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論文審査の結果の要旨

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Academic year: 2021

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論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨

報告番号

(

医歯薬

)

甲第

689

氏名 岩下 華子

学 位 審 査 委 員

主 査 山城 哲 副 査 森田 公一 副 査 安田 二朗

論文審査の結果の要旨

1 研究目的の評価

ビクトリア湖畔地域において、マラリアを媒介するハマダラカである、

Anopheles arabiensis

An

.

gambiae s.s

.、

An

.

funestus s.s.

の 3 種に 対し、防蚊対策として殺虫剤浸漬蚊帳の使用と家畜にハマダラカを引き付 けヒトへの吸血を減らす zooprophylaxis の相乗効果を検証したものであ り、目的は十分に妥当である。

2 研究手法に関する評価

対象地域において無作為に抽出した 104 軒の家屋ごとの蚊帳の使用数、

牛、山羊・羊等家畜の保有状況、家族構成員数および他の環境要因が、ハ マダラカの数、それらのヒト吸血状況およびマラリア原虫保有状況に与え る影響を、ハマダラカ 3 種を総合的に、および種ごとに解析した研究手法 は妥当である。

3 解析・考察の評価

蚊帳の使用率が高い研究調査地において、家屋周辺に繋留される牛の数 の増加により、

An

.

arabiensis

の場合はヒトを吸血源とする傾向が有意に 減少し、またハマダラカ全体においてはマラリア原虫保有率が有意に減少 した。蚊帳の忌避効果と zooprophylaxis としての家畜の誘引効果を利用 したマラリア対策は、特に

An

.

arabiensis

に対して有効であることが示 唆された。

以上のように本論文はマラリアを媒介するハマダラカの対策に貢献す るところが大であり、審査委員は全員一致で博士(医学)の学位に値する ものと判断した。

参照

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