コンクリートの比抵抗による養生終了タイミングの推定 芝浦工業大学
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(2) 土木学会第67回年次学術講演会(平成24年9月). Ⅴ‑566. が,脱型後には,表層に近い比抵抗ほど数値が急激に大きくなっ. 逸散することで比抵抗値が上昇したものと考えられる.一方, 50,70mm 位置では比抵抗値は徐々に大きくなるものの,急激な変 化は認められない.これは水和の進行により水分が内部で消費さ れることで比抵抗値は上昇するが,表面からの水分逸散による影. 15. N-5-10 N-5-50. 9 6. 響は受けていないといえる.この傾向は BB を用いたコンクリート. 3. でも確かめられた.次に図-4 は N と BB の測定結果を比較したも. 0 0. のであり,それぞれ型枠存置期間 7 日と 28 日を比較したものであ. 7. 14. N-7-5 BB-7-5. 期間の異なる N コンクリートの表層 5mm の比抵抗値を整理したも. この傾向も BB コンクリートにおいても同等であった.. 12. 比抵抗(KΩ・m). 型枠内でのコンクリートの比抵抗は一定値を示すことがわかる.. N-28-50 BB-28-50. 15. のである.脱型直後から急激な比抵抗値の上昇が認められ,その. 一方で型枠存置中の比抵抗値はほとんど同程度であることから,. 28. 図-3 深さ位置における比抵抗測定結果. の影響を顕著に受けていることが分かる.さらに図-5 は型枠存置. 傾向は型枠存置期間が短いものほど顕著に表れることがわかる.. 21. 材齢(日). る.これより 28 日脱型で深さ 50mm 位置であれば N と BB には大 差がないことがわかる.一方,表層 5mm 位置では BB の方が周囲. N-5-20 N-5-70. 12. 比抵抗(KΩ・m). ていることがわかる.これは乾燥に伴いコンクリート中の水分が. N-5-5 N-5-30. 9 6 3. 3.コンクリートの耐久性と比抵抗の関係 0. 図-6 の縦軸は型枠存置期間を 1,5,7,28 日とした条件で別途実施. 0. 7. 14. 21. 28. 経過日数(日). した促進中性化試験 6 週での中性化深さの結果を示している.こ れより,型枠存置期間が短いほど中性化の進行が早いことがわか. 図-4. る.図の横軸には 2.での脱型直前の深さ 50mm 位置での比抵抗値 を示し,中性化深さとの関係を示した.本研究の範囲内ではある. 20. N と BB の比抵抗測定結果比較 N-1-5. N-3-5. N-7-5. N-28-5. 7. 14 材齢(日). N-5-5. 化深さ未満とするべく必要な型枠存置期間を推定することが可能 である.実構造物において電極を配置して比抵抗値を計測するこ とで,要求される耐久性能が発揮できる型枠脱型時期を推測する ことができることが示唆された.また,深さ位置毎に電極を配置. 比抵抗(KΩ・m). が,一定の関係を示すことがわかる.これより,要求される中性. することで周囲環境の影響を受ける深さを同定することが可能と. 15 10. 5 0. なり,深さ位置での耐久性を推測可能と考える.. 0. 4.まとめ 本研究により得られた結果を以下に示す.. 21. 28. 図-5 型枠存置期間ごとの比抵抗測定結果 N-1日 BB-1日 25. (1) コンクリートの比抵抗を測定することでコンクリートが周囲 深さ 50mm 以深では乾燥の影響を受けないことを確認した. (2) 中性化深さと比抵抗値に相関関係が認められたことから,比抵 抗の計測により要求性能を満足するための型枠存置期間を設 定することが可能であることが示唆できた. 今後は配合の異なるコンクリートでも検討していく予定である. 謝辞)本研究を進めるに当たり芝浦工業大学卒業生の上原菜津葵君の協力. 中性化深さ(mm). から受ける乾燥の影響を深さ位置ごとに定量評価できた.また,. N-5日 BB-5日. N-7日 BB-7日. N-28日 BB-28日. 20 15. 10 5 0 0. 1. 2. 3. 4. 脱型直前の比抵抗(kΩ・m). 図-6 比抵抗値と中性化深さの関係. を得た.ここに感謝の意を記す.. ‑1132‑.
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