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チューナブル・アーキテクチャ計算機システムにおけるチューニング過程について

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(1)

  MEMoms  OF  5▲ G▲ Ml IN餌T :丁叮1圏 OF  T]CHNOLOGT     Vo1

.

烈)

,

 No

.

1

,

1986

チ

ュ

ー ナ

ブ

ル

・

ア

ー

キ

テ ク

チ ャ

計

算 機

シ ス テ ム

に

お

け

る

      

チ

ュ

ー

ニ ン

グ

過

程

に

つ い

て

深

沢

良 彰

*

・

岸 野

 覚

* *

・

門 倉

敏 夫

* *

ATuning

 

Process

 

in

 a 

Tunable

 

Archtecture

 

Computer

 

System

Yoshiaki

 

FuKAzAwA

, 

SatQru

 

Kls

且INo and  

Toshio

 

KADoKuRA

   

Atuning

 process in a tunable archtecture  computer  is described

.

   

We

 

have

 

designed

 a computer  system  with  tunable  archtecture

.

 

Main

 components  of this computer

are four AM  2903 

bit−

slice chips

.

 

The

 control  schema  of micro  

instructions

 

is

 

horizontal

・

type

,

 and   the length of each  instruction is 104 

bits.

   

Our

 tunable  algorithm  utilizes  an  execution  history of machine  

level

 instructions

,

 

because

 the

execution  history can  be regarded  as a property of the user program

.

 

In

 execution  

histories

 of similar programs ,  same   sequences   of  machine  

instructions

 must  appear

.

  Each  sequence  is synthesized  

into

 a

new  machine  instruction by means  of microprogramming

.

  In order  to select  new  machine  instructions

,

this algorithm  uses  not  only  the enlarged  amount  of necessary  control  storage  

but

 also the 

improvement

Of eXeCUtiOn  eMCienCy

.

1.

は じ め に   従 来の汎 用 計 算機は

,

広範囲の 問 題を平均 的な効 率で 実 行

,

処 理 するこ とを 目的 として設 計されて きた 。 とこ ろが

,

ユ

ー

ザは 計 算 機に対 し

,

よ り高い処 理 能 力 を 求め て きて い る。 こ の要 求に対 応 して

,

さ ま ざ ま な 専 用ア

ー

キ テクチ ャを もつ 計算 機が開発さ れ てきた。 し か し なが ら

,

こ の ような専用ア

ー

キテ ク チ ャ をもつ 計算機の性能 を十 分に発揮で ぎる応 用 問 題は限 られて い る のが 現 状で

ある。 例 えば

,Floating

 

Point

 

Systems

社の

AP −120BD

は

,

フ

ー

リエ 変換を も ちい た応用問 題に対 し て し か優れ た性能を 示 さ ない 。  我々は汎 用 性 を 重 視し, 対 象 とする応 用 問題は限 定せ ず

,

同種の問題 が繰 り返し実 行される場 合に処理効 率が 向上 して い く計 算 機 シ ス テ ム を設 計し た。 本シ ス テ ム は

,

機 械 語の 実 行 履 歴を解析し

,

まず

,

出 現 する命令列 すべ てを 1命令に 合 成し

,

その 中か ら適当な命令 (合成 * 情 報工 学 科   講 師  * * 早稲田大 学理 工 学 部  

1985

年

10

月

30

日受 付 命令) を選択 するこ とに よ り実 行 効 率の向 上をは か るも の で ある。   本論文で はチ ュ

ー

ニ ン グのた めの ア ル ゴ リズ ムお よ び シ ミ

ュ

レ

ー

シ ョ ン に よ る結 果につ い て述べ る。

2

.

チ ュ

ー

= ングの概 要と特 徴  プロ グ ラ ムが実 行された ときの機 械 語の 履歴は

,

処理 する問題の特性であ ると考 え られ る。 そ して

,

同種の 問 題を 処 理する プロ グ ラム が 繰 り返 し実行される場 合

,

そ れらの実 行の履歴には, せ まい 範囲で見れ ばよく似た命 令 列が出 現し て い る と考えられ る。 こ の よ うな命 令 列 を 1つ の命令に合 成 し, 命 令セ ッ トに追 加 す れ ば, 実 行 効 率は向上 すると考え られる2) 。  本 シ ス テム では

,

合 成 を 行な う命令 列の対 象と し て

,

プロ ヅ ク と隣接 命令を考えて い る。  ブ ロ ッ クと は

,

プ ロ グラ ムの制 御 フ 卩

一

に 注 目し て分 割さ れ た単 位である。 実 行の制 御は ブ ロ ッ クの先 頭命令 に渡 さ れ

,

ブロ ッ クの最 後の 命 令は

,

制 御を他の ブ巨 ヅ ク に移 す。 本 シ ス テムでの ブロ ッ クは

一

般の コ ン パ イ ラ

(2)

相 模工 業 大 学 紀 要   第

20

巻   第

1

号 がオ ブ ジェ ク ト

・

コ

ー

ドの最 適 化を行な うときに使 用 す る基 本ブ 卩 ッ クS) とほ とん ど同じ であ る。   隣 接 命 令とは

,

ブロ ッ ク内で続けて実 行 さ れる命 令の ペ ア の こ とであ る。  本 研 究 と目的 を 同じくする Abd

・

Alla らの 手法4)は

,

プ巨 グラ ムのル

ー

プ だけに注 目し て , これをマ イク ロ ・ プロ グ ラムで 合成し, 新しい 1 つ の 命 令にするこ とに よっ て, 実 行 効

率

の 向上 を目指 す もの である。 ま た

,

坂 村 らの 手 法S

−

6)IX

,

続 けて実 行 さ れ る命令の 出 現 頻 度だ けに注 目す るもの で ある。   本チ

ュー

ニ ン グの特 徴は

,

隣 接 命 令とブ ロ ッ クの出現 回数の他に 合 成

,

追 加 さ れ た 命 令に よっ て増 加 す る 制 御 記 憶の量 に も考 慮し

,

合 成された命 令の中か ら 適 当 な命 令 を 選 択 してい る点であ る。 これ に よっ て, 経 済的で効 率の 良い チ ュ

ー

= ソ グを 可 能 と し てい る。 本チェ

ー

ニ ン グ と 同 様の手 法 を 用い たチ ュ

ー

ニ ング法の研究に坂村ら の 研 究T)があ るが , 命 令の選択に用い る評価関 数の 求め 方が異なっ てい る。   本チ ュ

ー

ニ ングを繰 り返し行な うこ と に よ り

,

対象と する問題に対 する機 械 語 レ ベ ル で の ア

ー

キ テ ク チ ャ の是 非を考察する こ とも 可 能である。

3

.

本

シ ス テ ム の ハ

ー

ドウェ ア構 成の

概略

 本シ ステ ム の

ハー

ド ウェ ア は 既 存の マ イ クロ

・

プロ セ ッ サ (EP )

.

と, ビッ ト・ ス ラ イス ・ チ ッ プ

AM

 

2900

シ リ

ー

ズe)を 用 い たマ イ ク ロ

・

プロ グラ ム 可 能 なプロ セ ッ サ (

MP

)か ら 構 成 されて い る。 これ を 図

1

に 示 す。  3

.

1. MP

の概 要   MP の構成

,

 

MP

の マ イ ク ロ プ ロ グラ ム につ い て 以 下 に述ぺ る。  

3.

1.

1. MP

の構 成   MP は ALU 部, プロ グ ラム 制 御部, デ

ー

タ パ ス 部,

1

!

0

イン タ

ー

フ ェ

ー

ス部

,

メモ リ制 御 部

,

制 御 記憶

,

主 記 憶か ら構 成さ れ てい る。 図2 に MP の構成 図を 示す。  

ALU

部は

4

個の ビッ ト

・

ス ラ イス

・

チッ プ

AM2903

で構成されて い る

。

デ

ー

タ パ ス部には

,16

ピ ッ ト の デ

ー

タ バ スを

4

ビ ッ ト単 位で取 り出 すセ レ ク タ を 設 け, オペ ラソ ド圧縮を行なっ た命 令の実 行が 可能と な っ て い る。 プロ グラ ム制 御 部は プ ロ グ ラム

。

カ ウン タを 制御 する部 分で あ り

,

カ ウ ンタを

1

語 (

16

ビッ b) また は

2

語 増 減 するこ とが 可能で ある。 制御 記 憶は書 き換え可能で あ      

1

μP可能な計 算機 (MP ) 

’

既 存の計 算 機 (EP )

       娼

         

1

   図 1 本シ ス テ ム の プ ロ セ ッ サ 構成 ADDRESS  BUS DATA  BUS DATAPATH 制御記 憶 主 記 憶 PCU [Pr。9ramCo 冂trolUnltI

   ,

■

囓

■

匸

マ イク囗

・

コ

ー

ド ALU 「

1

/0イ ン タ

ー

フェ

ー

ス メ モ リ制 御 図 2  MP の 構成 る。 マ イ クロ 。 プロ グ ラ ムは

,

デ

ー

タ バ ス を通 して ロ

ー

ドさ れる

.

制 御 記 憶の 1 語は 104 ピ ッ ト で あり

,

容量 は

2K

語である。 デ

ー

タパ ス部の構成 を 図

3

に示 す。  3

.

1

.

2

.

MP

のマ イ クロ

・

プログ ラム  マ イ クロ 命 令の形 式は間接水平型で あ り

,MP

の各 部 を柔 軟に 制 御 するこ と が 可能 である。 V イ ク ロ 命 令の フ ォ

ー

マ ッ トを図4 に示 す。 また, 命 令フ ェ ッ チ, 命 令 デコ

ー

ド, オペ ラン ド ・ フ ェ ッ チ

,

命 令 実 行の 各フ ェ

ー

ズ はすべ て マ イ ク ロ

・

プ ロ グラム で実現されて お り

,

プ ロ グ ラム の実行 履 歴の 収 集 も

,

マ イ クロ

・

プロ グ ラムで 実 現して い る。

(3)

チ ュ

ー

ナ ブル ・ア

ー

キ テク チャ 計 算 機シ ス テム に おけるチュ

ー

ニ ン グ過 程につ い て (深 沢 良 彰・岸 野   覚・門 倉 敏 夫 } DATA

 

BUS Z

−

Reg 16 16 ZO

−

Reg        Z1

−

Reg8 EX

−

Re9 16 トReg SELECTOR ALL 「

’

8

ZO

−

Reg    MICRO

・

INST

.

DE

−

Reg       MUX

 .

,

■

闇M 4       DB 日US 44 DA  BUS                        SELECTOR

尸

      4       A

−

Port 図 3 デ

ー

タ パ ス の構 成 B

・

Port

ExtraSelector  and  Decode  ControtALUData  PathProgram  ControlMemory  Control

103

−

96

95−91

90

一

ア877

−65

64−54

53

−

49

Control StrobesControl  BitStatusTestSeque 冖ce ControlNext  Addres5&l lmmediate

48

−

43 42

−

35 34

−

2625

−

20 19

−

16 15

−

O 図

4

マ イ ク ロ 命 令の フ ォ

ー

マ ッ ト

4 . 本

シス テ ム の流 れ  本シ ス テ ム の 流れ を 図 5 に示す。 チ ュ

ー

ニ ン グは 以 下 の手 順に 従っ て行なわれる。  (1> 対 象 と なる プロ グラム を

EP

上 で

MP

用に ク ロ ス

・

コ ソ パ イル, アセ ン ブル する。   (2)  生 成した オ ブジ ェ ク ト

・

プPt グラ ム を MP 用 の主記憶に ロ

ー

ドし

,

実 行 する。  (3)  実行された機械語の ア ドレ ス が

,MP

の マ イ ク ロ

・

プロ グラ ム に よっ て

,

実 行 履歴 として 出 力 さ れる。   (4)  実 行 履 歴が解 析さ れ て隣 接命令

,

ブ ロ ッ クそ れ ぞ れの出 現回数を出 力 する。   (5) ア セ ン ブル 時に 生成 され る情 報 と あ らか じめ設 定 されてい るマ イ ク ロ

・

プロ グラ ム の ソ

ー

スか ら

,

すべ て の隣 接命令

,

すべ ての ブ ロ ッ クに 対 して命 令合 成 が行 な わ れる。  (6) 出 現回数

,

制 御記憶の増加

,

実行時間の 向 上を 考 慮し た評価関 数 を 用い て 合 成 さ れ た 命 令の中から新 し く命令セ ッ ト に加え られるべ き機 械 語 が選択される。  (7) 選 択 さ れ た命令のた めの マ イク ロ

。

プ 卩 グ ラ ム を初 期 設 定 さ れて い る マ イ ク ロ

・

プ ロ グラム に 組み込 み

,

統合 さ れ たマ イ ク 卩 ・ プロ グ ラ ムを生 成 する

。

 (8)  命 令選択に よっ て選択された機械 語に関 する情 報は合成機 械語命令情報の作成

,

更 新部に渡されるQ

(4)

相 模工 業大学紀 要 第 20 巻 第 1 号 図 5 本シ ス テ ム の 流 れ  (9) 統合さ れ たマ イ クロ

・

プロ グラ ム はマ イ ク ロ ・ ア セ ン ブル部で V イ ク ロ

・

プ ロ グ ラムの オ ブ ジ

ェ

ク ト

・

コ

ー

ドに ア セ ン ブル され,

MP

の制御記 憶に 卩

一

ドされ る。

 

(10) 次の 対象プロ グ ラムに つ いて (

1

)か ら繰り返 す。

5

. 本

シ ス テ ム の

構

成  本 シ ス テ ムは

,

コ ンパ イル 部

,

ア セ ン ブル 部

,

履歴解 析部

,

命令合 成部

,

命 令選択 部

,

V イク ロ

・

プロ グラ ム 統 合 部から構 成さ れ てい る。 以 下, 各 部に つ い て説 明 す るo   5

・

1.

 コンパイル部  コ ン パ イル 部は

,

高 水準言語に よっ て記 述 された プ ロ グラ ムを 入力と し

,

ブ ロ ッ ク情 報を含ん だ MP 用 の 初 期アセ ン ブ リ言語を出力 する。 ブP ッ ク情 報はア セ ン ブ リ言 語の ラ ベ ル と して出 力 され る

。

 

機 械語の中に新た に生成された命 令を 真に組 み 込 むに は

,

多機 種 用 の コ

ー

ド生 成 系9)を 利 用 して

,

合 成命 令を 含ん だオ ブジ

ェ

ク ト・ コ

ー

ド生 成 を 行 な うこ とが望 まし い 。 し か し, 本シ ス テ ム が行 な う命令合 成で は

,

コ ソ パ イル結果をアセ ンブ リ言 語で 作 成し

,

ブ ロ ッ ク情報を出 力するコ ン パ イラがあ れば

一

応の評価が 可能な た め, こ の ような 構 成 とし た。  

5・

2・

アセン ブル部  コ ン パ イル 部が生 成し たア セ ソ ブ リ言語プ ロ グラ ム を

MP

用の オ ブジ ェ ク ト・ プ Pt グラ ム とし て 出 力 する。  コ ン パ イル 部が生 成 するアセ ン ブリ言語は初期設 定 さ れ た命 令に 固 定 さ れてい る。 こ のた め

,

コ ン パ イル部 が 出 力 し たア セ ンブ リ言 語の プ卩 グラ ムを合 成命 令を使っ た プロ グラ ム に変更 する機 能を もっ て い る。

 

ま た

ロ

ア セ ンプル 部はプ ロ ヅ ク の先 頭ア ドレス

,

隣 接 命令, ブ ロ ッ ク, そし て ア ドレ ス と機 械語との対 応 表 を 出 力 する。  

5。

3.

履 歴 解 析部

 

履 歴 解析 部は

,MP

に よっ て実 行された機 械語の ア ド レ ス (実 行履歴)

,

ブロ ッ ク, ブ ロ ッ ク の 先 頭ア ドレ ス, 隣 接 命 令

,

そ し て ア ドレ ス と機 械 語との対応表を 入力と し

,

ブロ ッ ク出現回数, 隣 接命令 出 現 回 数 を 出 力 する 。 ア ドレ ス と機 械 語との対 応 表は, ア ドレ ス とし て格納 さ れ て い る実 行 履 歴か ら機 械語 を得る た めに使わ れ る。   この アル ゴ リ ズ ム を 以 下に示 す。

do

 while (履 歴フ ァ イル が続く);  ア ドレ ス を 1つ 取 り出 す;  

if

ア ドレ ス= ブロ ッ ク の先 頭ア ドレ ス     then  こ の ブロ ッ ク出 現 回数を 1増 し

,

こ の ア ド          レ ス か ら機 械 語を得て

,

隣接命令の初めの          命令とする ;    else 

do

;      ア ドレ ス を 1つ 取 り出し, こ の ア ドレ ス か ら機       械 語 を 得る;      

if

ア ドレ ス = ブロ ッ クの先 頭ア ドレ ス       then こ の ブロ ッ ク 出 現回数を 1 増し

,

今得た

(5)

チ

ュー

ナ ブル

・

ア

ー

キテ ク チャ計 算機シ ス テ ム に お ける チ ュ

ー

ニ ン グ 過 程 につ い て (深 沢 良 彰・岸 野

 

覚

・

門 倉敏 夫 )

   

機 械語は 隣接 命令の 初 め の 命令であると       する ; else

 

今 得た機 械語は隣 接 命 令の終わ りの命 令と      し

,

その隣 接 命 令 出現回数を 1 増す;  end ; end ;  5

・

4

・

命令合成 部  命令 合 成部は プ 卩 ヅ ク

,

隣 接 命 令

,

前 回の チ

ュー

ニ ン グで 得 られ たマ イ ク ロ

。

プ ロ グラ ム の ソ

ー

ス を入 力 と し

,

すべ ての ブ ロ ッ ク

,

すべ て の 隣 接命令に 対し て合成 さ れ たマ イ ク P

。

プロ グ ラ ム の ソ

ー

ス を 出 力 するQ  命 令の 合 成は

,

デコ

ー

ド部の合 成

,

実 行 部の合 成の順 で行 な われ る。  デコ

ー

ド部の合成におい て は

,

合 成 され た 命 令の オペ コ

ー

ド と

,

デ コ

ー

ドの 対 象 と なる命 令の オペ コ

ー

ドとを 比 較 するQ こ の両 者 が

一

致し た場 合に は合 成 され た命令 の 実 行へ 制 御を移すように デコ

ー

ド部 を合成する 。 し か し, デコ

ー

ド部が合 成 さ れた段 階で は

,

合 成して い る命 令が命 令 選 択 部で合 成命 令として選 択 されるとは 限 ら な い ため

,

この命 令に対 する オペ コ

ー

ドは

,

決 定 するこ と ができない。 従っ て

,

こ の決 定は 命 令 選 択 部で行なっ て い る。

 

実行 部の合 成は次の

2

つ の手 法の ど ち ら かに よっ て 行 なわれるD

 

(1) 命 令圧縮を行 なわず

,

命 令の フ ェ ッ チ

,

デコ

ー

ドを減らす。  (2) 命 令 圧 縮を 行 ない

,

命 令の フ = ッ チ , デコ

ー

ド, オ ペ ラ ン ド

・

フ ェ ッ チ を減らす

。

 

(1)はマ イ ク ロ

・

プ ロ グラム 中の シ

ー

ケ ソ サ用命 令を 変 更 す るこ と に よ り実現 さ れる。 (2)は合 成の対 象と な る命 令 列に従 っ て, 種々 の 方法で行な われる。 (1)と(2) の例を 以下に示 す。

 

まず, (1)に よ る命令合 成の 例 を 示 す。 対象と な る命 令列と合 成された 命 令を

,

図 6に示 す。 (a)は デ n ス プ レ

ー

ス メ ン ト DATA に イ ン デ ヅ ク ス レジ ス タ X2 の

DRLA

SYN1

図

6

値を 加 え

,

その値 を実 効ア ドレ ス とし

,

その ア ドレ ス の 内 容をレ ジ ス タ 1に ロ

ー

ドする命 令である。 (b)は レジ ス タ

2

とレ ジス タ

3

の 内容を加え

,

その結 果の格納場 所 が レ ジス タ 2 に なる 命 令 で ある。 (c)は本シ ス テ ム に よっ て合 成された命 令で

,

(a)の 演 算と

,

(b)の演算を

1

命 令に よっ て行 な う もの で ある

。

シ ス テ ムは =

一

モ ニ ッ クと し て

,

こ こ では

SYN

 

1

を 与 えてい る。

 

(a)に 対 するマ イ ク P 命令中 の シ

ー

ケ ン サ 用命 令を SYN  1 の オ ベ ラ ン ド R2 , R 3 をフ

=

ッ チする ため の サ LD  RI

.

 X2 (DATA )   の実行 シ

ー

ケン ス LD? NOYES   (デコ

ー

ド) Displacement Address の決 定 Call Displacement     Fetch Routine Operand  Addre55 の 計 算 CalL Operand  Fetch

    Routine   Routine AR  R2

.

 R3   の実 行シ

ー

ケン ス ド)    Routine

R1

, 

X2

(DATA )       

…_

(a ) R2

,

  R3        

……

(b)

↓

 

R1

, 

X2

(DATA )

,

 R 2

,

 R 

3

 

・

…・

・

(c) 合 成対象の 命令 列と その合 成 命 令 〈手法 (1)〉 図 7LD 命令 と AR 命 令の実 行 シ

ー

ケ ン ス     NOSYN    

’

YES (デコ

ー

ド) ↓ Displacement Addre55 の決 定

Call Displacement Fetch Routine

 Operand  Addre55 の計 算

Call Operand  Fetoh Routine

     R1

一

〇perand Call Operand  Fetch Routine

   R2

・

一

匚R2P [R3]

Jump 命 令 Fetch Routine

膠

一 一

一

冖 ,

. 一

.

       命 令Fe しch Routine LD 命令と 同じ R2

 

R3 の Fetch

 ,

図 8 手 法 (1)に よ り合成 さ れ た命 令 SYN  1      の実 行シ

ー

ケ ンス

(6)

相 摸工 業 大 学紀要  第 20 巻   第 1 号 ブル

ー

チ ン 。 コ

ー

ル に変更 し

,

こ の後に (

b

)に対 するマ イ クロ

・

プ ロ グ ラ ム を 結 合 し (c) を 実 行 するマ イク ロ ・ プロ グラム が合成され るo (a)

,

(

b

}の 実行 シ

ー

ケ ン ス を 図 7

,

(c)の 実 行シ

ー

ケ ン ス を図 8 に示す。  次に , (2)に よ る命令合 成の例を 示す。 対 象と な る命 令 列と合 成された命 令を 図

9

に 示 す。 対 象 と なる命令 列, (

d

)

〜

(

f

)は レ ジス タ間で ロ

ー

ド

,

加 算, 減 算 を 行 な う命 令列で あ り

,

各々の結 果の格納 場 所で ある第

1

オペ ラ ン ドが 同

一

である と仮 定 する。 そこ で

,

不 必要なオペ ラン ド情報 の排 除 を 行 ない

,

オ ペ ラン ドを 圧縮し た命令 を 合 成 する。

 

デ

ー

タパ ス 中の セ レ ク タはこの ような命 令を実 行す る た めに ある。 セ レ ク タ の機 能は オペ ラ ン ドをバ ヅ フ ァ リ ン グするレ ジス タ の 出 力をビ ッ ト単 位で取り出し,ALU へ 出 力 するもの である 。

 

(d)にあた るv イ クロ 命令の シ

ー

ケ ンサ用 命 令がオペ RRR LAS R1 , 

R2

R1 ,

 

R3

Rl

, 

R4

↓

…

 

響

・

・

(d)

・

…・

・

(e)

・

・

・

…

 (f)

SYN2

  R1

,

 R2

,

 

R3

, 

R4

 

……

(g) 図

9

合 成 対 象の命令列と その 合 成 命 令 く手 法 (

2

)〉 LR Rl

,

R2 命 令の実 行       シ

ー

ケン ス   Routine ARR1

,

R3 命 令の実行         シ

ー

ケン ス   Reutine 図

11

 手 法 (

2

)に よ り合成 さ れ た命 令 SYN  2 の       実 行シ

ー

ケ ン ス SRR1

,

R4 命 令の実 行 シ

ー

ケン ス      NOSR ?    YES       (デコ

ー

ド )

 

  一 一一一_一

一

一

    R

←

[Rl]

一

[R ]

Jum   命 令 Fetch Routinθ

一 一

一 一

_ 凾 辱一 一一 一

一 ●

一

  命 令 Feteh Ro凵t 図

10LR

命 令

,

 

AR

命令

,

 

SR

命令の 実 行シ

ー

ケ       ン ス ラ ン ド・ フ ェ ヅ チのた めの サ ブル

ー

チ ン呼び出 し に変 更 さ れ る。 これに よ り

SYN

 2 の オペ ラ ン ド R3 , R4 が バ ッ フ ァ リン グレ ジス タ に ロ

ー

ドされる 。 (e)に対 する V イ クロ 。 プロ グラ ム中のセ レ クタ制 御命令は , オペ ラ ン ドの 1つ と し て

R3

を 取 り出 すよ うに変 更 される 。 ま た

,

シ

ー

ケ ンサ用 命令は

,

次の マ イク Pt命 令に制御を 移 す命 令に変 更され る。 (

f

)に 対 してはセ レ クタ制 御 命 令が

,

(e)と同 様に

R4

を出 力 する よ うに変更 される

。

 (d)

,

(e), (f)の 各 々の実 行シ

ー

ケ ン ス を 図

10

に

,

(g) の実 行シ

ー

ケ ンスを 図

11

に示す。  5

・

5

・

命 令 選 択 部

 

命 令選択部は ブ ロ ッ ク出 現回数

,

隣接 命令出 現 回数

,

そして 合成 されたマ イ クロ

・

プロ グラ ムの ソ

ー

ス を 入力 とし, 新しく命令セ ッ ト に加 えるべ き機 械 語と その 情 報, そ して その た め の マ イ クロ プロ グ ラム を 出 力 する。 選 択の ため の評価関 数は次にあげる

Fm

を 用い る。        

Fm =

塩

・

」

7

諞μ

s

皿      m :ある隣接 命令ま た は

,

ある ブ 卩 ッ ク    

Km

: m の 出 現 回 数    

ATm

:m に よ る実行時 間の 向上分

   riSm

 : m に よる 増 加 制 御 記 憶 分 (時 間に換 算)  

dTm

と

ASm

は

,

マ イ クロ

・

プ ロ グ ラ ム の ス テ ッ プ 数に 1マ イ クロ 命令の実 行 時 間を乗 じて求め てい る。 こ れ は

,

時 間を動 的に調べ るこ とが不可 能な ため で ある。

(7)

チ =

_

ナカ レ

.

ア

ー

キ テクチ 。計 算 機シス テ ム にお けるチ ・

一

ニ ン グ過程につ い て (深 沢良 彰

・

岸野 覚

’

門 倉敏刔 そこで

,

静的に正 確に わか らない 部 分 を 近 似し て求めて い る。 例えぽ

,

デ コ

ー

ド時 間に関して ば

,

デコ

ー

ド用の マ イ ク ロ

・

プロ グラ ム量の 半 分を時 間に換算し

,

マ イ ク ロ ・ プ卩 グラ ム

・

レ ベ ル での条 件 分 岐に対 し て は

,

最 悪 経 路 と最 良 経 路の和の 半 分の マ イ クロ 。 プロ グラ ム量 を 時 間に換 算 す るQ

 

命 令選 択の ア ル ゴ リズ ムを次に示 す。 隣接 命 令

,

ブロ ッ クすべ て に対 して

Fm

= Km

’

ATmtdSnt を計 算する ;

do

 while (空 き制 御 記 憶 量>o);

 

空 き制 御 記憶量を補正 し ながら

Fm

が大 きな値を

 

もつ m か ら 順 に選 択 すべ き命 令の候補と する;

 

もし候補 と なっ た m がブロ ッ ク で か つ m に含

 

ま れ る 隣 接命 令ゴが すで に選 択 すべ き命 令の候 補

 

な ら

,

再び iに対 する評 価を や りな おす ; end ; 合 成 命 令の候 補に残っ て い る隣 接 命 令

,

ブ ロ ッ クを 合 成 命 令 と して選 択する; 1

.

↑

     0

.

     0

.

0

.

     0

.

Uh

一

0

    1     2 3      4 チ ュ

ー

ニ ング回 数  → 図 12 チ

=一

ニ ン グ の結果  最 終 的に , 選択された合 成 命 令に 1バ イ トの オ ペ コ

ー

ドをあた える。 現 段階で は オペ コ

ー

ドが 1パ イ トの 固 定 長 と なっ てい る ため

,

命 令の総 数が 256 をこ えた場 合

,

本ア ル ゴ リズム は終 了するQ   5

・

6

.

マ イクロ

・

プロヴ ラム統 合 部

 

マ イ ク P

・

プ ロ グ ラ ム 統合 部は最 終 的に選 択さ れ た命 令の た めのマ イ クロ ・ プロ グラ ムを初期 命 令セ ッ ト のた め のマ イ ク ロ 。 プP グラ ム に 組 み 込 み

,

新 しい マ イク ロ

・

プロ グラ ム の ソ

ー

ス を作る。

6

.

シ ミュ レ

ー

シ ョ ン

結果

 

以 上の ア ル ゴ リズ ムに よ り

,

シ ミ

ュ

レ

ー

シ ョ ソで得ら れ た結果を図

12

に示 す。 対象と し た プロ グラ ムは

2

次 方 程 式の 解を求め るもの で ある。 ま た

,

シ ミ

ュ

レ

ー

タ は

,IBM

 

4341

シ ス テ ム上に

PL11

を 用い て作成されて い る。

 

こ こ では 1回目の チ

ュー

ニ ン グに おい て

,

ル

ー

トを計 算する部 分が ブ ロ ッ クと認められ

,

その他い くつ かの隣 接命 令が合成される。

2

回 目で は

,

い く ら かの合 成命 令 どう しも合 成 され てい る。

3

回 目の チ

ューニ

ン グで は

,

評 価関 数が 大 ぎな値を持っ た隣接命令が多 く見つ か っ た ため実行 時間比が大 き く減 少し てい る。 これは

,

命 令 合 成 の手法 (

2

)が有 効に使用された か らである。

7

.

お わ り に

 

本論文で は

,

繰り返 し実 行される同 種の問 題の動的 な 特 性 を機 械 語の実行 履 歴とい う形でと ら え

,

これ を解 析 し個々 の命 令 列 をマ イ ク ロ ・ プロ グラムで 1つ の 新 しい 命 令に合 成 する。 そ し て, 合成し た命 令か ら新 しい 命令 として 適 当であると 評 価 さ れ た命 令を選 択するこ と に よっ て効 率の良い チ ュ

ー

ニ ン グ を行な う方法を示 し た。 し か し

,

合 成されたマ イク 卩

・

プロ グラ ム の最適化を行 なっ てい ない こ と

,

本 シス テムの評価が不十 分であるこ と

,

現 在

1

バ イ トの固定長で あるオペ コ

ー

ド

・

フ ィ

ー

ル ドまた は, 命 令全 体 を 可 変 長に し た場 合に本 シ ス テ ム は どの ように変 更され

,

どの程 度の効 果が得ら れる か を考 察するこ と

,

な どが今後の課題 として残 され てい る。 )

1

)

2

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参照

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