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車のエクステリアデザインにおける感性評価の妥当性検証

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Academic year: 2021

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車のエクステリアデザインにおける感性評価の妥当性検証

Validation of sensitivity evaluation in car exterior design

加藤拓巳

1

津田和彦

1

Takumi Kato

1

, Kazuhiko Tsuda

1

1

筑波大学 ビジネス科学研究科

1

Graduate School of Business Sciences, University of Tsukuba

Abstract: In recent years, the manufacturing industry has seen a shift of the domain of competition from

“Functional Value” such as performance / quality which can easily be expressed numerically to “Emotional value” such as design / UX (User eXperience) which is hard to be represented with numerical. The rise of companies that focus on design, such as Apple, Samsung and IKEA, is remarkable. However, while the importance of design has been re-recognized in this way, there are two difficult subjects. In Kansei engineering, it is mainstream to evaluate predefined viewpoints in 5-7 steps by SD method (Semantic Differential). Here is the second problem, which is the confidentiality of the design. Design is often in the position of a top secret in a company, so there is a hurdle to take a questionnaire to customers. Therefore, in recent years, attempts to utilize voices of customers with high immediate effect and no problem of confidentiality are increasing. However, since there are many garbage data, there are few cases where validity of accuracy has been verified. Therefore, in this research, we validate the quantitative sensitivity evaluation of new designs from the voices of customers who are overflowing in the markets such as bulletin boards, blogs, etc. in car exterior design.

1. はじめに

1990 年代を中心に,かつて 本の製造業は性能・品 質の高さから, 世界で大きな存在感を持っていた. しかし近年は, 多くの企業が技術力は高いにもかか わらず, それを高業績, 特に利益率に結びつけるこ とができていない. 詳しくは 2 章で述べるが,高性 能・高品質・先端技術といった機能的価値から, コン セプト・経験・デザインといった意味的価値に経営 競争力が移行していることが原因と考えられる. 意 味的価値とは, カタログの仕様の中で記述されて いる機能を超えて, 顧客自身がその製品の中に追加 的な意味を見出す価値 を指す[1]. したがって, 普遍的な評価軸は存在せず, 顧客の 感性を理解する努力が必要になる. しかし, 数字で 評価しにくい感性は, 多くの 本企業が苦手とする 分野である.実際, IKEA, Apple, Samsung, Dyson に代 表される意味的価値, 特にデザインを重視している 企業は, グローバル市場で台頭し, 本企業からシ ェアを急速に奪っている. このようにデザインの重要性が再認識されている 状況で,難しい問題が 2 つある. 1 つ目は, デザインの 評価指標である. 会計的にもデザインの費用が定義 されていないように, 定量的に評価することが非常 に難しく, 統一評価指標はいまだ定義されていない. 感性工学では, SD 法(Semantic Differential)により, 予 め定義した観点を5-7 段階で評価することが主流だ が, ここで 2 つ目の問題が発生する. それはデザイ ンの機密性である. デザインは企業におけるトップ シークレットの位置づけにあることが多く, 容易に 顧客へアンケートを取ることが難しい. 従って,エキ スパートと呼ばれる社内の評価者によって, 上述の SD 法等で評価されることが多い. 上記 2 つの問題は, 評価者の経験が持つ影響を大きくし, 真に顧客の求 めるデザインを創出しにくい状況を生んでいる. そうした状況を踏まえ, 近年は SNS や掲示板, ブ ログなど市場に溢れる顧客の声を利用することで, 施策連動性が高く, かつ機密性に問題ない状態で顧 客の感性を理解する取り組みが盛んである. 実際, 国際的なデジタルデータの量は飛躍的に増大してお り, 2011 年の 1.8+E21 byte から 2020 年には約 40+E21 byte に達すると予想されている[2]. しかし, 市場の データは匿名性が高いため, ゴミを多数含んでおり, 調査設計したデータと比較すると精度は劣るとされ 人工知能学会 第20回知識流通ネットワーク研究会 SIG-KSN-020-02 1

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参照

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