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栄養クリツク受講生が感じるバランス型紙の簡便性は減量効果に影響を与える

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栄養クリ

ツク受講生が感じるバランス型紙の簡便性は

減量効果に影粋を与える

玉置友紀子,武田陽,松井朋美,梅崎絹恵,

鈴木秋子,尾崎悦子,増村美佐子,牛尾有希,

三浦あゆみ,小西すず,鈴木一永

緒言

2007年の国民健康・栄養訓査によると、 40 74歳の男性の2人に 1人、女性 では 5人に 1人が、メタポリックシンドローム(以下、 MS という)が強く疑 われる又は予備軍であり、その数は併せて約2010万人であると推定されてぃ

る鈴。 MSの上流には内臓脂肪の署杯貰、すなわち肥満が存在し幻幻、糖尿病

脂質代謝異常・高血圧症などの生活習慣病を引き起こす誘因となる力.5)。肥

満治療の原則は食事療法と運動療法であり、行耐ル齋法を加えることによって、

長期に生活習慣の改善を持続させることである2}。栄養クリニックでは、 1990

年から中高年肥満女性を対象とした「いきいき栄養学講座」(以下、講座という) を開講し、オリジナルに開発したバランス型紙(以下、型紙という)を用いた

食斗科旨導による肥満改善に努めてきた゜、田。しかしながら、長年にわたって身

についた生活習慣を変えることは容易なことではない。減量した体重を長期に わたり維持するためにも、型紙に沿った食事の実践を受講後も長q艦続してぃ くことが重要である。 本研究では、講座の受講生が「型紙に沿った食事を実践する」ことを小訂単 であると思う」ことができたかどうか、また、「簡単であると思う」ことが減 量に条劣畔を与えたかどうかについて検討した。 二

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対象・方法

2006年4月から2009年3月の間に講座を受講した成人女性Ⅱ2人のうち、 1 クール全5回/半年閥の講座と、講座 11可"から数えて 1年後に改めて実施し た誰疑誓(以下、再会講座という)に出席した者のうち、以下のアンケートに回 答した72人を対象とした。アンケートは再会講座の2週間前に郵送にて発送し、 再会誠座時に回収した。 アンケート 質問:バランス型紙を用いた食事の実1戈はいかがでしたか。 回答:番号選択 1.とてもル配申、 2.やや簡単、 3.どちらともいえない、 4.やや大変、 5.とても大変 アンケートに対して、「簡単であると思う」(「とても簡単」または「やや簡単」) と回答した者を 1群、それ以外(「どちらともいえない」「やや大変」「とても 大変」)と回答した者をⅡ群に分類した。講座1回目には年齢を耽叫ヌ、 BM1算 出のために身長を測定した。講座1回目、誠座5回目、および再会講座にて、 体重、体脂肪量を ln Body3.2 (株式会社バイオスペース、束京)により測定 した。 1・Ⅱ群それぞれについて、講座]回目から講座修了時(講座51回目)まで の半年問と、さらに半年後の再会講座までの、体重、体脂肪量の経時的変化に ついて検討した。さらに、各講座問の体重減少率、および講座期間中(半年闇) の体重減少率を、また、講座修了後(半年間)の体重減少率をそれぞれ算出し、 1・Ⅱ群問の差異を検討した。なお、体重減少が体脂肪の減少によるものかど うかを確認するため、体重と同様に、それぞれの群の体脂肪量の経時的変化と、 講座期間中(半年闇)と講座修了後(半年間)の体脂肪減少率について1・Ⅱ 群間の差異を検制、した。 次に、対象者が型紙に沿った食事を続けていたかの評価を行った。受講生に 対し、摂取した食品を「たんは゜く系食品」「野菜」「果物・いも」「穀炎削 N劇 5

(3)

の5項目に分類して、各講座問の任意の3日分(ただし誠座1回目には受講前 調査として2日分)を食耶清こ録として提出を求めた。提出された食事記録に記

された食事内容にっいて、著者および講座スタッフが過不足チェック法力幻山

により(判定基準(表1)に従って)、上記の食品項目(5項助別にバラン

スの判定(不足・適量・過剰の3段階評価)を行った。このような方法により、 1日 3食(のべ15項目)の不足の数、適還の数、過剰の数を求め、 1・Ⅱ群そ れぞれの群の講座1回目から講座5回目までの各講座問の1日あたりの不足の 数・適量の数・過剰の数の経時的変化について検剖'した。また、同期間におけ る 1・Ⅱ群の食事バランス(不足の数・適量の数・過剰の数)の差異について も検討'した。 たんぱく系食品 食品項目 表1 果物・いも 野菜 不足・適量・過剰の判定基準 毅類 不足 1,0未満 油 0.3末満

結果

1.0未満 1.0以上3.0未満 0 アンケートの質問に対して型紙に沿った食事の実践を「簡単であると思う」 と回答した 1群と「簡単であると思う」とは回答しなかったⅡ群それぞれの、 誠座1回目の身体的特徴を表2 に示した。講座11可目(受講前)の身体的特徴 は両群同等であった。 1・Π群の諧座1回目から再会講座まで(1年問)の体重の変化を図1に示 した。 1 ・Ⅱ群の体重はそれぞれ、講座 1 回目65.6士7.7kg、 66.1士9.3kg、

講座 5 回目59.7士7.3kg、 62.1土9.4kg、再会講座59.2土7.9kg、 62,4土9.7kg

であり、いずれの回においても両群問に有意差は認められなかった。なお1群 適・型 0 0.3以上 1.0以上2.0以下 1.0以下 1.0以下 (単位:点) 過剰 3.0」り、上 1.0より大きい 2.0より大きい 1.0より大きい バランス型糸氏基"宅 2.0 0.5 0.5 1.5 0.5

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午齢(歳) 身長(cm) BMI (kg/金) 表2 では、講座1回目から講座5回目までの期冏に有意な体重の減少を認め、さら に講座5回目と再会講座の体重を比較すると、再会講座の体重が講座5回目の 体重より有意に減少していた。一方Ⅱ群では、 1群と同様に講座1回目から5 回目にかけて有意な体重の減少を認めたが、講座5回目と再会講座の体重を比 蚊すると変化が認められなかった。 講座1回目の対象者の身体的特徴 11作(n=53) 59.2士9.3 155.6土5.2 27.1士3.1 Ⅱ群(n=19) 80.0 75.0 70.0 65.0 60.0 55.0 50.0 45.0 59.7士9.4 156.1士5.2 27.1士3.5 ¥手丁lt子卦1 n . S n . S n . S Pく0.01 図1 講座1 回目 講座各回の体重の変化 1・Ⅱ群の講座1回目から講座5回目の各講座間、および講座1回目から講座 5回目までの半年問と講座5回目から再会講座までの半年間の体重減少率を表3 に示した。講座1回目から誠座2回目の問の体重減少率は1群がⅡ群に比べて有 意に大きく、半年の講座期間を通しても僻'座1回目から誠座5回目にかけて) 1群はⅡ群よりも有意に体重減少率が大きかった。さらに、講座5回目から再会 講座までの半年間の体重減少率も、1群はⅡ群に比べ有意に大きかった。 Pく0.01 講座5回目 、1群(n =53), Pく0.05 再会講座 一Ⅱ群(n =19) 7 (望)冊雌

(5)

講座1回目から2回H i削埀2回Πから3回目 誠座3回目から4回目 誹座4 回苔から 51可目 表3 各講座間の体重減少率 W。) 講座1回目から5回目 講座5同目から再会硝座 1・Ⅱ群の講座1回目から再会誠座まで(1年間)の体脂肪量の変化につい て図 2 に示した。 1・Ⅱ群の体脂肪墨はそれぞれ、講座 1 回目23.5土5.2kg、

24.6 士 6.7kg、講座 5 回目 18.9土 4.9kg、 21.1士 5,9kg、再会講座18.9 土 5.2kg、

20.7土6.2kgであり、いずれの回においても両群問に有意差は認められなかっ

た。なお 1群では、誹座1回目から講座5回目までの期冏に有意な体脂肪量の 減少を認め、さらに講座5回目と再会講座の体脂肪品を比較すると、再会講座 の体脂肪量が有意に減少していた。一方Ⅱ群では、 1群と同様に誠座1回目か ら講座5回目にかけて有意な体脂肪量の減少を1忍めたが、講座5回目と再会講 座の体脂肪量を比較すると変化が認、められなかった。 1群(n=53) 3.1士1.6 2.0士1.2 1.6士1.4 2.5士1.6 Ⅱ群(n=19) 8.9士3.5 1.0土2.5 1'5土2.1 1.6土1.4 1.4士1.1 1.8土2.2 イ子発!1差 6.1土3.9 -0.5士2.6 Pく0.01 35.0 n . S n . S 30.0 n . S Pく0.01 Pく0.05 25.0 20.0 15.0 Pく0.01 10,0 図2 講座1 回目 講座各回の体脂肪量の変化 Pく0.01 講座5回目 +1群(n =53), Pく0.01 再会講座 、Ⅱ群(n =19)

璽)叫器睦

(6)

1・Ⅱ群の講座1回目から請座5回目までの半年間、および講座5回目から 再会講座までの半年間の体脂肪減少率を表4に示した。半年の誹座蛎間を通し て見ると、講座1回目から講座5 回目にかけて、 1群はⅡ群より有意に体脂肪 減少率が大きかった。しかしながら、諧座5回目からその半年後の再会講座の 間の体脂肪減少率には、両群開に有意差を認めなかった。 講座1回目から5回目 誹座5回目から再会講座 表4 以上のように、 1・Ⅱ群ともに講座期闘、およびその後の半年間、合わせて 1年間に認められた体重の減少は体脂肪の減少により達成されたものであるこ とが硫認された。このとき1群は、Ⅱ群より1年間の体重減少率、体脂肪減少 率ともに大きく、アンケートの実施が再会講座2週問前であったことを考慮す 各講座問の体脂肪減少率 W。) 1群(n=53) 19.6士8,9 2.8土7.6 Ⅱ群(n=19) (個/日) (個/日) 13.9士9.9 1.7士8.0

「ーーーー刀

** ** イ丁;意三皇 Pく0.05 P=0.58 幾 1群(n=53) 騒Ⅱ群(n=19) ** 1 回目 5.0 5.4 \ 図3 § 2 回目 1.3 16 3 回目 4 回目 0.8 0.6 1.0 07 Ⅱ群の不足の数(*Pく0.05 1群、 * \、 **Pく0.01) 9 5 回目 0.5 0.6 1Wtき \\、、 知1"^^^^、^^^^^^ 金\興)類e畷k

000000000876543210

(7)

ると、特に講座5回目(イ1参了時)から、その半年後の再会講座までの問に、型 痢Uこ沿った食事を実践することをげ噺単であると思う」意識が継続していたた めに、長期にわたる肥満の改善が達成されたことが科藷忍された。 次に、食事・バランスの評価結果を図3 5 に示した。 図3 には不足の数を示した。 1群では、不足の数は、講座1回目と講座2回 目の問、講座2回目と誠座3回目の問、譜座4回目と講座5回目の冏で、いず れもその前の回より有意に減少していた。Ⅱ群では、不足の数は、講座1回目 と誠座2回目の間のみ、その前の回より有意に減少していた。なお、講座1回 目から講座5回目までのすべての回において、両群の不足の数に有意差は認め られなかった。 図4 には適量の数を示した。 1群では、適量の数は、講座1回目と講座2回 目の間、講座2回目と講座3 回Πの問、講座4回目と講座5回目の問で、いず れもその前の回より有意に増加していた。Ⅱ群では、適量の数は、講座1回目

「ーーー、「

** **

「ーーー、「「ーーー、η

14.0 ** 12.0 10.0 8.0 6,0 4.0 三吃ノ親

義yオ 滅 1群(n=53) 欝Ⅱ群(n=19) 2.0 0.0

「ーーー、ηm

* 1 回目 6.6 57 ** (個/日) (個/日) 4回目 5回目 3 回目 2 回目 13,8 14.1 13.5 12.8 13.4 13.4 13.1 123 1群、Ⅱ群の適量の数(*Pく0.05 **Pく0.01) 難飯 紗多 心三

膨1

図4 ー^一一^^締三^^^^、影^御一^膨^'^^^^ 4j 逐y ψ' .

器蔀膨野

1六■二 紗惑W 途^ 1●を会jξ邑 ψ● 4務炎 *今 知'y戸 芽毒 武●j' ^^一^^彩^^・^●^ 金\軍)類e叫畑 ●§影 ^三^^^^^^^,^^^^、、^野^^

(8)

と講座2回目の間のみ、その前の回より有意に増加していた。なお、講座1回 目から講座4回目の各回には、両群の適量の数に有意差は認められなかったが、 講座5回目の適量の数は、 1群がⅡ群に比べ有意に多かった。 図5 には過剰の数を示した。 1・Ⅱ群とも、過剰の数は、譜座1同目と講座 2回目の間のみ、その前の回より有意に減少していた。なお、講座1回目から 講座4回月の各回には、両群の過剰の数に有意差は認められなかったが、講座 5回目の過剰の数は、 1群がⅡ群に比べ有意に少なかった。 6.0 5.0

「ーーーーΠ

** 4.0 ** 3.0 2.0 發 1群(n=53) 露Ⅱ群(n=19) 図5 1.0 0゛0 図3 5 に示した通り、講座1回目から講座4 回目にかけて、両群の不足の 数・適量の数・過剰の数はいずれも同等であり、両群に食事バランスの違いは みられなかった。しかしながら経時的に観察すると、 1群では不足の数・過剰 の数力沫謝過とともに減少して適量の数の増加が認められたが、Ⅱ群では講座1 回目と講座2回目の間で、不足の数・過剰の数が有意に減少したため適呈の数 の増加がみられたものの、その後は不足の数・過剰の数の統計学的減少および 適量の数の統計学的増加は認、められず、結果的に講座5回目には、適量の数(1 1 回目 3.4 3.9 1群、 3回目 4回目 5回目 2 回目 0.5 07 0.8 0.5 0.9 1.0 1.1 09 Ⅱ群の過剰の数(*Pく0.05 **Pく0.01) (個/印 (個/日) Ⅱ 将閃 ータ

1

武 金\軍)熱合尿則

1■W■薫郭●■董

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1

1為.ー

(9)

群>Ⅱ群)及び過剰の数(1群くⅡ馨n に両群問の有意差を認、めるに至った。 以上より、 1群はⅡ群よりも譜座期問中の食事バランスが早期から良好に改善 し(型紙に沿った食事を実践し)、それが長期問継続していたことが確認された。

考察

Ajzenの計画的行動理論によると、「やる気」が生み出されることが、人を「行

動」に導くために必要である刈山。人はこれから自分が起こす行動が、①自分

の望む結果を招くと信じ、②自分にとって重要な人がそうすることを望んでい ると思って期待に応えたいと考え、③その行動が簡単であると思うとき、「行動」

を起こす可能性が高くなるのである川。本研究の対象名は、①講座の受講条件

のーつが先の受講生からの紹介であるため、本講座に参加すれば減量できるこ とを信じて来ている可能性が高く、②講座スタッフや受講生同士の励ましに応 えたいと思っていると考えられる。一方、③型紙を用いたダイエットを行うこ とを「簡単であると思う」ことができるかどうかは、@X②とは異質であり、対

象者全員に共通した感覚ではないと考えられる。また、 AjZ印はこの理論の中

で、「簡単であると思う」ことが「やる気」を引き起こすだけでなく、直接的

に行動を起こしゃすくすると述べている川卿。型紙に沿った食事の実践を陪打

単であると思う」と感じた 1群では、型紙に示されている理論的背景やその使 用方法を容易に受け入れ、速やかに「やる気」を引き起こし、また直接的に「行 動J へとつなげることができたため、Ⅱ群よりも早期に G苗座1回目から2回 目にかけて)行動を起こすことができたと考えることが可能である。

これらの現象を行動変容のステージモデル瑚Wを使って解釈すると、受講に

より型痢Uこ沿った食事・を実践することへの「やる気」が早期に生まれた者(1 君羊)は、「関心期」または「準備期」から「行耐停捌への移行が速やかであっ たと言える。さらに、 1群において食事バランスの経時的な改善が見られたこ とは、型紙に沿った食事の実践という行動が「関心゛打」および「準備期」から 「行剰゛捌への移行だけでなく、「行動期」の状態を継続し得たことを示すもの

(10)

であると考えられた。したがって、「簡単であると思う」ことは行動を引き起 こすきっかけになるだけでなく、行動の継続を可能とすることが示唆された。

型紙に沿った食事の実践をすることは減量に有効であり鄭b加、肥満改善の

ためにもこの行動(実践)を継続する必要がある。そのためには、セルフモニ タリングを指導の中に取り入れたり、ソーシャルサポートを利用するとよいと

いわれてぃる玲)。講座では、受講生自身が過不足チェック法の幻僻にしたがって、

食べた食事を自己点検するというセルフモニタリングが既に導入されている。 セルフモニタリングにより、食事の問題点を受講生自身力斗酎屋し、適呈の数が 増えると減量できるということを実感することで、型紙に沿った食事の継続に

自信が持てるようになることが期待される田。また、ある減量教室では、教室

終了後の3 6力月後で体重が増加に転じるという報告があり18)、減量効果を

持続させるためにも、食習慣の改善には家族や友人など、それを支援する環境 づくりが求められる。しかしながら、現状では、誹座スタッフが受講生の家族 や友人に直接介入して、食事指導をすることは困難である。講座が18人を1ク ラスとした少人数の集団指導を行っているメリットは、受誠生相互あるいは講

座スタッフとの励ましあいによか減呈効果が高まることである19)。肥満者は濃

い味付けを好むという特徴があるほか勧、特に女性では、間食を含め、大食い

の傾向にあるとも言われてぃる鵬。女性の場合、「食生活の助言・心配をして

くれるノ\」がいることによって、「毎食、野菜をとる」「脂肪控えめ」「、甘いも の控えめ」「塩分控えめ」「聞食・夜食控えめ」「アルコール控えめ」「3食規則 正しく食べている」「体重を定期的に測定している」などの健康行動は促進さ

れるといわれてぃることを考應すると翻、講座では、受講生同士が、あるいは

講座スタッフが「食生活の助言・心配をしてくれるノ\」となり、ダイエットに プラスの影響をもたらした可能性があるのではないだろうか。 本研究より、型紙に沿った食事の実践を「簡単であると思う」と感じさせる ことが、速やかに受講生を「行動期」に移行させることにつながり、かつ、ダ イエットを長期にわたり紲断涜させ得ることが明らかとなった。本研究では少な くとも対象者の74%(72人中53人= 11胴が型紙を用いたダイエットを行うこ 13

(11)

とを「簡単であると思う」ことができたと耐藷忍されたが、今後より多くの人に 「やる気」を起こさせ、それを継続させるための指導方法の工夫が必要である。 そのためには、「やる気」を把握するためのアンケート調査等のタイミングや、 「やる気」の誘発に障害となる因子、およびその解決策についての検討、必要 であると考えられた。 参考文献 1)厚生労働省:平成19年国民健康・栄養開査結果の概要.厚生の指標56 (5), 41-49,2009 2)日オ朗巴満学会:肥満症治療ガイドライン2006,肥満研究12 (臨時増刊号),5-フ, 2006 3)メタボリックシンドローム診断込ミ凖検討'委員会:メタポ'りツクシンドロームの定義 と診1析基準. H本内科学会誌94 (4),794-809,2005 4)日本胆満学会:肥満症治療ガイドライン2006.胆満研究12 (臨時増干1円→,10-15, 2006 5)日本肥満学会:3メタポリックシンドロームはどのように治療するか.肥満症治療 ガイドラインダイジェスト版,株式会社協和企画叫ミ京), PP86-91,2007 6)鈴木一永,尾崎悦子,島袋陽,鈴木秋子,栴崎絹恵,小西すず:バランス型紙と過 不足チェックによる食亊・改善への取り組み.西宮市医師会医学雑誌13,118-121, 2008 フ)鈴木一永,小西すず,増村美佐子,尾崎悦子,鈴木秋子,梅畷新羽憩、,島袋陽:バラ ンス型紙力明嘩苗者の体重改善に及ぼす効果.糖尿病51(1),47-52,2008 8)小西すず,鈴木秋子:中高年肥満女性の実態をふまえた肥満指導一武庫川女子大学 「いきいき栄養学誠座」の実践からー.保健の科学49 (9),643-6妬,2007 9)尾啼悦子.鈴木秋子,小西すず,増村美佐子,村脚噺絹恵,鈴木一永:中高年肥満女 性のための食耶す旨導ーバランス型紙の有用性一.肥満と1唐尿病6 (別冊6),14-19, 2007 1の松本千明:第4章計画的行動理論.医療・保健スタッフのための健康行動理論の

(12)

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理論の基礎.松本千明茗,医菜薬出版株式会社叫ミ京), PP29-36,20鮖

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15)増村美佐子,小西すず,鈴木秋子,尾崎悦子,柿印竒絹恵,鈴木一永:中]窃年女性の ための食事指導一過不足チェック法によるアセスメントの有用性一.胞満と糖尿病 6 偶ⅢⅢ・田,21-26,20師 16)喜始麻衣子:過不足チェック法による食事評価と減量効果との関連.栄養クリニッ クレポートフ,25-38.2006 17)中尾愛:エネルギー摂取だけでは解決できなし明巴満ーバランス型紙によるダイエツ トは栄養摂取からみても体重減少に有用であるー.栄養クリニック紀要10,61-75, 2008 18)小林健一,井上幹夫,宗清正紀:円巴満教室」の効果と問題点.Π本断床53 (19鮖 年特別号),501-507,]995 19)日本肥満学会肥満症治療のてびき編集委員会:Ⅲ肥満症の治療とケア.6肥満症 治療の方法とアプローチ.肥満・肥満症の指導マニュアル,医菜薬出版株式会社(東 京), PP57-67,1997 2の田中恵子,池田順子,束あかね,中澤敦子,中谷素子,入江祐子,杉M寸淳子,杉野成 女性住民における肥満と生活習慣との関迎一平成10年度京棉汎子民健康づくり・栄養 嗣査よりー.栄養学雑誌60 (4),195-202,2002 2D 伊藤桜子,足述淑子,山津幸司:非対面減量プログラムに参加した肥満者における 男女別の生活習慣と心理行列川宇性.肥満研究12 (2),136-141,2006 15

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