Kobe Shoin Women’s University Repository
Title
都市居住高齢者の余暇生活スタイルについて
The leisure life style of the aged in urban area
Author(s)
増永 理彦(Masunaga Tadahiko)
Citation
生活科学論叢(Review of Living Science)
,
No.32:65-75
Issue Date
2001
Resource Type
Bulletin Paper / 紀要論文
Resource Version
URL
Right
都 市居 住 高齢 者 の余 暇生 活 ス タイ ル につ い て
増
永
理
彦'
1は じ め に 急 速 な高 齢 化 を背 景 に、 高 齢 者 の 居 住 を め ぐ る課 題 は重 要 性 を増 して きて い る 。 要 介 護 高 齢 者 の居 住 問 題 は そ の 緊 急 性 あ る い は介 護 保 険 の導 入 等 を きっ か け に様 々 な研 究 が 進 め られ て い る。 と ころ が 、 一 般 の健 常 高 齢 居 住 に つ い て 見 る と、特 に余 暇 生 活 に関 して は 、 調 査 研 究 もそ の 必 要 性 に比 べ て 少 な い現 状 にあ る。 高 齢 者 に特 定 しな け れ ば 、一 般 の 余 暇生 活 に 関 して の研 究 は 数 多 くま た 蓄積 もあ る。 一 方 、 高 齢 者 の 立 場 や 視 点 か らの ま ちづ く りや 住 環 境 整 備 ・地 域 整 備 に つ い て の研 究 も比 較 的 多 く、 そ の な か で 余 暇 生 活 に触 れ られ て い る 論 文 もあ る 。 しか し なが ら、都 市 居 住 健 常 高 齢 者 の 近 隣 で の 余 暇 生 活 を 主 テ ーマ と した研 究 は 少 ない の が現 状 で あ り、 例 え ば 、 上 の の ねエ の 和 田 ら、浅 沼 ら、 藤 田 ら、椎 野 らの研 究 が 見 られ る ぐ らい で あ る。 上 和 田 ら は、 高 齢 者 の 余 暇 生 活 にお け る新 た な散 策 的現 象 に着 目 して 実 態 調 査 し、 浅 沼 らは 、 高 齢 者 の生 活 特 性 と余 暇 施 設 利 用 との 関連 を明 らか に し よ う と した もの で あ る。 また 、 藤 田 ら は余 暇 空 間 と して 水 辺 空 間 に着 目 し、 高 齢 者 の 余 暇 意 識 と水 辺 空 間へ の施 設 希 望 を考 察 し、 一 方 、 椎 野 らは 余 暇 外 出行 動 を分 類 し 型 別 の 空 間特 性 を論 じて い る。 こ の な か で 、 本 稿 は 、 充 分 明 らか に さ れ て い ない 居 住 地 に お け る 健 常 高 齢 者 の余 暇 生 活 の 実 態 を意 識 の面 か ら類 型 化 し、そ の 特 性 分析 を行 な う こ とに よ り、将 来 、 余 暇生 活 空 間整 備 あ る い は施 設 計 画 に寄 与 す る こ と を 目的 とす る も の で あ る 。 今 後 、 社 会 ・経 済 の変 化 と と もに 余 暇 生 活 に 関 す る多 様 な 要 求 を もっ た 高 齢 者 が増 大 して い くと思 わ れ 、基礎 的な 調 査 や 多 方 面 か らの研 究 は 、 必 要 な状 況 に あ るが 、本 稿 に お け る類 型 別 生 活 ス タ イ ル 分析 は 、都 市 居 住 高 齢 者 の余 暇 生 活 構 造 分析 の 一 部 を なす もの で あ る と位 置 づ け られ よ う。 2調 査 に つ い て (1)調 査 地 区 兵 庫 県 西 宮 市 の 臨 海 部 に お い て は 、 土 地利 用 面 で 戦 前 か らの 工 業 系 立 地 か ら、 戦 後 、 高 度 経 済 成 長 期 に住 宅系 ・工 住 混 合 系 へ と展 開 し、今 日、 さ ら に大 き く用 途 転 換 しつ つ あ る 。 特 に 臨海 部 東 側 地 域 に お い て は 、都 市 基 盤 整 備 公 団 の 浜 甲子 園 団 地 の建 替 ・再 生 計 画 や大 正 時 代 末 以 降 か ら の 蓄 積 され た 余 暇 生 活 関 連 施 設 の リニ ュ ー ア ル 等 を 契機 に地 域 整 備 が 構 想 され 、 そ の なか で高 齢 者 の 余 暇 生 活 関 連 の 空 間 整 備 の あ り方 も問 わ れ て い る。調 査 対 象 地 区 は 、 公 団 の 中高 層 住 宅 、公 営 の 中 層 住 宅(一 部 低 層)、 民 間 の 戸 建 住 宅 、 あ る い は 長 屋 住 宅 や 、 文 化 住 宅 等 とい った 様 々 な種 類 の住 宅 が モ ザ イ ク 的 に混 在 し、 市 内 で も比 較 的 高 齢 化 の 進 ん だ と こ ろで あ る。 (2)調 査 対 象 と調 査 方 法 健 常 高 齢 者 と して 当調 査 地 区 内 の 老 人 ク ラ ブ 会 員(60才 以 上)を 対 象 に し た が(表 一1)、 会 ク 員 は 定 住 志 向 が 高 く居 住 年 数 も長 い 人 が 多 い 。 会 員 個 々 人 対 象 の ア ン ケ ー トで 留 置 自 記 法 と し (回収 率 は86%)、 調査 期 間 は1999年11月1日 ∼9日(10月 初 旬 事 前 調 査)で あ る 。 町 名 住 宅 の種 類 調 査対 象 配 布 数 回 収 数 高 須 町1、2丁 目 公 団 高 層 ユ026476 枝 川 町 、 古 川 町 公 団 中 層241197169 醐 須1丁 目 楓1伽 「咽505040 叩 子 園9番 地 市 営 中層11410075 上 田 東 、 中 、 西 町 民 間 住 宅230224188 浜 甲 子 園 、 南 甲子 園 民 間 住 宅177ユ50126 言十914785674 表 一1調 査 対 象 概 要 3余 暇 生 活 ス タ イ ル の 類 型 化 健 常 高 齢 者 の 余 暇 活 動 の 考 え か た に 関 す る 選 好 指 向 ねロ に よ り余 暇 生 活 ス タイ ル の 類 型 化 を試 み た。 ま ず 、25【 囎 を 設 定 し、事 欄 査 に よ り14項 自)1こ絞 っ て 調 査 し 、ヨう 。。 バ◆1
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くレ モ 軸 の 解 釈 と し て 、1軸(縦 軸)は 正 の 方 向 に 「1.{ ロ ド灘 灘 驚 灘1粥
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流 した い 」 等 が あ り、 家 族 や 近 隣 とい っ た 身 の 回 りで ◆」 は あ る が 、 社 会 的 な 余 暇 活 動 の 傾 向 が 見 られ る。 反 対 璽田 に 、負 の 方 向 に は個 人 レベ ル で の 活 動 と して 、 「A.畠 旅 な どゆ っ た りの ん び り生 活 」・rJ・ 自分 の 向 上 の た ヨ ◆1 め に 遠 出 す る 」 な ど が あ る 。 つ ま り 、1軸 は 個 人 か ら.a。li ロヱ む ロ ロ む む コほ む ヨロロ 家 族 、 友 人 ・知 人 等 、 誰 と余 暇 活 動 を 楽 し む の か と い2軸 う 、 他 人 と の 社 会 的 つ な が りあ る い は コ ミ ュ ニ ケ ー シ 図 一1項 目 の 付 置 ヨ ン の 意 味 に 理 解 で き る 。 従 っ て 、 こ の 軸 は 余 暇 活 動 に 関 す る 「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 軸 」 と称 す る こ と が で き よ う 。 2軸(横 軸)は 、 正 の 方 向 に は 、 「1.家 族 や 親 戚 と 日常 的 に 交 流 す る 」、 「N.家 族 の だ ん ら ん に 幸 せ を 感 じ る 」、「A.旅 な ど ゆ っ た りの ん び り生 活 」、「B.自 然 に 親 し む こ と が 楽 し い 」 とい っ た これ まで 多 くの 高 齢 者 に よっ て 実 行 ・経 験 さ れて きた と思 わ れ る、常 識 的 な い わ ば 濾 し多 を 目的 と した余 暇 活 動 内 容 が み られ 、 反 面 、 負 の 方 向 は 、「G.ス ポ ー ツで 体 を鍛 え た い 」、「J. 自分 の 向 上 の た め に 遠 出 す る」、「K.ス ポ ー ツ は友 達 が で きて 良 い 」、と い っ た 項 目が多 い こ と か ら、 若 向 き の積 極 性 を持 っ た 泊 己 実 現 タ と も言 え る傾 向 の フ ァ ク ター で あ る と考 え られ る。 従 っ て 、2軸 の モ癒 レ あ る い は ミ自己 実 現 タ とい った 余 暇 活 動 の 目的 を示 す 「目的 軸 」 で あ る とい え よ う。 100 次 に、 カ テ ゴ リ ス コ アか ら、 各 個 人 別 のサ ンプ ル ス
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一 に 分 類 し た 。 総 サ ン プ ル674の う ち、 不 明 等 を 除 く 」o・ と 計387(・=C1:267、C2:53、C3:67)で 、C20 1が69%と 多 くC2、C3が15%前 後 ず つ の 構 成 で あo %ABCDEFGHIJKLMN る 。 以 降 ・ この387の サ ン プル に関 して分 析 す る・ 図 _2C1(家 族.癒 し型) こ の3つ の ク ラ ス ター 毎 につ い て 、 上 記14項 目(A ∼N)の 余 暇 生 活 活 動 の 考 え方 に関 す る 「そ う思 う」 の 回答 割 合 を グ ラ フ に した の が(図 一2 、 3、4)で あ る 。 こ れ らの 特 徴 か ら各 ク ラス タ ー を以 下 の よ うに 相 対 的 に概 括 した 上 で 命 名 した 。 C1:個 人 や友 人 との 余 暇 活 動 よ り も家 族 との だ ん らん や 交 流 を大 事 に した い とい っ た 傾 向 を持 ち 、 癒 し7。1… 一型の余暇濁 を選好する傾向にあり、「
家族 癒 し型」llL_一
と 称 す 。4〔1, ヨむ C2:全 般 的 に は 余 暇 活 動 へ の 思 い が や や 低 く く、2[、, 一 一 一 一_ と り わ け 家 族 や 近 隣 に 関 す る 選 好 が 低 い 。 し か し、 相1叫 一iゆ
対 と し て は 個 人 的 あ る い は 友 人 等 と の 余 暇 活 動 を 重 視%A日CDEFGHlJKLM・ す る 傾 向 も 見 ら れ 、 「個 人 ・自 己 実 現 型 」 と称 す 。 図 一3C2(個 人 ・自 己 現 実 型) C31ほ と ん ど の 項 目 で 他 の 二 者 に 比 し 上 回 っ て お り、 個 人 と社 会 双 方 に 関 心 を 持 つ と考 え ら れ 、 か つ 、1001 多 目的 な 集 団 でC1とC2を 合 わ せ た傾 向 を持 つ 傾 向 ・・1、'1 が あ り、 「多 面 ・多 目的型 」 と称 す 。6°1-1'翫 孟'` 以上 、3鯉 は 、余 暇 濁 選 好 指 向 の 面 でc・ が い わ4° ヒ ー …'… ば従 来 型 の 搬 的高 齢 者 の グ ル ー プ 、C2が 新 しい タ2° 卜L.む
イ ブ で 個 人 レ ベ ル で 自 分 の 意 志 に 従 っ て 余 暇 活 動 を 選A日CDEFGHlJKLMN% 好 す る グル ー プ、 そ してC3がC1とC2の 性 格 を合 図 一4C3(多 面 ・多 目的型) わせ 持 ち 多 面 的 ・積 極 的 に余 暇 活 動 を 考 え る グ ル ー プ で あ る とい え よ う。43類 型 の 特 性 分 析 余 暇生活ス タイルの分析 として、選好志 向の面 で類型化 した が 、 そ の3類 型 は ど の よ うな 基 本 属 性 や生 活 上 の特1生(3鵬 羅 誇 を持 っ た個 人 の集 団 で あ る か を明 らか に した い 。 住宅 (中高層)( 1)類 型 別 基 本 属 性 3類 型 間 で の相 対 的比 較 の な か で 基 本 属 性 の 特 徴 は 以 下(200講 黒¥ の 通 りで あ る(図 一5)(縦 軸 項 目 の 後 の括 弧 書 き は各 項 旧職業 目 に お け る い くつ か の カ テ ゴ リ ー を 統 合 し た も の を示 して 〔棚 トカラー) い る)。 麩 構成 (二二世代) C1は 、 同居 す る家 族 の 構 成 は二 三 世代 が 多 く(32%)、 配偶 者 か つ て の 職 業 に 関 し て は 、 ホ ワ イ トカ ラ ー は 少 な く(47(あ り) %)、 居 住 年 数 もC3と 同 様 や や 長 い 方 で あ る 。 居 住 す る 年齢 (75才 以下) 住 宅の種類 では、中高層住 宅居住 は相対 と しては少 な く(5 5%)、 戸 建 住 宅 に も35%程 度 居 住 して い る。(鍵l C2は 、単 身 が 多 く(55%)か つ て ホ ワ イ トカ ラ ー だ っ 幌 ・筋 ・…q・ 鵬 た 人 が 比 較 的 多 く、 現 在 の 収 入 は恐 ら く年 金 に頼 る 人 が 多 図一5類 型別 基本 属性 い(70%近 くが200万 円 未 満 の年 収)と 考 え られ る 。住 宅 に 関 して は、 中 高 層 住 宅 居 住(公 営 ・ 公 団 で71%)が 多 く、 居 住 年 数 も75%が30年 未 満 と他 二 者 自転車の利 用 に比 較 して 短 い こ とが 特 徴 で あ る 。(利 用) C3は 配 偶 者 を有 す る人 が 多 く(55%)男 性 が 多 い 。 総 年 収200万 円 未 満 が40%と 少 な く逆 に 高 年 収 の 人 が 多 い 。(週3回 以上) 住 宅 の種 類 に 関 して はC1と 良 く似 て い る 。 散歩時間 全 体 的 に は、 まず 、C1、C3は 居 住 す る住 宅 の種 類 や(lH以 上) 居 住 年 数 に関 して は よ く似 て い るが 、C3は 配 偶 者 を有 し 日常生活動作 (自力生活可能) 高 収 入 の 人 が 多 い 。 こ れ に対 して 、C2は 、 居 住 す る住 宅 は公 営 ・公 団 で単 身 者 が 多 く居 住 年 数 の 短 い 人 が 多 い こ と 近隣交流 (あいさつ程度) が 判 っ た 。 ま た 、 年 齢 層 に つ い て は3者 に 共 通 し て75才 以 下 が40%程 度 で あ る。 住戸内外糎醗 謝 (2)関 連 生 活 行 為 余暇生活 に関連す る と思 われ る生活行為 に関 して3者 間T鴨 緻漕 で の 相 対 的 比 較 を み る(図 一6)(縦 軸 項 目 の 後 の 括 弧 書 。。 、。。,G。 、。。 、。。 、鵬 き は 各 項 目 に お け る い くつ か の カ テ ゴ リ ー を 統 合 し た も の 図 一6類 型 別 関 連 生 活 行 為
を示 して い る)。 Clの 生 活 行 為 関 連 の 特 性 に関 して は、 まず 、3類 型 の 中 で は各 項 目 に お い て ほ ぼ 平 均 的 傾 向 に あ る こ と で あ る 。住 戸 内 で の生 活 がC3と 同 様 や や 長 く、散 歩 時 聞 が 短 く、 自転 車 を利 用 して い る 人 が 少 な い とい った 傾 向 が あ る。ま た 、テ レ ビ視 聴 につ い て は5時 間 以 上 もの 長 時 間 見 て い る 人 がC3に 比 し多 い 。これ ら の こ とか ら、余 暇 生 活 も 自宅 内 で 送 る 人 が 多 い で あ ろ う と思 わ れ る 。 C2は 長 時 間 テ レ ビ視 聴 者 が 多 い が 反 面 、 住 戸 外 で の 過 ごす 時 間 の長 い 人 も多 い 。 また、近隣 交 流 に お い て は、 「あ い さつ 程 度 」 が 多 く近 所 と の交 流 や 付 合 い は 少 な い 人 が 多 い よ うで あ る 。 従 っ て 、 近 隣 との 付 合 い は少 な く住 戸 内 でTVを 長 時 間見 る 人 と個 人 で 外 に 出 る 時 間 が 長 い 人 と、C2は さ ら に2派 に分 か れ る可 能性 も考 え られ る 。 C3は 住 戸 内 で の生 活 時 間 が や や 長 く、 テ レ ビの 長 時 間 視 聴 が 抜 群 に少 ない(10%程 度)。 散 歩 時 間 は長 く、 近 隣 と の交 流 や付 合 い は深 く広 い人 が 多 い と考 え られ る。 自転 車 の利 用 者 は一 番 多 く、住 戸外 で も活 動 的 で あ り自 宅 内 だ け で な く自宅 外 で の余 暇 活 動 が活 発 で あ ろ う と思 わ れ る。 これ は 、 日常 生 活 動 作 の 自力 生 活 可 能 な人 が 多 い こ との 反 映 で もあ ろ う。 た だ し、 通 院(週3回 以 上)に お い て は 、3類型 間で の違 い が あ ま り見 ら れず 、類 型 とは あ ま り 関 係 な い と い え よ う。 5類 型 化 寄 与 要 因 ロ ロ り る ロロ ヱ リ ヨ を サ こ こで は 、類 型 化 に寄 与 して い る客 観 的 要 因 は何 か 、 そ 男 扇' な ロ の な か で 何 が 強 く モ型 分 け グ に 影 響 を 与 え て い る の か と 軸洞配 助で生活聯 囲 コおロロしいガまむほロカで ほ い っ た こ と を 明 ら か に す る 。 鵬 力距 配εるが励纈 国1 ほい ロ 数 量 化 皿類 を適 用 した 時 の 変 数 で あ る14項 目の余 暇 活 ・岨1 動 選 好 指 向 と高 齢 者 の 基 本 属 性 ・生 活 行 薦)との相 関 関 係 瓢 謂 蓑:圏 麗聖囲囲 を ク ラ メ ー ル独 立係 数 に よ っ て そ の 数 字 が0・15以 上 の 欝 灘 会謂1:ξ 露 項 目が 二 つ 以 上 あ る もの を選 定 し、 噸 目(図 一7参 照)趨 繍 罵1::麗rl を抽 出 した 。次 に、そ の9項 目を説 明 変 数 と し3類 型(C近 所の人と脇 舶 際:::画 函 1、C2、C3)を 目的 変 数 と し、 数 量 化II類 を 適 用 し1朧 野唖 囲 た 。 属醗 酌 ンション 圃 公営佳毛 圏 公団韻 住宅.囲 60才 以上70才未澗 囲 70才 以上Oオ 棄渦1 図 一7カ テ ゴ リ ス コ ア ゜刎上 甲 (C1*C2、 項 目は下 記(*))_。.溜 團囲1 (*順 に・醐 ・ 瞠 の生 活動 作 ・ 自韓 の利用 泊 宅 内外 蹴 寵 圏 圃 の 生 活 、 日常 的 近 隣 交 流 、 住 宅 の 種 類 、 年 齢 、TVの 視 聴 時 ゜分輯o 間激 歩時間) 上凝`
た だ し、3類 型 を 一 度 に 目的 変 数 とす る と要 因の 寄 与 実 態 が 判 り に くい の で 、2類 型 ず つ に分 の け て 明 らか にす る(結 果 に関 して は 、 主 と し てC1とC2に 関 して 述 べ る(図 一7))。 (目 的 変 数 をC1とC2に した ケ ー ス) レ ン ジの 大 きい ア イ テ ム は、 上 位 か ら 「日常 的近 隣 交 流 」、「住 宅 の 種 類 」、「住 宅 内外 で の生 活 時 間」、「テ レ ビ視 聴 時 間 」 で あ り、 この 順 に寄 与 して い る こ と にな る。 ス コ ア の プ ラス 方 向 がC 1へ の 帰 属 、 マ イ ナ ス がC2へ の 帰属 方 向 を規 定 して い る 。各 々 の 要 因 につ い て 見 て み よ う。 まず 、 「日常 的 近 隣交 流 」 は言 うに 及 ば ず 、 日常 的 な近 隣 との交 流 は 高 齢 者 に と っ て 重 要 な 生 活 行 為 で あ る 。 また 、 マ イ ナ ス ス コ ア の一 番 大 き な カ テ ゴ リー で あ る 「近 所 の 人 と は あ い さつ を す る程 度 で あ る」 は、C2に 属 す る傾 向 に 強 く影 響 し、 逆 に、 「買 物 、 お 茶 、 ス ポ ー ツ 等 の 友 人 が い る」 と 「立 ち話 をす る程 度 の 人 は何 人 か い る」 とい った 、 近 所 との 付 合 い の 深 さ はC1に 属 す る方 向 を 規 定 してい る 。 次 い で影 響 が 大 きい の は 「住 宅 の種 類 」 で あ る。 戸 建 、 長 屋 とい っ た 「住 宅 の種 類 」 の ス コ ア は正 の方 向 で あ り、C1へ の 帰 属 に寄 与 し、 ま た 、 中 高 層 住 宅 が 大 部 分 の 公 営 ・公 団住 宅 等 は負 でC2に 属 す る傾 向 に寄 与 して い る 。 この こ とは 、 も っ と多 面 的 な検 討 を要 す る が 、 近 隣 に対 し て 開放 的 な の か あ る い は 閉 鎖 性 が高 い の か とい った住 宅 の構 造 的 な こ とが 関 係 して い る の で は な か ろ うか と思 わ れ る 。 ま た 、 「住 宅 内 外 で の生 活 時 間 」 は2つ の カ テ ゴ リー で あ るが 、 「住 まい の外 が 多 い 」 の マ イ ナ ス ス コア が 非 常 に高 く、C2に 属 す る 点 で の 寄 与 が 大 きい 。 反 対 に、 「住 ま い の 中 が 多 い」 はC 1に 帰 属 す る方 向 に働 く と考 え られ る。 次 の 要 因で あ る 「テ レ ビ視 聴 時 間 」 で は 、 まず 、 そ の カテ ゴ リー で あ る 「1時 間未 満 」 と 「5 時 間 以 上 」 に マ イ ナ ス の ス コ ア が 高 い 。 これ は 、 あ ま りテ レ ビは 見 ず に む し ろ個 人 的 な趣 味 に時 間 を 割 く人 が あ る 一 方 、例 え ば 単 身生 活 で 自宅 に お い て テ レ ビ を長 時 間 見 続 け る人 も多 い の で は な か ろ うか と解 釈 す る と、C2帰 属 へ の 寄 与 が 理 解 さ れ る。 また 、 カ テ ゴ リ ー 「1時 間 以 上3時 の 間 未 満 」 「3時 間 以 上5時 間 未 満 」 は、 テ レ ビ視 聴 時 間 に 関 し て、 い わ ば平 均 的 と思 わ れ るが 、 この 平 均 的 な視 聴 時 間 がC1に 属 す る 方 向 に寄 与 して い る と考 え られ る。 (目的 変 数 をC2とC3に した ケ ー ス) レン ジ の大 きい 項 目は 、上 位 か ら順 に 「テ レ ビ視 聴 時 間」、「日常 的近 隣 交 流 」、「住 宅 の種 類 」、 「住 宅 内 外 で の 生 活 時 間 」 等 で こ れ らが 大 き く寄 与 して い る。 こ れ らの 要 因 のC2、C3へ の 帰属 に 関 す る寄 与 に 関 して は 、 上 の 目的変 数 をC1とC2に し た ケ ー ス にお い て 、 ス コ アの 大 小 はあ る に し て も、ClをC3に 置 き換 え た もの と同様 に解 釈 で き る。 (目 的変 数 をClとC3に した ケ ース) レ ン ジ の 大 き い 項 目 は 、 上 位 か ら順 に 、 「テ レ ビ視 聴 時 間」、「日常 的 近 隣 交 流 」、「住 宅 の 種
類 」、「散 歩 時 間」 等 とな って い る こ こ で は じめ て 「散 歩 時 間 」 が 項 目 と して 上 が っ た 。 次 章 で 述 べ る よ う に、 「散 歩」 は高齢 者 に とっ て ・ 自宅 外 で の ス ポ ー ツ関 連 で は 「軽 い 体 操 」 と並 ん で 圧 倒 的 に重 要 な余 暇 生 活 行 為 の ひ とつ で あ る 。 「散 歩 時 間」 も類 型 化 に 際 しての 大 きな 要 因で あ る こ とは う なず け る 。 以 上 か ら、 類 型 化 に 寄 与 す る 要 因 と して は 、3つの ケ ー ス に 共 通 して 、 「日常 的 近 隣 交 流 」、「住 宅 の種 類 」・「テ レ ビ視 聴 時 間」 が3位 ま で に ほ ぼ 位 置 して い る。 つ ま り、 こ の3項 目が 類 型 化 に 大 き く影 響 を与 え て い る わ け で あ る 。次 い で 、 「住 宅 内 外 で の 生 活 時 間 」、「散 歩 時 間」 と い っ た 項 目が 続 く。 こ の よ う に見 て くる と、 高 齢 者 の 基 本 属 性 に 関 す る要 因 と して は 、 「住 宅 の種 類 」 だ け で あ り、 他 は、 生 活 行 為 に 関 す る もの で あ る 。 高 齢 者 の余 暇 生 活 の選 好 指 向 を規 定 す る要 因 と して は 、 個 人 的生 活 特 性 が 主 要 で あ り、 基 本 属 性 は 比 較 的影 響 が 少 な い こ とが 判 っ た 。 6具 体 的 余 暇 生 活 行 為 に つ い て 次 に、 実 際 に行 な わ れ て い る余 暇 生 活 行 為 の 実 態 は ど うで あ る か 見 る こ と とす る。 ア ンケ ー トで は 、 高 齢 者 の(自 宅 内余 暇 生 活 行 為)、(自宅 外 で の 観 光 ・趣 味 関 連) 、(自宅外 で の ス ポ ー ッ関 連)の 計3つ の ジ ャ ンル に分 け て 、 余 暇 生 活 行 為 各 々31 、49、25個 の項 函 こ関 してこ の1年 で の 経 験 を複 数 回答 で 聞 い て い る。 3類 型 別 に経 験 率(過 去 一 年 間 で そ の 行 為 に 参 加 ・実 行 ・経 験 した 人 の割 合)20%以 上 を グ ラ フ化 した(図 一8、9、10、)(各 々 、横 軸 は具 体 の 余 暇 生 活 行 薦 込 あ り、各 ジ ャ ン ル別 に上 記 の 順 に ま と め て 表 示(2つ の 空 白 で3つ に分 類)し て い る。 番 号 は 各 ジ ャ ン ル 内 の 項 目番 号 で あ る 。)。 4040: ._ 30 30…1・'_ 20-・ ・_ 10 10・ ・ 一_ 12341232123411132414120 123412321231141314252612 図 一8余 暇 生 活 行 為 経 験 率(C1十C2十C3)図 一9余 暇 生 活 行 為 経 験 率(C1)
(1)全 体 的 傾 向(図 一8参 照)7。1 (自宅 内余 暇 生 活 行 為)6吋 一 一 一 1 作 り ・野 菜 作 り」 「2.体 操 な ど の 軽 い 運 動 」1 「3.趣 味 と して の 読書 」 の 実 用 性 、 健 康 維 持 あ 「 る い は教 養 を 身 に つ け る と い っ た 実 現 性 の高 い31。 項 目に 関 して は30%以 上 の 人 が 経 験 して い る 。 こ 話 1231231221342411143574212 れ らは 、 自宅 内 で 、 誰 で も簡 単 にで き費 用 も掛 か らな い と い っ た 手軽 さが 高 い艦 率1、な っ て 曜,図 一1° 余暇 生 活行 雛 験率(C2) もの と思 わ れ る 。残 りに 関 して は、 急 減 し、 経 験 率10%前 後 か ら数%に な る 。 経 験 率 は低 い が 経 験 し た余 暇 生 活 行 為 の 種 類 は 多 く、自宅 内 で の 余 暇 活 動 は多 様 で 多 面 的 で あ る こ とが 指 摘 で き る。 60「 1+∼'一 一 ㍉ 50' 40'凸 一一 30-' 20-1。 【....一 一. 0■H一 昌一 123451091231242324112713332528163031123 図 一11余 暇 生活行 為経 験率(C3) (自 宅 外 で の観 光 ・趣 味 関 連) 3ジ ャ ンル の なか で は20%を 越 え る 経 験 率 の項 目が 多 く、(自宅 内 余 暇 生 活 行 為)あ る い は(自 宅外 で の ス ポ ー ツ 関連)に 比 し、(自宅 外 で の観 光 ・趣 味 関 連)へ の参 加 傾 向 が 強 い こ とを示 して い る 。(自宅 外 で の 観 光 ・趣 味 関連)の 中 で は 、 全 体 的 に は 旅 行 や飲 食 関 連 が上 位 を 占 め仲 間 や 家 族 で 楽 し め る もの が 経 験 さ れ て い る 。 個 別 の 余 暇 生 活 行 為 と して み る と 「1.近 場 へ の 温 泉 旅 行 」、「23.神 社 ・お寺 参 り」、「2.国 内 旅 行 」、「12.外 食(日 常 的 な もの は 除 く)」、「3.紅 葉 ・ 花 見 」、「11.食 事 会 ・飲 み 会 」 「13.カ ラ オ ケ 」 とい っ た 、 高 齢 者 の 余 暇 活 動 と して 解 りや す く ポ ピュ ラー な、 い わ ば 淀 番 的 タ 内容 が 多 い 。 (自宅 外 で の ス ポ ー ツ関 連) 「1.散 歩 」 と 「2.軽 い体 操(器 具 を使 わ な い)」 が50%前 後 の 経 験 率 で ず ば抜 け て お り、 つ い で 、 近 年 は ゲ ー トボ ー ル よ り も人 気 が あ る と言 わ れ て い る 「3.グ ラ ン ドゴ ル フ」で あ るが 、 C3に お い て さえ も22%程 度(図 一11、 次 ペ ー ジ)で あ る。 ス ポ ー ツ に 関 して は 、 こ れ ら以 外 は
経 験 率 が極 め て低 い 。 高 齢 者 に と っ て一 般 の ス ポ ー ツ は加 齢 に よ り体 力 や 身 体 の 機 能 低 下 に よ り、参 加 し に くい面 が あ り、 今 後 様 々 な 検 討 が 必 要 と され よ う。 (2)類 型 別 余 暇 生 活 行 為 経 験 傾 向 図 一9、10、11に よ る と、Clは 、「全 体 」 に 類 似 して お り平 均 的 で あ る が 、C2に 比 し、(自宅 内 余 暇 生 活 行 為)に お い て は 、 「4.盆 栽 ・鉢 植 え」、また 、(自宅 外 で の 観 光 ・趣 味 関 連)に お い て 、 「25.趣 味 と して の 読 書 」 「26.織 物 ・編 み 物 ・手 芸 」 と い っ た屋 内 で の 静 的 活 動 が 特 徴 的 で あ る。 先 に 、C1に つ て は 「家 族 ・癒 し型 」 とネ ー ミ ン グ したが 、 具 体 の 行 為 内 容 にお い て言 わ ば 濾 し多 的傾 向 が 見 られ る 。 C2は 、 他2者 に比 べ て全 般 的 に 、経 験 率 は 低 い 傾 向 にあ るが 、(自宅 外 で の 観 光 ・趣 味 関 連) の 「5.ド ラ イ ブ」 「7.サ イ ク リ ン グ」 「42.詩 吟 ・謡 曲」 とい っ た 若 向 きあ る い は 一 人 で も楽 しめ る余 暇 行 為 を経験 して い る。C2は 「個 人 ・自 己実 現 型 」 と した が 、 これ らへ の 参加 が い わ ば そ の 具 体 的 内容 で あ る とい え る の で は な か ろ うか 。 C3は 、 他2者 と比 べ て 自 宅 内 外 と もに経 験 件 数 も多 く、 経 験 率 も高 い 。 多 面 的積 極 的 に活 動 して い る こ とが うか が え る。 余 暇 活 動 に 関 す る 選 好 意 識 傾 向 と して 、 「多 面 ・多 目的 型 」 と命 名 した が 、 余 暇 生 活 行 為 へ の 参 加 とい う面 で も、 自宅 内 外 で の 趣 味 ・創 作 あ る い は ス ポ ー ッ面 にお い て も、 多 様 で 積 極 的 に活 動 して い る様 子 が うか が わ れ る 。 以 上 の よ う に、 選 好 指 向 で分 類 した3類 型 の 特 性 傾 向 が 余 暇 生 活 行 為 の実 行 面 で も具 体 的 に表 わ れ て い る こ とが 確 認 で き た。 7ま と め 最 後 に 、本 稿 にお い て 明 らか に な っ た 諸 点 と今 後 の 課 題 を ま と め た い 。 都 市 居 住 健 常 高 齢 者 の余 暇 生 活 ス タ イル と して 、 余 暇 活 動 に関 す る 選 好 指 向 に よ っ て、 家 族 と の 交流 に重 点 を置 く従 来 で 平 均 的 と思 わ れ る 「家 族 ・癒 し型 」、2つ 目は 、 家 族 へ の帰 属 意 識 が 希 薄 で む しろ 、 個 人 レベ ル で 活 動 す る 「個 人 ・自 己 実 現 型 」、そ して 、 家 族 も個 人 もあ る い は社 会 的活 動 も大 事 に す る積 極 的 な 「多 面 ・多 目的型 」 の3つ に類 型 化 で きた 。 これ らの 特 性 と して 、 「家 族 ・癒 し型 」 は 数 の 上 で全 体 の3分 の2を 占 め 、 住 宅 内 で の生 活 時 間 が 長 く、 多 くは 自宅 内 で 余 暇 生 活 を送 っ て い る と思 わ れ る。 「個 人 ・自 己 実 現 型 」 は、単 身 者 が 多 く、70%以 上 が 中 高 層 住 宅 に住 み 収 入 は低 め で あ る。 生 活 につ い て は テ レ ビ視 聴 時 間 が長 い 人 もい る が 、 近 隣 とは 交 流 せ ず 戸 外 で の 余 暇 生 活 を送 る 人 も多 い 。 「多 面 ・多 目的 型 」 は こ れ ら を あ わせ た よ う な タイ プで 、 収 入 は比 較 的 多 い。 テ レ ビ の長 時 間 視 聴 が 特 に少 な く、 自宅 外 で の 活 動 も活 発 な人 が 多 い 。 3類 型 に分 け ら れ た そ の 類 型 化 を規 定 して い る 主要 な 要 因 と して 「日常 的 近 隣 交 流 」、「住 宅 の 種 類 」、「テ レ ビ視 聴 時 間」、の3つ が 抽 出 で きた 。 一般 的 基 本 属 性 と して の 「住 宅 の種 類 」 以 外
は 、 個 人 的 あ る い は 基 本 的 な 生 活 行 為 に 関 連 す る 項 目 で あ る 。 つ ま り、 本 研 究 で の 調 査 内 で は あ る が 、 余 暇 生 活 の 選 好 指 向 に 影 響 を 与 え る 要 因 と し て 、 基 本 属 性 よ り も む し ろ 個 人 レ ベ ル で の 生 活 特 性 が 重 要 で あ る こ と が 判 っ た 。 具 体 的 余 暇 生 活 行 為 に つ い て は 、 新 た な も の と い う よ り も 、 む し ろ 、 高 齢 者 が 従 来 か ら 一 般 的 に 参 加 す る で あ ろ う も の が 主 流 で あ る 。 し か し 一 方 、 多 岐 に わ た っ た 行 為 に 関 し て 経 験 率 こ そ 少 な い が 、 余 暇 生 活 行 為 の 多 様 化 傾 向 は う か が わ れ る 。 こ れ ら を 類 型 別 に 見 る と 、 ま ず 、 「家 族 ・ 癒 し型 」 は 、 屋 内 で の 静 的 な 余 暇 活 動 を 行 な う こ と に そ の 特 徴 が あ る こ と が 判 っ た 。 ま た 、 「個 人 ・自 己 実 現 型 」 は や や 消 極 的 な 面 と 若 向 き で 個 人 的 と い っ た 両 方 の 性 格 が 見 ら れ 、 「多 面 ・多 目的 型 」 は 具 体 の 余 暇 生 活 行 為 面 で も多 様 で 積 極 的 で あ る 。 何 れ も 、 選 好 指 向 で 分 類 し た3類 型 に 対 応 し 、 そ れ ら に 相 応 し い 余 暇 生 活 行 為 の 実 態 が 確 認 で き た 今 回 は 、 調 査 対 象 が 特 定 の 老 人 ク ラ ブ で は あ っ た が 、 余 暇 生 活 ス タ イ ル の 類 型 化 と そ の 規 定 要 因 の 抽 出 あ る い は 具 体 的 余 暇 生 活 行 為 の 経 験 傾 向 等 い くつ か の 知 見 を 得 て 、 初 歩 的 な 都 市 居 住 健 常 高 齢 者 の 余 暇 生 活 の 実 態 把 握 は で き た と 考 え ら れ る 。 一 般 化 し て い く た め に は 、 今 後 の 課 題 と し て 、 こ の 要 因 や 余 暇 生 活 行 為 な ど の 関 連 を 含 め 、 よ り詳 細 で か つ 多 方 面 か ら の 構 造 的 分 析 が 必 要 で あ ろ う 。 注: 1)本 調査 か ら、定住意向 につい ては、「ず 一っと住 みたい、住 んで も良 い」 と答 えた人が94%あ り、居住年 数 において は、 現住 宅に20年以上住んでい る人 とが60%を 越 える。 2)以 下 の14項 目。ただ し、本文 中では簡略化 して表現 している。 A、 これか らは、一人で気 ままにふ らりと旅 に出てゆった りのんび りの生活 を楽 しみたい。 B.木 や草花、鳥や虫 などの生 き物 が好 きで あ り、屋外 での ミ自然多 に親 しむこ とので きるこ とは楽 しい。 C.様 々な文化 ・教養の学習講座 に参加 した り、自分で図書館 な どにも行 き、教 養 を磨 きたい。 D.ボ ラ ンテ ィア活動 はこれか ら様 々な面で大事 になるであろ うか ら、で きるだけ参加 したい。 E.「 遠 くの親類 よ りも近 くの他人」 とい うが 、常 日頃か ら、隣近所の人 達 と仲 良 く交流 したい ものだ。 F.自 分の趣味や特技等 の経験 を地域の後輩 に伝 えてい くことが高齢者 の努めの一つ と考 える。 G.個 人的 にも、得意 のスポーッ をで きるだけ続 けて向上 させ 、か つ体 も鍛えたい。 H,こ れか らは友人知人等 と文化的 ・芸術 的なこ とを本格的 に楽 しむつ もりにしてい る。 1.や は り、頼 りになるのは家 族や親戚で あ り、子 どもや孫 あるいは親 戚 と日常的 にも交 流 したい。 J.自 分のや りたいこ とを レベル ァップさせ る 目的で電車 やバ ス等 を使 いなが ら遠 くに行 くこともある。 K.み ん なとス ポーツ して汗を流す ことは楽 しく、友人 も出来また健康 に もよい。 L.自 分で なにかテーマ を決めて、 それに関する本 を読 んだ り専 門家 に聞い た りして研 鐙 を積み たい。 M.た まにで はあるが 、親 しい友人 や知 人を招いての飲 み会 やテ ィーパー ティ も楽 しい。 N.妻(夫)や 子 ども、孫 などと家庭 的なだん らんや会話 もささやかで はあるが幸 せ を感 じる時が ある。 3)1軸 、2軸 の相 関係 数は0.5412、0.4877、 同 じ く寄与率 は13,6%とILO%で ある。 4)距 離:ユ ー ク リッ ド距 離、計算:ウ オー ド法で算 出 5)14項 目との相 関関係 を見た項 目は、基本 属性 に関 しては、性 別、年齢 、最 も長 か った職 業、年収総 額、配偶者 の有無 、 居住す る住宅 の種類 、居住年数 、家族人数 、家族構 成の9項 目、生活行為 に関 して は、 自宅内外 での生活 時間、 日常 の 生活動作、通 院の状況 、家 事(買 物 、掃 除、洗 濯等)の 実行、 自転車 の利用 、自家用車 の利用 、テ レビの視 聴時 間、散
歩 時 間 、 日常 的 近 隣 交 流 、 所 属 老 人 ク ラ ブ の10項 目で あ る。 6)Cl*C2、C2*C3、C3*C1各 々 の相 関比 は 、0.1717、0.4689、0.1943。 7)本 調 査 で は、 テ レ ビの 視 聴 時 間 は 、 カ テ ゴ リ 「1時 間 以 上3時 間 未 満 」 「3時 間 以 上5時 間 未 満」 で 各 々 、29% 、39%で 計68%を 占め 、 また 、 「5時 間 以 上」 「1時 間未 満 」 は 各 々 、25%、7%程 度 で あ る(サ ン プル 数674に 対 して)。 8)余 暇 生 活 行 為 の 種 類 は 以 下 の よ う で あ る。 た だ し、 本 文 中 で は少 し省 略 した 表 現 に して い る 項 目 もあ る 。 (自 宅 内 余 暇 生 活行 為) 「1,庭 い じ り ・花 作 り ・野 莱 作 り」、「2,体 操 な ど の 軽 い 運 動 」、「3,趣 味 と して の 読 書 」、「4,盆 栽 ・鉢 植 え」、 「5,興 味 あ る も の の 学 習 」,「6,織 物 ・編 み 物 ・手 芸 」 「7,友 人 と の飲 み 会 」 「8,音 楽 鑑 賞 」 「9,孫 の 世 話 」 「1 0,写 真(撮 影 ・作 品 整 理 等)」 「11,洋 裁 ・和 裁 」 「12,謡 曲 ・踊 り」 「13,囲 碁 ・将 棋 」 「14,書 き物 」 「15,書 道 」 「16, ペ ッ トの世 話 」 「17,ビ デ オ鑑 賞 」 「18,日 曜 大 工 」 「19,絵 画 ・彫 刻 」 「20,ト ラ ン プ ・花 札 ・パ ズ ル 」 「21,パ ー テ ィ」 「22.料 理(日 常 的 な もの は 除 く)」 「23,お 茶 ・お花 」 「24,楽 器 練 習(演 奏)」 「25,テ レ ビゲ ー ム 」 「26,麻 雀 」 「27, コ レ ク シ ョ ン(収 集)」 「28,パ ソ コ ン」 「29,工 芸 や 陶 芸 」 「30,仕 事 以 外 の 通 信 教 育 」 「31,模 型 工 作 」 の31項 目。 (自 宅 外 で の観 光 ・趣 味 関 連) 「1,近 場 へ の 温 泉 旅 行 」、「2,国 内 旅 行 」、「3,花 見 ・紅 葉 狩 り」、「4,各 種 催 し も の ・展 示 会 」 「5,ド ラ イ ブ 」 「6,動 物 園 ・植 物 園 」 「7,サ イ ク リ ン グ」 「8,外 国 旅 行 」 「9,遊 園 地 」 「10,海 水 浴」 「11,食 事 会 ・飲 み 会 」 「1 2,外 食(日 常 的 な もの は 除 く)」 「13,カ ラ オ ケ」 「14,銭 湯 ・サ ウ ナ」 「15,落 語 ・漫 才 」 「16,囲 碁 ・将 棋 」 「17,バ ー ・ス ナ ッ ク ・飲 み屋 」 「18 ,ト ラ ン プ ・花 札 」 「19,麻 雀 ・ビ リヤ ー ド」 「20,競 馬 ・競 輪 ・競 艇 」 「21,パ チ ン コ」 「2 2,ゲ ー ム セ ン タ ー」 「23,神 社 ・お 寺 参 り」、「24,観 劇 」 「25,趣 味 と し て の 読 書 」 「26,織 物 ・編 み 物 ・手 芸 」、「27, ス ポ ー ッ 観 戦 」 「28.各 種 文 化教 室 ・教 養 講 座 」 「29,音 楽 鑑 賞 ・演 奏 会」 「30,洋 裁 ・和 裁 」 「31,映 画 」 「32,邦 楽 ・民 謡 」 「33,写 真 ・ビデ オ(展 示 ・撮 影 な ど)」 「34,書 道 」 「35,美 術 工 芸 品 ・絵 画 鑑 賞 」 「36,絵 画 ・彫 刻 」 「37,工 芸 ・ 陶 芸 ・盆 栽 」 「38,詩 ・俳 句 等 の 創 作 」 「39,博 物 館 」 「40,お 茶 ・お 花 ・香 道」 「41,コ ー ラ ス ・声 楽 」 「42,詩 吟 ・謡 曲」 「43.社 交 ダ ンス ・洋 舞 ・日舞 」 「44,料 理(日 常 的 な もの は除 く)」 「45,楽 器 の演 奏 」 「46,パ ソ コ ン関 連 」 「47, 仕 事 以 外 の 調 べ もの ・学 習 」 「48,模 型 ・工 作 」 「49,バ ー ドウ オ ッチ ング ・天 体 観 測」 の49項 目。 (自宅 外 で の ス ポ ー ツ関 連) 「1,散 歩 」 「2,軽 い 体 操(器 具 を使 わ な い)」 「3,グ ラ ン ド ・ゴ ル フ」 「4,ハ イ キ ン グ ・登 山 」 「5,卓 球 」 「6, ボ ウ リ ン グ」 「7,ゲ ー トボ ー ル」 「8,釣 り」 「9,サ イ ク リ ング 」 「10,水 泳 」 「ll,ジ ョ ッギ ン グ ・マ ラ ソ ン」 「12, ゴル フ(練 習)」 「13,ゴ ル フ(コ ー ス)」 「14,キ ャ ッチ ボ ー ル」 「15,ソ フ トボ ー ル 」 「16,バ ト ミン トン」 「17,テ ニ ス 」 「18,ス キ ー ・ア イ ス ス ケ ー ト」 「19,剣 道 ・柔 道 ・空手 」 「20,バ レー ボ ー ル」 「21,ト レ ー ニ ン グ(器 具 を 使 う)」 「2 2,ジ ャズ ダ ンス ・エ ア ロ ビ ク ス 」 「23,ス ポ ー ツ指 導 」 「24,な わ とび 」 「25,ヨ ッ ト」 の 計25項 目。 参 考 文 献 (1)上 和 田茂 他 、:脱 地 域 型 高 齢 者 の 都 心 商 業 地 区 にお け る 散 策 的 余 暇 活 動 の 実 態 そ の1都 市 高 齢 者 の 余 暇 活 動 の 多 様 化 に 関 す る研 究 第1報 、 日本 建 築 学 会 九 州 支 部研 究 報 告 、 第33号 、1992年3月 、p45∼48 (2)浅 沼 由 紀 、 天 野 克 也 、谷 口 汎 邦:都 市 居 住 高 齢 者 の 生 活 特 性 と余 暇 関連 施 設 の 利 用 特 性 につ い て 都 市 居 住 高 齢 者 の 地 域 施 設 利 用 構 造 に 関 す る 研 究 そ の2、 日本 建 築 学 会 計 画 系 論 文 集 、 第492号 、1997年2月 、pl19∼125 (3)藤 田勝 、 清 水 浩 志 郎 、 木村 一 裕:高 齢 化 社 会 に お け る水 辺 空 間活 用 つ い て 、都 市 計 画 論 文 集 、No28、1993、p679∼ 684 (4)椎 野亜 紀 夫 、 中村 攻 、木 下 勇 、 斎 藤 雪 彦:高 齢 期 にお け る余 暇 外 出行 動 の 空 間 特 性 に 関 す る研 究 、 都 市 計 画 論 文 集 、 No35、2000、P829∼834