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学生と実践する地域シニアを対象とした健康教育 : 人材育成と地域貢献

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Academic year: 2021

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帝 塚 山 大 学 現代 生 活 学 部 紀 要  第 5 号 53 ∼70 (2009)

学 生 と実践 す る 地域 シニ ア を対象 とし た健康 教 育

一 人 材育 成 と地域 貢

献-Health education for senior residents conducted with undergraduate

students; human resource development and contribution to community.

吉 野  佳 織   石 塚  理 香 帝 塚 山大 学 現 代 生 活 学 部食 物 栄養 学 科 キ ー ワ ー ド 健 康 教 育 、 メ タボ リ ッ ク シ ンド ロ ー ム 、 特 定 健 診 ・ 特 定 保 健 指 導 、 管 理 栄 養 士 、 人 材 育 成 緒 言 管 理 栄 養 士 に は 高 度 な 専 門 知 識 及 び 技 能 が必 要 で あ る と し て 、 平 成12 年 に 栄 養 士 法 の 一 部 が 改 正 さ れ、 栄 養 士 ・ 管 理 栄 養 士 の 養 成 機 関( 施 設) に 対 し て は 、 平 成14 年 の 新 カ リ キ ュ ラ ム 導 入1-3 )の 際 に 、 栄 養 管 理 にお け る 実 践 力 の あ る 人 材 育 成 が 明 確 に 求 め ら れ る よ う に な っ た。 ま た 、 平 成10 年 に 発 表 さ れ た 求 め ら れ る 管 理 栄 養 士 像 のあ り 方4) や 新 し い 管 理 栄 養 士 国 家 試 験 の 出 題 の ね ら い5) か ら も、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ンカ や 企 画 運 営 力 に 裏 付 け さ れ た 栄 養 管 理 ・ 指 導 能 力 が 問 わ れ て い る こ と が 窺 え る 。 特 に 公 衆 栄 養 学 の 領 域 で は 、 地 域 や 職 域 な ど の 健 康 ・ 栄 養 問 題 を 情 報 収 集 し て 分 析 ・ 評 価 す る 能力 、 及 び、 ハ イ リ ス ク 者 層 に 隕 ら ず 、 あ ら ゆる 健 康 ・ 栄 養 状 態 の 者 に対 し て 適 切 な 栄 養 関 連 サ ー ビ スを 提 供 す る プ ロ グ ラ ム を作 成 /実 施/ 評 価 す る 総 合 的 な マ ネ ジ メ ン ト 能 力 が 求 め ら れ てい る 。 そ こ で は 、 科 学 的 根 拠 に 基 づ い て 情 報 を 提 供 し 、 マ ネ ジ メ ント 実 施 後 の評 価 を フ ィ ー ド バ ッ ク す る ま で の 一 連 の 流 れ の 習 得 も 教 育 目 標 と な っ て い る が 、 現実 に は 、 マ ネ ジ メ ント サ イ ク ル の 終 盤 に当 た る 項 目 に 関 し て 、 理 論 を 知 識 と し て 習 得 し た 後 に そ れを 実 践 す る 機 会 は 限 ら れ てい る 。 直 接 的 な 栄 養指 導 の み な ら ず 、 個 人 や 集 団 を 包 括 的 に 捉 え な が ら 栄 養 ・ 食 生 活 の問 題 点 を 見つ け 、 改 善 へ の 行 動 変 容 を 促 す 健 康 教 育 を 実 践 で き る 管 理 栄 養士 を 育 成 す る こ とは 、 早 急 か つ 長 期 的 に必 要 で あ り 、そ の た め の 具 体 的 な 育 成 方 法 の 開 発 が 養 成 施 設 に と っ て 重 要 と な っ て い る 。そ れ に は 、 継 続 的 な 健 康 教 育 の実 施 を 通 し て実 践 力 を 習 得 し て い く こ と が 望 ま し い 。 さ ら に 平 成20 年 4 月 か ら 特 定 健 診 ・ 特 定 保 健 指 導 の 新 制 度6) が 開 始 さ れ 、 健 康 増 進 の 予 防 と 改 善 にお け る 領 域 で 、 科 学 的 根 拠 や 行動 変 容 に 理 解 が 高 く 、 か つ 個 人 対 応 の 栄 養指 導 −53 −

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力 と コ ミ ュ ニ ケ ー ショ ンカ 、 評 価 に 耐 え る 実 践 力( 行 動 変 容 につ な が る 栄 養 指 導) を 身 に つ け た 管 理 栄 養 士 が 緊 急 に 必 要 と さ れ つ つ あ る7 ))。 現 在 栄 養 指 導 業 務 に 従 事 し て い る 現役 の 栄 養 士 に 対 し て も 研 修 の 必 要 性 が言 わ れて お り 、 実 際 、 日 本 栄 養 士 会 を は じ め 、 全 国 の各 機 関 に お い て 、 研 修 会が 順 次 開 か れ て い る 恆 こ の よ う な 現状 にお い て 、 養 成 施 設 で あ る 本 大 学 にお い て も、 特 定 保 健 指 導 体 制 の 開始 に 先 が け 、 実 践 的 な ヘ ル スプ ロ モ ー シ ョ ンを 担 っ て い く指 導 能 力 を 有 し 、 他 職 種 協 働 、 地域 と の 連 携 な ど、 健 康 増 進 事業 に 関 す る 応 用 力 の 高 い 管 理 栄 養 士 を 育 成 す る 取 り 組 み が 必 要 で あ り 、 そ の 指 導 方 法 の開 発 は 極 め て重 要 で あ る。 そ こ で 本プ ロ グ ラ ム で は 、 大 学 近 隣 の 地域 住 民( シニ ア 層) へ の 健 康 教 室 を 行 い 、 こ の 運 営 を 学 生 が 主 体 と なっ て 計 画 ・ 実 施 す る こ と で 、 管 理 栄 養 士 と し て の具 体 的 な 栄 養指 導 能 力 を習 得 さ せ る こ と を 試 み た 。IT 利 用 、 個 人 対 応 、 集 団 指 導 や 、 多 種 類 の 指 導 方 法lO ̄12)を 経 験 す る こ と に よ り 、 管 理 栄 養 士 とし て 必 要 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ス キ ルを 多 角 的 に学 ば せ よ う とい う 試 み であ る 。 さ ら に ヘ ル スプ ロ モ ー シ ョ ン の 実 際 的 な 運 営 方 法13 ̄16)を 企 画 体 験 す る こ と に よ り、 卒 後 の栄 養 士 業 務 に 対 す る 積 極 的 な 姿 勢 の 動 機 付 け を 行 う こ と も併 せ て 目 的 とし た 。 ま た 、 健 康 分 野 に関 す る 公 開 プ ロ グ ラ ム を 本 学 で 実 施 す る こ と に よ り 、 大 学 に よ る 生 涯 教 育 の 一 環 とし て 、 近 隣 住民 に 対 し て 実 践 的 な 健 康 管 理 論 の 学 習 の 機 会 を 提 供 す る こ と も 目 的 の ひ と つ とし た。 近 隣 住民 を 対 象 と し て 、 最近 話 題 と な っ て い る メ タボ リ ッ ク シ ンド ロ ー ム の 病 態 へ の 理 解 、 予 防 の 重 要 性 や 日 常 の 健 康 管 理 に つ い て の 体 験 学 習 を 通 し た 啓 発 を 行 な う こ と に よ り、 大 学 の 使 命 の 1 つ で あ る 地 域 貢 献21)の 実 践 と な る 。 そ し て こ れ ら を 通 し て 、 本 学 に 対 す る 地 域 住 民 の 理 解 が 深 ま る こ と が 期 待 さ れ る。 具 体 的 な 実 施 内 容 と し て は 、60 歳 前 後 の 若 年 シ ニ ア 層 を 主 な 対 象 とし 参 加 者 を 募 り 、 メ タ ボ リ ッ ク シ ン ド ロ ー ム17-20)の予 防 と 改 善 を 目 標 に 健 康 ・ 栄 養 管 理 に 関 す る 健 康 教 室 を 企 画 ・ 運 営 す る。 媒 体 にIT を 利 用 し2气 集 団 と 個 人指 導 を 併用 し て2气 生 体 指 標 、 食 事 調 査2气 生 活 状 況 調 査25)等 か ら ア セ ス メ ン ト を 行 い 、 よ り 個 人 に即 し た 栄 養 指 導 を 行 な う。 本 プ ロ グ ラ ム の よう な 、 学 生 が 主 体 と な り 複 数 回 の 継 続 的 な栄 養 指 導 と健 康 教 育 を 実 施 す る 、 と い う 管 理 栄 養 士 育 成 方 法 の研 究 教 育 事 例 は 、 他 で ほ と ん ど み ら れ ない 。 ま た 、 地域 住 民 か ら の 教 育 支援 と学 生 に よ る 地域 貢 献 を 同時 に 実 施 す る 栄 養 指 導 例 も あ ま り な く 、 人材 育 成 と 地 域 貢 献 を 兼 ねた 栄 養 指 導 ・ 健 康 教 育 を 目 的 と す る 本 研 究 は 、 従 来 で は 見 ら れ な かっ た も の と い え る。

対 象 と 方法

1 対象 健康教室 の参加対象 者は、本学近 隣の住民 及び県内 の地域住民 とした。募 集は奈良 新聞を 通じて行い、40歳以上 の成人男女 で、生活 習慣 病、 メタボリ ックシンドロ ーム(症候群) に 関心があ り改 善を望 んでお り、 健康 教室の 開催場所であ る本学 まで他者の介添 えなし で出か

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け ることが可 能かつ重 篤な疾病 に罹患してお らず医師 から運動を 禁止さ れてい ない者 に対 し て募 集 を か け た。 そ の 結 果、48∼82歳 まで、 男 性 8 名( 平均 64.9歳 )、 女 性10名(平 均 6卵 歳)の合 計18名 (奈良市 8名、その他 の地域10名) の参加 者を得た。 また、学内 関係者か ら、消極 的な参加者 を募集した。 その結果 、50∼69歳 の男 性 9名(平 均 58.8歳) の協力 を得た。 本学食物 栄養学科 4回生の男女11名が、 健康 教室の 企画・運営 を担当した。 2  方 法 健 康 教 室 参 加 者 へ は 、 身 体 状 況 調 査( 身 長、 体 重 、 腹 囲 、 体 組 成( 脂 肪) 、 血 圧) 、 血液 検 査( 総 コ レ ス テロ ー ル 、HDLコ レ ス テロ ー ル、LDLコ レ ス テロ ー ル、中 性 脂肪 、空 腹 時 血 糖 、 HbAlC)、 食 事 調 査( 栄 養 素 等 摂 取 量 、 食 生 活 状 況) 、 生 活 習 慣 ア ン ケ ー ト 、 とい っ た 検 査 ・ 調 査 を 実 施 し た。 測 定 はプ ロ グ ラ ム 実 施 前 後 の 2回 、 た だ し 、 体 重 、 腹 囲、 体 組 成( 脂 肪) 、 血圧 に つ い て は 各 回毎 に 測 定 し た。 採 血 は 空 腹 時 を 基 本 と し た が 、糖 尿 病 等 治 療 中 の 者 に つ い て は 随 時 採 血 と し た 。 消 極 的 な 参 加 者 に は 、 身 体 状 況 調 査( 身 長、 体 重 、 腹 囲 、 体 組 成( 脂 肪) 、 血 圧) 、 血液 検 査( 総 コ レ ス テロ ー ル 、HDLコ レ ス テロ ー ル、LDLコ レ ス テロ ー ル、中 性 脂肪 、空 腹 時 血 糖 、 HbAlC)、 生 活 習 慣 ア ン ケ ー ト を 、 健康 教 室 参 加 者 の 測 定 時 期 に合 わせ て 2 回 実 施 し た。 た だ し 、 食 事 調 査 、 健 康 教 室 へ の 参 加 は 実 施 し な か っ た 。 健 康 教 育 のプ ロ グ ラ ム の 流 れ を 図 1 、 表 1 に 示 す 。 食 事 調 査 、 目 標 設 定 は 参 加 者 個 別 に 実 施 し た 。 食 事 に 関 す る 実 習 で は、 グ ル ー プ ワ ー クで 野 菜 の 重 量 測 定 や 試 食 を 行い 、 運 動 実 習 で は 、 室 内 で 負 荷 の少 ない スト レ ッ チ や 軽 い リ ズ ム体 操 な ど を 行 っ た 。 また 、 健 康 に 関 す る 講 話 で は 、メ タ ボリ ッ ク シ ンド ロ ー ム の 病 態 へ の 理 解、 栄 養 バ ラ ン ス の と れ た 食 事 の 考 え 方 、 運 動 を す る 際 の 注 意点 な ど 、 健 康 管 理 に 応 用 し や す い テ ー マ を 採 り 上 げ た 。 実 施 に あ たっ て は 、 テ ー マ や状 況 に合 わせ て 、 個 別 健 康 教 育 と 集 団 健 康 教 育 を 併 用 し た 。 参 加 者 に は、 教 室 実 施 毎 に 体 重/ 体 脂 肪/ 腹 囲/ 血 圧 の測 定 を 、 身 体 測 定 と し て 行 っ た 。 学 生 は 、 健 康 教 室 実 施 前 に 、 基礎 学 習 とし て 、 栄 養 指 導 、 食 事 調 査 、 生 活 習 慣 病 ・ メ タ ボ リ ッ クシ ンド ロ ー ム の 病 態 と 食 事療 法 、 保 健 デ ー タ の ま と め 方 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ス キ ル 等 に つ い て 、 座 学 とロ ー ル プ レ イ等 か ら 学 習し た 。 本 学 情 報 教 育 研 究 セ ン ター の協 力 を 得 て 新し い 試 み と し て 、 学 生 の 個 人 情 報 に 配 慮 し 、 参 加 者 と のIT 利 用 の 栄 養 指 導 、 連 絡 等 に 際 し て は 学 生 個 人 が 特 定 さ れ ない よ う に し た 。 そ の た め に 健 康 教 育 実 施 の た め の 健 康 教 室 運 営 用 共 有 ド ラ イ ブ と 学 生 用 ア カ ウ ン ト( 個 人 別) を 作 成 し 、 ど の 学 生 が 各 々 の ア カ ウ ン ト か ら 栄 養 指 導 を 担 当 し て も 、 健 康 教 育 実 施 主 体 か ら の メ ー ル の 送受 信 と な る よ う に 設 定 し た 。 さ ら に 参 加 者 か ら の メ ー ル を 受 信 し た 場 合 は 、 学 生 、 教 員 と も 共 有 し て メ ー ル が確 認 で き る よ う に し た。 健 康 教 室 参 加 者 へ は、 教 室 開 催 毎 に、 事 前 に 日 時 等 の 確 認 連 絡 を 、IT 利 用 可 能 な も の に は メ ー ルで 、 そ の 他 はFAX、 郵 送 で 行 っ た 。 −55 −

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健 康 教 育 プロ グ ラ ムの 流 れ 6 月 7 月  8月 9 月 10 月 11 月 健康教室参 加者

◇ら

口 口

|匹 ヨ 冂◇ e … … … … …….…e{jE}

◇  参加者募集   く冖 ) 血液検査、身長、体重、 血圧測定等 生活習慣アンケート ロ 参加者への報告    ○  集団健康教育、 個別健康教育 4 ■■■■卜   自 宅 で 健 康管 理 ( 運 動 、 食 事 ) 図 1  健 康 教 育 プ ロ グ ラ ム の 流 れ 第 1回 第 2回 第 3回 第 4回 第 5回 第 6回 第 7回 表 1 健康 教育プ ロ グラ ムの実 施 内容 内 容 趣 旨説明 、 身体測 定、 血液 検 査、メ タボリ ッ クシンド ロ ー ム につ いて の 講話、 生活 習慣 ア ンケ ート 身体 測定 、 食事 調査、 目標 設 定 身 体測定 、 運動 に関す る 講話、 実習 身 体測定 、 食事 バラ ンス ガイド の講 話、 実習 身体 測定 、 食事 調査、 動 脈硬化 度・ 体組 成測 定 身 体測定 、 血液検 査、 生活 習慣 ア ンケ ート、 目標 到達 度評 価 身 体測定 、チ ャレ ンジ結果 報 告会、 修了 式 食事調査実 施後、参 加者は、 その結果を 踏まえて個 別に担当学 生と話し合い なが ら、 自ら の目標を設 定した。そ して、終 盤でその達成 度の自己評 価を行っ た。 学習内 容は、病態、 健 康 感への理解 、栄養・ 食生活へ の理解、目標 を持つこ との重要性 、運動、各 自の体調、 など であ り、講話 、実習等 を通してこ れらについ て学 んだ。 学生 らは、教 室実施 毎に、 図1/ 表1 に従っ て学習 とロ ールプレ イを実 施した。 医学面 、 栄養、運動、 保健 につい て、各 々を専門 とする教員が指 導にあっ た。 各 回ともに、施設利 用 のレ イアウト から受付 、測定、 食事調査 などの企画・ 運営、時 間配分な どの スケジュ ール策 定、プロセ ス評価等 まで、すべ て学 生の手 により行 われた。そし て教室の最 終回では、 期間 を通した栄 養・保健指 導の結果 をまとめて 参加者への 報告会を行い 、こ れらを通して、 デー タの まとめ方 、プ レゼ ンテー ション、フ ィード バッ クの意義な どについて学 んだ。

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3  測 定 及 び 調 査 方 法

身 体 状 況 測 定 に は、 体 重 ・ 体 脂 肪 の 測 定 に、 タニ タBODY FAT ANALYZER TBF-410 を 、 血圧 の 測 定 に オ ムロ ン デ ジ タ ル 自 動 血 圧 計HEM-1000 を 使 用 し た 。 腹 囲 測 定 につ い て は、 国 立 健 康 ・ 栄 養 研 究 所 発 行 の 国 民 健康 ・ 栄 養 調 査 時 の マ ニ ュ ア ルを 参 考 に ト レ ー ニ ン グ を 行 っ た 後 、JIS 規 格 の メ ジ ャ ー に て 立 位 臍 高 部 を 測 定 し た。 生 活 習 慣 ア ン ケ ート は 、 食 習 慣 、 運 動 の 頻 度 、 日 常 生 活 で の身 体 活 動 状 況 な ど に つ い て 、 自 己 記 入 方 式 に て 行 っ た。 食 事 調 査 は 、 普 段 の 食 事 内 容 を 写 真 撮 影 し 、 電 子 メ ー ル また は 郵 送 ま た は 持 参 で あ ら か じ め受 け 取 り、そ れを 基 に 面 接 し 聞 き取 り す る こ と に よ り確 認 し た。聞 き 取 り にお い て は 、フ ー ド モ デ ル、 写 真 、 計 量 カ ッ プ 、 食 器 、 食 品 な ど を 示 し 、 食 品 名 、 重 量 、 食 事 の 際 の 様 子 等 の デ ー タを 収 集 し た 。 調 査 結 果 は 参 加 者 に 返 却し 、 指 導 媒 体 と し て 用い た 。 目 標 設 定 は 、 食 事 調 査 結 果 の概 要 を 基 に 調 査 担 当 者 と 相 談 を し な が ら、 参 加 者 が 自 ら 設 定 し た 。

得 ら れた 各 種 デ ー タ の 統 計 解 析 に は 、SPSS 16. 0 Japanese for windows を 使 用 し 、 記 述 統 計 量 、t検 定 、 相 関 に 関 す る 解 析 を 行 っ た 。 こ こ で 有 意 水 準 はp>0.05とし た 。 ま た 、 栄 養 素 等 摂 取 量 の 算 出 に は 「 エ ク セ ル 栄 養 君(Ver. 4.0)」 を使 用 し た 。 4 倫理的 配慮 本プロ グラムは、帝 塚山大学研 究倫理委員 会の承認 を得た上で 実施さ れた。 対象者 に対 す るイ ンフ ォー ムド ・コ ンセ ント26)につい ては、 同意書 を作成 し、 デー タは個 人情 報保 護の 配慮のも とで調査研究 に用いる 旨を伝え、口 頭と文書 で協力を依 頼し理解を 得た。

結果

対 象 者 の教 室 へ の平 均 出 席 率 は91.8% で あ っ た 。 詳 細 に は 、 全 日 程( 7 回)出 席 者 が 8 名 、 1 回 欠 席 が 5 名 、 参 加 で き な く なっ た 人 が 3 名 で あ る 。 各 々 欠 席 の場 合 は 事 前 に 連 絡 があ っ た。 介 入 前 後 の 比 較 対 象 者 は14 名 、 内 訳 は 男 性 5 名/ 女 性 9 名 で 、 そ れ ぞ れ の 平 均 年 齢 は 65.2歳/65.3歳 であ っ た 。 表 2 に 教 室 参 加 者 お よ び 消 極 的 参 加 者 の性 別 、 年 齢 ( 平 均 値 ) を 示 す 。 今 回 の 健 康 教 育 介 入 前 後 の 参 加 者 の 変 化 を、 測 定 し た 項 目 の平 均 値 で 比 較 し た ( 表 3)。 身 体 状 況 で は 腹 囲 に 有 意 な 改 善 が 認 め ら れ た 。 体 重 、 体 脂 肪 率 、BMI、 最 高 血 圧 につ い て は 、 ほ と ん ど 変化 は な か っ た が 、 拡 張 期 血 圧 は ( 有 意 差 は認 め ら れ な か っ た が ) 約5 mmHg 減 少 し た。 腹 囲 で は 有 意 な 改 善 が 認 め ら れ、 平 均 値 で 3cm 以 上 減 少 し て い た 。 約 2 か 月 の 血 糖 の状 態 を 表 すHbAlc は 、 開 始 時6.1 % 、 終 了 時 に5.9% と ほ と ん ど 変 化 は な か っ た 。 動 脈 硬 化 を 防 ぐ 方 向 に は た ら くHDLコ レ ス テロ ー ル は 、 開 始 時54.9mg/dl 、 終 了 時59.8mg/dl と わ ず か に 増 加 、 中 性 脂 肪 は 開 始 時112.6mg/dl 、 終 了 時96.9mg/dl と 減 少 し 、 い ず れ も 改 善 傾 −57 −

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表 2 参加 者 の性別 と年 齢 教室 参加 者・消 極的 参 加者 平均 値    標 準偏 差 開始 時参 加者 合 計( n=18) 男 性( n=8) 女性( n=10) 教室 前後 参加 者 合 計(n=14) 男 性( n=5) 女性( n=9) 消極 的参 加者 男 性( n=9) 8 9 8   3 2 9 り 4 4 4   5 5 r D 6 6 6   6 6 入k U ±  ±  ± ±  ±  ± 58.8   ± α ︰ ︶74 787 7 j 石 811 1 17 5.3 表 3 教室 実施 前後 におけ る対 象 者の 測定 項目 の変化 ( 参加 者) 開始 時         終了 時 身 体 所 見 体 重(kg) BMI(kg/ ㎡ ) 体 脂 肪 率 ( %) 腹 囲 (cm ) 収 縮 期 血 圧 (m mHg) 拡 張 期 血 圧 (m mHg) 総 コ レ ス テ ロ ー ル(mg/d1) HDL−コ レ ス テ ロ ー ル (mg/d1) LDL−コ レ ス テ ロ ー ル (mg/d1) 中 性 脂 肪 (mg/d1) HbAlc(% ) 食 事 記 録 に よ る 栄 養 素 摂 取 量 エ ネ ル ギ ー(kcal/day) 炭 水 化 物(g/day) タ ン パ ク 質(g/day) 脂 質(g/day) カ リ ウ ム(mg/day) カ ル シ ウ ム(mg/day) マ グ ネ シ ウ ム(mg/day) 鉄(mg/day) ビ タ ミ ン A ( μg/day) ビ タ ミ ン D ( μg/day) ビ タ ミ ンE (mg/day) ビ タ ミ ンBi (mg/day) ビ タ ミ ン C (mg/day) コ レ ス テ ロ ー ル(mg/day) 食 物 繊 維(g/day) 食 塩 相 当 量(g/day) **p<0.01 *p<0.05 n 平均 値   標 準偏 差  平均 値   標 準偏差2 群 間の差 4 4 4 4 1 1 1 1 13 13 14 14 14 14 14 14 14 14 14 14 14 14 14 14 4 4 4 4 1 1 1 1 14 14 14 65.1 26.3 28.6 94.2 129.2 77.2 208.3 54.9 136.4 112.6 6.11 2448.3 305.7 104.8 86.5 3896.4 1110.1 421.4 14.1 920.1 16.6 11.5 1.22 124.1 500.4 23.3 16.2 ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 44629481750  109153595833204n 乙 1361520137.4  1794860428303804 1   11131341  0512901   3      5 7 1 4      3 5 1   4        1 64.2 26.0 29.0 90.8 128.5 72.1 208.9 59.8 129.4 96.9 5.87 2178.4 299.7 82.5 67.0 3221.4 659.1 344.6 11.4 683.6 15.6 8.5 11.18 156.9 389.6 20.0 12.9 ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 1 1 r D 1 9 り 入hu 1 10.7 ** 18.2 10.5 34.0 12.0 37.9 31.3 1.08 453.1 59.1 17.3 20.2 1146.1 271.9 103.9 6.1 403.5 11.2 3.1 Q ぴ 入h ︶ Q ぴ n 乙 r D j L 乱 叺 乱 0 7 8 1

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向 が み ら れ た。 消 極 的 な 参 加 者 につ い て は 、 有 意 に 変 化 し た 項 目 は 認 め ら れ な か っ た (表 4 ) が 、 中性 脂 肪 の 平 均 値 は 約30mg/dl ほ ど 増 加し て い た 。 次 に 各 測 定 項 目 に つい て 、 教 室 開 始 前 後 で の メ タ ボリ ッ ク シ ン ド ロ ー ム 判 定 基 準 内 外 の 人 数 を み て み る と 、 教 室 参 加 者 の 場 合 は 、 図 2 で 示 す よ う に 腹 囲 、 血 圧 、 中 性 脂 肪 、 HDL コ レ ス テ ロ ー ル の 各 項 目 に お い て 判 定 基 準 内 の 人 数 が 増 加 し た 。 特 に 腹 囲 で は 変 化 が 大 き く 、基 準 外 の 人 数 が11 名 か ら 8 名 に 減 少 し た。な お 、血 糖 値 は、 糖 尿 病 治 療 中 の 人 もあ っ た た め 、HbAi 。で 比 較 し た が 、 基 準 外 の 4 名 も各 々 数 値 と し て は 低 く なっ て い た。 一 方 、 消 極 的 参 加 者 の グ ル ープ ( 図 3 ) で は 、HbAi 。とHDLコレ ス テ ロ ー ルは 、 全 員 が教 室 実 施 期 間 を 通 し て 基 準 内 で あ っ た が、HbAlc の 測 定 値 が 得 ら れ な か っ た 4名 の う ち 3 名 は 血 圧 が 基 準 外 で あ っ た。 さ ら に 、 終了 時 で の 血 圧 の 高い 人 が 7 名 中 6名 と 増 え て い た 。 終了 時 に 中 性 脂肪 が 基 準 外 であ っ た 2 名 の う ち、 1 名 は 腹 囲 も増 加 し て お り、 1 名 は 基 準 内 か ら 基 準外 へ の 変 化 で あ っ た が 腹 囲 は 減 少 し てい た 。 教 室 参 加 者 の 腹 囲 の推 移 を 図 4 に 、 中 性 脂肪 の 推 移 を 図 5 に示 す。 ま た 、 消 極 的 参 加 者 の 腹 囲 の推 移 を 図 6 に 示 す 。 教 室 参 加 者 の 腹 囲 に つ い て は、 1cm 以 上 減 少 を し た 者 が 9 名 、 そ の う ち10cm 以 上 減 少 し た 者 が 2 名 い た。 増 加 し た 者 は 3 名 で 、 そ の う ち 3cm 増 え た 者 が 1 名 、 残 り の 2名 は 約 3cm と 約 2cm 弱 の 範 囲 で 増 減 を 期 間 中 に 繰 り 返 し て い た。 中 性 脂 肪 につ い て は 、 低 下 し た 人 が 8 名 で 、 そ の う ち 4 名 が25mg/dl 以 上 の 低 下 を 示 し た。 高 く な っ た 人 も 3 名 い た が 、 全 員 基 準 値 以 下 の 範 囲 で あ っ た。 消 極 的 参 加 者 の 方 で は 、 腹 囲 が5 cm 増 え た 者 もあ っ た が 、 約 4cm 減 少 し た 者 も 2 名 い た。 図 表 に 表 わ し て い な い が 、 教 室 参 加 者 で 体 重 が1kg 以 上 減 量 で き た 者 は 6 名 、 約1kg 増 表 4 教室 実施 前後 にお け る対象 者 の測定 項 目の 変化 (消極 的参 加者 ) 開始 時         終了 時 身 体 所 見 体 重(kg) BMI (kg/ ㎡ ) 体 脂 肪 率( %) 腹 囲(cm ) 収 縮 期 血 圧(mmHg) 拡 張 期 血 圧(mmHg) 総 コ レ ス テ ロ ー ル(mg/dl) HDL−コ レ ス テ ロ ー ル(mg/dl) LDL−コ レ ス テ ロ ー ル(mg/dl) 中 性 脂 肪(mg/dl) 空 腹 時 血 糖 値(mg/dl) HbAic (%) *p<0.05 n  平 均 値    標 準 偏 差  平 均 値    標 準 偏 差2 群 間 の 差 777677 6 6 3 6 6 3 68.7   ± 23.2   ± 19.1   ± 87.6   ± 131.3   ± 83.4   ± 234.7   ± 60.2   ± 139.7   ± 113.2   ± 97.7 5.50   ± 59 260186149410 02597954227 j 1      1  3123   0 68.5 23.1 18.9 87.3 138.6 87.0 245.3 58.5 140.3 141.5 95.0 5.53 ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 42391955460n 乙 92472012265.4 113125   0

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蝮 惆 血 圧 H11A,g 11・ 弌JEl j きI‘E i r14'吶 卜l iS Tl n Mt g;i ? │‘ 眄 114'吶 睥 III性l 气iT 匚¥ 1・JDL-  111`゛ill:・I ¬1・・rl y I I・哨・│'│・l il 一 丶 ●・ll! 外 口扈 哄 内 Ill 卩 、j 図 2  メ タ ボ リ ッ ク シ ン ド ロ ー ム 判 定 基 準 内 外 の 人 数 ( 教 室 参 加 者 ) l亟 県 外口i 凖冖 厦 卯 血「│ 二 ^-1-・-       3 い・I'14      `         2 3  2  3 11・TI亠       1

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図 4  腹 囲 の推 移 ( 教 室 参 加 者 ) ●教 重 ●`a!11   【:】假 重117 畸 A B C D E F G H I .J K L  M゛N 参゛蒿 者 図 5  中 性 脂 肪 の 推 移 ( 教 室 参 加 者 ) −61 −

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EIrり 13 y -120 11Q itia a   Q り   s 叩 ●敏 宣 閭 姶 時  【】n 宣 肆 7 叫 一1n’啣 ( g) -0.20 -0.11 0.52 1 口 ・ 囗

Q  卩   Q   p・I  s   r   り 書 加 者 図 6 腹 囲の推 移 (消極 的 参加 者) Q V W 表 5 体重 、腹 囲、 エ ネ ルギー摂 取量 、 脂質摂 取量 の 各変化 量 の相 関 体重 変化 量   腹 囲変化 量  エ ネ ルギ ー摂取 脂質摂 取 変化 量 体重 変化 量(kg) 腹 囲変化 量 (cm) エ ネ ルギー摂取 変 化量(kcal) 脂質 摂取 変化 量(g) n二14, p *<0.05 (kg) 1 0.61* 0.08 -0.20 ( cm) 0.61* 1 0.79 -0.11 変 化量(kcal) 0.08 0.79 1 0.52 え た 者 が 2 名 、 そ の 他 は1kg 以 内 の 増 ( 2名 ) 減 ( 4 名 ) で あ っ た 。 教 室 参 加 者 の 体 重 、 腹 囲 、 エ ネ ル ギ ー 摂 取 量 、 脂 質 摂 取 量 に お け る 変 化 量 に つ い て の 相 関( 表 5)を み た と ころ 、 体 重 と 腹 囲 の 変化 が 、 スピ ア マ ン の 相 関 係 数 で0.61と 、 中 程 度 の 相 関 が 有 意 に 認 め ら れ た 。 ま た 、 食 生 活 面 で は 、 栄 養 素 等 摂 取 量 に つ い て み て み る と ( 表 2)、 エ ネ ル ギ ー 、 タ ン パ ク 質 、 脂 質、 塩 分 に有 意 な差 が 認 め ら れ た。 エ ネ ル ギ ー は、2450kcal か ら2180kcal と270kcal 減 少 し 、 タ ン パ ク 質 は104.8gか ら82.5g、 脂 質 も86.5gか ら67.0gと、 い ず れ も 減 少 し て い た 。 カ リ ウ ム は3896mg か ら3221mg 、 食 物 繊 維 は23.3gか ら20.0g と 減 少 し た 一 方 、 ビ タ ミ ンCは 124mg か ら157mg に 増 え て い た。 カ ル シ ウ ム は1110mg か ら659mg と ほ ぼ 半 減 、 食 塩 は16.2g か ら3.3g減 っ て12.9gに な っ た 。 特 に 塩 分 相 当 摂 取 量 につ い て21.lgか ら11.7g、26.4 gか ら12.9g と 大 幅 な減 塩 を 行 っ た 者 も あ り、14 名 中11 名 が 減 塩 を 行い 、 脂 質 摂 取 量 で は14 名 中12 名 の 摂 取 量 が 低 く な っ て い た 。

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図 7に 、 食 事 の 摂 り 方 に つ い て の 教 室 参 加 者 の 生 活 習 慣 ア ンケ ート の 結 果 を 示 す 。 教 室 開 始 時 と 現 在 を比 べ る と 、「 お 腹い っ ぱ い 食 べ る 」 と 回 答 し た 者 が 1 人 増 加 、「 夕 食 を 特 に 食 べ る 」 と 回 答 し た 者 も 1 人 増 加 し た が 、 こ れ は 同 一 人 物 であ っ た 。 図 8は 食 事 内 容 につ い て 尋 ね た ア ン ケ ート 結 果 で、 各 食 品 の摂 取 頻 度 の 増 減 を 示 し て い る 。 約 3 分 の 1 の 大 が 、 お 菓 子 、 甘 い 飲 料 の 摂 取 頻 度 が 減 っ た と 回答 し た 。 漬 物 、 し ょ う ゆ、 味 噌 汁 、 め ん類 の 汁 を 飲 む 量 に つ い て は 、 い ず れ も摂 取 頻 度 が 減 っ た 人 の 方 が 多 か っ た 。 特 に 口│ 」い 口1.・い.;.

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食 ぺ 4, 夕 食 さ111;y.-,ぶり 龠 べa ・!j 眄      ̄       ’`  一    粤 閘 匐 M μJ H -・ S 皿 皿 I I -』 i 図 7 食事 の摂 り方 の変 化 − − I ㎜■ ■ : i Lj g 櫺i か  口裏it/d し  囗 貳-⊃た の 1   tX・畝怺 Dll塵  "' ‘  ̄・'i・T  ̄'゛ -■ J-l t tS!)皿度       11      21 − ・・ 4 ・i・4 諞 二 二 三 二 コ_ J ._ __ 4SS l・1・1   X   (   j   l   ●   1   1コ   :j   lφ・l 図 8 食 事 内容 の変化 −63 − 丶が

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圜:l −: りll.「ll 口14 ・・こ 1114Sをilう・・│・ り 鹽 −1 − 二: 匸 コ y で r 外1!『ly94f11   ( 枩 体111心 へa ●s        ̄  ̄ マ  ̄ 万 e    x    l    i    l    .g  J J  J4 図 9 運動 や身体 活動 の変 化 し ょ う ゆ は14 人 中 7人 と 半 分 の 大 が 減 っ た と 回 答 し た 。 図 9は 、 運 動 や 身 体 活 動 の 様 子 に つ い て 尋 ね た 結 果 で あ る 。 身 体 活 動 の 意 識 や 回 数 、 時 間 が 増 え て お り 、 普 段 の 運 動 内 容 につ い て 複 数 回 答 し て も ら っ た と こ ろ 、14 名 中 6名 が ウ ォ ー キ ン グを 、 2 名 が スト レ ッ チ 体 操 を 行 な っ てい る と 回答 し た 。 そ の 他 に も、 水 泳 ・ ダ ン ス ・ ダ ン ベ ル体 操 ・ ラ ジ オ 体操 な ど が み ら れた 。 参 加 者 の 目 標 達 成 度 に 関 す る評 価 は 、 調 査担 当 者 と面 接 を し な が ら 、 約 6 か 月 間 を振 り 返 り 、 教 室 開 始 時 期 に立 て た 個 人 目標 に つ い て 、「 で き た 」「 大 体 で き た 」「 で き な か っ た 」 の 3段 階 で 自 己 評 価 を 行 っ た ( 図10 )。 評 価 理 由 に つ い て も イ ン タビ ュ ー を し た 。 総 合 評 価 と し て 「 目 標 達 成 出 来 た 」 が 6 名 、「 大 体 で き た 」 が 5 名 、「 出 来 な か っ た 」 が 3 名 で あ っ た 。 目 標 達 成 状 況 を 詳 細 に み る と 、 自己 評 価 とし て 「 出 来 た 」 大 と 「 大 体 で きた 」 大 を 合 わせ る と 約 8割 で あ り 、 ほ と ん ど の 参 加 者 が 目 標 達 成 で きた と い う 結 果 と な っ た 。 目 標 達 成 者 が 挙 げ た 理 由 と し て は 、 食 事 に 関 す る も の が ほ と ん ど で あ っ た 。 目 標 達 成 度 に つ い て そ れ ぞ れ の 評 価 理 由 を 複 数 回 答 で 自 由 に 尋 ねた と こ ろ 、評 価 理 由 は 、食 事 内容、 飲 酒 、 行 動 、 運 動 、 検 査 値 、 精 神 的 な も の 、 に 大 別 さ れた 。 出 来 た 大 と 大 体 で きた 人 の 評 価 理 由 を み る と 、 そ の 内 訳 の 4 割 以 上 が 食 事 に 関 す る も の で あ っ た 。 大 体 で き た と 回 答 し た 人 の評 価 理 由 に は 、「 運 動 が 出 来 て い な か っ た 」「 減 量 が で き な か っ た 」 が 挙 げ ら れて お り 、 食 事 に つ い て は で き た の だ け れ ど こ れ ら が マ イ ナ ス点 と な り 「大 体 で きた 」 と い う 次 点 の 評 価 とし た 者 も い た と思 われ る。 さ ら に 、 目標 が 達 成 出 来 な か っ た と 答 えた 人 の 中 で も 、 食 事 に 関し て ネ ガ テ ィ ヴ な 回 答 をし た 大 は い な か っ た 。 教 室 終 了 後 の ア ンケ ー ト と イ ン タ ビ ュ ー か ら は、「 学 生 と 一 緒 に 過 ご せ る の が 楽 し か っ た 。」 「 学 生 が ま じ め で 優 し か っ た 。」「学 生 の 学 習 に協 力 し つ つ 、 自 分 の 健 康 が 改 善 で き る こ と は 、 二 重 に 励 み に な っ た 。」「 6か 月 も 続 け て 参 加 で きる か 不 安 だ っ た が 、 学 生 た ち が 励 まし て く れ た の で 続 け ら れ た 。」「 腹 囲 が と て も 減 っ た の で う れ し い 。」「 自分 か 食 べ 過 ぎ て い る の を知 っ

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図10  日 標 達 成 度

(n=14)

た。」「 運 動 は あ ま り続 け ら れ な か っ た 。」「 ま た こ う い う 機 会 が 欲 し い 。」 な ど の 回 答 を 得 た 。 学 生 だ ち か ら は 、「 健 康 教 室 や 栄 養 指 導 を 実 施 す る に は 、 多 く の 人 の 協 力 が 必 要 で あ る こ と を 体 験 で き て よ か っ た。」「 自 分 の 目 の 前 で 参 加 者 の 変化 を み る こ と 出 来 て 驚 い た 。」「 参 加 者 の 大 た ち が 参 加 し た こ と を 喜 ん で く れ て い る の が と て も よ く 伝 わ っ て きて 嬉 し か っ た 。」 な ど の 感 想 を 得 た 。

考 察

本 研 究 は 、 管 理 栄 養 士 を 目 指 す学 生 が 、 実 地 体 験 を 通 し て 、 栄 養 指 導 、 保 健 指 導 を 実 践 す る 能 力 を 身 に 付 け る 教 育 プ ロ グ ラ ム に 関 す る も の で あ る。 実 施 にあ た っ て は 、 大 学 近 隣 の メ タ ボ リ ッ ク シ ン ド ロ ー ムお よ び そ の 予 備 軍 を対 象 に 対 象 者 の健 康 課 題 を 探 し 、 そ れ を改 善 す る た め に 企 画/ 運 営/ 評 価 の 一 連 の 公 衆 栄 養 マ ネ ジ メ ント ( 健 康 教 育 ) を 体 験 学 習 さ せ た 。 約 6 か 月 間 の 介 入 で あ っ た が、 身 体 状 況 で は 腹 囲 が 平 均 値 で 約 3cm 細 く な り 、 血 液 検 査 で も メ タ ボリ ッ ク シ ンド ロ ー ム の 診 断 基 準 で あ るHbAlc 、HDL コ レ ス テ ロ ー ル 、 中 性 脂 肪 な ど 、 い ず れ も 改 善 傾 向 が み ら れ た 。 血 圧 に つ い て は 、 収 縮 期 血 圧 の 変 化 は ほ と ん ど み ら れ な か っ た が 、 拡 張 期 血圧 が 平 均 値 で 5.1mmHg 低 下 し た 。 ま た 、 生 活 習 慣 ア ン ケ ー ト で は、 塩 分 の多 い 食 事( し ょ う ゆ 、 味 噌汁 、 麺 類 の 汁 )の 量 が 減 っ た とい う 回 答 が 多 く 得 ら れ た。前 半 と 後 半 の 食 事 調 査 結 果 の比 較 で も、 食 塩 の 摂 取 量 が 平 均 値 で3.3g 減 少 し て い る こ と が 確 認 さ れ た 。 従 来 、 ナト リ ウ ム摂 取 の多 い 地 域 で は 拡張 期 血 圧 が 有 意 に 高 い こ と が 報 告 さ れ て お り27)、 今 回 の 結 果 もこ れ と 合 致 し て い る。 し か し 一 方 、 血 圧 に つ い て は、 体 位 ・ 体格 ・ 気 温 ・ 入 浴 ・ 食 事 ・ 精 神 状 態 ・ 運 動 な ど の −65 −

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影 響 が 大 き く 、 か つ 日 内 変 動 も認 め ら れる た め 、 また 、 統 計 的 に も 有 意 差 が 認 め ら れ な か っ た こ と な ど か ら 、 拡 張 期 血 圧 が 低 下 し た と 断 定 す る に は 慎 重 を 要 す る 。 生 活 習 慣 ア ン ケ ート で は 、 食 事 量 に つ い て 「 お 腹い っ ぱ い 食 べ る 」、「夕 食 を 特 に 食 べ る 」 と 回 答 し た 者 が 、 開 始 前 後 で ほ ぼ 同 数 で あ っ た 。 し か し な が ら、 実 際 に は エ ネ ル ギ ー摂 取 量 が 約300kcal 近 く も減 っ てお り 、健 康 教 室 に 参 加 す る に つ れ て 食 生 活 に対 す る 意識 が 高 ま り 、 そ の た め 、 参 加 後 は 食 事 量 に 対 し て よ り 厳 し い 回 答 を し た の で は ない か と推 察 さ れる 。 あ る い は 、 タ ン パ ク 質 と脂 質 の 摂 取 量 を 減 ら し な が ら 、 野 菜 や 果 物 に よ っ て 満 腹 感 を 得 て い た 可 能 性 もあ る 。 こ の 点 に 関 し て は 、 今 後 、 食 事内 容 に つ い て よ り詳 細 な 解 析 が 必 要 で あ る。 今 回 の 食 事 調 査 の結 果 で は 、 エ ネ ル ギ ー、 タ ンパ ク 質 、 脂 質 、 食 塩 の 摂 取 量 が 有 意 に 減 少 し て お り 、 栄 養 指 導 の 面 か ら 見 て 減 ら し た ほ う が 良 い と 思 わ れる も の が 減 っ てお り 改 善 さ れ てい た 。 ま た 、 ビ タ ミ ンC摂 取 量 は 増 加 し て い る が 、 カリ ウ ム は 減 少 し て い る 。 こ れ は 野 菜 類 の 摂 取 量 が 減 少 し た とい う よ り は 、 肉 類 の摂 取 を 控 え た こ とか ら カ リ ウ ム が 減 少 し た と 考 え ら れる が 、 こ れ を 検 証 す る に は、 今 後 、 食 品 群 別 摂 取 量 や 食 事 パ ター ンか ら の 解 析 等 の 検 討 が 必 要 で あ る。 カリ ウ ム は ナト リ ウ ム の作 用 を 抑 制 し 、 血 圧 を 下 げ る 働 き があ る 。2005 年 版 日 本 人 の 食 事摂 取 基 準28)で は カ リ ウ ム の 目 安 量 は男 性30 ∼69 歳 で2000mg 、 女 性30 ∼69 歳 で1600mg と な っ て お り、 今 回 の 食 事 調 査 で は 、 習 慣 的 な 摂 取 量 と し て 食 事摂 取 基 準 と 直 接 比 較 す る こ と は で き な い が 气3895mg か ら3221mg の 減 少 で あ り 、 一 応 食 事 摂 取 基 準 の 範 囲 を 満 た し て い る。 一 方 、 カ ル シ ウ ム摂 取 量 は 著 明 な 減 少 が み ら れた 。 メ タ ボリ ッ ク シ ン ド ロ ー ム に 重 点 を お い た 健 康 教 室 であ っ た た め 、 カ ル シ ウ ム の摂 取 に つ い て は 積 極 的 な 指 導 を 行 わな か っ たこ と が 一 囚 で あ る 可 能 性 が あ る 。 高 齢 者 に お け る骨 粗 し ょ う 症 の 増 加 は メ タ ボリ ッ ク シ ンド ロ ー ム と 並 び 、 重 要 な 健 康 課 題 で あ る た め 、 今 後 は カ ル シ ウ ム 摂 取 に 関 す る 栄 養 指 導 に も留 意 し たい 。 目 標 達 成 度 に 関 し て は 、 目 標 達 成 の 成 否 に 関 わら ず 、 白 身 の判 断 理 由 で は 食 事 に 関 す る 回 答 が 最 も多 く 、 こ れ よ り 、 期 間 中 に 食 事 に 関 す る 改 善 を 強 く 意識 し て い た こ と が 窺 え る。 目 標 達 成 が 出 来 な か っ た と 回 答 し た 人 も 、そ の 理 由 に 食 事 に 関 す るこ と は 挙 げ てい な い 。ま た 、 「 大 体 で き た 」 と 回 答 し た 人 た ち を 詳 細 に み る と 、 食 事 に 関 し て 自己 目 標 があ る 程 度 達 成 で き た た め に 「 大 体 で き た 」 と し た 者 と 、 運 動 に 関 す る 項 目 が 出 来 てい な い た め に 「 大 体 で き た 」 と し た 者 に 分 か れ た。 全 体 目標 と し て は 「 出 来 な か っ た 」 と 答 え た 3名 は 、 忙 し く て 運 動 を 行 う こ と が で き な か っ た た め と 、 検 査 値 が 改 善 さ れ な か っ た た め と し て い た 。 し かし こ の 3 名 は 、 検 査 値 や 摂 取 量 に は 改 善 が 見 ら れ、 生 涯 学 習 の 意 欲 も 高い 人 た ち であ っ た 。 目 標 設 定 が 高 す ぎ る ま た は 自 己 評 価 が 厳 し い こ と が 考 え ら れ 、 こ の種 の 自 己 目 標 設 定 ・ 評 価 を 行 う場 合 の ケ ー ス ス タデ ィ と し て 検 討 し 、 目標 設 定 時 の支 援 に 反 映 し て い きた い 。 参 加 者 の ほ と ん どが 栄 養 ・ 食 生 活 に つ い て 高 い 達 成 感 が 得 ら れ た の は 、 個 別 の 栄 養 指 導 も 行 っ た こ と に よ り 、 食 事 に 関 す る 意 識 面 の改 善 の み な ら ず 、 食 事 内 容 が 改 善 で き た た め と 考 え ら れる 。 食 事 内 容 の 改 善 と い う 行 動 変 容 に ま で 至 っ てい る こ と は 、 食 事 調 査 結 果 か ら も 裏

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付 け ら れる 。 し か し 、 運 動 に 関 し て は 「 出 来 な か っ た 」 と 回 答 し てい た 人 が 多 く い た 。 こ れ は 、 今 回 、 運 動 指 導 を プ ロ グ ラ ム に 組 み 込 ん だ こ と で 、 今 まで 気 に か け て い な か っ た 運動 へ の 意 識 が 高 ま り 、 運 動 が 十 分 に で き て い ない こ と を 自 覚 し た た め 、「 で き な か っ た 」 と 回 答 し た と 考 え ら れ る 。 運 動 に つ い て も 、 行 動 変容 を 促 す 運 動 指 導 プ ロ グ ラ ムを さ ら に 積 極 的 に 取 り 入 れて い く 必 要 が あ る 。 食 事 に 関 し て 目 標 を 達 成 す る こ と が 出 来 な か っ た とい う 回 答 は な く 、 今 回 の 健 康 教 室 で の 食 事 に 関 す る 教 育 効 果 が 、 今 後 も 継 続 さ れ るこ と を 期 待 す る 。 参 加 者 の 大 部 分 が 自 分 の立 て た 目 標 を 達 成 で き 、 食 事お よ び 食生 活 改 善 へ の 意 識 の向 上 や 運 動 へ の 意 欲 を 高 め る こ と が で き た と い え る。 今 回 の 健 康 教 室 は 、 食 事 内 容 の改 善 ・ 運 動 に 関 す る 意 識 向 上 を 図 り 、 そ の 結 果 と し て 腹 囲 の 減 少 や 血 液 検 査 結 果 の 改 善 が 認 め ら れた こ と か ら 、 メ タ ボリ ッ ク シ ン ド ロ ー ム お よ び そ の 予 備 軍 に 対 す る 栄 養 指 導/ 保 健 指 導 プ ロ グ ラ ム と し て 効 果 的 であ っ た と 考 え ら れ る。 適 切 な 教 育 指 導 の 基 であ れば、 管 理 栄 養 士 を 目指 す 大 学 生 が 主 体 的 に 栄 養 ・ 保 健 指 導 を 実 施 し て も、 参 加 者 の 改 善 効 果 が み ら れ る こ と が 確 認 で き た 。 し か し 、 消 極 的 参 加 者 の 協 力 を 得 た に も か か わら ず 、 教 室 参 加 者 と マ ッチ ン グ で き な か っ た た め 、 両 群 を 比 較 検 討 す る こ と は で き な かっ た 。 今 後 、 消 極 的 参 加 者 の生 活 習 慣 ア ン ケ ー ト も 解 析 し 、 ケ ー ス ス タデ ィ とし て 学 習 に 反 映 し た い 。 参 加 者 か ら は 欠 席 の場 合 に は 自 主 的 に 事 前 に 連 絡 が あ っ た 。こ の こ と か ら も覗 え る よ う に 総 じ て 教 室 へ の 参 加 意 欲 は 高 か っ た も の と思 わ れる 。 し か し 残 念 な が ら 、 今 回 の 健 康 教 室 に よ る 体 脂 肪 の 減 少 は 見 ら れ な か っ た 。 一 方 、 中 年 女 性 を 対 象 とし た 他 の 健 康 教 室 で は 中等 強 度 の 活 動 時 間 と 体 脂肪 に 負 の 相 関 が 認 め ら れた と の 報 告 があ る30)。 本 教 室 で は 参 加 者 の 運 動 に 関 す る 達 成 感 は 高 く な か っ た こ と と 考 え 併せ る と 、 身 体 活 動 の 啓 発 も 併 せ て 行 っ て い く こ と が よ り 効 果 的 で あ っ た と 思 わ れ る 。一 方 で、 内 臓 脂 肪 の 減 少 効 果 は、 食 事 療 法 が 基 本 にあ っ て こ そ 運 動 療 法 を 組 み 合 わせ て 効 果 が 期待 で き る と の 報 告 も あ り31)、 今 後 さ ら に 、 栄 養管 理 か ら の 行 動 変 容 を 促 し 、 日 常 生 活 の 身 体 活 動 と 3 メ ッ ツ 以 上 の 運 動32)を 進 め て い く プ ロ グ ラ ム を 検 討 し てい きた い 。 ア ンケ ート と イ ン タ ビ ュ ー に よ る 参 加 者 の 受 講 後 の 感 想 で は 、「 楽 し か っ た 」、「 学 生 が 励 ま し て く れ た 」、「 学 生 の 勉 強 に役 立 ち な が ら 自 分 か 健 康 に な れる と 思 う と ( 一 石 二 鳥 で) 励 み に な り が ん ば れ た 」、「 や せ ら れ て 嬉 し かっ た 」 な ど が 挙 げ ら れ た。 こ れ ら の 回 答 は 、 単 に 健 康 教 室 の学 習 内 容 の 感 想 と い う だ け で な く、 ス タ ッ フ と し て の 学 生 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン カ 、 学 生 が 学 習 し た こ と の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 能 力 につ い て の他 者 評 価 と も と れ る 。 健康 教 育 を 対 象 者 に合 わせ 企 画 し 、プ ロ セ ス 評 価 を 行い な が ら 運 営 を 考 え実 施 し た こ と に よ り 、「 何 を 伝 え る か 」 の み な ら ず 「 ど の よ う に 伝 え る か 」 と い う 視 点 を 持 つ 姿 勢 を 学 生 が 学 ん だこ と が 、 上 記 感 想 に 反 映 さ れ て い る も の と 思 わ れ る 。 個 人 に とっ て 、 社 会全 体 に とっ て 、 よ り良 い 選 択 の た め に 適 切 な 情 報 と よ り 健 康 的 な 食 物 が 身 近 に 利 用 可 能 で あ る よ う な 環境 づ く り の推 進 は 、 健 康 日 本21 と し て 展 開 さ れ て い る。 へ −67 −

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ルスプロ モーショ ンの観点 からも、食 環境づく りは必要 であ り气 その取り 組みを支援し 積 極 的に推進し てく人材 を育成し てい くこ とは意義が高い。 例 えば 、国民健康 ・栄養調 査から の奈良県 のデー タでは凰 塩 分摂取 量が12.5g (男性13.5g、女 性11.5g) ( 平均 年 齢42.3歳) で あ り、今 回の参加者の平均 値 よりは低いが、望 ましい 数値では ない。 食生活 ・健康分 野へ地 域 住民 のエ ンパワ メ ント35)と専 門家 の育成 の両面 か ら、 本大 学が取 り組 んで いくこ と は極 めて重要であ る。 公衆衛生 の視点を明 確に持ち、 地域保健 領域 で従事 する専 門職 への新人研 修が重要 とさ れ てい る3‰ 公 衆衛生活 動の中で 特に栄養 を中心 に推 進さ れる公衆栄 養活動の 領域 は、 行政 が 中心であ り、 行政 に関 係してい る栄養士・管 理栄養士 が担うこ とがほと んどであ り、 他の栄 養士には認 識できる機 会も非常 に少 なく、 理解 も遠い ものであっ た。 しかし 、特定健診 ・特 定保健指導 の制度の導 入を機 に 産業保健 の領域に従 事している 管理栄養士 にも健康教育 を 実 施してい く需要 が伸 びつつあ る 恆 健 康教育を 様々な健康状 態 にあ る人た ちへ 働 きかけ る こ とがで きる管理栄養 士は、今後 ます ます 求めら れてい る。管理 栄養士養成 施設であ る本学 でも、実践力 を身 につ け、卒後 の活 躍が期待 で きる栄 養士・管理 栄養士を人 材育成し てい く 取 り組みを検 討してい くことは必 要である。 ま と め 今回の健康 教室では 、食事内容 の改善・ 運動 に関す る意識の向 上を図 り、 その結果 とし て 腹囲の減少や 血液検査 結果の改 善、 栄養素等摂 取量の特 にエ ネルギー、 タンパク質、 脂質、 塩 分の摂取量 に改善が 認めら れた。 こ れらの点 から、 本研究での 健康教育は メ タボリ ックシ ンド ロー ムお よびその予 備軍 に対 する、栄 養指 導、保 健指導プロ グラム とし て効果的 であ っ たと考え られる。 医療 ・栄養・ 運動 の専 門家 の教育的 な指導の基 であ れば、 管理栄養士 を目 指 す大学生 が主体的 に栄養・保 健指 導を実 施し ても、 参加者の改 善効果が みられるこ とが確 認 で きた。 学生は、多 方面の協力 を得るこ とで、健康教 育を実 施・運営で きるこ とを 学習した。

謝 辞

本研究を 行うに当た り、奈良新聞社 地域 情報 部 外山千春氏、帝 塚山大学 メディアセ ンター 情報教育研 究セン ター課 屋山 俊幸氏 ・大 阪大 学大学 院医学研究 科 久保田 芳美氏 にご助 力 をい ただ きました。こ こに深謝 申し 上げ ます。 本研究は、 私立大学 等経常 費補助 金(教育 ・学習方 法等改善支援 、学生の 実体験を重視 し た教育研究) の助成を受 け、帝塚 山大学現代生 活学 部食物栄養学 科重点事業 として実 施さ れ たものであ る。

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参 考 文 献 1 ) 栄 養 士 法 施 行 令 の 一 部 を 改 正 す る 政 令 等 の 施 行 に つ い て. 健 発 第935 号  平 成13 年 9 月 21 日 厚 生 労 働 省 健 康 局 2 ) 管 理 栄 養 士 ・ 栄 養 士 養 成 施 設 カ リ キュ ラ ム 等 に 関 す る 検 討 会 報 告 書 につ い て . 平 成13 年 2月 5 日  厚 生 労 働 省 健 康 局 http://wwwl.mhlw.g0.jp/shingi/s0102/s0205-l_ll.html 3 ) 寺 本 房 子 ; 管 理 栄 養 ・ 栄 養 士 は 他 職 種 と 異 なる 専 門 性 を い か に 教 育 さ れ て い る か . 静 脈 経 腸 栄 養. 2006. Vol. 21. No. 4 43-47. 4) 21 世 紀 の 管 理 栄 養 士 等 あ り方 検 討 会 報 告 書 に つ い て . 平 成10 年 6月 8 日. 厚 生 省 保 健 医 療 局 http://wwwl.mhlw.g0.jp/houdou/1006/h0608- l.html 5 ) 管 理 栄 養 士 国 家 試 験 出 題 基 準 ( ガ イ ド ラ イ ン ) 改 定 検 討 会 報 告 書 . 平 成14 年 8 月29 日. 栄 養 日 本2003. Vol. 46. 1 月 号 . 6 ) 特 定 健 康 診 査 及 び 特 定 保 健 指 導 の 実 施 に 関 す る 基 準 の 施 行 に つ い て . 保 発 第0117001 号 平 成20 年 1 月17 日. 厚 生 労 働 省 保 険 局 7 ) 管 理 栄 養 士 ・ 栄 養 士 に 期 待 す る こ と と 日 本 栄 養 士 会 の 役 割 . 日 本 栄 養 士 会 雑 誌.2008 ; VoL 51. No. 1 : 6-14. 8 ) 特 定 健 診 ・特 定 保 健指 導 の 導 入 に対 応し た 日 本 栄 養 士 会 の 基本 方 針 と 具 体 的 な取 り組 み. 日本 栄 養 士 会 雑 誌.2008 ; Vol. 51. No. 1 : 15-23. 9 ) 特 定 保 健 指 導 の ス ター ト にあ た っ て . 日 本 栄 養 士 会 雑 誌.2008 ; Vol. 51. No. 4 : 4-17. 10 ) 大 島 美 幸, 他 . 地 域 に お け る集 団 ・ 個 別 併 用 の 栄 養 教 育 の介 入 効 果 一筑 西 市 国 保 ヘ ル ス ア ップ モ デ ル 事業 栄 養 プ ロ グ ラ ム そ の 1 . 第53 回 日本 栄 養 改 善 学 会 学 術 総 会 講 演 要 旨 集.2006 : 2-031. 11 ) 稲 川 三 枝 子, 他 . 地 域 に お け る 集 団 ・ 個 別 併 用 の 栄 養 教 育 の 介 入 効 果 一筑 西 市 国 保ヘ ル ス ア ップ モ デ ル 事 業 栄 養プ ロ グ ラ ム そ の 2. 第53 回 日 本 栄 養 改 善 学 会 学 術 総 会 講 演 要 旨 集. 2006 : 2-032. 12 ) 吉 野 佳 織 , 他 . 地 域 に お け る 栄 養 教 育 の 食 習 慣 改 善 と 肥 満 改 善 の 関 係 一筑 西 市 国 保ヘ ル ス ア ップ モ デ ル 事 業 栄 養プ ロ グ ラ ム そ の 3. 第53 回 日 本 栄 養 改 善 学 会 学 術 総 会 講 演 要 旨 集.2006 : 2-045. 13 ) 上 島 弘 嗣 監 修 . コ レ ス テ ロ ー ル を 下 げ る 健 康 教 育 . 保 健 同 人 社.2005. 14 ) 坂 根 直 樹 監 修 . コ レ ス テ ロ ー ル が 下 が る教 室  理 論 編 . 診 断 と 治 療 社.2005. 15 ) 坂 根 直 樹 監 修 . コ レ ス テ ロ ー ル が 下 が る教 室  実 践 編 . 診 断 と 治 療 社.2005. 16 ) 水 嶋 春 朔. 地 域 診 断 の す す め方 . 第 2 版. 医 学 書 院. 17 ) メ タ ボリ ッ ク シ ン ド ロ ー ム診 断 基 準 検 討 委 員 会 : メ タ ボリ ッ ク シ ンド ロ ー ム の 定 義 と 診 断 基 準 . 日 本 内 科 学 会 雑 誌.2005 ; 94 : 188-203. 18 ) 近 藤 香 奈 恵, 他 . メ タ ボリ ッ ク シ ンド ロ ー ムの 食 事 の多 様 性 と バ ラ ン ス の 実 態 . 肥 満 研 究 2007 ; VoL 13. No. 2. 19 ) 奈 良 信 雄 . 特 定 健 診 に お け る 臨 床 検 査 . 日 本 栄 養 士 会 雑 誌.2008 ; Vol. 51.N0.4. −69 −

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20 ) 前 田 健 次 , 他 . ド ッ ク 受 診 者 に お け る 年 齢 と 身 体 測 定 値 に よ る 内 臓 脂 肪 面 積 の 予 測 式 肥 満 研 究.2008 ; Vol. 14. No. 2. 21 )「 生 涯 学 習 推 進 の た め の 地 域 政 策 の 調 査 研 究 」 報 告  大 学 と 地 域 の 連 携 に よ る ま ち づ く り の あ り 方 に つ い て . 平 成16 年 3 月 . 文 部 科 学 省 生 涯 学 習 政 策 局. 22 ) 内 藤 初 枝 . 簡 便 な 方 法 を 活 用 し た 食 事 調 査 方 法 の 検 討 − そ の 2 デ ジ タ ル カ メ ラ と 携 帯 電 話 を 用 い た 場 合 . 静 岡 県 立 大 学 短 期 大 学 特 別 研 究 報 告 書 平 成13, 14 年 度. 23 ) 地 域 に お け る 過 体 重 ・ 肥 満 者 を 対 象 と し た 運 動 施 設 利 用 , 栄 養 指 導 に よ る 個 別 健 康 教 育 と 介 入 の 検 討 . 日 本 公 衆 衛 生 雑 誌. 2006. Vol.53. No. 10 : 749-761. 24 ) 田 中 平 三 監 訳 . 食 事 調 査 の す べ て 一 栄 養 疫 学 − . 第 2 版 . 第 一 出 版. 25 ) 茨 城 県 健 康 科 学 セ ン タ ー 編 . ラ イ フ ス タ イ ル 改 善 指 導 マ ニ ュ ア ル . 保 健 同 人 社. 26 ) 文 部 科 学 省 ・ 厚 生 労 働 省 : 疫 学 研 究 に 関 す る 倫 理 指 針 ( 平 成19 年 8 月16 日 改 正 ) 27) Naruse Y, et al. Urinary sodium and potassium eχcretion, body mass inde χ, alcohol

intake and blood pressure in three Japanese populations. J Hum Hypertens. 1989, Vol. 3 : 315-321. 28 ) 厚 生 労 働 省 策 定 . 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準(2005 年 度 版 ) 第 一 出 版. 29 ) 吉 池 信 男 ,他. 食 事 摂 取 基 準 に 基 づ く 栄 養 学 的 リ ス ク 者 の 評 価 .国 立 健 康 ・ 栄 養 研 究 所 : 健 康 ・ 栄 養 ニ ュ ー ス ( 平 成19 年12 月). Vol. 6. No. 3 :6. 30 ) 山 本 直 史 , 萩  裕 美 子 . 体 脂 肪 の 減 少 に 必 要 な 日 常 生 活 の 身 体 活 動 強 度 と 活 動 時 間 . 肥 満 研 究.2007 ; Vol. 13. No. 2 : 189-196. 31 ) 勝 川 史 憲 . 介 入 試 験 か ら み た 内 臓 脂 肪 の 減 少 効 果 . 肥 満 研 究.2007 ; Vol. 13. No. 1: 10-18. 32 ) 運 動 所 要 量 ・ 運 動 指 針 の 策 定 検 討 会 . 健 康 づ く り の た め の 運 動 指 針2006 ∼ 生 活 習 慣 病 予 防 の た め に ∼ < エ ク サ サ イ ズ ガ イ ド2006 >. 33 ) 健 康 づ く り の た め の 食 環 境 整 備 に 関 す る 検 討 会 報 告 書 . 平 成16 年 3 月. 34 ) 田 中 平 三 , 他 .「 健 康 日 本21 」 に お け る 栄 養 ・ 食 生 活 プ ロ グ ラ ム の 評 価 手 法 に 関 す る 研 究  国 民 栄 養 調 査 デ ー タ を 活 用 し た 都 道 府 県 別 栄 養 関 連 指 標 の 検 討.htt p://w wwJih. go.jp/eiken/yousan/eiyochosa/pdf_fail/hl4nnss.pdf 35 〕 吉 野 佳 織 , 他 . 地 域 住 民 を 対 象 と し た 本 大 学 で の 生 涯 学 習 講 座 に お け る 健 康 教 育 ( 第 1 報 ) 聖 徳 栄 養 短 期 大 学 紀 要2005. Vol. 36 : 17-27. 36 ) 信 任 時 期 の 人 材 育 成 プ ロ グ ラ ム 評 価 検 討 会 報 告 書  平 成18 年 3 月  信 任 時 期 の 人 材 育 成 プ ロ グ ラ ム 評 価 検 討 会 検 討 会 htt p://www.jpha.0r.jp/j pha/suishin/shinninj iki/menu. html

図 7に 、 食 事 の 摂 り 方 に つ い て の 教 室 参 加 者 の 生 活 習 慣 ア ンケ ート の 結 果 を 示 す 。 教 室 開 始 時 と 現 在 を比 べ る と 、 「 お 腹い っ ぱ い 食 べ る 」 と 回 答 し た 者 が 1 人 増 加 、 「 夕 食 を 特 に 食 べ る 」 と 回 答 し た 者 も 1 人 増 加 し た が 、 こ れ は 同 一 人 物 であ っ た 。 図 8は 食 事 内 容 につ い て 尋 ね た ア ン ケ ート 結 果 で

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