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梅毒の診断治療に関する全般的研究

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Academic year: 2021

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梅毒の診断治療に関する全般的研究 梅毒の治療に関するアンケート調査

【研究分担者】 石地尚興(東京慈恵会医科大学皮膚科)

A.研究目的

梅毒の治療は世界的には持続型ベンザチンペ ニシリンG筋注製剤の一回注射が主流であるが、

わが国ではショック死の事例があったため、使用 できない。筋注療法に替わるものとして行われて いるペニシリン内服療法は海外ではほとんど行 われておらず、以下の問題点が指摘されている。

1. エビデンスが乏しい。

2 1期であっても最低2週間、2期では最長8 週間という長期内服が必要とされる。

3きちんと内服しているかどうかは確認困難で あり、治療の成否が患者のアドヒアランスに 左右される。

今後の梅毒治療の標準化に当たりわが国にお ける梅毒治療の現状を把握する。

B.研究方法

梅毒の治療にあたっている日本性感染症学会 員に対しアンケート調査を行い、現在行われてい る治療の内容と問題点を明らかにする。

(倫理面への配慮)医療者に対する任意のアンケ ート調査であり、倫理上の問題は特にない。

C.研究結果

日本性感染症学会の会員名簿にメールアドレ スの登録がある会員1283名のうち回答者数は177 名、回答率13.8%であった。

91.5%が日本性感染症学会のガイドラインに 沿った治療を行っていた。19.2%が治療不成功例

を経験しており、その要因としては患者がきちん と内服しなかったことが最も多かった。88.7%が ペニシリン筋注製剤の導入を希望した。

D.考察

多くの医師がガイドラインに則ったペニシリ ン内服療法を行っているが、内服療法の成否が患 者のアドヒアランスに左右されるため治療不成 功例があると考えられた。筋注製剤の1回注射を 希望する意見が多かった。

E.結論

急増している梅毒の拡散に歯止めをかけるた めにも治療が確実である筋注製剤の導入が望ま れる。

G.研究発表 1.論文発表

(1) 石地尚興、急増する梅毒を見逃さないため のポイント、日本医師会雑誌、146、

2475-2479、2018

2.学会発表

(1)石地尚興、急増する梅毒-診療のポイント-、

22SRL 感染症フォーラム、2017 1216日、JPタワーホール東京

H.知的財産権の出願・登録状況 1. 特許取得

研究要旨

梅毒の治療は世界的には持続型ベンザチンペニシリンG筋注製剤の一回注射が主流であるが、

わが国ではショック死の事例があったため、使用できない。現在行われている内服療法について はさまざまな問題点が指摘されているため、今後の梅毒治療の標準化に当たりわが国における梅 毒治療の現状を把握する目的で医療者を対象にアンケート調査を行った。その結果多くの医師が ガイドラインに則ったペニシリン内服療法を行っているが、内服療法の成否が患者のアドヒアラ ンスに左右されるため治療不成功例もみられた。筋注製剤の1回注射を希望する意見が多く、急 増している梅毒の拡散に歯止めをかけるためにも治療が確実である筋注製剤の導入が望ましい と考えられた。

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(2)

なし

2. 実用新案登録 なし 3. その他

なし

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