思考過程を重視した理科実験活動の実践的研究 : エビデンスベースドアプローチを導入して
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(2) あげた。. ω 「予想」をもとにして実験を行い,考察を. 第4章では,実践研究皿の単元の構造と概要,. 予想と比較して記述することができている。. そして実践研究Iの結果を検証し,授業改善を. (B)実験を失敗したり誤った解釈をしたりして. 行った。具体的には,予想に対してエビデンス. いるが,「予想」をもとにして実験を行い,. ベーストアプローチを導入し,児童の思考過程. 考察を予想と比較して記述することができ. を分析した。また,実験後の考察の記載内容に. ている。. 科学的な見方や考え方が含まれていたかどうか. lC)予想と比較できていないが,「実験結果」か. 検証した。約88%の児童が予想に根拠を示すこ. ら考察を記述することができている。. とができており,考察の内容を分析すると,約. (D)考察を,予想や実験結果と関連して記述で. 42%の児童が予想に振り返って記載できていた。. きていない。未記入. また,記載内容も科学的な見方や考え方を含ん. 本研究では,特に(C)から(A)あるいはlB〕へ推. だ内容となっていた。. 移した児童の思考過程を重視することとした。. 第5章では,実践研究皿の単元の構造と概要,. 人数の推移については,下の図に示す。. そして実践研究Iの結果を検証し,授業改善を 行った。具体的には,理科実験活動全体におい てエビデンスベーストアプローチを導入するよ うな授業実践を行い,実践研究Iと同様に児童 の思考過程を分析したり,ワークシートの考察 の記載内容を検証したりした。実践研究皿の終 了後にワークシートを分析すると,約63%の児. 図1実践研究IでlC)の評価だった児童の推移①. 童が科学的な見方や考え方をした記載内容を考 察に記入することができていた。. 第6章では,本研究のまとめとして,総括的 分析と考察を行った。ここでは,実践研究にお ける振り返りの分析と考察として,各実践研究 における児童の思考の流れについて述べた。実. 践研究Iから実践研究皿に進むにつれて,児童 が根拠を求めて振り返ることのできる場面を増. 図2実践研究Iで1C)の評価だった児童の推移②. やすことで,科学的な見方や考え方が育まれた. 4.まとめと今後の課題. 児童が増加した。. 理科実験活動にエビデンスベーストアプロー. また,本研究では,エビデンスベーストアプ. チを導入することで,児童の科学的な見方や考. ローチを導入した授業設計の効果を分析し,児. え方を育むことができるとの結果を得た。今後. 童の思考過程を変容を明らかにするために,児. は,他の単元や他の学年においても同様の実践. 童の評価基準を,次のように設定した。. 研究を行っていきたい。. 修学指導教員及び指導教員 松本件示.
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