末 梢 に 向 か う ほ ど 分 散 し 数 も 増 加 す る 傾 向 が み ら れ た ( 図 2 )。 経 時 的 に は 、 結 紮 高 位 よ り 末 梢 の 損 傷 部 分 内 で 、 健 常 部 分 に 隣 接 し た 部 位 に 、 2 週 以 降 再 生 線 維 と 思 わ れ る 細 い 陽 性 線 維 を 認 め た ( 図 3 )。
半 裁 モ デ ル 4 週 で は 、 s i l i c o n e t u b e 内 の 半 裁 神 経 内 に 陽 性 線 維 を 認 め た 。 ま た 、 分 岐 部 よ り 末 梢 の 損 傷 部 分 内 に も 陽 性 線 維 を 認 め た 。 分 岐 部 の 中 枢 寄 り が 特 に 密 度 が 高 い と い う こ と は な く 、 中 枢 か ら 多 く の 線 維 が 進 入 し て い る 所 見 は な か っ た ( 図 4 )。 M a c r o p a g e E D 1 染 色 半 結 紮 モ デ ル で は 、 損 傷 部 分 に 多 く の 陽 性 細 胞 を 認 め る と と も に 、 健 常 部 分 で も 陽 性 細 胞 の 増 加 が み ら れ た ( 図 5 a 1 、 2 )。 半 裁 モ デ ル で は 、 半 裁 面 お よ び 半 裁 部 の 分 岐 点 か ら 末 梢 に か け て 陽 性 細 胞 の 濃 度 の 高 い 部 位 を 認 め た ( 図 5 b 1 、 矢 頭 )。 蛍 光 標 識 ( 半 裁 モ デ ル 4 週 ) 左 L 4 ・ L 5 の 後 根 神 経 節 は 、 す べ て の 例 で d i a m i d i n o y e l l o w に よ り 、 薄 切 標 本 中 の 後 根 神 経 節 細 胞 の 1 / 2 か ら 4 / 5 が 標 識 さ れ た 。 右 の 後 根 神 経 節 は 標 識 さ れ な か っ た 。 一 方 、 t r u e b l u e で は す べ て の 例 で 、 そ れ ぞ れ 1 か ら 5 カ 所 、 数 個 か ら 十 数 個 の 細 胞 が 集 落 状 に 標 識 さ
れ た 。 脊 髄 で は 、 左 前 角 細 胞 が d i a m i d i n o y e l l o w に よ り 標 識 さ れ た 。 T r u e b l u e で は 、 4 例 中 3 例 に 、 数 個 か ら 十 数 個 集 落 と し て 標 識 さ れ た 細 胞 を 認 め た 。 い ず れ も 、 二 重 蛍 光 標 識 さ れ た 細 胞 を 認 め た ( 図 6 )。 【 考 察 】 1 、 実 験 モ デ ル に つ い て 末 梢 神 経 の 部 分 損 傷 モ デ ル と し て は 、 末 梢 神 経 幹 を 部 分 的 に 横 切 し た も の が 考 え ら れ る が 、 中 枢 か ら 進 入 し た 再 生 軸 索 と 側 方 か ら 進 入 し た 軸 索 の 区 別 が 困 難 で あ る 。 本 実 験 で は 、 側 方 進 入 を 検 証 す る た め 、 中 枢 部 か ら の 再 生 軸 索 の 進 入 を 阻 止 し た 半 結 紮 モ デ ル を 作 製 し た 。 実 際 に 、 中 枢 か ら 末 梢 へ の 軸 索 の 進 入 は わ ず か で あ り 、 結 紮 に よ り 側 方 か ら 進 入 し た 再 生 軸 索 の 評 価 が 可 能 に な っ た と 考 え ら れ る 。 一 方 、 神 経 標 識 の 添 付 や 、 機 能 再 生 へ の 応 用 に は 、 r e c i p i e n t と な る 軸 索 の 誘 導 部 位 が
d o n o r と な る 本 幹 と 分 離 し て い る 必 要 が あ る こ と か ら 半 裁 モ デ ル を 作 製 し た 。 し か し な が ら 、 半 裁 モ デ ル 作 製 時 に は 、 半 裁 す る 際 に 切 断 す る 軸 索 が 少 な か ら ず 存 在 す る と 考 え ら れ 、 分 岐 部 近 く で 切 断 さ れ た 神 経 か ら の 再 生 神 経 が 半 裁 部 に 進 入 す る 可 能 性 が 高 く 、 側 方 進 入 神 経 の 評 価 に は 神 経 標 識 の 結 果 や 半 結 紮 モ デ ル の 結 果 が 必 要 で あ っ た 。 2 、 神 経 蛍 光 標 識 に つ い て 今 回 、 後 根 神 経 節 お よ び 脊 髄 に お い て 二 重 標 識 さ れ た 細 胞 を 認 め た こ と か ら 、 半 裁 部 位 の 末 梢 で 健 常 部 分 か ら 損 傷 部 分 に 再 生 軸 索 が 側 副 発 芽 し 進 入 し た こ と が 強 く 示 唆 さ れ た 。 し か し な が ら 、 末 梢 部 で は 、 d o n o r 部 と r e c i p i e n t 部 が 分 離 し て い な い こ と か ら 、 側 副 発 芽 し た 再 生 軸 索 が 中 枢 お よ び 末 梢 に 分 岐 し た 場 合 や 、 中 枢 か ら 進 入 し た 再 生 神 経 が 中 枢 お よ び 末 梢 に 分 岐 し た 場 合 も 二 重 標 識 さ れ る 可 能 性 が あ る 。 こ れ に 対 し 、 末 梢 に 分 岐 し た 再 生 神 経 を な る べ く 標 識 し な い よ う 、 半 裁 分
岐 部 よ り な る べ く 末 梢 ( 実 際 に は 2 0 m m ) で 坐 骨 神 経 の 蛍 光 標 識 を 行 っ た 。 実 際 の 結 果 か ら 、 こ れ ら は 無 視 で き る レ ベ ル で あ っ た と 考 え て い る 。 3 、 健 常 部 位 か ら 損 傷 部 位 へ 再 生 神 経 側 副 進 入 の 可 能 性 半 結 紮 モ デ ル で 、 健 常 部 分 に 隣 接 し た 部 位 に n e u r o f i l a m e n t 陽 性 線 維 を 認 め た こ と 、 末 梢 に 向 か う ほ ど 数 が 増 加 し た こ と の 2 点 か ら 、 損 傷 高 位 よ り 末 梢 で 、 健 常 部 分 が d o n o r と な り 損 傷 部 分 に 再 生 神 経 が 進 入 し た こ と が 示 唆 さ れ た 。 末 梢 で 増 加 し た 理 由 と し て 、 神 経 束 の 交 差 に よ り 健 常 部 分 と 損 傷 部 分 の 接 触 面 積 が 増 加 し た こ と な ど が 考 え ら れ た 。 ま た 、 半 裁 モ デ ル で の 二 重 標 識 で 、 後 根 神 経 節 お よ び 脊 髄 前 角 細 胞 に 二 重 標 識 さ れ た 細 胞 を 認 め た こ と か ら 、 再 生 軸 索 は 末 梢 で 健 常 神 経 か ら 側 副 発 芽 し た こ と が 示 唆 さ れ た 4 ) 8 ) 。 4 、 マ ク ロ フ ァ ー ジ の 意 義 マ ク ロ フ ァ ー ジ が 神 経 再 生 に 関 与 す る こ と
は 知 ら れ て い る 3 ) 7 ) が 、 わ れ わ れ は マ ク ロ フ ァ ー ジ が 神 経 側 副 発 芽 に 関 与 し て い る と 考 え 、 評 価 を 行 っ て き て い る 。 神 経 端 側 吻 合 、 腰 神 経 損 傷 モ デ ル の 際 も 、 r e c i p i e n t 側 の み な ら ず 、 d o n o r 側 に も 出 現 し た の が 観 察 さ れ た が 、 今 回 も 、 同 様 で あ っ た 。 ま た 、 半 裁 モ デ ル で 半 裁 面 お よ び 半 裁 部 の 分 岐 点 か ら 末 梢 に か け て 陽 性 細 胞 の 濃 度 の 高 い 部 位 を 認 め た こ と か ら 、 同 部 で の 側 副 発 芽 を 示 唆 す る 所 見 の 可 能 性 が あ る と 考 え ら れ た 。 【 結 論 】 半 結 紮 モ デ ル お よ び 半 裁 モ デ ル の 損 傷 高 位 よ り 末 梢 で 、 健 常 部 分 か ら 損 傷 部 分 に 再 生 神 経 が 進 入 し た こ と が 示 唆 さ れ た 。 ま た 、 二 重 標 識 の 結 果 か ら 、 再 生 軸 索 は 末 梢 で 健 常 神 経 か ら 側 副 発 芽 し た こ と が 示 唆 さ れ た 。 神 経 叢 損 傷 の み な ら ず 、 末 梢 神 経 部 分 損 傷 や 不 全 損 傷 、 脊 髄 の 神 経 根 障 害 な ど も 、 健 常 部 分 か ら 損 傷 部 分 に 軸 索 が 進 入 す る 可 能 性 が 示 唆 さ れ た 。
謝 辞 : 本 研 究 は 、 社 団 法 人 損 害 保 険 協 会 の 助 成 を 受 け た 。 【 文 献 】 1 ) a l - Q a t t a n M M , a l - T h u n y a n A : V a r i a b l e s a f f e c t i n g a x o n a l r e g e n e r a t i o n f o l l o w i n g e n d - t o - s i d e n e u r o r r h a p h y . B r J P l a s t S u r g , 5 1 : 2 3 8 - 2 4 2 , 1 9 9 8 . 2 ) 新 井 健 , 仲 尾 保 志 , 斉 藤 治 和 ほ か : ラ ッ ト 腰 神 経 叢 切 断 モ デ ル を 用 い た 健 常 部 分 か ら 隣 接 す る 損 傷 部 分 へ の 神 経 発 芽 の 検 討 。 日 手 会 誌 , 1 9 : 4 0 2 - 4 0 5 , 2 0 0 2 . 3 ) D a h l i n L B : P r e v e n t i o n o f m a c r o p h a g e i n v a s i o n i m p a i r s r e g e n e r a t i o n i n n e r v e g r a f t s . B r a i n R e s , 6 7 9 : 2 7 4 - 2 8 0 , 1 9 9 5 . 4 ) K a n j e M , A r a i T , L u n d b o r g G : C o l l a t e r a l s p r o u t i n g f r o m s e n s o r y a n d m o t o r a x o n s i n t o a n e n d t o s i d e a t t a c h e d n e r v e s e g m e n t . N e u r o R e p o r t , 1 1 : 2 4 5 5 - 2 4 5 9 , 2 0 0 0 .
5 ) L u n d b o r g G , Z h a o Q , K a n j e M , e t a l . : C a n s e n s o r y a n d m o t o r c o l l a t e r a l s p r o u t i n g b e i n d u c e d f r o m i n t a c t p e r i p h e r a l n e r v e b y e n d - t o - s i d e a n a s t o m o s i s ? J H a n d S u r g [ B r ] , 1 9 : 2 7 7 - 2 8 2 , 1 9 9 4 . 6 ) T a r a s i d i s G , W a t a n a b e O , M a c k i n n o n S , e t a l . : E n d - t o - s i d e n e u r o r r h a p h y r e s u l t i n g i n l i m i t e d s e n s o r y a x o n a l r e g e n e r a t i o n i n a r a t m o d e l . A n n O t o l R h i n o l L a r y n g o l , 1 0 6 : 5 0 6 - 5 1 2 , 1 9 9 7 . 7 ) P e r r y V H , B r o w n M C : R o l e o f m a c r o p h a g e s i n p e r i p h e r a l n e r v e d e g e n e r a t i o n a n d r e p a i r . B i o e s s a y s , 1 4 : 4 0 1 - 4 0 6 , 1 9 9 2 . 8 ) Z h a n g Z , S o u c a c o s P N , B o J , B e r i s A E . : E v a l u a t i o n o f c o l l a t e r a l s p r o u t i n g a f t e r e n d - t o - s i d e n e r v e c o a p t a t i o n u s i n g a f l u o r e s c e n t d o u b l e - l a b e l i n g t e c h n i q u e . M i c r o s u r g e r y , 1 9 : 2 8 1 - 2 8 6 , 1 9 9 9 . 9 ) V i t e r b o F , T r i n d a d e J C , H o s h i n o K , e t a l . : A . L a t e r o - t e r m i n a l n e u r o r r h a p h y
w i t h o u t r e m o v a l o f t h e e p i n e u r a l s h e a t h . E x p e r i m e n t a l s t u d y i n r a t s . R e v P a u l M e d , 1 1 0 : 2 6 7 - 2 7 5 , 1 9 9 2 .
In a partially damaged peripheral nerve, impaired portion is in contact with intact
portion, and this condition is similar to that of end-to-side neurorrhaphy. So, we
postulated regenerated axons grow into the damaged portion from the intact portion in
this condition. In the present study, we studied on axonal sprouting in partially
damaged peripheral nerve. Adult female SD rats were used. We established two
models as follows: Half ligation model (n=13) in which half part of SD rat’s sciatic
nerve was ligated at the thigh level; Half split model (n-8) in which sciatic nerve was
splited into two strings, and one of them was cut proximally. In the half ligation model,
at 1, 2, 3, 4 weeks after operation, neurofilaments and macrophages were examined
immunocytochemically. In the half split model, at 4 weeks after operation, the same
examination and
fluorescent double-labeling was done in which recipient nerve waslabeled by true blue and donor nerve was labeled by diamidino yellow.
In the half
ligation model, many regenerating nerve fibers were seen at the area near the intact
indicated that collaterally sprouted axons were entered into damaged portion from the
図 1 a 半 結 紮 モ デ ル 8 週 齢 S D ラ ッ ト の 坐 骨 神 経 を 展 開 し 、 径 の 約 半 分 を 6 - 0 ナ イ ロ ン 糸 で 結 紮 す る 。 図 1 b 半 裁 モ デ ル 注 射 針 と マ イ ク ロ 用 剪 刀 を 用 い て 約 1 5 m m 半 裁 し 、 中 枢 部 を 6 - 0 ナ イ ロ ン 糸 で 結 紮 。 そ の 末 梢 部 を 切 断 し た の ち 末 梢 端 を s i l i c o n e t u b e で 覆 う 。 図 2 半 結 紮 モ デ ル 作 製 後 4 週 n e u r o f i l a m e n t 染 色 、 2 a ; 全 体 像 ( × 4 )、 2 b ; 結 紮 部 位 か ら 末 梢 2 m m 拡 大 図 ( × 1 0 0 )、 2 c ; 結 紮 部 位 か ら 末 梢 1 2 m m 拡 大 図 ( × 1 0 0 )。 損 傷 部 分 内 の 陽 性 線 維 は 、 健 常 部 分 に 接 す る 部 位 に 多 く 分 布 し 、 ま た 、 末 梢 に 向 か う ほ ど 分 散 し 数 も 増 加 す る 傾 向 が み ら れ る 。
n e u r o f i l a m e n t 染 色 像 。 3 a ; モ デ ル 作 製 後 1 週 ( × 1 0 0 )、 3 b ; モ デ ル 作 製 後 2 週 ( × 1 0 0 )、 3 c ; モ デ ル 作 製 後 3 週 ( × 1 0 0 )、 3 d モ デ ル 作 製 後 2 週 拡 大 図 ( × 2 0 0 )。 1 週 で は 部 分 的 に n e u r o f i l a m e n t が 残 存 し て い る 。 2 週 以 降 は 、 結 紮 高 位 よ り 末 梢 の 損 傷 部 分 内 で 、 健 常 部 分 に 隣 接 し た 部 位 に 、 経 時 的 に 増 加 す る 再 生 繊 維 と 思 わ れ る 細 い n e u r o f i l a m e n t 陽 性 線 維 ( 矢 頭 ) を 認 め る 。 図 4 半 裁 モ デ ル 作 製 後 4 週 n e u r o f i l a m e n t 染 色 、 4 a ; 全 体 像 ( × 4 )、 4 b ; 半 裁 部 位 拡 大 図 ( × 1 0 0 )、 4 c ; 半 裁 部 位 か ら 末 梢 5 m m 拡 大 図 ( × 1 0 0 )。 半 裁 神 経 内 に 再 生 軸 索 の 進 入 を 認 め る 。 分 岐 部 よ り 末 梢 の 損 傷 部 分 内 に も 陽 性 線 維 を 認 め る 。 図 5 半 結 紮 モ デ ル お よ び 半 裁 モ デ ル 作 製
部 位 よ り 末 梢 、 健 常 部 分 と 損 傷 部 分 の 接 触 部 位 、5 b 1; 半 裁 モ デ ル 作 製 後 4 週 全 体 像( × 4 ) 、 5 b 2 ; 半 裁 部 位 拡 大 図 ( × 1 0 0 )、 5 b 3 ; 半 裁 部 位 か ら 末 梢 5 m m 拡 大 図 ( × 1 0 0 )。 半 結 紮 モ デ ル で は 、 損 傷 部 分 に 陽 性 細 胞 を 認 め る と と も に 、 健 常 部 で も 陽 性 細 胞 の 増 加 が み ら れ る 。 半 裁 モ デ ル で は 、 半 裁 面 お よ び 半 裁 部 の 分 岐 点 か ら 末 梢 に か け て 陽 性 細 胞 の 濃 度 の 高 い 部 位 を 認 め る ( 図 5 b 1 、 矢 頭 )。 図 6 半 裁 モ デ ル に お け る 二 重 蛍 光 標 識 。 モ デ ル 作 製 4 週 間 後 、 半 裁 部 分 を t r u e b l u e 、 分 岐 点 よ り 末 梢 の 坐 骨 神 経 を d i a m i d i n o y e l l o w で 標 識 。 6 a ; L 5 後 根 神 経 節 、 t r u e b l u e 標 識 、 6 b ; L 5 後 根 神 経 節 、 d i a m i d i n o y e l l o w 標 識 、 6 c ; 脊 髄 前 角 、 t r u e b l u e 標 識 、 6 d ; 脊 髄 前 角 、 d i a m i d i n o y e l l o w 標 識 。 二 重 標 識 さ れ た 細 胞 ( 矢 印 ) を 認 め る 。
図2 半結紮モデル作製後4週neurofilament 染色、2a;全体像(×4)、2b;結紮部位から末梢 2 mm拡大図(×100)、 2c;結紮部位から末梢 12 mm拡大図(×100)。損傷部分内の陽性線維は、健常部分に接する部位に多く分布し、また、
結紮部位
2a
図3、半結紮モデルにおける損傷部分内の経時的変化。健常部分と損傷部分の接触部位のneurofilament 染色像。3a;モデル作 製後1週(×100)、3b;モデル作製後2週(×100)、3c;モデル作製後3週(×100)、3dモデル作製後2週拡大図 (×200)。1週では部分的にneurofilamentが残存している。 2週以降は、結紮高位より末梢の損傷部分内で、健常部分に 隣接した部位に、経時的に増加する再生繊維と思われる細いneurofilament陽性線維(矢頭)を認める。
×200
3a
3b
3c
3d
健常部分 損傷部分 坐骨神経 健常部分と損傷部分の接触部位図4 半裁モデル作製後4週neurofilament 染色、4a;全体像(×4)、4b;半裁部位拡大図(×100)、4c;半裁部位 から末梢 5 mm拡大図(×100)。半裁神経内に再生軸索の進入を認める。分岐部より末梢の損傷部分内にも陽性線維を 認める。
×100
proximal
distal
半裁部位
4a
4b
4c
図5 半結紮モデルおよび半裁モデル作製後4週macrophage ED1染色。5a1;半結紮モデル作製後4週全体像(×4)、5a2; 結紮部位より末梢、健常部分と損傷部分の接触部位、5b1;半裁モデル作製後4週全体像(×4) 、5b2;半裁部位拡大図(× 100)、5b3;半裁部位から末梢 5 mm拡大図(×100)。半結紮モデルでは、損傷部分に陽性細胞を認めるとともに、健常 部でも陽性細胞の増加がみられる。半裁モデルでは、半裁面および半裁部の分岐点から末梢にかけて陽性細胞の濃度の高い部位
半裁部位
×100
×100
半裁モデル4w Macrophage ED1
5a1
5b1
5a2
5b2
5b3
図6 半裁モデルにおける二重蛍光標識。モデル作製4週間後、半裁部分をtrue blue 、分岐点より末梢の坐骨 神経をdiamidino yellowで標識。 6a;L5後根神経節、 true blue標識、 6b;L5後根神経節、 diamidino yellow標識、 6c;脊髄前角、 true blue標識、 6d;脊髄前角、 diamidino yellow標識。二重標識された細胞