中央本線飯田橋・市ヶ谷間の盛土路盤変状対策工事後の経過について
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(2) Ⅵ-24. 第37回土木学会関東支部技術研究発表会. ンカーにて抑制するものであり、土留擁壁の変状に対 する効果が期待でき、加えて耐震性も優れ工期および 工事費においても優位であることから採用した。 3.対策工事前後の計測結果. コンクリート躯体工. 既設法面ライン. 対策後の土塊すべりの抑止効果を確認するため、現 在も引き続き各種計測を実施している。以下に計測結 果を示す。. グラウンドアンカー. (1)土留擁壁傾斜計. 鋼矢板. 対策工事前および後の 5k530m 付近および 5k545m 付 近の下部土留擁壁に設置している傾斜計の測定結果を 図-3 に示す。対策後の 2009 年 7 月から 2009 年 9 月ま での 3 ヶ月間での傾斜値の変位量は 1 分未満と非常に. 図-2 対策工事. 小さい値であり、対策前(2007 年)の同一期間と比較し ても変位量は 6%程度に留まっている。 (2)孔内傾斜計、層別沈下計 対策後の孔内傾斜計(5k550m 設置)測定結果では、 対策後から 2009 年 12 月現在まで水平変位はほとんど (1). 発生していない。なお、層別沈下計においても鉛直変. 対策前(2007 年 7 月~9 月). 位は確認されておらず、土塊すべりは抑止されている といえる。 (3)グラウンドアンカー緊張力管理 本対策工事にて設置したグラウンドアンカーの緊張 (2). 力を定期的に測定するため、ディスクセンサーを 5 箇. 対策後(2009 年 7 月~9 月) 図-3 土留擁壁傾斜計データ. 所設置して計測を行っている。土塊のすべり等により 鋼矢板に土圧が作用するとグラウンドアンカーの緊張. 25MPa. 力は増大すると考えられるが、図-4 に示すとおりこれ. 20MPa. まで緊張力の増大は確認されていない。. 15MPa. その他、土留擁壁等に変位が発生した際に地下水位. 5k510m 5k535m 5k550m 5k565m 5k580m. 10MPa. との相関を確認するための水位監視、土留擁壁天端の. 5MPa. 水平変位量を把握するための測量、土留擁壁目地部の. 2009年度. 0MPa. くい違い量の計測なども定期的に計測している。これ. 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月. らの計測結果からも対策工事の抑止効果を確認するこ. 図-4 グラウンドンカー緊張力推移. とができ、土塊のすべり等や土留擁壁傾斜の新たな発. 参考文献. 生はしていないといえる。. 1)「中央本線飯田橋・市ヶ谷間の盛土路盤変状について」 平成 21. 4.おわりに. 年度全国大会第 64 回土木学会年次学術講演会. 2008 年度に実施した対策工事後からこれまで約 1 年. JR 東日本 鬼頭和. 也他. にわたって各種計測を継続しており、変状の進行が抑. 2) 「中央本線飯田橋・市ヶ谷間の盛土路盤変状対策と営業線へのリ. 止されていること、進行がないことを確認している。. スク管理について」 平成 21 年度全国大会第 64 回土木学会年. 今後も土留擁壁等の状況を継続的にモニタニングしな. 次学術講演会. がら安全安定輸送の確保に努めていきます。. JR 東日本 伊藤祐二他.
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