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今日の臨床サポート - 凍瘡 - 評価・治療例

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薬剤の保険適⽤ ご確認のお願い

□ 「評価・治療例(詳細)」ページの薬剤に、保険適⽤表記を追記させていただきましたので、ご確認をお願いします。 □ 疾患に対して、記載されている薬剤処⽅は保険適⽤があるのかないのか、また、⽤量内なのかを読者が確認できるようにすることを⽬的としていま す。 □ この保険適⽤情報は、エルゼビアの責任として、レセプトチェックソフトなどを参考に案を作成しておりますが、先⽣のコンテンツに掲載すること から、違和感がないかなど、公開前に先⽣に内容をご確認いただけたらと考えております。 □ 添付⽂書記載の保険適⽤の内容が査定の現場の内容と異なることがあります。例えば、筋緊張型頭痛は、厳密にはロキソニンの保険適⽤外です。し かし、慣習的に⽤いられており査定対象にならないことがあります。このような場合には、“筋緊張型頭痛は厳密にはロキソニンの適⽤外だが、査 定の対象とならないこともある”のような記載を付け加えられたらと考えています。このような記載が必要かどうかについて、先⽣の現場の感覚に てご指導を御頂戴できたら幸いです。

注釈 

「評価・治療例(詳細)」の下に、以下のような注釈を掲載 薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載⽇時にレセプトチェックソフトなどで確認し 作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適⽤の査定において保険適⽤及び保険適⽤外と判断されることを保証するもので はありません。また、検査薬、輸液、⾎液製剤、全⾝⿇酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適⽤の記載の⼀部を割愛させていただいています。

疾患のコンテンツの例:⾚芽球癆

疾患のコンテンツについての表現⼀覧

記載(〇〇には病名が⼊ります) 意味 [適⽤内/⽤量内/㊜○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤あり。⽤量も範囲内 [適⽤内/⽤量適宜増減2倍以下㊜ ○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤あり。⽤量は添付⽂書量を超えるが2倍以内で、添付⽂書の適宜増減の記載 により⽤量内になりえる [適⽤内/⽤量適宜増減2倍超㊜ ○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤あり。⽤量は添付⽂書量の2倍超で、添付⽂書に適宜増減の記載はあるが、 ⽤量外になる可能性あり [○○では適⽤外/他適⽤⽤量内/㊜ ○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤がなく、他の病名をつける必要がある。その病名で、⽤量は範囲内 [○○では適⽤外/他適⽤⽤量適宜 増減2倍以下/㊜○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤がなく、他の病名をつける必要がある。⽤量は添付⽂書量を超えるが2倍以 内で、添付⽂書の適宜増減の記載により⽤量内になりえる [○○では適⽤外/他適⽤⽤量適宜 増減2倍超/㊜○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤がなく、他の病名をつける必要がある。⽤量は添付⽂書量の2倍超で、添付 ⽂書に適宜増減の記載はあるが、⽤量外になる可能性あり

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[適⽤内/⼩児⽤量内/㊜○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤あり。⼩児⽤量も存在し、その範囲内 [適⽤内/⼩児⽤量外/㊜○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤あり。⼩児⽤量は存在するが、その範囲外 [適⽤内/⼩児⽤量記載無/㊜○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤あり。⼩児⽤量が存在せず、成⼈での⽤量範囲内 [○○では適⽤外/他適⽤⼩児⽤ 量内/㊜○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤がなく、他の病名をつける必要がある。その病名で、⼩児⽤量が存在し、 その範囲内 [○○では適⽤外/他適⽤⼩児⽤ 量外/㊜○○] 薬剤が、想定した病名に適⽤がなく、他の病名をつける必要がある。その病名で、⼩児⽤量が存在し、 その範囲外 [薬価未収載] 海外の薬剤など

症状のコンテンツの例:全⾝浮腫

症状のコンテンツについての表現⼀覧

記載(〇〇には病名が⼊ります) 意味 [⽤量内/㊜××] 薬剤の⽤量が、病名××に対する⽤量として⽤量内である [⽤量適宜増減2倍以内/㊜××] 薬剤の⽤量が、病名××に対する添付⽂書量を超えるが2倍以内である。添付⽂書に適宜増減などの記載 がある [⽤量適宜増減2倍超/㊜××] 薬剤の⽤量が、病名××に対する添付⽂書量の2倍超で、添付⽂書に適宜増減の記載はあるが、⽤量外に なる可能性ある [⼩児⽤量内/㊜××] 薬剤の⽤量が、病名××に対する⼩児⽤量として⽤量内である [⼩児⽤量外/㊜××] 薬剤の⽤量が、病名××に対する⼩児⽤量の範囲外である [⼩児⽤量記載無/㊜××] 薬剤の⽤量が、病名××に対する成⼈での⽤量範囲内であり、⼩児⽤量は存在しない [薬価未収載] 海外の薬剤など

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凍瘡

加倉井真樹1) 出光俊郎2) 1)加倉井⽪膚科クリニック 2)⾃治医科⼤学さいたま医療センター⽪膚科

■評価・治療例(詳細)

#1505 薬剤情報を⾒る 薬剤情報を⾒る 薬剤情報を⾒る 薬剤情報を⾒る 薬剤情報を⾒る 初診時、フォローアップ時 対象患者・コメントを隠す/表⽰する ※下記は、⼀部を除き、執筆者が過去に診た20⼈の患者で2⼈以上に⾏った事を羅列して頂いています。実際の1⼈の患者に ⾏った内容は、下記の⼀部分であることを了解下さい。 評価⽅針 診断は基本的には、視診にて⾏う。 全⾝性エリテマトーデスや強⽪症、シェーグレン症候群、MDSを疑う症例では、採⾎検査を ⾏う。 検体検査 CBC 対象: ⼤⼈になってはじめて凍瘡が発症した患者(推奨度2) 抗核抗体[FA] 対象: ⼤⼈になってはじめて凍瘡が発症した患者(推奨度2) 治療⽅針 病変の数、範囲、⾃覚症状によって治療⽅針を検討する。 症状が軽い場合は、外⽤薬治療、数が多い場合、進⾏性の場合、潰瘍形成している場合は内 服薬を併⽤する。 薬 剤 外⽤ビタミンE・A薬 ユベラ軟膏 1⽇2〜3回 広めにマッサージしながら⼿⾜全体に塗布 [適⽤内/⽤量内/㊜凍瘡](編集部注:本 ページで想定する適⽤病名「凍瘡」/2015年7⽉) 対象: 凍瘡を認める患者(推奨度2) 外⽤保湿薬 ヒルドイドソフト軟膏[0.3%] 1⽇2〜3回 広めにマッサージしながら⼿⾜全体に塗布 [適⽤内/⽤量内/㊜凍 瘡] 対象: 凍瘡を認める患者(推奨度2) 外⽤副腎⽪質ステロイド(ベリーストロング) アンテベート軟膏 [0.05%] 1⽇2回 患部に塗布 [凍瘡は適⽤外/他適⽤⽤量内/㊜アトピー性⽪膚炎] 対象: 炎症が強い患者(推奨度2) 痒みがある患者(推奨度2) 外⽤抗菌薬 ゲンタシン軟膏[0.1%] 1⽇2回 塗布 [凍瘡は適⽤外/他適⽤⽤量内/㊜⽪膚感染症] 対象: びらん、潰瘍がある患者(推奨度2) コメント: びらん、潰瘍部はガーゼ保護を⾏う。ゲンタシン、バラマイシンは通常いずれか1つを⽤いる。 バラマイシン軟膏 1⽇2回 塗布 [凍瘡は適⽤外/他適⽤⽤量内/㊜⽪膚感染症] 対象: びらん、潰瘍がある患者(推奨度2) コメント: びらん、潰瘍部はガーゼ保護する。ゲンタシン、バラマイシンは通常いずれか1つを⽤いる。 外⽤抗菌薬・副腎⽪質ステロイド配合薬

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最終更新⽇ : 2016年3⽉10⽇ <<ページ末尾:#situationDetails6.aspx?DiseaseID=1505%0D&situationno=1>> 薬剤情報を⾒る 薬剤情報を⾒る 薬剤情報を⾒る リンデロン-VG軟膏[0.12%] 1⽇2回 患部に塗布 [凍瘡は適⽤外/他適⽤⽤量内/㊜術後創部感染] 対象: 炎症が強く、かつ、びらん、潰瘍がない部位に使⽤(推奨度2) ビタミンE ユベラ錠 [50mg] 3〜6錠 分3 毎⾷後 [適⽤内/⽤量内/㊜凍瘡] 対象: 錠剤が内服できる患者(推奨度2) コメント: 症状が出る前に予防的に内服すると効果が⾼い。 漢⽅薬 ツムラ当帰四逆加呉茱萸⽣姜湯エキス顆粒(医療⽤) 7.5g 分3 毎⾷前 [適⽤内/⽤量内/㊜凍瘡] 対象: ユベラ錠で効果不⼗分な患者(推奨度2) 指 導 びらん、潰瘍がない部はマッサージする。 ⼿を洗った後、⽔分をしっかりふきとる。 対象: 凍瘡を認める患者 推奨度1:明らかに利益が害やコストよりも上回る。必ず⾏う必要があり得る⾏為。 推奨度2:害、コストよりも、利益が上回る可能性が⾼い。半数以上の状況で⾏われ得る⾏為。 推奨度3:利益よりも、害、コストが、上回る可能性が⾼い。半数以下の状況で⾏われ得る⾏為。 推奨度4:明らかに利益が害やコストよりも下回る。医学的に原則禁忌といわれている⾏為。 (詳細はこちら参照) ※薬剤中分類、⽤法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独⾃に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。 尚、⽤法は添付⽂書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。 ※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載⽇時にレセプトチェッ クソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適⽤の査定において保険適⽤及び保険 適⽤外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、⾎液製剤、全⾝⿇酔薬、抗癌剤等の薬 剤は保険適⽤の記載の⼀部を割愛させていただいています。 (詳細はこちらを参照)

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凍瘡

監修:宮地良樹 滋賀県⽴成⼈病センター 加倉井真樹1) 出光俊郎2) 1)加倉井⽪膚科クリニック 2)⾃治医科⼤学さいたま医療センター⽪膚科

■トップページ

#1505 薬剤情報を⾒る 薬剤情報を⾒る 概要 疾患のポイント: 凍瘡とは、寒さによる⾎⾏障害によって⽣じる⽪膚病で、いわゆる「しもやけ」のことであ る。 診断:[ID0011] ⼿指、⾜趾の腫脹、紅斑、⽔疱、結節がみられ、顔、⽿、四肢末端に限局していて、温めると 疼痛、または痒みが⽣じる。 多形紅斑、⾍刺症を除外する。 全⾝性エリテマトーデス、強⽪症、シェーグレン症候群、MDSで、凍瘡様⽪疹を呈する場合が ある。凍瘡の治療に反応しない場合や他の症状を伴う場合、5⽉になっても症状が改善しない 場合は、検査でその有無を調べる。 重症度・予後:[ID0013] 腫脹、紅斑のみの場合は、治療により1〜2週間で軽快する。  ⽔疱、びらん、潰瘍を形成している場合は軽快するまでに2週間以上かかる。 治療:[ID0014] ビタミンE・ビタミンA製剤(ユベラ軟膏)、ヘパリン類似物質(ヒルドイドソフト軟膏)を外⽤ しながらマッサージする。 症状に応じてトコフェロール酢酸エステル(ユベラ)、当帰四逆加呉茱萸⽣姜湯を併⽤する。 潰瘍を形成した場合は、抗菌外⽤薬を塗布し、ガーゼで保護する。 専⾨医相談のタイミング:[ID0017] 潰瘍形成がみられる場合や、頭部、四肢末端の好発部位以外に症状がみられた場合、5⽉以降 も症状が軽快しない場合は、全⾝性エリテマトーデスなどに伴う⽪疹の可能性があるため⽪膚 科専⾨医の受診を促す。 臨床のポイント: 寒冷や温度較差による⽪膚⾎管障害で、⼿指⾜趾の腫張、紅斑、痛み・痒みなどを呈する。 春になっても改善しない若い⼥性の凍瘡をみたら、SLEなどの膠原病を想起して精査する。 ⾎⾏促進外⽤薬、マッサージなどで改善しない場合、炎症や腫張が強度であればステロイド外 ⽤もオプションとなる。 ※「臨床のポイント」は監修者による執筆です。 評価・治療の進め⽅ ※選定されている評価・治療は⼀例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。 ■凍瘡の初期治療例 外⽤薬が推奨される。 ○ 治療する場合は1)を第1選択薬とする。 1)ユベラ軟膏 1⽇2〜3回 広めにマッサージしながら⼿⾜全体に塗布 [適⽤内/⽤量内/㊜ 凍瘡](編集部注:想定する適⽤病名「凍瘡」/2015年7⽉) 2)ヒルドイドソフト軟膏[0.3%] 1⽇2〜3回 広めにマッサージしながら⼿⾜全体に塗布 [適⽤内/⽤量内/㊜凍瘡] ■難治凍瘡の治療例 難治例では内服薬を併⽤する。 ○ 治療する場合は1)を第1選択薬とする。 1)ユベラ錠 [50mg] 3〜6錠 分3 毎⾷後 [適⽤内/⽤量内/㊜凍瘡](編集部注:想定する 適⽤病名「凍瘡」/2015年7⽉)

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著者のCOI(Conflicts of Interest)開⽰: 未申告 最終更新⽇ : 2016年3⽉10⽇ <<ページ末尾:#searchDetails4.aspx?DiseaseID=1505>> 薬剤情報を⾒る 薬剤情報を⾒る 2)ツムラ当帰四逆加呉茱萸⽣姜湯エキス顆粒(医療⽤) 7.5g 分3 毎⾷前 [適⽤内/⽤量 内/㊜凍瘡] 追加情報ページへのリンク 凍瘡に関する詳細情報 凍瘡に関する評価・治療例(詳細) (1件) 初診時、フォローアップ時 凍瘡に関する画像 (4件) ※薬剤中分類、⽤法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独⾃に作成した薬剤情報であり、  著者により作成された情報ではありません。  尚、⽤法は添付⽂書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。 ※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載⽇時にレセプトチェッ クソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適⽤の査定において保険適⽤及び保険 適⽤外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、⾎液製剤、全⾝⿇酔薬、抗癌剤等の薬 剤は保険適⽤の記載の⼀部を割愛させていただいています。 (詳細はこちらを参照)

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凍瘡

加倉井真樹1) 出光俊郎2) 1)加倉井⽪膚科クリニック 2)⾃治医科⼤学さいたま医療センター⽪膚科

■詳細情報

#1505

病態・疫学・診察

疾患情報(疫学・病態) [ID0001] 凍瘡は寒さによる⾎⾏障害によって⽣じる⽪膚病で、いわゆる「しもやけ」のことである。 ⼿指、⾜趾をはじめ⼿背、⾜底、⽿朶、頬や⿐に⽣じる。 発症時期は初冬と冬の終わりが多いが、秋⼝から春先までみられる。 晩秋と春先に悪化する例と、真冬に悪化する例がある 初冬と冬の終わり、昼夜の温度差が10℃以上の時期に発症しやすいといわれている。 ⼿を洗ったときにぬれたままにしておくと、気化熱によって温度が下がり凍瘡になりやすい。 問診・診察のポイント [ID0002] 凍瘡[ID0601]は主に⼿⾜に対する寒冷刺激による⾎⾏障害によって⽣じる。 学童期、思春期に多く発症するが、乳幼児、⾼齢者にも⽣じる。 患部を温めると疼痛や痒みを感じることが多い。 ひどくなると潰瘍化する。 鑑別すべき疾患には、打撲、凍瘡状狼瘡、全⾝性エリテマトーデス、クリオグロブリン⾎症、 多形紅斑、⾍刺症があるが、季節、好発部位などから診断は⽐較的容易である。 膠原病の⼀症状と似ていることがあるので、全⾝症状も併せて問診することが⼤切である。

診断⽅針

0:想起 [ID0010] 秋⼝から春先に⼿⾜、⽿朶、頬、⿐に痛痒い紅斑が⽣じた場合に想起する。 1:診断 [ID0011] ⼿指、⾜趾の腫脹、紅斑、⽔疱、結節がみられ、顔、⽿、四肢末端に限局していて、温めると 疼痛、または痒みが⽣じる場合はまず間違いない。 全⾝性エリテマトーデス、多形紅斑、⾍刺症を除外する。 2:疾患の除外 [ID0012] 気温が5℃以下程度で⽣じるので、夏など気温が⾼いときに⽣じた場合は除外される。

治療⽅針

3:原因疾患・合併疾患 [ID0022] 全⾝性エリテマトーデス、強⽪症、シェーグレン症候群、⾻髄異形成症候群(MDS)の症状の 1つの可能性があるので、⼤⼈になってはじめて凍瘡様⽪疹が出現した場合、5⽉以降も⽪疹が 持続する場合、微熱や関節痛を伴う場合は抗核抗体、全⾎球計算(CBC)の検査をする。 4:重症度・予後 [ID0013] 腫脹、紅斑のみの場合は、治療により1〜2週間で軽快する。  ⽔疱、びらん、潰瘍を形成している場合は軽快するまでに2週間以上かかる。 冬季の間中、⽪疹が持続する場合もある。 5:治療 [ID0014] ビタミンE・ビタミンA製剤(ユベラ軟膏)、ヘパリン類似物質(ヒルドイドソフト軟膏)を外⽤ しながらマッサージする。 症状に応じてトコフェロール酢酸エステル(ユベラ)、当帰四逆加呉茱萸⽣姜湯を併⽤する。 潰瘍を形成した場合は、抗菌外⽤薬を塗布し、ガーゼで保護する。 6:フォローアップ⽅針 [ID0015] 治療期間の⽬安は3カ⽉である。 軽症例では数週間以内に改善する。

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最初は、初診から1週間後に再診するのが望ましい。 潰瘍形成や、細菌性2次感染がある場合も1週間以内に再診し、以後は症状に合わせて延⻑す る。 7:難治症例の治療 [ID0019] 難治例に対しては⾎管拡張薬の内服を併⽤する。 8:治療の中⽌ [ID0016] 外気温が5℃以上になり、症状がなくなったら治療を中⽌する。 9:⼊院適応 [ID0018] 凍瘡で⼊院を要することは⾮常にまれである。 10:専⾨医相談のタイミング [ID0017] 潰瘍形成がみられる場合や、頭部、四肢末端の好発部位以外に症状がみられた場合、5⽉以降 も症状が軽快しない場合は、全⾝性エリテマトーデスなどに伴う⽪疹の可能性があるため⽪膚 科専⾨医の受診を促す。

達⼈の極意、コツ

11:達⼈の極意・コツ [ID0020] 初診の翌年には、凍瘡になる前に⼿⾜をマッサージして⾎液の循環をよくしたり、早めにビタ ミンE製剤 (ユベラ)の内服を始めるように指導する。 潰瘍を形成したときに細菌性2次感染を起こさないように⽯鹸で洗い、清潔を保つように指導 する。 イメージ [ID0601] 凍瘡:典型例

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51歳⼥性。指背⾯、特に関節部に紅斑を認め、⼩指基部の紅斑は中央にびらんを呈している。 1: 著者提供 [ID0602] ⾜の凍瘡 病 歴:10代男性、2⽉に痛痒い紅斑が出現してきたために受診。 診 察:⾜縁に紅斑を認め、⼀部虹彩状を呈している。 診 断:診察所⾒、病歴から診断。 治 療:ビタミンE外⽤薬を開始した。 転 帰:約2週間で軽快した。 1: 著者提供 [ID0603] 多形紅斑様の凍瘡:右⼿

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多形紅斑 ⾍刺症 打撲 凍瘡状エリテマトーデス 病 歴:72歳⼥性、⼿指の紅斑が出現したため受診。 診 察:指背部中央に痂⽪、びらんを伴う。 1: 著者提供 [ID0604] 凍瘡状エリテマトーデス a:⼿指の腫脹がみられ、指背には数カ所⾎痂を伴う潰瘍がみられ、鱗屑がみられ る部もある。⼿背には網状⽪斑がみられる。 b:⼿指に⾓化をともなう紫紅⾊の紅斑がみられる。 1: 出光俊郎 編:内科で役⽴つ⼀発診断から迫る⽪膚疾患の鑑別診断.⽺⼟社,2013;115 図2-a,b ページ上部に戻る 鑑別疾患

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最終更新⽇ : 2016年3⽉10⽇ <<ページ末尾:#actionDetails4.aspx?DiseaseID=1505>> クリオグロブリン⾎症 強⽪症 ページ上部に戻る 症例検索 [https://clinicalsup.jp/jpoc/SearchExternal.aspx?s=%E5%87%8D%E7%98%A1 症例く ん]での検索(凍瘡) (「症例くん」は⽇本内科学会地⽅会の症例報告の検索システムです。⽇本内科学会のID、パ スワードにてアクセスしてください。) ページ上部に戻る

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凍瘡

加倉井真樹1) 出光俊郎2) 1)加倉井⽪膚科クリニック 2)⾃治医科⼤学さいたま医療センター⽪膚科

■エビデンス・解説

#1505 最終更新⽇ : 2016年3⽉10⽇ <<ページ末尾:#evidenceDetails4.aspx?DiseaseID=1505>>

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凍瘡

加倉井真樹1) 出光俊郎2) 1)加倉井⽪膚科クリニック 2)⾃治医科⼤学さいたま医療センター⽪膚科

■画像⼀覧

#1505 出典欄記述⽅法 ※「作図にあたって参考にした⽂献」「さらに詳しく知るための参考資料」の場合は、出典と区別するために「参考⽂ 献:」とご記述いただけましたら幸いです。 ※画像出典表記についてご了承のお願い 先⽣に元図をご提供いただき、それを元に弊社にてイラストを描き起こしている場合は、エルゼビア作成のイラストとし て、出典を割愛させていただいている場合があります。その点ご了承のほどお願いいたします。 ※他社出版社発⾏物からの転載は、⾼額の場合や許諾が下りない場合は、掲載できない場合がありますので、ご了承くだ さい。 ※説明、出典のご記載を頂いている場合は空欄で結構です ①ガイドライン 【編者名】編:【ガイドライン名】【策定年度】年版、p【掲載】or【図版番号】、【発⾏元】、【出版年】 ②雑誌 著者名:表題. 雑誌名 発⾏年(⻄暦);巻(号):⾴-⾴. 〔例1〕⼭⽥⼀郎:中枢神経の構造的特徴.脳と神経 1998;45(7):12-15.

〔例2〕参考⽂献:Hauenstein EJ, Marvin RS, Snyder AL, et al.: Stress in parents of children with diabetes mellitus. Diabetes Care 1989; 12(1): 18-23. PMID: 2714163

③単⾏本

著者名: 表題. 編者名. 書名. 発⾏所所在地(⽇本の出版社の場合は不要):発⾏所,発⾏年(⻄暦);掲載⾴. 〔例1〕⼭⽥⼀郎: 脳と脊髄への⾎液供給. 吉⽥次郎編. 神経科学.エルゼビア・ジャパン, 2003;125.

〔例2〕参考⽂献:Kettenmann H, Ranson BR: Neuroglia. New York: Oxford University Press,1955; 154. ④その他

「××⼤学●●先⽣よりご提供」等、明記してください。

[ID0601] 凍瘡:典型例

(14)

51歳⼥性。指背⾯、特に関節部に紅斑を認め、⼩指基部の紅斑は中央にびらんを呈している。 1: 著者提供

※説明、出典のご記載を頂いている場合は空欄で結構です

画像の

説明

出典

□著者提供

[ID0602] ⾜の凍瘡 病 歴:10代男性、2⽉に痛痒い紅斑が出現してきたために受診。

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診 察:⾜縁に紅斑を認め、⼀部虹彩状を呈している。 診 断:診察所⾒、病歴から診断。 治 療:ビタミンE外⽤薬を開始した。 転 帰:約2週間で軽快した。 1: 著者提供

※説明、出典のご記載を頂いている場合は空欄で結構です

画像の

説明

出典

□著者提供

[ID0603] 多形紅斑様の凍瘡:右⼿ 病 歴:72歳⼥性、⼿指の紅斑が出現したため受診。 診 察:指背部中央に痂⽪、びらんを伴う。 1: 著者提供

※説明、出典のご記載を頂いている場合は空欄で結構です

画像の

説明

□著者提供

(16)

出典

[ID0604] 凍瘡状エリテマトーデス a:⼿指の腫脹がみられ、指背には数カ所⾎痂を伴う潰瘍がみられ、鱗屑がみられ る部もある。⼿背には網状⽪斑がみられる。 b:⼿指に⾓化をともなう紫紅⾊の紅斑がみられる。 1: 出光俊郎 編:内科で役⽴つ⼀発診断から迫る⽪膚疾患の鑑別診断.⽺⼟社,2013;115 図2-a,b

※説明、出典のご記載を頂いている場合は空欄で結構です

画像の

説明

出典

□著者提供

[ID0671]【画像⼀覧⾮表⽰】 凍瘡:典型例

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最終更新⽇ : 2016年3⽉10⽇ <<ページ末尾:#ImageList4.aspx?DiseaseID=1505>> 51歳⼥性。指背⾯、特に関節部に紅斑を認め、⼩指基部の紅斑は中央にびらんを呈している。 1: 著者提供

※説明、出典のご記載を頂いている場合は空欄で結構です

画像の

説明

出典

□著者提供

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凍瘡は、身体の部位が低温によって損傷を 受ける症状で、一般的に「しもやけ」とも呼 ばれます。冬の寒い季節に血行障害によっ て発症します。 手足の指に生じることが多いですが、足の 裏、耳や頬に生じることもあります。 ユベラ軟膏という薬をマッサージしながら塗 ると効果があります。 毎年凍瘡になる人は、晩秋からユベラや漢 方薬を内服していると予防効果がありま す。 症状がひどい人は、晩秋から内服を 開始し、冬の間もその治療を続けるこ とをお勧めします。 かさぶた、びらん、潰瘍を生じた場合 は、別の病気が潜んでいるかもしれな いので、早めに医療機関を受診しま しょう。 お風呂で手足や患部をマッサージしましょう。 治療薬を外用しながら、1日2~3回マッサージし ましょう。 日常生活でも手袋や靴下を身につけて、手足を 冷やさないようにしましょう。 手を洗ったら、しっかり水気を拭き取りましょう。 運動して汗をかいたら、靴下を交換し冷えないよ うにしましょう。 お風呂上がりに、素足で冷たい廊下を歩かない ようにしましょう。

凍瘡

凍瘡

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参照

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